JP4616973B2 - 燃料インジェクタのための圧力スワール発生器 - Google Patents
燃料インジェクタのための圧力スワール発生器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4616973B2 JP4616973B2 JP2000243221A JP2000243221A JP4616973B2 JP 4616973 B2 JP4616973 B2 JP 4616973B2 JP 2000243221 A JP2000243221 A JP 2000243221A JP 2000243221 A JP2000243221 A JP 2000243221A JP 4616973 B2 JP4616973 B2 JP 4616973B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outlet
- fuel
- inlet
- circular
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0625—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
- F02M51/0664—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
- F02M51/0671—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0625—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/04—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
- F02M61/10—Other injectors with elongated valve bodies, i.e. of needle-valve type
- F02M61/12—Other injectors with elongated valve bodies, i.e. of needle-valve type characterised by the provision of guiding or centring means for valve bodies
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/162—Means to impart a whirling motion to fuel upstream or near discharging orifices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して燃料インジェクタ、特に高圧直接噴射燃料インジェクタに関する。より具体的には、圧力スワール発生器を有する高圧直接噴射式燃料インジェクタに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、燃料インジェクタのスワール発生器における流量を調節するための装置及び方法を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、燃料インジェクタであって、弁体を備えており、この弁体が、入口と、出口と、入口から出口へ軸方向に延びた燃料通路とを有しているものを提供する。弁体の入口近傍には可動子が配置されている。ニードル弁が可動子に作用結合されている。弁座が弁体の出口近傍に配置されている。スワール発生器が弁体に配置されており、このスワール発生器により燃料が弁座において渦パターンを形成する。
【0004】
スワール発生器は有利には2つの平らなディスクを有している。一方のディスクは、スワール発生ディスクであり、中央の開口から接線方向に延びた少なくとも1つのスロットを有している。他方のディスクは、平らなガイドディスクであり、周縁と、中央開口と、周縁と中央開口との間に設けられた少なくとも1つの燃料通路開口とを有している。平らなガイドディスクは、第1の面と、平らなスワール発生ディスクに隣接した第2の面と、ガイド開口と、第1の面と第2の面との間に延びた壁部を有する少なくとも1つの燃料通路とを有している。壁部は、入口と、出口と、入口と出口との間の移行領域とを有しており、この移行領域は、少なくとも1つの通路の横断面積を規定している。入口は第1の面の近傍に位置している。出口は第2の面の近傍に位置している。移行領域は、移行領域が壁部の出口に接近するに従い少なくとも1つの燃料通路の横断面積が増大するように形成されている。
【0005】
有利な実施例では、移行領域は、入口近傍の入口区分と、出口近傍の出口区分とを有している。出口区分は、壁部の斜面であるか、又は壁部のアーチ状の面である。入口区分は、第1の面に対してほぼ垂直な、壁部の線形の面である。
【0006】
有利には、平らなガイドディスクは、第1の面と第2の面とに対して共通の周縁を有しており、少なくとも1つの通路がガイド開口と周縁との間に設けられている。周縁と、ガイド開口と、壁部の入口と、壁部の出口とのそれぞれは、ほぼ円形の輪郭を有している。少なくとも1つの通路は、複数の通路から成っており、弁座は、燃料出口通路を有しており、ニードル弁は、燃料出口通路の面と係合して、弁座を通る燃料流を遮断する。
【0007】
本発明は、燃料インジェクタであって、弁体を有しており、この弁体が、入口と、出口と、入口から出口にまで軸方向に延びた燃料通路とを有しているものをも提供する。可動子が弁体の入口近傍に配置されている。ニードル弁が可動子に作用結合されている。弁座が弁体の出口近傍に配置されている。平らなスワール発生ディスクが弁座に隣接している。平らなスワール発生ディスクは、中央開口から接線方向に延びた複数のスロットを有している。平らなガイドディスクは、第1の面と、平らなスワール発生ディスクに隣接した第2の面と、第1の面と第2の面とに共通の円形の周縁と、円形のガイド開口と、円形のガイド開口と円形の周縁との間に配置された複数の円形の通路とを有している。
