JP4641415B2 - 情報転記システム及び情報転記方法 - Google Patents

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Description

本発明は、医療現場における医師が記入した処方を薬剤の投与指示書に転記するケースのように、異なるフォーム間における正確な情報の転記が必要な場面において、人為的な転記ミスの発生を抑止することが可能な情報転記システム及び情報転記方法に関するものである。
医療現場においては、医師が記入した処方を薬剤の投与指示書に転記するケースのように、必要な情報が所定の用紙やフォームに転記されて伝えられる場面が多い。このような場面において、単純な誤記、桁数の間違い、単位の間違い、記入欄の間違いなどによって正確な転記がなされないと、重大な医療ミスにつながる恐れがあるため、重要情報の伝達を正確に行うことが課題となっている。
かかる課題に対応するために、複数人でチェックを行うなど運用の工夫がなされているも多いが、人間が作業を行う以上は完全にミスを回避することは困難である。そこで、電子カルテシステムの導入に見られるように、医療現場の情報管理にもコンピュータシステムを活用するケースが増えている。
このようなコンピュータシステムの一例として、医療現場における誤投薬や転記ミスを防止するために、看護士、患者、薬剤等に識別コードを付与して管理し、各々のケースにおける識別コードの一致をチェックして情報伝達のミスを防止する発明が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2003−16182号公報 特開2003−30323号公報
コンピュータシステムによる医療情報管理は、コンピュータによって管理が可能な範囲においては、情報伝達のミスを防止するために有益である。しかしながら、医療現場の実態を考えた場合、コンピュータシステムでは管理することが困難な不規則な事態が発生することも少なくなく、かつ全ての現場においてコンピュータシステムの利用を徹底するのは容易でないという事情が存在している。
例えば、前記特許文献1や前記特許文献2に記載された発明を実施するためには、医療現場における全てのワークフローを定義し、これに従った識別コードの登録を予め行っておかなければならない。医療行為の全てのフローを予め定義できるものであればよいが、現場においては定義されていない新たな事象が生じるケースも珍しくなく、このようなケースには対応することができないという第1の問題が発生する。
第1の問題に対処するためには、情報伝達の正確性のチェックを事前に設定された体系の下でのみ行うのではなく、あるフォームから別のフォームへ情報の転記が行われる際への転記ミスのチェックを、事前に設定された体系に制約されずに自由に実現することができるチェックシステムが提供されることが好ましい。
また、識別コードによる管理を行うと、例えば薬剤については一の薬剤に数値等で示される一意の識別コードが付与されることになる。医療現場では薬剤を数値ではなく名称で把握することが通常であるが、コンピュータシステム上では薬剤は識別コードによって管理されるため、現場における作業者にとっては、薬剤を識別コードで把握するか、又は識別コードと名称を関連付けた検索システムを操作することが必要になり、名称のみで作業が進められた従来の方法より負担が増加するという第2の問題も発生する。
第2の問題を考慮すると、コンピュータで使用する識別コードの記憶や検索システムの操作を伴わず、従来からの方法である紙への転記による情報伝達においても転記ミスをチェックし、正確な転記を保証することができるチェックシステムが提供されることが好ましい。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、医療現場における医師が記入した処方を薬剤の投与指示書に転記するケースのように、異なるフォーム間における正確な情報の転記が必要な場面において、人為的な転記ミスの発生を抑止することが可能な情報転記システム及び情報転記方法であって、特に予めワークフローの体系等を定義することなく現場の状況に合わせた自由な運用が可能なシステム及び方法を提供することを目的とするものである。
本願にかかる課題を解決する第1の発明は、ユニークな識別コードが付された筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記システムであって、前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付ける筆記イメージ受付手段と、前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定する意味データ特定手段と、前記意味データ特定手段の特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて格納する意味データ格納手段と、前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付ける記入イメージ受付手段と、前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定する識別コード特定手段と、前記識別コード特定手段が特定した識別コードをキーに、前記意味データ格納手段から対応する意味データを取得する意味データ取得手段と、前記第2のフォームの前記識別コードが筆記された記入枠が付された筆記欄に、前記意味データを出力する意味データ出力手段と、を備えることを特徴とする情報転記システムである。
