JP2023176632A - 電動弁制御装置および電動弁装置 - Google Patents

電動弁制御装置および電動弁装置 Download PDF

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大志 萩元
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Abstract

【課題】低温時における電動弁の動作不良を抑制できる電動弁制御装置および電動弁装置を提供する。【解決手段】電動弁制御装置100は、キャン20の外側に配置された温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、温度Kが基準温度Krよりも低いとき、準備モードに移行する。電動弁制御装置100は、準備モードにおいて、マグネットローター31が正常に回転しないとき、マグネットローター31が正常に回転するまでステーター60が発熱する発熱動作を行い、マグネットローター31が正常に回転したとき、スタンバイモードに移行する。【選択図】図5

Description

本発明は、電動弁制御装置、ならびに、電動弁および電動弁制御装置を有する電動弁装置に関する。
特許文献1は、従来の電動弁の一例を開示している。電動弁は、ケースと、マグネットローターと、ステーターと、を有している。マグネットローターは、ケースの内側に配置されている。ステーターは、ケースの外側に配置されている。マグネットローターとステーターとは、ステッピングモーターを構成している。
特開2018-179133号公報
電動弁は、例えば、エアコンシステムの冷凍サイクルに組み込まれ、冷媒の流量制御に用いられる。冷媒は、電動弁のケース内にも導入され、ケースとマグネットローターとの隙間に進入する。冷媒は、冷凍サイクルが有する圧縮機のための潤滑油(冷凍機油)を含んでいる。電動弁の電源遮断中に気温が低下すると、潤滑油の粘度が高まる。粘度の高い潤滑油はマグネットローターの回転を妨げ、電動弁の動作不良が生じる。
そこで、本発明は、低温時における電動弁の動作不良を抑制できる電動弁制御装置および電動弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電動弁制御装置は、
電動弁を制御する電動弁制御装置であって、
前記電動弁が、弁室を有する弁本体と、前記弁本体に接合されたキャンと、ステッピングモーターと、を有し、
前記ステッピングモーターが、前記キャンの内側に配置されたマグネットローターと、前記キャンの外側に配置されたステーターと、を有し、
前記キャンの内側の空間が、前記弁室と接続されており、
前記電動弁制御装置が、
前記キャンの外側に配置された温度センサーの信号に基づいて取得した温度が基準温度よりも低いとき、前記ステーターが発熱する発熱動作を行う、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る電動弁制御装置は、
電動弁を制御する電動弁制御装置であって、
前記電動弁が、弁室を有する弁本体と、前記弁本体に接合されたキャンと、ステッピングモーターと、を有し、
前記ステッピングモーターが、前記キャンの内側に配置されたマグネットローターと、前記キャンの外側に配置されたステーターと、を有し、
前記キャンの内側の空間が、前記弁室と接続されており、
前記電動弁制御装置が、
前記キャンの外側に配置された温度センサーの信号に基づいて取得した温度が基準温度以上のとき、外部装置からの命令を受付可能なスタンバイモードに移行し、前記温度が前記基準温度よりも低いとき、準備モードに移行し、
前記電動弁制御装置が、前記準備モードにおいて、
前記マグネットローターが正常に回転しないとき、前記マグネットローターが正常に回転するまで前記ステーターが発熱する発熱動作を行い、
前記マグネットローターが正常に回転したとき、前記スタンバイモードに移行する、ことを特徴とする。
本発明において、前記発熱動作が、前記ステーターのコイルに通電時間にわたって電流を流す動作を含む、ことが好ましい。
本発明において、前記発熱動作が、前記温度が前記基準温度以上になるまで前記ステーターのコイルに電流を流す動作を含む、ことが好ましい。
本発明において、前記発熱動作が、前記温度が前記基準温度以上になるまで前記ステーターのコイルに通電時間にわたって電流を流す動作を繰り返す動作を含む、ことが好ましい。
本発明において、前記発熱動作が、前記ステーターのコイルに定常電流を流す動作を含む、ことが好ましい。
本発明において、
前記電動弁制御装置が、
前記スタンバイモードに移行したとき、前記外部装置に前記スタンバイモードに移行したことを示す情報を送信し、
前記準備モードに移行したとき、前記外部装置に前記準備モードに移行したことを示す情報を送信する、ことが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る電動弁装置は、前記電動弁と、前記電動弁制御装置と、を有する。
本発明によれば、電動弁制御装置が、キャンの外側に配置された温度センサーによって検出された温度が基準温度よりも低いとき、ステーターが発熱する発熱動作を行う。ステーターによってキャンの内側の空間にある冷媒が加熱される。冷媒に含まれる潤滑油の粘度が低下して、マグネットローターが正常に回転可能となり、電動弁の動作不良を抑制できる。
または、本発明によれば、電動弁制御装置が、キャンの外側に配置された温度センサーによって検出された温度が基準温度よりも低いとき、準備モードに移行する。電動弁制御装置が、準備モードにおいて、マグネットローターが正常に回転しないとき、マグネットローターが正常に回転するまでステーターが発熱する発熱動作を行う。ステーターによってキャンの内側の空間にある冷媒が加熱される。冷媒に含まれる潤滑油の粘度が低下して、マグネットローターが正常に回転可能となり、電動弁の動作不良を抑制できる。
本発明の一実施例に係る電動弁装置を有するエアコンシステムのブロック図である。 電動弁装置の断面図である。 電動弁装置のマグネットローターおよびステーターを説明する図である。 電動弁装置のマイクロコンピューター、ステッピングモーターおよび磁気センサーを説明する図である。 電動弁制御装置の起動時の処理の一例を示すフローチャートである。 電動弁制御装置の起動時の処理の他の一例を示すフローチャートである。 電動弁制御装置の起動時の処理の他の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施例に係る電動弁装置について、各図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る電動弁装置を有するエアコンシステムのブロック図である。図2は、電動弁装置の断面図である。図3は、電動弁装置のマグネットローターおよびステーターを説明する図である。図3において、マグネットローターの磁極およびステーターの極歯を模式的に示している。図3において、径方向外方が上方に対応し、径方向内方が下方に対応する。図4は、電動弁装置のマイクロコンピューター、ステッピングモーターおよび磁気センサーを説明する図である。図4Aは、マイクロコンピューター、ステッピングモーターおよび磁気センサーの接続関係を模式的に示す。図4Bは、ステッピングモーターに入力されるパルスの一例を示す。図5は、電動弁制御装置の起動時の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施例に係る電動弁装置1は、電動弁5と、電動弁制御装置(以下、単に「制御装置100」という。)と、を有している。
電動弁装置1は、例えば、図1に示すエアコンシステム400に組み込まれる。エアコンシステム400は、配管405を介して順に接続された圧縮機401、凝縮器402、電動弁装置1(電動弁5)および蒸発器403を有している。エアコンシステム400は、エアコン制御装置410を有している。エアコン制御装置410は、外部装置である。エアコン制御装置410は、電動弁装置1(制御装置100)と通信バス420を介して通信可能に接続されている。エアコン制御装置410は、電動弁装置1を用いて配管405を流れる冷媒の流量を制御する。
図2に示すように、電動弁5は、弁本体10と、キャン20と、駆動機構30と、弁体40と、永久磁石45と、ステーターユニット50と、を有している。
弁本体10は、例えば、アルミニウム合金などの金属製である。弁本体10は、本体部材11と、支持部材12と、を有している。本体部材11は、直方体形状を有している。本体部材11は、取付孔11aを有している。取付孔11aは、本体部材11の上面11bに配置されている。支持部材12は、円筒形状を有している。支持部材12の下部は、取付孔11aに配置されている。支持部材12は、本体部材11にねじ構造により取り付けられている。支持部材12の上部は、本体部材11の上面11bから突出している。本体部材11は、弁室14と、流路15と、流路16と、弁口17と、弁座18と、を有している。流路15は、弁室14に接続されている。流路16は、弁口17を介して弁室14に接続されている。弁座18は、弁室14において弁口17を囲んでいる。
キャン20は、例えば、ステンレスなどの金属製である。キャン20は、上端が塞がれかつ下端が開口した円筒形状を有している。キャン20の下端は、円環板形状の接続部材13を介して支持部材12の上部に接合されている。
駆動機構30は、弁体40を上下方向(軸線L方向)に移動させる。駆動機構30は、マグネットローター31と、弁軸ホルダー32と、ガイドブッシュ33と、弁軸34と、を有している。
マグネットローター31は、円筒形状を有している。マグネットローター31の外径は、キャン20の内径より若干小さい。キャン20の内周面とマグネットローター31の外周面との間にわずかな隙間が形成されている。マグネットローター31の外周面には、複数の磁極(複数のN極、複数のS極)が配置されている。複数のN極および複数のS極は、上下方向に延在している。複数のN極および複数のS極は、周方向に等間隔で交互に配置されている。本実施例において、マグネットローター31は12個のN極と12個のS極とを有している。隣り合うN極とS極との間隔(角度)は、15度である。
弁軸ホルダー32は、上端が塞がれかつ下端が開口した円筒形状を有している。弁軸ホルダー32の上部には支持リング35が固定されている。支持リング35は、マグネットローター31と弁軸ホルダー32とを連結している。弁軸ホルダー32の内周面には、雌ねじ32cが設けられている。
