JP4659647B2 - 端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット - Google Patents

端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4659647B2
JP4659647B2 JP2006057699A JP2006057699A JP4659647B2 JP 4659647 B2 JP4659647 B2 JP 4659647B2 JP 2006057699 A JP2006057699 A JP 2006057699A JP 2006057699 A JP2006057699 A JP 2006057699A JP 4659647 B2 JP4659647 B2 JP 4659647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
nut
holding structure
bolt
fastening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006057699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007234523A (ja
Inventor
伸也 小野田
俊晴 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2006057699A priority Critical patent/JP4659647B2/ja
Publication of JP2007234523A publication Critical patent/JP2007234523A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4659647B2 publication Critical patent/JP4659647B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Fuses (AREA)

Description

本発明は、ハウジングに取り付けられた端子に別の端子(例えば、LA端子)をボルトで共締めする箇所に用いられる端子共締め用ナットの保持構造、および、同構造を採用したヒュージブルリンクユニットに関する。
車両に搭載される電源回路には、例えば、特許文献1に開示されるような、連鎖型のヒューズ回路体を有したヒュージブルリンクユニットが用いられている。図9〜図14は、特許文献1に記載されたヒュージブルリンクユニットの例を示している。
図9に示すように、このヒュージブルリンクユニット100は、バスバーよりなる第1、第2ヒューズ回路構成体110、120と、これら第1、第2ヒューズ回路構成体110、120が互いに所定の間隔を開けて組み込まれる合成樹脂製のハウジング200とを備えている。
ヒューズ回路構成体110、120は、図10に一方の例(第1ヒューズ回路構成体110)を代表として示すように、長方形状の連結プレート111と、この連結プレート111の下縁にそれぞれ可溶体117を介して連鎖状に連結された複数の雌端子112およびボルト止め用端子113と、連結プレート111の長手方向の一端に直接連設されたバッテリ用端子114と、他端に可溶体118を介して連結された共用端子115とを有している。可溶体117、118は、途中に低融点金属が加締め固定され、所定値以上の電流が流れると溶断する機能を持っている。
ハウジング200は、上面が開口した回路体収容室201を上部に有しており、その下側には、複数のコネクタハウジング部211及び複数の端子支持部222が設けられている。上方の回路体収容室201と下方のコネクタハウジング部211及び複数の端子支持部222との間には、上下方向に貫通した端子挿入孔202(図14参照)が設けられており、その上側から端子挿入孔202にヒューズ回路構成体110、120の各端子112、113の下端側を挿入できるようになっている。
このヒュージブルリンクユニット100の組み付けについて簡単に説明すると、まず、第1、第2ヒューズ回路構成体110、120を、上から回路体収容室201に挿入する。回路体収容室201に第1、第2ヒューズ回路構成体110、120を挿入すると、連結プレート111が回路体収容室201の内部に配置され、各端子112、113の下端側が、端子挿入孔202を貫通して、コネクタハウジング部211内や端子支持部222の所定位置にセットされる。
この段階において、ボルト止め用端子113には、図13に示すように、下端側にボルト貫通孔113aが形成されると共に、その上側に端子の抜け止め用のランス113bが形成されているので、図14に示すように、ランス113bが端子挿入孔202内の所定位置に係止され、その下側のボルト貫通孔113aが端子支持部222の所定位置に位置決めされる。
また、第1、第2ヒューズ回路構成体110、120の共用端子115が互いに密着することで、オルタネータ用端子が形成され、共用端子115を介して第1、第2ヒューズ回路構成体110、120が電気的に接続されることで、ヒューズ回路が構成される。