この発明においては、第1のフォームから第2のフォームへ情報を転記する場合に、各々のフォームにおける筆記欄をユニークな識別コードによって紐付けることにより、第1のフォームのある筆記欄に筆記された情報に付された識別コードを第2のフォームの所定の筆記欄に付された記入枠に記入することのみによって、当該情報の転記を正確に行うことができる。かかる識別コードによる紐付けは、予め設定された体系に拘束されることなく自由に用いることができるので、利用者は転記したい情報を任意に設定して転記を実行することができる。
尚、転記元である第1のフォームと転記先である第2のフォームは、それぞれ異なる用紙に設けられていることが通常であるが、同一の用紙に設けられた2つのフォーム間で転記を行うものであってもよい。また、ここで用いられる意味データは、情報として何らかの意味を認識できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば医療現場で薬剤投与の指示書に用いられる場合であれば、投与する薬剤の種類や分量などが用いられる。
第1の発明において、前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、前記意味データ特定手段が特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された数値情報であることを特徴とすることもできる。
このように構成すると、意味データとして用いられる情報を第1のフォームに筆記する際に、所定の数値軸又は座標軸上に位置を特定する○印等を筆記するだけで、意味データとして数値情報を特定することが可能になる。尚、数値軸又は座標軸上に付される目盛の単位や形状は特に限定されるものではなく、筆記跡も○印や×印などに特に限定されるものではない。
本願にかかる課題を解決する第2の発明は、ユニークな識別コードが付された筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記システムであって、前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付ける第1の筆記イメージ受付手段と、前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定する第1の意味データ特定手段と、前記意味データ特定手段の特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて格納する意味データ格納手段と、前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付ける記入イメージ受付手段と、前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定する識別コード特定手段と、前記識別コード特定手段が特定した識別コードをキーに、前記意味データ格納手段から対応する第1の意味データを取得する意味データ取得手段と、前記第2のフォームの前記記入枠が付された筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付ける第2の筆記イメージ受付手段と、前記イメージデータから、前記筆記欄に筆記された情報の意味を示す第2の意味データを特定する第2の意味データ特定手段と、前記第1の意味データと前記第2の意味データが一致する場合には、前記第2のフォームに前記第1のフォームに筆記された情報が正確に転記されたものと判定する転記判定手段と、を備えることを特徴とする情報転記システムである。
この発明においては、第1のフォームから第2のフォームへ情報を転記する場合に、各々のフォームにおける筆記欄をユニークな識別コードによって紐付けることにより、第1のフォームのある筆記欄に筆記された情報と、当該情報に付された識別コードが記入枠に記入された第2のフォームの筆記欄に筆記された情報を対比することによって、当該情報の転記が正確に行われたか否かを判定することができる。かかる識別コードによる紐付けは、予め設定された体系に拘束されることなく自由に用いることができるので、利用者は転記したい情報を任意に設定して転記が正確に行われたかを確認することができる。
尚、転記元である第1のフォームと転記先である第2のフォームは、異なる用紙に設けられるものであっても同一の用紙に設けられるものであってもよいことは、第1の発明と同様である。また、ここで用いられる意味データについても、情報として何らかの意味を認識できるものであれば特に限定されるものではないことは、第1の発明の場合と同様である。正確に転記されたものかを判定した後の動作については、端末画面に承認やエラーを表示する、承認された場合は第2のフォームに筆記された情報を新たに出力するなど、判定結果によって何らかの異なる動作を実行させるものであれば、特に限定されるものではない。
第1の発明において、前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、前記第1の意味データ特定手段が特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された第1の数値情報であり、前記第2の意味データ特定手段が特定する意味データは、前記イメージデータから特定された第2の数値情報であって、前記転記判定手段は、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報の差異が所定の範囲内にあるかを判定することを特徴とすることもできる。
