JP4614766B2 - モータ駆動制御 - Google Patents

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Description

本発明は、電気モータ制御に関し、具体的には、多相ブラシレスモータのパルス幅変調(PWM)制御に関する。
電気モータを制御するために、固定子に対して回転する際の回転子の位置を決定し、その結果、モータ巻線を通る電流を制御して、所望のトルクを作る必要がある。これは、専用の位置センサを使用して、または位置センサレス制御方式を使用して他のパラメータから位置を推定することによって、達成することができる。
位置センサレス制御方式では、回転子位置を測定する位置センサを、コントローラの位置推定量アルゴリズムに置換することによって、システムコストを下げる。このアルゴリズムは、印加される相電圧または線−線電圧、測定された相電圧、およびモータ駆動システムのモデルの知識を使用して回転子の位置を決定する。
センサレス制御を実施する多数の既知の技法があるが、これらは、2つの広いカテゴリに分類される。最も確立されたカテゴリは、逆起電力検出アルゴリズムであり、これは、低速からモータの最高速度までのモータ位置の検出に適する。逆起電力検出アルゴリズムでは、印加される電圧および測定された電圧の既知の値を与えられたモータのモデルを使用し、これらの値によって、回転子逆起電力を、したがって回転子の位置を堅牢に決定できるようになる。しかし、このアルゴリズムは、ゼロ速度で検出される逆起電力がないので、ゼロ速度で位置を検出することができない。
第2のカテゴリは、電圧注入技法であり、これは、低速時および停止時に回転子位置を決定することを可能にするために、最近に現れた技法である。電圧注入アルゴリズムでは、既知の電圧信号が、普通に印加される相電圧に重畳される。この電圧信号によって誘導される電流の変化の速度が測定され、その相巻線の瞬時インダクタンスを決定できるようになる。3つのすべての相の瞬時インダクタンスを計算することによって、位置に対するインダクタンス変動の単純なモデルに基づいて、回転子の位置を決定することが可能になる。このインダクタンス変動は、回転子突極性、回転子場に起因する固定子歯チップの局所化された飽和のいずれか、またはこの両方の組合せによって引き起こされる傾向がある。注入される電圧信号は、有用な動かすトルクを作らないので、巻線での最大の「有用な」電圧を減らす。モータの電力出力を傷付けないようにするために、電圧注入技法は、逆起電力技法と組み合わせて使用される傾向がある。図1からわかるように、電圧注入技法は、ゼロから低速まで(低速は、通常は基底速度の10〜20%である)の位置情報を提供し、逆起電力技法は、低速から高速までの位置を提供する。
電圧注入技法の基礎になる原理は、次の通りである。正の電圧を、モータの1相に印加し、その結果の電流の変化の速度を測定する。次に、負の電圧を印加し、電流の変化率をもう一度測定する。印加された電圧および測定された電流の変化率から、未知の逆起電力項を除去し、その相の瞬時インダクタンスを決定することができる。3つのすべての相の瞬時インダクタンスを測定することによって、回転子の位置を決定することができる。
既知の波形の例を、図2に示す。この波形は、単一の相のインダクタンスを決定するのに使用される。テストパターン中に3回相電流をサンプリングして、電流の変化の立ち上がり速度および立ち下がり速度を決定する。テストパターンを印加するたびに、異なる相のインダクタンスを測定し、その結果、通常は数msの期間の後に、3つのすべての相のインダクタンスが既知になり、位置を決定することができる。
この技法に関して、明らかに、3つのすべてのインダクタンスを同時に測定することは不可能である。しかし、新しいインダクタンスを測定するたびに、新しい位置が計算される。この計算は、各相の最新のインダクタンス値に基づき、その結果、1つの相が非常に新しいインダクタンスの測定値を有するが、他の2つの相の値は、多少古くなる。
この技法は、ほどよく働き、モータパラメータの事前の知識なしで、比較的低い計算要件で位置を決定する能力などの長所を有する。しかし、明らかな短所がある。問題の1つは、インダクタンスが同時にサンプリングされないので、位置測定に多少の誤差が導入される。この誤差は、d軸またはq軸のいずれかのインダクタンスが動作条件に伴って急速に変化する場合(あるタイプの埋込み磁石モータがそうである)に悪化する。測定の間の遅延は、さらに、システムの位置応答に時間遅延を導入する。これによって、特にサーボ駆動システムで、駆動の動的能力が減り、これが問題になる可能性がある。
この手法に関する最大の問題は、音響雑音の生成である。1〜2msごとにPWMパターンに割り込むことによって、250〜500Hz範囲の強い音響トーンが作られる。そのようなシステムの実用的実証から、そのままでは、この雑音が、ほとんどの自動推進応用に許容不能であることが暗示される。
EP 0 856 937に、アクティブ固定子コイルの電流の変化の速度が、通常のPWMサイクル中に測定され、回転子位置の決定に使用されるモータ位置検出システムが開示されている。
本発明は、複数の相を含む多相ブラシレス電気モータの駆動システムであって、前記システムが、前記相のそれぞれにまたがって印加される相電圧を変更するように配置されたスイッチ手段を含む駆動回路と、前記モータの機械的出力を制御するために前記相電圧のPWM制御を提供するために前記スイッチ手段を制御し、テスト期間を含むようにPWM電圧パターンを制御し、前記テスト期間中の前記相の少なくとも1つの電流の変化の速度を決定し、前記相の少なくとも1つのインダクタンスをそれから決定し、これによって前記モータの回転位置を決定するように配置された制御手段とを含む駆動システムを提供する。
前記制御手段が、テスト期間の少なくとも1つの対を定義し、テスト期間の前記対の一方の前記相電圧が、テスト期間の前記対の他方の前記相電圧と反対になるようにし、前記制御手段が、テスト期間の前記対で測定された前記電流から、前記相の1つのインダクタンスを決定するように配置されることが好ましい。これは、テスト電圧が、ゼロの正味の影響を有し、出力を作る電圧を決定するアルゴリズムを、大きく変更する必要がないことを意味する。
通常、1つのPWM期間中に、電圧が逆転される期間は発生しない。というのは、これらが、駆動トルクに加算されないからである。したがって、通常は、電圧が必要な出力トルクを作っている出力作成期間に加えて、PWM期間内のさらなる期間として、テスト期間を加える必要がある。したがって、テスト期間は、通常は、出力作成期間の間に発生する。
テスト期間の前記対の両方が、同一のPWM期間に提供されることが好ましい。
前記制御手段を、単一のPWM期間に前記相のすべての前記インダクタンスを測定するように配置することができる。この場合に、前記制御手段が、必要なモータ出力を作るためのPWM期間内の複数の出力作成期間中の複数の導通状態および前記テスト期間中の複数の導通状態にスイッチング手段を切り替えるように配置され、前記テスト期間が、前記出力作成期間および前記テスト期間が前記PWM期間の全体を占めるのに十分に長い期間である。
