JP4620540B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、出力部材が一方方向および他方方向に駆動された際の位置検出を行う検出機構を備えたアクチュエータに関するものである。
出力部材が一方方向および他方方向の双方に駆動されるアクチュエータにおいて、出力部材が一方方向および他方方向に駆動された際の位置検出を行う検出機構としては、従来、例えば、2つのマグネットとホールICとを備えたものが提案されており、かかる検出機構では、2つのマグネットのうちの一方のマグネットによって、出力部材が一方方向に動いたときの位置検出を行う一方、他方のマグネットによって、出力部材が他方方向に動いたときの位置検出を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−258047号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の構成では、出力部材の双方向での位置検出を行うために2つのマグネットを要し、部材点数が多いという問題点がある。また、レイアウト上の制約などによって、出力部材あるいはその周辺にマグネットを配置できない場合には、上記検出機構を配置できないという問題点もある。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、出力部材あるいはその周辺にレイアウト上の制約がある場合でも、少ない使用点数で出力部材の双方向の位置検出を行うことのできるアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、動力源と、該駆動源からの一方方向および他方方向の駆動力を伝達する伝達機構と、該伝達機構を介して伝達された前記駆動力を出力する出力部材と、該出力部材が一方方向および他方方向に駆動されたときの位置検出を行うための検出機構とを有するアクチュエータにおいて、前記検出機構は、前記伝達機構に含まれる伝達部材に連動するカムと、前記伝達部材が一方方向および他方方向のいずれの方向に動いた際も前記カムによって待機位置から同一方向に変位する被検出部材と、該被検出部材の変位を検出するセンサとを備えていることを特徴とする。
本発明では、動力源の一方方向の駆動力が伝達機構を介して伝達されて出力部材が一方方向に動いた際、伝達機構に含まれる伝達部材の動きがカムを介して被検出部材に伝達され、被検出部材が変位する。従って、被検出部材の変位をセンサで検出すれば、出力部材が一方方向に動いた際の位置検出を行うことができる。また、動力源の他方方向の駆動力が伝達機構を介して伝達されて出力部材が他方方向に動いた際、伝達機構に含まれる伝達部材の動きがカムを介して被検出部材に伝達され、被検出部材が変位する。従って、被検出部材の変位をセンサで検出すれば、出力部材が他方方向に動いた際の位置検出を行うことができる。従って、出力部材が一方方向に動いた際の位置検出、および出力部材が他方方向に動いた際の位置を共通の被検出部材の変位によって検出できる。また、出力部材が一方方向に動いた際、および出力部材が他方方向に動いた際のいずれにおいても、被検出部材は同一方向に変位するので、出力部材が一方方向に動いた際の位置検出、および出力部材が他方方向に動いた際の位置検出を共通のセンサで行うことができる。よって、少ない部品点数で出力部材の双方向の位置検出を行うことができる。また、出力部材およびその周辺に検出機構を配置しなくてもよいので、レイアウト面での設計上の自由度が高いという利点もある。
本発明において、前記被検出部材は、前記カムによって軸線方向に直線的に変位することが好ましい。
本発明において、前記伝達機構は、例えば、歯車伝達機構であり、この場合、前記伝達部材は、当該歯車伝達機構に含まれる1つの歯車である。
本発明において、前記歯車は、前記歯車伝達機構で前記出力部材に直接、駆動力を伝達する最終歯車であることが好ましい。
本発明において、前記カムは、前記歯車と別体の円板状カム部材に構成され、当該円板状カム部材は、前記歯車に対して平面的に重ねて配置されて当該歯車と共通の軸線周りに回転可能に配置され、前記歯車および前記円板状カム部材のうちの一方には、前記歯車が一方方向に動いたときに前記カム部材を変位させる第1の干渉部と、前記伝達部材が他方方向に動いたときに前記カム部材を変位させる第2の干渉部とが構成され、かつ、前記第1の干渉部と前記第2の干渉部との間には遊び区間が構成されていることが好ましい。
