JP4606864B2 - Agc回路および制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、自動利得制御(Auto Gain Control:以下、AGCと表す)回路および制御方法に関する。ただし、本発明の利用は、前述のAGC回路および制御方法には限らない。
図1は、従来のAGC回路の構成を示すブロック図である(例えば、特許文献1参照。)。図1に示すように、AGC回路は、入力信号を減衰するATT(減衰器)101と、ATT101からの出力を増幅するAMP(増幅器)102と、ATT101からの出力の一部が入力される検波器103と、検波器103からの出力が入力されるLPF104と、LPF104からの出力が入力される比較器105と、比較器105に所定の閾値電圧を出力して供給する閾値電圧供給部106とを備える。
かかる構成のAGC回路において、AMP102は、その特性上、入力される信号の出力レベルが所定レベル以上になると、出力信号波形に歪みを生じる。ここで、AMP102の増幅率は一定であることから、かかる出力信号波形の歪みを防止するには、AMP102へ入力されるATT101からの出力レベルを制御する必要がある。
そこで、AGC回路では、AMP102への入力の一部が検波器103およびLPF104を順次経た後に比較器105の+入力側に入力される構成とし、かつ、当該比較器105の−入力側に、閾値電圧供給部106からの出力が入力される構成とする。かかる構成により、比較器105は、AMP102への入力と閾値電圧との比較を実施することが可能となり、その比較結果に基づいて、ATT101の減衰量を適宜制御可能となる。
具体的に、ここでは、閾値電圧供給部106から比較器105に出力される閾値電圧が、AMP102の出力信号波形に歪みを生じない電圧値に設定されている。それにより、AGC回路では、AMP102へ入力される信号の出力レベルを常時同一レベルに維持することが可能となり、よって、AMP102の出力信号波形に歪みが生じるのを防止することが可能となる。
AM放送やFM放送の受信装置に用いられるAGC回路では、受信したAM放送やFM放送の電波信号が回路内に入力されると、これらの電波信号が、ATT101、AMP102および比較器105において上記のように処理される。ところで、AGC回路に入力される電波信号は、希望の放送局の電波信号(以下、希望局電波と呼ぶ)と、希望の放送局に隣接する局の電波信号であって希望局電波の妨害電波となる電波信号(以下、隣接妨害電波と呼ぶ)とを含んでいる。
隣接妨害電波が二波以上の場合、AGC回路では、AMP102の非直線性に起因して生じるインタモジュレーション妨害(相互変調妨害)によりノイズが発生し、聴感の低下を招く。以下においては、隣接妨害電波が二波の場合を例示してインタモジュレーション妨害の詳細を説明する。
例えば、希望局電波fdと二つの隣接妨害電波fu1,fu2とがAGC回路に入力され、これらの各電波fd,fu1,fu2の周波数Fd,Fu1,Fu2の関係が、Fd=2Fu1−Fu2またはFd=2Fu2−Fu1で表される関係にある、言い換えれば、各電波fd,fu1,fu2が周波数帯域に等間隔で存在すると、二つの隣接妨害電波fu1,fu2によるインタモジュレーション妨害電波の周波数と希望局電波の周波数とが等しくなり、インタモジュレーション妨害が生じる。
このようなインタモジュレーション妨害のレベルは、AMP102に入力される隣接妨害電波のレベルに比例する。そこで、インタモジュレーション妨害の防止を図るため、AMP102の前段に配設されたATT101により、入力信号に含まれる隣接妨害電波のレベルが過大にならないように入力信号を減衰させる。ATT101における減衰量は、インタモジュレーション妨害を防止可能な減衰量に調整されており、かかる調整は、前述のように、比較器105におけるATT101への入力と閾値電圧供給部106からの出力との比較結果に基づいて実現される。
特開2001−016287号公報
しかしながら、AGC回路に入力された入力信号において、例えば、希望局電波が弱く、かつ、隣接妨害電波が当該希望局電波から離れた周波数帯域に存在する場合には、インタモジュレーション妨害が発生しない状態であるにも関わらず、ATT101において上記の隣接妨害電波が二波である場合と同様の減衰が行われるため、希望局電波が過大に減衰されて雑音レベルに埋もれるという問題が一例として生じる。