次に、バッテリ用端子114にバッテリ用ケーブルの端子を接続し、オルタネータ用端子(共用端子115)にオルタネータ用ケーブルの端子を接続する。また、図11、図12、図14に示すように、各コネクタハウジング部211内の各雌端子112に、相手側コネクタ(図示略)の各雄端子を接続し、ボルト止め用端子113に、ナット250とボルト290によって、LA端子280を接続する。この際、ナット250は、端子支持部222の溝224に自身のフランジ部251をスライドさせることで、回り止めした状態で、ハウジング200の下側から、ボルト止め用端子113の下端側と隣接する位置に挿入セットする。なお、相手側コネクタの各雄端子及び各LA端子280は、予めケーブルを介して図示しない各負荷にそれぞれ接続されている。
このように接続することによって、各負荷に、バッテリやオルタネータからの電源がヒュージブルリンクユニット100のヒューズ回路を介して分配供給される。また、バッテリの電源が少なくなると、オルタネータよりバッテリに電源が供給されることによって充電が行われる。また、負荷側の短絡事故などによって、可溶体117、118に所定以上の電流が流れると、可溶体117、118が発熱によって溶断することで、過電流に基づく事故が防止される。
特開2004−127698号公報
ところで、上記のヒュージブルリンクユニット100においては、ボルト止め用端子113とLA端子280とをボルト290とナット250で共締めしているが、その際、ナット250については、ボルト290を締め付けるまでの間、手で保持しながら作業している。そうしなければ脱落してしまうためであるが、そのために組み付け作業性がよくないという問題があった。また、予めハウジング200にナット250を圧入・固定しておくこともできるが、そうした場合、ボルト止め用端子113のボルト貫通孔113aとナット250の孔を位置合せしながら圧入する必要があり、圧入作業が面倒であった。
本発明は、上記事情を考慮し、共締め用ナットをインサートや圧入などの複雑な手間の必要のない簡単・確実に適正な位置に保持しておくことのできる共締め用ナットの保持構造、および、その保持構造を採用したヒュージブルリンクユニットを提供することを目的とする。
請求項1の発明の端子共締め用ナットの保持構造は、ハウジングの端子挿入孔に上方から端子を挿入して、該端子挿入孔の下側に、ボルト貫通孔の形成された端子の下端側を貫通させる一方、前記端子挿入孔の下側の前記端子の下端側に隣接する位置に、下方から、前記ボルト貫通孔に通したボルトと協同して前記端子と相手端子とを共締めするナットを挿入し、前記端子の下端に形成した係止部を前記ナットの下側に係止させることにより、該ナットの下方への脱落を阻止し、且つボルト貫通孔とボルトの孔位置が一致するよう保持したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、前記係止部を前記ナットの下側に係止させることにより、該ナットの下方への脱落を阻止すると共に前記端子の上方への抜けを阻止したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、前記係止部が、それ自身に可撓性を付与されたランスであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、前記係止部が、端子の基板部分の撓みを利用して前記ナットの下側に係止する打ち出し凸部であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、前記端子の下端側に隣接する位置に、前記係止部が前記ナットの下側に係止する際の端子の下端側の撓みを許容する空間が確保されており、前記端子挿入孔の内壁面に前記係止部の通過する溝が形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の端子共締め用ナットの保持構造を含んだヒュージブルリンクユニットであって、前記ハウジングが、車載電源回路に用いられるヒュージブルリンクユニットのハウジングであり、前記端子が、ヒュージブルリンクユニットのヒューズ回路構成体の電源供給用の連結プレートに可溶体を介して連設された負荷側接続用のボルト止め用端子であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、端子の下端側に形成した係止部をナットの下側に係止することでナットを保持するので、ナットをハウジングの下から挿入し、端子を上から挿入するだけで、簡単・確実にナットを脱落止めすることができ、ナットを圧入する面倒を無くすことができる。また、端子に直接設けた係止部でナットを係止するので、端子とナットの位置合わせの面倒もない。また、ボルト貫通孔の下側に係止部を設ければよいから、係止部を切り起こしで形成する場合(ランスの場合)にも、切り起こしのために生じた孔(ランス孔)が、ボルト止め位置よりも下側に位置することになる。従って、大電流を流すためにボルト止め位置から上側の端子部分を導電経路として使用する場合、導電経路の途中に無用な孔(ランス孔)を形成しないですむことになり、導電経路の断面減少を極力避けることができ、通電による発熱の抑制に寄与することができる。
請求項2の発明によれば、端子の下端側に形成した1つの係止部によって、ナットの脱落と端子の抜けを同時に阻止しているので、余計な係止部を増やさずに、必要な機能を果たすことができ、構造の簡略化が図れる。特に、端子の抜け止め用の係止部は通常的に設けるものであり、その係止部の位置をナットの下側に変更するだけで、両方の係止を兼ねることができるから、簡単な設計変更で対応することができる。また、スペース上の制約により、ボルト貫通孔の上側に端子の抜け止め用の係止部を設けることが難しい場合にも、ナット止め用の係止部をボルト貫通孔の下側に設けるだけで、スペース上の制約を守りながら、端子の抜け防止も果たすことができる。
