JP4655154B2 - ウィンドウコンパレータ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、保護対象回路を過大入力電圧および過小入力電圧から保護するためのウィンドウコンパレータ回路に関する。
この種のウィンドウコンパレータ回路は、保護対象回路を過大入力電圧および過小入力電圧から保護するために設けられている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の構成によれば、抵抗を直列接続して2つの基準電圧を生成し、当該2つの基準電圧を2つのコンパレータの反転入力端子、非反転入力端子にそれぞれ入力させている。また、2つのコンパレータは、その出力端子がオープンコレクタ構成となっており、当該出力端子は抵抗によりプルアップされている。この構成において、入力電圧が2つのコンパレータの非反転入力端子、反転入力端子に入力され、当該入力電圧を2つの基準電圧と比較して上限電圧および下限電圧を検出するようにしている。尚、その他、本願に関連する文献として例えば特許文献2、3が挙げられる。
特開昭57−40657号公報 特開2004−301709号公報 特開2008−170285号公報
しかしながら、特許文献1の技術的構成では上限電圧および下限電圧を検出するための構成としてオペアンプを適用しているものの、オペアンプ1個につき20個程度のトランジスタを必要とするため、回路規模が大きくなってしまう。特許文献2、3の技術思想においても同様にオペアンプを多数適用しているため同様の問題点を生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、従来と同等の機能を実現しながらより回路規模を小さくすることができるようにしたウィンドウコンパレータ回路を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、次に示す作用効果を奏する。基準電圧発生部は、第1および第2の電源ノード間に印加される電圧に基づいて第1および第2の基準電圧を生成する。第1制御端子を備えた第1トランジスタは、第1および第2の電源ノード間にダイオード接続されると共に、第1定電流源から第1定電流が供給される第1ノードに接続されている。この第1ノードには第1の基準電圧が与えられている。他方、第2制御端子を備えた第2トランジスタは、第1および第2の電源ノード間にダイオード接続されると共に、第2定電流源から第2定電流が供給される第2ノードに接続されている。この第2ノードには第2の基準電圧が与えられている。
第3トランジスタは第3制御端子を備え、第3制御端子と第1出力端子との間の電圧が所定以上の電圧となる場合に第1の基準電圧を第1出力端子から出力し、第4トランジスタは第4制御端子を備え、第2出力端子と第4制御端子との間の電圧が所定以上の電圧となる場合に第2の基準電圧を第1出力端子と共通接続された第2出力端子から出力するため、保護対象回路の入力には制限された電圧が入力されるようになる。この場合、第1ないし第4のトランジスタが主として電圧制限動作することになる。
従来、例えばオペアンプを用いて構成した回路によれば、少なくとも20〜数十個のトランジスタを必要とするが、請求項1に係る発明によれば第1ないし第4のトランジスタを主として構成することができるため、過大入力電圧および過小入力電圧から保護対象回路を保護するための回路について規模を小さくして構成できる。しかも、従来と同等の電圧制限機能を設けることができる。
請求項2記載の発明によれば、基準電圧発生部が、第1および第2の電源ノード間に直列接続された複数の抵抗により構成されているため、当該複数の抵抗の抵抗値を調整することで第1および第2の基準電圧の値を容易に変更することができ、電圧制限範囲を容易に調整することができる。
本発明の第1の実施形態について電気的構成を概略的に示す回路図 保護対象回路の入力電圧特性を概略的に示す特性図 電圧発生回路の発生電圧が高い場合の電流通電状態を概略的に示す図 電圧発生回路の発生電圧が低い場合の電流通電状態を概略的に示す図 電圧発生回路の発生電圧が中間電圧の場合の電流通電状態を概略的に示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。
図1は、ウィンドウコンパレータ回路を示す構成図を表わしている。この図1に示すように、ウィンドウコンパレータ回路1は、保護対象回路2の入力を過大入力電圧または過小入力電圧から保護するように構成されており、保護対象回路2は入力電圧に制限が存在する回路によって構成されている。保護対象回路2は例えばセンサ回路により構成され当該センサ回路の動作に必要な電圧が入力されることによって動作する。電圧発生回路3は、例えば保護対象回路2を構成するセンサ回路の出力信号に基づいてフィードバック電圧を発生するもので、保護対象回路2の出力信号が所定範囲を外れて大きい場合または小さい場合に出力発生電圧が過大または過小になるという帰還回路を構成している。したがって、保護対象回路2の入力電圧が所定範囲以外の電圧値になると保護対象回路2が異常な動作をする虞があるため、本実施形態ではウィンドウコンパレータ回路1を設けている。
ウィンドウコンパレータ回路1は、電流源Is1と、PNP型のバイポーラジャンクショントランジスタ(以下、トランジスタ)Qa1〜Qa6と、NPN型のバイポーラジャンクショントランジスタ(以下、トランジスタ)Qb1〜Qb7と、抵抗R1〜R3とを備えており、入力側に抵抗R4を接続して構成されている。抵抗R4は、電圧発生回路3の出力端子3aと保護対象回路2との間に介在して設けられている。
電源ノードN0(第1の電源ノードに相当)には電源電圧Vd(例えば5V)が与えられており、電源ノードN0とグランドGND(第2の電源ノードに相当)との間には抵抗R1〜R3が直列接続されている。本実施形態では、片電源回路を適用した実施形態を示すが、両電源の電源回路を適用しても良い。
基準電圧発生部としての基準電圧発生回路4は、抵抗R1〜R3により構成されている。抵抗R1と抵抗R2との共通接続点をノードN1とし、抵抗R2と抵抗R3との共通接続点をノードN2とすると、基準電圧発生回路4は、抵抗R1〜R3の抵抗値に応じた分圧電圧をノードN1、N2にそれぞれ出力する。電源ノードN0とグランドGNDとの間には、電流源Is1と、ダイオード接続されたトランジスタQb1とが直列接続されている。
トランジスタQb1のベースと、トランジスタQb2〜Qb4のベースとは共通に接続されており、これらのうち、トランジスタQb1およびQb2はカレントミラー回路CM1を構成しており、トランジスタQb1およびQb3はカレントミラー回路CM2を構成しており、さらに、トランジスタQb1およびQb4はカレントミラー回路CM3を構成している。トランジスタQb2〜Qb4のエミッタはグランドGNDに接続されており、トランジスタQb1およびQb2、Qb1およびQb3、Qb1およびQb4の各カレントミラー回路CM1〜CM3のミラー比はそれぞれ1:1に設定されている。
トランジスタQa1は、そのエミッタが電源ノードN0に接続されていると共に、ベースおよびコレクタが共通接続されている。トランジスタQa1のコレクタはトランジスタQb2のコレクタと共通接続されている。トランジスタQa1のベースはトランジスタQa2、Qa3のベースと共通接続されている。トランジスタQa2、Qa3は、それぞれ、そのエミッタが電源ノードN0に接続されている。
トランジスタQa2は、そのコレクタがノードN1に接続されている。また、ノードN1には、トランジスタQa4のエミッタが接続されており、トランジスタQa4のベース−コレクタ間は共通に接続されている。トランジスタQa4のコレクタはトランジスタQb3のコレクタと共通に接続されている。
トランジスタQa3のエミッタは電源ノードN0に接続されており、トランジスタQa3のコレクタはトランジスタQb5のベースおよびコレクタに共通に接続されている。トランジスタQb5のエミッタはノードN2に接続されており、ノードN2は、トランジスタQb4のコレクタに接続されている。トランジスタQa1およびQa2はカレントミラー回路CM4を構成しており、トランジスタQa1およびQa3はカレントミラー回路CM5を構成している。トランジスタQa1およびQa2、Qa1およびQa3の各カレントミラー回路CM4、CM5のミラー比はそれぞれ1:1に設定されている。
トランジスタQb5およびQb6のベースは共通に接続されている。電源ノードN0は、トランジスタQa6のエミッタに接続されていると共に抵抗R5の一方に接続されている。抵抗R5の他方はトランジスタQb6のコレクタに接続されていると共にトランジスタQa6のベースに接続されている。トランジスタQb6のエミッタは、トランジスタQa5のエミッタに接続されている。尚、以下の説明では、トランジスタQb6のエミッタとトランジスタQa5のエミッタとの共通接続点をノードN3として説明する。トランジスタQa4およびQa5の各ベースは互いに共通接続されている。
トランジスタQa5のコレクタは、トランジスタQb7のベースに接続されていると共に抵抗R6の一方に接続されている。抵抗R6の他方はグランドGNDに接続されている。したがって、電源ノードN0およびグランドGND間には、抵抗R5、トランジスタQb6のコレクタ−エミッタ間、トランジスタQa5のエミッタ−コレクタ間、抵抗R6が直列接続されている。抵抗R5およびR6は、それぞれ例えば数kΩに設定されており、回路の対称性を考慮すると同一抵抗値とすることが望ましい。
電源ノードN0およびグランドGND間には、トランジスタQa6のエミッタ−コレクタ間、トランジスタQb7のコレクタ−エミッタ間が直列接続されている。これらのトランジスタQa6およびQb7のコレクタの共通接続点は、ノードN3に接続されている。ノードN3は、保護対象回路2の入力端子のノードとなっている。ノードN3は抵抗R4を介して電圧発生回路3の出力端子3aに接続されている。
上記構造の作用を説明する。図2は、ウィンドウコンパレータ回路が保護対象回路の入力電圧を保護する場合の電圧特性を概略的に示している。まず、この図2を参照しながら、定常状態におけるバイアス状態を説明する。
この図2に示すように、原理的に、電圧Vhは、ウィンドウコンパレータ回路1により、電圧発生回路3が出力する直流電圧Voに対しある所定範囲(ノードN2の電圧V23〜ノードN1の電圧V12の範囲)に制限(保護)される。前記の所定範囲においては、電圧Voがそのまま保護対象回路2に印加され、VoがノードN2の電圧V23よりも小さい電圧範囲では、電圧V23が保護対象回路2に印加され、VoがノードN1の電圧V12よりも大きい電圧範囲では、電圧V12が保護対象回路2に印加されるように構成されている。また、前述の所定範囲外の電圧Voが、電圧発生回路3から抵抗R4を介してそのままノードN3に印加されないように、ウィンドウコンパレータ回路1によって保護されている。
定常的な電流が電流源Is1からトランジスタQb1を通じて流れると、電流源Is1に流れる電流I1と同一値の電流が、トランジスタQb2、Qb3、Qb4のコレクタ電流として流れるようになる。
回路構成上、トランジスタQb2のコレクタ電流は、トランジスタQa1に流れる電流と等価であり、しかもトランジスタQa1およびQa2はミラー比1:1のカレントミラー回路CM2を構成しているため、トランジスタQa2のコレクタ電流は電流I1と等価となる。また、トランジスタQb3のコレクタ電流も電流I1と等価であるため、トランジスタQa2のコレクタ電流I1はノードN1を通じてトランジスタQa4に流れることになり、原理的に、電流はトランジスタQa2からノードN1を通じて抵抗R2、R3に電流が流れることはない。トランジスタQa4には電流I1が常時通電されることになるため、トランジスタQa4のオン状態が保たれる。
同様に、トランジスタQa3のコレクタ電流とトランジスタQb4のコレクタ電流とは電流I1と等価であるため、トランジスタQb5にも電流I1が流れるものの、この電流I1はノードN2を通じて抵抗R3に流れることはない。トランジスタQb5に電流I1が常時通電されることになるため、トランジスタQb5のオン状態が保たれる。このようなバイアス状態が保持される。
図3は、保護対象回路2の入力電圧Vh(ノードN3の電圧)がV12<Voの電圧条件を満たす場合の各トランジスタのオン/オフ状態を概略的に示している。
前述したように定常状態においては、トランジスタQa4、Qb5はオン状態となっている。トランジスタQa4およびQa5のベース共通接続点となるノードN4の電圧は、ノードN1の電圧V12からトランジスタQa4のベース−エミッタ間電圧だけ降下した電圧となるため、ノードN3の電圧が、ノードN4の電圧からトランジスタQa5のベース−エミッタ間電圧だけ上昇した電圧以上になるとトランジスタQa5がオンする。
トランジスタQa4およびQa5のベース−エミッタ間電圧Vbeが同一値であるとすると、ノードN3の電圧がノードN1の電圧よりも高くなるとトランジスタQa5を通じて抵抗R6に電流を引くため、ノードN3の電圧はノードN1の電圧V12と同一値になり、当該電圧V12を超える電圧には至らない。抵抗R6に所定以上の電流が流れると、トランジスタQb7のベース−エミッタ間電圧も上昇し、トランジスタQb7がオン状態となる。
尚、前述したように、トランジスタQb5は定常状態においてオン状態であるため、トランジスタQb5およびQb6のベース共通接続点となるノードN5の電圧は、ノードN2の電圧からトランジスタQb5のベース−エミッタ間電圧Vbeだけ上昇した値となる。したがって、ノードN3の電圧が電圧V12を超える場合には、ノードN5とノードN3との間の電圧はトランジスタQb6のオン時の飽和電圧に至ることはなく、例えばトランジスタQb6はオフ状態になる。したがって、トランジスタQa6もオフ状態となる。
図4は、保護対象回路2の入力電圧Vh(ノードN3の電圧)がV23>Voの電圧条件を満たす場合の各トランジスタのオン/オフ状態を概略的に示している。
前述したように定常状態においては、トランジスタQa4、Qb5はオン状態となっている。トランジスタQb5およびQb6のベース共通接続点となるノードN5の電圧は、ノードN2の電圧からトランジスタQb5のベース−エミッタ間電圧Vbeだけ上昇した電圧となるため、ノードN3の電圧が、ノードN5の電圧からトランジスタQb6のベース−エミッタ間電圧だけ下降した電圧以下になるとトランジスタQb6がオンする。
トランジスタQb5およびQb6のベース−エミッタ間電圧が同一値であるとすると、ノードN3の電圧がノードN2の電圧よりも低くなると、トランジスタQb6を通じて抵抗R5に電流が流れるようになるため、ノードN3の電圧はノードN2の電圧V23と同一値になり、当該電圧V23よりも低い電圧には至らない。抵抗R5に所定以上の電流が流れると、トランジスタQa6のベース−エミッタ間電圧も上昇し、トランジスタQa6がオン状態となる。
尚、前述したように、トランジスタQa4は定常状態においてオン状態であるため、トランジスタQa4およびQa5のベース共通接続点となるノードN4の電圧は、ノードN1の電圧からトランジスタQa4のベース−エミッタ間電圧だけ下降した値となり、ノードN3の電圧が電圧V23よりも低い場合には、ノードN3とノードN4との間の電圧はトランジスタQa5のオン時の飽和電圧に至ることはなく、例えばトランジスタQa5はオフ状態になる。したがって、トランジスタQb7もオフ状態となる。
図5は、保護対象回路2の入力電圧Vh(ノードN3の電圧)がV12>Vo>V23の電圧条件を満たす場合の各トランジスタの状態を概略的に示している。
この図5に示すように、ノードN3の入力電圧VhがV12>Vo>V23の電圧条件を満たしている場合には、ノードN5とノードN3との間の電圧がトランジスタQb6のベース−エミッタ間電圧Vbeよりも低くなるため、トランジスタQb6はオフとなる。また、ノードN4とノードN3との間の電圧がトランジスタQa5のベース−エミッタ電圧Vbeよりも低くなるため、トランジスタQa5はオフとなる。すると、抵抗R5と抵抗R6の各両端電圧は0Vとなり、トランジスタQa6、Qb7もオフとなる。
したがって、電流はノードN3を通じてウィンドウコンパレータ回路1内に流れることはなくなることから、電圧発生回路3の出力電圧Voは直接保護対象回路2に与えられるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば特に次に示す特徴的な作用効果を奏する。基準電圧発生回路4は、電源ノードN0に与えられる電源電圧Vdに基づいて基準電圧V12、基準電圧V23を生成し、それぞれ、ノードN1、ノードN2に印加する。カレントミラー回路CM4〜CM5は、電流源Is1が供給する電流I1と同一の電流を流し、カレントミラー回路CM1〜CM3は、電流源Is1が供給する電流I1と同一の電流を引く。
尚、トランジスタQa4のエミッタが抵抗R1およびR2の共通接続ノードN1に接続され、トランジスタQb5のエミッタが抵抗R2およびR3の共通接続ノードN2に接続されているが、前述のようにカレントミラー回路CM1〜CM5には同一の電流が流れるため、基準電圧発生回路4とカレントミラー回路CM1〜CM5との間に電流の授受は行われない。
ノードN1にはトランジスタQa4のエミッタが接続されており、トランジスタQa4のエミッタ−コレクタ間には電流I1が通電されており、トランジスタQa4は定常状態でオンとなる。他方、ノードN2にはトランジスタQb5のエミッタが接続されており、トランジスタQb5のコレクタ−エミッタ間には電流I1が通電されており、トランジスタQb5は定常状態でオンとなる。
電圧発生回路3がノードN3に電圧V12以上の電圧を与えると、トランジスタQa5、Qb7が共にオンしトランジスタQb6、Qa6が共にオフするため、ノードN3の電圧は電圧V12に原理的に固定される。逆に電圧発生回路3がノードN3に電圧V23以下の電圧を与えると、トランジスタQb6、Qa6は共にオンしトランジスタQa5、Qb7が共にオフするため、ノードN3の電圧は電圧V23に原理的に固定される。このようにして電圧制限処理を行うことができる。
本実施形態では主要な動作を行うトランジスタは、トランジスタQb5、Qb6、Qa4、Qa5の4つであり、これらのトランジスタで所定範囲の電圧制限を行うことができる。このため、例えば特許文献1〜3に開示されている回路のようにオペアンプを複数個用いる必要がなくなる。尚、オペアンプは通常1つ20〜数十個のトランジスタを有するため、トランジスタ個数を格段に減少させて構成することができ、回路規模を小規模化することができる。
このウィンドウコンパレータ回路1を半導体集積回路装置内に構成した場合には、回路構成面積(容積)を減少させることができ、しかも、従来と同等の回路構成を実現できるようになる。
また、抵抗R1〜R3の抵抗値を調整するだけで、ノードN1における分圧電圧V1を上限電圧として容易に設定できると共に、ノードN2における分圧電圧V23を下限電圧として容易に設定できる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、ウィンドウコンパレータの出力段の構成を変更したところにある。特に、ウィンドウコンパレータ回路に引き込まれる電流が前述実施形態より少ない場合に適用したところにある。前述実施形態と同一部分について同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図6に示すように、ウィンドウコンパレータ回路1に代わるウィンドウコンパレータ回路11は、前述実施形態で説明したウィンドウコンパレータ回路1の出力段からトランジスタQa6、Qb7を取り除いた構成を適用している。逆に言及すると、前述実施形態のウィンドウコンパレータ回路1の構成では電流引込能力が高いため、電圧発生回路3の出力電流が大きい場合には前述実施形態の回路構成を適用することが望ましい。
ウィンドウコンパレータ回路11は、特に抵抗R4の抵抗値が比較的大きく、当該ウィンドウコンパレータ回路11に引き込まれる電流I2が比較的少ない場合に適用される回路となっている。このような実施形態においてはトランジスタQa6、Qb7を削除しても前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、抵抗R1〜R3による分圧回路に代えて別途基準電圧発生回路を設けたところにある。すなわち、ウィンドウコンパレータ1に代わるウィンドウコンパレータ21は、抵抗R1〜R3に代えて基準電圧発生回路22を備えており、当該基準電圧発生回路22が、ノードN1に基準電圧V12を印加すると共に、ノードN2に基準電圧V23を印加するように構成されている。このように抵抗R1〜R3以外の回路構成を適用しても前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、カレントミラー回路CM1〜CM5に代えて、他の形態の電流源を適用して構成したところにある。前述実施形態と同一部分について同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図8は、他の形態の電流源を適用したウィンドウコンパレータ回路を示している。
この図8に示すように、ウィンドウコンパレータ回路1に代わるウィンドウコンパレータ回路31は、カレントミラー回路CM1〜CM5を設けることなく、これらに代えて、電流源Is3〜Is6を備えている。電流源Is3は、電源ノードN0とノードN1との間に接続されており、電流源Is4は、トランジスタQa4のコレクタ(ノードN4)とグランドGNDとの間に接続されている。これらの電流源Is3およびIs4の電流供給値は互いに同一の電流値I3に設定されており、電流源Is3の供給電流を電流源Is4は全て引くように構成されている。
また、電流源Is5は、電源ノードN0とトランジスタQb5のコレクタ(ノードN5)との間に接続されており、電流源Is6は、トランジスタQb5のエミッタ(ノードN2)とグランドGNDとの間に接続されている。これらの電流源Is5およびIs6の電流供給値は互いに同一の電流値I4に設定されており、電流源Is5の供給電流を電流源Is6は全て引くように構成されている。したがって、本実施形態に示すような回路構成を適用すれば、ノードN1の電圧V12が一定電圧で且つノードN2の電圧V23が一定電圧となるため、前述実施形態と同様の作用効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
直流の入力電圧信号を適用した実施形態を示したが、各トランジスタの応答速度さえ満足すれば過大または過小の交流信号から保護する回路として適用しても良い。
バイポーラジャンクショントランジスタQa1〜Qa6、Qb1〜Qb7は、必要に応じて他種類のトランジスタを適用しても良い。
前述実施形態では、保護対象回路2から電圧発生回路3を通じて電圧を保護対象回路2にフィードバックする構成を適用し、保護対象回路2を過小入力電圧および過大入力電圧から保護しているが、フィードバック回路を適用しない構成であっても良い。
図面中、1、11、21、31はウィンドウコンパレータ回路、4は基準電圧発生回路(基準電圧発生部)、Qa1〜Qa6、Qb1〜Qb7はトランジスタ(Qa4は第1トランジスタ、Qb5は第2トランジスタ、Qa5は第3トランジスタ、Qb6は第4トランジスタ)、N0は電源ノード(第1の電源ノード)、GNDはグランド(第2の電源ノード)を示す。

Claims (2)

  1. 第1および第2の電源ノード間に印加される電圧に基づいて第1および第2の基準電圧を生成する基準電圧発生部と、
    第1制御端子を備え、前記第1および第2の電源ノード間にダイオード接続されると共に、第1定電流源から第1定電流が供給される第1ノードに接続された第1トランジスタであって、前記第1ノードが前記基準電圧発生部により生成された第1の基準電圧の生成ノードに接続された第1トランジスタと、
    第2制御端子を備え、前記第1および第2の電源ノード間にダイオード接続されると共に、第2定電流源から第2定電流が供給される第2ノードに接続された第2トランジスタであって、前記第2ノードが前記基準電圧発生部により生成された第2の基準電圧の生成ノードに接続された第2トランジスタと、
    前記第1制御端子と共通接続された第3制御端子と、保護対象回路の入力に接続された第1出力端子とを備え、前記第2の電源ノードと前記第1出力端子との間に介在して接続された第3トランジスタであって、前記第3制御端子と前記第1出力端子との間の電圧が所定以上の電圧となる場合に前記第1の基準電圧を前記第1出力端子から出力する第3トランジスタと、
    前記第2制御端子と共通接続された第4制御端子と、前記保護対象回路の入力に接続されると共に前記第1出力端子と共通接続された第2出力端子とを備え、前記第1の電源ノードと前記第2出力端子との間に介在して接続された第4トランジスタであって、前記第2出力端子と前記第4制御端子との間の電圧が所定以上の電圧となる場合に前記第2の基準電圧を前記第2出力端子から出力する第4トランジスタとを備えたことを特徴とするウィンドウコンパレータ回路。
  2. 前記基準電圧発生部は、第1および第2の電源ノード間に直列接続された複数の抵抗により構成されていることを特徴とする請求項1記載のウィンドウコンパレータ回路。
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