JP4624715B2 - システムlsi - Google Patents

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Description

本発明は、システムLSI及びこれを用いて構成されるデータ処理システムに関し、特に、CPU演算処理と画像などのデータ処理との両方を行うメモリアクセス方式を有するシステムLSI及びデータ処理システムに関する。
メモリアクセス方式に関する従来技術には、特許文献1に記載のように、主記憶と画像メモリとを1つの統合されたメモリに集約する技術がある。これは統合メモリ(Unified Memory)などと呼ばれる。また、特許文献2にも同様の構成が開示されている。以下では、統合メモリとは、物理的に単一の記憶装置内に、CPU(命令処理部)がアクセスする領域と、その他ユニット(表示制御部など)が画像などのデータ処理のためにアクセスする領域と、の両方を持つことが可能な記憶装置のことを指す。
前記のような統合メモリ構成では、主記憶と画像メモリとを区別する必要がないため、LSIの外付けメモリの物量を減らせること、主記憶と画像メモリとを接続するLSIの信号ピン数を削減できることなどのメリットがある。統合メモリ構成では、このようなメリットがある一方で、主記憶アクセスと画像メモリアクセスとの競合が発生することにより主記憶アクセスと画像メモリアクセスの性能が低下し得る、つまりシステム性能が低下し得るというデメリットがある。
特許文献3では、統合メモリ構成において、システム性能の低下を抑えることを狙ったメモリアクセス方式が開示されている。このメモリアクセス方式では、LSIと統合メモリとのインタフェースを、前記LSIと入出力デバイスとのインタフェースとは独立して設けることにより、システム性能の低下を抑えることを狙っている。
システムLSIを用いて構成され、CPU演算処理と画像などのデータ処理との両方を行う必要のあるデータ処理システムとして、例えばカーナビゲーションシステムがある。カーナビゲーションシステムにおいては、その動作状況によって、特に主記憶アクセス性能を向上させたい場合と、特に画像メモリへのアクセス性能を向上させたい場合と、の両方が存在する。例えば、主記憶アクセス性能を向上させたい場合とは、CPUにより音声認識処理を行う場合や、ハードディスクドライブなどのストレージデバイスにある地図データを主記憶上に展開してそれをもとにCPUにより経路探索を行う場合などである。また、画像メモリアクセス性能を向上させたい場合とは、表示機能において重ね合わせ表示面数が多い場合や表示サイズが大きい場合、あるいは複数のディスプレイを単一のカーナビゲーションシステムでコントロールする場合などである。
特表平11−510620号公報 米国特許第5790138号明細書 特開2002−73526号公報
従来のシステムLSI及びこれを用いて構成されるデータ処理システムにおいて、前記のような統合メモリ構成を備えるものにおいては、CPUによる主記憶アクセスと他ユニットによる画像メモリアクセスとの競合が発生して性能が低下し得るという問題があった。また、CPU性能つまり主記憶アクセス性能や、データ処理性能つまり画像メモリアクセス性能などのメモリアクセス性能の調整を行うことは困難であった。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、統合メモリ構成のメモリアクセス方式を持つシステムLSI及びこれを用いて構成されるデータ処理システムおいて、主記憶アクセスと画像メモリアクセスとの競合による性能低下を削減し、主記憶アクセス性能や画像メモリアクセス性能などのメモリアクセス性能の調整を行うことのできるシステムLSI及びこれを用いて構成され効率良くデータ処理を行うデータ処理システムを提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
前記目的を達成するために、本発明のシステムLSIは、主記憶アクセス性能や画像メモリアクセス性能などのメモリアクセス性能の調整を行うために、少なくとも2系統の統合メモリを接続可能な統合メモリインタフェースを持つメモリアクセス制御手段を有することを最も主要な特徴とする。このメモリアクセス制御手段は、命令処理部(CPU)や表示制御部などのユニットからの前記少なくとも2系統の統合メモリへのアクセスを制御する手段である。
本発明のシステムLSIは、命令処理部と、表示制御部(表示制御回路)と、少なくとも2つの物理的に異なる記憶装置(統合メモリ)を接続可能でこの記憶装置へのアクセスを制御するメモリアクセス制御手段(MCU)とを有し、前記記憶装置の記憶領域には、命令処理部がアクセスする領域と表示制御部がアクセスする領域との両方を持つことが可能ないわゆる統合メモリ構成である。そして、本システムLSIは、メモリアクセス制御手段を通じた前記少なくとも2つの記憶装置に対するアクセスの用途に関し、主に命令処理部が主記憶用にアクセスする領域と主に表示制御部が表示用(画像メモリ用)にアクセスする領域とを使い分けることを特徴とする。
例えば、CPU性能を優先したい状況においては、主記憶用にアクセスする領域を1つの統合メモリに確保し、また表示性能を優先したい状況においては、主記憶用にアクセスする領域は特に確保せずにその分表示用にアクセスする領域を各統合メモリに確保するなどの使い分けを行う。
また、本発明のシステムLSIは、前記システムLSIにおいて、表示制御部は、複数の画像面を制御する機能を有し、画像面毎に前記記憶装置のどれにアクセスするかを指定する手段を有することを特徴とする。つまり複数の画像面データの前記記憶装置及びその領域への配置を個別に指定可能とする。
また、本発明のシステムLSIは、前記システムLSIにおいて、表示制御部の複数の画像面を制御する機能は、複数の画像面を表示面として重ね合わせ処理する機能であり、画像面毎に前記記憶装置のどの領域にアクセスするかを指定することを特徴とする。
また、本発明のシステムLSIは、前記システムLSIにおいて、表示制御部は、画像面毎のアクセス先を指定するレジスタを有し、このレジスタへの設定を通じて画像面毎のアクセスを行うことを特徴とする。
また、本発明のシステムLSIは、命令処理部と、画像入力部(ビデオ入力回路)と、少なくとも2つの物理的に異なる記憶装置(統合メモリ)を接続可能でこの記憶装置へのアクセスを制御するメモリアクセス制御手段とを有し、前記記憶装置の記憶領域には、命令処理部がアクセスする領域と画像入力部がアクセスする領域との両方を持つことが可能であり、メモリアクセス制御手段を通じた前記少なくとも2つの記憶装置に対するアクセスの用途に関し、主に命令処理部が主記憶用にアクセスする領域と主に画像入力部が画像入力処理用にアクセスする領域とを使い分けることを特徴とする。
また、本発明のシステムLSIは、命令処理部と、音声処理部と、少なくとも2つの物理的に異なる記憶装置(統合メモリ)を接続可能でこの記憶装置へのアクセスを制御するメモリアクセス制御手段とを有し、前記記憶装置の記憶領域には、命令処理部がアクセスする領域と音声処理部がアクセスする領域との両方を持つことが可能であり、メモリアクセス制御手段を通じた前記少なくとも2つの記憶装置に対するアクセスの用途に関し、主に命令処理部が主記憶用にアクセスする領域と主に音声処理部が音声処理用にアクセスする領域とを使い分けることを特徴とする。
