JP4621148B2 - 製本装置、製本方法及び印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製本装置、製本方法及び印刷装置に関する。
従来から、複数ページのシート(紙)からなるシート束を、表紙(例えば、表表紙と裏表紙)がレイアウトされたカバーシートで整合することで製本物を作成する製本装置が知られている。
シート束とカバーシートを整合する方式としては、種々の方式が知られている。その一例として、シート束のシートサイズより大きいカバーシート(例えば、A4のシート束に対するA3のカバーシート)の中央部を、シート束の一端と糊付けして包み込むくるみ製本方式が知られている。
従来から行われている製本方式は、製本物の本文となるシート束の作成処理と、カバーシートの作成処理を別々に行い、各々作成されたシート束とカバーシートを製本装置にセットすることで製本処理を実行するものである。この製本方式にあっては、製本装置へのシート束とカバーシートのセットは、製本装置の操作者が手作業にて行っていた。
そして、操作者による手作業を軽減するために、シート束及びカバーシートの作成と、それらを用いた製本処理を、操作者による操作が介在しない一連の処理として実行する製本装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−155152号公報
ところで、製本物には、右開きの製本物と左開きの製本物とが存在する。ここで、右開きの製本物と左開きの製本物の違いについて図10〜13を用いて説明する。
図10は、左開きの製本物の構成を示す図であり、図11は、左開きの製本物を作成するためのカバーシートの構成を示す図である。また、図12は、右開きの製本物の構成を示す図であり、図13は、右開きの製本物を作成するためのカバーシートの構成を示す図である。図10〜図13において、1000〜1002は、カバーシート上の領域を示す。1002は製品物の背となる背表紙領域であり、1000は背表紙領域1002の右に位置する領域であり、1001は背表紙領域1002の左に位置する領域である。
そして、カバーシートに表紙として“A”をレイアウトし、裏表紙として“B”をレイアウトする場合、左開きの製本物を作成する場合と右開きの製本物を作成する場合とで、カバーシートに対する表紙と裏表紙のレイアウトが異なったものとなる。つまり、左開きの製本物を作成するためのカバーシート(図11)は、領域1000に表紙がレイアウトされ(図10(a))、領域1001に裏表紙がレイアウトされる(図10(b))。一方で、右開きの製本物を作成するためのカバーシート(図13)は、領域1000に裏表紙がレイアウトされ(図12(a))、領域1001に表紙がレイアウトされる(図12(b))。
また、左開きの製本物を作成する場合と右開きの製本物を作成する場合とで、表紙をめくる方向が異なったものとなる。つまり、左開きの製本物にあっては表紙を左方向にめくることで本文の1ページ目が出現するのに対して(図10(c))、右開きの製本物にあっては表紙を右方向にめくることで本文の1ページ目が出現する(図12(d))。
以上説明した差異を有する右開きの製本物と左開きの製本物とを適切に作成するためには、カバーシートへの表紙のレイアウトや、そのカバーシートを用いた製本の作業を、人為的に取り決めておかなければならなかった。しかし、シート束及びカバーシートの作成と、それらを用いた製本処理を一連の処理として実行する特許文献1に記載の製本装置では、そのような取り決めを踏まえた適切な製本物を作成することができなかった。
そこで、本発明は、シート束及びカバーシートの作成と、それらを用いた製本処理を一連の処理として実行するにあたって、右開きの製本物を作成するか左開きの製本物を作成するかを考慮して適切に製本物を作成する製本装置、製本方法及び印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の製本装置は、複数ページの画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷手段と、前記印刷手段により印刷処理された前記複数のシートをシート束として集積する集積手段と、製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、前記シート束と前記カバーシートを整合して前記製本物を作成する製本手段と、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開きの製本モードを設定した場合とで、前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう前記印刷手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の製本装置は、複数ページの画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷手段と、前記印刷手段により印刷処理された前記複数のシートをシート束として集積する集積手段と、製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、前記シート束と前記カバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本手段と、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転手段とことを特徴とする。
また、本発明の製本方法は、複数のシートからなるシート束と製本物の表紙として用いられるカバーシートを整合して前記製本物を作成する製本方法であって、入力手段が、複数ページの画像データを入力する入力工程と、モード設定手段が、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定工程と、印刷手段が、前記入力工程にて入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷工程と、製本手段が、前記印刷工程にて印刷処理した複数のシートからなるシート束と前記カバーシートを整合して前記製本物を作成する製本工程とを有し、前記印刷工程は、前記モード設定工程にて前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開きの製本モードを設定した場合とで、前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう印刷処理をすることを特徴とする。
また、本発明の製本方法は、複数のシートからなるシート束と製本物の表紙として用いられるカバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本方法であって、入力手段が、複数ページの画像データを入力する入力工程と、モード設定手段が、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定工程と、回転手段が、前記モード設定工程にて前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転工程と、印刷手段が、前記回転工程を経た前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷工程と、製本手段が、前記印刷工程にて印刷処理した複数のシートからなるシート束と前記カバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本工程と、ことを特徴とする。
また、本発明の印刷装置は、シート束を集積する集積手段と、製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、前記シート束と前記カバーシートを整合して前記製本物を作成する製本手段とを有する製本装置と接続可能な印刷装置であって、複数ページの画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理して前記製本装置の前記集積手段に集積させる印刷手段と、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開きの製本モードを設定した場合とで、前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう前記印刷手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷装置は、シート束を集積する集積手段と、製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、前記シート束と前記カバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本手段とを有する製本装置と接続可能な印刷装置であって、複数ページの画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理して前記製本装置の集積手段に集積させる印刷手段と、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、製本装置の操作者にカバーシートの載置方向を換えさせることによる操作性の低下を招くことなく、右開きの製本物を作成するか左開き製本物を作成するかを考慮して適切に製本物を作成することができる。
また、本発明によれば、複数ページの画像データの印刷順序を変えることによる生産性の低下を招くことなく、右開き製本の製本物を作成するか左開きの製本物を作成するかを考慮して適切に製本物を作成することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
<製本システム(製本装置)の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に対応する製本システム(製本装置)の全体構成を示す図である。
図1において、105は印刷装置であり、画像データに基づいてシートに印刷処理をするとともに、印刷処理されたシートをスタッカ装置104へ搬送する。スタッカ装置104は、印刷装置105から搬送されたシートをスタックトレイ(不図示)に積載する。また、スタッカ装置104は、印刷装置105から搬送されたシートをスタックトレイに積載することなく、くるみ製本装置103へ搬送することもできる。くるみ製本装置103は、印刷装置105からスタッカ装置104を介して搬送される複数のシートSを後述する集積トレイ42にシート束S1として積載する。そして、集積トレイ42に積載されたシート束S1を後述するカバーシート積載トレイ70に積載されたカバーシートS2でくるむことでくるみ製本物を作成する。
