JP4620025B2 - 画像読取装置、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置、情報処理装置およびプログラムに関する。
CCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサを用いて光を電気的なアナログ画像信号に変換して画像を読み取る画像読取装置においては、予め設定された基準原画像(白色基準板、黒色基準板など)からの入射光を変換したアナログ画像信号に対してゲイン処理及びクランプ処理(オフセット処理)等の信号処理を施すことにより、予め設定された強度の画像信号を得ることができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。この点について、クランプ処理を例に下記に詳述する。
クランプ処理は、CCDから出力されたアナログ画像信号の黒画素出力期間に、図11に示すようなクランプ回路100により行なわれる。黒画素出力期間は、CCDにおいて光電変換素子が遮光されており、光(原稿反射光)が入ってもレベルが変動することはない。この黒画素出力期間のCCDの出力を画像データの絶対黒基準として「黒レベル」と呼ぶ。すなわち、クランプ回路100は、1ラインの間の電位を一定に保つことにより黒レベルを固定して、この黒レベルを基準にして黒画素出力期間のCCDの出力に対する黒レベル補正処理を行う。より詳細には、図11に示すように、クランプパルス(クランプ信号)が入力(アサート)され、スイッチSW102がオンになると、CCDから出力された画像信号に対応するオフセットレベルVinがクランプレベル部101においてクランプレベルVclpとして設定される。すなわち、CCDから出力された画像信号のオフセットレベルVinは、クランプレベル部101のクランプレベルVclpに設定されることにより、電位が一定に保たれることになる。
特開平04−320159号公報
ところが、上述したようなクランプ回路100においては、スイッチSW102のオン抵抗や画像信号が流れ込むAFE(Analog Front End:アナログフロントエンド) IC内部やパット間のリーク電流などの要因により、クランプレベルVclpの値がオフセットレベルVinに設定されない場合がある。このような場合、クランプレベルVclpとオフセットレベルVinとにおいて、電位差ΔVが生じてしまうことになる。
このような電位差ΔVは、副走査方向1ラインの読取り期間をカラー/モノクロなどの読取動作モード毎にそれぞれ異なる値を設定している場合には、読取動作モードによって変動することになる。また、クランプパルス入力の期間であるクランプ期間をカラー/モノクロなどの読取動作モード毎にそれぞれ異なる値を設定している場合にも、電位差ΔVは読取動作モードによって変動することになる。このような読取動作モードの変更に伴う電位差ΔVの変動は、読取動作モードを変更した場合におけるCCDから出力される画像信号のオフセットレベルが変動する要因である。そして、CCDから出力される画像信号の黒レベルはその信号のオフセットレベルによって決まることから、オフセットレベルの変動に従って画像信号の黒レベルが変動してしまうことになる。
つまり、「カラー読取りモード」の場合でも、「モノクロ読取りモード」の場合でも常に一定の黒レベルであれば仕上がり画像が綺麗になるが、読取動作モードを変更してしまうと出力画像の黒レベルが変動し黒濃度がばらついてしまうため、出力画像の仕上がりに問題が生じることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、読取動作モードが変更されたとしても出力画像の黒レベルを一定にすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の画像読取装置は、原稿からの反射光を受光したときの光量に応じて出力されるアナログ画像信号の絶対黒基準となる黒レベルを一定値にするクランプ処理を施す画像読取装置において、前記クランプ処理を施す期間であるクランプ期間と副走査方向1ラインの読取期間である副走査方向ライン期間との少なくともいずれか一方を読取動作モード毎に変更可能とし、前記クランプ期間と前記ライン期間との比率を示すクランプ率を全ての読取動作モードを通じて一定とするクランプ率一定手段を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、前記クランプ率一定手段は、前記クランプ期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、前記クランプ率一定手段は、前記クランプ期間および前記ライン期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする。
