JP4671014B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ごみを破砕するディスポーザーに、破砕された生ごみを微生物を活用して分解処理する分解装置部を組み合わせた生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ごみ処理場における燃焼処理によるダイオキシン汚染被害への不安、また、購入助成金を制度化する自治体の急増などを背景に、各種生ゴミ処理機(生ごみ破砕機)の需要が相当な勢いで伸びている。
従来のバイオ方式による生ごみ処理機は、菌床に「おがくず」や「木片チップ」などを使って堆肥を取り出すのが一般的で、数ヶ月に一度は新たにおがくずや菌の補充、交換が必要となり、その手間や汚さがネックとなっている。
【0003】
現在、出願人会社では生ごみ処理対応としてGE社製ディスポーザーを販売しているが、下水処理場の設備が米国のようにディスポーザー対応型となるまでには相当の年月が要するものと思われる。
生ごみ処理装置の市場はとてつもなく大きく、使用に際しての問題点の改善さえできれば相当な勢いで市場浸透が図られるはずである。
【0004】
従来、ディスポーザーの使用を前提とした種々の技術開発がなされている。例えば、特開平8−318252号公報には、家庭用等の生ゴミを好気性菌を利用して腐敗臭を生じさせることなく分解処理し、病害虫などの発生をも起こさせることのない、生ゴミの処理装置を提供するものとして、投入口から投入された生ゴミを粉砕する粉砕手段と、粉砕手段によって粉砕された生ゴミを収容して分解処理を行う容器手段と、容器手段の深さ方向に間隔を置いて配設された複数の網状体と、容器手段の内部に空気を供給する空気供給手段と、容器手段内部の生ゴミを分解するために生ゴミに投与される好気性の微生物と、容器手段の底部より落下する汚水を受ける汚水受け手段とを備える生ゴミ処理装置が開示されている。
【0005】
また、特開平10−66954号公報には、生ごみ等の厨芥の分解処理方法及びその装置に関し、分解処理時間を短縮し、かつ分解する処理方法として、厨芥を水と共に粉砕機にて粉砕して高濃度有機物汚水とし、この高濃度有機物汚水中に有機物分解酵素を添加し、更に嫌気性生物処理、次いで好気性生物処理にて有機物を分解する厨芥分解処理方法が開示されている。
【0006】
また、特開平11−641号公報には、生ごみ処理装置において、装置が小型で、臭気の低減が図れる生ゴミの処理方法とそれを用いた生ゴミ処理装置を提供することを目的として、粉砕された生ごみの固形物を嫌気性微生物に接触させて液状化する液化分解槽と、液化分解槽の処理水を浄化処理する第1、第2好気ろ床槽と、第1、第2好気ろ床槽の処理水を、第1、第2好気ろ床槽内で循環する循環手段とを有する生ごみ処理方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知技術は装置が複雑で大掛かりになり、高価で頻繁なメンテナンスを必要とするばかりでなく、性能が不安定であることから、いまだ普及せず実用性が低いという問題がある。
本発明は、上記従来技術にかかる問題を解消させることを課題として発明されたものであり、
【0008】
本発明の課題は、簡単で小型の構成を採用し、生ごみ発生直後においてバイオ方式によって分解・消滅させることで、燃焼処理によるダイオキシン汚染被害への不安をなくするばかりでなく、生ごみの収集の手間を省き、また、生ごみの収集時に発生している鳥・ネズミ・猫などの小動物やハエ・ゴキブリなどのエサ場化をなくし、更に、大規模な浄化施設等を必要としない実用的な生ごみ処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明は、有機性廃棄物(生ごみ)を分解・消滅させる微生物を活性化させ、生ごみなどの有機性廃棄物を数時間で主として水と炭酸ガスに分解させるようにしたものであり、
【0010】
請求項1記載の生ごみ処理装置は、台所のシンクの排水孔に連結されたディスポーザーと、該ディスポーザーに連結パイプ及び切換弁を介して設けられた形状が筒型の第1バイオ槽を含む複数のバイオ槽からなる分解装置部と、前記第1バイオ槽から第2バイオ槽、第3バイオ槽と順次複数のバイオ槽生ごみを分解処理し最後の分解処理を行ったバイオ槽からでる排液を排出させる排出パイプと、から構成され、
そして、上記分解装置部の各バイオ槽の内部には破砕した生ごみを水と炭酸ガスとに分解する好気性菌を付着させた多数の着床材と、該着床材を撹拌・混合させる回転羽根が設けられ
さらに、前記排出パイプの中には悪臭排出用ホースを挿通してなり、