また、本発明のシステムLSIは、前記システムLSIにおいて、前記少なくとも2つの記憶装置へのアクセスをアドレスによって指定可能なメモリアクセス方式であることを特徴とする。例えば、アドレスの特定ビットが“1”のときは第1の統合メモリ、“0”のときは第2の統合メモリをアクセス先とするなどである。
また、本発明のシステムLSIは、前記システムLSIにおいて、前記少なくとも2つの記憶装置へのアクセスをレジスタによって指定可能なメモリアクセス方式であることを特徴とする。
また、本発明のデータ処理システムは、前記のシステムLSIとこれに接続される少なくとも2つの物理的に異なる記憶装置(統合メモリ)と外部デバイスとを有するデータ処理システムであって、前記システムLSIは、前記外部デバイスからのアクセスを含む前記少なくとも2つの記憶装置に対するアクセスの用途について、システム動作状況に応じて、主に命令処理部がアクセスする領域と主に表示制御部がアクセスする領域とを使い分けることを特徴とする。
複数の統合メモリの用途を、「主として表示用」、「主として主記憶用」、あるいは「すべて表示用」など、優先したい性能に応じて設定する。そして、データ処理システムの動作状況に応じて、統合メモリの用途をソフトウェアで使い分ける。
同様に、本発明のデータ処理システムは、画像入力部(ビデオ入力回路)や音声処理部を備え、その画像入力部や音声処理部は、データ処理のために、少なくとも2つの記憶装置(統合メモリ)のどれにアクセスするかを指定可能であることを特徴とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明のシステムLSI及びデータ処理システムによれば、システム動作状況に応じて、主記憶アクセスのレイテンシを小さくするCPU性能優先や、画像などのデータ処理用アクセスのレイテンシを小さくするデータ処理性能優先(表示性能優先)など、メモリアクセス性能の調整を行うことができ、これによりシステム性能を向上できるという利点がある。
また、本発明のシステムLSIをカーナビゲーションシステムなどのデータ処理システムに適用する際に、複数有する統合メモリインタフェースの内1つだけを使用して単一の統合メモリを接続してカーナビゲーションシステムを構成すれば、安価なカーナビゲーションシステムを構成可能である。さらに性能が必要なカーナビゲーションシステムを構成するためには、2つ以上の統合メモリインタフェースを使用して2系統以上の統合メモリを接続してカーナビゲーションシステムを構成することが可能である。
このように、システムLSIに少なくとも2つの統合メモリインタフェースを有するメモリアクセス制御手段を備えることにより、1つのシステムLSIをもとに、性能の異なる複数のデータ処理システムを容易に構成できる。性能の異なる複数のデータ処理システムに対して同一のシステムLSIを適用することができ、個別にシステムLSIを開発する必要がなくなる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下、本発明の一実施の形態におけるシステムLSI及びこれを用いて構成されるデータ処理システムについて説明する。本実施の形態は、システムLSIに接続される統合メモリを有し、統合メモリへのアクセスについて、データ処理システムの動作状況に応じて、CPUの主記憶アクセス性能と、他ユニットの画像などのデータ処理アクセス性能とを調整可能とするという目的を達成するものである。
図1は、本発明の実施の形態におけるデータ処理システムの構成例である。本実施の形態では、データ処理システムとして特にカーナビゲーションシステムの構成を示す。図1において、このカーナビゲーションシステムは、本体115、カメラ(ビデオ入力装置)107、液晶ディスプレイ(表示装置)108、ストレージデバイス111、スピーカ(音声出力装置)109,110、携帯電話機112、リモコン受信部113、リモコン114、信号線101〜106を有する。
本体115は、カーナビゲーションシステム本体であり、本発明の実施の形態におけるシステムLSI及びこれに接続される2系統の統合メモリや外部デバイスなどを含むものである。カメラ107、液晶ディスプレイ108、スピーカ109,110、ストレージデバイス111、携帯電話112、リモコン受信部113のそれぞれのデバイスは各信号線101〜106を通じて本体115に接続されている。
カメラ107は、カメラで撮影したビデオ映像を本体115に送る。液晶ディスプレイ108は、本体115から出力される画像信号をもとに画像表示する。スピーカ109,110は、本体115から出力される音声信号をもとに音声出力する。本体115は、ストレージデバイス111から地図データや音声案内データなどを読み出す処理を行う。携帯電話112により本体115は外部と通信を行う。ユーザはカーナビゲーションシステム本体115への指示を、リモコン114を通じて行い、その指示はリモコン受信部113で受信され本体115へと伝わる。
図2は、カーナビゲーションシステム本体115の構成を示し、本発明の一実施の形態のシステムLSI211を含んだ構成を示す。本体115は、システムLSI211とこれに接続される統合メモリや外部デバイスなどから成る。システムLSI211は、CPU(命令処理部)201、表示制御回路203などのモジュールを含んでシリコン基板上に形成された半導体集積回路装置である。システムLSI211は、CPU201、VIN(ビデオ入力回路)202、表示制御回路203、音声処理回路204、MCU(メモリコントローラ)205、描画処理部(描画デバイス)223、第1バス213−1(アドレス),213−2(データ)、第2バス222−1(アドレス),222−2(データ)、ARB(調停回路)220、バスブリッジ226を有する。システムLSI211に接続されるものとして、統合メモリA210、統合メモリB212、第3バス214−1(アドレス),214−2(データ)、CPU(外部CPU)206、SRAM207、FLASH(フラッシュメモリ)208、周辺I/F(周辺インタフェース)209、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)225、ARB(調停回路)221、電源監視回路224を有する。
本実施の形態のシステムLSI211は、2系統の統合メモリを接続可能な2つの統合メモリインタフェースを有するシステムLSIとして構成されている。また本実施の形態のデータ処理システムは、前記2つの統合メモリインタフェースに2つの統合メモリA210及び統合メモリB212を接続した装置として構成されている。以下、それぞれの統合メモリA,Bを特に区別せずにまとめて指す場合は統合メモリA/Bと称する。
図2において、CPU201は第1バス213−1,213−2に接続されており、第1バス213−1,213−2を通じて各種モジュールにアクセスを行う。ビデオ入力回路202、表示制御回路203、音声処理回路204、メモリコントローラ205、調停回路220、及び第3バス214−1,214−2も第1バス213−1,213−2に接続されている。
ビデオ入力回路202は、信号線101を通じてカメラ107からビデオ入力信号を受け取り、ビデオ入力回路202に内蔵するバッファ内に外部の映像をキャプチャし、それを定期的に第1バス213−1,213−2及びMCU205を通じて統合メモリA/B内にある画像メモリ領域に書き出す。
表示制御回路203は、信号線102を通じて外部の液晶ディスプレイ108に表示のための信号を出力し、第1バス213−1,213−2及びMCU205を通じて表示のために必要なデータを統合メモリA/Bの画像領域より読み出す。
音声処理回路204は、信号線103を通じてスピーカ109,110を駆動するために必要な音声信号を出力し、第1バス213−1,213−2及びMCU205を通じて音声出力に必要なデータを統合メモリA/Bの領域から読み出す。
メモリコントローラ205は、2系統の統合メモリA/Bに対するインタフェースを持つメモリアクセス制御手段である。第1バス213−1,213−2を通じてCPU201や表示制御回路203その他ユニットからリードやライトのアクセス信号を受け取り、統合メモリA/Bを制御する。メモリコントローラ205の詳しい構成は後述の図6で示される。
調停回路220は、第1バス213−1,213−2、第2バス222−1,222−2上で競合するアクセスの調停を、設定された優先順位に従い行う。調停回路220の詳しい構成は後述の図15で示される。
システムLSI211の外部において、外部CPU206、SRAM207、周辺インタフェース209、フラッシュメモリ208、調停回路221は、第3バス214−1,214−2に接続されている。
外部CPU206は、システムLSI211の外部にあるCPUであり、第3バス214−1,214−2及び第1バス213−1,213−2を通じて統合メモリA/Bにアクセス可能である。SRAM207は、外部CPU206からアクセスされる他、システムLSI211からのデータを一時的に格納するメモリである。SRAM207は図示されていないバッテリーによりバックアップされており、カーナビゲーションシステムの主電源が断となった際にも、バッテリーによりSRAM207内部のデータが保持される。
周辺インタフェース209は、信号線104,105,106を通じてストレージデバイス111、携帯電話112、リモコン受信部113が接続されている。フラッシュメモリ208は、地図における経路の検索結果データなどの、電源断後も保存しておきたい情報を格納しておくメモリである。
調停回路221は、第3バス214−1,214−2上で競合するアクセスの調停を、設定された優先順位に従って行う。DMAC225は、第3バス214−1,214−2に接続されたSRAM207、周辺I/F209、フラッシュメモリ208と、第1バス213−1,213−2あるいは第2バス222−1,222−2との間でのアクセスを実行可能とする。DMAC225は第3バス214−1,214−2に接続されている。
システムLSI211において、調停回路220は、電源監視回路224からNMI信号(ノン・マスカブル・インタラプト信号)を受け取る。描画デバイス223は、統合メモリA/Bに格納されているディスプレイリストと呼ばれるコマンド列を読み出し、中間結果を統合メモリA/Bに出力しつつ演算を実行し、最終的な描画データを統合メモリA/Bに出力する処理を行う。
第1バス213−1,213−2に接続されているCPU201、ビデオ入力回路202、表示制御回路203、調停回路220、描画デバイス223、メモリコントローラ205、音声処理回路204、及び第3バス214−1,214−2も、それぞれ第2バス222−1,222−2に接続されている。第3バス214−1,214−2と第2バス222−1,222−2、第3バス214−1,214−2と第1バス213−1,213−2は、バスブリッジ226を介して接続されている。
本実施の形態の場合、統合メモリA及び統合メモリBはそれぞれSDRAM(シンクロナスDRAM)で構成される。SDRAMは、メモリバスが一定周期のクロック周波数に同期して動作する。
ビデオ入力回路202、表示制御回路203の統合メモリA/Bに対するメモリアクセスはリアルタイム性を要求されるので、1つのトランザクション中には、統合メモリであるSDRAMのページのミスは発生させないようなアクセスを行う。1つのトランザクションとは、ビデオ入力回路202あるいは表示制御回路203の1つのバッファを埋めるためのアクセスである。
また、音声処理回路204のメモリアクセスもリアルタイム性を要求されるが、ビデオ入力回路202および表示制御回路203ほど厳しいリアルタイム性を要求されないため、SDRAMのページに対するミスの発生があっても問題はない。このため、本実施の形態のシステムLSI及びデータ処理システムでは、ページミス発生を許容するシステムとしている。
システムLSI211は、少なくとも2系統の統合メモリA210,B212を接続可能な統合メモリインタフェースを備えるメモリアクセス制御手段であるMCU205を有する。統合メモリA,Bの記憶領域には、CPU201がアクセスする領域と表示制御回路203がアクセスする領域との両方を持つことが可能である。データ処理システムの本体115において、MCU205を通じた前記少なくとも2つの統合メモリA/Bに対するアクセスの用途に関し、主にCPU201が主記憶用にアクセスする領域と、主に表示制御回路203が表示用にアクセスする領域とを使い分ける。データ処理システムの動作状況に応じて、ソフトウェアにより、各統合メモリの用途を「主に主記憶アクセス用」、「主に表示アクセス用」などと設定してメモリアクセス性能を調整する。さらに、表示制御回路203による制御対象の表示面毎に、アクセス先の統合メモリ及び領域を個別に指定する手段を有する。
図3は、システムLSI211の表示制御回路203による、複数の表示面の重ね合わせについての説明図である。表示制御回路203は、複数の画像面を制御する機能を有し、特に、表示装置である液晶ディスプレイ108に対して、複数の表示面の重ね合わせ処理を行う機能を有する。これによりカーナビゲーションシステムとして複数の画像の重ね合わされた情報表示などを提供する。
図3左側において、302,303,304はそれぞれ独立した表示面であり、この例では3画面の重ね合わせについて示している。また、305,306,307は、それぞれの表示面上に描かれた線分及びアルファベットの画像である。また、301は人間の視点を表わし、視点301から表示装置108の画面を見る。
視点301から複数の表示面302〜304の重ね合わされた表示画面を見た場合、図3右側の、309のような状態の画面に見えており、線分及びアルファベットの画像308は、画像305,306,307が重ね合わされたものである。表示制御回路203による重ね合わせ処理の際、色の透過の処理なども併せて行われる。
本発明では、前記複数の画像面毎の統合メモリA/Bへのアクセスを指定する手段を有する。つまり、複数の画像面毎に、複数の統合メモリのいずれ及びその領域に対し配置するかを指定することができる。その具体例については後述する。
なお本実施の形態では、表示制御回路203において複数の画像面の重ね合わせを行うものとするが、複数の画像面を制御する機能として、画面全体の表示サイズが大きい場合に複数の画像に分割して処理する場合や、あるいは複数のディスプレイを単一のカーナビゲーションシステムでコントロールする場合などにも適用可能である。
図4は、システムLSI211に内蔵のCPU201からみた場合のメモリマップを示す。図4(a)はCPU性能優先の場合のメモリマップである。また図4(b)は表示性能優先の場合のメモリマップである。なお、(b)では(a)と同じアドレスに対応しているものとする。