請求項3の発明によれば、それ自身に可撓性を有したランスでナットを係止するので、簡単な構成で確実に端子とナットを位置決め保持することができる。
請求項4の発明によれば、端子に形成した打ち出し凸部がナットを乗り越えてナットの下側に係止する際に、端子の基板部分の撓みを利用して乗り越えるので、ランスより強い力でナットを係止することができ、ナットと端子の間の保持力を高めることができる。
請求項5の発明によれば、端子の下端側に隣接する位置に、係止部がナットの下側に係止する際の端子の下端側の撓みを許容する空間を確保し、端子挿入孔の内壁面に係止部の通過する溝を形成しているので、端子挿入孔に端子を通す際に、係止部(特にランス)をほとんど強制的に撓ませずに、端子の下端側を端子挿入孔に通すことができる。従って、強制的な撓みにより、通過後に係止部(ランス)にへたりが生じて、係止効果が低下してしまう、というようなことがなくなる上、端子挿入時の挿入抵抗も小さくできる。また、端子挿通孔の寸法(溝以外の部分の寸法)に係止部(ランス)の通過余裕を持たせる必要がなくなるので、端子のガタ防止を図ることもできる。
なお、予め挿入されたナットを係止部(特にランス)が乗り越える際には、係止部(ランス)が撓むことになるが、その段階では、撓みを許容する空間が係止部(ランス)の背後にあるため、係止部自身が撓まないでも、端子の基板部分が撓むことにより、ナットを乗り越えることができる。従って、係止部(ランス)に余計なへたりが生じることを防止できる。
また、係止部が打ち出し凸部の場合も、打ち出し凸部がナットを乗り越える段階において、その背後に撓みを許容する空間が存在することになるので、無理なく端子の基板部分が撓むことができて、打ち出し凸部がナットを乗り越えることができる。また、打ち出し凸部が端子挿入孔を通過する際には、溝の部分を通過するので、無理な挿入抵抗が生じることもない。
請求項6の発明によれば、上記の共締め用ナットの保持構造を、ヒュージブルリンクユニットの負荷側接続用のボルト止め用端子を相手側の端子と共締めする部分に用いたので、組み付け時の作業性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明をヒュージブルリンクユニットの一部に適用した実施形態の断面図、図2はその要部(図1のII部)の拡大図、図3は端子の概略斜視図、図4は同端子の係止部と端子挿入孔の内壁に形成した溝との関係を示す斜視図である。
図において、10は車載電源回路に用いられるヒュージブルリンクユニットのハウジング、20はヒュージブルリンクユニットのヒューズ回路構成体の電源供給用の連結プレートに可溶体を介して連設された負荷側接続用のボルト止め用端子、30は共締め用ナットである。これらハウジング10、端子20、ナット30は、図9〜図14に示した従来例におけるハウジング200、ボルト止め用端子113、ナット250に相当する。
図1、図2に示すように、ハウジング10には、上下方向に貫通した端子挿入孔11が形成されており、端子挿入孔11に上方から端子20が挿入され、端子挿入孔11の下側に、ボルト貫通孔21の形成された端子の下端側20aが貫通している。
端子挿入孔11の下側の端子の下端側20aに隣接する位置には、下方から、ボルト貫通孔21に通したボルト(図14のボルト290に相当するもの)と協同して端子20と相手端子(図11や図14のLA端子280に相当するもの)とを共締めするためのナット30が挿入されており、端子20の下端側に形成した係止部22がナット30の下側に係止することにより、ナット30は下方への脱落を阻止され、端子20は上方への抜けを阻止されている。なお、ナット30は、角フランジ31をハウジング10の挿入溝16にスライドさせることにより、回り止めされた状態となっている。
また、端子挿入孔11の下側まで貫通した端子の下端側20aに隣接する位置には、係止部22がナット30の下側に係止する際の端子の下端側20aの撓みを許容する空間15が確保されており、端子挿入孔11の内壁面には、図4に示すように係止部22の通過する溝12がランス22aを端子の下端側20aに設ける際、狭い端子挿通孔11を挿通させるのにランス22aが座屈したまま扁平し、ナット30を保持できなくなるのを防止するよう形成されている。
このように、端子20の下端側20aに形成した係止部22を、ナット30の下側に係止することによって、ナット30を保持した場合、ナット30をハウジング10の下から挿入し、端子20を上から挿入するだけで、簡単・確実にナット30を脱落止めすることができるので、ナット30を圧入する面倒を無くすことができる。また、端子20に直接設けた係止部22でナット30を係止するので、端子20とナット30とのボルト孔の位置合わせの面倒を無くすこともできる。
また、端子20の下端側20aに形成した1つの係止部22によって、ナット30の脱落と端子20の抜けを同時に阻止した場合、余計な係止部を増やさずに、必要な機能を果たすことができるので、構造の簡略化が図れる。特に、端子20の抜け止め用の係止部22は通常的に設けるものであり、端子挿通孔11に溝12を設けることにより、係止部22の突出代を扁平することなく、その係止部22の位置を、図3に示すように、ナット30の下側に変更でき、両方の係止を兼ねることができるから、簡単な設計変更で対応することができる。また、スペース上の制約などにより、ボルト貫通孔21の上側に端子20の抜け止め用の係止部を設けることが難しい場合にも、ナット止め用の係止部22をボルト貫通孔21の下側に設けるだけで、スペース上の制約を守りながら、端子20の抜け防止も果たすことができる。
この場合の係止部22としては、図1〜図4に示した、それ自身に可撓性を付与されたランス22aが第1に考えられる。ランス22aの場合は、端子20の基板部分に切り起こしで形成することになるため、基板部分にランス孔22bが残ることになるが、このランス22aの位置は、ボルト貫通孔21の下側となるので、大電流を流すためにボルト止め位置(ボルト貫通孔21の位置)から上側の端子部分を導電経路として使用する場合、導電経路の途中に無用な孔(ランス孔22b)を形成しないですむことになり、導電経路の断面減少を極力避けることができて、通電による発熱の抑制に寄与することができる。
つまり、ヒューズ回路構成体(図10参照)において、ボルト止め用の端子20は、可溶体を介して電源側の連結プレートに連設され、ボルト貫通孔21から上側の部分が大電流の流れる導電経路となるが、その導電経路に余計な孔(ランス孔22b)が存在しない分、断面減少による発熱を抑制することができる。
図5は、係止部22としてランス22aを設けた場合の端子挿入時の作用説明図である。
組み付け時は、図5(a)に示すように、端子20の下端側20aを上から下に向けて端子挿入孔11に挿入し、ナット30を下から上に挿入する。端子の下端側20aが端子挿入孔11を通過する際、突起状のランス22aは、端子挿入孔11の内壁に形成した溝12を楽に通過することになるので、強制的な無理な撓みによって、へたるようなことがなくなり、挿入抵抗も小さくてすむ。
そして、端子挿入孔11を抜けた段階で、ランス22aはナット30を乗り越えることになるが、その段階では、撓みを許容する空間15がランス22aの背後に存在することになるため、ランス22a自身が大きく撓まないでも、端子20の基板部分がある程度撓むことで、ナット30を楽に乗り越えることができる。従って、ランス22aに余計なへたりが生じるのを防止でき、ナット30に対する係止強度を大きくとることができる。また、端子挿通孔11の寸法(溝12以外の部分の寸法)にランス22aの通過余裕を持たせる必要がなくなるので、端子20のガタ防止を図ることもできる。
以上においては、係止部22がランス22aである場合を説明したが、ランス22a以外に、図6、図7に示すような、端子20の基板部分の撓みを利用してナット30の下側に係止する打ち出し凸部22b、22cを設けてもよい。図6は打ち出し凸部22bをインデント加工した例、図7は打ち出し凸部22cをセージング加工した例を示している。
このような打ち出し凸部22b、22cを設けた場合は、図8(a)、(b)に示すように、ナット30を乗り越える際に、端子20の下端側20aの基板部分が自身の弾性により空間15側に撓むことによって、打ち出し凸部22b、22cがナット30を乗り越えて、ナット30の下側に係止する。従って、ランス22aよりも強い力でナット30を係止することができ、ナット30と端子20の間の保持力を高めることができる。
なお、打ち出し凸部22b、22cを設けた場合も、打ち出し凸部22b、22cが端子挿入孔11を通過する際には、溝12の部分を通過するので、無理な挿入抵抗が生じることもない。又、打出し凸部22b,22cに充分な変形強度があり、ハウジング10がナイロン等の弾性の高い材料であれば、溝12の構成が無くても挿通孔11が拡張する方向に変形し、打出し凸部は挿通可能で本技術の係止効果は得られる。
以上のように、共締め用のナット30を端子20に形成した係止部22(22a、22b、22c)で保持することにより、ヒュージブルリンクユニットの組み付け時の作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態の端子共締め用ナットの保持構造の断面図である。 図1のII部の拡大図である。 同保持構造における端子の概略斜視図である。 同端子の係止部と端子挿入孔の内壁に形成した溝との関係を示す斜視図である。 前記係止部がランスの場合の端子組み付け時の作用説明図で、(a)は挿入途中の状態を示す断面図、(b)は挿入が完了してランスをナットの下側に係止させた状態を示す断面図である。 前記係止部の他の例を示す断面図である。 前記係止部の更に他の例を示す図で、(a)は断面図、(b)は斜視図である。 前記係止部が吹き出し凸部の場合の端子組み付け時の作用説明図で、(a)は挿入途中の状態を示す断面図、(b)は挿入が完了して吹き出し凸部をナットの下側に係止させた状態を示す断面図である。 従来の連鎖型大電流用のヒュージブルリンクユニットの分解斜視図である。 同ユニットにおけるヒューズ回路構成体の正面図である。 同ユニットの組み立て完成状態を示す斜視図である。 同状態の縦断面図である。 同ユニットにおけるボルト止め用端子の概略斜視図である。 同ユニットのある部分の横断面図である。
符号の説明
10 ハウジング
11 端子挿入孔
12 溝
20 端子
20a 下端側
21 ボルト貫通孔
22 係止部
22a ランス
22b,22c 打ち出し凸部
30 ナット

Claims (6)

  1. ハウジングの端子挿入孔に上方から端子を挿入して、該端子挿入孔の下側に、ボルト貫通孔の形成された端子の下端側を貫通させる一方、前記端子挿入孔の下側の前記端子の下端側に隣接する位置に、下方から、前記ボルト貫通孔に通したボルトと協同して前記端子と相手端子とを共締めするナットを挿入し、前記端子の下端側に形成した係止部を前記ナットの下側に係止させることにより、該ナットの下方への脱落を阻止したことを特徴とする端子共締め用ナットの保持構造。
  2. 請求項1に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、
    前記係止部を前記ナットの下側に係止させることにより、該ナットの下方への脱落を阻止すると共に前記端子の上方への抜けを阻止したことを特徴とする端子共締め用ナットの保持構造。
  3. 請求項1または2に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、
    前記係止部が、それ自身に可撓性を付与されたランスであることを特徴とする端子共締め用ナットの保持構造。
  4. 請求項1または2に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、
    前記係止部が、端子の基板部分の撓みを利用して前記ナットの下側に係止する打ち出し凸部であることを特徴とする端子共締め用ナットの保持構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の端子共締め用ナットの保持構造であって、
    前記端子の下端側に隣接する位置に、前記係止部が前記ナットの下側に係止する際の端子の下端側の撓みを許容する空間が確保されており、前記端子挿入孔の内壁面に前記係止部の通過する溝が形成されていることを特徴とする端子共締め用ナットの保持構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の端子共締め用ナットの保持構造を含んだヒュージブルリンクユニットであって、
    前記ハウジングが、車載電源回路に用いられるヒュージブルリンクユニットのハウジングであり、前記端子が、ヒュージブルリンクユニットのヒューズ回路構成体の電源供給用の連結プレートに可溶体を介して連設された負荷側接続用のボルト止め用端子であることを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
JP2006057699A 2006-03-03 2006-03-03 端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット Expired - Fee Related JP4659647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006057699A JP4659647B2 (ja) 2006-03-03 2006-03-03 端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006057699A JP4659647B2 (ja) 2006-03-03 2006-03-03 端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007234523A JP2007234523A (ja) 2007-09-13
JP4659647B2 true JP4659647B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=38554887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006057699A Expired - Fee Related JP4659647B2 (ja) 2006-03-03 2006-03-03 端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4659647B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5861315B2 (ja) * 2011-08-24 2016-02-16 住友電装株式会社 モータの集中配電部材

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941849U (ja) * 1982-09-01 1984-03-17 株式会社テ−アンテ− 小型ヒユ−ズ
JPH0533444U (ja) * 1991-10-09 1993-04-30 矢崎総業株式会社 直付ターミナル保持構造
JPH06103883A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Yazaki Corp 電気接続箱への接続端子の固定構造
JPH09154219A (ja) * 1995-11-28 1997-06-10 Yazaki Corp 電気接続箱への端子接続構造
JPH1012292A (ja) * 1996-06-24 1998-01-16 Yazaki Corp コントロールユニット
JP2000260295A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電装品ブロック及びバスバー