請求項1の発明にかかるAGC回路は、受信した電波信号を入力信号とし、前記入力信号を減衰させる減衰手段と、前記減衰手段からの出力を増幅する増幅手段と、前記減衰手段からの出力の一部が入力され、かかる入力における相互変調妨害により生じる振幅交流成分を検出する交流振幅検出手段と、前記交流振幅検出手段で検出される前記振幅交流成分の検出結果に基づいて、前記減衰手段における減衰量の制御を行う減衰量調整手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項10の発明にかかる制御方法は、受信した電波信号を入力信号とし、前記入力信号を減衰させる減衰工程と、前記減衰工程からの出力を増幅する増幅工程と、前記減衰工程からの出力の一部が入力され、かかる入力における相互変調妨害により生じる振幅交流成分を検出する交流振幅検出工程と、前記交流振幅検出工程で検出される前記振幅交流成分の検出結果に基づいて、前記減衰工程における減衰量の制御を行う減衰量調整工程と、を含むことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるAGC回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、本発明にかかるAGC回路を、FM/AM受信装置に適用した場合を例示するが、本発明はこれ以外の装置にも適用可能である。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1にかかるAGC回路の構成を示すブロック図である。図2に示すように、AGC回路は、ATT部201と、AMP部202と、比較部203と、交流振幅検出部204と、閾値電圧供給部205とを備える。ここでは、ATT部201が減衰手段に相当し、AMP部202が増幅手段に相当し、交流振幅検出部204が交流振幅検出手段に相当し、比較部203および閾値電圧供給部205が減衰量調整手段に相当する。
AGC回路の動作の概要を説明すると、まず、受信したFM放送やAM放送の電波信号である入力信号がATT部201に入力される。ATT部201はアッテネータを備え、予め設定された減衰量にしたがって入力信号を減衰する。ATT部201からの出力は、アンプを備えたAMP部202に入力される。そして、AMP部202において所定の増幅率で増幅された後、AMP部202から出力信号として出力される。
AGC回路のATT部201では、入力信号が予め設定された減衰量にしたがって減衰されるが、かかる減衰量は、比較部203から出力されるATT部201の制御電圧によって適宜調整される。それにより、ATT部201では、入力信号に対して適切な減衰量で減衰動作が行われる。
ここで、適切な減衰量とは、FM放送およびAM放送の電波の状態が変化しても良好な聴感を実現可能な減衰量であり、具体的には、AGC回路に入力される入力信号に含まれる隣接妨害電波が二波以上であってもインタモジュレーション妨害を発生させず、かつ、隣接妨害電波が一波であっても従来のように希望局電波が雑音に埋もれない状態を実現可能な減衰量である。
以下に、ATT部201における減衰量の制御方法を詳細に説明する。まず、概要を説明すると、AGC回路では、比較器を備えた比較部203において、ATT部201からの入力と閾値電圧供給部205から供給された閾値電圧との比較が行われる。そして、取得した比較結果に基づいて、比較部203が、ATT部201に出力する制御電圧を調整し、それにより、ATT部201における減衰量を調整する。
具体的に、比較部203では、ATT部201からの出力の一部が入力されるとともに、閾値電圧供給部205からの出力が入力される。この場合、ATT部201からの出力振幅中に交流成分を含むか否かによって、閾値電圧供給部205からの出力値がそれぞれ異なる。ここでは、このような振幅交流成分の検出が、交流振幅検出部204によって行われる。そして、その検出結果が閾値電圧供給部205に出力され、閾値電圧供給部205からの出力値が制御される。
上記のように交流振幅検出部204によって振幅交流成分の検出を行うことにより、AGC回路に入力された入力信号に含まれる隣接妨害電波が一波であるか、または二波以上であるかを検出することが可能となる。例えば、振幅交流成分が検出されると、閾値電圧供給部205は、隣接妨害電波が二波以上であると判定する。そして、当該判定結果に基づき、閾値電圧供給部205は、比較部203に出力する閾値電圧が低くなるように当該電圧の調整を行い、かかる低閾値電圧を比較部203に出力する。以下においては、隣接妨害電波が二波以上である場合に出力される低閾値電圧を、二波妨害時閾値電圧と呼ぶ。
一方、交流振幅検出部204において振幅交流成分が検出されない場合、閾値電圧供給部205は、隣接妨害電波が一波であると判定する。そして、当該判定結果に基づき、閾値電圧供給部205は、比較部203に出力する閾値電圧が高くなるように当該電圧の調整を行い、かかる高閾値電圧を比較部203に出力する。以下においては、隣接妨害電波が一波である場合に出力される高閾値電圧を、一波妨害時閾値電圧と呼ぶ。
閾値電圧供給部205から比較部203に二波妨害時閾値電圧が出力されると、比較部203で取得される比較結果において、低電圧である二波妨害時閾値電圧と、ATT部201からの入力との差が大きくなる。そして、このように両者の差が大きい場合には、ATT部201における減衰量を増加させて入力信号の減衰を促進するよう、比較部203がATT部201を制御する。それにより、AMP部202への過大な入力を防止可能となり、インタモジュレーション妨害を防止することが可能となる。