【0008】
複数の円形の燃料通路は、円形のガイド開口の周囲に均等に分配されており、平らなスワール発生ディスクの個々のスロットと整合している。複数の燃料通路のそれぞれは、第1の面と第2の面との間に延びた壁部を有している。この壁部は、第1の直径を有する円形の入口と、第2の直径を有する円形の出口とを有している。第2の直径は、第1の直径よりも大きい。
【0009】
本発明は、燃料インジェクタの圧力スワール発生器内の流量を調整する方法をも提供する。燃料インジェクタは、入口から出口にまで軸方向に延びた燃料通路を有する弁体と;弁体の入口近傍に配置された可動子と;可動子に作用結合されたニードル弁と;弁体の出口近傍に配置された弁座と;弁座に隣接した平らなスワールディスクと;ニードル弁をガイドするガイド部材とを有している。前記方法は、弁体の燃料通路から弁座へ流れる燃料の方向を徐々に変化させるように形成された面を有するガイド部材を提供し、このガイド部材を平らなスワール発生ディスクの近傍に配置することによって達成することができる。
【0010】
方法の有利な実施例では、ガイド部材は平らなガイドディスクであり、面は、平らなスワール発生ディスクの第1の面と第2の面との間に延びた通路を形成した壁部の表面である。壁部の表面は、第1の面近傍の入口と第2の面近傍の出口との間に延びた移行領域を提供する。移行領域は、出口の横断面積が入口の横断面積よりも大きくなるように、第2の表面を形成することによって形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1には、有利な実施例の燃料インジェクタ、特に高圧直接噴射燃料インジェクタの典型的な実施例が示されている。燃料インジェクタ10は、金属製のハウジング部材14を包囲した、成形プラスチック部材12を有している。一列を成した燃料フィルタ18と調整可能な燃料入口管20とを備えた燃料入口は、成形プラスチック部材12と金属ハウジング部材14との内部に配置されている。調整可能な燃料入口管20は、燃料入口16に固定される前には、長手方向に調整可能でありこれにより可動子バイアスばね22の長さを変化させる。可動子バイアスばね22は、燃料インジェクタ10内の流体の流れを調整する。成形プラスチック部材12はコネクタ24をも支持しており、このコネクタ24は、燃料インジェクタ10を、外部電源、例えば電子制御ユニット(ECU、図示せず)に接続させている。Oリング26が燃料入口16に設けられており、これにより燃料入口16を燃料供給部材、例えば燃料レール(図示せず)にシールして結合させている。
【0012】
金属製のハウジング部材14は巻き体28とソレノイドコイル30とを包囲している。ソレノイドコイル30はコネクタ24に作用接続されている。入口管16の、巻き体28及びソレノイドコイル30に近い部分32は固定子として働く。可動子24は、弁体シェル36と弁体38とによって入口管16と軸方向で整合させられている。
【0013】
弁体38は弁体シェル36内に配置されている。可動子ガイドアイレット40は弁体の入口に配置されている。軸方向に延びた燃料通路42は弁体の入口44を弁体38の出口46に接続させている。弁座50は弁体の出口46の近傍に配置されている。燃料は、燃料供給部材(図示せず)から、燃料入口16、可動子燃料通路52及び弁体燃料通路42を通って流れ、弁座燃料出口通路54から流出する。
【0014】
可動子の燃料通路52は弁体38の燃料通路42と軸方向で整合している。燃料は可動子の燃料通路52から1対の横方向ポート56を通って流出し、弁体38の入口44に流入する。可動子34は、固定子として働く入口管16の部分32に磁気的に接続されている。可動子34は可動子ガイドアイレット40によってガイドされており、ソレノイドコイル30によって生じる電磁力に応答して弁体の長手方向軸線58に沿って軸方向に往復動する。電磁力は、ECUからコネクタ24を通って巻き体28に巻き付けられたソレノイドコイル30の端部にまで流れる電流によって生ぜしめられる。ニードル弁60は可動子に作用結合されており、弁座の燃料出口通路54を開閉させるように働き、これにより燃料インジェクタ10からの燃料の流出を許容したり遮断したりする。
【0015】
弁座50は、弁体38の出口46の近傍に位置決めされている。弁体38の圧着された端部区分64は弁座50に係合しており、溶接接合部66が弁体38と弁座50とを固定しかつシールしている。スワール発生器70が弁体38の燃料通路42において弁座50の上流に配置されている。スワール発生器70により燃料は弁座50においてスワールパターンを生ぜしめる。スワール発生器70は有利には図2に示したように1対の平らなディスク、すなわちガイドディスク72と、スワール発生ディスク74とを有している。
【0016】
ガイドディスク72は図3に示したように、縁部76と、中央開口78と、縁部76と中央開口78との間に設けられた少なくとも1つの燃料通路80とを有している。中央開口78は、ニードル弁60が燃料出口通路54の面と係合して弁座を通る燃料流を遮断する場合にニードル弁60をガイドする。少なくとも1つの燃料通路80は有利には燃料をスワール発生ディスク74へ案内する複数の燃料通路80である。スワール発生ディスク74は図4に示したように複数のスロット82を有しており、これらのスロットは、ガイドディスク72に設けられた複数の燃料通路80に対応している。各スロット82は接線方向に中央開口84から個々の燃料通路開口86に向かって延びており、かつ平らなガイドディスク72の燃料通路80からスワール発生ディスク74を通って流れる燃料のための接線方向の燃料流路を提供する。