ガイドブッシュ33は、第1円筒部33aと、第2円筒部33bと、を一体的に有している。第2円筒部33bの外径は、第1円筒部33aの外径より小さい。第2円筒部33bは、第1円筒部33aの上端に同軸に連設されている。第2円筒部33bの外周面には、雄ねじ33cが設けられている。雄ねじ33cは、弁軸ホルダー32の雌ねじ32cと螺合される。第1円筒部33aは、弁本体10の支持部材12に設けられた嵌合孔12aに圧入されている。ガイドブッシュ33は、弁本体10と結合されている。
弁軸ホルダー32には、可動ストッパ32sが固定されている。ガイドブッシュ33の第1円筒部33aには、固定ストッパ33sが固定されている。可動ストッパ32sと固定ストッパ33sとが接すると、弁軸ホルダー32(すなわちマグネットローター31)の閉弁方向への回転が規制される。可動ストッパ32sと固定ストッパ33sとは、ストッパ機構38を構成する。ストッパ機構38は、マグネットローター31の閉弁方向への回転を規制する。
弁軸34は、第1部分34aと、第2部分34bと、を一体的に有している。第1部分34aおよび第2部分34bは、円柱形状を有している。第2部分34bの径は、第1部分34aの径より小さい。第2部分34bは、第1部分34aの上端に同軸に連設されている。第2部分34bは、弁軸ホルダー32を貫通している。第2部分34bには、抜け止め用のプッシュナット36が取り付けられている。弁軸34は、ガイドブッシュ33の内側および支持部材12の内側に配置されている。第1部分34aの下端は、弁室14に配置されている。第1部分34aと第2部分34bとの間に段部34dが形成されている。段部34dと弁軸ホルダー32と間には、閉弁ばね37が配置されている。閉弁ばね37は、圧縮コイルばねである。閉弁ばね37は、弁軸34を下方に向けて押している。
弁体40は、弁室14に配置されている。弁体40は、弁口17と上下方向に向かい合っている。弁体40は、弁口17を開閉する。弁体40は、弁軸34の下端に接続されている。弁軸34と弁体40とは、例えば、円柱形状のワークピースを切削加工して、一体的に形成される。
永久磁石45は、キャン20の内側においてマグネットローター31の上方に配置されている。永久磁石45は、円環板形状を有している。永久磁石45は、1つのN極と1つのS極とを有している。N極とS極とは径方向に対向するように配置されている。永久磁石45は、支持リング35に取り付けられたガイド部材46によって、当該ガイド部材46に対して相対的に上下方向に移動可能に支持されている。永久磁石45は、ガイド部材46を介してマグネットローター31の回転が伝えられる。永久磁石45は、マグネットローター31とともに回転される。永久磁石45とガイド部材46との間に支持ばね47が配置されている。支持ばね47は、圧縮コイルばねである。支持ばね47は、永久磁石45を上方に押している。永久磁石45の内側には摺動部材48が嵌め込まれている。摺動部材48は、永久磁石45の上面から突出している。摺動部材48は、例えば、摩擦係数が比較的小さいエンジニアリングプラスチック製である。
永久磁石45は支持ばね47によって上方に押されており、摺動部材48がキャン20の内面に常に接する。弁軸ホルダー32の雌ねじ32cとガイドブッシュ33の雄ねじ33cとのねじ送り作用によってマグネットローター31が上下方向に移動しても、永久磁石45の上下方向の位置は一定である。
キャン20の内側の空間25は、弁室14と接続されている。具体的には、空間25は、支持部材12と弁軸34との隙間、ガイドブッシュ33と弁軸34との隙間、および、ガイドブッシュ33の貫通孔33eを介して、弁室14と接続されている。空間25には、弁室14を流れる冷媒が導入される。冷媒には、圧縮機401のための潤滑油(冷凍機油)が含まれている。
ステーターユニット50は、ステーター60と、ハウジング70と、を有している。
ステーター60は、円筒形状を有している。ステーター60は、A相ステーター61と、B相ステーター62と、を有している。
A相ステーター61は、内周側に複数のクローポール型の極歯61a、61bを有している。極歯61aの先端は下方に向いており、極歯61bの先端は上方に向いている。極歯61aと極歯61bとは、周方向に等間隔で交互に配置されている。本実施例において、A相ステーター61は、極歯61aを12個有し、極歯61bを12個有している。互いに隣り合う極歯61aと極歯61bとの間の角度は、15度である。A相ステーター61のコイル61cが通電されると、極歯61aと極歯61bとは互いに異なる極性となる。
B相ステーター62は、内周側に複数のクローポール型の極歯62a、62bを有している。極歯62aの先端は下方に向いており、極歯62bの先端は上方に向いている。極歯62aと極歯62bとは、周方向に等間隔で交互に配置されている。本実施例において、B相ステーター62は、極歯62aを12個有し、極歯62bを12個有している。互いに隣り合う極歯62aと極歯62bとの間の角度は、15度である。B相ステーター62のコイル62cが通電されると、極歯62aと極歯62bとは互いに異なる極性となる。