一方、閾値電圧供給部205から比較部203に一波妨害時閾値電圧が出力されると、比較部203で取得される比較結果において、高電圧である一波妨害時閾値電圧と、ATT部201からの入力との差が小さくなる。そして、このように両者の差が小さい場合には、ATT部201における減衰量を低減させて入力信号の減衰を抑制するよう、比較部203がATT部201を制御する。それにより、ATT部201における入力信号の過大な減衰を防止可能となり、従来のように希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。
図3〜図5、図6〜図8、図9〜図11および図12〜図14は、実施の形態1にかかるAGC回路の効果を説明するための図である。具体的に、図3〜図5および図6〜図8は、閾値電圧供給部205(図2参照)から比較部203(図2参照)に出力される閾値電圧が固定(具体的には、二波妨害時閾値電圧)である従来構成のAGC回路について示している。一方、図9〜図11および図12〜図14は、閾値電圧供給部205(図2参照)から比較部203(図2参照)に出力される閾値電圧が隣接妨害電波に応じて変化する実施の形態1にかかるAGC回路について示している。
実施の形態1にかかるAGC回路の効果を説明するために、まず、図3〜図5および図6〜図8を参照して、従来の構成を図2のAGC回路で実現した場合を説明する。
図3に示すように、例えば、従来の構成において、入力信号が希望局電波fdの他に隣接妨害電波fu1,fu2を二波含み、隣接妨害電波fu1,fu2の周波数Fu1,Fu2と希望局電波fdの周波数Fdとが、Fd=2Fu1−Fu2の関係にある場合には、インタモジュレーション妨害が発生するおそれがある。
そこで、インタモジュレーション妨害を防止すべく従来の構成では、図4に示すように、ATT部201(図2参照)における減衰量が大きくなるよう、比較部203(図2参照)が、AGC動作レベルを二波妨害時レベルL1としてATT部201(図2参照)を制御する。AGC動作レベルとは、具体的にはATT部201(図2参照)における減衰レベルである。
このような制御により、希望局電波fdおよび隣接妨害電波fu1,fu2について、ATT部201からの出力レベルが制御される。この場合、希望局電波fdの出力レベルは、AMP部202(図2参照)の等価入力雑音レベルであるレベルL2よりも高くなる。
図5に示すように、ATT部201(図2参照)で減衰された希望局電波fdおよび隣接妨害電波fu1,fu2は、AMP部202(図2参照)に出力されて増幅される。それにより、雑音の出力レベルであるレベルL3よりも出力レベルの高い希望局電波fdおよび隣接妨害電波fu1,fu2が出力信号として出力され、一方、インタモジュレーション成分IMの出力レベルを、雑音レベル(すなわちレベルL3)以下とすることが可能となる。
一方、図6に示すように、従来の構成において、入力信号が希望局電波fdの他に隣接妨害電波fu1を一波含む場合には、インタモジュレーション妨害が発生するおそれはない。しかしながら、従来の構成では、閾値電圧供給部205(図2参照)から比較部203(図2参照)に、図3に示す隣接妨害電波fu1,fu2が二波である場合と同様の閾値電圧が出力される。したがって、隣接妨害電波fu1が一波の場合にも、図7に示すように、前述の図4の場合と同様のAGC動作レベル、すなわち、ATT部201(図2参照)における減衰量を増加させる二波妨害時レベルL1となる。
したがって、この場合には、ATT部201(図2参照)から出力される希望局電波fdのレベルが、AMP部202(図2参照)の等価入力雑音レベルであるレベルL2よりも低くなる。それゆえ、図8に示すように、AMP部202(図2参照)から出力される希望局電波fdの出力レベルが雑音レベルL3以下となり、希望局電波fdの出力が雑音に埋もれる。
これに対して、実施の形態1にかかるAGC回路では、閾値電圧供給部205(図2参照)から比較部203(図2参照)に出力する閾値電圧を、隣接妨害電波が二波の場合と一波の場合とで異なる電圧値、すなわち二波妨害時閾値電圧と一波妨害時閾値電圧のいずれか適切な方の電圧値とすることが可能であるため、ATT部201(図2参照)における減衰量を、隣接妨害電波の状況に応じて適宜適切に調整することが可能となる。
具体的には、実施の形態1にかかるAGC回路では、隣接妨害電波が二波の場合に、図9〜図11に示すように、前述の従来のAGC回路の場合(図3〜図5参照)と同様の動作が行われる。それにより、図5に示す従来のAGC回路の場合と同様、図11に示すように、AMP部202(図2参照)で増幅されたインタモジュレーション成分IMの出力レベルを低減することが可能となる。
一方、図12に示すように隣接妨害電波が一波の場合には、ATT部201(図2参照)における減衰量を抑制すべく、閾値電圧供給部205(図2参照)から比較部203(図2参照)に、隣接妨害電波fu1,fu2が二波の場合よりも高い閾値電圧が出力される。それにより、図13に示すように、比較部203(図2参照)が二波妨害時レベルL1よりも高いレベルである一波妨害時レベルL4でAGC動作を行い、ATT部201(図2参照)を制御する。
このような制御により、希望局電波fdおよび隣接妨害電波fu1について、ATT部201(図2参照)からの出力レベルが抑制される。この場合、希望局電波fdの出力レベルは、AMP部202(図2参照)の等価入力雑音レベルであるレベルL2よりも高くなる。