CPU性能優先の場合とは、表示制御回路203に接続される表示装置108に対する表示面数の多さや表示面積の広さなどの表示性能よりも、CPU201の性能つまりCPU201からみた主記憶アクセスのレイテンシを削減することを優先したい場合である。また表示性能優先の場合とは、CPU201の性能よりも、表示装置108に対する表示面数の多さや表示面積の広さなどの表示性能を優先したい場合である。
本実施の形態では、統合メモリA/Bに対するアクセスについてのアドレス指定方式として、表示装置108に対する重ね合わせの表示面の配置は、表示制御回路203に内蔵されたレジスタ(図2における203−1)における、表示先頭アドレス指定により行う。つまり命令のオペランドに、表示先頭アドレスが格納されているレジスタを指定する方式で行う。また同様に、ビデオ入力回路202に内蔵されたレジスタ(図示していない)において、キャプチャされた画像の統合メモリA/Bの領域への配置を指定する。
本実施の形態では、アクセス先のメモリ領域の指定方法として、アドレスの特定ビットが“1”であるか否かによって統合メモリAであるか統合メモリBであるかを判定することとする。その他の実施の形態としては、表示制御回路203、ビデオ入力回路202に内蔵されたレジスタによりアクセス先が統合メモリAであるか統合メモリBであるかを指定する指定方法も可能である。
図4(a)において、ADR1からADR2の領域は、前記のレジスタ指定方式におけるレジスタ領域である。ADR3からADR4の領域は、統合メモリAの領域である。ADR4からADR5の領域は、統合メモリBの領域である。統合メモリAの領域には重ね合わせ用の3画面分の画像メモリ領域(斜線部)d1が配置されている。統合メモリBの領域にはd1のような画像メモリ領域は配置されていない。統合メモリAの領域は、主に表示処理のための領域である。統合メモリBの領域は、主にCPU201による主記憶アクセス用の領域である。
図4(b)において、ADR1からADR2の領域は、前記のレジスタ指定方式におけるレジスタ領域である。ADR3からADR4の領域は、統合メモリAの領域である。ADR4からADR5の領域は、統合メモリBの領域である。統合メモリA、統合メモリBの領域にはそれぞれ重ね合わせ用の3面分の画像メモリ領域(斜線部)d2、d3が配置されている。あわせて6面分の画像メモリ領域である。統合メモリA及び統合メモリBの領域は共に、主に表示処理のための領域である。
図4に示すように、本システムLSI及びデータ処理システムでは、システム動作状況に応じて、統合メモリA/Bの主たる用途を(a)、(b)のように使い分ける。この例では、(a)の場合、統合メモリB領域を主にCPUアクセス領域にしており、逆に(b)の場合、主に3画面分の画像メモリ領域にしている。その分がCPU性能と表示性能の違いとなる。
また本実施の形態では、重ね合わせ表示用の画像面を3面分毎に統合メモリA,Bに配置しているが、これに限らず、さらに接続される統合メモリがある構成の場合など、表示用の画像の各面を別個の統合メモリに配置することなど様々な配置が可能である。
図5は、システムLSI211の外部にある外部CPU206からみた場合のメモリマップである。図5(a)はCPU性能優先の場合のメモリマップである。また図5(b)は表示性能優先の場合のメモリマップである。図4と同様に、統合メモリAの領域(ADR10からADR11の領域),統合メモリBの領域(ADR11からADR12の領域)及びレジスタ領域(ADR13からADR14の領域)が確保されている。領域d4,d5,d6は、それぞれ3面分の画像メモリ領域である。各領域の役割は図4の場合と同様である。
図6は、システムLSI211におけるメモリアクセス制御手段であるメモリコントローラ205の構成例を示す。メモリコントローラ205は、キュー601、論理回路602,603、SDRAM制御回路607,608、アクセス監視部606などを有する。キュー601は、第1バス213−1,13−2からのアクセス信号を受け取ってキューイングし、論理回路602または論理回路603を通じて信号線604または信号線605にアクセス信号を出力する。また、キュー601におけるキューイングと同時に、第1バス213−1,13−2へキューイング完了信号を返す。キュー601内部では、アクセスデータの追い越しは発生しないので、キュー601で受理されたアクセスはシーケンシャルに実行される。第1バス213−1,213−2へ返されたキューイング完了信号は、CPU201で「アクセス結果が必ずメモリに反映された後に、次の命令を実行すること」が必要であるときに利用される。
信号線604は第1のSDRAM制御回路607に接続されており、信号線605は第2のSDRAM制御回路608に接続されている。
論理回路602は第1バス213−1,213−2からのアクセス信号の特定のビットが“1”である際に、第1バス213−1,213−2からのアクセス信号を信号線604に出力する。論理回路603は第1バス213−1,213−2からのアクセス信号の特定のビットが“0”である際に、第1バス213−1,213−2からのアクセス信号を信号線605に出力する。
アクセス監視回路606は、統合メモリA及び統合メモリBへのアクセスを監視し、1つのトランザクションのアクセスで統合メモリAからアクセスが始まり統合メモリBにアクセスする、または、統合メモリBからアクセスが始まり統合メモリAにアクセスするような、統合メモリA,B間でアクセスがまたがるものについて監視する。
本発明では、統合メモリA及び統合メモリBの主とする用途、つまりCPU性能優先とするか表示性能優先とするかといったことを状況に応じて定めることが重要である。そのため、1つのトランザクションのアクセスが統合メモリAと統合メモリBにまたがったアクセスとなった場合には、その状況をエラーとして記録する。アクセス監視回路606にはレジスタが内蔵されており、前記エラー状況を記録する。また図示していないが、アクセス監視回路606からCPU201には割り込み信号が接続されており、割り込みによりエラーの発生をCPU201に報告する。
第1のSDRAM制御回路607、第2のSDRAM制御回路608は、それぞれ統合メモリA210、統合メモリB212に接続される。各SDRAM制御回路607,608は、それぞれ対応する統合メモリであるSDRAMへコマンドを発行する制御回路である。また、SDRAM制御回路607,608は、それぞれ統合メモリA,Bのbit幅(バス幅)を設定する図示していない設定レジスタを有しており、統合メモリA,Bでそれぞれ異なる幅あるいは同一幅でシステムを構成することが可能である。また、SDRAM制御回路607,608は独立しているので、統合メモリA,Bのどちらか一方だけでシステムを構成することが可能である。
図16に、図6とは異なるメモリコントローラ205の構成例を示す。図16は、システムLSI211におけるメモリアクセス制御手段であるメモリコントローラ205の第二の構成例である。メモリコントローラ205は、キュー601−1,601−2、論理回路1601,1602、SDRAM制御回路607,608、アクセス監視部606などを有する。キュー601−1は、第1バス213−1、213−2からのアクセス信号を受け取ってキューイングし、論理回路1601を通じて第一のSDRAM制御回路607にアクセス信号を出力する。また、キュー601−1におけるキューイングと同時に、第1バス213−1,213−2へキューイング完了信号を返す。キュー601内部では、アクセスデータの追い越しは発生しないので、キュー601で受理されたアクセスはシーケンシャルに実行される。第1バス213−1,213−2へ返されたキューイング完了信号は、CPU201で「アクセス結果が必ずメモリに反映された後に、次の命令を実行すること」が必要であるときに利用される。論理回路1601は第1バス213−1,213−2からのアクセス信号の特定のビットが“1”である際に、第1バス213−1,213−2からのアクセス信号を信号線1607に出力する。論理回路1602は第1バス213−1,213−2からのアクセス信号の特定のビットが“0”である際に、第1バス213−1,213−2からのアクセス信号を信号線1608に出力する。キュー601−2は、第1バス213−1,213−2からのアクセス信号を受け取ってキューイングし、論理回路1602を通じて第二のSDRAM制御回路608にアクセス信号を出力する。また、キュー601−2におけるキューイングと同時に、第1バス213−1,213−2へキューイング完了信号を返す。キュー602内部では、アクセスデータの追い越しは発生しないので、キュー1602で受理されたアクセスはシーケンシャルに実行される。また、キュー601−1とキュー1601−2の処理は、並列に実行される。
図7は、CPU性能優先の場合のアクセスについて説明するための、統合メモリA/Bに対するアクセスタイミングを示す図である。図7(a)において、始めに統合メモリAに対しCPU201がアクセスした後(図中の「CPU」)、表示制御回路203による表示処理のためのアクセス「DU1」が発生している。統合メモリBではアクセスは発生してない。以下、CPU201による統合メモリA/BへのアクセスをCPUアクセスとし、表示制御回路による統合メモリA/Bへのアクセスを表示アクセスとする。また本実施の形態の場合、表示アクセス「DU1〜DU3」は特に表示制御回路203による3画面の重ね合わせ処理のためのそれぞれの表示面に対応したアクセスを示す。
図7(a)では、本実施の形態のデータ処理システムにおいて、表示アクセスが最優先であるという設定がなされているものとする。表示アクセス「DU1」のアクセス開始直後、CPU201からのアクセスリクエストが発生している(図中の「CPUreq」)。このCPUリクエスト「CPUreq」は、表示アクセス「DU1〜DU3」と競合したため、CPUアクセスが表示アクセス「DU3」のアクセス終了まで待たされている。
一般に表示アクセスはリアルタイム性が必要とされる性質のアクセスであり、この場合、表示アクセスのリアルタイム性が守れない場合には、表示が乱れるという問題が発生する。CPUリクエストが「DU1〜DU3」アクセスに待たされるため、CPU性能は競合待ちが発生しないケースよりも悪くなる。従来技術である統合メモリが1系統しかないシステムにおいては、図7(a)に示す統合メモリAへのアクセスのような状況が頻発していた。
一方、図7(b)は、統合メモリAを主として表示アクセス用として用い、統合メモリBを主として主記憶アクセス用として用いる場合である(図4(a)のような設定)。始めに統合メモリBでCPUアクセス「CPU」が実行されており、その直後に統合メモリAにおいて表示アクセス「DU1〜DU3」が実行されている。統合メモリBにおいて図7(a)と同じタイミングでCPU201によるアクセスリクエスト「CPUreq」が発生しているが、統合メモリBは主として主記憶アクセス用として用いているため、表示アクセス「DU1〜DU3」は発生しておらず、このCPUアクセスがすぐに実行できる。
図7(a)と図7(b)を比べると、2回目のCPUアクセスのタイミングつまりレイテンシが図7(b)の方が改善されていることがわかる。このようにCPU性能優先とすることができる。
図8は、表示性能優先の場合のアクセスについて説明するための、統合メモリA/Bに対するアクセスタイミングを示す図である。図8(a)は統合メモリAを主として表示アクセス用、統合メモリBを主として主記憶アクセス用として用いた場合である。ここでは統合メモリB側ではCPUアクセスは発生していない。本例では、表示アクセス「DU1〜DU6」は、表示制御回路203による6画面の重ね合わせ処理のためのそれぞれの表示面に対応したアクセスを示す。
統合メモリA側で表示アクセス「DU1」が発生した直後、表示アクセス「DU2〜DU6」のリクエスト「DU2〜6req」が同時に発生している。表示アクセス「DU1」のアクセス終了後、順に「DU2」〜「DU6」までの表示アクセスが実行される。表示アクセスにはリアルタイム性が必要とされており、ある締め切り時間までにアクセスが完了しないと、表示が乱れることとなる。本実施の形態では、図8(a)における「DU6表示締め切り」までに表示アクセス「DU6」が完了しておらず、「DU6」つまり重ね合わせ表示面における第6面目に表示の乱れが発生する可能性があり問題である。
図8(b)は、統合メモリAを主として表示アクセス用として用い、統合メモリBを主として主記憶アクセス用としてではなく統合メモリAと同様に主に表示アクセス用として用いた場合である(図4(b)のような設定)。本例では、統合メモリAと統合メモリBにはそれぞれ表示面を3面ずつ配置することとしている。この場合、各表示面の色数や表示サイズなどが等しいと仮定すると、表示アクセスは統合メモリA、統合メモリB共にほぼ等しい量のトラフィックが発生する。
図8(b)においては、表示アクセス「DU1」の開始直後、図8(a)と同様に表示アクセス「DU2〜DU6」のアクセスリクエスト「DU2〜6req」が発生している。図8(b)では「DU1〜DU3」の表示領域は統合メモリAに配置されており、「DU4〜DU6」の表示領域は統合メモリBに配置されている。表示アクセス「DU2〜DU6」のアクセスリクエストが発生すると、統合メモリBにおいて表示アクセス「DU4」が実行開始される。統合メモリAにおいては、表示アクセス「DU1〜DU3」のアクセスが実行され、統合メモリBにおいては、表示アクセス「DU4〜DU6」のアクセスが実行される。図8(b)においては、「DU6表示締め切り」よりも前に「DU6」のアクセスが完了しており、「DU6」に対応する表示面の乱れは発生しない。このように表示性能優先とすることができる。
本実施の形態のデータ処理システムであるカーナビゲーションシステムにおいては、CPU動作による経路探索や音声認識処理などの主記憶性能を要求される場合には、図7(b)のようなアクセスが実行可能なように、メモリ配置を図4(a)に示したようにする。この場合、CPU性能が優先的に満たされる。重ね合わせ表示面数は3面だけになってしまうが、経路探索や音声認識処理はCPU性能が要求される処理であるため、表示面数に制限がかかることは止むを得ない。CPU性能が要求される状況においても表示性能の制限を行わないのであれば、専用に表示メモリを設けるなどが必要であり、カーナビゲーションシステムのコストアップにつながってしまう。
また、本実施の形態のデータ処理システムであるカーナビゲーションシステムにおいては、重ね合わせ表示面数を例えば6面とするなど表示性能(データ処理性能)を要求される場合には、図8(b)のようなアクセスが実行可能なように、メモリ配置を図4(b)に示したようにする。この場合、表示性能が優先的に満たされる。主記憶アクセスを統合メモリA/Bに対して行おうとすると、表示アクセスとの競合が発生し、かつ、表示アクセスは最優先で調停されるため、主記憶アクセスのレイテンシは表示アクセスに比べて悪くなる。しかしながら、表示性能が要求される状況においてもCPU性能の制限を行わないのであれば、専用に表示メモリを設けるなどが必要であり、カーナビゲーションシステムのコストアップにつながってしまう。