代替案では、前記制御手段を、単一のPWM期間に前記相の一部だけの前記インダクタンスを測定するように配置することができ、たとえば、3つの相を有するモータについて、前記制御手段を、単一のPWM期間に前記相のうちの2つだけの前記インダクタンスを測定するように配置することができる。この場合に、前記モータのすべての位置について、前記PWM期間が非導通状態を含むようにするために、前記インダクタンスを測定できる3つの相から2対を選択することができ、前記制御手段が、1つのPWM期間に前記対の一方の前記インダクタンスを測定し、後続PWM期間に他方の対の前記インダクタンスを測定するように配置されることが好ましい。前記制御手段が、連続するPWM期間の相の前記対の間でインダクタンス測定を交番するように配置されることが好ましい。
もう1つの代替案で、前記制御手段を、1つのPWM期間に前記相の1つだけの前記インダクタンスを測定するように配置することができる。
前記制御手段が、複数のPWM期間にわたって前記相のすべての前記インダクタンスが測定されるようにするために、前記インダクタンスが測定される1つまたは複数の相を変更するように配置されることが好ましい。
前記制御手段が、少なくとも1つの相のインダクタンス測定を可能にするために第1PWM期間に第1PWMパターンを提供し、前記第1PWM期間に測定されない少なくとも1つの相のインダクタンス測定を可能にするために第2PWM期間に第2の異なるPWMパターンを提供し、前記第1期間と前記第2期間との間のPWM期間に少なくとも1つの中間PWMパターンを作るように配置され、前記中間パターンが、形状において前記第1パターンと前記第2パターンの間の中間であることが好ましい。これは、音響雑音を減らすのに役立つ可能性がある。前記制御手段が、前記中間PWM期間に前記相の前記インダクタンスを測定しないように配置される必要がある場合がある。
前記制御手段が、各PWM期間に前記モータの前記位置を決定するように配置されることが好ましい。便利なことに、前記制御手段を、前記相のそれぞれのインダクタンスの最後に測定された値を基礎として前記モータの前記位置を決定するように配置することができる。
いくつかの環境において、前記制御手段が、前記モータの回転中に発振する、前記相の1つの前記インダクタンスの平均値およびピーク値を決定し、その相の瞬時インダクタンスを測定し、前記インダクタンスの前記平均値、前記ピーク値、および前記瞬時値から前記モータの前記位置を決定するように配置されることが好ましい。この場合に、主電圧の同一の対から作ることができるすべての要求される電圧について、同一の2つの相の前記インダクタンスが測定され、前記要求される電圧が、主電圧の異なる対が必要になり、インダクタンスの異なる対が測定されるように変化する時に、前記相のすべての前記インダクタンスの最後に測定された値が、前記インダクタンスの前記平均値および前記ピーク値の決定に使用されることが好ましい。
システムが、前記テスト期間中に前記相の前記電流を測定するように配置された単一の電流センサをさらに含むことが好ましい。この場合に、前記制御手段が、前記電流センサを使用して各PWM期間に2つの相の前記電流の大きさを測定し、これによって前記相のすべての前記電流を決定するように配置されることが好ましい。さらに、前記テスト期間が、それぞれ、前記相の1つの前記電流の大きさを前記電流センサによって測定できるようにするのに十分に長いことが好ましい。
代替案では、このシステムに、それぞれがそれぞれの相電流を測定する複数の電流センサを含めることができる。
各PWM期間に1つの相インダクタンスだけが測定されるシステムについて、前記制御手段が、2つの導通状態の間で前記スイッチング手段を切り替えることによって作ることができる要求された電圧のグループを定義するように配置され、前記導通状態の少なくとも1つで必要な時間が、前記電流の前記大きさを測定できるようにするのに不十分であり、これらの要求される電圧が、0正味電圧のさらなるテスト期間と、前記相の1つの前記電流の前記大きさを測定できるようにするのに十分な長さを追加するのに不十分であることが好ましい。前記さらなるテスト期間が、同一のPWM期間でのみ追加されることが好ましい。前記相の1つの前記電流の前記大きさを測定できるようにするために、前記インダクタンス測定テスト期間および出力作成期間が一緒に1PWM期間内の2つの導通状態のそれぞれで十分な時間を提供しない時に限って、前記余分のテスト期間が追加されることがより好ましい。
システムが、電流センサと、前記電流センサからの出力を微分し、これによって前記相インダクタンスを測定するように配置された微分器とを含むことが好ましい。
本発明の好ましい実施形態を、例としてのみ添付図面を参照してこれから説明する。
システムの概要
図3を参照すると、例として、この例では、回転子の回りでNとSの間で交番する6つの極を提供するように配置されたたとえば6つの埋め込まれた磁石4を有する回転子2を含む3相ブラシレスモータ1が提供される。したがって、この回転子は、回転子の回りに均等な間隔の3つの直接軸またはd軸と、d軸の間に置かれた3つの直角軸またはq軸を確定する。d軸は、回転子からの磁束の線が半径方向にある、磁石4の磁極に位置合せされ、q軸は、d軸の間で間隔をあけられ、回転子からの磁束の線が接線方向にある。
固定子6に、3つの歯8A、8B、および8Cの3つのグループを有する9スロット銅巻線要素が含まれ、歯の各グループは、各相を形成する共通巻線を有する。したがって、回転子の1回転のそれぞれに3つの電気的サイクルがあり、各相の3つの歯8A、8B、および8Cは、必ず、互いに同一の電気的位置にある。
図2を参照すると、全般的に相A、B、およびCと指定される3つのモータ巻線12、および16が、スターネットワークで接続される。相巻線は、それぞれ固定子歯8A、8B、および8Cに巻き付けられる。各コイルの一端12a、14a、および16aが、個々の端子12c、14c、および16cに接続される。コイルの他端12b、14b、および16bは、一緒に接続されて、スターセンタ17を形成する。駆動回路に、3相ブリッジ18が含まれる。ブリッジの各アーム20、22、および24に、給電レール30およびグラウンド線32の間で直列に接続された頂部トランジスタ26および底部トランジスタ28の形のスイッチ対が含まれる。モータ巻線12、14、および16は、それぞれ、トランジスタ26および28の個々の相補対の間からタップされる。トランジスタ26および28は、コントローラ33によって制御された形でターンオンおよびターンオフされて、端子12c、14c、および16cのそれぞれに印加される電位のパルス幅変調をもたらし、これによって、巻線12、14、および16のそれぞれにまたがって印加される電位差を制御し、したがって、巻線を流れる電流を制御する。これによって、巻線によって作られる磁界の強さおよび方位が制御される。
抵抗34の形の電流測定装置が、グラウンド線32でモータ1とグラウンドの間に設けられ、その結果、コントローラ33が、巻線12、14、および16のすべてを通って流れる総電流を測定できるようになる。巻線のそれぞれの電流を測定するために、総電流を、PWM期間のうちに巻線の各端子に印加される電圧(したがって特定相の導通状態)が既知である正確な瞬間にサンプリングしなければならない。電流の変化率を測定するように配置されたdi/dtセンサであるさらなるセンサ36が、グラウンド線32に、電流センサ34と直列に設けられる。di/dtセンサ36は、以下に説明するように、相のインダクタンスを、したがって、回転子の位置を測定するのに使用される。
