JP4650874B2 - 遊技機 - Google Patents
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図柄との関係を推測するようになり、遊技の趣向を更に高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技機)の外観を示す正面図である。なお、以下の説明において、「遊技」とはメダルの投入からストップスイッチの操作を経た次のメダルの投入までの一連の動作をいう。
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、このフロントパネル20には、透明な表示窓21が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓21の後方には、3つのリール(回胴)31が配置されている。遊技者から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rが配置されている。リール31L、31C及び31Rはリング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが貼られている。1つのリールには、例えば21個の複数種類の図柄が等間隔で配列されている。但し、図柄の配列はリールごとに異なっている。そして、表示窓21内から、リール31L、31C及び31Rの上下方向で連続する3つの図柄が見えるようになっている。
図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、制御用RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えば、メインCPU51及びROM52内に記録されるプログラムから以下の制御部101、役抽選部103、リール制御部106、入賞判定部107、遊技状態制御部108及び払出制御部109が構成され、例えばRAM53に、以下のフラグ情報記憶部105が備えられ、例えばROM52に、以下の抽選テーブル102のデータが記憶されている。
役抽選部103は、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な複数回の特別遊技に移行させるための役である。小役とは、その小役の種類に応じて枚数のメダルを遊技者に払い出す役である。リプレイとは、前の遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技を行う権利を遊技者に与える役である。
制御部101は、役抽選部103や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、制御部101は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部103に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、更に、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、制御部101の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部105は、役抽選部103の抽選結果によって何らかの役に対するフラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶する。
リール制御部106は、制御部101からの指示に基づいて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転及び停止の制御を行う。より詳細には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部103による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部107は、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインの何れかに役の図柄の組み合わせが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部106は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。なお、リール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御にテーブルを用いている場合には、リール31L、31C及び31Rが実際に停止してから入賞判定部107が図柄の組み合わせを判定するのではなく、リール制御部106によってテーブルを用いてリール群31の停止位置が定められた時に、有効ライン上に停止する図柄の組み合わせを判別するようにしてもよい。
遊技状態制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、特別遊技の制御を行う。例えば、遊技状態制御部108は、特別遊技中における役抽選部103の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。
払出制御部109は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
図4は、サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態においては、例えば、サブCPU61及びROM62内に記録されるプログラムから、以下の演出パターン選択部201、出目検出部203、図柄選択部204が構成され、サブCPU61及びROM62内に記録されるプログラム、並びに、画像制御プロセッサ64及び画像データROM65内に記録されるプログラム等から以下の演出制御部202が構成される。
演出パターン選択部201は、遊技状態に応じて演出のパターンを選択する。具体的には、演出パターン選択部201は、メイン制御基板50の役抽選部103からの信号を受けて、当選役等に応じた演出パターンを選択したり、メイン制御基板50の入賞判定部107及び遊技状態制御部108からの信号を受けて、入賞役や遊技状態に応じた演出パターンを選択したりする。
出目検出部203は、リール制御部106からの各リール31L、31C及び31Rにおける停止情報に基づいて、各リール31L、31C及び31Rの表示窓21に表示された複数の図柄、いわゆる出目を検出する。ここで、本実施形態では、各リール31L、31C及び31R毎に、連続する3つの図柄が検出される。
図柄選択部204は、役抽選部103、入賞判定部107あるいは遊技状態制御部108からの情報に応じて、出目検出部203によって検出された各リール31L、31C及び31Rの表示窓21に表示された3つの図柄の中から、各リール毎に1つの図柄を選択する。具体的に、図柄選択部204は、役抽選部103、入賞判定部107あるいは遊技状態制御部108からの情報に応じた特別役への入賞の期待度に基づいて、各リールの出目の図柄の中から選択する図柄を組み合わせる。
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに基づく演出、及び図柄選択部204によって選択された図柄の表示に基づく演出の制御を行う。即ち、演出制御部202は、選択された演出パターンあるいは選択された図柄に基づいて仮想的な三次元空間内にオブジェクトを配置して画像データを作成し、演出表示装置40上に表示させる。また、演出制御部202は、音源回路67を制御することにより、音源回路67によって音信号が生成され、アンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
画像制御部2021は、画像データ生成部2023に対して演出パターン選択部201が選択した演出パターン及び図柄選択部204が選択した図柄に応じた画像データを生成するように指示するとともに、表示制御部2024に対して画像データ生成部2023が生成した画像データを演出表示装置40の表示画面における所定の位置に表示するように指示する。
音制御部2022は、演出パターン選択部201によって選択された演出パターンに応じた音を発生するように音源回路67を制御する。
画像データ生成部2023は、画像制御部2021からの指示に応じて、該当する画像データを生成する。
表示制御部2024は、画像制御部2021からの指示に応じて、画像データ生成部2023によって生成された画像データを演出表示装置40の表示画面における所定の位置に表示させるように制御する。
ここでは、各リール31L、31C及び31Rにおける出目の図柄の中から、各リール毎に1つの図柄を選択して表示する1遊技における特定の演出制御動作についてのみを説明するが、本実施形態のサブ制御基板60が演出のための基本的な制御動作を実行可能であることは勿論である。また、図7は、サブ制御基板60による制御動作を示した模式図である。
図柄選択部204は、役抽選部103、入賞判定部107あるいは遊技状態制御部108からの情報に応じた特別役への入賞の期待度に基づいて、各リール31L、31C及び31Rの出目の中から1ずつ図柄を選択し、選択した各図柄の組み合わせにより特別役への入賞の期待度を示すようにしている。この際、遊技者に特別役への入賞の期待度を示す選択図柄の組み合わせとしては様々な形態が考えられるが、その一例を以下に示す。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
20:フロントパネル
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
24:有効ラインランプ
25:クレジット数表示部
26:ゲーム数表示部
27:払い出し数表示部
28:投入枚数表示部
31L、31C、31R:リール
40:演出表示装置
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
55、70:バス
60:サブ制御基板
61:サブCPU
64:画像制御プロセッサ
65:画像データROM
66:ビデオRAM
67:音源回路
68:アンプ
71:スピーカ
101:制御部
102:抽選テーブル
103:役抽選部
105:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:遊技状態制御部
109:払出制御部
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
203:出目検出部
204:図柄選択部
2021:画像制御部
2022:音制御部
2023:画像データ生成部
2024:表示制御部
Claims (5)
- 遊技の制御を行うメイン制御手段に含まれ、特別役を含む種々の役の抽選を行う役抽選手段と、
複数種類の図柄が表示された複数のリールと、
前記各リールにつき複数の図柄を表示させる表示窓と、
前記メイン制御手段に含まれ、前記各リールの回転及び停止の制御を行うリール制御手段と、
前記メイン制御手段に含まれ、前記リール制御手段により停止された前記各リールの前記表示窓に表示された複数の図柄から、前記役に入賞したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記メイン制御手段に含まれ、前記入賞判定手段により、前記特別役に入賞していると判定された場合、次遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、特別遊技の制御を行う遊技状態制御手段と、
前記遊技に対する演出の制御を行うサブ制御手段に含まれ、前記リール制御手段により停止された前記各リールの前記表示窓に表示された複数の図柄の中から、前記各リール毎に1つの図柄を選択する図柄選択手段と、
前記サブ制御手段に含まれ、前記図柄選択手段により前記各リール毎に選択された図柄である各選択図柄を表示画面上に表示するように制御する表示制御手段と、を有し、
前記図柄選択手段は、前記役抽選手段、前記入賞判定手段及び前記遊技状態制御手段からの情報のうち、少なくとも一つの情報に基づいて前記図柄を選択することにより、前記表示制御手段により前記表示画面上に表示された前記各選択図柄の組み合わせと、前記リール制御手段により停止された前記各リールの前記表示窓に表示された各図柄とに応じて前記特別役へ入賞する期待度を示し、且つ、選択した前記選択図柄が同一の種類であっても、前記リール制御手段により停止された前記各リールの前記表示窓に表示された前記各図柄が有効ライン上に揃って表示された場合と有効ライン上に揃って表示されていない場合とでは、前記特別役へ入賞する前記期待度が異なることを特徴とする遊技機。 - 前記図柄選択手段は、前記リール制御手段による全てのリールの停止後に、前記各リール毎に1つの図柄を選択することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記表示制御手段は、前記各選択図柄を1つずつ前記表示画面上に表示するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
- 前記表示制御手段は、前記リール制御手段による前記各リールの停止順序によらずに、前記各選択図柄を前記表示画面上に表示するように制御することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記表示制御手段は、前記リール制御手段により停止された前記各リールの前記表示窓に表示された前記各図柄を順次点灯させるとともに、前記各選択図柄を前記表示画面上に表示させる際に、当該選択図柄と同一の図柄で点灯の移動を停止させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
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