【0017】
平らなガイドディスク72は図2Aに示したように第1の面90と第2の面92とを有している。第2の面92は平らなスワール発生ディスク74に隣接して配置されている。各燃料通路80は平らなガイドディスク72の第1の表面90と第2の面92との間に延びた壁部94を有している。壁部94は、入口96と、出口98と、入口96と出口98との間の移行領域100とを有している。
【0018】
壁部94の入口96は第1の面90の近傍に配置されている。壁部94の出口98は第2の面92の近傍に配置されている。移行領域100は壁部94の表面によって提供されている。移行領域100は燃料通路80の横断面積を規定している。壁部94の表面は、弁体38の燃料通路42から平らなスワール発生ディスク74へ流れる燃料の方向を徐々に変化させるように形成されている。徐々に流れの方向を変化させるために、壁部94の表面は有利には燃料流路内の先鋭な部分が回避又は最小化されるように形成されている。壁部94の表面は、壁部94の出口98に近付くに従って増大する断面積を有する移行領域100を提供している。
【0019】
移行領域100は入口96近傍の入口区分102と、出口98近傍の出口区分104とを有している。出口区分104は、有利には、壁部94の傾斜した面又は壁部94のアーチ状の面である。有利には、壁部94の傾斜した面は第2の面92と鋭角を形成し、壁部94のアーチ状の面は、壁部94の入口区分102と出口98との間の曲率半径を形成する。入口区分102は、有利には1の面90に対してほぼ垂直な、壁部94の線形の面である。
【0020】
有利な実施例においては、周囲76、ガイド開口78、壁部94の入口96、壁部94の出口98はそれぞれ、ほぼ円形の輪郭を有している。これにより、平らなガイドディスク72は有利には、第1の面90と第2の面92とに共通の円形の縁部76、円形のガイド開口78、円形のガイド開口78と円形の縁部76との間に配置された複数の円形の通路80、及び円形のガイド開口の周囲に均等に配分された複数の円形の燃料通路80を有している。複数の円形の燃料通路80はそれぞれ、円形の入口96と円形の出口98とを備えた壁部94を有している。円形の入口96は第1の直径D1を有しており、円形の出口98は第2の直径D2を有している。円形の出口98の第2の直径D2は,円形の入口96の第1の直径D1よりも大きい。
【0021】
第1の直径D1と第2の直径D2との寸法の差は、有利には、均一な移行領域100を有することによって得られる。例えば、出口区分104を提供する斜めの又はアーチ状の面と、入口区分102を提供する線形の面とは、ほぼ同一に、通路80の中心軸線を中心に配置されている。有利な実施例の出口区分102と入口区分104との輪郭により、移行領域100が壁部94の出口98に接近するに従い、移行領域100によって規定される横断面積が増大する。横断面面積の増大は、有利な実施例のような線形の面とは異なる入口区分102を用いて得ることもできる。特に、入口区分102は、有利な出口区分104に類似であるが位置が変化させられているが、壁部94の斜めの又はアーチ状の面であることもできる。斜めの又はアーチ状の面である入口区分102及び出口区分104をそれぞれ用いる場合、移行領域100は、壁部94の線形の面である中間区分を、入口区分102と出口区分104との間に有していることが望ましく、これにより燃料の流れ方向が徐々に変化させられる。
【0022】
均一な移行領域100が有利であるが、中心軸線を中心にして不均一な輪郭を有する移行領域100を使用することができる。不均一な輪郭は、通路80の壁部94が、弁体の燃料通路から弁座にまで流れる燃料の方向を徐々に変化させるように配置されていることが望ましい。このように徐々に流れ方向を変化させるために、移行領域100は例えば、燃料通路の中心軸線から見て、中心開口78に最も近い方の一方の側に配置された壁部94の斜めの又はアーチ状の面を有し、中心軸線の他方の側に壁部94の線形の面を有するような出口区分104を有することができる。不均一な移行領域100により、移行領域100が壁部94の出口98に接近するに従い、移行領域100によって規定された横断面を増大させており、これにより燃料の流れ方向が徐々に変化させられる。
【0023】
本発明は燃料インジェクタの圧力スワール発生器内の流量を調整する方法をも提供する。燃料インジェクタは、入口から出口にまで軸方向に延びた燃料通路を有する弁体と、弁体の入口近傍に配置された可動子と、可動子に作用結合されたニードル弁と、弁体の出口近傍に配置された弁座と、弁座に隣接した平らなスワールディスクと、ニードル弁をガイドするガイド部材とを有している。前記方法は、ガイド部材に、弁体の燃料通路から弁座にまで流れる燃料の方向を徐々に変化させるように形成された面を提供し、このガイド部材平らなスワール発生ディスクの近傍に配置することにより達成することができる。
【0024】
方法の有利な実施例においては、ガイド部材は平らなガイドディスクであり、面は、第1の面90と第2の面92との間に延びた通路80の壁部94によって提供されている。壁部94は、第1の面90近傍の入口96と第2の面92近傍の出口98との間に延びた移行領域100を有している。移行領域100は、第2の面92を成形することにより形成され、これにより出口98の横断面積は入口96の横断面よりも大きい。
【0025】