図3から、固定子の鉄と回転子バック鉄の間の空気ギャップが位置に伴って変化し、回転子位置に伴う固定子磁束リラクタンスの変動がもたらされるので、回転子2のインダクタンスが、電気的位置に伴って変化することを諒解されたい。3相A、B、およびCのそれぞれのインダクタンスの変動を、図5に示す。
図7を参照すると、表面磁石回転子60において、磁石62が、回転子コア64の表面に取り付けられ、したがって、回転子位置に伴うインダクタンスの変動を生成する回転子突極は、ほとんどまたは全くない。しかし、磁石62の1つが固定子歯66を通過する時に、局所化された磁気飽和が、磁石のコーナ70の近くの固定子歯で発生し、これによって、固定子巻線のインダクタンスが変更される。これによって、位置に伴うインダクタンスの規則的変動が作られ、これを、上述した内部磁石回転子で生じる同一の方法で使用して、回転子位置を決定することができる。
回転子位置に伴う相インダクタンスの予測可能で一貫した変動があるので、回転子位置を、相インダクタンスの知識から正確に決定することができる。永久磁石(PM)モータでは、特定相のインダクタンスが、一般に、q軸がその相に整列する時に最も大きく、d軸がその相と整列する時に最も小さい。その結果、インダクタンスは、電気的周波数の2倍で変化し、したがって、相インダクタンス式は、電気的に180°離れた2つの可能な回転子位置を与える。システムは、この2つの位置のどちらが正しい位置であるかを決定する必要がある。適当な方法の1つが、大きい正負のテスト電流を印加し、結果のインダクタンス測定での局所化された磁気飽和の影響を比較することによって、開始時に磁気極性を決定することである。この手順を1回実行したならば、磁気極性がわかり、回転子位置を、必ず一意に決定することができる。
図5に示されたモータのモデルでは、相インダクタンスが、最大値Lから最小値lまで、位置に伴って正弦波的に変動すると仮定されている。LおよびLは、それぞれ直接回転子軸または直角位相回転子軸が、測定される相の固定子軸と整列する時の相インダクタンスを表す。
図5に示されたインダクタンス変動は、複素座標で、長さLおよびΔLの反対に回転する2つのベクトルの和として表すことができ、ここで、Lは、平均インダクタンスであり、ΔLは、1回転にわたるインダクタンスのピークツーピーク変動の半分すなわち、インダクタンスの変動の振幅である。L>ΔLについて、これらは、
=(L+L)/2
ΔL=(L―L)/2 (1a)、(1b)
と定義される。所与の回転子角度でのインダクタンスL(θ)は、2つの反対に回転する複素ベクトルの和の実部すなわち、
L(θ)=Re{Ljθ−ΔLe−jθ} (2)
であり、これを再配置すると、
L(θ)=Re{L−ΔLe−2jθ} (3)
が得られる。
したがって、3つの相A、B、およびCで測定される相インダクタンスは、
(θ)=Re{L−ΔLe−2jθ
(θ)=Re{L−ΔLe−2j[θ−2π/3]} (4)
(θ)=Re{L−ΔLe−2j[θ−4π/3]
であり、これは、
(θ)=L−ΔL cos(2θ)
(θ)=L−ΔL cos(2[θ−2π/3]) (5a)−(5c)
(θ)=L−ΔL cos(2[θ−4π/3])
と書き直すことができる。
この関係が、図5に示されている。3つの相インダクタンスが既知である場合に、3つの未知変数すなわち、回転子角度θ、平均インダクタンスL、およびピークインダクタンスΔLを決定することができる。
は、
Figure 0004614766
から見つけることができる。ΔLおよびθは、まずパークス変換(Parkes transform)を適用して、αフレームインダクタンスおよびβフレームインダクタンスを計算することによって見つけることができる。
Figure 0004614766
したがって、ΔLは、
Figure 0004614766
であり、θは
Figure 0004614766
である。ただし、nは、角度を一意に決定できないので現れる任意の整数であり、上で説明した開始時ルーチンを使用して決定することができる。
相インダクタンスオンライン決定
相インダクタンスは、正負のテスト電圧に応答する相電流の変化の速度を測定することによって決定することができる。これは、システム式から逆起電力項を除去するので堅牢な技法である。この逆起電力は、除去されない場合に、正確に決定することが難しく、測定誤差につながる可能性がある。
ある相のインダクタンスを決定するために、次のステップを行う。
1.正の電圧+Vを十分な時間だけ相に印加して、電流の変化の立ち上がり変化率di/dtを決定する。
2.負の電圧−Vを十分な時間だけ相に印加して、電流の変化の立ち下がり変化率di/dtを決定する。
図6に、印加される電圧V(t)、相インダクタンスLph、およびモータ逆起電力eを組み込んだ、駆動の1つの相の単純化された回路モデルを示す。
正のテスト電圧が印加される時には、
Figure 0004614766
である。負のテスト電圧が印加される時には、
Figure 0004614766
である。電流iおよびiの平均値は、サンプリング期間にわたって事実上同一であり、その差(i−i)が小さいので、抵抗部分を無視することができる。したがって、(10)から(11)を引き、整理することによって、相インダクタンスは
Figure 0004614766
になる。したがって、瞬時相インダクタンスは、印加される電圧と測定された電流の変化率だけから決定される。
コントローラ33は、これから説明するように、モータの出力トルクを制御するために、パルス幅変調(PWM)を使用して、相A、B、およびCに印加される電圧を制御するように配置される。
図8を参照すると、3相システムの各巻線2、4、および6は、給電レール20またはグラウンド線22のいずれかだけに接続することができ、したがって、制御回路の8つの可能な状態がある。正電圧である相の1つを表すのに1を使用し、グラウンドに接続された相を表すのに0を使用すると、状態1を、相Aが1、相Bが0、相Cが0であることを示す[100]と表すことができ、状態2を[110]、状態3を[010]、状態4を[011]、状態5を[001]、状態6を[101]、状態0を[000]、状態7を[111]と表すことができる。状態1から6のそれぞれは、電流が巻線2、4、および6のすべてを通って流れ、そのうちの1つを通ってある方向に、他の2つを通って他の方向に流れる導通状態である。状態0は、すべての巻線がグラウンドに接続される0V状態であり、状態7は、すべての巻線が給電レールに接続される0V状態である。
状態1、2、3、4、5、および6を、本明細書では、それぞれ状態+A、−C、+B、−A、+C、および−Bと称するが、これは、これらのそれぞれが、巻線にまたがって印加される電圧が相の個々の1つの正方向または負方向である状態を表すからである。たとえば、+A状態では、A相が、給電レールに接続され、他の2つの相が、グラウンド線に接続され、−A状態では、接続が逆になる。