また、請求項4にかかる発明の情報処理装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像読取装置と、この画像読取装置で読み取った画像データに基づいて用紙上に画像の形成を行う画像形成装置と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、原稿からの反射光を受光したときの光量に応じて出力されるアナログ画像信号の絶対黒基準となる黒レベルを一定値にするクランプ処理を施す画像読取装置を制御するコンピュータを動作させるプログラムであって、前記クランプ処理を施す期間であるクランプ期間と副走査方向1ラインの読取期間である副走査方向ライン期間との少なくともいずれか一方を読取動作モード毎に変更可能とし、前記クランプ期間と前記ライン期間との比率を示すクランプ率を全ての読取動作モードを通じて一定とするクランプ率一定機能を前記コンピュータに実行させる。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5記載のプログラムにおいて、前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、前記クランプ率一定機能は、前記クランプ期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項5記載のプログラムにおいて、前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、前記クランプ率一定機能は、前記クランプ期間および前記ライン期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする。
本発明によれば、クランプ期間とライン期間との比率を示すクランプ率を、全ての読取動作モードを通じて一定とすることにより、従来は読取動作モード毎に変動してしまっていた電位差ΔVを全ての読取動作モードを通じて一定にすることができ、黒レベルの変動を抑えることができるので、読取動作モードが変更されたとしても出力画像の黒レベルを一定にすることができる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像読取装置、情報処理装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態は画像読取装置としてフラットベット型のイメージスキャナを適用した例である。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるイメージスキャナ1の概略構成を示す縦断正面図である。図1に示すように、このイメージスキャナ1は、原稿2を載置するコンタクトガラス3と、原稿2の露光用のハロゲンランプ4及び第1反射ミラー5とからなる第1キャリッジ6と、第2反射ミラー7及び第3反射ミラー8からなる第2キャリッジ9と、イメージセンサであるCCD(Charge Coupled Devices)10と、CCD10に結像するためのレンズユニット11と、シェーディング補正用の白基準板12とを備えている。CCD10はセンサ基板13上に設けられ、このセンサ基板13は、CCD10が出力する画像信号に対して各種の信号処理を施す信号処理回路(後述)が搭載された信号処理基板14と接続ケーブル15で接続されている。すなわち、ハロゲンランプ4、第1、第2、第3反射ミラー5,7,8及びレンズユニット11は、走査光学系を構成する。なお、走査光学系としては、相対的なものであり、ミラー等が固定で原稿側が移動するタイプであってもよい。
ハロゲンランプ4は、白基準板12やコンタクトガラス3の読取面に対してある角度で光を照射し、白基準板12又は原稿2で反射した光は、第1、第2、第3反射ミラー5,7,8及びレンズユニット11を経由してCCD10に入射する。CCD10は、入射光量に対応した電圧をアナログ画像信号として出力する。第1、第2キャリッジ6,9は、図示しないステッピングモータの駆動により、原稿2の読取面とCCD10との間の距離を一定に保ちながら副走査方向(矢印A方向)に移動し、原稿2を露光走査する。
図2は、信号処理基板14上に搭載された信号処理回路を概略的に示すブロック図である。図2に示すように、信号処理基板14上に搭載された信号処理回路は、AFE(Analog Front End:アナログフロントエンド) IC20及び制御部22である。制御部22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリなどを含み、メモリに格納されているプログラムに従ってCPUが動作することによる各種演算処理機能を備えている。本実施の形態においては、制御部22は、CPUがプログラムに従うことにより実現する演算処理機能の1つとして、クランプ率一定部21を備えている。詳細は後述するが、このクランプ率一定部21は、クランプ率一定手段を実現するものである。
まず、AFE IC20について説明する。CCD10から出力されたアナログ画像信号は、AFE IC20に入力される。このAFE IC20の機能の1つに、CCD10から出力されたアナログ画像信号に対して黒レベル値を設定して補正処理を行なう機能がある。より詳細には、CCD10から出力されたアナログ画像信号は、クランプ回路20aで黒レベルを一定値にするクランプ処理を施された後、サンプルホールド回路20bにより信号成分が取り出され、取り出された信号成分はPGA(プログラマブル・ゲイン・アンプ)20cで増幅され、A/Dコンバータ20dでデジタルデータに変換される。
クランプ回路20aは、1ラインの間の電位を一定に保つことにより黒レベルを固定して、この黒レベルを基準にして黒画素出力期間のCCD10の出力に対する黒レベル補正処理を行う。より詳細には、図3に示すように、クランプパルス(クランプ信号)が入力(アサート)され、スイッチSW1がオンになると、CCD10から出力された画像信号に対応するオフセットレベルVinがクランプレベル部30において黒レベルを規定するクランプレベルVclpとして設定される。すなわち、CCD10から出力された画像信号のオフセットレベルVinは、クランプレベル部30のクランプレベルVclpに設定されることにより、電位が一定に保たれることになる。
ここで、図4は画像信号とクランプパルスとの関係を示すタイミングチャートである。図4に示すように、クランプパルス(クランプ信号)は、一般的に、出力画像に影響がないように、有効画像領域以外の期間、すなわち光学的黒画素期間OPBおよび空送画素期間DUMMYに入力(アサート)される。このクランプパルス入力の期間は、クランプ期間Tclpと呼ばれている。また、有効画像領域と光学的黒画素期間OPBおよび空送画素期間DUMMYを合わせた期間、つまり副走査方向1ラインの読取期間は、Tlineと呼ばれている。
本実施の形態においては、図5のテーブルT1に示すように、クランプ期間Tclpとライン期間Tlineとについては、読取動作モード毎に異なる値がそれぞれ設定されている。このテーブルT1は、制御部22(クランプ率一定部21)のメモリに格納されている。特に、ライン期間Tlineについて読取動作モード毎に異なる値を設定したのは、次のような理由による。一般的にカラー読取モードとモノクロ読取モードではコピー速度が異なっている場合が多い。このようにカラー読取モードとモノクロ読取モードではコピー速度が異なっている場合には、イメージスキャナ1の読取り速度もコピー側に合わせてカラー/モノクロで変えるようにしている。つまり、ライン期間Tlineはイメージスキャナ1の読取り速度(要求仕様)に関係するものであり、読取動作モードに合わせて変更する必要がある。このような理由により、ライン期間Tlineについては、読取動作モード毎に異なる値を設定するようにしている。
次に、クランプ期間Tclpについて読取動作モード毎に異なる値を設定した理由について説明する。
上述したようなクランプ回路20aにおいては、スイッチSW1のオン抵抗や画像信号が流れ込むAFE IC20内部やパット間のリーク電流などの要因により、クランプレベルVclpの値がオフセットレベルVinに設定されない場合がある。このような場合、クランプレベルVclpとオフセットレベルVinとにおいて、図6に示すような電位差ΔVが生じてしまうことになる。
このような電位差ΔVは、本実施の形態のイメージスキャナ1のようにライン期間Tlineをカラー/モノクロなどの読取動作モード毎にそれぞれ異なる値を設定している場合には、読取動作モードによって変動することになる。また、クランプ期間Tclpをカラー/モノクロなどの読取動作モード毎にそれぞれ異なる値を設定している場合にも、電位差ΔVは読取動作モードによって変動することになる。このような読取動作モードの変更に伴う電位差ΔVの変動は、読取動作モードを変更した場合におけるCCDから出力される画像信号のオフセットレベルが変動する要因である。そして、CCDから出力される画像信号の黒レベルはその信号のオフセットレベルによって決まることから、オフセットレベルの変動に従って画像信号の黒レベルが変動してしまうことになる。
ここで、電位差ΔVの算出について説明する。ここで、図7はクランプ信号ネゲート時におけるクランプ回路20aの等価回路を示す回路図、図8はクランプ信号アサート時におけるクランプ回路20aの等価回路を示す回路図である。ただし、SW1オン時のオン抵抗をRon、画像信号に流れるリーク電流をIlkとする。
図7に示すように、副走査方向1ラインの読取期間Tline中のリーク電流による充電電荷をQlkとすると、
Qlk = Ilk×Tline・・・(A)
となる。
また、クランプ時の放電電荷電流をQclpとすると、
Qclp = (Vin−Vclp)/Ron×Tclp・・・(B)
となる。
ここで、充電電流と放電電流が等しい平衡状態の時、リーク電流による充電電荷量Qlkとクランプ時の放電電荷量Qclpが一致するため、下記の式が成り立つ。
Qlk = Qclp
したがって、平衡状態の時には、(A)=(B)が成り立つことになる。
Ilk×Tline = (Vin−Vclp)/Ron×Tclp
よって、電位差ΔVは下記の式により算出することができる。
ΔV = (Vin−Vclp)
= Ilk×Ron×Tline/Tclp・・・(1)
式(1)より、ライン期間Tlineをカラー/モノクロなどの読取動作モードごとにそれぞれ異なる値に設定している場合、ΔVが変化することがわかる。また、クランプ期間Tclpを読取動作モードごとに異なる値に設定している場合も、ΔVが変化することがわかる。これが読取動作モードを変更すると画像信号のオフセットレベルが変動する要因である。
ところで、式(1)は、
ΔV = Ilk×Ron×α
として表すことができる。すなわち、αはライン期間Tlineとクランプ期間Tclpとの比率(クランプ率)である。
また、読取動作モードに応じたライン期間とクランプ期間の比率は、
αM = Tline M/Tclp M
である。Mは、各読取動作モードを示すものである。
このようなクランプ率αの値は、前述したように、各読取動作モード(カラー読取りモードやモノクロ読取りモード等)によって変動することになる。言い換えれば、クランプ率αの値が変動しなければΔVも変動することはない。
そこで、本実施の形態においては、従来においては読取動作モード毎に変動してしまっていた電位差ΔVを全ての読取動作モードを通じて一定にするように、クランプ率一定部21にてクランプ率αの値が変動しないようにすることによって黒レベルの変動を抑えるようにしたものである。すなわち、クランプ期間Tclpは、読取動作モード毎にクランプ率αが変動しないように、イメージスキャナ1の読取り速度(要求仕様)にしたがって読取動作モードごとに予め設定されているライン期間Tlineとの関係において決まるようになっている。この点について、以下に詳述する。
図9は、クランプ率一定部21におけるクランプ率一定処理の流れを示すフローチャートである。クランプ率一定処理は、概略的には、工場出荷時等までに予め読取動作モード毎にクランプ率αが変動しないようなパラメータ(クランプ期間Tclpおよびライン期間Tline)をテーブルT1に格納する処理である。図9に示すように、クランプ率一定部21は、イメージスキャナ1の読取り速度(要求仕様)に関係して予め決められている各読取動作モードのライン期間TlineをテーブルT1から取得し(ステップS1)、各読取動作モードのクランプ期間Tclpを算出して(ステップS2)、クランプ期間Tclpおよびライン期間TlineをテーブルT1に格納する(ステップS3)。
ここで、ステップS2における各読取動作モードのクランプ期間Tclpの算出について説明する。各読取動作モードのクランプ期間Tclpの算出は、基準となる基準クランプ率αを予め決めておき、下記に示すような式に従う。
Tclp_1=Tline_1/α
Tclp_2=Tline_2/α
ここでは、Tline_1はカラー読取モードのライン期間、Tclp_1はカラー読取モードのクランプ期間、Tline_2はモノクロ読取モードのライン期間、Tclp_2はモノクロ読取モードのクランプ期間である。
なお、上記では、イメージスキャナ1の読取り速度(要求仕様)に関係して予め決められている各読取動作モードのライン期間Tline(Tline_1やTline_2)をテーブルT1から取得してそのまま算出に使用するようにしたが、これに限るものではなく、基準クランプ率αが変動しないことを条件に、Tline_1やTline_2を変更してクランプ期間Tclp(Tclp_1やTclp_2)を算出するようにしても良い。
このように本実施の形態によれば、クランプ期間とライン期間との比率を示すクランプ率を、全ての読取動作モードを通じて一定とすることにより、従来は読取動作モード毎に変動してしまっていた電位差ΔVを全ての読取動作モードを通じて一定にすることができ、黒レベルの変動を抑えることができるので、読取動作モードが変更されたとしても出力画像の黒レベルを一定にすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を図10に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、情報処理装置としてデジタル複写機41への適用例を示す。
図10は、本発明の第2の実施の形態にかかるデジタル複写機31の概略構成を示すブロック図である。このデジタル複写機41は、前述した第1の実施の形態のような構成のイメージスキャナ1と、このイメージスキャナ1で読み取ったデジタル画像データに基づいて用紙上に画像の形成を行う画像形成装置であるプリンタ42と、当該デジタル複写機41を制御する制御部43とからなる。
このような構成により、クランプ率一定部21にてクランプ期間とライン期間との比率を示すクランプ率を、全ての読取動作モードを通じて一定とすることによって黒レベルの変動が抑えられたデジタル画像データがプリンタ42に出力されるので、プリンタ42での出力画像における黒濃度のばらつきを防止することができる。
なお、プリンタ42の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など種々の方式を用いることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるイメージスキャナの概略構成を示す縦断正面図である。 信号処理基板上に搭載された信号処理回路を概略的に示すブロック図である。 クランプ回路の構成を示す回路図である。 画像信号とクランプパルスとの関係を示すタイミングチャートである。 クランプ期間とライン期間とを読取動作モード毎に設定するテーブルを示す模式図である。 VinとVclpとの電位差を示す説明図である。 クランプ信号ネゲート時におけるクランプ回路の等価回路を示す回路図である。 クランプ信号アサート時におけるクランプ回路の等価回路を示す回路図である。 クランプ率一定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるデジタル複写機の概略構成を示すブロック図である。 クランプ回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 画像読取装置
21 クランプ率一定手段
41 画像形成装置
42 情報処理装置

Claims (7)

  1. 原稿からの反射光を受光したときの光量に応じて出力されるアナログ画像信号の絶対黒基準となる黒レベルを一定値にするクランプ処理を施す画像読取装置において、
    前記クランプ処理を施す期間であるクランプ期間と副走査方向1ラインの読取期間である副走査方向ライン期間との少なくともいずれか一方を読取動作モード毎に変更可能とし、前記クランプ期間と前記ライン期間との比率を示すクランプ率を全ての読取動作モードを通じて一定とするクランプ率一定手段を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、
    前記クランプ率一定手段は、前記クランプ期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、
    前記クランプ率一定手段は、前記クランプ期間および前記ライン期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一記載の画像読取装置と、
    この画像読取装置で読み取った画像データに基づいて用紙上に画像の形成を行う画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 原稿からの反射光を受光したときの光量に応じて出力されるアナログ画像信号の絶対黒基準となる黒レベルを一定値にするクランプ処理を施す画像読取装置を制御するコンピュータを動作させるプログラムであって、
    前記クランプ処理を施す期間であるクランプ期間と副走査方向1ラインの読取期間である副走査方向ライン期間との少なくともいずれか一方を読取動作モード毎に変更可能とし、前記クランプ期間と前記ライン期間との比率を示すクランプ率を全ての読取動作モードを通じて一定とするクランプ率一定機能を前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、
    前記クランプ率一定機能は、前記クランプ期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする、
    ことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
  7. 前記ライン期間は前記各読取動作モード毎に予め設定されており、
    前記クランプ率一定機能は、前記クランプ期間および前記ライン期間を変更することにより、前記読取動作モード毎の前記クランプ率を一定とする、
    ことを特徴とする請求項5記載のプログラム。
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