図5は、平らなガイドディスクの第2の面92が成形される、すなわち円錐状に面取りされる深さと、有利な実施例の燃料インジェクタを通る静的流量との典型的な関係の計算流体動的(CFD)シミュレーションを示している。成形の深さが増大するに従い、最大流量が得られるまで静的流量が増大する。したがって、第2の面を種々異なる深さに成形することにより、目的とする適用例に対し種々異なる流量を得かつ調整することができる。有利な平らなガイドディスクは、約0.44mmの軸方向厚さを有しており、第1の面90近傍の入口96の直径は約1.0mmである。成形する前には、第2の面92近傍の出口98は、第1の面90近傍の入口96の直径にほぼ等しい直径を有している。第2の面92を成形した後、出口98は、第1の面90近傍の入口96の第1の直径D1よりも大きな第2の直径D2を有している。例えば、図5に示したように、第2の面92が成形されて、静的流量の最も大きな増大を達成した場合、150μmの成形深さであり、第2の直径D2は第2の直径D1よりも約15%大きい。第2の直径D2のこの増大は、燃料の流れ方向を徐々に変化させるように形成された面を有する壁部94の移行領域100を用いることによって達成され、静的流量の約5%の増大を生ぜしめるCFD計算を生ぜしめる。燃料インジェクタの有利な実施例の実際のハードウェア試験においては、静的流量は10%増大した。
【0026】
以上のように本発明を特定の有利な実施例を引用して開示したが、本発明の範囲を逸脱することなしに、記載した実施例に多数の変更を行うことが可能であり、本発明の範囲は添付の請求項及び同等のものに規定されている。すなわち、本発明は、記載した実施例に限定されるものではなく、請求項の文言により規定される完全な範囲を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】長手方向軸線に沿って見た燃料インジェクタの縦断面図である。
【図2】図1に示した燃料インジェクタの弁座部分を示す拡大縦断面図である。
【図2A】図2に示したスワール発生部材の一部を示す部分的な拡大縦断面図である。
【図3】図1及び図2に示した燃料インジェクタのスワール発生部材を示す平面図である。
【図4】図1及び図2に示した燃料インジェクタのスワール発生部材を示す平面図である。
【図5】図1及び図2に示した燃料インジェクタの静的流量の関係の計算流体動的シミュレーションのグラフである。
【符号の説明】
10 インジェクタ、 12 成形プラスチック部材、 14 ハウジング部材、 16 燃料入口、 18 燃料フィルタ、 20 燃料入口管、 22 可動子バイアスばね、 24 コネクタ、 26 Oリング、 28 巻き体、30 ソレノイドコイル、 32 部分、 34 可動子、 36 弁体シェル、 38 弁体、40 ガイドアイレット、 42 通路、 44 入口、 50 弁座、 52 可動子燃料通路、 54 弁座燃料出口通路、 56 横方向ポート、 58 長手方向軸線、 60 ニードル弁、 64 端部区分、66 溶接接合部、 70 スワール発生器、 74 スワール発生ディスク、 76 縁部、 78 中心開口、 80 燃料通路、 82 スロット、 84 中心開口、 86 燃料通路開口、 90 第1の面、 92 第2の面、 94 壁部、 96 入口、 98 出口、 100 移行領域、 102入口区分、 104 出口区分、 D1 第1の直径、 D2 第2の直径
Claims (5)
- 燃料インジェクタにおいて、
弁体が設けられており、該弁体が、入口と、出口と、入口から出口にまで軸方向に延びた燃料通路とを有しており、
弁体の入口近傍における可動子と、
該可動子に作用結合されたニードル弁と、
弁体の出口近傍における弁座と、
該弁座に隣接した平らなスワール発生ディスクとが設けられており、該平らなスワール発生ディスクが、中央開口から接線方向に延びた少なくとも1つのスロットを有しており、
平らなガイドディスクが設けられており、該ガイドディスクが、第1の面と、前記平らなスワール発生ディスクに隣接した第2の面と、ガイド開口と、第1の面と第2の面との間に延びた壁部を有する少なくとも1つの燃料通路とを有しており、前記壁部が、入口と、出口と、入口と出口との間の移行領域とを有しており、該移行領域が、少なくとも1つの燃料通路の横断面積を規定しており、前記入口が第1の面の近傍に位置し、前記出口が第2の面の近傍に位置しており、前記移行領域が、該移行領域が壁部の出口に接近するに従い少なくとも1つの燃料通路の横断面積が増大するように形成されており、前記移行領域が、入口近傍の入口区分と、出口近傍の出口区分とを有しており、前記出口区分が、壁部の斜めの面又は壁部のアーチ状の面の少なくとも一方を有しており、前記入口区分が、第1の面に対してほぼ垂直な、壁部の面を有しており、前記平らなガイドディスクがさらに縁部を有しており、前記少なくとも1つの燃料通路が、ガイド開口と縁部との間に配置されていることを特徴とする、燃料インジェクタ。 - 縁部と、ガイド開口と、壁部の入口と、壁部の出口とがそれぞれ、ほぼ円形の輪郭を有している、請求項1記載の燃料インジェクタ。
- 複数の燃料通路が設けられている、請求項2記載の燃料インジェクタ。
- 前記弁座が燃料出口通路を有しており、前記ニードル弁が、燃料出口通路の面と係合して、弁座を通る燃料流を遮断するようになっている、請求項3記載の燃料インジェクタ。
- 燃料インジェクタにおいて、
弁体が設けられており、該弁体が、入口と、出口と、入口から出口にまで軸方向に延びた燃料通路とを有しており、
弁体の入口近傍における可動子と、
該可動子に作用結合されたニードル弁と、
弁体の出口近傍における弁座と、
該弁座に隣接した平らなスワール発生ディスクとが設けられており、該平らなスワール発生ディスクが、中央開口から接線方向に延びた複数のスロットを有しており、
平らなガイドディスクが設けられており、該ガイドディスクが、第1の面と、前記平らなスワール発生ディスクに隣接した第2の面と、円形の縁部と、円形のガイド開口と、該円形のガイド開口と円形の縁部との間に配置された複数の円形の燃料通路とを有しており、該複数の円形の燃料通路が、円形のガイド開口の周囲に均一に分配されておりかつ平らなスワール発生ディスクの個々のスロットと整合しており、前記複数の燃料通路がそれぞれ、第1の面と第2の面との間に延びた壁部を有しており、該壁部が、第1の直径を有する円形の入口と、第2の直径を有する円形の出口とを有しており、第2の直径が第1の直径よりも大きいことを特徴とする、燃料インジェクタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/370,848 US6179227B1 (en) | 1997-02-06 | 1999-08-10 | Pressure swirl generator for a fuel injector |
US09/370848 | 1999-08-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001082297A JP2001082297A (ja) | 2001-03-27 |
JP4616973B2 true JP4616973B2 (ja) | 2011-01-19 |
Family
ID=23461444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000243221A Expired - Fee Related JP4616973B2 (ja) | 1999-08-10 | 2000-08-10 | 燃料インジェクタのための圧力スワール発生器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6179227B1 (ja) |
EP (1) | EP1076175B1 (ja) |
JP (1) | JP4616973B2 (ja) |
DE (1) | DE60016849T2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6125818A (en) * | 1997-03-19 | 2000-10-03 | Hiatchi, Ltd. | Fuel injector and internal combustion engine having the same |
JP3651338B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2005-05-25 | 株式会社日立製作所 | 筒内燃料噴射弁およびこれを搭載した内燃機関 |
US6481646B1 (en) * | 2000-09-18 | 2002-11-19 | Siemens Automotive Corporation | Solenoid actuated fuel injector |
DE10049034B4 (de) * | 2000-10-04 | 2005-08-04 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil |
DE10060435A1 (de) * | 2000-12-05 | 2002-06-13 | Bosch Gmbh Robert | Brennstoffeinspritzventil |
ITBO20010482A1 (it) * | 2001-07-27 | 2003-01-27 | Magneti Marelli Powertrain Spa | Corpo valvola per un iniettore di carburante |
US6783085B2 (en) * | 2002-01-31 | 2004-08-31 | Visteon Global Technologies, Inc. | Fuel injector swirl nozzle assembly |
ITBO20020360A1 (it) | 2002-06-07 | 2003-12-09 | Magneti Marelli Powertrain Spa | Iniettore di carburante per un motore a combustione interna con polverizzazione multiforo |
ITBO20020359A1 (it) * | 2002-06-07 | 2003-12-09 | Magneti Marelli Powertrain Spa | Metodo di pilotaggio di un iniettore di carburante con legge di comando differenziata in funzione del tempo di iniezione |
US6899290B2 (en) * | 2002-06-24 | 2005-05-31 | Delphi Technologies, Inc. | Fuel swirler plate for a fuel injector |
EP1482170B1 (en) * | 2003-05-26 | 2008-04-09 | VDO Automotive AG | Injection nozzle with an improved injection function and method for producing an injection nozzle |
DE602007013891D1 (de) * | 2007-08-06 | 2011-05-26 | Continental Automotive Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Zusammenstellung einer Ventilnadel und einer Ventilsitzanordnung eines Einspritzventils |
WO2013018135A1 (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射弁 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999010649A1 (de) * | 1997-08-22 | 1999-03-04 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2273830A (en) | 1940-11-29 | 1942-02-24 | Ralph C Brierly | Method of making nozzle sprayer plates |
JPS52100418U (ja) | 1976-01-28 | 1977-07-29 | ||
DE3314899A1 (de) | 1983-04-25 | 1984-10-25 | Mesenich, Gerhard, Dipl.-Ing., 4630 Bochum | Federanordnung mit zusatzmasse zur verbesserung des dynamischen verhaltens von elektromagnetsystemen |
US4643359A (en) | 1985-03-19 | 1987-02-17 | Allied Corporation | Mini injector valve |
US4887769A (en) * | 1987-06-26 | 1989-12-19 | Hitachi, Ltd. | Electromagnetic fuel injection valve |
JPH0241973A (ja) | 1988-07-30 | 1990-02-13 | Chigusa Sakudo Kk | 単軌条運搬車の乗用台車 |
US5114077A (en) | 1990-12-12 | 1992-05-19 | Siemens Automotive L.P. | Fuel injector end cap |
US5409169A (en) * | 1991-06-19 | 1995-04-25 | Hitachi America, Ltd. | Air-assist fuel injection system |
US5207384A (en) | 1991-09-18 | 1993-05-04 | Siemens Automotive L.P. | Swirl generator for an injector |
US5174505A (en) * | 1991-11-01 | 1992-12-29 | Siemens Automotive L.P. | Air assist atomizer for fuel injector |
US5271563A (en) | 1992-12-18 | 1993-12-21 | Chrysler Corporation | Fuel injector with a narrow annular space fuel chamber |
US5435884A (en) * | 1993-09-30 | 1995-07-25 | Parker-Hannifin Corporation | Spray nozzle and method of manufacturing same |
JP3440534B2 (ja) | 1994-03-03 | 2003-08-25 | 株式会社デンソー | 流体噴射ノズル |
US5462231A (en) | 1994-08-18 | 1995-10-31 | Siemens Automotive L.P. | Coil for small diameter welded fuel injector |
US5494224A (en) | 1994-08-18 | 1996-02-27 | Siemens Automotive L.P. | Flow area armature for fuel injector |
US5625946A (en) | 1995-05-19 | 1997-05-06 | Siemens Automotive Corporation | Armature guide for an electromechanical fuel injector and method of assembly |
JP3329998B2 (ja) | 1995-10-17 | 2002-09-30 | 三菱電機株式会社 | 筒内噴射用燃料噴射弁 |
US5678767A (en) * | 1996-03-14 | 1997-10-21 | Siemens Automotive Corporation | Fuel injector with contaminant deflector |
US5730367A (en) * | 1996-07-26 | 1998-03-24 | Siemens Automotive Corporation | Fuel injector with air bubble/fuel dispersion prior to injection and methods of operation |
JP3473884B2 (ja) | 1996-07-29 | 2003-12-08 | 三菱電機株式会社 | 燃料噴射弁 |
US5875972A (en) * | 1997-02-06 | 1999-03-02 | Siemens Automotive Corporation | Swirl generator in a fuel injector |
DE19736684A1 (de) | 1997-08-22 | 1999-02-25 | Bosch Gmbh Robert | Brennstoffeinspritzventil |
-
1999
- 1999-08-10 US US09/370,848 patent/US6179227B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-06-13 DE DE60016849T patent/DE60016849T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-06-13 EP EP00112507A patent/EP1076175B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-10 JP JP2000243221A patent/JP4616973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999010649A1 (de) * | 1997-08-22 | 1999-03-04 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1076175B1 (en) | 2004-12-22 |
DE60016849T2 (de) | 2005-06-16 |
JP2001082297A (ja) | 2001-03-27 |
EP1076175A1 (en) | 2001-02-14 |
DE60016849D1 (de) | 2005-01-27 |
US6179227B1 (en) | 2001-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4616973B2 (ja) | 燃料インジェクタのための圧力スワール発生器 | |
US6257496B1 (en) | Fuel injector having an integrated seat and swirl generator | |
KR100431766B1 (ko) | 전이영역을 구비한 연료 인젝터 | |
US10634105B2 (en) | Fuel injection valve | |
JP3847564B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2004510913A (ja) | 燃料噴射弁 | |
US9322375B2 (en) | Fuel injection valve | |
US9541048B2 (en) | Fuel injection valve | |
CN107191671A (zh) | 流量调节器单元 | |
JP5875442B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
GB2144827A (en) | Electromagnetic valve | |
JP2007507638A (ja) | 圧印シールバンドを有する噴射器シール | |
WO2014175112A1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
US20140251264A1 (en) | Fuel Injection Valve | |
JP3182057B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
US6279844B1 (en) | Fuel injector having fault tolerant connection | |
US6202936B1 (en) | Fuel injector having a flat disk swirl generator | |
US6523759B1 (en) | Adjustable anti-bounce armature disk | |
CN108644389A (zh) | 受控制动器电磁阀 | |
JP3809968B2 (ja) | ダイヤフラム弁 | |
JP2013050066A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6239317B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2014025365A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JPS62162768A (ja) | 燃料噴射弁 | |
KR20240026083A (ko) | 유체 제어 밸브 및 유체 제어 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091106 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100208 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100212 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100308 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100311 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100903 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100924 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |