JP4632894B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、二酸化炭素冷媒を使用した冷却貯蔵庫に関し、特に、冷媒の減圧用電動式膨張弁の霜取りを有効に行う技術に関する。
圧縮機、放熱器、膨張装置及び蒸発器(冷却器)を含む冷凍回路に冷媒として二酸化炭素を循環させる冷凍装置において、膨張装置として電動式膨張弁を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、蒸発器(冷却器)はダクト内に収納されていて、蒸発器(冷却器)で冷却した冷気は、庫内ファンによって庫内に循環され、庫内を冷却する。この場合、電動式膨張弁を構成する電動膨張弁とその駆動装置であるステッピングモータは、修理点検を容易にするために、蒸発器(冷却器)を収納しているダクト内に収納されている。
このように、蒸発器(冷却器)やその他の部品の冷蔵庫への組み込み構造の関係を考慮し、修理点検を容易にするために、電動式膨張弁がダクト内に収納されることにより、冷気に晒される状態となり、電動式膨張弁の出口付近から蒸発器までの冷媒パイプに霜が付着する。この場合、この霜の量が多くなれば、ダクトを流れる冷気の障害となり、適正な冷気循環が行われなくなり、庫内への循環冷気量が減少して庫内の冷却不良を来たす。また、庫内への冷気の吹き出し分布が乱れて、庫内を略均一に冷却できなくなることが懸念される。
特開2004−85103号公報
本発明は、ダクト内に収納された電動式膨張弁からの冷媒パイプに霜が付着して、適正な冷気循環の障害とならないように、この霜取りを適正に行って、庫内の冷却不良を来たすことがないようにするものである。
第1発明は、圧縮機で圧縮された二酸化炭素冷媒が、放熱器で放熱された後、電動式膨張弁を経て冷却庫内を冷却するための蒸発器(冷却器)で蒸発し、前記圧縮機の圧縮部へ帰還する冷媒回路を構成し、
前記電動式膨張弁は、駆動弁を開閉する2相ユニポーラ式ステッピングモータ方式であり、前記ステッピングモータは、ステータの二つのコイルを備え、前記一方のコイルはコイル相をφ1、φ3の2相とし、他方のコイルはコイル相をφ2、φ4の2相とし、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4へ制御回路装置からパルス信号が供給されて、ロータがステップ回転して前記駆動弁を開閉する構成であり、
前記駆動弁は動作しないが前記電動式膨張弁を加温状態とする加温モードとして、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の通電状態を、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の全てに連続通電した100%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された3個のコイル相に連続通電した75%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された2個のコイル相に連続通電した50%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された1個のコイル相に連続通電した25%通電状態とに設定可能であることを特徴とする。
第1発明は、電動式膨張弁の駆動弁の開閉作動を行うように、ステッピングモータコイルが複数のコイル相に区分されている場合、このコイル相の組み合わせによって発熱量を可変可能とするため、電動式膨張弁の駆動弁の開閉作動を行うコイル相をそのまま利用して、どのコイル相へ通電するかを設定しておけば、所定の発熱量に設定できるものとなり、駆動弁の開閉作動を行うコイル相と別個に区分したコイル相を定める必要がなく、加温モードで通電するコイル相とそれに係る端子を利用した加温通電が可能となり構成も簡素化される。
本発明の冷却貯蔵庫は、圧縮機で圧縮された二酸化炭素冷媒が、放熱器で放熱された後、電動式膨張弁を経て冷却庫内を冷却するための蒸発器(冷却器)で蒸発し、前記圧縮機の圧縮部へ帰還する冷媒回路を構成し、前記電動式膨張弁は、駆動弁を開閉する2相ユニポーラ式ステッピングモータ方式であり、前記ステッピングモータは、ステータの二つのコイルを備え、前記一方のコイルはコイル相をφ1、φ3の2相とし、他方のコイルはコイル相をφ2、φ4の2相とし、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4へ制御回路装置からパルス信号が供給されて、ロータがステップ回転して前記駆動弁を開閉する構成であり、前記駆動弁は動作しないが前記電動式膨張弁を加温状態とする加温モードとして、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の通電状態を、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の全てに連続通電した100%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された3個のコイル相に連続通電した75%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された2個のコイル相に連続通電した50%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された1個のコイル相に連続通電した25%通電状態とに設定可能であることを特徴とする。本発明の実施例を以下に記載する。