A相ステーター61とB相ステーター62とは、同軸に配置されている。A相ステーター61とB相ステーター62とは、互いに接している。軸線L方向から見たときに互いに隣り合うA相ステーター61の極歯61aとB相ステーター62の極歯62aとの間の角度は、7.5度である。A相ステーター61のコイル61cおよびB相ステーター62のコイル62cは、複数の端子65と接続されている。
ハウジング70は、合成樹脂製である。ハウジング70は、直方体箱形状を有している。ハウジング70は、ステーター60を収容している。ステーター60の内側およびハウジング70の内側にキャン20が配置される。ステーター60とマグネットローター31とは、弁体40を駆動するためのステッピングモーター66を構成する。ハウジング70には、横方向(軸線Lと直交する方向)に突出するコネクタ83が設けられている。
電動弁5において、本体部材11(弁口17、弁座18)、支持部材12、接続部材13、キャン20、マグネットローター31、弁軸34、弁体40、永久磁石45、ステーター60(A相ステーター61、B相ステーター62)は、それぞれの中心軸が軸線Lに一致する。
電動弁5において、マグネットローター31が閉弁方向に回転すると、弁軸ホルダー32の雌ねじ32cとガイドブッシュ33の雄ねじ33cとのねじ送り作用によってマグネットローター31および弁軸ホルダー32が下方に移動する。弁軸ホルダー32が、閉弁ばね37を介して弁軸34を下方に押す。弁軸34および弁体40が下方に移動して弁体40が弁座18に接する。このときのマグネットローター31の位置は、閉弁位置Rcである。この状態からマグネットローター31が閉弁方向にさらに回転すると、閉弁ばね37が圧縮されてマグネットローター31および弁軸ホルダー32がさらに下方に移動する。弁体40は下方に移動しない。そして、可動ストッパ32sが固定ストッパ33sに接すると、マグネットローター31の閉弁方向への回転が規制される。このときのマグネットローター31の位置は、基準位置Rxである。
電動弁5において、マグネットローター31が開弁方向に回転すると、弁軸ホルダー32の雌ねじ32cとガイドブッシュ33の雄ねじ33cとのねじ送り作用によってマグネットローター31および弁軸ホルダー32が上方に移動する。弁軸ホルダー32が、プッシュナット36を上方に押す。弁軸34および弁体40が上方に移動して弁体40が弁座18から離れる。マグネットローター31が開弁方向にさらに回転すると、マグネットローター31が全開位置Rzに到達する。マグネットローター31が全開位置Rzにあるとき、弁体40が弁口17から最も離れる。
制御装置100は、制御基板110と、磁気センサー115と、マイクロコンピューター120と、を有している。
制御基板110は、電子部品が実装されるプリント基板である。制御基板110は、ハウジング70に収容されている。制御基板110は、キャン20の上方で横方向に平行に配置されている。制御基板110には、電線111を介してステーター60の複数の端子65が接続されている。制御基板110には、磁気センサー115と、マイクロコンピューター120と、が実装されている。
磁気センサー115は、キャン20を介して永久磁石45と上下方向に並んでいる。換言すると、磁気センサー115は、キャン20を介して永久磁石45と上下方向に向かい合うように配置されている。磁気センサー115は、永久磁石45によって生じる磁場を検知する。磁気センサー115は、磁場の回転角度に応じた信号(アナログ信号)を出力する。すなわち、磁気センサー115は、永久磁石45(すなわちマグネットローター31)の回転角度に応じた信号を出力する回転角度センサーである。なお、磁気センサー115として、二値信号を出力する1または複数のホールICを用いてもよい。
図1、図4Aに示すように、マイクロコンピューター120は、例えば、中央処理装置であるCPU121、不揮発性メモリ122、モータードライバ123、作業用メモリ124、通信モジュール125、温度センサー126などを1つのパッケージに集積した組み込み機器用のマイクロコンピューターである。マイクロコンピューター120は、電動弁5の制御を司る。なお、不揮発性メモリ、作業用メモリ、通信モジュール、モータードライバおよび温度センサーは、マイクロコンピューター120に外部接続される個別の電子部品であってもよい。
CPU121は、不揮発性メモリ122に格納されたプログラムを実行し、各種機能部として機能する。不揮発性メモリ122には、前回の電源遮断直前のマグネットローター31の現在位置が格納されている。CPU121は、電源が投入されると不揮発性メモリ122からマグネットローター31の現在位置を読み出す。作業用メモリ124は、各種機能部で用いられる変数を格納する。通信モジュール125は、通信バス420を介してエアコン制御装置410と接続される。温度センサー126は、マイクロコンピューター120の周囲の温度K(すなわち、ハウジング70の内側の気温)に応じた信号を出力する。モータードライバ123は、ステッピングモーター66と接続されている。具体的には、図4Aに示すように、モータードライバ123は、A相ステーター61のコイル61cおよびB相ステーター62のコイル62cと接続されている。モータードライバ123は、パルスPに応じた駆動電流をコイル61cおよびコイル62cに供給する。
ステッピングモーター66にパルスP(P[1]~P[8])が入力されることによりマグネットローター31が回転する。具体的には、ステッピングモーター66のステーター60にパルスPに応じた駆動電流が供給されることによりマグネットローター31が回転する。本明細書において、「ステッピングモーター66にパルスPが入力されること」は、「ステッピングモーター66のステーター60にパルスPに応じた駆動電流が供給されること」と同義である。パルスPは、昇順または降順で繰り返しステッピングモーター66に入力される。すなわち、パルスP[1]~P[8]は、1周期分のパルスPであり、ステッピングモーター66に所定の順番で繰り返し入力される複数個のパルスPである。
本実施例において、ステッピングモーター66の励磁モードは1-2相励磁である。ステッピングモーター66のステップ角は3.75度である。マグネットローター31が基準位置Rxにあるとき、可動ストッパ32sと固定ストッパ33sとが接し、マグネットローター31の閉弁方向の回転が規制される。マグネットローター31を基準位置Rxから全開位置Rzまで回転させるために必要なパルス数(初期化数)は500である。
ステッピングモーター66には、図4Bに示すパルスP[1]~P[8]が順番に入力される。ステッピングモーター66にパルスPを昇順(P[1]~P[8]の順番)で入力すると、マグネットローター31が閉弁方向(図3において時計方向)に回転する。ステッピングモーター66にパルスPを降順(P[8]~P[1]の順番)で入力すると、マグネットローター31が開弁方向(図3において反時計方向)に回転する。
マグネットローター31が回転すると永久磁石45も回転し、磁気センサー115の信号が変化する。マグネットローター31が回転しないと永久磁石45も回転せず、磁気センサー115の信号が変化しない。そのため、制御装置100は、磁気センサー115の信号に基づいて、マグネットローター31が正常に回転したか否かを判定できる。マグネットローター31が正常に回転することとは、ステッピングモーター66に入力したパルスPに応じてマグネットローター31が回転することである。
次に、制御装置100の起動時の処理の一例について、図5のフローチャートを参照して説明する。
制御装置100(具体的にはCPU121)は、電源が投入されると不揮発性メモリ122からマグネットローター31の現在位置を読み出す。制御装置100は、温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、当該温度Kが基準温度Krより低いか否かを判定する(S110)。
制御装置100は、温度Kが基準温度Kr以上のとき(S110でN)、スタンバイモードに移行し、エアコン制御装置410にスタンバイモードであることを通知する(S120)。具体的には、制御装置100は、エアコン制御装置410にスタンバイモードに移行したことを示す情報を送信する。制御装置100は、スタンバイモードにおいてエアコン制御装置410からの命令を受付可能である。そして、制御装置100は、起動時の処理を終了する。
制御装置100は、温度Kが基準温度Krよりも低いとき(S110でY)、準備モードに移行し、エアコン制御装置410に準備モードであることを通知する(S130)。具体的には、制御装置100は、エアコン制御装置410に準備モードに移行したことを示す情報を送信する。制御装置100は、準備モードにおいてエアコン制御装置410からの命令を受け付けない。
制御装置100は、マグネットローター31の現在位置に基づいて、マグネットローター31が回転可能な方向を確認し、ステッピングモーター66にマグネットローター31を回転可能な方向に回転させるためのパルスPを入力する(S140)。
マグネットローター31が基準位置Rxにあるとき、マグネットローター31は開弁方向にのみ回転可能である。マグネットローター31が全開位置Rzにあるとき、マグネットローター31は閉弁方向にのみ回転可能である。マグネットローター31が基準位置Rxおよび全開位置Rz以外の位置にあるとき、マグネットローター31は開弁方向および閉弁方向に回転可能である。制御装置100は、マグネットローター31の現在位置が、基準位置Rxと全開位置Rzとの中間位置Ryよりも基準位置Rxに近い位置であるとき、マグネットローター31を開弁方向に回転させるパルスPを入力する。制御装置100は、マグネットローター31の現在位置が、中間位置Ryまたは中間位置Ryよりも全開位置Rzに近い位置にあるとき、マグネットローター31を閉弁方向に回転させるパルスPを入力する。ステップS140において制御装置100がステッピングモーター66に入力するパルスPの数(判定数)は、マグネットローター31が正常に回転したか否かを判定可能な数である。本実施例において、判定数は、例えば、2~8である。ステップS140において、制御装置100は、例えば、一方向(開弁方向または閉弁方向)に回転させるパルスPを判定数だけ入力した後、他方向に回転させるパルスPを判定数だけ入力してもよい。このようにすることで、パルスPの入力前後でマグネットローター31の現在位置が同じになる。
制御装置100は、磁気センサー115の信号に基づいてマグネットローター31の回転角度を取得し、当該回転角度に基づいてマグネットローター31が正常に回転したか否かを判定する(S150)。
制御装置100は、マグネットローター31が正常に回転したとき(S150でY)、スタンバイモードに移行し、エアコン制御装置410にスタンバイモードであることを通知する(S120)。そして、制御装置100は、起動時の処理を終了する。
制御装置100は、マグネットローター31が正常に回転しないとき(S150でN)、ステーター60への通電を開始する(S160)。具体的には、制御装置100は、A相ステーター61のコイル61cおよびB相ステーター62のコイル62cに電流を流す。ステーター60への通電によって、ステーター60が発熱する。
ステップS160において、コイル61cおよびコイル62cに流す電流は、定常電流である。定常電流とは、電流の大きさおよび電流の向きが一定の電流のことである。本実施例において、コイル61cおよびコイル62cに流す電流は、パルスP[2]、P[4]、P[6]、P[8]のいずれかに対応する電流と大きさおよび向きが同一の定常電流である。以下のステップS160の説明において、「パルスPに対応する電流」とは、「パルスPに対応する電流と大きさおよび向きが同一の定常電流」のことである。
ステップS160において、制御装置100は、ステッピングモーター66に最後に入力されたパルスPがパルスP[2]、P[4]、P[6]、P[8]のいずれかだったとき(ケース1)、最後に入力されたパルスPに対応する電流を流す。制御装置100は、ステッピングモーター66に最後に入力されたパルスPがパルスP[2]、P[4]、P[6]、P[8]のいずれでもないとき(ケース2)、最後に入力されたパルスPの隣のパルスPに対応する電流を流す。例えば、最後に入力されたパルスPがパルスP[2]だったとき、制御装置100はパルスP[2]に対応する電流をコイル61cおよびコイル62cに流す。最後に入力されたパルスPがP[1]だったとき、制御装置100はパルスP[2]またはパルスP[8]に対応する電流をコイル61cおよびコイル62cに流す。ケース2では、制御装置100は、マグネットローター31の現在位置を、ステーター60の発熱のために入力した電流(パルスP)に応じた位置に更新する。このようにすることで、ステッピングモーター66の脱調を抑制できる。なお、ステップS160においてコイル61cおよびコイル62cに流す電流の大きさは、パルスPに対応する電流の大きさより大きくてもよい。また、ステップS160においてコイル61cおよびコイル62cに流す電流は、定常電流でなくてもよい。
制御装置100は、通電時間Eが経過するのを待つ(S170)。通電時間Eは、あらかじめ設定された時間であり、本実施例において、1~30秒である。そして、制御装置100は、通電時間Eが経過した後、ステーター60への通電を停止する(S180)。
制御装置100は、温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、当該温度Kが基準温度Krより低いか否かを判定する(S190)。
制御装置100は、温度Kが基準温度Krよりも低いとき(S190でY)、ステーター60への通電を繰り返す(S160~S180)。ステップS160~S190は、ステーター60が発熱する発熱動作である。
制御装置100は、温度Kが基準温度Kr以上のとき(S190でN)、ステップS140に戻り、ステップS140~S190を繰り返す。これにより、制御装置100は、準備モードにおいて、ハウジング70の内側の気温(温度K)が基準温度Krより低いとき、マグネットローター31が正常に回転するまで発熱動作を繰り返す。
本実施例に係る電動弁装置1は、電動弁5と制御装置100とを有する。電動弁5が、弁室14を有する弁本体10と、弁本体10に接合されたキャン20と、ステッピングモーター66と、を有する。ステッピングモーター66が、キャン20の内側に配置されたマグネットローター31と、キャン20の外側に配置されたステーター60と、を有する。キャン20の内側の空間25が、弁室14と接続されている。制御装置100が、キャン20の外側に配置された温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、温度Kが基準温度Kr以上のとき、エアコン制御装置410からの命令を受付可能なスタンバイモードに移行し、温度Kが基準温度Krよりも低いとき、準備モードに移行する。制御装置100が、準備モードにおいて、マグネットローター31が正常に回転しないとき、マグネットローター31が正常に回転するまでステーター60が発熱する発熱動作を行い、マグネットローター31が正常に回転したとき、スタンバイモードに移行する。
制御装置100は、キャン20の外側に配置された温度センサー126によって検出された温度Kが基準温度Krよりも低いとき、準備モードに移行する。制御装置100は、準備モードにおいて、マグネットローター31が正常に回転しないとき、マグネットローター31が正常に回転するまでステーター60が発熱する発熱動作を行う。ステーター60によってキャン20の内側の空間25にある冷媒が加熱される。冷媒に含まれる潤滑油の粘度が低下して、マグネットローター31が正常に回転可能となり、電動弁5の動作不良を抑制できる。
また、発熱動作が、ステーター60(コイル61c、コイル62c)に通電時間Eにわたって電流を流す動作(ステップS160~S180)を含む。発熱動作が、温度Kが基準温度Kr以上になるまでステーター60に電流を流す動作(ステップS160~S190)を含む。発熱動作が、温度Kが基準温度Kr以上になるまでステーター60に通電時間Eにわたって電流を流す動作を繰り返す動作(ステップS160~S190)を含む。発熱動作が、ステーター60に定常電流を流す動作を含む。このようにすることで、制御装置100が、比較的簡易な制御で発熱動作を行うことができる。
また、制御装置100が、スタンバイモードに移行したとき、エアコン制御装置410にスタンバイモードに移行したことを示す情報を送信し、準備モードに移行したとき、エアコン制御装置410に準備モードに移行したことを示す情報を送信する。このようにすることで、電動弁5が正常に動作しないおそれがあるときにエアコン制御装置410が制御装置100に命令を送信してしまうことを抑制できる。
なお、制御装置100の起動時の処理は図5に示す処理に限定されない。
次に、制御装置100の起動時の処理の他の一例について、図6のフローチャートを参照して説明する。
制御装置100は、電源が投入されると不揮発性メモリ122からマグネットローター31の現在位置を読み出す。制御装置100は、温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、当該温度Kが基準温度Krより低いか否かを判定する(S210)。
制御装置100は、温度Kが基準温度Kr以上のとき(S210でN)、スタンバイモードに移行し、エアコン制御装置410にスタンバイモードであることを通知する(S220)。そして、制御装置100は、起動時の処理を終了する。
制御装置100は、温度Kが基準温度Krよりも低いとき(S210でY)、準備モードに移行し、エアコン制御装置410に準備モードであることを通知する(S230)。
制御装置100は、ステーター60への通電を開始する(S260)。ステップS260では、図5のステップS160と同じ処理を行う。
制御装置100は、通電時間Eが経過するのを待つ(S270)。通電時間Eは、あらかじめ設定された時間である。通電時間Eは、キャン20の内側の空間25にある冷媒が十分に加熱される時間であり、例えば、30~180秒である。そして、制御装置100は、通電時間Eが経過した後、ステーター60への通電を停止する(S280)。ステップS260~S280は、ステーター60が発熱する発熱動作である。
制御装置100は、スタンバイモードに移行し、エアコン制御装置410にスタンバイモードであることを通知する(S220)。そして、制御装置100は、起動時の処理を終了する。
次に、制御装置100の起動時の処理のさらに他の一例について、図7のフローチャートを参照して説明する。
制御装置100は、電源が投入されると不揮発性メモリ122からマグネットローター31の現在位置を読み出す。制御装置100は、温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、当該温度Kが基準温度Krより低いか否かを判定する(S310)。
制御装置100は、温度Kが基準温度Kr以上のとき(S310でN)、スタンバイモードに移行し、エアコン制御装置410にスタンバイモードであることを通知する(S320)。そして、制御装置100は、起動時の処理を終了する。
制御装置100は、温度Kが基準温度Krよりも低いとき(S310でY)、準備モードに移行し、エアコン制御装置410に準備モードであることを通知する(S330)。
制御装置100は、ステーター60への通電を開始する(S360)。ステップS360では、図5のステップS160と同じ処理を行う。
制御装置100は、温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得し、当該温度Kが基準温度Krより低いか否かを判定する(S370)。
制御装置100は、温度Kが基準温度Krよりも低いとき(S370でY)、ステーター60への通電を継続する。
制御装置100は、温度Kが基準温度Kr以上のとき(S370でN)、ステーター60への通電を停止する(S380)。ステップS360~S380は、ステーター60が発熱する発熱動作である。
制御装置100は、スタンバイモードに移行し、エアコン制御装置410にスタンバイモードであることを通知する(S320)。そして、制御装置100は、起動時の処理を終了する。
制御装置100は、図6、図7に示すように、キャン20の外側に配置された温度センサー126によって検出された温度Kが基準温度Krよりも低いとき、ステーター60が発熱する発熱動作を行う。制御装置100は、非常に簡易な制御で発熱動作を行うことができる。そのため、冷媒に含まれる潤滑油の粘度が低下して、マグネットローター31が正常に回転可能となり、電動弁5の動作不良を抑制できる。
本実施例において、制御装置100が電動弁5を制御するものであったが、エアコン制御装置410が直接的に電動弁5を制御してもよい。この場合、エアコン制御装置410が、電動弁制御装置である。
本実施例において、制御装置100が温度センサー126の信号に基づいて温度Kを取得するものであったが、エアコン制御装置410が、キャン20の外側に配置された個別の温度センサーの信号に基づいて温度Kを取得し、制御装置100に温度Kを通知するようにしてもよい。
本明細書において、「円筒」や「円柱」等の部材の形状を示す各用語は、実質的にその用語の形状を有する部材にも用いられている。例えば、「円筒形状の部材」は、円筒形状の部材と実質的に円筒形状の部材とを含む。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1…電動弁装置、5…電動弁、10…弁本体、11…本体部材、11a…取付孔、11b…上面、12…支持部材、12a…嵌合孔、13…接続部材、14…弁室、15…流路、16…流路、17…弁口、18…弁座、20…キャン、25…空間、30…駆動機構、31…マグネットローター、32…弁軸ホルダー、32c…雌ねじ、32s…可動ストッパ、33…ガイドブッシュ、33a…第1円筒部、33b…第2円筒部、33c…雄ねじ、33e…貫通孔、33s…固定ストッパ、34…弁軸、34a…第1部分、34b…第2部分、34d…段部、35…支持リング、36…プッシュナット、37…閉弁ばね、38…ストッパ機構、40…弁体、45…永久磁石、46…ガイド部材、47…支持ばね、48…摺動部材、50…ステーターユニット、60…ステーター、61…A相ステーター、61a…極歯、61b…極歯、61c…コイル、62…B相ステーター、62a…極歯、62b…極歯、62c…コイル、65…端子、66…ステッピングモーター、70…ハウジング、83…コネクタ、100…電動弁制御装置、110…制御基板、111…電線、115…磁気センサー、120…マイクロコンピューター、121…CPU、122…不揮発性メモリ、123…モータードライバ、124…作業用メモリ、125…通信モジュール、126…温度センサー、400…エアコンシステム、401…圧縮機、402…凝縮器、403…蒸発器、405…配管、410…エアコン制御装置、420…通信バス、E…通電時間、K…温度、Kr…基準温度、L…軸線、P…パルス、Rc…閉弁位置、Rx…基準位置、Ry…中間位置、Rz…全開位置

Claims (8)

  1. 電動弁を制御する電動弁制御装置であって、
    前記電動弁が、弁室を有する弁本体と、前記弁本体に接合されたキャンと、ステッピングモーターと、を有し、
    前記ステッピングモーターが、前記キャンの内側に配置されたマグネットローターと、前記キャンの外側に配置されたステーターと、を有し、
    前記キャンの内側の空間が、前記弁室と接続されており、
    前記電動弁制御装置が、
    前記キャンの外側に配置された温度センサーの信号に基づいて取得した温度が基準温度よりも低いとき、前記ステーターが発熱する発熱動作を行う、ことを特徴とする電動弁制御装置。
  2. 電動弁を制御する電動弁制御装置であって、
    前記電動弁が、弁室を有する弁本体と、前記弁本体に接合されたキャンと、ステッピングモーターと、を有し、
    前記ステッピングモーターが、前記キャンの内側に配置されたマグネットローターと、前記キャンの外側に配置されたステーターと、を有し、
    前記キャンの内側の空間が、前記弁室と接続されており、
    前記電動弁制御装置が、
    前記キャンの外側に配置された温度センサーの信号に基づいて取得した温度が基準温度以上のとき、外部装置からの命令を受付可能なスタンバイモードに移行し、前記温度が前記基準温度よりも低いとき、準備モードに移行し、
    前記電動弁制御装置が、前記準備モードにおいて、
    前記マグネットローターが正常に回転しないとき、前記マグネットローターが正常に回転するまで前記ステーターが発熱する発熱動作を行い、
    前記マグネットローターが正常に回転したとき、前記スタンバイモードに移行する、ことを特徴とする電動弁制御装置。
  3. 前記発熱動作が、前記ステーターのコイルに通電時間にわたって電流を流す動作を含む、請求項1または請求項2に記載の電動弁制御装置。
  4. 前記発熱動作が、前記温度が前記基準温度以上になるまで前記ステーターのコイルに電流を流す動作を含む、請求項1または請求項2に記載の電動弁制御装置。
  5. 前記発熱動作が、前記温度が前記基準温度以上になるまで前記ステーターのコイルに通電時間にわたって電流を流す動作を繰り返す動作を含む、請求項1または請求項2に記載の電動弁制御装置。
  6. 前記発熱動作が、前記ステーターのコイルに定常電流を流す動作を含む、請求項1または請求項2に記載の電動弁制御装置。
  7. 前記電動弁制御装置が、
    前記スタンバイモードに移行したとき、前記外部装置に前記スタンバイモードに移行したことを示す情報を送信し、
    前記準備モードに移行したとき、前記外部装置に前記準備モードに移行したことを示す情報を送信する、請求項2に記載の電動弁制御装置。
  8. 前記電動弁と、請求項1または請求項2に記載の電動弁制御装置と、を有する電動弁装置。

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