なお、くるみ製本装置103は、スタッカ装置104から搬送されたシートSを集積トレイ42に積載することなく、中綴じ製本装置102へ搬送することもできる。中綴じ製本装置102は、印刷装置105からくるみ製本装置103を介して搬送される複数のシートSからなるシート束S1に対してステイプル処理を実行することで中綴じ製本物を作成する。なお、中綴じ製本装置102にて作成された中綴じ製本物は、断裁装置101に搬送され断裁処理が実行される。
なお、図1では製本システム(製本装置)2000を、印刷装置105、スタッカ装置104、くるみ製本装置103、中綴じ製本装置102及び断裁装置101で構成したが他の構成であってもよい。少なくとも印刷装置105とくるみ製本装置103を組み合わせることで、本実施形態に対応する製本システム(製本装置)2000を構成することができる。
<印刷装置の制御構成>
図2は、本発明の実施形態に対応する印刷装置105の制御構成を示すブロック図である。
図2において201はスキャナ部であり、複数枚の原稿(紙等のシートに画像が印刷されたもの)を光学的に読み取って画像データを生成するとともに、読み取られた画像データに対して画像処理(例えば、シェーディング補正処理)を実行する。そして、スキャナ部201は、画像処理が実行された複数ページの画像データを1つの印刷ジョブとしてハードディスク(HDD)209へ記憶させる。202は外部I/Fであり、印刷装置105にネットワークを介して接続された外部装置から複数ページの画像データを含む印刷ジョブを受信する。そして、外部I/F202は、受信した印刷ジョブをハードディスク209へ記憶させる。203はプリンタ部であり、ハードディスク209に記憶された印刷ジョブに基づいて、複数のシートSに印刷処理を実行する。なお、印刷ジョブは複数ページの画像データから構成されているので、複数の画像データが複数のシートの各々に印刷処理される。204は操作部であり、印刷装置105の操作者による各種の指示を受け付け、受け付けた指示をメモリコントローラ部206へ伝えることで印刷装置105に各種の設定を行うものである。
CPU205は、ROM207から読み込んだプログラムをRAM208へ書き込み、RAM208を用いてプログラムを実行することで印刷装置105を含む製本システム2000の全体を制御する。なお、ROM207には、外部I/F202が外部装置から印刷ジョブとして受信したPDL(Page Description language:ページ記述言語)コードデータを解釈するためのプログラムが記憶されている。さらに、ROM207には、PDLコードデータを解釈した後にプリント部203にて印刷可能なデータを生成するためのプログラムが記憶されている。メモリコントローラ部206は、ROM207、RAM208、及びハードディスク209に対する、各部からのアクセスを制御する。
圧縮伸長部210は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM208、ハードディスク209に記憶されている画像データに圧縮処理を実行することができる。また、圧縮伸長部210は、各種圧縮方式により圧縮処理された画像データを伸長する伸長処理を実行することができる。
回転部231は、ハードディスク209に記憶された画像データをプリンタ部203へ送信して印刷処理を実行させるにあたって、画像データを回転させる必要がある場合に、回転処理を実行するものである。回転部231は、回転処理として、画像データの天地方向を逆転させる180°回転処理や、90°回転処理等の、任意の角度の回転処理を実行することができる。なお、回転部231が実行する回転処理の回転角度の設定等は、CPU205からできるものとする。
オプションI/F230は、CPU205が、印刷装置105に接続されるオプション装置としてのスタッカ装置104、くるみ製本装置103、中綴じ製本装置102及び断裁装置101と通信するためのインターフェースである。スタッカ装置104、くるみ製本装置103、中綴じ製本装置102及び断裁装置101は各々内部の動作を制御するためのCPU(不図示)を有する。そして、印刷装置105のCPU205は、オプションI/F230を介して各オプション装置のCPUを制御するための制御コマンドを送信することにより、スタッカ装置104、くるみ製本装置103、中綴じ製本装置102及び断裁装置101を制御する。
<印刷装置の構成>
次に、印刷装置105の構成について、図3を用いて説明する。
印刷装置105は、大きく分けてスキャナ部201およびプリンタ部203から構成される。スキャナ部201は、原稿給送ユニット250に積載されたシート束をその積載順に従って先頭(最上部)から順次1枚ずつプラテンガラス211上に給送する。そして原稿給送ユニット250は、スキャナユニット220による読み取り動作が終了した後、排出トレイ219に排出する。スキャナユニット210は、プラテンガラス211上に原稿シートが搬送されると、ランプ212を点灯して光学ユニット213の移動を開始させ、シート状の原稿を下方から照射しながら走査する。原稿からの反射光が複数のミラー214、215、216およびレンズ217を通ってCCDイメージセンサ(以下、CCD)218に導かれ、走査された原稿上の画像はCCD218によって画像データとして読み取られる。CCD218で読み取られた画像データは、所定の画像処理が施された後、ハードディスク209に記憶される。
プリンタ部203は、ハードディスク209から読み出される画像データに対応するレーザ光を、レーザドライバ321によって駆動されるレーザ発光部322から出力する。レーザ光を照射された感光ドラム323にはレーザ光に応じた静電潜像が形成され、現像器324は静電潜像の部分に現像剤(例えば、トナー)を付着させる。
一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311、カセット312、カセット313、カセット314、手差しトレイ315の何れかからシートSを給紙し、搬送路331を経由して転写部325まで搬送する。ここで、手差しトレイ315には、シートSが載置されたことを検知するシート検知センサ315aが設けられている。転写部325は感光ドラム323に付着している現像剤をシートS上に転写する。現像剤が転写されたシートSは搬送ベルト326によって定着部327に搬送され、定着部327にて加熱される。それによりシートS上の現像剤は、シートSに定着される。現像剤が定着したシートSは、搬送路335、334を経由してスタッカ装置104に搬送される。スタッカ装置104にシートSを搬送するにあたってシートSを反転させてから搬送する場合、CPU205はシートSを搬送路336、338まで導くようプリンタ部203を制御する。そしてその後に、シートSを逆方向に搬送し、搬送路337、334を経由してスタッカ装置104にシートSを搬送する。
<くるみ製本装置の構成>
次に、図8を用いてくるみ製本装置103の構成について説明する。
くるみ製本装置103は、シートSを搬送して整合する搬送整合部21と、接着剤塗布部22と、裁断部23とを少なくとも備えている。なお、裁断部23における裁断は、シート束S1の接着面以外の三方向を裁断することが可能である。
搬送整合部21は、印刷装置105からスタッカ装置104を経て搬送されたシートSを搬送する第1の搬送路T1と、第1の搬送路T1から二股に分岐する第2および第3の搬送路T2,T3とを備えている。第1の搬送路T1には搬入ローラ対25が設けられており、この搬入ローラ対25の下流側には、第2の搬送路T2と第3の搬送路T3との分岐部に、搬送路を切り替えるための切替フラッパ27が設けられている。
このような搬送路の形態において、CPU205が通常の排出モードを選択すると、印刷装置105から第1の搬送路T1を通じてくるみ製本装置103内に搬入されたシートSは、切替フラッパ27によって第3の搬送路T3へと案内される。そして、この第3の搬送路T3に設けられた複数の搬送ローラ対29を介して、中綴じ製本装置102へ搬送される。一方、CPU205がくるみ製本モードを選択すると、シートSは、切替フラッパ27によって第2の搬送路T2へと案内されるとともにに、さらに、搬送整合部21の整合域を構成する集積トレイ42に搬送される。この集積トレイ42は、シートSを受ける受け部42aを備えており、この受け部42aによって所定枚数のシートSを傾斜させた状態で積載し、1つのシート束S1を形成する。
また、受け部42aは、所定枚数のシートSからなるシート束S1が形成されると、位置P1へと下方に向けて所定距離だけ移動された後、その移動方向と直交する方向(斜め下方)に所定距離だけ移動されることにより位置P2に位置決めされる。このような受け部42aの移動は、詳細に図示しない移動機構によって行なわれる。
また、第2の位置P2には、受け部42a上に積載されたシート束S1の端部を保持するグリッパ(搬送手段)55a,55bが設けられている。これらのグリッパ55a,55bは、保持したシート束S1を、略鉛直方向に向ける(略鉛直方向に立たせる)。そして、その略鉛直状態を維持したまま(シート束S1の1つの端縁(後述する接着剤が塗布される端縁)を下にして)接着剤塗布部22に向けて下方に移動させる。
そして、シート束S1は、接着ユニット66の移動経路における塗布領域上の所定の位置に略鉛直状態で位置決めされる。次に、待機位置で待機していた接着ユニット66が塗布領域の所定の起点位置へと移動される。そして、その後、接着ユニット66は、塗布ローラ68bが正回転されてシート束S1の端縁に接触された状態で、起点位置から所定の折り返し位置に向けシート束S1に対して移動される。これにより、シート束S1の端縁には、容器66a内の接着剤を表面に担持した塗布ローラ68bにより、接着剤が満遍なく塗布されていく。
接着ユニット66が前述した折り返し位置に達すると、塗布ローラ68bの正回転が停止され、接着ユニット66の移動も停止される。そして、この時点から、今度は、塗布ローラ68bが逆回転された状態で、接着ユニット66が折り返し位置から起点位置に向けて移動し始める。そして、接着ユニット66が再度起点位置に達した段階で、塗布ローラ68bの逆回転が停止され、接着ユニット66の移動も停止される。そして、以上のような往復移動が例えば2回行なわれた後、接着剤の塗布作業が終了する。
シート束S1の端縁に対する接着剤の塗布が終了すると、接着ユニット66が待機位置もしくは補充位置へと移動され、シート束S1の搬送経路が確保される。その後、この略鉛直な搬送経路を通じて(接着ユニット66の移動方向と交差する方向で)、グリッパ55a,55bにより挟持されたシート束S1が表紙接着部60へと下降される。
また、このようにしてシート束S1の端縁に接着剤が塗布されるまでの間に、表紙接着部60にはカバーシート積載トレイ70から既にカバーシートS2が搬送されて待機されている。そしてカバーシートS2の背表紙領域1002の裏側は、シート束S1の略鉛直な搬送経路を横切る表紙接着部60の所定位置に位置決めされる。そして、この位置決めされたカバーシートS2に対し、接着剤が塗布されたシート束S1の端縁がグリッパ55a,55bによって上側から鉛直方向で押し付けられる。また、この状態で、シート束S1は、接着剤によりその端縁にカバーシートS2が付着されたまま、グリッパ55a,55bによって更に鉛直下方へと移動され、表紙接着部60の下側に位置するスライド自在な突き当て板59に押し付けられる。その後、カバーシートS2およびシート束S1は、突き当て板59に突き当てられた状態で、スライド自在な背折り板によって両側からプレスされる。これにより、カバーシートS2には、シート束S1の厚さに応じた折り目が形成される。
次に、突き当て板59が外側にスライド移動して、シート束S1の搬送経路が形成された後、グリッパ55a,55bは、カバーシートS2が接着されたシート束S1を挟持したまま下方の裁断部23へと引き渡す。
次に、裁断部23について説明する。
120は断裁ユニット、121は回転テーブル、122は回転テーブル121上のシート束S1を挟持固定する回転自在のグリッパ、122aはグリッパ122を回転テーブル121に対して押圧するグリッパ駆動機構である。また、122bはグリッパ122を断裁ユニット120の方向へ自在に移動させるグリッパ移動機構、122cはグリッパ122を保持するグリッパフレームである。断裁ユニット120は、断裁刃120aと、断裁時にシート束S1の端部を押圧する可動押え板120bと、固定押え板120cと、これらを駆動する押え板移動機構とを備えている。
カバーシートS2が接着されたシート束S1がグリッパ55a,55bによって裁断部23へ引き渡されると、シート束S1が断裁刃120aの方へと鉛直方向に搬送される。シート束S1が裁断刃120aまで搬送されると、グリッパ122が駆動されて、シート束S1がグリッパ122と回転テーブル121との間で挟持固定される。
次に、断裁刃120aは、シート束S1の厚さ情報に基づいて、シート束S1の回転および移動に必要な隙間を形成するべく所定位置まで移動して待機する。そして、断裁刃120aは、シート束S1の1つの端縁を断裁する。
なお、1つの端縁が断裁されたら、再び、押え板120bおよび断裁刃120aは、シート束S1の厚さ情報に基づいて、シート束S1の回転および移動に必要な隙間を形成するべく所定位置まで移動して待機する。そして、再度、回転テーブル121およびグリッパ122が駆動され、回転テーブル121とグリッパ122とによって挟持されているシート束S1は、次に裁断するべき端縁を断裁刃120aによって断裁できる位置まで回転(180°回転)および移動される。そして断裁刃120aは、シート束S1の1つの端縁を断裁する。また、同様の動作によりシート束S1の3つ目の端縁を断裁する。
以上のようにして3つの端縁の裁断が完了すると、回転テーブル121が元の位置に戻され、グリッパ122と回転テーブル121とで挟持されたシート束S1が排出ローラ123を介して収納部34へと搬送される。この場合、排出ローラ123により吐き出されるシート束S1は、フラッパ125により収納部34内に押し込まれるとともに、接着剤が塗布された端縁S1aを下にした略鉛直に立てられた状態で集積収納される。なお、以下の説明において、カバーシートS2が接着されたシート束S1を製本物S3と呼ぶ。
<操作部の構成>
次に、図4を用いて印刷装置105が備える操作部204の構成について説明する。
操作部204は、各種ハードキー4−241〜4−246を含むハードキー群4−240を備える。また、操作部204は、液晶表示装置からなるドットマトリックスで構成される液晶表示部4−250を有する。液晶表示部4−250は表面にタッチパネルを備えている。操作部204は、印刷装置105の操作者がキー表示部を押下したことによりキー入力がされたことを検知し、CPU205へキー入力に応じた信号を送信する。そして、CPU205は、ROM207に記憶されたプログラムに基づいて印刷装置105を制御し、受信した信号に応じた動作を実行する。
キー4−243は電源キーで、電源のON/OFFをする為のキーである。キー4−244は節電キーで、節電モードにする/節電モードを解除する為のキーである。スタートキー4−241は、スキャナ部201による原稿上の画像の読み取り動作を開始させる指示等の各種処理をスタートさせる指示を操作者に入力させる為のキーである。ストップキー4−242は、印刷装置105を含む製本システム2000により実行中の動作を中止させる指示を操作者に入力させる為のキーである。
また、キー群4−245は、コピー枚数、ズーム倍率等を入力させる0〜9までのテンキーとその入力をクリアするためのクリアキーを有する。このキー郡4−245で入力されたコピー部数は、液晶表示部4−253に表示される。リセットキー4−246は、液晶表示部4−250やハードキー群4−240を介して操作者により設定された設定条件を初期状態に戻すためのキーである。
液晶表示部4−250は、CPU205からの指示により、製本システム2000の動作状態等を表示する。液晶表示部4−250には、タッチキーも表示される。液晶表示部4−250において、キー4−252は、印刷装置105が印刷処理に用いるシートS(用紙)が積載されたカセットを選択するキーである。CPU205は、このキーが操作者により押下されると、液晶表示部4−250に図5(a)に示す用紙選択画面を表示するよう操作部204を制御する。
図5(a)に示す用紙選択画面のキー群4−271で印刷処理に用いるカセット(カセット311〜315のいずれか)が選択される。そして、CPU205は、閉じるキー4−270が操作者により押下されると、この画面は閉じて図4の画面に戻し、選択されたカセットを表示部4−251に表示させる。
図4のキー4−258、4−262は、濃度調整を行うためのキーである。CPU205は、これらのキーにより調整される濃度を表示部4−263に表示させる。キー4−259は、自動濃度調整機能をON/OFFするためのキーである。キー4−261は写真モード/テキストモード等の設定を行うためのキーである。
キー4−254,キー4−255は、それぞれ等倍,縮小/拡大を設定するためのキーである。キー4−255が押下されると、CPU205は液晶表示部4−250に、図5(b)に示す倍率画面を表示させ、拡大縮小を詳細に設定可能にする。図5(b)に示す倍率画面のキー群4−273で倍率が選択され、閉じるキー4−272が操作者により押下されると、CPU205はこの画面は閉じて図4の画面に戻す。そして、CPU205は、設定された倍率を表示部4−251に表示させる。
キー4−257は両面キーで、キー4−257が押下されると、CPU205は液晶表示部4−250に、図5(c)に示す両面印刷設定画面を表示させる。以下、両面印刷の設定に関して図5(c)を参照して説明する。
図5(c)において、キー4−280は、片面にのみ画像が印刷された原稿(以下、片面原稿)を用いてシートの両面に印刷処理するための設定キーである。そして、キー4−281は、両面に画像が印刷された原稿(以下、両面原稿)を用いてシートの両面に印刷処理するための設定キーである。キー4−283は、両面原稿をもちいてシートの片面のみに印刷処理するための設定キーである。また、キー4−284は、ページ連写両面を行うための設定キーである。
キー4−285は、図5(c)の両面印刷設定画面において操作者によりなされた設定を有効にするためのキーである。このキーが押下されると、CPU205は、図5(c)の両面印刷設定画面での設定を有効にし、液晶表示部4−250の表示を図4の画面に戻す。また、キー4−282は、図5(c)において行った設定を取り消すためのキーであり、このキーが押下されると、CPU205は、図5(c)の両面印刷設定画面での設定を無効にし、液晶表示部4−250の表示を図4の画面に戻す。
キー4−286は、詳細設定をユーザにより実行可能にする為のキーである。このキー4−286がユーザにより押下されると、CPU205は、液晶表示部4−250に、図5(d)に示す画面を表示させる。以下、両面印刷の詳細設定に関して図5(d)を参照して説明する。
図5(d)において、キー4−290は、印刷装置105が印刷処理したシートSを左右開きの印刷物とするための設定キーであり、キー4−291は、シートSを上下開きの印刷物とするための設定キーである。キー4−291又はキー4−292により両面印刷の種類を選択し、閉じるキー4−292が押下されると、CPU205はこの画面は閉じ、液晶表示部4−250の表示を図5(c)の画面に戻す。
以上示したように、図5(c)の両面印刷設定画面,図5(d)の両面印刷詳細設定画面により、両面印刷が設定可能となる。
図4の表示画面上のキー4−256は、シート処理装置230により実行させるべきシート処理をユーザが指示する為の設定画面を操作部123の表示部に表示させる指示をユーザにより入力可能にする為のソータキーである。
キー4−256が操作者により押下されると、CPU205は、操作部204の液晶表示部4−250の表示を、例えば、後述する図6(c)に示す画面に移行させる。そして、CPU205は、操作部204の液晶表示部4−250に、シート処理装置230により実行可能なシート処理の候補(くるみ製本処理、中綴じ製本)を操作者に提示する。
CPU205は、図6(c)のようなシート処理設定画面を介して、所望のシート処理の実行指示を、操作者から受け付ける。そして、CPU205は、シート処理設定画面を介して操作者により選択された製本処理を実行させるように、製本システム2000を制御する。
以下、図6を参照して、本実施形態の製本システム2000における製本設定手順の流れについて説明する。
なお、シートSの印刷処理に用いる複数ページの画像データを入力する方法としては、スキャナ部201から入力する方法(以下、第1の入力方法と呼ぶ)がある。また、ハードディスク209から入力する方法(以下、第2の入力方法と呼ぶ)もある。そこで、以下の説明では2つの入力方法の各々について説明する。
<製本設定手順−第1の入力方法>
図6は、CPU205が、図4に示した操作部204の液晶表示部4−250に表示させる操作画面の一例を示す図である。
図6(a)は、図4に示す操作画面上のキー4−260が操作者により押下されたことに応じて、CPU205が表示部4−250に表示させる応用モード画面である。
図6(a)の画面上のキー601は、製本モード(くるみ製本又は中綴じ製本)を設定するためのキーである。キー601が操作者により押下されると、CPU205は、表示部4−250に、図6(b)に示す原稿サイズ選択画面を表示させる。
図6(b)は、製本モードにおいて製本される製本物S3の本文となるシートSを印刷処理するのに用いる原稿のサイズを指定するための操作画面である。図6(b)の画面上のキー群802は、本文となる原稿シートのサイズを操作者により設定させる為の原稿サイズ指定キーである。例えば、操作者により、図6(b)の画面上の「A4」サイズが押下され「次へ」キーが押下されると、CPU205は、液晶表示部4−250に図6(c)に示す操作画面を表示させる。
図6(c)は、製本の種類を設定するための画面である。図6(c)の画面上のくるみ製本キー603を押下することで、操作者は、くるみ製本処理を指定することが出来る。一方、図6(c)の設定画面上の中綴じ製本キー804を操作者が押下することで、中綴じ製本処理を指定することが出来る。そして、CPU205は、操作者がくるみ製本キー603を押下してくるみ製本処理を指定した場合、図7(a)に示す画面を液晶表示部4−250に表示させる。
図7(a)は、製本物S3を左開きの製本物として作成するか、右開きの製本物として作成するかを指定する画面である。CPU205は、左開きキー701を押下したうえでキー703を押下することで、製本モードとして左開き製本モードを指定する。一方、CPU205は、右開きキー702を押下したうえでキー703を押下することで、製本モードとして右開き製本モードを指定する。そして、CPU205は、キー703が押下されたことにより、液晶表示部4−250に図7(b)に示す画面を表示させる。
図7(b)は、製本物S3を作成するために表紙として用いるカバーシートS2のシートサイズと、カバーシートS2の給紙箇所を指定するための画面である。本実施形態では、カバーシートS2はカバーシート積載トレイ70に積載するので、用紙選択キー704が押下された後に液晶表示部4−250に表示される画面(不図示)にてカバーシート積載トレイ70を指定するものとする。また、図7(b)は、製本物S3を作成するために本文として用いるシートSのシートサイズと、シートSの給紙箇所を指定するための画面でもある。CPU205は、用紙選択キー705が押下されると、図5(a)に示す画面を表示させ、カセット311〜315のいずれのカセットからシートSを給紙するかを操作者に指定させる。そして、CPU205は、用紙選択キー704及び705を介してカバーシートS及びシートSの選択がされた後にキー706が押下されたことにより、カバーシートS及びシートSに関する設定を確定させる。そして、CPU205は、液晶表示部4−250に図7(c)に示す画面を表示させる。
図7(c)は、製本物S3の本文となるシート束S1の印刷処理をするために用いる原稿シートをスキャナ部201で読み取るための設定をする画面である。キー707はシート束S1の印刷処理をするために用いる原稿シートのサイズを設定するためのものである。CPU205は、キー707が押下されたことにより、図6(b)の画面を表示させ、操作者に原稿シートのサイズを指定させる。そして、CPU205は、操作者が原稿のサイズを指定したことにより原稿のサイズを確定させる。また、708はシート束S1の印刷処理をするために用いる原稿が両面に印刷処理がなされた原稿シートであるかどうかを指定するためのキーである。スキャナ部201は、操作者がキー708を押下した場合は、原稿の両面を画像データとして読み取り、1枚の原稿から2ページ分の画像データを取得する。そして、CPU205は、キー709が押下された後に液晶表示部4−250に図7(d)に示す画面を表示させる。
図7(d)は、製本物S3の本文となるシート束S1を、再給紙搬送路332を用いてシートSの両面に印刷処理することで作成するか否かを設定する画面である。CPU205は、キー710が押下された場合は、シートSの片面にのみ印刷処理をするようプリント部203を制御する。一方で、CPU205は、キー711が押下された場合は、シートSの両面に印刷処理をするようプリント部203を制御する。そして、CPU205は、キー712が押下された場合に、くるみ製本処理に関する設定が終了したものと判断して、図6(a)の画面を液晶表示部4−250に表示させる。
<製本設定手順−第2の入力方法>
次に、図9を用いて、製本設定をする手順を説明する。
前述した製本設定の手順にあっては、シートSの印刷処理に用いる複数ページの画像データを入力する方法として、スキャナ部201から入力される画像データを用いる方法を説明した。以下では、シートSの印刷処理に用いる複数ページの画像データを入力する方法として、ハードディスク209に予め入力されている画像データを用いる方法を説明する。
図9(a)は、図4において液晶表示部4−250に表示されているキー2203を押し下げたときに表示される画面である。
ここで、ボックスとは、ハードディスク209上の記憶領域を示すものであり、印刷装置105を利用する複数の操作者の各々に対して別々の記憶領域が割り当てられている。図9の例では、操作者“hasegawa”に対してはボックス番号“03”が割り当てられている。そして、CPU205は、“hasegawa”に割り当てられているボックス番号“03”が操作者により選択されると、図9(b)の画面を表示させる。図9(b)は、ボックス番号“03”に対応するハードディスク209内の記憶領域に記憶されている印刷ジョブを示すリストである。図9(b)の例では、6つの印刷ジョブが記憶されている。この印刷ジョブは、外部I/F202を介して外部装置から受信したものであっても良いし、スキャナ部201を介して入力された複数ページの画像データであっても良い。
そして、図9(b)にてリスト表示された複数の印刷ジョブの中から文書名が“list.doc”となっているものを選択すると、CPU205は、図9(c)の画面を表示させる。図9(c)で、CPU205は、印刷ジョブが選択されたことによりプリントキー4403を新たに表示する。そして、文書名が“list.doc”となっている印刷ジョブを用いて印刷処理を実行する場合、操作者はプリントキー4403を押下する。CPU205は、プリントキー4403が押下されたことにより、図9(d)の画面を表示させる。CPU205は、図9(d)の画面を表示させた状態で、プリント開始キー4503が操作者により押下されたと判断すると、文書名が“list.doc”となっている印刷ジョブの実行を開始させる。一方、文書名が“list.doc”となっている印刷ジョブを用いて製本処理を実行する場合、操作者は応用モードキー4504を押下する。操作者は応用モードキー4504を押下した場合、CPU205は、図6(a)の画面を表示させる。
なお、図6(a)を表示させた後にCPU205が実行する動作は、前述した“製本設定手順−第1の入力方法”と基本的には同様である。従って、第1の方法とは異なる点についてのみ説明を加える。
“第1の入力方法”では、図7(c)においてキー707及び708を用いた設定を行うものであった。この設定を行ったのは、スキャナ部201から入力される画像データを用いて印刷処理を行うためであった。それに対して“第2の入力方法”では、図9(b)にて操作者が選択した印刷ジョブを用いて印刷処理を実行するので、図7(c)における設定を行う必要がない。
<製本処理の実行手順−片面印刷>
次に、図14を用いて、第1の実施形態における製本処理のフローを説明する。ここでは、図6(c)の画面にてくるみ製本キー603場合に実行されるくるみ製本処理について説明する。また、図14は、図7(d)にてシートSの片面にのみ印刷処理をすると設定された場合の動作を示すものである。
ステップS1401で、CPU205は、複数ページの画像データの入力処理を実行する。ここで、入力処理は前述した2つの入力方法のいずれかを用いて実行することができる。スキャナ部201から画像データを入力する第1の方法を用いる場合は、スタートキー4−241が押下されたことにより原稿給送ユニット250に載置された原稿上の画像を読み取ることで複数ページの画像データを入力してプリンタ部203へ出力する。一方、ハードディスク209に予め入力されている画像データを用いる第2の方法の場合は、スタートキー4−241が押下されたことによりハードディスク209に記憶された印刷ジョブを読み出す。そして、メモリコントローラ部206が読み出された印刷ジョブをプリンタ部203へ出力することで複数ページの画像データを入力する。
ステップS1402で、CPU205は、図7(c)にて操作者が設定した製本モードが、右開き製本モードであるか、左開き製本モードであるかを判定する。左開き製本モードであればステップS1403へ進み、右開き製本モードであればステップS1414へ進む。
なお、以下のステップS1403〜S1407は、Mページの画像データからなる印刷ジョブを1ページ目、2ページ目、・・・M−1ページ目、Mページ目と印刷処理するフローである。それに対してステップS1414〜S1417は、Mページ目、M−1ページ目・・・2ページ目、1ページ目と、印刷順序をステップS1403〜S1407とは逆順にして印刷処理するフローである。
ステップS1403で、CPU205は、複数ページの画像データの印刷順序を制御するためのページ識別情報Nとして、初期値の“1”を設定する。なお、このページ識別情報NはRAM208へ記憶されCPU205が読み出し及び書き込みが可能な情報である。
CPU205は、ステップS1404でNページ目の印刷処理をプリンタ部203に実行させ、ステップS1405でシートSの反転処理をさせた後にシートSをスタッカ装置104へ搬送させる。なお、シートSを反転処理させているのは、シートSの上面に印刷処理された状態(フェイスアップ)のシートSを集積トレイ42に下面に印刷処理された状態(フェイスダウン)で集積させるためである。ここで、CPU205はスタッカ装置104内の搬送部(不図示)を制御してシートSをくるみ製本装置103へ搬送させる。また、CPU205はくるみ製本装置103を制御してスタッカ装置104から搬送されたシートSを集積トレイ42へ搬送させる。
CPU205は、ステップ1406でページ識別情報Nに1を加算してステップ1407へ進む。ステップS1407でCPU205は、ページ識別情報NがM+1となったかを判定し、N=M+1であればステップS1408へ進み、そうでなければステップS1404へ戻る。ここで、Mは印刷ジョブの総ページ数であり、例えば10ページの画像データからなる印刷ジョブであれば10が設定される。なお、前述の第2の方法にあっては、印刷ジョブが予めハードディスク209に記憶されており総ページ数が決まっているので、そのページ数をMに設定することとなる。一方、第1の方法にあっては、原稿ユニット205が読み取る原稿の枚数は、予め分からない。そこで、CPU205は、ステップS1407においては、引き続き読み込むべき原稿があるかないかを原稿ユニット205に設置される原稿検知センサ(不図示)等で検知することでステップS1407における判定をするものとする。具体的には、CPU205は、引き続き読み込むべき原稿がないと判定すればステップS1408へ進み、そうでなければステップS1404へ戻る。
CPU205は、以上のステップS1404からS1407を繰り返すことで、集積トレイ42へ複数枚のシートSを集積させてシート束S1を生成する。なお、この場合に集積トレイ42に集積されるシート束S1を模式的に示したものが図16である。図16における数字はページ番号を模式的に示したものであり、実際には数字に対応するページの画像がシートの下面に印刷処理されている。図16は、5ページの画像データからなる印刷ジョブを実行した場合に対応し、集積トレイ42にシートSがフェイスダウン(印刷処理された面が下向きの状態)にて集積されている。なお、この場合の印刷順序は、1ページ目が先頭となり、5ページ目が最後となる。
次に、ステップS1402にてCPU205が右開き製本モードと判定した場合に実行されるステップについて説明する。
ステップS1414で、CPU205は、複数ページの画像データの印刷順序を制御するためのページ識別情報Nとして、初期値の“1”を設定する。
CPU205は、ステップS1415で(M−N+1)ページ目の印刷処理をプリンタ部203に実行させる。ここで、(M−N+1)ページ目としているのは、Mページの印刷ジョブを印刷する場合に、最終ページであるMページ目から印刷処理させるためである。そして、右開き製本モードでは、左開き製本モードと異なりシートSの反転処理をさせない。これは、印刷処理されたシートSを集積トレイ42に上面にフェイスアップ(印刷処理された面が上向きの状態)で集積させるためである。ここで、CPU205はスタッカ装置104内の搬送部(不図示)を制御してシートSをくるみ製本装置103へ搬送させる。また、CPU205はくるみ製本装置103を制御してスタッカ装置104から搬送されたシートSを集積トレイ42へ搬送させる。
CPU205は、ステップ1416でページ識別情報Nをインクリメントしてステップ1417へ進む。ステップS1417でCPU205は、ページ識別情報NがM+1となったかを判定し、N=M+1であればステップS1408へ進み、そうでなければステップS1415へ戻る。なお、前述のように、第1の方法にあっては、原稿ユニット205が読み取る原稿の枚数は、全ての原稿を読み取らないと分からない。そこで、CPU205は、ステップS1417においては、引き続き読み込むべき原稿があるかないかを原稿検知センサ(不図示)等で検知することでステップS1417における判定をするものとする。具体的には、CPU205は、引き続き読み込むべき原稿がないと判定すればステップS1408へ進み、そうでなければステップS1415へ戻る。
CPU205は、以上のステップS1415からS1417を繰り返すことで、集積トレイ42へ複数枚のシートSを集積させてシート束S1を生成する。なお、この場合に集積トレイ42に集積されるシート束S1を模式的に示したものが図17である。図17における数字はページ番号を模式的に示したものであり、実際には数字に対応するページの画像がシートの上面に印刷処理されている。図17は、5ページの画像データからなる印刷ジョブを実行した場合に対応し、集積トレイ42にシートSがフェイスアップにて集積されている。なお、この場合印刷順序は、5ページ目が先頭となり、1ページ目が最後となる。
以上のステップS1404〜S1417及びS1414〜S1417により集積トレイ42に生成されたシート束S1を用いた製本処理について以下に説明する。なお、くるみ製本処理103を用いた具体的な動作については図8を用いて説明した通りである。
CPU205は、ステップS1408でシート束S1の整合処理をし、ステップS1409でシート束Sの一端に糊付け処理をすることでシート束S1とカバーシートS2を整合する。その一方で、CPU205はカバーシート積載トレイに積載されているカバーシートS2を給紙しておく。図14では、糊付け処理(S1409)をした後にカバーシートS2を給紙(S1410)することとしているが、糊付け処理をする以前にカバーシートS2を給紙させておいても良い。
CPU205は、ステップS1411で、シート束S1の一端とカバーシートS2の背部分(背表紙領域1002の裏面部分)を糊付けすることで製本処理を実行する。そして、CPU205は、ステップS1412へカバーシートS2が接着されたシート束S1に対して断裁処理をし、ステップS1413でシート束S1を収納部34へ収納させる。
<製本処理の実行手順−両面印刷>
次に、図15を用いて、第1の実施形態における製本処理のフローを説明する。ここでは、図6(c)の画面にてくるみ製本キー603場合に実行されるくるみ製本処理について説明する。また、図15は、図7(d)にてシートSの両面に印刷処理をすると設定された場合の動作を示すものである。
なお、図15のステップS1501及び1502は、図14のステップS1401及びS1402と同様であるので説明を省略する。また、図15のステップS1509〜S1514は、図14のステップS1408〜S1413と同様であるので説明を省略する。
また、以下のステップS1503〜S1509は、Mページの画像データからなる印刷ジョブを1ページ目、・・・Mページ目と印刷処理するフローである。それに対してステップS1515〜S1521は、Mページ目、・・・1ページ目と、印刷順序をステップS1503〜S1509とは逆順にして印刷処理するフローである。なお、図15ではシートSの両面に印刷処理するので、1ページ目、2ページ目、3ページ目・・・と、ページを1ずつ順番に印刷処理する方法とは異なる。
ステップS1503で、CPU205は、ページ識別情報Nとして、初期値の“1”を設定する。
ステップS1504で、CPU205は、ページ識別情報NがM以下であるかを判定し、M以下であればステップS1505へ進み、そうでなければステップS1506へ進む。
ステップS1505で、CPU205は、図7(b)にてキー705を押下することにより選択されたカセットからシートSを給紙させ、そのシートSにNページ目の印刷処理を実行する。
ステップS1506で、CPU205は、N−3が0より大きいか否かを判定し、大きければステップS1507へ進み、そうでなければステップS1508へ進む。ステップS1507で、CPU205は、再給紙搬送路332から搬送されるシートSに(N−3)ページ目の印刷処理を実行する。ここで、“3”は印刷装置105が装置内に保持することができるシートの枚数を示す。印刷装置105は、両面印刷を行うにあたって、カセットからシートを3枚連続して給紙して印刷処理を実行する。その後は、再給紙搬送路332から搬送されるシートSに対する印刷処理と、カセットから給紙したシートSに対する奇数ページの印刷処理を交互に繰り返す。この繰り返しの印刷処理により、シートSの両面に印刷処理を行う。
ステップS1508で、CPU205はNに2を加算してステップS1509へ進む。ステップS1509で、CPU205は、ページ識別情報NがM+5となったかを判定し、N=M+5であればステップS1509へ進み、そうでなければステップS1504へ戻る。
ここで、S1503〜S1509においてCPU205がプリンタ部203に実行させる印刷処理における印刷順序について、印刷ジョブが10ページの画像データからなるものとして説明する。なお、図7(b)にてカセットとしてカセット311が選択されているものとして説明する。
まず初めに、CPU205は、カセット311から3枚のシートSを給紙させ、各々に1、3、5ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。また、CPU205は、1、3、5ページ目が印刷処理されたシートSを、再給紙搬送路332へ搬送させる。なお、再給紙搬送路332から搬送されるシートSは、印刷処理された面を下向きにして転写部325へ搬送される。
次に、CPU205は、1ページ目が印刷処理されたシートSを転写部325へ搬送させ、2ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。その後にCPU205は、1ページ目と2ページ目の画像データの双方が印刷処理されたシートSをスタッカ装置104へ搬送させる。引き続き、CPU205は、カセット311から給紙したシートSへの7ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。その後、CPU205は、3ページ目が印刷処理されたシートSを転写部325へ搬送させ、4ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。次に、CPU205は、カセット311から給紙したシートSへの9ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。引き続き、5、7及び9ページ目が印刷処理されたシートSを再給紙搬送路332から連続して転写部325へ搬送させる。そして、CPU205は、それらのシートSに6、8及び10ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。
以上のように、複数ページの画像データの印刷順序は、1−3−5−2−7−4−9−6−8−10という順序になる。なお、この場合に集積トレイ42に集積されるシート束S1を模式的に示したものが図18である。図18における数字はページ番号を模式的に示したものであり、実際には奇数に対応するページの画像がシートの下面に印刷処理されており、偶数に対応するページの画像がシートの上面に印刷処理されている。
次に、ステップS1502にてCPU205が右開き製本モードと判定した場合に実行されるステップについて説明する。
ステップS1515で、CPU205は、ページ識別情報Nとして、初期値の“1”を設定する。
ステップS1516で、CPU205は、ページ識別情報NがM以下であるかを判定し、M以下であればステップS1517へ進み、そうでなければステップS1518へ進む。
ステップS1517で、CPU205は、図7(b)にてキー705を押下することにより選択されたカセットからシートSを給紙させ、そのシートSに(M−N+1)ページ目の印刷処理を実行する。
ステップS1518で、CPU205は、N−3が0より大きいか否かを判定し、大きければステップS1519へ進み、そうでなければステップS1520へ進む。ステップS1519で、CPU205は、再給紙搬送路332から搬送されるシートSに(M−N+4)ページ目の印刷処理を実行する。その後は、再給紙搬送路332から搬送されるシートSに対する印刷処理と、カセットから給紙したシートSに対する印刷処理を交互に繰り返す。この繰り返しの印刷処理により、シートSの両面に印刷処理を行う。
ステップS1520で、CPU205はNに2を加算してステップS1521へ進む。ステップS1521で、CPU205は、ページ識別情報NがM+5となったかを判定し、N=M+5であればステップS1509へ進み、そうでなければステップS1516へ戻る。
ここで、S1515〜S1521においてCPU205がプリンタ部203に実行させる印刷処理における印刷順序について、印刷ジョブが10ページの画像データからなるものとして説明する。なお、図7(b)にてカセットとしてカセット311が選択されているものとして説明する。
まず初めに、CPU205は、カセット311から3枚のシートSを給紙させ、各々に10、8、6ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。また、CPU205は、10、8、6ページ目が印刷処理されたシートSを、再給紙搬送路332へ搬送させる。
次に、CPU205は、10ページ目が印刷処理されたシートSを転写部325へ搬送させ、9ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。その後にCPU205は、10ページ目と9ページ目の画像データの双方が印刷処理されたシートSをスタッカ装置104へ搬送させる。引き続き、CPU205は、カセット311から給紙したシートSへの4ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。その後、CPU205は、8ページ目が印刷処理されたシートSを転写部325へ搬送させ、7ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。次に、CPU205は、カセット311から給紙したシートSへの2ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。引き続き、6、4及び2ページ目が印刷処理されたシートSを再給紙搬送路332から連続して転写部325へ搬送させる。そして、CPU205は、それらのシートSに5、3及び1ページ目の画像データの印刷処理を実行させる。
以上のように、複数ページの画像データの印刷順序は、10−8−6−9−4−7−2−5−3−1という順序になる。この右開き製本モードにおける印刷順序は、左開き製本における印刷順序の逆順となっている。なお、この場合に集積トレイ42に集積されるシート束S1を模式的に示したものが図19である。図19における数字はページ番号を模式的に示したものであり、実際には偶数に対応するページの画像がシートの下面に印刷処理されており、奇数に対応するページの画像がシートの上面に印刷処理されている。
以上の図14及び図15で説明したように、CPU205は、くるみ製本処理を実行する際の製本モードが右開き製本モードである場合と左開き製本モードである場合とで、複数ページの画像データの印刷順序が逆順序となるようにプリンタ部203を制御する。ここで、図20及び図21を用いて本実施形態による特有の効果について説明する。
図20は、右開き製本モードにおける製本物の作成工程を模式的に示した図である。図20で、2001は集積トレイ42に積載されたシート束S1を示し、2002はカバーシート積載トレイ70に積載されたカバーシートS2を示す。また、2003はシート束S1にカバーシートS2を接着させて作成された製本物S3を示す。
図21は、左開き製本モードにおける製本物の作成工程を模式的に示した図である。図21で、2101は集積トレイ42に積載されたシート束S1を示し、2102はカバーシート積載トレイ70に積載されたカバーシートS2を示す。また、2103はシート束S1にカバーシートS2を接着させて作成された製本物S3を示す。
図20及び図21の双方のおいて、カバーシート積載トレイ70に積載されたカバーシートS2の載置方向は同じである。つまり、製本システム2000の操作者は、右開き製本モードである場合と、左開き製本モードである場合とで、カバーシートの載置方向を換える必要がない。その一方で、2001では先頭ページが印刷処理されたシートSが最上面に載置されるのに対し、2101では先頭ページが印刷処理されたシートSが最下面に載置される。そして、製本物S3は、右開き製本モードである場合も、左開き製本モードである場合も、本文の先頭ページとすべき画像データが本文の先頭ページとなるシートに印刷処理されている。
従って、第1の実施形態によれば、製本システム2000の操作者にカバーシートの載置方向を換えさせることによる操作性の低下を招くことなく、右開きの製本物を作成するか左開き製本物を作成するかを考慮して適切に製本物を作成することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について添付図面を用いつつ説明する。
第1の実施形態は、右開き製本モードの場合と左開き製本モードの場合とで、カバーシートの載置方向を換えないよう印刷順序を制御するものであった。第1の実施形態の利点は、カバーシートの載置方向を換えることによる操作性の低下を防止するという効果があった。しかし、第1の実施形態は、利点がある一方で、右開き製本モードの場合と左開き製本モードの場合とで印刷順序を逆順とすることによる不具合も生じてしまう。例えば、スキャナ部201から画像データを入力する第1の入力方法を用いる場合、右開き製本モードにおいては、最終ページの印刷処理から開始するので、最終ページの原稿を画像データとして読み取るまで印刷処理を開始できないという問題がある。つまり右開き製本モードは、印刷処理を先頭ページを読み取ったのちに即座に開始できる左開き製本モードに比べて、生産性が落ちるという問題がある。そこで、第2の実施形態では、右開き製本モードの場合と左開き製本モードの場合とで印刷順序を変えることによる生産性の低下を防止する。
なお、第2の実施形態は、製本処理の実行手順が異なる点を除いては第1の実施形態と同様である。以下では、製本処理の実行手順について説明し、他の説明は省略する。
<製本処理の実行手順−片面印刷>
次に、図22を用いて、第2の実施形態における製本処理のフローを説明する。ここでは、図6(c)の画面にてくるみ製本キー603場合に実行されるくるみ製本処理について説明する。また、図15は、図7(d)にてシートSの片面にのみ印刷処理をすると設定された場合の動作を示すものである。
なお、図22のステップS2201〜S2213は、図14のステップS1401〜S1413と同様であるので説明を省略する。また、図22のステップS2214〜S2219は、S2215を除いてステップS2203〜S2207と同様である。
CPU205は、ステップS2215で回転部231に、Nページ目の画像データの回転処理を実行させる。なお、回転部231は、回転処理後の画像データの天地方向が、回転処理前の画像データの天地方向の反対方向となるよう回転処理を実行する。また、この場合に集積トレイ42に集積されるシート束S1を模式的に示したものは図18と同様である。ただし、左開き製本モードの場合と右開き製本モードの場合とでは、シートS上の画像データの天地方向が異なったものとなる。具体的には、左開き製本モードでは製本装置2000の手前方向が画像データの地となり、右開き製本モードでは製本装置2000の手前方向が画像データの天となる。
<製本処理の実行手順−両面印刷>
次に、図23を用いて第2の実施形態における製本処理のフローを説明する。ここでは、図6(c)の画面にてくるみ製本キー603場合に実行されるくるみ製本処理について説明する。また、図15は、図7(d)にてシートSの両面に印刷処理をすると設定された場合の動作を示すものである。
なお、図23のステップS2301〜S2315は、図15のステップS1501〜S1515と同様であるので説明を省略する。また、図23のステップS2316〜S2224は、S2318及びS2321を除いてステップS2203〜S2207と同様である。
CPU205は、ステップS2318で回転部231に、Nページ目の画像データの回転処理を実行させる。また、CPU205は、ステップS2321で回転部231に、Nページ目の画像データの回転処理を実行させる。なお、回転部231は、回転処理後の画像データの天地方向が、回転処理前の画像データの天地方向と反対方向となるよう回転処理を実行する。また、この場合に集積トレイ42に集積されるシート束S1を模式的に示したものは図18と同様である。ただし、左開き製本モードの場合と右開き製本モードの場合とでは、シートS上の画像データの天地方向が異なったものとなる。具体的には、左開き製本モードでは製本装置2000の手前方向が画像データの地となり、右開き製本モードでは製本装置2000の手前方向が画像データの天となる。
以上の図22及び23で説明したように、CPU205は、くるみ製本処理を実行する際の製本モードが右開き製本モードである場合と左開き製本モードである場合とで、画像データの天地方向を異ならせるようにプリンタ部203を制御する。ここで、図24を用いて本実施形態による特有の効果について説明する。
図24は、左開き製本モードにおける製本物の作成工程を模式的に示した図である。図24で、2401は集積トレイ42に積載されたシート束S1を示し、2402はカバーシート積載トレイ70に積載されたカバーシートS2を示す。また、2403はシート束S1にカバーシートS2を接着させて作成された製本物S3を示す。
なお、右開き製本モードにおける製本物の作成工程は、図20に示したものと同様である。
図24と図20で、カバーシート積載トレイ70に積載されるカバーシートS2の載置方向は天地方向が逆となる。その一方で、2401でも、2001でも先頭ページが印刷処理されたシートSが最下面に載置される。つまり、製本システム2000のCPU205は、右開き製本モードである場合と、左開き製本モードである場合とで、印刷順序を換える必要がない。
従って、第2の実施形態によれば、複数ページの画像データの印刷順序をけることによる生産性の低下を招くことなく、右開きの製本物を作成するか左開き製本物を作成するかを考慮して適切に製本物を作成することができる。
なお、第2の実施形態で、製本システム2000の操作者は、右開き製本モードである場合と、左開き製本モードである場合とで、カバーシートの載置方向を換える必要がある。そこで、右開き製本モードである場合と、左開き製本モードである場合とで、カバーシートの載置方向を操作者が間違えないように通知をすることが有効である。具体的には、左開き製本モードの設定をするにあたって、図24の2401のようにカバーシートS2を載置するように表示を出すことで操作者に通知を行えばよい。この通知を行うのは、図7(a)にて左開きキー701が押された後、図7(b)を表示させる前が好ましい。また、右開き製本モードの設定をするにあたって、図20の2001のようにカバーシートS2を載置するように表示を出すことで操作者に通知を行えばよい。この通知を行うのは、図7(a)にて右開きキー702が押された後、図7(b)を表示させる前が好ましい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について添付図面を用いつつ説明する。
第1の実施形態は、右開き製本モードの場合と左開き製本モードの場合とで、カバーシートの載置方向を換えないよう印刷順序が逆順となるよう制御するものであった。また、第2の実施形態は、右開き製本モードの場合と左開き製本モードの場合とで、印刷順序を同順としてカバーシートの載置方向を換えさせるものであった。
それに対して、第3の実施形態は、製本システム2000の操作者の設定により、第1の実施形態における動作と、第2の実施形態における動作を切り替えるものである。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、図7(c)にて、左開きキー701又は右開きキー702のいずれかを操作者に選択させていた。それに対して、第3の実施形態でCPU205は、図7(c)の代わりに図25に示す画面を液晶表示部4−253に表示させる。図25は、図7(c)の左開きキー701及び右開きキー702に加えて、生産性優先キー2501が追加されている。製本システム2000の操作者は、生産性優先キー2501を押下することにより生産性優先モードを選択し、生産性優先キー2501を押下しないことにより操作性優先モードを選択する。
<製本処理の実行手順−片面印刷>
図7(d)にてシートSの片面にのみ印刷処理をすると設定された場合であって、生産性優先モードが選択されている場合、CPU205は以下の動作を行う。それは、図22に示すフローを実行するという動作である。図22に示すフローは、複数ページの画像データの印刷順序を変えることがないので、右開き製本モードの場合も左開き製本モードの場合も生産性が変わらないという利点がある。
一方、操作性優先モードが設定されている場合、CPU205は、以下の動作を行う。それは、図14に示すフローを実行するという動作である。図14に示すフローは、右開き製本モードの場合も左開き製本モードの場合もカバーシートS2の載置方向(天地方向)を換える必要がないので、操作性が良いという利点がある。
<製本処理の実行手順−両面印刷>
図7(d)にてシートSの両面にのみ印刷処理をすると設定された場合であって、生産性優先モードが選択されている場合、CPU205は以下の動作を行う。それは、図23に示すフローを実行するという動作である。図23に示すフローは、複数ページの画像データの印刷順序を変えることがないので、右開き製本モードの場合も左開き製本モードの場合も生産性が変わらないという利点がある。
一方、操作性優先モードが設定されている場合、CPU205は、以下の動作を行う。それは、図15に示すフローを実行するという動作である。図15に示すフローは、右開き製本モードの場合も左開き製本モードの場合もカバーシートS2の載置方向(天地方向)を換える必要がないので、操作性が良いという利点がある。
以上説明したように、第3の実施形態は、製本システム2000の操作者の設定により、第1の実施形態における動作と、第2の実施形態における動作を切り替えるものである。従って、操作者が生産性を重視した製本処理を望むのか、操作性を重視した製本処理を望むのかを考慮して、適切に製本物を作成することができる。
(その他の実施形態)
前述した第1〜第3の実施形態において、製本システム2000は、印刷装置105から搬送されたシートSを操作者の作業を要することなく自動的にくるみ製本装置103へ搬送させるものであった。しかし、シートSを印刷装置105が備える排紙トレイ(不図示)へ一端排紙させてシート束S1を形成し、形成されたシート束S1を操作者が運搬することで集積トレイ42に集積させるようにしても良い。この場合、くるみ製本装置103は、操作者が集積トレイ42にシート束S1を集積させた後に、カバーシート積載トレイ70に積載されたカバーシートS2を用いてくるみ製本処理を行う。
そして、第1の実施形態に適用する場合、操作者は右開きの製本物として作成されたシート束S1であるかどうかを特に意識せず、排紙トレイに積載されたシート束S1の載置方向を換えずに集積トレイ42へ積載させればよい。つまり、操作者の操作性を低下させることなく、右開きの製本物を作成するか左開きの製本物を作成するかを考慮して適切に製本物を作成することができる。
また、第2の実施形態に適用する場合、操作者は右開きの製本物として作成されたシート束S1であるかどうかを意識して集積トレイ42へのシート束Sを積載する必要がある。しかし、右開きの製本物を作成する場合でも左開きの製本物を作成する場合でも印刷順序を変える必要がないので、生産性を右開きの製本物を作成するか左開きの製本物を作成するかによって生産性を低下させることがない。
また、第1〜第3の実施形態において、製本システム2000は、くるみ製本処理を実行するくるみ製本装置103を有するものであったが、他の製本処理を実行する装置を有するようにしてもよい。例えば、表紙と裏表紙がレイアウトされたカバーシートS2の背表紙部分1002を糊付けする代わりに、シート束S1を糊付けすることなくカバーシートS2でくるみこんだ後にステイプル処理を実行する装置であっても良い。この場合、シート束S1とカバーシートS2は、ステイプル針により整合されることとなる。また、表紙がレイアウトされたカバーシートをカバーシート積載トレイ70から給紙し、シート束S1とカバーシートS2をバインダテープ等でバインド処理する装置であっても良い。この場合、シート束S1とカバーシートS2はバインダテープにより整合されることとなる。
また、第1〜第3の実施形態において、製本システム2000は、操作者の設定に基づいて右開き製本モードとするか、左開き製本モードとするかを判定するものであったが、他の態様であっても良い。例えば、右開き製本モードは、縦書きの原稿を製本処理する際に多用され、左開き製本モードは横書きの原稿を製本処理する際に多用される。そこで、CPU205は、スキャナ部201で読み取った原稿上の画像から、縦書きの原稿なのか横書きの原稿なのかを判別するようにしても良い。この場合、CPU205は、縦書き原稿であると判定した場合は自動的に右開き製本モードを設定し、横書き原稿であると判定した場合は自動的に左開き製本モードを設定することとなる。このような形態にすれば、操作者が明示的に右開き製本モードとするか、左開き製本モードかを設定することなく、自動的に右開き製本モード又は左開き製本モードを適切に設定することができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行すること前述した実施形態の機能を実現する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
製本システム(製本装置)の全体構成を示す図である。 印刷装置105の制御構成を示すブロック図である。 印刷装置105の構成を示す断面図である。 印刷装置105が備える操作部204の構成を示す図である。 図4に示した液晶表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 図4に示した液晶表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 図4に示した液晶表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 くるみ製本装置の構成を示す図である。 図4に示した液晶表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 左開きの製本物の構成を示す図である。 左開きの製本物を作成するためのカバーシートの構成を示す図である。 右開きの製本物の構成を示す図である。 右開きの製本物を作成するためのカバーシートの構成を示す図である。 第1の実施形態における製本処理のフローチャートである。 第1の実施形態における製本処理のフローチャートである。 右開き製本モードにおけるシート束S1を模式的に示した図である。 左開き製本モードにおけるシート束S1を模式的に示した図である。 右開き製本モードにおけるシート束S1を模式的に示した図である。 左開き製本モードにおけるシート束S1を模式的に示した図である。 右開き製本モードにおける製本物の作成工程を模式的に示した図である。 左開き製本モードにおける製本物の作成工程を模式的に示した図である。 第2の実施形態における製本処理のフローチャートである。 第2の実施形態における製本処理のフローチャートである。 左開き製本モードにおける製本物の作成工程を模式的に示した図である。 図4に示した液晶表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
符号の説明
1002 背表紙領域
2000 製本システム
101 断裁装置
102 中綴じ製本装置
103 くるみ製本装置
104 スタッカ装置
105 印刷装置
201 スキャナ部
203 プリンタ部
250 原稿給送ユニット
311〜315 カセット
332 再給紙搬送路
21 搬送整合部
22 接着剤塗布部
23 裁断部
34 収納部
42 集積トレイ
70 カバーシート積載トレイ
S シート
S1 シート束
S2 カバーシート
S3 製本物
4−241 スタートキー
4−242 ストップキー
2501 生産性優先キー

Claims (14)

  1. 複数ページの画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷手段と、
    前記印刷手段により印刷処理された前記複数のシートをシート束として集積する集積手段と、
    製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、
    前記シート束と前記カバーシートを整合して前記製本物を作成する製本手段と、
    右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、前記カバーシートを給紙して左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開きの製本モードを設定した場合とで、前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう前記印刷手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  2. 前記印刷手段により第1面に印刷処理がされたシートを反転させて前記集積手段へ集積させるシート反転手段を有し、
    前記シート反転手段は、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記第1面に印刷処理がされたシートを反転させるか否かを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記印刷手段により第1面に印刷処理がされたシートを反転させて前記印刷手段へ再搬送する両面搬送手段を有し、
    前記印刷手段は、前記両面搬送手段を用いてシートの第1面及び第2面の双方に印刷処理することを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 前記集積手段に集積されたシート束の天地方向と前記カバーシートの天地方向を一致させるべく、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転手段と、
    前記回転手段による前記回転処理を実行させるか否かを設定する回転処理設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記回転処理設定手段が前記回転処理を実行すると設定している場合は、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定している場合と前記左開き製本モードを設定している場合とで前記複数ページの画像データの印刷順序が同順となるよう制御し、前記回転処理設定手段が前記回転処理を実行しないと設定している場合は、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定している場合と前記左開き製本モードを設定している場合とで前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製本装置。
  5. 前記回転処理設定手段が回転処理を実行すると設定している場合、前記集積手段に集積されたシート束の天地方向と前記カバーシートの天地方向を一致させるべく、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定している場合と前記左開き製本モードを設定している場合とで前記給紙手段への前記カバーシートを載置する際の天地方向を異ならせるよう前記製本装置の操作者へ通知する通知手段を有することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  6. 複数ページの画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷手段と、
    前記印刷手段により印刷処理された前記複数のシートをシート束として集積する集積手段と、
    製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、
    前記シート束と前記カバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本手段と、
    右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  7. 前記集積手段に集積されたシート束の天地方向と前記カバーシートの天地方向を一致させるべく、前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定している場合と前記左開き製本モードを設定している場合とで前記給紙手段へ前記カバーシートを載置する際の天地方向を異ならせるよう前記製本装置の操作者へ通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  8. 前記入力手段は複数枚の原稿上の画像を読み取ることで前記複数ページの画像データを入力することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の製本装置。
  9. 入力手段は前記複数ページの画像データを含む印刷ジョブを外部装置から受信することで前記複数ページの画像データを入力することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の製本装置。
  10. 前記カバーシートには、表紙と裏表紙とがレイアウトされており、
    前記製本手段は、前記シート束の一端と前記カバーシートの前記製本物の背となる部分を糊付けして前記製本物を作成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の製本装置。
  11. 複数のシートからなるシート束と製本物の表紙として用いられるカバーシートを整合して前記製本物を作成する製本方法であって、
    入力手段が、複数ページの画像データを入力する入力工程と、
    モード設定手段が、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定工程と、
    印刷手段が、前記入力工程にて入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷工程と、
    製本手段が、前記印刷工程にて印刷処理した複数のシートからなるシート束と前記カバーシートを整合して前記製本物を作成する製本工程とを有し、
    前記印刷工程は、前記モード設定工程にて前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開きの製本モードを設定した場合とで、前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう印刷処理を実行することを特徴とする製本方法。
  12. 複数のシートからなるシート束と製本物の表紙として用いられるカバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本方法であって、
    入力手段が、複数ページの画像データを入力する入力工程と、
    モード設定手段が、右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定工程と、
    回転手段が、前記モード設定工程にて前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転工程と、
    印刷手段が、前記回転工程を経た前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理する印刷工程と、
    製本手段が、前記印刷工程にて印刷処理した複数のシートからなるシート束と前記カバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本工程と、
    を有することを特徴とする製本方法。
  13. シート束を集積する集積手段と、製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、前記シート束と前記カバーシートを整合して前記製本物を作成する製本手段とを有する製本装置と接続可能な印刷装置であって、
    複数ページの画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理して前記製本装置の前記集積手段に集積させる印刷手段と、
    右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開きの製本モードを設定した場合とで、前記複数ページの画像データの印刷順序が逆順となるよう前記印刷手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  14. シート束を集積する集積手段と、製本物の表紙として用いられるカバーシートを給紙する給紙手段と、前記シート束と前記カバーシートを糊付けにより整合して前記製本物を作成する製本手段とを有する製本装置と接続可能な印刷装置であって、
    複数ページの画像データを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記複数ページの画像データに基づいて、複数のシートに印刷処理して前記製本装置の集積手段に集積させる印刷手段と、
    右開きの製本物を作成する右開き製本モードと、左開きの製本物を作成する左開き製本モードのいずれかを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段が前記右開き製本モードを設定した場合と前記左開き製本モードを設定した場合とで、前記画像データの天地方向を異ならせる回転処理を実行する回転手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
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