回路が、パルス幅変調を作るように制御されている時に、相のそれぞれは、通常、各PWM期間に1回ターンオンされ、ターンオフされる。各状態でとられる時間の相対的な長さは、各巻線で作られる磁界の大きさおよび方向を決定し、したがって、回転子に印加される総トルクの大きさおよび向きを決定する。この時間の長さは、さまざまな変調アルゴリズムによって計算することができるが、この実施形態では、空間ベクトル変調技法を使用する。
電圧テストパターンの印加
相のそれぞれにまたがる正負のインダクタンス測定電圧を組み込まれた電圧テストパターンが、適用されるPWM電圧パターンに余分な非ゼロ状態を挿入することによって、3相PWM波形に組み込まれる。この技法を、本明細書で空間ベクトル変調(SVM)を使用して便利に説明するが、すべてのPWM変調方式を、この技法を実施するように適合させることができる。
図9を参照すると、状態ベクトル変調システムにおいて、各PWM期間に状態のそれぞれで費やされる時間が、状態ベクトル変調(SVM)図の状態ベクトルとして表される。このタイプの図では、単一の状態ベクトルが、ベクトルS1からS6の方向のベクトルであり、これらの方向のそれぞれでのベクトルの長さが、それぞれの状態で各PWM期間が費やす時間の長さを表す。これは、巻線の所望の電圧を、電圧の大きさおよび方向を表す電圧ベクトルに対応する図上の点として表すことができ、その長さが各PWM期間がその状態で費やす時間を表す、状態ベクトルs1、s2などの組合せによって作ることができることを意味する。
典型的なテストパターン
巻線に印加されるテスト電圧を表すテストベクトルの例を、図9に示す。この図では、2対のテストベクトルが印加され、これによって、2つの相(この例ではAおよびC)のインダクタンスを同時にすなわち同一のPWM期間に測定できるようになる。このパターンが、正負の相Aベクトルおよび正負の相Cベクトルからなることがわかる。これらのベクトルが、同一の長さであるすなわち、状態1および4のそれぞれで費やされる時間と、状態2および5のそれぞれで費やされる時間が同一であると仮定すると、テストベクトルからの正味の電圧が0になることを諒解されたい。
電流の変化率を測定するために、センサおよび関連する回路を設定し、読みをとるために、有限の時間が必要である。相電流の変化率(di/dt)を測定するのに必要な最小の時間を、本明細書ではTsdと定義する。したがって、ベクトルのそれぞれは、図9に示されているように最小の時間Tsdのベクトルでなければならない。
sdをできる限り小さく保つために、別々の、上で説明した電流変化率(di/dt)センサ36を使用する。これによって、電流の変化率を単一の読みで決定できるようになるのに対して、電流センサは、この情報を得るために2回サンプリングされなければならない。
図9に示されたテストベクトルを用いると、DCリンクの大地帰路で単一の電流センサ34を使用して相電流を測定できるようにもなる。単一のセンサシステムで電流を測定するのに必要な最小時間は、Tsiと定義され、3つのすべての相電流を決定するために、互いに反対ではない少なくとも2つの導通状態での電流を測定する必要がある。したがって、2つの相からの最小長さTsiの2つの非ゼロベクトルがあるならば、単一のPWM期間に相電流を決定することができる。
図10に、図9の状態ベクトルを実現する通常のPWMパターンを示す。リンクリターン電流センサ34およびリンクリターンdi/dtセンサ36について期待される通常の出力も示されている。すべての相電圧が、ハイ−ロウ−ハイと変化する。状態0で2つ、状態7で1つの、3つの非導通状態の期間と、4つの導通状態1、2、4、および5がある。導通状態中に、電流の変化率di/dtは、電流が一定の率で増えるので実質的に一定である。電流大きさセンサdi/dtセンササンプル点は、個々の導通期間の終りに向かい、これによって、状態の切替の後に電流が定まるようにする。
テストパターンと印加される電圧ベクトルの組合せ
図9および10に、0の変調指数に印加されるテスト電圧ベクトルを示す。0を超える変調指数について、テストベクトルは、モータの所望の出力トルクを作るために計算された、相電流生成する電圧デマンドベクトルに重畳されなければならない。これの通常の例を、図11の空間ベクトル図に示す。要求される状態ベクトルvは、2つの主状態ベクトル+Aおよび−Cからなり、4つのテスト期間ベクトルは、それぞれ長さTsdである。この場合の通常のPWMパターンおよびセンサ出力を、図12に示す。
図11から、テストベクトルをデマンドベクトルに重畳することによって、「有用な」電圧を作るためにPWM期間で使用可能な時間が4Tsdだけ減ることがわかる。
異なるタイプのテストベクトルパターンの分析
図11および12の例によって、2つの相のインダクタンスを同時にすなわち、同一のPWM期間に測定するために普通のPWM波形をどのように適合させることが可能であるかが示されている。しかし、PWM波形は、1つ、2つ、または3つのインダクタンスを同時に測定するように適合させることができ、このそれぞれが異なる結果を有する。
3つのインダクタンスを同時に測定するテストベクトルパターン
図13aに、3つのすべてのインダクタンスを同時に測定するのに必要なテストベクトルを示す。要求電圧は、やはり、2つのベクトル+Aおよび−Cからなり、それぞれが長さTsdの6つのテスト電圧ベクトルがあり、この6つのテストベクトルに、6つの主ベクトル+A、−A、+B、−B、+C、および−Cのそれぞれ1つが含まれ、0の正味電圧が作られる。明らかに、6つの非0ベクトルが必要なので、有用な電圧の生成に使用可能な時間は、6Tsdだけ減る。
図13bに、これらのベクトルを実現する、1つのPWM期間の通常のPWMパターンを示し、図13cに、対応する状態の要約を示す。PWMパターンが、2つの普通でない特徴を有することがわかる。第1に、ゼロ電圧状態ベクトルを適用することが不可能であり、したがって、ゼロ電圧状態が、テストベクトルのそれぞれのサイズを増やすことによって置換され、対抗するテストベクトルの各対が、等しい長さに保たれて、ゼロの正味値が維持される。第2に、相の1つの動作を、他の2つと逆にしなければならない。言い換えると、相の2つの上側トランジスタの状態が、あるPWM期間でロウ−ハイ−ロウになるが、第3の相ではハイ−ロウ−ハイになる。この特徴の両方が、普通ではないが、これらは、物理的に可能であり、実用的システムでこれらを実現することが可能でなければならない。
ゼロむだ時間を有する理想的な場合を仮定すると、3相で瞬時相インダクタンスを測定しながら印加できる、本明細書では基本的にDCリンク電圧の半分に対するピーク相電圧の比と定義される最大変調指数mmaxは、
Figure 0004614766
であることを示すことができる。ただし、TはPWM期間である。
sdおよびTsiがPWM期間Tの10%である通常のシステムでは、これによって、0.46の最大理論変調指数が与えられる。明らかに、実際の例では、この数を多少減らすインターロック遅延(むだ時間)の効果を考慮に入れなければならない。
3相インダクタンス測定手法の主な長所は、各PWM期間に正確に回転子位置を決定できるようになることである。主な短所は、最大変調指数が厳しく制限され、非常に普通でないPWMパターンが作られることである。
2つのインダクタンスを同時に測定するテストベクトルパターン