また、3個のバイオ槽は固定具により一体に固定状態とし、3個のバイオ槽の内の一つにモーターを設け回転羽根を回転させるようにし、他のバイオ槽の回転羽根はプーリー又は歯車とベルト又はチェーンでもって回転させるようにしてなり、
さらに、3個のバイオ槽内の分解処理物を互いに移送するための連結パイプと流体パイプとバルブとポンプからなる移送手段を有し、
そしてまた、前記連結パイプ及び排出パイプ、又は、これらのいずれか一方に下方に湾曲するU字管部を形成し、該U字管部に水が滞留している状態で、連結パイプ及び排出パイプ、又は、これらのいずれか一方が該水により空間的に遮断されて、各バイオ槽の内部に発生した悪臭がまったく装置外へ放出されないようにしてなることを特徴とする生ごみ処理装置である。
【0014】
また、請求項記載の生ごみ処理装置は、バイオ槽の上部蓋に組み込まれたシールドベアリングに支持された回転軸には、上方から板状回転羽根、傾斜体付回転羽根、低部回転羽根が順次配置固定されていることを特徴とする請求項1記の生ごみ処理装置である。
【0015】
また、請求項3記載の生ゴミ処理装置は、傾斜体付回転羽根が、回転軸への取付孔を複数個設けた垂直状の板体に対して傾斜させた傾斜体でなることを特徴とする請求項に記載の生ゴミ処理装置である。
【0019】
【発明の実施形態】
次に、本装置の実施例の詳細について図面に基づいて説明する。図1は、本発明のディスポーザーと生ごみ処理装置との関係の概略図である。図2は、本発明の分解装置の斜視図である。図3は、本発明の生ごみ処理装置における生ごみの処理過程を示す説明図である。図4は、本発明の生ごみ処理装置の第1バイオ槽の断面図である。図5は、本発明の生ごみ処理装置の第3バイオ槽の断面図である。図6は、本発明の生ごみ処理装置の第1、2、3バイオ槽に用いられる上部回転翼で(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図7は、本発明の生ごみ処理装置の第1、2、3バイオ槽に用いられる下部回転翼で(a)はその平面図、(b)は正面図である。図8は、本発明の生ごみ処理装置の第1、2、3バイオ槽に用いられるメッシュである。
【0020】
図1において、ディスポーザー1は、一般家庭用の通常のシンク2の排水孔に取り付けられる。この場合、一般家庭用のシンク1の排水孔の径が問題になるが、規格品用の数種のアダプタを準備することで容易に解決される。
【0021】
ディスポーザー1の基本構造は、円筒内壁で固定されたスリット状もしくは円形の固定刃とモーターで回転する円盤(ランナー)に取付けた可動式のハンマーで構成されているものである(図外)。このディスポーザー1は、その上部の連結部3を介して台所のシンク2の排水孔の下部に連結され、その排出部4がU字管部7、連結パイプ5等を介して分解装置部6の流入口に連結される。連結パイプ5には切換弁5aが設けられ、U字管部7が分解装置部6と排出パイプ9とのいずれか一方に選択的に連通するように構成されている。
ディスポーザー1の操作方法は、水道の水を流しながら、ディスポーザー1内に生ごみを投入し稼働スイッチ(図外)を入れる。生ごみは水とともに回転しながら可動式ハンマーにより側壁に押し付けられ、すりつぶされるようにして細かく破砕される。破砕された生ごみ(以下、「破砕生ごみ」と略称する)は、水と共に連結パイプ5を経て分解装置部6に移送される。
【0022】
連結パイプ5は合成樹脂或いは不錆性金属からなるパイプで構成されるが、その端部近傍には下方に湾曲するU字管部7が連結され、更に、分解装置部6への着脱部8が形成されている。そして、この着脱部8が分解装置部6の受入れ部を構成する入口部に連結される。使用状態においては、上記U字管部7にはディスポーザー1から排出された水が滞留して、空間を遮断しシンクへの悪臭の戻りをなくしている。着脱部8の入口部の切換弁5aにより、生ごみ以外の、例えば洗剤を使った洗い水、漂白剤、油汚れの水等は、第1バイオ槽10内に流入することなく排出パイプ9を介して第3バイオ槽12の出口パイプ13と合流させて屋外に排出する。
【0023】
図2は、分解装置部6の斜視図であり、分解装置部6は、第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12などから構成され、これら第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12はブラケット(図外)により一体に固定されている。そして、第1バイオ槽10にはモーターMが設けられ、その回転はプーリー14、15、16に掛けたベルト17により、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12内の回転軸に伝達される。この図ではモーターMの回転はプーリーとベルトを用いたがこれに限定されるものではなく、たとえば、歯車とチェーン等を用いてもよい。また、別途設けたモーターMの回転により、エアポンプAを駆動し、各第1〜3バイオ槽10〜12の下部に空気を供給する。
【0024】
また、ホースH1、H2、H3は、第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、及び、第3バイオ槽12の気圧を同じ気圧に保っている。第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12についての詳細は後述するが、ディスポーザー1からの生ごみは、着脱部8から第1バイオ槽10に導入され、第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12内の着床材で、すなわち、着床材に宿した菌と水中に浮遊する菌の活動により順次水と炭酸ガスとに分解され(着床材の公知例としては特開平7−75712参照)、炭酸ガス、生ゴミ独自の臭い、分解過程で発生する臭い等は、第3バイオ槽12に装着した出口パイプ13の中に通した悪臭排出用ホース13aから排出口へ排出するようにし、水は第3バイオ槽12に装着した出口パイプ13から排出される。
【0025】
また、図2、3に示されているように、第1バイオ槽10と第2バイオ槽11と第3バイオ槽12の下部に、流体パイプ18、19、20を、第1バイオ槽10の中位部に流体パイプ21をそれぞれ設け、該流体パイプ18、19、20、21をバルブVを介しポンプPに連結し、また、第1バイオ槽10の下部と第2バイオ槽11の中位部に流体パイプ22aを、第2バイオ槽11と第3バイオ槽12の下部間に流体パイプ22bをそれぞれ連結し、後述するようにポンプP、バルブVを適宜調節して、第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12間を往復させ破砕生ごみを分解させる。
【0026】
図3には、浄化される生ごみの処理過程を説明し易くするために、第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12を横に並べたもので、ディスポーザー1からの破砕生ごみは、着脱部8から入り、第1バイオ槽10で第1次分解処理され、分解されながら、液体は第1バイオ槽10の下部から流体パイプ22aを介して第2バイオ槽11の中位部に入る。第2バイオ槽11で更に分解処理されて、一層分解された液体は第2バイオ槽11の下部から一部沈下浮遊するものだけを流体パイプ22bを介して第3バイオ槽12に入り、更に、ここで分解され、なお一層分解された液体は、次の破砕ごみを2リットル程度の水が増えた分だけ第3バイオ槽12の中位部の出口パイプ13から処理水として排出される。
【0027】
この場合、循環ポンプP、バルブVを適宜調節して、処理液を第1バイオ槽10と第2バイオ槽11と第3バイオ槽12との間を繰り返して往復させ分解作用を行なうことは可能である。例えば、第1バイオ槽10の下部メッシュ31(後述)下の分解途中の破砕生ゴミを再度循環ポンプPにより第1バイオ槽10の上部へ戻す、或いは第2バイオ槽11の下部メッシュ31下の更に分解が進んだ破砕生ゴミも第1バイオ槽10の上部へ戻す、或いは第3バイオ槽12の下部メッシュ31'下の極小となった破砕生ゴミも第1バイオ槽10へ戻す等である。この様にして各バイオ槽間を適宜繰り返して往復させ分解作用を更に効果的に作用させるものである。また、出口パイプ13は、悪臭排出用ホース13aを通し台所下の排水孔の下までもっていく。
【0028】
次に、ディスポーザー1からの破砕生ごみを分解処理する第1バイオ槽10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12の具体的な構成について説明する。 第1バイオ槽10の主要部は、図4に示すように、略円筒形状のハウジング23に収納されている。ハウジング23の上部には、バイオ槽蓋24が設けられ、該槽蓋24はモーターMを支持している。モーターMの回転軸25は、バイオ槽蓋24の軸受26を介してハウジング23内に挿入し、ハウジング23の下端で回転可能に支持されている。前記回転軸25には、バイオ槽蓋24よりも上方にはプーリー14を固定し、ハウジング23内では、上方から板状回転羽根27、傾斜体付回転羽根28、低部回転羽根29が固定されている。
【0029】
これら板状回転羽根27、傾斜体付回転羽根28、及び、低部回転羽根29の形状については後述する。更に、板状回転羽根27の上部には上部メッシュ30を、傾斜体付回転羽根28と低部回転羽根29の間に下部メッシュ31を、ハウジング23の内壁に設けた凹部にそれぞれ装着し、更に、ハウジング23の内壁には着脱部8を挿入する上部挿入孔32、流体パイプ18を挿入する上部挿入孔32'、第2バイオ槽11へ循環させるための出口パイプを挿入する下部挿入孔33、更に、流体パイプ18を挿入する下部小孔34をそれぞれ開穿する。モーターMは、該バイオ槽蓋24に支持脚42によって固定されている。また、前記回転軸25は、バイオ槽蓋24に組み込まれたシールドベアリングにより、臭いと水の外部への排出洩れ防止になっている。
【0030】
また、ハウジング23内には、合成樹脂の小片の集合体であって生ごみを炭酸ガスと水とに分解する好気性菌を着床させた着床材35が多数挿入されている。したがって、ハウジング23内の着床材及び破砕生ごみは、モーターMの回転軸25の回転による板状回転羽根27、傾斜体付回転羽根28の回転よって、恰も宝くじのガラポン操作のように混ぜ合わされることになる。次に、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12について説明すると、この第2バイオ槽11は、第1バイオ槽10のモーターM、及び上部メッシュ30を取り除き、流体パイプ22aの流入口を取り付けたものであり図は省略する。
【0031】
第3バイオ槽12は、図5に示すごとく、第1バイオ槽10(図4)のモーターMと板状回転羽根27と上部メッシュ30を取り除き、そして全体の大きさを第1バイオ槽10よりも小さくしたものに相当し、それ故に、図5の符号は、図4と同じ部材の場合にその符号にダッシュを付けたものである。
次に、傾斜体付回転羽根28、28'、低部回転羽根29、29'の形状について、図6(a)、(b)、(c)、及び図7に基づいて説明する。傾斜体付回転羽根28、28'は、中央部にモーターMの回転軸25への取付孔38を複数個設けた垂直状の板体36に対して傾斜させた傾斜体37とし、低部回転羽根29、29'は、平板状の板体39の両端には溝部40を、そして、略中央部にはモーターMの回転軸25への取付孔41をそれぞれ複数個設けたものである。
【0032】
図8は、上下メッシュ30、31、31'の形状で、円盤状の周囲の適宜の箇所(図においては3ヵ所)から爪体40aを突出させ、この爪体40aをハウジング23の内壁に形成した凹部にそれぞれ挿入し固定状態にする。実験は、メッシュを形成したステンレスの厚さ0.5mm、穴径2mmで行なったが、穴径1mmの穴のものでは目詰りの可能性があり、また、エアレーションからの空気がメッシュ上部へ抜け難い点があった。
【0033】
前記したように、このハウジング23、23'内には、合成樹脂の小片の集合体であって生ごみを水と炭酸ガスに分解する着床材35が配置される。
【0034】
上記構成により、台所のシンク2からの生ごみは、ディスポーザー1に入り、ここで細断され、そして、細断された破砕生ごみは、U字管部7、連結パイプ5、着脱部8を介して分解装置部6の第1バイオ槽10に入る。洗剤を使った洗い水、漂白剤、油汚れの水等は、ディスポーザー1を作動させずに排出されるようにしてあるから、分解装置部6を通過せず、直接排水されるようになっており、前記分解装置部6の着床材及びバイオ菌には一切影響がない。
【0035】
第1バイオ槽10に入った破砕生ごみは、順次第2バイオ槽11、第3バイオ槽12に入り、モーターMの稼働によって着床材35と撹拌・混合され、その間に水と炭酸ガスに分解され、水は下部メッシュ31を通って各バイオ槽の下部に落下してくる。この分解中の液体を再度バイオ槽間で繰り返し循環させながら分解処理するのは、バルブVとポンプPにより適宜行なう。最終的には、第3バイオ槽12から出口パイプ13を介して屋外に排出する。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、分解装置部を複数のバイオ槽に分割して形成したので、一般家庭の狭い台所でもあまりスペースをとることなく利用でき、更に分解処理を効率的に、且つ迅速に行なうことができる。また、バイオ槽に設けた1台のモーターの回転を、プーリーとベルトでもって、他のバイオ槽の回転軸の回転も行うようにしたので、非常に効率的、経済的に運用できる。また、各バイオ槽には、板状の回転羽根と傾斜状の回転羽根とを組み合わせた回転羽根としたので、生ごみと着床材との混合を均一に行なうことができ分解がスムーズにできるという効果がある。
【0037】
上記効果に加えて、第1バイオ10、第2バイオ槽11、第3バイオ槽12ともバイオ槽蓋24、24'にOリングを嵌め込んで密閉式としているので、悪臭及び水漏れを完全に防止し、また、ハウジング内のガス(悪臭)は、排出パイプにより強制排出させる構成したことで、ハウジング外への悪臭の漏れは完全に防止することがでる。
更に、U字管部に水が滞留して連結パイプ及び排出パイプ内が水により空間的に遮断されている状態としたことで、連結パイプを通じての分解装置部・排出パイプからシンクへのガス(悪臭)の逆流や排出パイプから分解装置部への小動物やガスの移動を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスポーザーと生ごみ処理装置との関係の概略図。
【図2】本発明の分解装置の斜視図。
【図3】本発明の生ごみ処理装置における生ごみの処理過程を示す説明図。
【図4】本発明の生ごみ処理装置の第1バイオ槽の断面図。
【図5】本発明の生ごみ処理装置の第3バイオ槽の断面図。
【図6】本発明の生ごみ処理装置の第1、2、3バイオ槽に用いられる上部回転翼で(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。
【図7】本発明の生ごみ処理装置の第1、2、3バイオ槽に用いられる下部回転翼で(a)はその平面図、(b)は正面図。
【図8】本発明の生ごみ処理装置の第1、2、3バイオ槽に用いられるメッシュの斜視図。
【符号の説明】
1・・・ディスポーザー 2・・・シンク 3・・・連結部
4・・・排出部 5・・・連結パイプ 5a・・切換弁
6・・・分解装置部 7・・・U字管部 8・・・着脱部
9・・・排出パイプ 10・・第1バイオ槽 11・・第2バイオ槽
12・・第3バイオ槽
13・・出口パイプ 13a・・悪臭排出用ホース
14・・プーリー 15・・プーリー
16・・プーリー回転ドラム 17・・ベルト 18・・流体パイプ
19・・流体パイプ 20・・流体パイプ 21・・流体パイプ
22a・・流体パイプ 22b・・流体パイプ
23,23'・・ハウジング 24,24'・・バイオ槽蓋
25・・回転軸
26・・軸受 27・・板状回転羽根
28,28'・・傾斜体付回転羽根 29,29'・・低部回転羽根
30・・上部メッシュ 31,31'・・下部メッシュ
32,32'・・上部挿入孔
33・・下部挿入孔 34・・下部小孔 35・・着床材
36・・板体 37・・傾斜体 38・・取付孔
39・・板体 40・・溝部 40a・・爪体
41・・取付孔 42・・支持脚
A・・エアポンプ H1,H2,H3・・ホース
M・・モーター P・・循環ポンプ V・・バルブ

Claims (3)

  1. 台所のシンクの排水孔に連結されたディスポーザー(1)と、該ディスポーザーに連結パイプ(5)及び切換弁(5a)を介して設けられた形状が筒型の第1バイオ槽(10)を含む複数のバイオ槽からなる分解装置部(6)と、前記第1バイオ槽(10)から第2バイオ槽(11)、第3バイオ槽(12)と順次複数のバイオ槽生ごみを分解処理し最後の分解処理を行ったバイオ槽(12)からでる排液を排出させる排出パイプ(13)と、から構成され、そして、上記分解装置部(6)の各バイオ槽の内部には破砕した生ごみを水と炭酸ガスとに分解する好気性菌を付着させた多数の着床材(35)と、該着床材(35)を撹拌・混合させる回転羽根(27、28)が設けられ
    さらに、前記排出パイプ(13)の中には悪臭排出用ホース(13a)を挿通してなり、また、3個のバイオ槽は固定具により一体に固定状態とし、3個のバイオ槽の内の一つにモーター(M)を設け回転羽根(27、28)を回転させるようにし、他のバイオ槽の回転羽根はプーリー又は歯車とベルト又はチェーンでもって回転させるようにしてなり、さらに、3個のバイオ槽内の分解処理物を互いに移送するための連結パイプ(5)と流体パイプ(18〜21)とバルブ(V)とポンプ(P)からなる移送手段を有し、
    そしてまた、前記連結パイプ(5)及び排出パイプ(13)、又は、これらのいずれか一方に下方に湾曲するU字管部(7)を形成し、該U字管部(7)に水が滞留している状態で、連結パイプ(5)及び排出パイプ(13)、又は、これらのいずれか一方が該水により空間的に遮断されて、各バイオ槽の内部に発生した悪臭がまったく装置外へ放出されないようにしてなることを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. バイオ槽の上部蓋に組み込まれたシールドベアリングに支持された回転軸には、上方から板状回転羽根、傾斜体付回転羽根、低部回転羽根が順次配置固定されていることを特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 傾斜体付回転羽根が、回転軸への取付孔を複数個設けた垂直状の板体に対して傾斜させた傾斜体でなることを特徴とする請求項に記載の生ゴミ処理装置
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