本発明の実施の形態について説明する。図1は冷却貯蔵庫の正面図、図2は冷却貯蔵庫本体を正面から見た説明図、図3は冷却貯蔵庫の縦断側面図、図4は冷却貯蔵庫の回路ブロック図、図5は冷媒流路の説明図、図6は電動式膨張弁と冷凍室用蒸発器(冷却器)との接続を示す正面図、図7は図6の側面図、図8は電動式膨張弁と冷蔵室用蒸発器(冷却器)との接続を示す正面図、図9は図8の側面図、図10は電動式膨張弁の構成を示す断面図、図11は電動式膨張弁のステッピングモータのコイル相の関係を示す説明図、図12は電動式膨張弁の駆動弁の開閉作動と図11のコイル相の通電との関係を示す動作説明図である。
図1乃至図3において、1は本発明の冷却貯蔵庫であり、前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷却貯蔵庫本体2は、外箱(外壁板)2Aと内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造である。冷却貯蔵庫本体2内には、上部に冷蔵室3、その下方に冷凍室5と製氷室6が横並びに設けられ、その下方に野菜室4が配置された構成である。
冷蔵室3内には冷蔵室3の側壁に形成した棚受けに載置した複数段の棚3Aが設けられている。冷蔵室3の前面開口は、冷却貯蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の冷蔵室扉10にて開閉される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレール18Aとローラ18Bによる支持装置18によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。冷凍室5と製氷室6の前面開口は、冷却貯蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の扉12にて閉塞されているが、冷凍室5と製氷室6の前面開口は、それぞれ別個の扉12A、12B(図示せず)で閉じられるように構成してもよい。この場合、冷凍室5は野菜室4と同様に、冷凍室5内に設けた左右のレールに対して、前後方向へ引き出し可能に支持した容器を扉12Aと共に前方へ引き出される引き出し式とし、また、製氷室6は野菜室4と同様に、製氷室6内に設けた左右のレールに対して、前後方向へ引き出し可能に支持した後述の貯氷容器を扉12Bと共に前方へ引き出される引き出し式とする構成でもよい。
上部に位置する冷蔵室3と、その下部に位置する横並びの冷凍室5並びに製氷室6との間は断熱仕切り壁17Aにて区画されており、横並びの冷凍室5並びに製氷室6とその下方の野菜室4との間は断熱仕切り壁17Bにて区画されている。45は冷却貯蔵庫本体2の背壁の前面側に配設した冷蔵室3の背壁部材であり、合成樹脂製背面板とその裏側に取り付けた発泡スチロール等の断熱材との組み合わせで構成され、冷蔵室3の背面側に上下方向の冷気通路(冷気ダクト)43と、その左右両側に冷気通路(冷気ダクト)43A、43Bを形成している。
冷凍室5と製氷室6は区画板47Aによって左側に冷凍温度に保たれる前面開口の製氷室6が、そして右側に冷凍温度に保たれる冷凍室5が区画形成され、製氷室6内には上部に自動製氷機7が配置され、その自動製氷機7の下方には上面開口の貯氷容器8が配置されている。貯氷容器8は、製氷室6の左右側壁に設けたレール6Aに前後方向へ引き出し自在に支持されている。自動製氷機7は電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bを備えており、製氷工程によって製氷皿7B内に作られた氷は、電動機構によって製氷皿7Bを捻りつつ反転させ、その中の氷を下方の貯氷容器8へ離脱させるように動作するものである。
9は自動製氷機7へ供給する製氷用水を貯める給水容器(貯水容器ともいう)であり、横幅に比して奥行きが長い矩形状をなし、冷蔵室3内を区画壁47Bで仕切って形成した小室46に配置されており、冷蔵室3内の温度で冷却され、冷蔵室3の前面扉10を開くことによって前方へ取り出すことができる。区画壁47Bで仕切った小室46の隣には、特定低温室13が併設されている。
製氷用水は、ソレノイド式開閉弁装置51Aを所定時間開くことにより、給水容器9から自然落下方式によって給水路51を介して自動製氷機7の製氷皿7Bへ供給される。製氷皿7Bは、長手方向を列方向として4個2列、5個2列、又は6個2列のように複数の製氷小室に区分されて8乃至12個の角型氷が作られる合成樹脂製である。また、貯氷容器8は、白色、透明、半透明又はその他の色の合成樹脂製であり、奥行きが左右幅に比して長い上面開口の箱状である。