本発明において、前記歯車および前記円板状カムのうちの一方側部材には、前記軸線周りに延びた円弧状の溝が形成され、他方側部材には、前記歯車が回転したときに前記溝内を当該溝に沿って移動する突起が形成され、前記溝の両端部のうち、一方の端部が前記第1の干渉部であり、他方の端部が前記第2の干渉部である。このように構成すると、出力部材を一方方向に駆動する際、歯車が180°を超えるような角度範囲で回転し、出力部材を他方方向に駆動する際にも、歯車が180°を超えるような角度範囲で回転する場合でも、被検出部材およびセンサを共通にしての位置検出を行うことができる。
本発明において、前記カムは、前記円板状カム部材の外周面に形成されているとともに、当該カムの全体が前記歯車の外周縁よりも内側に位置することが好ましい。
本発明では、出力部材が一方方向に動いた際の位置検出、および出力部材が他方方向に動いた際の位置を共通の被検出部材の変位によって検出できる。また、出力部材が一方方向に動いた際、および出力部材が他方方向に動いた際のいずれにおいても、被検出部材は同一方向に変位するので、出力部材が一方方向に動いた際の位置検出、および出力部材が他方方向に動いた際の位置検出を共通のセンサで行うことができる。よって、少ない部品点数で出力部材の双方向の位置検出を行うことができる。また、出力部材およびその周辺に検出機構を配置しなくてもよいので、レイアウト面での設計上の自由度が高いという利点もある。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したアクチュエータの一例を説明する。
(全体構成)
図1(A)、(B)、(C)は各々、本発明を適用したアクチュエータの側面図、縦断面図、および横断面図である。本形態におけるアクチュエータ1は、下ケース21および上ケース22からなるケース2の内部に、動力源であるDCモータ(以下、単にモータ3と呼ぶ)と、このモータ3の駆動力を伝達する歯車伝達機構4と、この歯車伝達機構4を介して伝達されたモータ3の駆動力によりスライド移動する出力部材5とを備えている。出力部材5は板状部材であり、出力部材5に対しては、図1(B)に示すように、ケース2の内面壁などを利用したガイド23が形成されている。
モータ3は、双方向の回転が可能であり、このような双方向の回転により、出力部材5は、ケース2から突出する一方方向(矢印Aで示す方向)、およびケース2の内側に引っ込む方向(矢印Bで示す方向)に移動してモータ3の駆動力を出力する。モータ3の回転軸30にはウォームギア31が固着され、回転軸30の先端部は、軸受32により回転可能に支持されている。
本形態において、歯車伝達機構4は、ウォームギア31と噛み合う外歯歯車からなる第1の歯車41と、この第1の歯車41と噛み合う外歯歯車からなる第2の歯車42とを備えており、第2の歯車42は、最終歯車として、出力部材5に形成されているラック51と噛み合っている。
(検出機構の構成)
図2は、本発明を適用したアクチュエータの検出機構に用いた円板状カム部材と伝達機構に用いた歯車との機構的な接続構造を示す分解斜視図である。
本形態のアクチュエータ1は、出力部材5の位置検出を行うための検出機構6を備えており、この検出機構6は、歯車伝達機構4に含まれる第2の歯車42に連動するカム7と、第2の歯車42が一方方向(反時計周りCCW)、および他方方向(時計周りCW)のいずれの方向に動いた際もカム7によって待機位置から同一方向に変位する被検出部材8と、この被検出部材8の変位を検出するセンサ9とを備えている。
本形態において、センサ9はフォトインタラプタであり、被検出部材8に固着されたスイッチレバー80がフォトインタラプタの光路を遮ったとき、被検出部材8が図1(C)に示す位置から矢印Cで示す方向に変位したことを検出する。なお、センサ9は、チップ抵抗95などが実装されたフレキシブル基板96上に実装され、このフレキシブル基板96には、外部からのリード線97が接続されている。また、フレキシブル基板96とモータ3とはリード線98で接続されており、センサ9による検出結果に基づいて、モータ3を制御することが可能になっている。
また、検出機構6は、被検出部材8をカム7に向けて付勢して、図1(C)に示すように、被検出部材8を待機位置に保持する付勢部材としてのコイルバネ61を備えており、被検出部材8の基端部は、常にカム7に当接した状態にある。
図1(C)および図2に示すように、カム7は、第2の歯車42と別体の円板状カム部材70の外周面に形成され、円弧部71と、この円弧部71から半径方向外側に突出した凸部72とを備えている。円板状カム部材70は、第2の歯車42に対して平面的に重ねて配置されており、カム7は、全体が第2の歯車42の外周縁よりも内側に位置している。また、円板状カム部材70と第2の歯車42とは共通の支持軸43(図1(B)、C)参照)に対して回転可能に支持されており、円板状カム部材70および第2の歯車42は、共通の軸線周りに回転可能である。