このように構成すると、意味データとして用いられる情報を第1のフォームに筆記する際に、所定の数値軸又は座標軸上に位置を特定する○印等を筆記するだけで意味データとして数値情報を特定することが可能になるため、第2のフォームにおいて第1のフォームに筆記された数値軸又は座標軸上に位置を読み取って筆記された数値情報が、正確に転記されたものであるか否かを判定することができる。尚、数値軸又は座標軸上に付される目盛の単位や形状は特に限定されるものではなく、筆記跡も○印や×印などに特に限定されるものではないことは、第1の発明と同様である。
第1の発明は、第1の発明にかかる情報転記システムにより実行される情報転記方法として把握することもできる。つまり、第1の発明に対応する情報転記方法は、ユニークな識別コードが付された筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、コンピュータシステムを用いて識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記方法であって、前記コンピュータシステムが、前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定するステップと、前記コンピュータシステムが、前記意味データを特定するステップで特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて意味データ格納部に格納するステップと、前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定するステップと、前記コンピュータシステムが、前記識別コードを特定するステップで特定された識別コードをキーに、前記意味データ格納部から対応する意味データを取得するステップと、前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの前記識別コードが筆記された記入枠が付された筆記欄に、前記意味データを出力するステップと、を有することを特徴とする情報転記方法である。
第1の発明に対応する情報転記方法は、前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、前記意味データを特定するステップで特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された数値情報であることを特徴とすることもできる。
第2の発明は、第2の発明にかかる情報転記システムにより実行される情報転記方法として把握することもできる。つまり、第2の発明に対応する情報転記方法は、ユニークな識別コードが付された複数の筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、コンピュータシステムを用いて識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記方法であって、前記コンピュータシステムが、前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定するステップと、前記コンピュータシステムが、前記意味データを特定するステップで特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて意味データ格納部に格納するステップと、前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定するステップと、前記コンピュータシステムが、前記識別コードを特定するステップで特定された識別コードをキーに、前記意味データ格納部から対応する第1の意味データを取得するステップと、前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの前記記入枠が付された筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記筆記欄に筆記された情報の意味を示す第2の意味データを特定するステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1の意味データと前記第2の意味データが一致する場合には、前記第2のフォームに前記第1のフォームに筆記された情報が正確に転記されたものと判定するステップと、を有することを特徴とする情報転記方法である。
第2の発明に対応する情報転記方法は、前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、前記第1の意味データを特定するステップで特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された第1の数値情報であり、前記第2の意味データを特定するステップで特定する意味データは、前記イメージデータから特定された第2の数値情報であって、前記第2のフォームに前記第1のフォームに筆記された情報が正確に転記されたものと判定するステップでは、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報の差異が所定の範囲内にあるかを判定することを特徴とすることもできる。
本発明によって、異なるフォーム間における正確な情報の転記が必要な場面において、人為的な転記ミスの発生を、従来以上に抑止することが可能になる。特に、予めワークフローの体系等を定義することなく現場の状況に合わせた自由な運用が可能であるため、作業の定型化が行いにくい、例えば医療現場における医師が記入した処方を薬剤の投与指示書に転記するケース等に有益である。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明においては、本発明にかかる情報転記システムを、医療現場における処方用紙から投薬指示書に転記するための指示書出力システムに用いる例について説明するが、本発明は医療現場による使用や、異なる用紙間での使用に限られるものではなく、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる情報転記システムをネットワーク上で使用する場合の構成の一例を示すブロック図である。図2は、本発明にかかる情報転記システムにおいて用いられる転記元データテーブルと、読み込んだデータの対照例を示す図である。図3は、本発明にかかる情報転記システムにおいて用いられる処方用紙の一例を示す図である。図4は、本発明にかかる情報転記システムにおいて用いられる投与指示書の一例を示す図である。図5は、本発明にかかる情報転記システムによる投与指示書への転記の一例を示す図である。図6は、本発明にかかる情報転記システムによる投与指示書の転記チェックの一例を示す図である。図7は、本発明にかかる情報転記システムにおける転記元データ取得の処理フローを示すフローチャートである。図8は、本発明にかかる情報転記システムによる転記及び転記チェックの処理フローを示すフローチャートである。
図1は、本発明にかかる情報転記システムをネットワーク上で使用する場合の構成を示している。本発明にかかる情報転記システム10は、病院内のコンピュータ等を接続するLAN等の院内ネットワークに接続された端末装置に備えられている。当該端末装置は、汎用のパーソナルコンピュータ等であって本発明にかかる情報転記システム10はその一機能として備えられていてもよいし、本発明にかかる情報転記システム10の専用端末として使用されるものであってもよい。
院内ネットワークには、病院内の診療科や薬局など各所に設置されるスキャナ20、スキャナ30、スキャナ40に示した入力装置が接続されるとともに、投薬情報等を転記して出力するためのプリンタ50、プリンタ60等の出力装置が接続されている。
図1に示した情報転記システム10を用いて、処方用紙に医師が筆記した情報を、投薬指示のための投与指示書に転記する例について、図2〜図6を参照しながら説明する。尚、ここで用いられる処方用紙と投与指示書には、異なる2枚の用紙を用いることとして説明するが、本発明は第1のフォームに記入された情報を第2のフォームに正確に転記するためのものであればよく、1枚の用紙に設けられた2つのフォームの間で転記を行うためのものであってもよい。
図3は、患者を診察した医師が、投与する薬剤の種類や投与量について記入する処方用紙の一例を示したものである。各々の項目を筆記するための筆記欄には移出記号印刷枠が付されていて、移出記号印刷枠には、予めユニークな識別コードが印字されている。診察を行った医師は、患者のIDや投与薬剤、投与量等を筆記欄に手書きで筆記するが、薬剤名等の一部の筆記欄については、予め筆記すべき内容を指定して印字しておくこととしてもよい。
図3のように筆記済の処方用紙は、診察を行った現場近くに設けられたスキャナ20等を用いて、筆記された内容が読み取られる。スキャナ20〜40は、情報転記システム10の情報読み取りに用いられる専用スキャナであってもよいし、汎用的なスキャナを用いるものであってもよい。汎用的なスキャナを用いる場合には、スキャナの動作を制御するために、スキャナ20〜40はそれぞれパーソナルコンピュータと接続され、当該パーソナルコンピュータによって情報転記システム10に必要な動作が実行される。
スキャナ20〜40において処方用紙に記入された内容を読み込んだイメージデータは、院内ネットワークを通じで情報転記システム10に送出される。情報転記システム10は、HDD14に格納されたアプリケーションプログラムによって所定の処理を実行するために、ROM13に記憶された入力制御や出力制御などのハードウェア制御のための基本的な各種プログラムを起動し、RAM12をアプリケーションプログラムのワークエリアとして機能させながら、CPU11が演算処理を行う。
情報転記システム10がイメージデータを受け付けると、HDD14に格納されたコピー筆記プログラム141又はチェック筆記プログラム142を読み出して起動し、イメージ上の所定の位置に筆記された情報を認識する処理を実行する。イメージ上で筆記欄に筆記された情報は、患者のID、投与する薬剤、薬剤の投与量など、医師が指定した意味を持つ意味データとして特定される。
かかる意味データの認識方法については、イメージの文字認識により読み取られた文字や数値をそのまま用いるのが通常であるが、イメージから読み取られた文字や数値が予め意味データ格納部144において指定された文字や数値に該当する場合には、意味データ格納部144から読み取られた文字や数値に対応する意味データを取得することとしてもよい。例えば、「オペ」「オペレーション」などの文字が読み取られれば「手術」を意味データとして特定する、人体の各部に「001」「002」などのコード番号を付与し、それぞれ「頭」「顔」などの意味データを特定する、といった認識方法を用いてもよい。
また、イメージ上の筆記欄には、それぞれ図3に示したようなユニークな識別コードが付された移出記号印刷枠が設けられている。かかる識別コードは情報を転記する際のキーとして用いられるが、イメージデータから識別コードを読み取って特定すると、HDD14の入力データ格納部143に、特定した識別コードと関連付けて各々の意味データが格納される。
先に、薬剤名等の一部の筆記欄に予め筆記すべき内容を指定して印字しておくこととしてもよいと説明したが、このように筆記欄の内容が予め印字されている場合については、上記のようにスキャナから読み取って認識した意味データを格納することとしてもよいが、予め移出記号印刷枠に印字される識別コードと関連付けて入力データ格納部143に格納することとしてもよい。この場合は、予め意味データが紐付けられた識別コードに対応する筆記欄のイメージを受け付けた場合にも、予め登録された意味データが優先される。
尚、意味データや識別コードを特定するためのイメージデータから文字や数値を認識する文字認識処理を実行する主体は、情報転記システム10に限られず、スキャナ20〜40それぞれを制御するパーソナルコンピュータ等において行われるものであってもよい。この場合は、情報転記システム10は文字データや数値データである意味データと識別コードを受け付けて、識別コードと関連付けた意味データを入力データ格納部143に格納する。
入力データ格納部143は、例えば、図2に示した転記元データのテーブルのように構成されている。特定された識別コード毎に設けられたレコードには、各々の識別コードに対応する意味データが関連付けられて格納されている。
一方、図4は、医師が作成した処方に則して、患者に対して投与する薬剤を指定する投与指示書の一例を示したものである。投与指示書への記入は処方用紙を記入した医師が併せて記入する場合もあるが、ある医師が作成した処方に従って部下である他の医師が記入したり、処方の作成から時間が経過した後に過去の投与例に従って他の医師が記入したりするなど、処方用紙を記入した医師とは別人によって記入されることも少なくない。このようなケースにおいて、処方用紙や過去の投与指示書からの転記でミスが生じやすいことが問題となる。
図4の例において、他の医師などの転記者は、投与する薬剤や投与する分量などの筆記欄に付された移入記号記入枠に、処方用紙や過去の投与指示書において対応する項目の移出記号記入枠に記載されている識別コードを記入する。尚、投与する分量を転記する際には、分量の単位を予め指示書に印字することとしてもよいし、単位についても転記者によって手書きすることとしてもよい。
図5は、図4に示した投与指示書に、識別コードのみを記入して意味データが自動出力された投与指示書の一例を示したものである。転記者は、移入記号記入枠に転記したい項目の移出記号記入枠に記載されている識別コードを記入して、作業現場の近くに設置されたスキャナ20〜40によって投与指示書を読み取らせる。読み取られたイメージデータは、情報転記システム10に送出される。
情報転記システム10においては、受け付けたイメージデータから、移入記号記入枠に記入された識別コードを特定する。さらに入力データ格納部143において特定した識別コードをキーとして検索処理を行い、特定した識別コードに対応する意味データを取得する。取得した意味データは、図5に示したように、投与指示書の所定の筆記欄に印字されて出力される。出力する場所については、集中管理を行う部門に設置されたプリンタ50から投与指示書を出力してそれぞれの現場に配布することとしてもよいし、ユーザが任意に指定するネットワーク上のプリンタから出力可能なように設定して、作業現場近くに設置されたプリンタ60を用いて出力することとしてもよい。
これらの転記にかかる処理は、情報転記システム10においてコピー筆記プログラム141が読み出されて実行される。尚、入力データ格納部143に特定した識別コードが存在しない場合や、特定した識別コードに対応する意味データが存在しない場合は、出力エラーとなる。
図6は、図4に示した投与指示書に、識別コードと意味データを記入して、転記チェックを行って出力された投与指示書の一例を示したものである。転記者は、それぞれの項目の筆記欄に処方用紙等に起債された情報を転記するととともに、移入記号記入枠に転記したい項目の移出記号記入枠に記載されている識別コードを記入して、作業現場の近くに設置されたスキャナ20〜40によって投与指示書を読み取らせる。読み取られたイメージデータは、情報転記システム10に送出される。
情報転記システム10においては、受け付けたイメージデータから、筆記欄に筆記された意味データと移入記号記入枠に記入された識別コードを特定する。さらに入力データ格納部143において特定した識別コードをキーとして検索処理を行い、特定した識別コードに対応する意味データを取得する。取得した意味データについては、イメージデータから特定された意味データと一致するか否かを判定し、一致しない場合には転記ミスが発生したものと判定されて、エラー表示がされた投与指示書が出力される。図5の例では、処方用紙と投与指示書で指定された投与量の単位が異なることに気付かずに転記ミスが発生しており、投与指示書の量を表示する筆記欄にはエラーが印字されて出力されている。尚、出力する場所については、プリンタ50又はプリンタ60のいずれを用いるよう構成してもよいことは、先のケースと同様である。
これらの転記にかかる処理は、情報転記システム10においてチェック筆記プログラム142が読み出されて実行される。尚、入力データ格納部143に特定した識別コードが存在しない場合や、特定した識別コードに対応する意味データが存在しない場合は、出力エラーとなる。
また、転記ミスの判定後に実行される処理は特に限定されるものではなく、図5に示したように、転記に用いられたものとは異なる投与指示書を改めて出力することとしてもよいし、現場の作業用端末にエラーメッセージを表示させて、転記者が自ら転記ミスの発生した投与指示書を修正することとしてもよい。その他にも、エラーにならなかった場合は指示書に従った薬品が自動薬計量器から吐出されるが、エラーになったら吐出を停止させる、エラーになった場合には投与指示書を読み取った端末にアラーム音を鳴らす、などのように出力を伴わない動作を実行させることとしてもよい。
図2は、上記の例において、投与指示書から読み取った意味データを入力データ格納部143に格納された意味データと対照する例を示している。転記先データには、投与指示書から読み取った識別コードと意味データが含まれていて、当該識別コードをキーに転記元データのテーブルを検索して、対応するレコードから意味データを取得する。取得した意味データと投与指示書から読み取った意味データが一致する場合は当該意味データがそのまま出力され、一致しない場合はエラーメッセージが表示される。
尚、ここで用いられる転記先データは、上記の対照処理のための一時データとして扱い、転記ミスのチェックが行われた後に廃棄されることとしてもよいし、HDD14の所定の領域に格納されることとしてもよい。転記元データのテーブルに格納されるデータについては、操作者の指定や所定の期間経過後によって削除されるよう構成してもよい。
尚、これまで説明した実施形態では、スキャナ等の端末装置と情報転記システムを院内ネットワークで接続して使用する例について説明したが、本発明にかかる情報転記システムをスキャナやプリンタを制御するパーソナルコンピュータの一機能として設定し、ネットワークを利用しないスタンドアローンの形態で実施することとしてもよい。
本発明にかかる情報転記システムにおいては、処方用紙に印字される識別コードには、全てユニークな数値等が用いられるように管理されている。本発明では、かかる識別コードをキーに異なる用紙への正確な情報転記を保証するが、識別コードは転記元の筆記欄と転記先の筆記欄を紐付ける役割のみを果たすものであって、識別コード同士が何らかの体系を持って関連付けられているものではない。つまり、本発明の昨日はある筆記欄から他の筆記欄への正確な転記を実現することに力点を置き、本発明の利用者は転記する情報を任意に設定することが可能であるため、医療現場のように全てのワークフローを予め設定することが困難な作業現場での利用に適している。
図7のフローチャートを用いて、本発明にかかる情報転記システムにおける転記元データ取得の処理フローについて説明する。まず、スキャナで読み込まれた医師が記入した処方用紙に記入された処方用紙のデータを、ネットワークを通じで取得して(S01)、情報転記システムが起動される。
取得した処方用紙のデータから識別コードを読み取ると(S02)、続いて、筆記欄の記載内容を読み取って、読み取られた記載内容から意味データを特定する(S03)。
このように特定された意味データを、読み取った識別コードと関連付けて入力データ格納部に格納する(S04)。続いて、処方用紙のデータの中に、次の識別コードが存在するか否かを確認する(S05)。次の識別コードが存在する場合には、識別コードを読み取るとともに意味データを特定し、入力データ格納部へ格納する処理(S02〜S04)を繰り返す。次の識別コードが存在しない場合には、転記元データを取得する処理を終了する。
図8のフローチャートを用いて、本発明にかかる情報転記システムによる転記及び転記チェックの処理フローについて説明する。まず、処方用紙より転記された投与指示書がスキャナにて読み込まれると、読み取られた投与指示書のデータを取得して(S11)、情報転記システムが起動される。
続いて、取得した投与指示書のデータに識別コードが入力されているかを判定し(S12)、識別コードが入力されている場合には、処方用紙のデータを特定するために、識別コードをキーに入力データ格納部を検索する(S13)。尚、全ての識別コード記入欄についてのチェックが終了して、識別コードの入力がないと判定されることとなった場合には、それまでの工程で特定した意味データから投与指示書を作成して(S21)、投与指示書を出力するが(S22)、最初の入力の有無をチェックする工程で識別コードの入力が判読されない場合には、意味データを記入しない状態での投与指示書が出力される。
検索の結果、一致する識別コードが存在するかを判定し(S14)、存在しない場合には、エラーメッセージを表示して(S20)、転記処理を終了する。存在する場合には、入力データ格納部の識別コードが記録されたレコードから、対応する意味データを取得して(S15)、投与指示書のデータに、当該識別コードに対応する意味データが含まれているか否かを確認する(S16)。対応する意味データが存在する場合には、投与指示書には意味データの筆記がなされていると判定されるため、当該筆記内容が正確になされているか否かを確認するための、以下のチェック筆記の処理を実行する。
チェック筆記の処理においては、S11で取得した投与指示書のデータに含まれる意味データと、S15において入力データ格納部から取得した処方用紙に記録された意味データが一致するかを対比する(S17)。両者が一致しない場合には、転記が正しく行われなかったものと判定し、エラーメッセージを表示して(S20)、転記処理を終了する。両者が一致した場合には、転記が正しく行われたものと判定して、一致した意味データを特定する(S18)。
一方、S16において識別コードに対応する意味データが存在しない場合には、投与指示書には意味データの筆記がなされていないと判定されるため、処方用紙に筆記された内容の転記を行うためのコピー筆記の処理を実行する。コピー筆記の場合は、入力データ格納部の識別コードが記録されたレコードから対応する意味データを取得して、取得した意味データをコピー筆記用の意味データとして特定する(S19)。
続いて、読み取った投与指示書のデータにおいて、次の識別コードの入力を確認して、さらに転記項目が存在しているか否かを判定する(S12)。新たな識別コードが存在する場合には、当該識別コードをキーに処方用紙のデータを検索して、対応する意味データの有無によって、コピー筆記又はチェック筆記のいずれかの処理を実行して(S13〜20)、意味データを特定する。これらの処理を繰返した後に、S12において新たな識別コードが存在しなくなった場合に、特定した意味データから投与指示書を作成し(S21)、ディスプレイやプリンタに出力して(S22)、投与指示書への転記処理を終了する。
本発明にかかる情報転記力システムをネットワーク上で使用する場合の構成の一例を示すブロック図である。 本発明にかかる情報転記システムにおいて用いられる転記元データテーブルと、読み込んだデータの対照例を示す図である。 本発明にかかる情報転記システムにおいて用いられる処方用紙の一例を示す図である。 本発明にかかる情報転記システムにおいて用いられる投与指示書の一例を示す図である。 本発明にかかる情報転記システムによる投与指示書への転記の一例を示す図である。 本発明にかかる情報転記システムによる投与指示書への転記チェックの一例を示す図である。 本発明にかかる情報転記システムにおける転記元データ取得の処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる情報転記システムによる転記及び転記チェックの処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
10 情報転記システム
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 HDD
141 コピー筆記プログラム
142 チェック筆記プログラム
143 入力データ格納部
144 意味データ格納部
20 スキャナ
30 スキャナ
40 スキャナ
50 プリンタ
60 プリンタ

Claims (8)

  1. ユニークな識別コードが付された筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記システムであって、
    前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付ける筆記イメージ受付手段と、
    前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定する意味データ特定手段と、
    前記意味データ特定手段の特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて格納する意味データ格納手段と、
    前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付ける記入イメージ受付手段と、
    前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定する識別コード特定手段と、
    前記識別コード特定手段が特定した識別コードをキーに、前記意味データ格納手段から対応する意味データを取得する意味データ取得手段と、
    前記第2のフォームの前記識別コードが筆記された記入枠が付された筆記欄に、前記意味データを出力する意味データ出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報転記システム。
  2. 前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、
    前記意味データ特定手段が特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された数値情報であること
    を特徴とする請求項1記載の情報転記システム。
  3. ユニークな識別コードが付された筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記システムであって、
    前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付ける第1の筆記イメージ受付手段と、
    前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定する第1の意味データ特定手段と、
    前記意味データ特定手段の特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて格納する意味データ格納手段と、
    前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付ける記入イメージ受付手段と、
    前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定する識別コード特定手段と、
    前記識別コード特定手段が特定した識別コードをキーに、前記意味データ格納手段から対応する第1の意味データを取得する意味データ取得手段と、
    前記第2のフォームの前記記入枠が付された筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付ける第2の筆記イメージ受付手段と、
    前記イメージデータから、前記筆記欄に筆記された情報の意味を示す第2の意味データを特定する第2の意味データ特定手段と、
    前記第1の意味データと前記第2の意味データが一致する場合には、前記第2のフォームに前記第1のフォームに筆記された情報が正確に転記されたものと判定する転記判定手段と、
    を備えることを特徴とする情報転記システム。
  4. 前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、
    前記第1の意味データ特定手段が特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された第1の数値情報であり、
    前記第2の意味データ特定手段が特定する意味データは、前記イメージデータから特定された第2の数値情報であって、
    前記転記判定手段は、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報の差異が所定の範囲内にあるかを判定すること
    を特徴とする請求項3記載の情報転記システム。
  5. ユニークな識別コードが付された筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、コンピュータシステムを用いて識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記方法であって、
    前記コンピュータシステムが、前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記意味データを特定するステップで特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて意味データ格納部に格納するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記識別コードを特定するステップで特定された識別コードをキーに、前記意味データ格納部から対応する意味データを取得するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの前記識別コードが筆記された記入枠が付された筆記欄に、前記意味データを出力するステップと、
    を有することを特徴とする情報転記方法。
  6. 前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、
    前記意味データを特定するステップで特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された数値情報であること
    を特徴とする請求項5記載の情報転記方法。
  7. ユニークな識別コードが付された複数の筆記欄を備える第1のフォームに筆記された情報を、コンピュータシステムを用いて識別コードの記入枠が付された筆記欄を備える第2のフォームに転記するための情報転記方法であって、
    前記コンピュータシステムが、前記第1のフォームの筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記第2のフォームに転記されるべき情報の意味を示す意味データを特定するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記意味データを特定するステップで特定した意味データを、前記筆記欄に付された識別コードと関連付けて意味データ格納部に格納するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの識別コードの記入枠から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記記入枠に記入された識別コードを特定するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記識別コードを特定するステップで特定された識別コードをキーに、前記意味データ格納部から対応する第1の意味データを取得するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第2のフォームの前記記入枠が付された筆記欄から読み取ったイメージデータを受け付けるステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記イメージデータから、前記筆記欄に筆記された情報の意味を示す第2の意味データを特定するステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1の意味データと前記第2の意味データが一致する場合には、前記第2のフォームに前記第1のフォームに筆記された情報が正確に転記されたものと判定するステップと、
    を有することを特徴とする情報転記方法。
  8. 前記第1のフォームの少なくとも一つの筆記欄には目盛の付された数値軸又は座標軸が設けられていて、
    前記第1の意味データを特定するステップで特定する意味データは、前記数値軸又は座標軸を基準に筆記跡が認識された位置から特定された第1の数値情報であり、
    前記第2の意味データを特定するステップで特定する意味データは、前記イメージデータから特定された第2の数値情報であって、
    前記第2のフォームに前記第1のフォームに筆記された情報が正確に転記されたものと判定するステップでは、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報の差異が所定の範囲内にあるかを判定すること
    を特徴とする請求項7記載の情報転記方法。
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