JP2000331721A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Yazaki Corp 電気接続箱の端子接続構造
JP2001196131A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2001223038A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd ナット付き端子およびナット付き端子の取付け方法
JP2004127704A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Yazaki Corp ヒュージブルリンクユニット

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941849U (ja) * 1982-09-01 1984-03-17 株式会社テ−アンテ− 小型ヒユ−ズ
JPH0533444U (ja) * 1991-10-09 1993-04-30 矢崎総業株式会社 直付ターミナル保持構造
JPH06103883A (ja) * 1992-09-18 1994-04-15 Yazaki Corp 電気接続箱への接続端子の固定構造
JPH09154219A (ja) * 1995-11-28 1997-06-10 Yazaki Corp 電気接続箱への端子接続構造
JPH1012292A (ja) * 1996-06-24 1998-01-16 Yazaki Corp コントロールユニット
JP2000260295A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電装品ブロック及びバスバー
JP2000331721A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Yazaki Corp 電気接続箱の端子接続構造
JP2001196131A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2001223038A (ja) * 2000-02-09 2001-08-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd ナット付き端子およびナット付き端子の取付け方法
JP2004127704A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Yazaki Corp ヒュージブルリンクユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007234523A (ja) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2164137B1 (en) A joint connector, joint terminal, a wiring harness with a joint connector and method of assembling it
JP4527042B2 (ja) 電気接続箱
JP6527633B2 (ja) 端子金具
JP4999175B2 (ja) シールドコネクタ
JP4916955B2 (ja) 電子部品内蔵ユニット
JP5157765B2 (ja) 電気接続箱
JP5166943B2 (ja) バスバーの組付構造
US20120108083A1 (en) Connection Assembly On Circuit Boards
CN101740901B (zh) 用于诸如电路板的电气装置的连接器及其固定方法
EP2624366A1 (en) Terminal connection structure
US8094461B2 (en) Printed board and bus bar assembly
JP2009283756A (ja) 接続構造
JP4659647B2 (ja) 端子共締め用ナットの保持構造およびヒュージブルリンクユニット
US6607392B2 (en) Ground joint connector
US20160286667A1 (en) Fixing element for connecting printed circuit board and busbar, and power distributor having the same
JP5581983B2 (ja) 基板用コネクタ
JP4876012B2 (ja) プラグインコネクタ
JP2016018613A (ja) 端子接続構造
JP5080155B2 (ja) 電子部品内蔵ユニット
JP4761127B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2006190576A (ja) バッテリーターミナル
CN114361841A (zh) 电端子
JP2008293677A (ja) コネクタ
JP4727464B2 (ja) ジョイントコネクタ
JPH03164017A (ja) 分岐接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4659647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees