JP4659058B2 - ゴルフクラブ用シャフトの製造方法 - Google Patents
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Description
そこで、特許文献1,2には、繊維強化樹脂製シャフトにおいて、繊維強化樹脂からなる部材を部分的に設けて剛性を調整したものが開示されている。
また、特許文献3には、グリップ端部に向けて拡径し、傾斜勾配が28/1000、長さが254mm、グリップ端部外径が20.57mmの傾斜部を有するゴルフクラブ用シャフトが記載され、傾斜部よりも先端側に、傾斜勾配が10.79/1000の準傾斜部を有するものが記載されている。
また、特許文献4には、勾配が2/1000〜10/1000、長さが200〜600mmで、最大外径が18〜37mmのグリップ側テーパ部とヘッド側小径部と中間テーパ部とからなる繊維強化樹脂製ゴルフクラブ用シャフトが記載されている。
また、特許文献5には、繊維強化樹脂製シャフトにおいて、金属材層をグリップ部に設けて剛性を調整したものが開示されている。しかしながら、このものであっても、金属材層を備えさせることから、製造工程が複雑化し、大幅なコスト増を伴う他、繊維強化樹脂と金属の接着性が高くないことから、耐久性の低いことが予期されるものであった。
また、上記特許文献3に記載のシャフトでは、傾斜部と準傾斜部との間に、長さが150mm程度のストレート部が形成されているため、1本のシャフトの中で曲げ剛性が大きく変化する箇所が、ストレート部の両端に2箇所存在する。従って、ゴルファのスイング速度、スウィングの仕方によりシャフトの撓み方が異なり、使い勝手が悪いものであった。
また、上記特許文献4に記載のシャフトでは、先端部に長い等径部が形成されている為に、その部分の曲げ剛性が低くなり、キックポイントが高くなりすぎて、使い勝手が悪いものであった。
前記マンドレルの傾斜部および準傾斜部に繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向に対して20〜70゜の角度を有するように巻き付け、該マンドレルを30〜40℃のローリング台上を転回させて繊維強化樹脂材をマンドレルに密着させる内層ローリング工程と、
該繊維強化樹脂材の巻き付けられたマンドレル上に、繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になるようにさらに巻き付け、該マンドレルを20〜25℃のローリング台上を転回させて該繊維強化材を密着させる外層ローリング工程と、
これを加熱する加熱・硬化処理工程とを有し、
前記内層ローリング工程及び外層ローリング工程の際、傾斜部に非加圧領域を設けながら準傾斜部および傾斜部の準傾斜部近傍部を加圧した後に、少なくとも前記非加圧領域を加圧することを特徴とする。
また、複数層構成のゴルフクラブ用シャフトの場合には、一端部に向けて拡径した傾斜部が形成されたマンドレルに繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向に対して20〜70゜の角度を有するように巻き付け、該マンドレルを30〜40℃のローリング台上を転回させて繊維強化樹脂材をマンドレルに密着させる内層ローリング工程と、その繊維強化樹脂材の巻き付けられたマンドレル上に、繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になるようにさらに巻き付け、該マンドレルを20〜25℃のローリング台上を転回させて該繊維強化材を密着させる外層ローリング工程と、これを加熱する加熱・硬化処理工程とを有し、内層ローリング工程及び外層ローリング工程の際、傾斜部に非加圧領域を設けながら傾斜部以外の箇所を加圧した後に、前記非加圧領域を加圧する製造過程を経る方法により剛性の高いゴルフクラブ用シャフトを容易かつ確実に製造することができる。
本発明において、この傾斜部16の傾斜勾配は15〜35/1000である。20〜30/1000であればより好ましい。本発明においてはこの傾斜部16が形成されていることで、シャフトの剛性が向上するもので、傾斜勾配が15/1000未満であると、十分な剛性が得られにくく、35/1000よりも大きいと硬くなり過ぎてゴルフクラブ用シャフトとして不適当になってしまう。
この傾斜部の長さLは200〜350mmであることが必要である。長さLが200mm未満であると剛性向上効果が小さく、350mmよりも長いとゴルフクラブ用シャフトとして硬くなり過ぎるからである。240〜300mmであればより好ましい。
また、傾斜部16よりも先端側に、傾斜勾配が4/1000〜13/1000の準傾斜部19が形成されていることが必要である。この準傾斜部19の傾斜勾配は、7〜10/1000であればさらに好ましい。傾斜勾配が、4/1000未満であると準傾斜部の剛性が極めて低くなり、キックポイントが高くなり過ぎてゴルフクラブ用シャフトとして好ましくない。また、傾斜勾配が、13/1000よりも大きいと、屈曲部20近傍部の剛性が高くなり過ぎてゴルフクラブ用シャフトとして好ましくない。
さらに、この準傾斜部の長さは、シャフト全長に対して50〜80%であることが望ましく、60〜75%であればより好ましい。50%未満であると準傾斜部の細径側若しくは太径側に等径部を形成することになり、細径側に等径部を形成する場合は、先端部に長く等径部が形成されるために、その部分の曲げ剛性が低くなってキックポイントが高くなりすぎてゴルフクラブ用シャフトとして好ましくなく、太径側に形成する場合は、シャフトに曲げ剛性の大きく変化する箇所が多くなってボールを打ちづらいシャフトとなる傾向にある。80%よりも長い場合は、十分な長さの傾斜部が形成できなくなることもある。
本発明のゴルフクラブ用シャフトにおいては、ゴルフクラブヘッドの取り付けられる先端部に、太さが一定の等径部22が形成されていることが望ましい。この先端部をゴルフクラブヘッドのホーゼル部に挿入してゴルフクラブヘッドを取り付ける為である。取付けは、等径部22を適宜切断処理して行なうので、その処理に対処する為、等径部22の長さSは40〜125mmであることが望ましい。
金属材料としては、超強靭鋼、マルテンサイト鋼、中炭素5%Cr鋼、α+β形チタン合金、β形チタン合金等が挙げられる。
複合材料としては、各種の繊維強化金属や繊維強化樹脂などの繊維強化材が挙げられる。
そのような繊維強化材の繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、無機質繊維等が挙げられ、繊維の形態としては、一方向材、織物、不織布が挙げられ、単一材料のみならず、2種以上の交織材料であっても良い。
繊維強化金属のマトリクスとしては、アルミニウムや鉄が挙げられ、繊維強化樹脂のマトリクスとしては不飽和ポリエステル樹脂や、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、アクリル樹脂やポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
これらの繊維強化材のなかでも、炭素繊維強化エポキシ樹脂材が軽量かつ強度が高いので好ましい。
繊維強化樹脂材からなる複数層構成の場合、その内の少なくとも1つの層の繊維方向をシャフトの長手方向に対して平行とし、他の層の繊維方向をシャフトの長手方向に対して20〜70゜の角度を有するものとすることが望ましい。このように、繊維の配向方向の異なる複数層構成の繊維強化樹脂製のシャフトとすることにより、スイング時のシャフトの剛性をより高めることができる。
まず、一端部に向けて拡径した傾斜部が形成された所定形状、大きさのマンドレルに、シャフト材料、例えば、所定寸法に切断した繊維強化樹脂材(例えば、図6に示される形状の繊維強化樹脂材38)を沿わせて巻き付け、これをローリング台上を転がして、繊維強化樹脂材の締付けを向上させる。シャフト形状はマンドレルの外形に応じて決まり、シャフトの傾斜部の傾斜勾配を15〜35/1000とするためには、対応して傾斜勾配が10〜40/1000の傾斜部の形成されたマンドレルを用いる。同様に、準傾斜部の傾斜勾配を4〜13/1000とするためには、対応して傾斜勾配が4〜16/1000の傾斜部の形成されたマンドレルを用いる。
そして、炉落ち防止用のガラスクロスプリプレグをグリップ部に巻き付けた後、加熱炉内に吊るして繊維強化樹脂材を加熱硬化させる。その後、マンドレルを抜き取り、必要に応じて研磨および塗装を施して、繊維強化樹脂製のゴルフクラブ用シャフトが製造される。
また、先端部の外径は、マンドレルに巻き付ける繊維強化樹脂材の層数ないし厚みを調整することにより、等径にすることができる。例えば、図7に示されるような三角形状の繊維強化樹脂材40を先端部に巻き付けることで、先端につれて層数が多くなるようにして、太さを一定にすることができる。
得られたゴルフクラブ用シャフトにゴルフクラブヘッドとグリップを取り付ければゴルフクラブが製造される。
このように、傾斜部以外の箇所を先に加圧した後に、傾斜部を加圧することにより、シャフト全体に対する占める割合の多い部分がまず強固に巻き付けられ、しかも、その際に生じた歪を傾斜部の加圧時に除去することができ、皺の発生を抑えつつ、繊維強化樹脂材36の締付けを全体的に向上させて屈曲部を有するシャフトを製造することができる。
尚、図3はマンドレル30を図2中のA点まで転回させたときの側断面図であり、図4はマンドレル30を図2中のB点まで転回させたときの側断面図である。
次に、外層ローリング工程として、内層形成工程で繊維強化樹脂材の巻き付けられたマンドレルに、繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になるようにさらに巻き付け、そのマンドレルを20〜25℃のローリング台上を転回させることが望ましい。
ここで、繊維方向がマンドレルの長手方向に対して20〜70゜の角度を有する繊維強化樹脂材のローリング工程においては、その配向方向に起因して大きな抵抗が生じるが、ローリング台の温度を30〜40℃とすることにより、繊維強化樹脂材をより柔軟にし、マンドレルの形状に沿い易くすることができる。また、繊維方向がマンドレルの長手方向に対して平行な繊維強化樹脂材のローリング工程においては、ローリング台の温度を20〜25℃とすることにより、繊維強化樹脂材の表面タックを少なくし、空気の抱込みを削減し、ボイドの発生を抑制することができる。
尚、上記説明のように、繊維方向がマンドレルの長手方向に対して角度を有する繊維強化樹脂材を内層とし、繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になる繊維強化樹脂材を外層とすることの他、繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になる繊維強化樹脂材を内層とし、繊維方向がマンドレルの長手方向に対して角度を有する繊維強化樹脂材を外層とすることもできるが、繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になる繊維強化樹脂材を外層とする方が、シャフトの曲げ剛性を高めることができる。
図10に示すように、サンプルとなるシャフト42に対して、その細径端部44と太径端部46からシャフト42の軸方向に沿って圧縮力を加えて撓ませ、細径端部44と太径端部46の距離が短縮した長さ(x)が20mmとなった時に、最も変位した位置に印(M)をマーキングした後、加えていた力を解除して回復させる。そして、細径端部44から印(M)までの長さ(K)を計測し、シャフト長(N)で除して割合を求めて、キックポイントの位置とした。
以下のようにしてゴルフクラブ用シャフトを製造した。
製造には、一端(細端)の外径が5.3mm、他端(太端)の外径が21.5mmの屈曲点を有し傾斜部の形成されたマンドレルを用いた。その屈曲点と太端の間は、傾斜勾配が21/1000、屈曲点と細端との間は、傾斜勾配が10/1000のものである。
このマンドレルに離型剤を塗布した後、エポキシ樹脂に炭素繊維を含浸させた繊維強化樹脂(繊維目付:125g/m2)を所定寸法に切断した繊維強化樹脂材をその炭素繊維の繊維方向がマンドレルの長手方向に対し+45゜と−45゜になるように貼り合わせたものをマンドレルに巻き付けた。
そして、炉落ち防止用のガラス繊維クロスプリプレグをマンドレルに30mmはみ出るようにグリップ部に巻き付けた。
続いて、図2,4に示すように、ローリング台32上に載置したブチルゴム製の弾性受台26,28にマンドレル30を転回させながら押し付け、非加圧領域34を含む傾斜部16と、屈曲部20の近傍と、先端18近傍を加圧し、繊維強化樹脂材36の締付けを向上させた。
尚、弾性受台26は厚さ3mmの平板であり、弾性受台24,28は厚さ3mmの平板を2枚重ね合わせたものであり、図2中、長さa=250、b=200、c=200、d=250、e=30、f=200mmである。
そして、表面温度を22℃に設定したローリング台を利用して、上記同様に繊維強化樹脂材をマンドレルに押し付けた。
さらに、図7に示す三角形状の繊維強化樹脂材40を先端につれて巻き付け量が増加するように先端部にさらに巻き付けて、先端部の外径が一定になるように調整した。
さらに、これらの上に、形状を維持する為のポリプロピレンテープをピッチ2.5mmで巻き付け、140℃の加熱炉内に120分間吊るし、繊維強化樹脂材を加熱硬化した。
その後、ポリプロピレンテープを剥ぎ取り、マンドレルを抜き取った。そして、所要の切断、研磨処理を施して、炭素繊維強化樹脂製の2層構成のゴルフクラブ用シャフトを製造した。
このシャフトにゴルフクラブヘッドとグリップを取り付けてゴルフクラブを製造した。
このゴルフクラブを用いて試打を行なったところ、非常に剛性感のある良好な評価が得られた。
図5から明らかなように、傾斜部の曲げ剛性がきわめて高いことがわかる。このような剛性分布をもつゴルフクラブ用シャフトは、使用勝手のきわめて良好なものとなる。
マンドレルとして、一端(細端)の外径が4.6mm、他端(太端)の外径が13.5mm、屈曲点と太端の間は、傾斜勾配が5/1000、屈曲点と細端との間は、傾斜勾配が8/1000のものを用い、上記実施例と同様にしてゴルフクラブ用シャフトを製造した。
得られたゴルフクラブ用シャフトは、グリップ端部14の外径が15.3mm、傾斜部16の長さが265mm、傾斜部16の傾斜勾配が5/1000、等径部22の長さが75mm、準傾斜部19における傾斜勾配が8/1000のものであった。キックポイントは、細径端部から43%の位置にあった。
この傾斜部の傾斜勾配が小さいシャフトにゴルフクラブヘッドとグリップを取り付けてゴルフクラブを製造した。このゴルフクラブを用いて試打を行なったところ、軟弱な印象の好まざる評価が得られた。
マンドレルとして、一端(細端)の外径が4.8mm、その細端から700mmの位置での外径が6.2mm、その位置から234mm(細端から934mm)の位置での外径が21.5mm、その位置から400mmの位置(太端)の外径が22.8mmであるものを用いて、上記実施例と同様にしてゴルフクラブ用シャフトを製造した。
得られたゴルフクラブ用シャフトは、グリップ端部14の外径が25mm 、グリップ端部から300mmの位置での外径が24mm、グリップ端部から543mmの位置での外径が8.5mm、細径先端部の外径が8.5mmであり、グリップ端から細径先端部に向かって300mmまでの間の部分の傾斜勾配が3.3/1000であり、そのグリップ端から300mmの位置から細径先端部に向かって234mmの位置迄の間の部分の傾斜勾配が63.8/1000であり、細径先端側の等径部の長さが600mmであった。キックポイントは、細径端部から47%の位置にあった。このシャフトの剛性分布を図8に示す。
このシャフトにゴルフクラブヘッドとグリップを取り付けてゴルフクラブを製造した。
このゴルフクラブを用いて試打を行なったところ、グリップ部における傾斜勾配が小さく、グリップ部に外径の太い部分が長く存在することから、グリップ部の剛性が高くなりすぎ、また、細径側の等径部が長すぎる為に細径部の剛性が低く、全体としても剛性バランスが悪く、打球時にボールを上手く打つことができなかった。
マンドレルとして、一端(細端)の外径が5.6mm、細端から775mmの位置の外径が13.9mm、細端から950mmの位置での外径が13.9mm、細端から1250mmの所(太端)の外径が21.7mmであるものを用いて、上記実施例と同様にしてゴルフクラブ用シャフトを製造した。
得られたゴルフクラブ用シャフトは、グリップ端部14の外径が21mm 、グリップ端部から235mmの位置での外径が15mm、グリップ端部から410mmの位置での外径が15mm、細径先端部の外径が8.5mmであり、グリップ端から細径端部に向かって235mmまでの間の部分の傾斜勾配が25.5/1000であり、そのグリップ端から235mmの位置から細径端部に向かって175mm迄の間が等径部であり、そのグリップ端から410mmの位置から細径端部に向かって695mm迄の間の部分の傾斜勾配が9.4/1000であり、細径側の等径部の長さが40mmであった。キックポイントは細径端部から41%の位置にあった。
このシャフトの剛性分布を図9に示す。
このシャフトにゴルフクラブヘッドとグリップを取り付けてゴルフクラブを製造した。
このゴルフクラブを用いて試打を行なったところ、スイング時の力の僅かな入れ具合によりシャフトの撓み具合が大きく異なるため、弾道の安定しない使いづらいクラブであるとの評価が得られた。
14 グリップ端部
16 傾斜部
18 先端
19 準傾斜部
20 屈曲部
22 等径部
30 マンドレル
32 ローリング台
34 非加圧領域
36 繊維強化樹脂材
38 繊維強化樹脂材
40 繊維強化樹脂材
42 シャフト
44 細径端部
46 太径端部
Claims (1)
- 一端部に向けて傾斜勾配10/1000〜40/1000で拡径した傾斜部と、該傾斜部に連続して形成され、前記傾斜部に向けて傾斜勾配4/1000〜16/1000で拡径した準傾斜部とを有するマンドレルを用いてゴルフクラブ用シャフトを製造するゴルフクラブ用シャフトの製造方法であって、
前記マンドレルの傾斜部および準傾斜部に繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向に対して20〜70゜の角度を有するように巻き付け、該マンドレルを30〜40℃のローリング台上を転回させて繊維強化樹脂材をマンドレルに密着させる内層ローリング工程と、
該繊維強化樹脂材の巻き付けられたマンドレル上に、繊維強化樹脂材をその繊維方向がマンドレルの長手方向と平行になるようにさらに巻き付け、該マンドレルを20〜25℃のローリング台上を転回させて該繊維強化材を密着させる外層ローリング工程と、
これを加熱する加熱・硬化処理工程とを有し、
前記内層ローリング工程及び外層ローリング工程の際、傾斜部に非加圧領域を設けながら準傾斜部および傾斜部の準傾斜部近傍部を加圧した後に、少なくとも前記非加圧領域を加圧することを特徴とするゴルフクラブ用シャフトの製造方法。
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