JPH0879664A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0879664A
JPH0879664A JP6207418A JP20741894A JPH0879664A JP H0879664 A JPH0879664 A JP H0879664A JP 6207418 A JP6207418 A JP 6207418A JP 20741894 A JP20741894 A JP 20741894A JP H0879664 A JPH0879664 A JP H0879664A
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JP
Japan
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power supply
temperature
liquid crystal
supply voltage
crystal panel
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Withdrawn
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JP6207418A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsuda
光弘 松田
Akio Yamagishi
彰夫 山岸
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Toshiba Corp
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】白熱電球を液晶パネルのバックライトとして用
いるとともに、大きな冷却機構を用いることなく液晶パ
ネルの画質や寿命を低下させる温度上昇を防止する。 【構成】温度センサ13,14は、液晶パネル11の温
度をそれぞれ検出し、それぞれの検出結果の検出電圧c
1,d1を電源電圧制御回路23に供給する。源電圧制
御回路23は、温度センサ13,14からの検出電圧c
1,d1が示す温度が所定値を越えた場合に、第1の電
源電圧a1をOVとし、白熱電球17への電源電圧の供
給をオフ状態とし、白熱電球17の発光をオフ状態にす
る。これにより、白熱電球を液晶パネルのバックライト
として用いるとともに、大きな冷却機構を用いることな
く液晶パネルの画質や寿命を低下させる温度上昇を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルに照射光を
透過させて映像表示を行う液晶表示装置に係り、特にテ
レビドアホン等の長時間連続して映像表示を行う必要が
ない機器に好適な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像素子の低価格化から、監視ビ
デオカメラと親子式のインターホン装置との機能を合せ
持ったテレビドアホンが一般のユーザーにも普及してき
ている。
【0003】このようなテレビドアホンにおいては、子
機のコンパクト化を行うために、映像表示装置に液晶パ
ネルから透過した光を直接視認する液晶表示装置を用い
たもの普及してきている。この場合の液晶パネルは、ブ
ラウン管に比べて熱に弱く、50℃でコントラストが低
下し、60℃で透過率が低下して映像が暗くなり、80
℃で液晶の寿命が早く低下する。
【0004】ここで、液晶パネルを用いた投写型のテレ
ビジョン受像機の場合には、冷却ファンを設ける等、大
きな冷却機構を設ける余裕があるため、白熱電球を用い
ているが、テレビドアホンの場合は、投写型のテレビジ
ョン受像機のような大きな冷却機構を設けるのはコンパ
クト化に対して好ましくないので、液晶パネルのバック
ライトに放電灯を用いている。
【0005】しかしながら、従来の液晶表示装置を用い
たテレビドアホンでは、放電灯の光束の立上り特性が白
熱電球に比べて低いため、ユーザーが映像表示操作(例
えば、映像表示キーのオン)を行ってから実際に映像を
ユーザーが視認できるまでのタイムラグが大きく、放電
灯の駆動回路からの高周波ノイズが映像信号の伝送経路
に混入して、液晶パネルに表示される映像を劣化させて
いた。また、従来の液晶表示装置を用いたテレビドアホ
ンでは、放電灯は寿命末期の安全性が低いので、漏電を
起こて他の回路を破壊してしまう危険性が高かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の液晶表
示装置を用いたテレビドアホンでは、放電灯の光束の立
上り特性が白熱電球に比べて低いため、ユーザーが映像
表示操作を行ってから実際に映像をユーザーが視認でき
るまでのタイムラグが大きく、放電灯の駆動回路からの
高周波ノイズが映像信号の伝送経路に混入して、液晶パ
ネルに表示される映像を劣化させ、さらに、放電灯の寿
命末期に、漏電を起こて他の回路を破壊してしまう危険
性が高かった。
【0007】そこで本発明は前記の問題点を除去し、白
熱電球を液晶パネルのバックライトとして用いるととも
に、大きな冷却機構を用いることなく液晶パネルの画質
や寿命を低下させる温度上昇を防止することができる液
晶表示装置を用いたテレビドアホンの提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る液晶表示装置は、電源電圧が供給されることにより照
射光を照射する白熱電球と、この白熱電球からの照射光
を制御信号に基づいた透過量で透過させる液晶パネル
と、この液晶パネルの温度を検出する温度センサと、前
記白熱電球に電源電圧を供給する経路に設けられ、前記
温度センサが検出した温度が所定の温度値を越えなかっ
た場合に該電源電圧を所定の電圧値に調整し、該温度セ
ンサが検出した温度が所定の温度値を越えた場合に該電
源電圧を該所定の電圧値よりも低下させる電源電圧制御
回路とを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明による液晶表示装置
は、電源電圧が供給されることにより照射光を照射する
白熱電球と、この白熱電球からの照射光を制御信号に基
づいた透過量で透過させる液晶パネルと、この液晶パネ
ルの温度を検出する温度センサと、前記白熱電球に電源
電圧を供給する経路に設けられ、前記温度センサが検出
した温度が所定の温度値を越えなかった場合において、
所定の操作が行われた場合に該電源電圧を所定時間、所
定の電圧値に調整してから該所定の電圧値よりも低下さ
せ、該温度センサが検出した温度が所定値を越えた場合
に該電源電圧を該所定の電圧値よりも低下させる電源電
圧制御回路とを具備したことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明による液晶表示装置
は、第1の電源電圧が供給されることにより第1の照射
光を照射する白熱電球と、第2の電源電圧が供給される
ことにより白熱電球よりも色温度が高い第2の照射光を
照射する発光ダイオードと、この発光ダイオードからの
第2の照射光及び前記白熱電球からの第1の照射光を制
御信号に基づいた透過量で透過させる液晶パネルと、こ
の液晶パネルの温度を検出する温度センサと、前記白熱
電球に第1の電源電圧を供給する経路に設けられ、前記
温度センサが検出した温度が所定の温度値を越えなかっ
た場合に該第1の電源電圧を所定の電圧値に調整し、該
温度センサが検出した温度が所定の温度値を越えた場合
に該第1の電源電圧を該所定の電圧値よりも低下させる
電源電圧制御回路とを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明による液晶表示装置
は、電源電圧が供給されることにより照射光を照射する
白熱電球と、この白熱電球からの照射光を制御信号に基
づいた透過量で透過させる液晶パネルと、この液晶パネ
ルの温度を検出する温度センサと、前記白熱電球に電源
電圧を供給する経路に設けられ、前記温度センサが検出
した温度が所定の温度値を越えなかった場合に該電源電
圧の供給をオンし、該温度センサが検出した温度が所定
の温度値を越えた場合に該電源電圧の供給をオフする電
源電圧制御回路とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、電源電圧制御回
路が、温度センサが検出した温度が所定の温度値を越え
なかった場合に白熱電球に供給される電源電圧を所定の
電圧値に調整し、該温度センサが検出した温度が所定の
温度値を越えた場合に該電源電圧を該所定の電圧値より
も低下させるので、白熱電球を液晶パネルのバックライ
トとして用いるとともに、大きな冷却機構を用いること
なく液晶パネルの画質や寿命を低下させる温度上昇を防
止することができる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、電源電圧制
御回路が、温度センサが検出した温度が所定の温度値を
越えなかった場合において、所定の操作が行われた場合
に白熱電球に供給される電源電圧を所定時間、所定の電
圧値に調整してから該所定の電圧値よりも低下させ、該
温度センサが検出した温度が所定値を越えた場合に該電
源電圧を該所定の電圧値よりも低下させるので、白熱電
球を液晶パネルのバックライトとして用いるとともに、
大きな冷却機構を用いることなく液晶パネルの画質や寿
命を低下させる温度上昇を防止することができる。
【0014】請求項3記載の構成によれば、電源電圧制
御回路が、温度センサが検出した温度が所定の温度値を
越えなかった場合に白熱電球に供給される第1の電源電
圧を所定の電圧値に調整し、該温度センサが検出した温
度が所定の温度値を越えた場合に該第1の電源電圧を該
所定の電圧値よりも低下させるので、大きな冷却機構を
用いることなく液晶パネルの画質や寿命を低下させる温
度上昇を防止することができる。
【0015】請求項4記載の構成によれば、電源電圧制
御回路が、温度センサが検出した温度が所定の温度値を
越えなかった場合に白熱電球に供給される電源電圧の供
給をオンし、該温度センサが検出した温度が所定の温度
値を越えた場合に該電源電圧の供給をオフするので、大
きな冷却機構を用いることなく液晶パネルの画質や寿命
を低下させる温度上昇を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】図1は本発明に係る液晶表示装置の一実施
例を示す断面図である。
【0018】図1において、符号11は液晶パネルであ
り、この液晶パネル11の背面側に拡散板12が取り付
けられている。
【0019】拡散板12は、液晶パネル11よりも板面
が大きく形成されるとともに、正面側と背面側の少なく
とも一方の面に光を拡散させるための微小なレンズ面等
のパターンが形成されている。拡散板12の正面側の液
晶パネル11の左右には、液晶パネル11の温度を検出
するための温度センサ13,14が取り付けられてい
る。
【0020】拡散板12の背面側には、反射板15がそ
の凹部を拡散板12側に向けて取り付けられている。
【0021】反射板15の背面側には、配線基板16が
ねじ31,32により取り付けられている。
【0022】この配線基板16の一面には、バックライ
トとなる白熱電球17と緑色の左右の発光ダイオード1
8,19が取り付けられている。
【0023】反射板15には、白熱電球17と発光ダイ
オード18,19がそれぞれ挿入される開孔部20,2
1,22が形成されている。
【0024】白熱電球17は、電源電圧制御回路23か
らの第1の電源電圧a1により3200(K)程度の第
1の色温度で発光して照射光L11を照射するようにな
っている。
【0025】緑色の発光ダイオード18,19は、電源
電圧制御回路23からの第2の電源電圧b1により、白
熱電球17の第1の色温度よりも高い第2の色温度とな
る緑色光で発光してそれぞれ照射光L12,L13を照
射するようになっている。
【0026】白熱電球17及び発光ダイオード18,1
9からの照射光L11,L12,L13は、拡散板12
に直接照射されるとともに、反射板15に反射され拡散
板12に照射される。
【0027】拡散板12に照射された照明光L11,L
12,L13は、拡散板12により拡散され、液晶パネ
ル11及び温度センサ13,14に照射される。
【0028】温度センサ13,14は、液晶パネル11
の温度と同じ温度になるように、拡散板12からの照射
光の吸収量と放熱量が設定されており、これにより液晶
パネル11の温度をそれぞれ検出し、それぞれの検出結
果の検出電圧c1,d1を電源電圧制御回路23に供給
する。
【0029】電源回路24は、前記第1及び第2の電源
電圧a1,b1を生成するための一定の直流電圧e1を
電源電圧制御回路23に供給する。
【0030】電源電圧制御回路23は、温度センサ1
3,14からの検出電圧c1,d1の両方が示す温度が
所定の温度値(本実施例の場合、60℃)を越えなかっ
た場合において、所定の操作(映像表示ボタンのオン)
が行われた場合に電源回路24からの一定の直流電圧e
1を所定の電圧値の第1の電源電圧a1として所定時間
(本実施例の場合、1分間)配線基板16の配線パター
ンを介して白熱電球17に供給することにより、白熱電
球17への電源電圧の供給をオン状態とし、白熱電球1
7の発光をオン状態にする。また、電源電圧制御回路2
3は、前記所定の操作から所定時間経過後、第1の電源
電圧a1をOVとすることにより、白熱電球17への電
源電圧の供給をオフ状態とし、白熱電球17の発光をオ
フ状態にする。さらに、電源電圧制御回路23は、温度
センサ13,14からの検出電圧c1,d1の内少なく
とも一方が示す温度が前記所定値(60℃)を越えた場
合に、第1の電源電圧a1をOVとすることにより、白
熱電球17への電源電圧の供給をオフ状態とし、白熱電
球17の発光をオフ状態にする。さらに、電源電圧制御
回路23は、温度センサ13,14の検出電圧c1,d
1に関係なく所定の操作が行われた場合に、電源回路2
4からの一定の直流電圧e1を第2の電源電圧b1とし
て所定時間(1分間)配線基板16の配線パターンを介
して発光ダイオード18,19に供給し、この後、第2
の電源電圧b1をOVとすることにより、発光ダイオー
ド18,19への電源電圧の供給をオフ状態とし、発光
ダイオード18,19の発光をオフ状態にする。
【0031】液晶パネル11は、所定の操作(映像表示
ボタンのオン)が行われた場合に所定時間(1分間)拡
散板12からの照射光を図示しない制御回路からの制御
信号に基づいた透過量で透過させ、正面側に映像を表示
する。
【0032】このような実施例の動作を以下に説明す
る。
【0033】初期状態において、液晶表示装置は使用し
ていない状態で液晶パネル11は気温の27℃と同じ温
度になっているものとする。
【0034】映像表示ボタンのオンすると、電源電圧制
御回路23は、温度センサ13,14からの検出電圧c
1,d1の両方が示す温度が所定の温度値(60℃)を
越えていないので、電源回路24からの一定の直流電圧
e1を第1の電源電圧a1として所定時間(1分間)白
熱電球17に供給し、電源回路24からの直流電圧e1
を第2の電源電圧b1として所定時間(1分間)発光ダ
イオード18,19に供給する。これにより、映像表示
ボタンのオンから1分間、白熱電球17と発光ダイオー
ド18,19は、発光しそれぞれ照明光L11,L1
2,L13を直接に拡散板12に照射するとともに、反
射板15に反射させて拡散板12に反射させて照射す
る。液晶パネル11は、拡散板12からの照射光を図示
しない制御回路からの制御信号に基づいた透過量で透過
させ、正面側に映像を表示する。これにより、映像表示
ボタンのオンから所定時間(1分間)に液晶パネル11
の正面側に正常な映像表示が行われる。
【0035】この後、電源電圧制御回路23は、白熱電
球17及び発光ダイオード18,19への電源電圧の供
給をオフ状態にして、白熱電球17及び発光ダイオード
18,19の発光が停止させる。これと同時に、液晶パ
ネル11はオフ状態となる。これにより映像表示もオフ
状態となる。
【0036】この後、再度、映像表示を行いたい場合
は、映像表示ボタンのオンすると、前記と同じ動作を行
い、映像表示ボタンのオンから所定時間(1分間)を映
像表示が行われる。このような動作を連続して5回程度
行うと、液晶パネル11の温度は60℃を超える。これ
により、電源電圧制御回路23は、温度センサ13,1
4からの検出電圧c1,d1の少なくとも一方が示す温
度が所定の温度値(60℃)を越えたことを示すので、
白熱電球17への電源電圧の供給をオフ状態にする。こ
の状態において、映像表示ボタンのオンから所定時間
(1分間)経過していない場合には、発光ダイオード1
8,19の発光が継続され、液晶パネル11はオン状態
となっているので、液晶パネル11の正面側には緑色の
暗い映像が表示される。この後、映像表示ボタンのオン
から所定時間(1分間)経過した場合には、発光ダイオ
ード18,19の発光が停止し、液晶パネル11はオフ
状態となる。これにより映像表示も完全にオフ状態とな
る。
【0037】この後、液晶パネル11が60℃を超えた
状態で映像表示ボタンをオンした場合には、白熱電球1
7はオフ状態を維持し、発光ダイオード18,19がオ
ン状態となり、液晶パネル11はオン状態となり、液晶
パネル11の正面側には緑色の暗い映像が表示される。
ここで、発光ダイオード18,19は、室温の27℃に
おいて、白熱電球17が無しでは、所定の温度(60
℃)を越えた液晶パネル11の温度を同じに保つまたは
上昇させる出力を有しておらず、白熱電球17のみをオ
フすることにより、所定の温度(60℃)を越えた液晶
パネル11を冷却することができる。
【0038】このような実施例によれば、液晶パネル1
1が所定の温度値を越えた場合に、白熱電球17をオフ
することができるので、白熱電球を液晶パネルのバック
ライトとして用いるとともに、大きな冷却機構を用いる
ことなく液晶パネルの画質や寿命を低下させる温度上昇
を防止することができる。
【0039】ここで、テレビドアホン用の液晶パネルお
よびその制御回路は、白熱電球よりも色温度が高い放電
灯の色温度に合わせて設計されているので、白熱電球の
照射光L11のみでは、色バランスが赤系統に偏るが、
本実施例では、色温度が白熱電球より高い緑色の発光ダ
イオード18,19を用いたことにより、液晶パネルが
所定の温度値(60℃)を越えていない場合の映像表示
における色バランスに偏りを生じないようにしている。
【0040】このようにバックライトに白熱電球と発光
ダイオードを用いることができるので、バックライトの
光束の立上り特性を向上でき、ユーザーが映像表示操作
を行ってから実際に映像をユーザーが視認できるまでの
タイムラグを少なくでき、これに加え、白熱電球と発光
ダイオードは高周波ノイズを殆ど発生しないので、液晶
パネルに表示される映像の劣化を防止でき、さらに、バ
ックライトの寿命末期に、他の回路を破壊するのを防止
できる。
【0041】図2は本発明に係る液晶表示装置の一実施
例を示す断面図であり、この実施例を廉価板のテレビド
アホン用の液晶表示装置に対応したものである。
【0042】図2において、符号51は液晶パネルであ
り、この液晶パネル51の背面側に拡散板52が取り付
けられている。
【0043】拡散板52は、液晶パネル51よりも板面
が大きく形成されるとともに、正面側と背面側の少なく
とも一方の面に光を拡散させるための微小なレンズ面等
のパターンが形成されている。拡散板52の正面側の液
晶パネル51の右側には、液晶パネル51の温度を検出
するための温度センサ53が取り付けられている。
【0044】拡散板52の左側端部には、配線基板56
の一面の正面側に取り付けられている。
【0045】拡散板52の背面の左側には、反射板55
の左側端部が取り付けられている。
【0046】反射板55の右側端部は、配線基板56の
一面の背面側に取り付けられている。
【0047】配線基板56の一面の中央から若干背面寄
りには、バックライトとなる白熱電球57が取り付けら
れている。
【0048】白熱電球57は、電源電圧制御回路63か
らの電源電圧a2により3200(K)程度の色温度で
発光して照射光L2を照射するようになっている。
【0049】白熱電球57からの照射光L2は、拡散板
52に直接照射されるとともに、反射板55に反射され
拡散板52に照射される。
【0050】拡散板52に照射された照明光L2は、拡
散板52により拡散され、液晶パネル51及び温度セン
サ53に照射される。
【0051】温度センサ53は、液晶パネル51の温度
と同じ温度になるように、拡散板52からの照射光の吸
収量と放熱量が設定されており、これにより液晶パネル
51の温度を検出し、この検出結果の検出電圧c2を電
源電圧制御回路63に供給する。
【0052】電源回路64は、一定の直流電圧e2を電
源電圧制御回路63に供給する。
【0053】電源電圧制御回路63は、温度センサ53
からの検出電圧c2の両方が示す温度が所定の温度値
(本実施例の場合、60℃)を越えなかった場合におい
て、所定の操作(本実施例の場合、映像表示ボタンのオ
ン)が行われた場合に電源回路64からの一定の直流電
圧e2を電源電圧a2として所定時間(本実施例の場
合、1分間)配線基板56の配線パターンを介して白熱
電球57に供給し、白熱電球57の発光をオン状態に
し、前記所定の操作から所定時間経過後、電源電圧a2
をOVとし、白熱電球57の発光をオフ状態にする。ま
た、電源電圧制御回路63は、温度センサ53からの検
出電圧c2が示す温度が所定値を越えた場合に、電源電
圧a2をOVとし、白熱電球57の発光をオフ状態にす
る。
【0054】液晶パネル51は、所定の操作(映像表示
ボタンのオン)が行われた場合に所定時間(1分間)拡
散板52からの光を図示しない制御回路からの制御信号
に基づいた透過量で透過させる。
【0055】このような実施例の動作を以下に説明す
る。
【0056】まず、初期状態において、液晶表示装置
は、使用していない状態で、液晶パネル51は気温の2
7℃と同じ温度になっているものとする。
【0057】映像表示ボタンのオンすると、電源電圧制
御回路63は、温度センサ53からの検出電圧c2が示
す温度が所定の温度値(60℃)を越えていないので、
電源回路64からの一定の直流電圧e2を電源電圧a2
として所定時間(1分間)白熱電球57に供給し、白熱
電球57への電源電圧の供給をオン状態とする。これに
より、映像表示ボタンのオンから1分間、白熱電球57
は、発光し、照明光L2を直接に拡散板52に照射する
とともに、反射板55に反射させて拡散板52に照射す
る。拡散板52は、照明光L2を拡散して液晶パネル5
1及び温度センサ53に照射させる。液晶パネル51
は、拡散板52からの照射光を図示しない制御回路から
の制御信号に基づいた透過量で透過させ、正面側に映像
を表示する。これにより、映像表示ボタンのオンから所
定時間(1分間)に液晶パネル51の正面側に映像表示
が行われる。
【0058】この後、電源電圧制御回路63は、白熱電
球57への電源電圧の供給をオフ状態にして、白熱電球
57の発光を停止させる。また、液晶パネル51はオフ
状態となる。これにより映像表示もオフ状態となる。
【0059】この後、再度、映像表示を行いたい場合
は、映像表示ボタンのオンすると、前記と同じ動作を行
い、映像表示ボタンのオンから所定時間(1分間)を映
像表示が行われる。このような動作を連続して5回程度
行うと、液晶パネル51は60℃を超える。これによ
り、電源電圧制御回路53は、温度センサ53からの検
出電圧c2が示す温度が所定の温度値(60℃)を越え
たことを示すので白熱電球57への電源電圧の供給をオ
フ状態にする。これにより映像表示もオフ状態となる。
【0060】この後、液晶パネル51が60℃を超えた
状態で映像表示ボタンをオンした場合には、白熱電球5
7はオフ状態を維持し、映像表示もオフ状態となる。
【0061】このような実施例によれば、液晶パネルが
所定の温度値(60℃)を越えた場合に、白熱電球57
をオフすることができるので、白熱電球を液晶パネルの
バックライトとして用いるとともに、大きな冷却機構を
用いることなく液晶パネルの画質や寿命を低下させる温
度上昇を防止することができ、ユーザーが映像表示操作
を行ってから実際に映像をユーザーが視認できるまでの
タイムラグを少なくでき、白熱電球は高周波ノイズを殆
ど発生しないので、液晶パネルに表示される映像の劣化
を防止でき、さらに、バックライトの寿命末期に、他の
回路を破壊するのを防止できる。
【0062】尚、図1及び図2に示した実施例では、白
熱電球57をオフ状態にする温度値を60℃としたが、
白熱電球57をオフ状態にする温度値は、室温よりも高
く液晶パネルの寿命を低下させる温度以下ならば各種適
用できる。また、図1及び図2に示した実施例では、温
度センサからの検出電圧が示す温度が所定の温度値を越
えなかった場合において、所定の操作が行われた場合に
所定の電圧値の第1の電源電圧を白熱電球に供給し、温
度センサからの検出電圧が示す温度が所定の温度値を越
えたことを示した場合に白熱電球への電源電圧の供給を
オフ状態にしたが、温度センサからの検出電圧が示す温
度が所定の温度値を越えたことを示した場合に白熱電球
へ供給する電源電圧を該所定の電圧値よりも低下させる
ように構成してもよい。さらに、図1及び図2に示した
実施例では、本発明の液晶表示装置をテレビドアホンに
適用したが、長時間連続して映像表示を行う必要がない
機器、例えばフィルムを用いたスチルカメラに適用して
もよい。さらに、図1の示した実施例では、発光ダイオ
ードとして緑色のものを用いたが、白熱電球よりも色温
度の高い可視光線を発光するものならば、他の発光ダイ
オード、例えば青色の発光ダイオードを用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明によれば、白熱
電球を液晶パネルのバックライトとして用いるととも
に、大きな冷却機構を用いることなく液晶パネルの画質
や寿命を低下させる温度上昇を防止することができるの
で、ユーザーが映像表示操作を行ってから実際に映像を
ユーザーが視認できるまでのタイムラグを少なくでき、
また、白熱電球は高周波ノイズを殆ど発生しないので、
液晶パネルに表示される映像の劣化を防止でき、さら
に、バックライトの寿命末期に、他の回路を破壊するの
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の一実施例を示す断
面図。
【図2】本発明に係る液晶表示装置の他の実施例を示す
断面図。
【符号の説明】
11 液晶パネル 12 拡散板 13,14 温度センサ配線 16 配線基板 23 電源電圧制御回路 24 電源回路
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 彰夫 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25ー1 東 芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧が供給されることにより照射光
    を照射する白熱電球と、 この白熱電球からの照射光を制御信号に基づいた透過量
    で透過させる液晶パネルと、 この液晶パネルの温度を検出する温度センサと、 前記白熱電球に電源電圧を供給する経路に設けられ、前
    記温度センサが検出した温度が所定の温度値を越えなか
    った場合に該電源電圧を所定の電圧値に調整し、該温度
    センサが検出した温度が所定の温度値を越えた場合に該
    電源電圧を該所定の電圧値よりも低下させる電源電圧制
    御回路とを具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 電源電圧が供給されることにより照射光
    を照射する白熱電球と、 この白熱電球からの照射光を制御信号に基づいた透過量
    で透過させる液晶パネルと、 この液晶パネルの温度を検出する温度センサと、 前記白熱電球に電源電圧を供給する経路に設けられ、前
    記温度センサが検出した温度が所定の温度値を越えなか
    った場合において、所定の操作が行われた場合に該電源
    電圧を所定時間、所定の電圧値に調整してから該所定の
    電圧値よりも低下させ、該温度センサが検出した温度が
    所定値を越えた場合に該電源電圧を該所定の電圧値より
    も低下させる電源電圧制御回路とを具備したことを特徴
    とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 第1の電源電圧が供給されることにより
    第1の照射光を照射する白熱電球と、 第2の電源電圧が供給されることにより白熱電球よりも
    色温度が高い第2の照射光を照射する発光ダイオード
    と、 この発光ダイオードからの第2の照射光及び前記白熱電
    球からの第1の照射光を制御信号に基づいた透過量で透
    過させる液晶パネルと、 この液晶パネルの温度を検出する温度センサと、 前記白熱電球に第1の電源電圧を供給する経路に設けら
    れ、前記温度センサが検出した温度が所定の温度値を越
    えなかった場合に該第1の電源電圧を所定の電圧値に調
    整し、該温度センサが検出した温度が所定の温度値を越
    えた場合に該第1の電源電圧を該所定の電圧値よりも低
    下させる電源電圧制御回路とを具備したことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 電源電圧が供給されることにより照射光
    を照射する白熱電球と、 この白熱電球からの照射光を制御信号に基づいた透過量
    で透過させる液晶パネルと、 この液晶パネルの温度を検出する温度センサと、 前記白熱電球に電源電圧を供給する経路に設けられ、前
    記温度センサが検出した温度が所定の温度値を越えなか
    った場合に該電源電圧の供給をオンし、該温度センサが
    検出した温度が所定の温度値を越えた場合に該電源電圧
    の供給をオフする電源電圧制御回路とを具備したことを
    特徴とする液晶表示装置。
JP6207418A 1994-08-31 1994-08-31 液晶表示装置 Withdrawn JPH0879664A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020074131A (ko) * 2002-09-04 2002-09-28 권대웅 다양한 센서 어레이가 선택적으로 내장된 일렉트로닉 벌브모듈인터페이스
JP2008097896A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sharp Corp バックライトユニット及び該ユニットを備える画像表示装置
CN102759821A (zh) * 2011-04-26 2012-10-31 松下液晶显示器株式会社 液晶显示装置

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