2相測定パターン(上で図11を参照して説明したものなど)では、テストパターンを作ることで浪費される時間の長さが4Tsdに減る。単一のPWM期間に2つの相だけが測定されるので、測定できるベクトルの対の3つの異なる組合せがある。各組合せは、電圧需要があるSVMベクトル空間のセクタに依存して、3つの異なるタイプのパターンをもたらす。パターンの中に、他のパターンより実現が簡単なものがある。
図14aに、状態ベクトル図のセクタ1のパターンIを示し、図14bに、対応する状態要約を示す。これは、4つの非ゼロ状態ベクトルを含み、特定のセクタとその逆の2つの主状態ベクトルだけからなるので、そのセクタに自然なパターンである。
図14bに、パターンIIを示す。これには、5つの非ゼロ状態ベクトルが含まれ、隣接セクタからの状態が含まれる。パターンIと異なって、ゼロ状態ベクトル7を使用することはできないが、ゼロ状態ベクトルゼロを実現できるので、これは実際の実現の問題を提示していない。
図14cに、パターンIIIを示す。これにも、5つの非ゼロ状態ベクトルが含まれるが、この場合に使用可能なゼロ状態ベクトルは、ベクトル7だけである。このパターンに関する主な問題は、3相インダクタンス測定のパターンと同様に、結果のPWM波形の1相が、ロウ−ハイ−ロウではなく、ハイ−ロウ−ハイにならなければならないことである。
実際的な解決は、パターンIおよびIIだけを使用することである。この2つのパターンの間で素早く交番することによって、3つの相インダクタンスのすべてを決定することができる。表1に、状態ベクトル図の、図9に示されたセクタのそれぞれの相測定でどのパターンを選択すべきかを示す。
Figure 0004614766
ゼロインターロック遅延を仮定すると、任意のパターンの2相インダクタンス測定に関する最大変調指数は、
Figure 0004614766
である。TsdおよびTsiがPWM期間Tの10%である、上で説明した通常のシステムでは、これによって、0.69の最大変調指数が与えられる。
2インダクタンス測定技法では、使用可能な最大変調指数が大きく増える。作られるPWMパターンは、標準的な単一電流センサパターンに非常に類似し、作るのが比較的簡単である。パターンIとIIの間で素早く切り替えることによって、3つの相インダクタンスのすべてを決定することができる。さらに、1つの相が2回測定されると言う事実から生じる冗長性を活用して、位置推定の精度を改善することが可能である。
1つのインダクタンスを測定するテストベクトルパターン
図17aおよび17bは、1つの相すなわち、ベクトル空間のセクタ1の相Aだけのインダクタンス測定に関する状態ベクトル図および状態要約である。図18aおよび18bは、相Bの対応する図であり、図19aおよび19bは、相Cの対応する図である。相AおよびCについて、PWMパターンに対する制限なしでインダクタンスを測定することができる。しかし、相Bについて、ゼロ状態空間ベクトル7にパターンを組み込むことができないが、やはり、これによって大きい実施の問題は提示されない。一般に、所与のセクタについて、正または負のベクトルがセクタに隣接しない相のインダクタンスを測定するのに必要なパターンは、状態ベクトル7に組み込まれない。
テストパターンに、1つの相のテストベクトルだけが組み込まれるので、2つの相電流を測定するのに十分な時間がPWM波形内にあることを保証することは、もはや不可能である。たとえば、図17aの例で、−CベクトルがTsiより短い場合に、どのPWM期間中にも、相Aの電流だけを測定することができ、このときに相Aのインダクタンスが測定される。図18aおよび19aを参照すると、相BおよびCのインダクタンスが測定されている間に、ベクトル+AがTsiより長いならば、2つの相電流を測定することができる。したがって、信号電流センサ電流測定を成功裡に実行するために、セクタのある領域で、長さTsiの余分なテストベクトルを追加して、単一の電流センシングに、必要な2つの相電流の1つの測定に十分な時間を組み込む必要がある。これが適用される領域を、図20に示す。+Aまたは−Aの主ベクトルのTsi内の領域について、相Aのインダクタンスを測定する時に余分なテストベクトルが必要であり、+Bまたは−Bの主ベクトルのTsi内の領域について、相Bのインダクタンスを測定する時に余分なテストベクトルが必要であり、+Cまたは−Cの主ベクトルのTsi内の領域について、相Cのインダクタンスを測定する時に余分なテストベクトルが必要であることがわかる。2つの状態ベクトルのTsi内の、相図の中心に近い領域について、完全な単一センサ電流測定を維持しながらインダクタンスのうちの2つを測定するために、余分なテストベクトルが必要である。
図20には、1つの相インダクタンスおよび2つの相電流を同時に測定できるようにするテストベクトルパターンの動作の限度も示されている。したがって、ゼロインターロック遅延の最大変調指数は、
Figure 0004614766
である。ただし、関数min{x,y}は、xおよびyのうちの小さい方を返す。
sdおよびTsiがPWM期間Tの10%である、上で説明した通常のシステムでは、最大変調指数が、min{0.92,0.93}=0.93になる。
最大変調指数は、第2の相電流を測定しないことによって、または余分なテストベクトルが必要な領域でインダクタンスを測定しないことによってのいずれかで増やすことができる。しかし、上の結果が示すように、余分なテストベクトルの追加は、実際の実施形態の最大変調指数を大きくは減らさない。
この単一相インダクタンス測定方式は、最高の最大変調指数を与え、したがって、最高速度まで動作する。この方式は、一般に、2相方式よりわずかに悪い精度および位置測定の動的応答をもたらすが、サンプルレートが高いならば、これは特に顕著ではない。
位置を決定する方法
相のインダクタンスがわかったならば、式(5(a)−(c))を解くことによって、回転子位置を決定することができる。3つのすべての相インダクタンスが同時に測定される時には、このプロセスは単純である。しかし、一時にインダクタンスのうちの2つまたは1つだけが測定される時には、古いインダクタンス測定値と新しいインダクタンス測定値を組み合わせて位置を決定する必要がある。これらの測定値を組み合わせる形は、位置信号の精度および動的特性に影響する。
3つ瞬時インダクタンス測定からの位置決定
3つのすべての相インダクタンスが同時に測定される時に、連立方程式(5(a)−(c))を同時に解くことによって、回転子位置を直接に決定することができる。この手法は、最高の帯域幅と最高の精度を有する位置信号を与える。
連続的インダクタンス測定からの位置決定
1つまたは2つのインダクタンスだけが各PWM期間に測定される時に、あるサンプル時に測定されなかった相の古いインダクタンス測定値を使用することによって、位置を推定することができる。図21に、インダクタンスが対で測定される状況を示す。時刻tに、B相およびC相のインダクタンスの現在値(LB2およびLC2)と、時刻tの前PWM期間の前サンプルからの相Aインダクタンスの値(LA1)とを使用することによって、位置を決定することができる。古い相Aのインダクタンスが、時間的に前に外挿されるので、計算される位置にわずかな誤差がある。しかし、1サンプル時間Δt中に回転子が移動する角度Δθが小さい場合に、位置誤差も小さくなる。