第2の歯車42において円板状カム部材70と対向する面には、支持軸43周りに延びた円弧状の溝420が形成されている一方、円板状カム部材70において第2の歯車42と対向する面には、溝420の内側に嵌った突起75が形成されている。従って、第2の歯車42が反時計周りCCWに回転したとき、溝420の両端部のうち、時計周りCWの側に位置する一方の端部は、第1の干渉部421として突起75に当接し、円板状カム部材70を反時計周りCCWに回転させる。また、第2の歯車42が時計周りCW(他方方向)に回転したとき、反時計周りCCWの側に位置する他方の端部は、第2の干渉部422として突起75に当接し、円板状カム部材70を時計周りCW(他方方向)に回転させる。ここで、突起75は、溝420の長さ寸法に比較して十分、小さいため、突起75は、溝420の内部を移動自在である。従って、突起75が溝420の長さ方向の途中位置にある間は、第2の歯車42と円板状カム部材70との機構的な接続が解除される。このようにして、溝420の第1の干渉部421と第2の干渉部422との間には遊び区間が確保されている。
(検出機構の動作)
図3(A)〜(F)、および(G)〜(L)は各々、本発明を適用したアクチュエータにおいて出力部材を一方方向に駆動したときの説明図、および出力部材を一方方向に駆動したときの説明図である。なお、図3(A)、(G)は各々、本発明を適用したアクチュエータにおいて、出力部材の位置とセンサ出力との関係を示す説明図であり、図3(B)〜(F)、および(H)〜(L)は各々、本発明を適用したアクチュエータにおいて、出力部材を駆動した際の第2の歯車、円板状カム部材、および被検出部材の位置関係を示す平面図である。また、本形態では、出力部材5の一方方向および他方方向のストロークは60mmであり、以下、出力部材5を一方方向に駆動した後、他方方向に駆動する際の動作を説明する。
まず、出力部材5が矢印Bで示す方向に移動し終えた状態にあるときは、第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係、および被検出部材8の基端部とカム7との位置関係は、図3(B)に示す状態にあり、突起75は、溝420の第2の干渉部422と接し、被検出部材8の基端部は、カム7の凸部72からずれて円弧部71と接する位置にある。このため、被検出部材8は、コイルバネ61によって円板状カム部材70の側面部に向かって付勢されて待機位置にあるため、図3(A)に示すように、センサ9からの出力はOFFレベルにある。
この状態から、出力部材5を矢印Aで示す方向に移動させるためにモータ3の回転軸30が回転すると、その回転はウォームギア31および歯車伝達機構4を介して出力部材5に伝達される。その際、歯車伝達機構4において、第1の歯車41は時計周りCWに回転し、第2の歯車42は反時計周りCCWに回転し、出力部材5が矢印Aで示す方向に移動する。その結果、検出機構6では、第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係が図3(C)および図3(D)に示す状態に移行する。このような区間は遊び区間であるため、突起75は溝420内を相対移動するだけであり、円板状カム部材70は回転しない。このため、被検出部材8は変位しないので、図3(A)に示すように、センサ9からの出力は、OFFレベルのままであり、モータ3は回転し続ける。
そして、出力部材5をさらに矢印Aで示す方向に駆動すると、検出機構6では、第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係、および第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係は、図3(E)に示す状態を経由して図3(F)に示す状態に移行する。このような動作を行う際、第2の歯車42は、図3(B)に示す状態から図3(F)に示す状態になるまで、反時計周りCCWに1回転弱の回転を行う。
その間に、溝420の第1の干渉部421が突起75に当接して突起75を反時計周りCCWに押圧するので、円板状カム部材70は、第2の歯車42に連動して反時計周りCCWに回転する。このため、被検出部材8は、カム7の凸部72に押圧され、矢印Cで示す方向に変位するので、図3(A)に示すように、センサ9からの出力がONレベルになる。
そして、出力部材5が矢印Aで示す方向の終端に達すると、図3(F)に示すように、カム7の凸部72が被検出部材8と当接する位置を通過するので、被検出部材8は、再び、コイルバネ61によってカム部材70の側面部に向かって付勢されて待機位置に戻る。従って、図3(A)に示すように、センサ9からの出力はOFFレベルとなる。それ故、センサ9からの出力信号において、パルスの立下りPAを検出するだけで出力部材5が矢印Aで示す方向における終端まで移動したことを検出できるので、その検出結果に基づいて、モータ3を停止させればよい。
次に、図3(G)〜(L)を参照して、本形態のアクチュエータ1において、出力部材5を図1の矢印B方向にスライド移動させるときの動作を説明する。
まず、出力部材5が矢印Aで示す方向に移動し終えた状態にあるときは、第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係、および被検出部材8の基端部とカム7との位置関係は、図3(F)、(H)に示す状態にあり、突起75は、溝420の第1の干渉部421と接し、被検出部材8の基端部は、カム7の凸部72からずれて円弧部71と接する位置にある。このため、被検出部材8は、コイルバネ61によって円板状カム部材70の側面部に向かって付勢されて待機位置にあるため、図3(G)に示すように、センサ9からの出力はOFFレベルにある。
この状態から、出力部材5を矢印Bで示す方向に移動させるためにモータ3の回転軸30が回転すると、その回転はウォームギア31および歯車伝達機構4を介して出力部材5に伝達される。その際、歯車伝達機構4において、第1の歯車41は反時計周りCCWに回転し、第2の歯車42は時計周りCWに回転し、出力部材5が矢印Bで示す方向に移動する。その結果、検出機構6では、第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係が図3(I)および図3(J)に示す状態に移行する。このような区間は遊び区間であるため、突起75は溝420内を相対移動するだけであり、円板状カム部材70は回転しない。このため、被検出部材8は変位しないので、図3(G)に示すように、センサ9からの出力は、OFFレベルのままであり、モータ3は回転し続ける。
そして、出力部材5をさらに矢印Bで示す方向に駆動すると、検出機構6では、第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係、および第2の歯車42と円板状カム部材70との位置関係は、図3(K)に示す状態を経由して図3(L)に示す状態に移行する。このような動作を行う際、第2の歯車42は、図3(H)に示す状態から図3(L)に示す状態になるまで、時計周りCWに1回転弱の回転を行う。
その間に、溝420の第2の干渉部422が突起75に当接して突起75を時計周りCWに押圧するので、円板状カム部材70は、第2の歯車42に連動して時計周りCWに回転する。このため、被検出部材8は、カム7の凸部72に押圧され、矢印Dで示す方向に変位するので、図3(G)に示すように、センサ9からの出力がONレベルになる。
そして、出力部材5が矢印Bで示す方向の終端に達すると、図3(L)に示すように、カム7の凸部72が被検出部材8と当接する位置を通過するので、被検出部材8は、再び、コイルバネ61によってカム部材70の側面部に向かって付勢されて待機位置に戻る。従って、図3(G)に示すように、センサ9からの出力はOFFレベルとなる。それ故、センサ9からの出力信号において、パルスの立下りPBを検出するだけで出力部材5が矢印Bで示す方向における終端まで移動したことを検出できるので、その検出結果に基づいて、モータ3を停止させればよい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のアクチュエータ1では、出力部材5が矢印Aで示す方向に動いた際の位置検出、および出力部材5が矢印Bに動いた際の位置を共通の被検出部材8の変位によって検出できる。また、出力部材5が矢印Aで示す方向に動いた際、および出力部材5が矢印Bに動いた際のいずれにおいても、被検出部材8は矢印Cで示す方向に変位するので、出力部材5が矢印Aで示す方向に動いた際の位置検出、および出力部材5が矢印Bに動いた出力部材5が一方方向に動いた際の位置検出を共通のセンサ9で行うことができる。よって、少ない部品点数で出力部材5の双方向の位置検出を行うことができる。また、出力部材5およびその周辺に検出機構6を配置しなくてもよいので、レイアウト面での設計上の自由度が高いという利点もある。
さらに、第2の歯車42の回転を円板状カム部材70に伝達する第1の干渉部421と第2の干渉部422との間には遊び区間が確保されているため、出力部材5を矢印Aで示す方向に駆動する際、第2の歯車42が180°を超えるような角度範囲で回転し、出力部材5を矢印Bで示す方向に駆動する際にも、第2の歯車42が180°を超えるような角度範囲で回転する場合でも、被検出部材8およびセンサ9を共通にしての位置検出を行うことができる。
(その他の実施形態)
上記実施の形態では、第2の歯車42の回転を円板状カム部材70に伝達する第1の干渉部421と第2の干渉部422との間には遊び区間を設けるにあたって、第2の歯車42の溝420と円板状カム部材70の突起75とを利用したが、第2の歯車42に突起を設け、円板状カム部材70に溝を設けてもよい。また、第2の歯車42および円板状カム部材70の双方に突起を設けた構成を採用してもよい。
また、上記形態では、センサ9としてフォトインタラプタなどといった光学スイッチを用いたが、マグネットとホールICなどといった磁気スイッチ、あるいはタクトスイッチなどの機械式スイッチを用いてもよい。また、上記実施の形態では、出力部材としてスライド動作をするものを用いたが、出力部材として回転動作を行うものを用いてもよい。さらに、上記実施の形態では、
(A)、(B)、(C)は各々、本発明を適用したアクチュエータの側面図、縦断面図、および横断面図である。 本発明を適用したアクチュエータの検出機構に用いた円板状カム部材と伝達機構に用いた歯車との機構的な接続構造を示す分解斜視図である。 (A)〜(F)、および(G)〜(L)は各々、本発明を適用したアクチュエータにおいて出力部材を一方方向に駆動したときの説明図、および出力部材を一方方向に駆動したときの説明図である。
符号の説明
1 アクチュエータ
3 モータ
4 伝達機構
5 出力部材
6 検出機構
7 カム
8被検出部材
9 センサ
41 第1の歯車
42 第2の歯車
61 コイルバネ(付勢部材)
70 カム部材
71 円弧部
72 凸部
75 突起
420 溝
421 第1の干渉部
422 第2の干渉部

Claims (7)

  1. 動力源と、該駆動源からの一方方向および他方方向の駆動力を伝達する伝達機構と、該伝達機構を介して伝達された前記駆動力を出力する出力部材と、該出力部材が一方方向および他方方向に駆動されたときの位置検出を行うための検出機構とを有するアクチュエータにおいて、
    前記検出機構は、前記伝達機構に含まれる伝達部材に連動するカムと、前記伝達部材が一方方向および他方方向のいずれの方向に動いた際も前記カムによって待機位置から同一方向に変位する被検出部材と、該被検出部材の変位を検出するセンサとを備えていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 請求項1において、前記被検出部材は、前記カムによって軸線方向に直線的に変位することを特徴とするアクチュエータ。
  3. 請求項1または2において、前記伝達機構は、歯車伝達機構であり、
    前記伝達部材は、当該歯車伝達機構に含まれる1つの歯車であることを特徴とするアクチュエータ。
  4. 請求項3において、前記歯車は、前記歯車伝達機構で前記出力部材に直接、駆動力を伝達する最終歯車であることを特徴とするアクチュエータ。
  5. 請求項3または4において、前記カムは、前記歯車と別体の円板状カム部材に構成され、
    当該円板状カム部材は、前記歯車に対して平面的に重ねて配置されて当該歯車と共通の軸線周りに回転可能に配置され、
    前記歯車および前記円板状カム部材のうちの一方には、前記歯車が一方方向に動いたときに前記カム部材を変位させる第1の干渉部と、前記伝達部材が他方方向に動いたときに前記カム部材を変位させる第2の干渉部とが構成され、かつ、
    前記第1の干渉部と前記第2の干渉部との間には遊び区間が構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  6. 請求項5において、前記歯車および前記円板状カムのうちの一方側部材には、前記軸線周りに延びた円弧状の溝が形成され、他方側部材には、前記歯車が回転したときに前記溝内を当該溝に沿って移動する突起が形成され、
    前記溝の両端部のうち、一方の端部が前記第1の干渉部であり、他方の端部が前記第2の干渉部であることを特徴とするアクチュエータ。
  7. 請求項5または6において、前記カムは、前記円板状カム部材の外周面に形成されているとともに、当該カムの全体が前記歯車の外周縁よりも内側に位置することを特徴とするアクチュエータ。
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