なお以上では、データ処理性能を優先させる場合として、表示制御回路203についての画像メモリアクセスを例に説明したが、ビデオ入力回路202や音声処理回路204などの他ユニットによるデータ処理のための統合メモリアクセスについても同様である。本実施の形態の場合、ビデオ入力回路202や音声処理回路204についても、表示制御回路203と同様、データ処理のために2つの統合メモリA/Bのいずれ及びその領域にアクセスを行うかを指定可能である。
画像入力部であるビデオ入力回路202による統合メモリアクセスを行う構成の場合、システムLSI211において、統合メモリA及び統合メモリBの記憶領域には、CPU201がアクセスする領域とビデオ入力回路202がアクセスする領域との両方を持つことが可能であり、メモリアクセス制御手段であるMCU205を通じた前記少なくとも2つの統合メモリA/Bに対するアクセスの用途に関し、主にCPU201が主記憶用にアクセスする領域と、主にビデオ入力回路202が画像入力処理用にアクセスする領域とを使い分ける。
また、音声処理回路204による統合メモリアクセスを行う構成の場合、システムLSI211において、統合メモリA及び統合メモリBの記憶領域には、CPU201がアクセスする領域と音声処理回路204がアクセスする領域との両方を持つことが可能であり、メモリアクセス制御手段であるMCU205を通じた前記少なくとも2つの統合メモリA/Bに対するアクセスの用途に関し、主にCPU201が主記憶用にアクセスする領域と、主に音声処理回路204が音声処理用にアクセスする領域とを使い分ける。
図9は、統合メモリA,Bへのアクセスの優先順位の設定例を示し、特に統合メモリA,B共に同じ設定である場合の一例を示す。各デバイス(アクセス主体)による各系統の統合メモリA,Bへのアクセス優先順位は、Level0からLevel3に分かれている。各Levelの優先順位は、Level0>Level1>Level2>Level3となっている。Level0が最もアクセス優先順位が高く、より下位のLevelのアクセス要求と競合した場合には、Level0が優先して実行される。
このうち、本実施の形態のシステムLSIでアクセス優先順位の設定が変更可能なのはLevel2とLevel3である。このアクセス優先順位の設定は、調停回路220の優先順位設定レジスタ1503及び1506によって設定される。
Level0には、SDRAM制御901が割り当てられている。これは統合メモリであるSDRAMのリフレッシュなどの制御であり、メモリコントローラ205で実行される処理である。
Level1には、表示デバイスアクセス(DU)902、ビデオ入力アクセス(VIN)903、音声アクセス904がある。Level1内の表示デバイスアクセス902、ビデオ入力アクセス903、音声アクセス904はラウンドロビンで優先順位が決定される。なお表示デバイスアクセス902は、表示制御回路203のアクセスに対応する。ビデオ入力アクセス903は、ビデオ入力回路202のアクセスに対応する。音声アクセス904は、音声処理回路204のアクセスに対応する。
Level2に設定されたデバイスは、この場合はない。破線で示したデバイスは該当Levelに設定されていないことを表わす。Level3には、CPUアクセス905と、外部デバイスアクセス906と、描画デバイスアクセス907とが設定されている。Level3におけるCPUアクセス905と外部デバイスアクセス906と描画デバイスアクセス907は、ラウンドロビンで優先順位が決定される。なおCPUアクセス905は、CPU201のアクセスに対応する。外部デバイスアクセス906は、第3バス214−1,214−2に接続された各デバイスのアクセスに対応する。描画デバイスアクセス907は、描画デバイス223のアクセスに対応する。
図9では、統合メモリA,Bに対するアクセス優先順位は同じ設定となっている。どちらもLevel2のアクセス優先順位に設定されたデバイスはない。また表示デバイスアクセス902と外部デバイスアクセス906は、さらにそれぞれサブラウンドロビンにより優先順位が定められている。これについては図11で後述する。
図10は、統合メモリA,Bへのアクセスの優先順位の設定例を示し、特に統合メモリA,Bそれぞれ異なる設定である場合の一例を示す。Level0,1の設定は図9と同様である。Level2には、統合メモリAではCPUアクセス1005、外部デバイスアクセス1008が設定されており、統合メモリBでは描画デバイスアクセス1017、外部デバイスアクセス1018が設定されている。
Level3には、統合メモリAでは描画デバイスアクセス1007と外部デバイスアクセス1006が設定されており、統合メモリBではCPUアクセス1015と外部デバイスアクセス1016が設定されている。
図10では、統合メモリA,Bに対するアクセス優先順位は異なる設定となっている。図10の設定のように、統合メモリAとBにおいて、アクセス優先順位の設定を異なるものとすることにより、アクセス競合時の各デバイスからみた統合メモリの最悪レイテンシを保証することが可能となる。これについては図12で後述する。
図11は、図9、図10に示した統合メモリA,Bに対するアクセス優先順位の設定におけるサブラウンドロビンについての説明図である。図11(a)は、図9に示すLevel1の表示デバイス902についてのアクセス優先順位のサブラウンドロビンを示す。表示デバイスアクセスDU1からDU6まで、6つのデバイスについての優先順位の調停がラウンドロビンで決定される。表示デバイスアクセス912、1002、1012についても同様である。表示デバイスアクセスDU1〜DU6は、例えば6画面の重ね合わせのための表示アクセスに対応する。
図11(b)は、図9に示すLevel3の外部デバイスアクセス906についてのアクセス優先順位のサブラウンドロビンを示す。外部CPU206、SRAM207、周辺I/F209、FLASH208の各デバイスについての優先順位の調停がラウンドロビンで決定される。周辺I/F209についてはさらにこれに接続されるデバイスについてのサブラウンドロビンが存在する(図示せず)。外部デバイスアクセス916についても同様のサブラウンドロビンとなっている。
図11(c)は、図10に示すLevel2の外部デバイスアクセス1008についてのアクセス優先順位のサブラウンドロビンを示す。SRAM207、周辺I/F209、FLASH208の各デバイスについての優先順位の調停がラウンドロビンで決定される。外部デバイスアクセス1016についても同様である。図11(d)は、図10に示すLevel3の外部デバイスアクセス1006についてのサブラウンドロビンを示す。この場合は外部CPU206となる。外部デバイスアクセス1018についても同様である。
図12は、図9に示すアクセス優先順位設定において、CPU201と、SRAM207からのDMAC225による転送データと、描画デバイス223と、の3つのアクセスのみが競合した場合における、各デバイスからみた統合メモリアクセスの最悪レイテンシについての説明図である。
図12(a)は、描画デバイス223からみた場合の統合メモリAの最悪レイテンシを示す。この最悪時には、描画デバイス223がリクエスト(図中の「描画req」)をアサートした後、CPU201、SRAM207のデータ転送(図中の「CPU」、「SRAM」)が先に実行され、その後に描画デバイスのアクセス(図中の「描画」)が実行される。図9においては統合メモリBについても統合メモリAと同じ優先順位設定がなされているので、図12(a)と同様の結果となる。
図12(b)は、CPU201からみた場合の統合メモリAの最悪レイテンシを示す。SRAM207のデータ転送が行われ、その後描画デバイス223のアクセスが実行されて最後にCPUアクセスが行われた場合が、CPU201にとっての最悪レイテンシとなる。統合メモリBについても同様である。
図13は、図10に示すアクセス優先順位設定において、CPU201と、SRAM207からのDMAC225による転送データと、描画デバイス223と、の3つのアクセスのみが競合した場合の、描画デバイス223からみた統合メモリアクセスの最悪レイテンシについての説明図である。
図13(a)は、描画デバイス223からみた場合の統合メモリAの最悪レイテンシである。この最悪時には、描画デバイス223がリクエスト「描画req」をアサートした後、CPU201、SRAM207のデータ転送が先に実行され、その後に描画デバイス223のアクセスが実行される。
図13(b)は、描画デバイス223からみた場合の統合メモリBの最悪レイテンシである。描画デバイス223は優先順位がLevel2に設定されているため、CPU201、SRAM207のデータ転送に優先して実行される。図13(a)に比べ、描画デバイス223の最悪レイテンシが改善している。
図14は、図10に示すアクセス優先順位設定において、CPU201と、SRAM207からのDMAC225による転送データと、描画デバイス223と、の3つのアクセスのみが競合した場合の、CPU201からみた統合メモリアクセスの最悪レイテンシについての説明図である。
図14(a)は、CPU201からみた場合の統合メモリAの最悪レイテンシである。この最悪時には、CPU201と同じLevel2にあるSRAM207のアクセスが実行され、その後にCPU201のアクセスが実行される。
図14(b)は、CPU201からみた場合の統合メモリBの最悪レイテンシである。CPU201は優先順位がLevel3に設定されているため、描画デバイス223、SRAM207のデータ転送の後に実行される。図14(a)と(b)を比較すると、統合メモリAの方がCPU201からみた最悪レイテンシが短いことがわかる。
図13、図14において、統合メモリA,Bで異なるアクセス優先順位の設定により、最悪レイテンシがどのように変わるかについて例示した。本例ではCPU201とSRAM207のデータ転送と描画デバイス223という3つのデバイスのみのアクセス競合の場合で説明したが、Level1の表示デバイスアクセス(DU)やその他周辺I/F209など、多数のデバイスのアクセス競合が発生する状況では、一般にはアクセスを行うデバイスの最悪レイテンシの保証は困難となってくる。そこで本発明では、統合メモリに関しA,Bそれぞれの系統で独立にアクセス優先順位設定を可能とすることにより、最悪レイテンシの保証をより容易にすることができた。
図15を用いて、調停回路220について説明する。図15は、システムLSI211における調停回路220の構成を示す。調停回路220は、第1バス213−1,213−2に接続される第1バス調停回路1501、第2バス222−1,222−2に接続される第2バス調停回路1502を有する。また、バス調停回路1501の制御レジスタとして、優先順位設定レジスタ1503、NMI時リクエストマスク設定レジスタ1504、Level1連続回数設定レジスタ1505を有する。同様にバス調停回路1502の制御レジスタとして、優先順位設定レジスタ1506、NMI時リクエストマスク設定レジスタ1507、Level1連続回数設定レジスタ1508を有する。
第2バス調停回路1502は、第2バス222−1,222−2から各デバイスのリクエスト信号を受け取り、優先順位設定レジスタ1506の設定に従ってアクセス優先順位を決定する。また、第2バス調停回路1502は、電源監視回路224からNMI信号を受け取った際には、NMI時リクエストマスク設定レジスタ1504の設定に従い、第2バス222−1,222−2からの特定のデバイスのリクエストをマスクして調停を行う。
第1バス調停回路1501は、第1バス213−1,213−2から各デバイスのリクエスト信号を受け取り、優先順位設定レジスタ1503の設定に従ってアクセス優先順位を決定する。また、第1バス調停回路1501は、電源監視回路224からNMI信号を受け取った際には、NMI時リクエストマスク設定レジスタ1504の設定に従い、第1バス213−1,213−2からの特定のデバイスのリクエストをマスクして調停を行う。
Level1連続回数レジスタ1508は、第2バス222−1,222−2の調停において、図9などで例示した前記優先順位設定におけるLevel1のアクセスが何回連続することを許可するかを設定するレジスタである。同様にLevel1連続回数レジスタ1507は、第1バス213−1,213−2の調停において、Level1のアクセスが何回連続することを許可するかを設定するレジスタである。
Level1連続回数設定レジスタ1507,1508は共に、電源オン時初期値は“0”であり、このレジスタ値が“0”の場合には、「Level1のリクエストが連続する限り、何回でも連続してバスを占有可能」という意味の設定となる。Level1連続回数設定レジスタ1507の設定値を例えば“3”とした場合には、「Level1のデバイスのアクセスが3回連続したら必ず(Level2のリクエストがある場合には)Level2のデバイスがバス権を取得できる」という意味の設定となる。Level1連続回数設定レジスタ1507,1508を利用することにより、より柔軟なシステム性能の調整が可能となる。
以上のように、システムLSI211に接続可能な統合メモリを少なくとも2系統設けた構成において、それぞれの統合メモリA,Bの用途を、優先したい性能に応じて「主として表示用」、「主として主記憶用」、あるいは「すべて表示用」などに設定して使い分ける。そして、データ処理システムの動作状況に応じて、ソフトウェアで、統合メモリA,Bの用途を前記各用途に使い分ける。この統合メモリの用途の使い分けの制御により、CPU性能優先や表示などのデータ処理性能優先など、システム性能の調整が可能となる。また、本システムLSI211を用いてカーナビゲーションシステムなどを構成することにより、システムコストと要求性能の調整が可能となる。
カーナビゲーションシステムを構成する際、システムLSI211には、統合メモリインタフェースが、接続可能な統合メモリ数に対応して少なくとも2系統あるが、その内1系統しか用いないとすれば、システムのコストダウンが可能である。その場合、従来技術の統合メモリシステムと同等の性能となることが予想される。また、カーナビゲーションシステムの動作状況に応じてシステム全体の性能の調整を行いたければ、2系統の統合メモリインタフェースの双方にそれぞれSDRAMなどのメモリを接続することにより、その目的を達成できる。
このように、1つのシステムLSI211をもとに複数のカーナビゲーションシステム、すなわち例えばローコストからハイエンドまでのカーナビゲーションシステム製品に適用が可能である。1つのシステムLSI211で複数のデータ処理システム製品に適用が可能であるため、システムLSI211の生産量が増え、大量生産によりシステムLSIの単価が下がってくる。これによりカーナビゲーションシステムなどのデータ処理システム製品の低コスト化にも貢献できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明のシステムLSI及びデータ処理システムは、CPUによる主記憶アクセスと表示などのデータ処理アクセスとの両方を行うような、メモリアクセス性能を調整することによりそのメリットを享受できる、カーナビゲーションシステムやテレマティクスシステムなどのマルチメディアデータ処理システムなどに利用可能である。
本発明の一実施の形態におけるデータ処理システムの例としてカーナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。 カーナビゲーションシステム本体の構成を示し、本発明の一実施の形態におけるシステムLSIを含んだ構成を示す図である。 本実施の形態のシステムLSI及びデータ処理システムにおける、表示装置に対する複数の表示面の重ね合わせについての説明図である。 (a),(b)は、本実施の形態のシステムLSIに内蔵されたCPUからみた場合のメモリマップを示す図である。 (a),(b)は、本実施の形態のシステムLSI外部にある外部CPUからみた場合のメモリマップを示す図である。 本実施の形態のシステムLSIにおけるメモリコントローラの構成例を示す図である。 (a),(b)は、本実施の形態のシステムLSIにおける、CPU性能優先の場合の統合メモリアクセスについて説明するための図である。 (a),(b)は、本実施の形態のシステムLSIにおける、表示性能優先の場合の統合メモリアクセスについて説明するための図である。 本実施の形態のシステムLSIにおける、2系統の統合メモリへのアクセスの優先順位の設定例を示し、特に各系統で同じ設定である場合の一例を示す図である。 本実施の形態のシステムLSIにおける、2系統の統合メモリへのアクセスの優先順位の設定例を示し、特に各系統で異なる設定である場合の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、図9、図10に示すアクセス優先順位設定におけるサブラウンドロビンについての説明図である。 (a),(b)は、図9に示すアクセス優先順位設定において、CPUと、SRAMからのDMACによる転送データと、描画デバイスと、の3つのアクセスのみが競合した場合における、各デバイスからみた統合メモリの最悪レイテンシについて示す図である。 (a),(b)は、図10に示すアクセス優先順位設定において、CPUと、SRAMからのDMACによる転送データと、描画デバイスと、の3つのアクセスのみが競合した場合の、描画デバイスからみた統合メモリの最悪レイテンシについて示す図である。 (a),(b)は、図10に示すアクセス優先順位設定において、CPUと、SRAMからのDMACによる転送データと、描画デバイスと、の3つのアクセスのみが競合した場合の、CPUからみた統合メモリの最悪レイテンシについて示す図である。 本実施の形態のシステムLSIにおける調停回路の構成を示す図である。 本実施の形態のシステムLSIにおけるメモリコントローラの第二の構成例を示す図である。
符号の説明
101,102,103,104,105,106…信号線、107…カメラ、108…液晶ディスプレイ、109,110…スピーカ、111…ストレージデバイス、112…携帯電話、113…リモコン受信部、114…リモコン、115…カーナビゲーションシステム本体、201…CPU、202…ビデオ入力回路、203…表示制御回路、203−1…レジスタ、204…音声処理回路、205…メモリコントローラ、206…外部CPU、207…SRAM、208…フラッシュメモリ、209…周辺インタフェース、210…統合メモリA、211…システムLSI、212…統合メモリB、213−1…第1バス(アドレス)、213−2…第1バス(データ)、214−1…第3バス(アドレス)、214−2…第3バス(データ)、220…調停回路、221…調停回路、222−1…第2バス(アドレス)、222−2…第2バス(データ)、223…描画処理部、224…電源監視回路、225…DMAC、226…バスブリッジ、d1,d2,d3,d4,d5,d6…3画面分の画像メモリ領域、601,601−1,601−2…キュー、602,603…論理回路、604,605…信号線、606…アクセス監視部、607…第1のSDRAM制御回路、608…第2のSDRAM制御回路、901,911,1001,1011…SDRAM制御、902,912,1002,1012…表示アクセス、903,913,1003,1013…ビデオ入力アクセス、904,914,1004,1014…音声アクセス、905,915,1005,1015…CPUアクセス、906,916,1006,1016,1008,1018…外部デバイスアクセス、907,917,1007,1017…描画デバイスアクセス、1501…第1バス調停回路、1502…第2バス調停回路、1503,1506…優先順位設定レジスタ、1504,1507…NMI時リクエストマスク設定レジスタ、1505,1508…Level1連続回数設定レジスタ、1601,1602…論理回路、1603〜1608…信号線。

Claims (3)

  1. 命令処理部と、表示制御部と、画像入力部と、描画処理部と、
    少なくとも2つの物理的に異なる第1、第2の記憶装置を接続可能であり前記記憶装置へのアクセスを制御するメモリアクセス制御手段とを有し、
    前記記憶装置の記憶領域には、前記命令処理部がアクセスする領域と前記表示制御部がアクセスする領域との両方を持つことが可能であり、
    前記メモリアクセス制御手段を通じた前記第1、第2の記憶装置に対するアクセスの用途に関し、アクセスデバイスとして、高優先順位デバイスと低優先順位デバイスとを有し、
    前記高優先順位デバイスとして、少なくとも、前記表示制御部と、前記画像入力部とを有し、
    前記低優先順位デバイスとして、少なくとも、前記命令処理部と、前記描画処理部と、1つ以上の外部デバイスとを有し、
    前記高優先順位デバイスについては高優先順位のアクセスレベルである第1のレベルを設定し、
    前記低優先順位デバイスについてはそれぞれの低優先順位のアクセスレベルである第2、第3のレベルを、前記高優先順位デバイスの前記第1のレベルよりも低い範囲内において、高い方の第1の優先順位のアクセスレベルである第2のレベルと、低い方の第2の優先順位のアクセスレベルである第3のレベルとを設定し、
    前記第1、第2の記憶装置ごとに、前記高優先順位デバイス及び低優先順位デバイスについてのアクセスレベルを設定する1つ以上のレジスタを備え
    前記第1、第2の記憶装置ごとに、前記低優先順位デバイスである前記命令処理部、前記描画処理部、及び前記外部デバイスについての前記アクセスレベルをそれぞれ独立に前記レジスタに設定することを特徴とするシステムLSI。
  2. 請求項1記載のシステムLSIにおいて、
    前記第1、第2の記憶装置ごとに、同一のアクセスレベルとして設定されたアクセスデバイス群のアクセスの優先順位は、ラウンドロビン方式で決定されることを特徴とするシステムLSI。
  3. 請求項1記載のシステムLSIにおいて、
    前記高優先順位デバイスのアクセス連続回数の許容値を設定するレジスタを有することを特徴とするシステムLSI。
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