図23に、インダクタンスが対で測定される時にこの方法で得られる計算された回転子位置のシミュレートされた誤差を示す。位置誤差が、電気周波数の4倍の速度で正弦波的に変化することがわかる。経験的に、最大誤差がΔθの1/3にほぼ等しいことがわかっている。この推定が、電流および前の測定値の組合せに基づくので、位置信号の帯域幅が、増えた時間遅れに起因して、3つ同時の読みの場合よりわずかに少ないことに留意されたい。
一時に1つのインダクタンスだけが測定される時に、位置は、図22に示されているように、3つの異なるサンプリング時に測定されたインダクタンスから計算される。経験的に、位置誤差はΔθの2/3よりわずかに小さく、これは、インダクタンスが対で測定される時に発生する誤差の約2倍である。
同時に行われるインダクタンス測定の数を減らすことによって、信号の精度および帯域幅が減るが、測定が十分頻繁に行われるならば、信号品質の低下が少ないことがわかる。
上の技法を使用して、他の既知の注入技法を用いて達成できるものよりはるかに高い速度で位置信号を計算することが可能である。この理由から、一部の応用例および実施形態で、位置信号にフィルタリングを適用して、信号品質を改善することが可能である。具体的に言うと、位置をオブザーバに供給して、より正確な表現を与えることができる。
潜在的な雑音の問題
上の議論から、2相および単一相のインダクタンス測定技法が、3相技法よりはるかに実用的な解決策であることを諒解されたい。しかし、これらの手法を使用して正確な高帯域幅位置信号を得るために、2相技法では2つのテストベクトルパターン(パターンIおよびII)の間、単一相技法では3つのテストパターン(相A、B、およびC)の間で素早く切り替えることが必要である。
図24aから24dに、セクタ1で2相技法を実施する通常のPWMパターンを示す。図14aに対応する図24aに示されているパターンIから、図15aに対応する図24dに示されたパターンIIを得るために、相AおよびBの波形を、比較的小さい距離(Tsd)だけ右にシフトしなければならず、相Cの波形を、大きい距離だけ左にシフトしなければならない。多くの情況で、そのような不連続のジャンプが、電流の不連続制をもたらし、許容不能なレベルの音響雑音につながる。したがって、ジャンプは、複数のPWMサイクルにまたがって実行される。この場合に、3サイクル更新が使用され、図24bおよび24cの2つの中間パターンが、パターンIとパターンIIの間に挿入される。中間パターンが使用されているPWM期間中には、インダクタンス測定は不可能である。しかし、インダクタンス測定の頻度は、一般に、ほとんどの応用についてそれでも十分である。
必要な中間パターンの数が、特定の応用例に依存し、いくつかの場合に、2よりかなり大きくする必要が生じる可能性があることを諒解されたい。中間パターンの使用を、単一相誘導測定にも使用できることも諒解されたい。
代替技術−LおよびΔLの測定
回転子位置を決定する代替技術が、平均インダクタンスパラメータLおよびピークインダクタンスパラメータΔLの知識を使用することである。これらのパラメータが既知の場合に、式7(a)−(c)からの適当な式を解くことによって、単一の相インダクタンス測定値から位置を決定することが可能である。これは、サンプルごとに異なる相インダクタンス測定の間で交番するのではなく、完全なセクタにまたがるインダクタンス測定に同一の相を使用することができるという長所を有する。これによって、上で図24aから24dを参照して説明した潜在的な音響雑音の問題を減らすことができる。さらに、インダクタンスが対で測定される場合に、余分な変数の冗長性を使用して、測定の不正確さを訂正することが可能になる場合がある。
この形で行われる位置推定は、ΔLおよびLの値の誤差に非常に敏感になる可能性がある。モータ温度などの要因が、動作中のこれらの値のドリフトを引き起こすので、これらの値をオンラインで推定し、できる限り早く更新することが好ましい。これは、別々の相からの連続するインダクタンス読みをとり、各相のインダクタンスの古い測定値と新しい測定値の組合せを使用してΔLおよびLを決定することによって、上と同一の形で行うことができる。これを行うのに特に好都合な方法の1つが、対でインダクタンスを測定し、たとえばセクタ1の全体に図14aからのパターンIを使用することによって、同一の対をセクタ全体にわたって測定することである。あるセクタから次のセクタへの推移の際に、3つのすべてのインダクタンスが、1サンプルの最大遅延以内でわかり、したがって、ΔLおよびLを決定することができる。主な判断基準は、すべてのパラメータドリフトを許容するのに十分に頻繁にΔLおよびLを更新することである。要求電圧が状態ベクトル図のあるセクタから次のセクタに移動するたびに更新することによって、一般に、これを達成するのに十分に速い更新速度がもたらされる。
この技術は、一部の埋込み磁石モータ設計でそうであるように、トルクを作る電流に伴ってq軸インダクタンスが大きく変化するモータトポロジでは、成功しない可能性がある。この場合に、機械のトルク出力での素早い変化について、ΔLおよびLの素早い変動を期待することができる。いくつかの情況で、モータ特性のモデルを使用して、フィードフォワードの形でこれを補償することが可能である。しかし、これが可能でない場合に、上で図21および22に関して説明した方法が、一般に、より適当である。
電流の変化率の測定
複数の方法を使用して、相巻線の電流の変化率(di/dt)を決定して、インダクタンスを決定できるようにすることができる。1つの方法が、各相巻線に電流センサを置き、ある瞬間の電流を測定し、短い時間の後に電流を測定し、この2つの差を計算することである。この技術は、単一電流センサ技術にも適する。たとえば、図4の実施形態で、di/dtセンサを削除し、電流センサ34の複数のサンプルを使用して電流の変化率を測定することができる。この技法の短所は、di/dtを測定するために2つの電流測定値をとるのに要求される時間である。これは、Tsdの実行不可能なほどに大きい値をもたらす可能性がある。さらに、アナログディジタル変換器(ADC)の量子化限度が、非常に低分解能のdi/dtをもたらす可能性がある。
これらの問題は、図4のシステムでは、DCリンク期間経路でdi/dtセンサ36を使用することによって克服される。このセンサは、電流の変化率を決定するために1回だけサンプリングする必要があり、これによって、Tsdを大幅に減らすと同時に、di/dt信号の分解能を改善することができる。
図25を参照すると、代替の配置で、電流センサに、抵抗100と差動増幅器102が含まれ、差動増幅器102の出力は、抵抗100にまたがる電圧に伴って変化し、したがって、抵抗100を通って流れる電流に伴って変化する。アナログ微分器104が、電流センサからの信号を微分するように配置される。微分された電流測定値信号が、ディジタルコントローラ106の別々のA/Dポートに入力され、電流および電流の変化の速度を同時に決定することが可能になる。微分は、雑音に敏感になる可能性があるが、信号は、PWMエッジの間で測定され、したがって、スイッチング雑音に対して比較的鈍感になる。入力を複数のPWM期間にまたがってサンプリングし、平均値をとることによって、さらなる雑音低減を達成することができる。
説明した実施形態は、図1に示されたものに類似する形で、逆起電力オブザーバ技術を説明した電圧注入技術と組み合わせることによって、速度範囲全体にわたるセンサレス制御を提供することができる。説明した実施形態は、特に単一電流センサシステムでの使用に合わせて調整され、これによって、この単一電流センサシステムが自動推進応用に理想的になる。既知のシステムに対する必要な追加ハードウェアは、DCリンク帰還線の単一のdi/dtセンサおよびマイクロコントローラの追加ADCポートだけである。アナログ微分器が、電流センサからの信号の微分に使用される場合に、物理的センサの数をさらに減らすことができる。
しかし、本発明を、モータの各相に1つの電流センサを有する、複数電流センサを有するシステムにも適用可能であることを諒解されたい。そのようなシステムは、単一電流センサシステムよりコストが高いが、いくつかの応用例に好ましい。
音響雑音の問題を克服するために、本発明のシステムでは、PWMに割り込んで別々のテストパターンを注入する手法を使用するのではなく、PWMパターンに適当なテスト電圧パターンを組み込む。PWMが割り込まれないので、テストパターンから生じる音響雑音を、既知の電圧注入システムよりかなり低くすることができる。
さらに、ほとんどの場合に、テスト電圧をすべてのPWMサイクルに組み込むことができるので、相インダクタンスを、既知の技法よりはるかに頻繁に決定でき、これによって、位置推定信号の動的特性が改善される。これによって、インダクタンスから位置を計算する新しい技法も可能になる。
本発明を、ある度合の回転子突極性を有する同期リラクタンスモータおよびインダクタンスモータを含む他のタイプのブラシレス機械にも適用可能であることを諒解されたい。
位置センシングの既知の2つの方法が使用されるモータ速度を示す図である。 電気モータの1相のインダクタンスを測定するのに使用される既知の電圧波形を示す図である。 本発明による電気モータを示す図である。 本発明によるモータの駆動回路を示す図である。 図1のモータの回転子角度に伴う相インダクタンスの変動を示す図である。 図1のモータの相の1つの単純化された回路モデルである。 本発明のもう1つの実施形態による外部磁石回転子を示す図である。 図4のシステムの制御回路の8つの状態を示す図である。 図4のシステムで使用されるテスト電圧のパターンを示す空間ベクトル図である。 図9のテスト電圧パターンから生じる相電圧およびセンサ出力を示す図である。 図4のシステムで使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。 図11のテスト電圧パターンから生じる相電圧およびセンサ出力を示す図である。 図13aは、図4のシステムで3相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図13bは、図13aのパターンから生じる相電圧を示す図である。図13cは、図13aのパターンから生じる状態を要約した表である。 図14aは、図4のシステムで2相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図14bは、結果の状態の要約を示す図である。 図15aは、図4のシステムで2相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図15bは、結果の状態の要約を示す図である。 図16aは、図4のシステムで2相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図16bは、結果の状態の要約を示す図である。 図17aは、図4のシステムで1相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図17bは、結果の状態の要約を示す図である。 図18aは、図4のシステムで1相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図18bは、結果の状態の要約を示す図である。 図19aは、図4のシステムで1相誘導測定に使用されるテスト電圧のさらなるパターンを示す空間ベクトル図である。図19bは、結果の状態の要約を示す図である。 誘導および電流センシングが2相誘導測定配置でさらなる電圧ベクトルの追加を必要とする、空間ベクトル図の区域を示す図である。 図4のシステムで回転子位置を測定する方法を示す図である。 図4のシステムで回転子位置を測定するもう1つの方法を示す図である。 図21の方法での、位置測定での測定された相インダクタンスおよび推定誤差を示す図である。 図24aは、図14aのパターンと図15aのパターンの間で切り替える2相インダクタンス測定方法でPWMパターンの変化がどのように制御されるかを示す図である。図24bは、図14aのパターンと図15aのパターンの間で切り替える2相インダクタンス測定方法でPWMパターンの変化がどのように制御されるかを示す図である。図24cは、図14aのパターンと図15aのパターンの間で切り替える2相インダクタンス測定方法でPWMパターンの変化がどのように制御されるかを示す図である。図24dは、図14aのパターンと図15aのパターンの間で切り替える2相インダクタンス測定方法でPWMパターンの変化がどのように制御されるかを示す図である。 本発明のもう1つの実施形態によるインダクタンス測定用の代替回路を示す図である。

Claims (26)

  1. 複数の相を含む多相ブラシレス電気モータの駆動システムであって、前記システムは、
    前記相のそれぞれにまたがって印加される相電圧を変更するように配置されたスイッチ手段を含む駆動回路と、
    前記モータの機械的出力を制御するために前記相電圧のPWM制御を提供するために前記スイッチ手段を制御するように配置された制御手段とを含み、
    前記制御手段は、さらに、テスト期間を含むようにPWM電圧パターンを制御し、前記テスト期間中の前記相の少なくとも1つの電流の変化率を測定し、その変化率から前記相の少なくとも1つのインダクタンスを決定し、これによって前記モータの回転位置を決定するように配置され、
    前記制御手段は、テスト期間の少なくとも1つの対を定義し、テスト期間の前記対の一方の前記相電圧が、テスト期間の前記対の他方の前記相電圧と反対になるようにし、
    前記制御手段は、テスト期間の前記対で測定された前記電流の変化率から、前記相のうちの1つのインダクタンスを決定するように配置され、テスト期間の前記対の両方が、同一のPWM期間に、出力トルクを作る前記PWM期間内の出力作成期間に加えて提供される、駆動システム。
  2. 前記制御手段は、単一のPWM期間に前記相のすべての前記インダクタンスを測定するように配置される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記制御手段は、必要なモータ出力を作るためのPWM期間内の複数の出力作成期間中の複数の導通状態および前記テスト期間中の複数の導通状態にスイッチング手段を切り替えるように配置され、前記テスト期間は、前記出力作成期間および前記テスト期間が前記PWM期間の全体を占めるのに十分に長い期間である、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記制御手段は、単一のPWM期間に前記相の一部だけの前記インダクタンスを測定するように配置される、請求項1に記載のシステム。
  5. 3相を有するモータについて、前記制御手段は、単一のPWM期間に前記相のうちの2つだけの前記インダクタンスを測定するように配置される、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記モータのすべての位置について、前記PWM期間がゼロV状態を含むようにするために、前記インダクタンスを測定できる3つの相から2対を選択することができ、前記制御手段は、1つのPWM期間に前記対の一方の前記インダクタンスを測定し、後続PWM期間に他方の対の前記インダクタンスを測定するように配置される、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記制御手段は、連続するPWM期間の相の前記対の間でインダクタンス測定を交番するように配置される、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記制御手段は、1つのPWM期間に前記相の1つだけの前記インダクタンスを測定するように配置される、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記制御手段は、複数のPWM期間にわたって前記相のすべての前記インダクタンスが測定されるようにするために、前記インダクタンスが測定される1つまたは複数の相を変更するように配置される、請求項3ないし8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記制御手段は、少なくとも1つの相のインダクタンス測定を可能にするために第1PWM期間に第1PWMパターンを提供し、前記第1PWM期間に測定されない少なくとも1つの相のインダクタンス測定を可能にするために第2PWM期間に第2の異なるPWMパターンを提供し、前記第1期間と前記第2期間との間のPWM期間に少なくとも1つの中間PWMパターンを作るように配置され、前記中間パターンは、形状において前記第1パターンと前記第2パターンの間の中間である、請求項8又は9に記載のシステム。
  11. 前記制御手段は、前記中間PWM期間に前記相の前記インダクタンスを測定しないように配置される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記制御手段は、各PWM期間に前記モータの前記位置を決定するように配置される、請求項1から11のいずれかに記載のシステム。
  13. 前記制御手段は、前記相のそれぞれのインダクタンスの最後の測定値に基づいて前記モータの前記位置を決定するように配置される、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記制御手段は、前記モータの回転中に発振する、前記相の1つの前記インダクタンスの平均値およびピーク値を決定し、その相の瞬時インダクタンスを測定し、前記インダクタンスの前記平均値、前記ピーク値、および前記瞬時値から前記モータの前記位置を決定するように配置される、請求項1に記載のシステム。
  15. 主電圧の同一の対から作ることができるすべての要求される電圧について、同一の2つの相の前記インダクタンスが測定され、前記要求される電圧が、主電圧の異なる対が必要になり、インダクタンスの異なる対が測定されるように変化する時に、前記相のすべての前記インダクタンスの最後の測定値が、前記インダクタンスの前記平均値および前記ピーク値の決定に使用される、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記テスト期間中に前記相の前記電流を測定するように配置された単一の電流センサをさらに含む、請求項1から15のいずれかに記載のシステム。
  17. 前記制御手段は、前記電流センサを使用して各PWM期間に2つの相の前記電流の大きさを測定し、これによって前記相のすべての前記電流を決定するように配置される、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記テスト期間は、それぞれ、前記相の1つの前記電流の大きさを前記電流センサによって測定できるようにするのに十分に長い、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記制御手段は、2つの導通状態の間で前記スイッチング手段を切り替えることによって作ることができる要求された電圧のグループを定義するように配置され、前記導通状態の少なくとも1つで必要な時間が、前記電流の前記大きさを測定できるようにするのに不十分であり、これらの要求される電圧が、ゼロ正味電圧のさらなるテスト期間と、前記相の1つの前記電流の前記大きさを測定できるようにするのに十分な長さを追加するのに不十分である、請求項10に記載の場合に請求項17に記載のシステム。
  20. 前記さらなるテスト期間は、いくつかのパルス幅変調期間でのみ追加される、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記相の1つの前記電流の前記大きさを測定できるようにするために、前記インダクタンス測定テスト期間および出力作成期間が一緒に1PWM期間内の2つの導通状態のそれぞれで十分な時間を提供しない時に限って、前記余分のテスト期間が追加される、請求項20に記載のシステム。
  22. 電流センサと、前記電流センサからの出力を微分し、これによって前記相インダクタンスを測定するように配置された微分器とを含む、請求項1から21のいずれかに記載のシステム。
  23. 単一の電流センサは、前記電流の大きさの測定およびインダクタンス測定に使用される、請求項18に記載の場合に請求項22に記載のシステム。
  24. 前記相の前記電流を測定する複数の電流センサをさらに含む、請求項1ないし15のいずれかに記載のシステム。
  25. 前記電流センサは、前記相ごとに1つの電流センサを含む、請求項24に記載のシステム。
  26. 複数の相を含む多相ブラシレス電気モータを制御する方法であって、システムが、前記相のそれぞれにまたがって印加される相電圧を変更するように配置されたスイッチ手段を含む駆動回路を含み、
    前記方法は、
    前記モータの機械的出力を制御するために前記相電圧のPWM制御を提供するために前記スイッチ手段を制御するステップと、
    テスト期間の少なくとも1つの対であって、前記対の一方の前記相電圧が前記対の他方の前記相電圧と反対である前記対を定義するステップと、
    テスト期間を含むようにPWM電圧パターンを制御するステップと、
    前記テスト期間の前記対の両方を、同一のPWM期間に、出力トルクを作る前記PWM期間内の出力作成期間に加えて提供するステップと、
    前記テスト期間中の前記相の少なくとも1つの電流の変化率を測定するステップと、
    前記テスト期間の前記対で測定された前記電流の変化率から、前記相のうちの1つのインダクタンスを決定するステップと、
    前記相の少なくとも1つの前記インダクタンスによって前記モータの回転位置を決定するステップと
    を含む方法。
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