図3に示すように、冷却貯蔵庫本体2の底部には機械室28が形成され、この機械室28には、冷却貯蔵庫の冷媒を圧縮する電動圧縮機24、冷媒の放熱器25の一部である後述の放熱器25Aと放熱器25Bと放熱器25C、放熱器25Bの熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿26、及び送風機81等が配置されている。送風機81は電動機にて回転羽根を回転するようにケーシング81Aに取り付けられている。機械室28内の電動圧縮機24、放熱器25A、放熱器25Bを含む蒸発皿26、及び放熱器25Cは送風機81からの風によって熱交換されて放熱する。29、30は冷却庫内を冷却するために設けた冷凍装置の冷媒の蒸発器(冷却器)である。31は冷凍室用冷却器である第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気を冷却庫内、即ち冷凍室5と製氷室6へ循環する第1送風機である。32は冷蔵室用冷却器である第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気を冷却庫内、即ち冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室13へ循環する第2送風機である。33は第1蒸発器(冷却器)29の除霜用ガラス管ヒータ、34は、第2蒸発器(冷却器)30の除霜用ガラス管ヒータである。第1蒸発器(冷却器)29及び第2蒸発器(冷却器)30の除霜水は排水管23を通って蒸発皿26へ導かれてそこで蒸発する。
冷却貯蔵庫1は、冷媒として二酸化炭素冷媒を使用している。圧縮機24は、この冷媒を一段目の圧縮部24Aと二段目の圧縮部24Bによって二段階圧縮するように構成され、密閉容器内において電動機(モータ)によってそれぞれ回転するロータを備えた公知の2シリンダの回転式圧縮機(ロータリ圧縮機という)であり、一段目の圧縮部24Aと二段目の圧縮部24Bを構成するが、冷媒を二段階圧縮する他の形態でもよい。
図4は冷却貯蔵庫の回路ブロック図を示し、図5には冷媒流路を示している。これらの図において、25A〜25Eまでが冷媒の放熱器25を構成しており、これらは空冷式であり、放熱器25Aは円筒形状をなすように冷媒パイプ(チューブ)が螺旋状に巻回されたループコンデンサと称する初段放熱器である。放熱器25Bは蒸発皿26内に導かれた除霜水中に没する配置であり、この除霜水を蒸発させるための冷媒パイプ(チューブ)である。放熱器25Cは、略平板状の放熱板25C1の上に蛇行状に配置された冷媒パイプ(チューブ)25C2が取付けられた形態であり、蒸発皿26の後方領域で機械室28内の底部に水平状態に配置されている。放熱器25Dは、冷媒パイプ(チューブ)25D1の周りに放熱フィンとなるアルミニウムの箔板(薄板)25D2が螺旋状に巻回されたものが蛇行状をなすフィンチューブ式のメイン放熱器であり、機械室28内において送風機81からの風によって熱交換されるように、放熱器25Cの上に水平状態に配置している。放熱器25Eは、冷却貯蔵庫本体2の外箱(外壁板)2Aを放熱板とするように、外箱(外壁板)2Aの発泡断熱材2C側の面に取り付けた冷媒パイプである。
放熱器25Eは、主として冷却貯蔵庫本体2の前面開口部の露着きを防止する露着き防止用として作用する放熱器であり、外箱(外壁板)2Aを放熱板とするように外箱(外壁板)2Aの発泡断熱材2C側の面に取り付けた冷媒パイプであり、断熱仕切り壁17Aの前面を加温する冷媒パイプ25E1と、断熱仕切り壁17Bの前面を加温する冷媒パイプ25E2と、野菜室4の底部前面を加温する冷媒パイプ25E3とを含めて、冷蔵室3、冷凍室5と製氷室6、野菜室4の前面周辺を加温するように配置された構成である。
70は冷媒の湿気を除去する乾燥剤を封入したデハイドレータある。71、72は電動式膨張弁であり、73、74はデハイドレータ70を通過した冷媒の導入パイプであり、75、76はそれぞれ冷媒の導入パイプ73、74に接続した冷媒パイプであり、その冷媒パイプ75、76の途中に、それぞれ電動式膨張弁71、72が接続されている。77は逆止弁であり、78は消音装置としてのマフラである。図4において矢印は冷媒の流れ方向を示しており、図5の矢印も冷媒の流れ方向を示している。
圧縮機24、送風機31、送風機32、送風機81が運転(ON)される。圧縮機24の一段目の圧縮部24Aで圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、マフラ78を通って放熱器25Aで放熱され、圧縮機24の二段目の圧縮部24Bへ入ってそこで圧縮される。二段目の圧縮部24Bで圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、放熱器25Bにおいて蒸発皿26内の除霜水を蒸発させる。放熱器25Bを出た冷媒ガスは、放熱器25Cから放熱器25Dにおいて、送風機81からの空気によって冷却されて、冷媒温度が冷却貯蔵庫1の周囲温度より若干高めの温度まで低下する。この冷媒は、更に放熱器25Fと25Eへ流入して、冷却貯蔵庫本体2の前面開口部が加温され、その部分への露付きを防止するように作用する。
放熱器25Eを出た冷媒は、デハイドレータ70を通って導入パイプ73、74に分岐して、それぞれ第1冷媒パイプ75と電動式膨張弁71の回路と、第2冷媒パイプ76と電動式膨張弁72の回路を通って、減圧されて温度が低下し、それぞれ冷凍室用蒸発器(冷却器)29と冷蔵室用蒸発器(冷却器)30へ流入する。第1蒸発器(冷却器)29と第2蒸発器(冷却器)30へ流入した液冷媒は、そこで蒸発して周囲の空気を冷却する。第1蒸発器(冷却器)29で蒸発したガス冷媒は、出口パイプ79から逆止弁77を通って圧縮機24の一段目の圧縮部24Aの吸い込み側へ流入して圧縮される。また、第2蒸発器(冷却器)30で蒸発したガス冷媒は、出口パイプ80から逆止弁77を通って圧縮機24の一段目の圧縮部24Aの吸い込み側へ流入して圧縮される。このような冷凍サイクルによって第1蒸発器(冷却器)29と第2蒸発器(冷却器)30が冷却され、それによって後述のように冷却貯蔵庫本体2内の各室が冷却される。
上記の冷却貯蔵庫1において、電動式膨張弁71は、制御回路装置(図示せず)からの制御信号によって正転と逆転の動作をする後述のステッピングモータ102によって、後述の駆動弁120が動作してその弁開度が調節されるものであり、蒸発器(冷却器)29の出口温度又は冷凍室5の温度に応じて前記制御回路装置に設定したデータに基づき、前記ステッピングモータ102が正転又は逆転して駆動弁120が動作してその弁開度が調節され、適正な冷媒膨張が行われるように制御される。また、電動式膨張弁72は、制御信号によって正転と逆転の動作をする後述のステッピングモータ102によって、後述の駆動弁120が動作してその弁開度が調節されるものであり、蒸発器(冷却器)30の入口、出口温度に応じて制御回路装置(図示せず)に設定したデータに基づき、前記ステッピングモータ102が正転又は逆転して駆動弁120が動作してその弁開度が調節され、適正な冷媒膨張が行われるように制御される。
この冷却貯蔵庫1の冷却運転を説明する。この冷却貯蔵庫1では、冷却運転は、冷凍室5の温度によって開始される。冷凍室5の温度が所定の上限設定温度に上昇すると、制御回路装置は冷却運転を開始する。この開始時に、制御回路装置は、冷蔵室3の温度を検知し、この冷蔵室3の温度が所定の上限設定温度を超えている場合は、冷蔵室3の冷却を冷凍室5の冷却より先に行い、この冷蔵室3の温度が所定の上限設定温度を超えていない場合は、冷凍室5の冷却を行う。ここで、冷蔵室3の温度が所定の上限設定温度を超えているとする。したがって、制御回路装置は、まず冷蔵室3の冷却を行う。制御回路装置は、圧縮機24を運転(ON)し、電動式膨張弁72を前回の冷蔵室冷却時の開度まで開け、第2送風機32を運転(ON)する。そして、冷蔵室3が所定の下限設定温度まで低下すると、冷蔵室3の冷却から冷凍室5の冷却に切り替わる。制御回路装置は、この時の電動式膨張弁72の開度の値を格納すると共に、電動式膨張弁72を全閉し、第2送風機32を停止(OFF)し、電動式膨張弁71を前回の冷凍室冷却時の開度まで開け、第1送風機31を運転(ON)する。これにより、冷凍室5が冷却される。冷凍室5が所定の下限設定温度まで低下すると、冷凍運転を終了する。制御回路装置は、この時の電動式膨張弁71の開度の値を格納すると共に、電動式膨張弁71を全閉し、第1送風機31を停止(OFF)し、圧縮機24を停止(OFF)する。
次に、図2及び図3を参照して冷気の循環について説明する。35は第2蒸発器(冷却器)30で冷却された冷気が第2送風機32から導かれる冷気ダクトであり、冷蔵室3の上壁に沿って幅広く配置され、その前端は冷蔵室3の前面開口部の上面に形成した冷気吹き出し口36へ連通している。この冷気吹き出し口36から吹き出す冷気は、冷蔵室3の前面開口部を矢印のように上から下へ流れる冷気カーテン37を形成する。第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気と第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気は、夫々第1送風機31及び第2送風機32によって矢印のように循環して各室を所定温度に冷却する。
第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気を第2送風機32によって冷蔵室3と野菜室4とに循環させる冷気循環経路の形成に関し、冷蔵室3の背面部には、冷気通路(冷気ダクト)43が形成され、この左右両側に冷気通路(冷気ダクト)43A、43Bが形成され、冷気供給通路(冷気ダクト)43には第2蒸発器(冷却器)30が収納されて冷却器室を構成している。また、第2蒸発器(冷却器)30から上方へ延びて電動式膨張弁72が冷気供給通路(冷気ダクト)43の背面の窪みにゴム製カバー90で覆われた状態でネジにて取付けられている。
第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気は、第2送風機32によって冷蔵室3とその一部分である特定低温室13とに循環される。その経路は、第2送風機32を通過した冷気は、一部が冷気ダクト35を通って冷気吹き出し口36から吹き出す。第2送風機32を通過した冷気の他の部分は、冷蔵室3の背面板45の裏側の左右の冷気通路43A、43Bを通って、冷蔵室3の背面板45に形成した冷気吹き出し口39から冷蔵室3へ吹き出し、冷気通路43Bを更に下方へ流れた冷気が冷気吹き出し口39Aから特定低温室13へ吹き出す。冷蔵室3と特定低温室13へ流入した冷気は、冷蔵室3の下部の吸い込み口50、即ち小室46と特定低温室13の背壁に形成した吸い込み口50から吸込まれ、冷気通路(冷気ダクト)43の第2蒸発器(冷却器)30の下部の冷気吸い込み側に流入し、再び第2蒸発器(冷却器)30で冷却される循環をする。
一方、冷蔵室3へ流入した冷気に一部は、野菜室4へ循環する構成である。図2及び図3では、特定低温室13へ流入した冷気の一部が、特定低温室13の背壁に形成した吸い込み口40から吸込まれ、冷却貯蔵庫本体2の背壁に形成した冷気通路(冷気ダクト)41Aを通って吹き出し口42Aから野菜室4へ流出する。野菜室4へ流入した冷気は、野菜室4を流れて野菜室4の天井壁に近接した背壁に形成した冷気吸い込み口42Bから冷気帰還通路(冷気帰還ダクト)41Bを通って、冷気通路(冷気ダクト)43の第2蒸発器(冷却器)30の下部の冷気吸い込み側に流入し、再び第2蒸発器(冷却器)30で冷却される循環をする。
第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気を第1送風機31によって冷凍室5へ循環させる冷気循環経路の形成に関し、冷凍室5の背面部には、冷気通路(冷気ダクト)48が形成され、この冷気供給通路(冷気ダクト)48には第1蒸発器(冷却器)29が収納されて冷却器室を構成している。また、第1蒸発器(冷却器)29から上方へ延びて電動式膨張弁71が冷気供給通路(冷気ダクト)48の背面の窪みにゴム製カバー91で覆われた状態でネジにて取付けられている。
第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気は、第1送風機31によって冷気吹き出し口37Aから冷凍室5へ供給され、冷気吹き出し口37Bから製氷室6へ供給され、それぞれ吸い込み口38から吸込まれて、第1蒸発器(冷却器)29の下部の冷気吸い込み側に流入し、再び第1蒸発器(冷却器)29で冷却される循環をする。
この冷却貯蔵庫1では、第1、第2蒸発器(冷却器)29、30の除霜は同時に行っている。冷却運転終了時点における圧縮機24の運転積算時間が所定値を超えていると、冷却貯蔵庫1は除霜モードとなる。除霜用ガラス管ヒータ33、34に通電して発熱し、それぞれ対応する第1、第2蒸発器(冷却器)29、30が加温されて、着霜が融解される。除霜の終了は、第1、第2蒸発器(冷却器)29、30にそれぞれ設けられた除霜終了検知温度センサが、除霜終了温度(例えば8℃)を感知したときに、その感知した蒸発器(冷却器)に対応した除霜用ガラス管ヒータの一方への通電を停止(OFF)する。残りの蒸発器(冷却器)についても、除霜終了検知温度センサが、除霜終了温度(例えば8℃)を感知したときに、残りの除霜用ガラス管ヒータの一方への通電を停止(OFF)する。このように、両方の蒸発器(冷却器)の除霜が終了すると、冷却貯蔵庫1は通常モードに復帰する。このとき、通常は、冷却貯蔵庫1の冷凍室5と冷蔵室3は共に温度上昇しているので、除霜モードの終了と同時に冷却運転が開始される。
このような構成において、各室の温度は、冷蔵室3が約3〜4℃、野菜室4が約3〜6℃に保たれ、冷凍室5製氷室7が約−18℃〜−20℃である。また、冷蔵室扉10の内側に設けた貯蔵棚上は5〜8℃である。特定低温室13は、0℃よりも高い約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低く食品の凍結温度よりも高い約0〜−1℃の氷温室であったり、また、食品の表面に薄い氷の層が形成される程度の約−4℃の部分凍結室であったりする。このように特定低温室13は、食品を特定の温度領域内で冷却保存するためのものであり、他の室に比して厳しい温度制御が要求される。
電動式膨張弁71と72は、同様の構成であり、以下その一つの実施例を図10に基づき説明する。電動式膨張弁71と72は、非磁性金属の弁本体100に駆動弁120を備え、弁本体100の上部に駆動弁120を開閉するステッピングモータ102を備えている。このステッピングモータ102は、、一般的な2相ユニポーラ式ステッピングモータであり、1回転48ステップである。なお、駆動方式は、1−2相励磁方式である。このステッピングモータ102は、ステータ103とロータ110からなる。弁本体100の上部には、非磁性の密閉ケース101が取付けられ、このケース101の外側には、ステッピングモータ102のステータ103が取付けられ、このケース101の内側には、ステッピングモータ102のロータ110が回転可能に配置されている。
ステータ103は、このケース101を取り囲むように配置され、ステータ103は、磁性材のヨーク105と、ヨーク105にボビンを介して巻回された上下配置のコイル107A、107Bを備え、樹脂モールド材104によってモールドされた状態で、ケース101に取付けられている。ケース101の内側に収納されたロータ110は、着磁された円筒状の磁性体(永久磁石)111と、磁性体(永久磁石)111の内側に嵌合し接着剤で接着された非磁性のスリーブ112とから構成されている。弁本体100の上部には、弁棒114の軸受けとなるブッシュ113がスリーブ112の内側に向けて立設固定され、このブッシュ113内に弁棒114が回転可能に挿入されている。弁棒114の上部はスリーブ112を貫通して、ナット116によってスリーブ112に固定されている。スリーブ112とブッシュ113とは、スリーブ112の内側面の雌ネジとブッシュ113の外面の雄ネジとが噛み合うネジ結合部115にて連結されている。
駆動弁120は、弁本体100に形成した入口通路119と出口通路121の間に便座118を形成し、この便座118に対応して弁棒114が上下往復動して、弁棒114の下端部の弁部117が便座118に対する開閉動作を行って、入口通路119と出口通路121を連通し、また遮断する動作を行うものである。上記の構成は、電動式膨張弁71と72とも同様の構成であり、各部分の符号は共通のものを使用している。
このような構成において、電動式膨張弁71に関しては、入口通路119は入口パイプ122を介して冷媒パイプ75の入口側75Aが接続され、出口通路121は出口パイプ123を介して冷媒パイプ75の出口側75Bが接続されている。電動式膨張弁72に関しては、入口通路119は入口パイプ122を介して冷媒パイプ76の入口側76Aが接続され、出口通路121は出口パイプ123を介して冷媒パイプ76の出口側76Bが接続されている。
このような構成において、前記制御回路装置からのパルス信号によって、ステータ103のコイル107A、107Bにパルス信号が供給されて、ロータ110がステップ回転する。ステータ103のコイル107A、107Bに、正回転方向のパルス信号が供給されると、ロータ110が正方向回転して駆動弁120を閉じ、ステータ103のコイル107A、107Bに、逆回転方向のパルス信号が供給されると、ロータ110が逆方向回転して駆動弁120を開く。具体的には、ステータ103のコイル107A、107Bに、正回転方向のパルス信号が供給されると、ロータ110が正方向回転し、この回転によってネジ結合部115を介してブッシュ113に対しロータ110と弁棒114が下降し、弁部117が便座118に当接する方向へ動く。また、ステータ103のコイル107A、107Bに、逆回転方向のパルス信号が供給されると、ロータ110が逆方向回転し、この回転によってネジ結合部115を介してブッシュ113に対しロータ110と弁棒114が上昇し、弁部117が便座118から離れる方向へ動く。
上記において、電動式膨張弁71と72とも、コイル107Aと107Bは、それぞれ複数相に区分されてパルスが印加されるように構成され、図11に示すものは、コイル107Aのコイル相をφ1、φ3の2相とし、コイル107Bのコイル相をφ2、φ4の2相とする。このように構成したコイル相φ1、φ2、φ3、φ4へのパルスの印加は、図12に1〜8の動作ステップでもってONで示すタイミングでパルスが印加される。
具体的には、駆動弁120が全閉から全開まで、又は全開から全閉までに供給されるパルス数は、例えば480パルスであり、この各動作ステップにONで示すタイミングごとに、パルスが印加されることにより、ロータ110がきめ細かいステップ動作をする。図12に示すように、動作ステップが1、2、3、4、5、6、7、8と移行するように一方向にパルス信号が印加される場合が、駆動弁120を開く動作モードであり、その逆に動作ステップが8から1へ向けて移行するように逆方向にパルス信号が印加される場合が、駆動弁120を閉じる動作モードである。このような動作によって、第1蒸発器(冷却器)29と第2蒸発器(冷却器)30に流入する冷媒の流量が制御される。
上記のように、電動式膨張弁71は、冷気供給通路(冷気ダクト)48の背面の窪みにゴム製カバー91で覆われた状態でネジにて取付けられているが、冷媒パイプに霜が付着し、この霜が冷気の流れの障害となる。また、電動式膨張弁72は、冷気供給通路(冷気ダクト)43の背面の窪みにゴム製カバー90で覆われた状態でネジにて取付けられているが、冷気供給通路(冷気ダクト)43を流れる冷気によって冷却され、冷媒パイプに霜が付着し、この霜が冷気の流れの障害となる。このような障害を無くするために、本発明では、電動式膨張弁71と72を加温して、この霜を融解する。
電動式膨張弁71と72の加温は、駆動弁120を開閉作動させるためのパルスを供給する供給ライン(駆動パルス印加端子・・・図11のイ〜ヘのリード線)とコイル相を利用して、コイル107Aと107Bに通電して発熱させて加温する加温モードとする。具体的には、コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の全てに連続通電したときが100%通電状態であり、コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された3個のコイル相、例えば、φ1、φ2、φ3に連続通電したときが75%通電状態である。同様に、コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された2個のコイル相、例えばφ1とφ2に連続通電したときが50%通電状態であり、コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された1個のコイル相、例えば、φ1に連続通電したときが25%通電状態である。全てに連続通電する以外の方式では、ロータ110が回転する虞があるが、1ステップなので実用上問題ない。
また、これとは異なる方式として、コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の全てに同時通電するようにして、その場合の通電率を変えるためには、コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の全てに間歇通電し、この通電時間間隔を長くしたり短くすることによって、発熱量を変更するようにしてもよい。いずれにしても、このような加温モードでの通電では、ロータ110が回転しないため駆動弁120は動作しないが、コイル107Aと107Bが発熱して電動式膨張弁71と72を加温状態とする加温モードとなる。そして、駆動弁120を開閉作動させるためのパルスを供給するコイル相を利用して、コイル107Aと107Bに通電して発熱させて加温するため、霜取り用に特別のコイル相とリード線を形成する必要がなく、モータの構成も簡素化される。
また、電動式膨張弁71と72を加温状態とする加温モードは、除霜用ガラス管ヒータ33と34の発熱によって、それぞれ対応する第1蒸発器(冷却器)29と第2蒸発器(冷却器)30の霜取りを行う除霜モードの開始と関連して行われる。このようにすることによって、電動式膨張弁71と72の霜取り制御が蒸発器(冷却器)の除霜時に行われるため、加温モードの制御がし易く、冷却運転中に加温モードによって冷気が加温されることがなく、冷却貯蔵庫1の庫内の温度制御がし易くなる。具体的には、第1蒸発器(冷却器)29と第2蒸発器(冷却器)30の除霜モードの開始と共に、又はこの除霜モード中に、電動式膨張弁71と72の加温モードを開始して、除霜モードの終了と共に終了するようにする方法がある。除霜モードと共に開始し、除霜モードの終了にて終了する場合は、加温モードの開始と終了の制御がし易くなる。また、電動式膨張弁71と72の加温モードが、第1蒸発器(冷却器)29と第2蒸発器(冷却器)30の除霜モードの開始と共に開始し、この除霜モードの終了前に加温モードを終了させるように、コイル107Aと107Bへの通電量を設定することにより、電動式膨張弁71と72に付着した霜が残ることがない。
本発明では、もう一つの実施例として、図1〜図12を参照して、冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室13の加湿運転(一般的なサイクルデフロスト運転)について記載する。この場合、第2蒸発器(冷却器)30の霜取りを強制的に行う除霜用ガラス管ヒータ34は設けない。冷凍室5または第1蒸発器(冷却器)29が所定の下限温度に冷却されていない状態では、圧縮機24と送風機31が運転(ON)しており、この状態で、冷蔵室3もしくは冷蔵室用冷却器である第2蒸発器(冷却器)30が冷却によって所定の温度に低下したとき、前記制御回路装置によって電動式膨張弁72は閉じて、第2蒸発器(冷却器)30への冷媒流入を遮断する。そして、実施例1では、送風機32が停止(OFF)したが、この実施例2では送風機32は運転(ON)する。この送風機32の運転(ON)によって、冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室13の空気が第2蒸発器(冷却器)30を通過する循環を行うため、これらの室の温度上昇に伴って第2蒸発器(冷却器)30に付着した霜は、徐々に融解する。この融解水分が送風機32によって冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室13へ循環するため、これらの室の加湿効果が得られる。これが加湿運転である。この加湿運転によって、冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室13は適度の湿気を含み、そこに貯蔵された物品に潤いを与える。
この加湿運転を行う場合には、電動式膨張弁72の周囲に付着した霜は、加湿運転によって徐々に融解するため、電動式膨張弁72については、そのコイル107Aと107Bに通電して霜取りを行う必要がない。このため、実施例2では、電動式膨張弁71についてのみそのコイル107Aと107Bに実施例1のように通電して霜取りを行うこととなる。この場合、電動式膨張弁71を加温状態とする加温モードは、実施例1と同様に、第1蒸発器(冷却器)29の除霜用ガラス管ヒータ33に通電する除霜モードと関連して行われるようにする。
上記の各実施例は、冷蔵室3、冷凍室5、野菜室6等を有する冷却貯蔵庫であるが、本発明は種々の形態の冷却貯蔵庫に適用できるものであり、冷却貯蔵庫の形態はこれに限らず、本発明の技術範囲において種々の冷却貯蔵庫に適用して効果あるものである。上記から明らかなように、本発明の技術は、圧縮機で二段階圧縮された二酸化炭素冷媒が、放熱器で放熱された後、電動式膨張弁を経て冷却庫内を冷却するための蒸発器(冷却器)で蒸発し、前記圧縮機の一段圧縮部へ帰還する冷媒回路を構成し、前記電動式膨張弁はコイルに通電されるパルス信号によって駆動弁が冷媒通路を開閉するステッピングモータ方式であり、前記駆動弁は動作しないが前記コイルが発熱して前記電動式膨張弁を加温状態とする加温モードを備えた冷凍装置である。このように本発明は、二酸化炭素冷媒を使用する冷凍回路を備えた冷蔵庫に適用して効果ある。
本発明に係る冷却貯蔵庫の正面図である。(実施例1) 本発明に係る冷却貯蔵庫本体を正面から見た説明図である。(実施例1) 本発明に係る冷却貯蔵庫の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る冷却貯蔵庫の回路ブロック図である。(実施例1) 本発明に係る冷却貯蔵庫の冷媒流路の説明図である。(実施例1) 本発明に係る電動式膨張弁と冷凍室用蒸発器(冷却器)との接続を示す正面図(実施例1) 図6の側面図である。(実施例1) 本発明に係る電動式膨張弁と冷蔵室用蒸発器(冷却器)との接続を示す正面図である。(実施例1) 図8の側面図である。(実施例1) 本発明に係る電動式膨張弁の構成を示す断面図である。(実施例1) 本発明に係る電動式膨張弁のステッピングモータのコイル相の関係を示す説明図である。(実施例1) 本発明に係る電動式膨張弁の駆動弁の開閉作動と図11のコイル相の通電との関係を示す動作説明図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・冷却貯蔵庫
2・・・冷却貯蔵庫本体
3・・・冷蔵室
4・・・野菜室
5・・・冷凍室
6・・・製氷室
7・・・自動製氷機
9・・・給水容器
24・・電動圧縮機
24A・・一段目の圧縮部
24B・・二段目の圧縮部
25・・放熱器
29・・第1蒸発器(冷却器)
30・・第2蒸発器(冷却器)
31・・第1送風機
32・・第2送風機
43・・冷気通路(冷気ダクト)
48・・冷気通路(冷気ダクト)
70・・デハイドレータ
71・・第1電動式膨張弁
72・・第2電動式膨張弁
75・・第1冷媒パイプ
76・・第2冷媒パイプ
77・・逆止弁
100・・弁本体
101・・密閉ケース
102・・ステッピングモータ
103・・ステータ
110・・ロータ
114・・弁棒
120・・駆動弁

Claims (1)

  1. 圧縮機で圧縮された二酸化炭素冷媒が、放熱器で放熱された後、電動式膨張弁を経て冷却庫内を冷却するための蒸発器(冷却器)で蒸発し、前記圧縮機の圧縮部へ帰還する冷媒回路を構成し、
    前記電動式膨張弁は、駆動弁を開閉する2相ユニポーラ式ステッピングモータ方式であり、前記ステッピングモータは、ステータの二つのコイルを備え、前記一方のコイルはコイル相をφ1、φ3の2相とし、他方のコイルはコイル相をφ2、φ4の2相とし、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4へ制御回路装置からパルス信号が供給されて、ロータがステップ回転して前記駆動弁を開閉する構成であり、
    前記駆動弁は動作しないが前記電動式膨張弁を加温状態とする加温モードとして、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の通電状態を、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の全てに連続通電した100%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された3個のコイル相に連続通電した75%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された2個のコイル相に連続通電した50%通電状態と、前記コイル相φ1、φ2、φ3、φ4の選択された1個のコイル相に連続通電した25%通電状態とに設定可能であることを特徴とする冷却貯蔵庫。
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