図14に示すように、ATT部201(図2参照)で減衰された希望局電波fdおよび隣接妨害電波fu1は、AMP部202(図2参照)に出力されて増幅される。それによ
り、雑音の出力レベルであるレベルL3よりも出力レベルの高い希望局電波fdおよび隣接妨害電波fu1が出力信号として出力される。このように、実施の形態1のAGC回路
では、図1に示す従来のAGC回路とは異なり、希望局電波fdが雑音に埋もれることを防止することが可能となる。
以上のように、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで比較部203へ入力する閾値電圧をそれぞれ変化させる実施の形態1のAGC回路では、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで、適宜、ATT部201の減衰量をそれぞれ適切な値に制御することが可能となる。したがって、隣接妨害電波が二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。その結果、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
図15は、本発明の実施例1におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。図15に示すように、実施例1のAGC回路は、受信した電波信号が入力されるATT701と、ATT701からの出力を増幅するAMP702と、ATT701からの出力の一部が入力される第1検波器703と、第1検波器703からの出力が入力される第1LPF704と、第1検波器703からの出力の一部が入力されるHPF705と、HPF705からの出力が入力される第2検波器706と、第2検波器706からの出力が入力される第2LPF707と、第2検波器706からの出力に基づいて閾値電圧供給部709を制御する閾値電圧制御部708と、比較器710に閾値電圧を出力する閾値電圧供給部709と、第1LPF704からの出力が+入力側に入力されるとともに閾値電圧供給部709からの出力が−入力側に入力され当該両入力を比較し、その比較結果に基づいてATT701を制御する比較器710と、を備える。
次に、実施例1のAGC回路の動作を説明する。実施例1のAGC回路の動作の概要は図2に示す実施の形態1のAGC回路で前述した動作と同様であるが、実施例1では、以下のようにして、隣接妨害電波が一波の場合および二波以上の場合において、適宜、ATT701における減衰量が適量に調整される。
実施例1のAGC回路では、まず、ATT701からの出力の一部が第1検波器703に入力される。そして、第1検波器703において、ATT701からの出力の振幅が検出される。この第1検波器703の検波出力は、さらに第1LPF704に入力されるが、当該出力の一部は、分岐した伝送路を通じてHPF705に入力される。第1LPF704では、第1検波器703からの検波出力に含まれる直流成分が抽出される。そして、抽出された当該直流成分は、比較器710の+入力側に入力される。
HPF705は、第1検波器703からの検波出力に含まれる高周波成分を抽出する。ここで、HPF705の遮断周波数は、放送局のチャネル間隔に等しく設定されている。それにより、希望局電波がマルチパス妨害を受けた際に発生する振幅交流成分(すなわち、直接波と反射波との干渉に伴って発生する振幅交流成分)を、隣接妨害電波が二波以上の場合に発生する後述の振幅交流成分から峻別することが可能となる。したがって、マルチパス妨害に起因して発生する振幅交流成分に基づく誤制御を防止することが可能となる。
HPF705からの出力は、さらに第2検波器706に入力され、当該第2検波器706において、交流振幅の検出が行われる。第2検波器706からの出力は、さらに第2LPF707に入力される。第2LPF707は、第2検波器706からの出力に含まれる直流成分を抽出し、これをさらに閾値電圧制御部708に出力する。
閾値電圧制御部708は、第2LPF707からの出力に基づいて、閾値電圧供給部709を制御する。それにより、比較器710の−入力側に閾値電圧供給部709から出力される閾値電圧の電圧値が調整される。例えば、第2検波器706で交流振幅が検出されて第2LPF707からの出力が行われる場合、閾値電圧制御部708は、低閾値電圧である二波妨害時閾値電圧を比較器710に出力するよう閾値電圧供給部709を制御する。一方、第2検波器706で交流振幅が検出されず、よって第2LPF707からの出力が行われない場合、閾値電圧制御部708は、高閾値電圧である一波妨害時閾値電圧を比較器710に出力するよう閾値電圧供給部709を制御する。
言い換えれば、閾値電圧制御部708は、第2LPF707からの出力に基づいて、隣接妨害電波が二波以上であるか一波であるかを判定する。ここでは、第2検波器706で交流振幅が検出されて第2LPF707からの出力がある場合、隣接妨害電波が二波以上であると判定する。そして、かかる場合には、比較器710に二波妨害時閾値電圧を出力するよう、閾値電圧供給部709を制御する。
一方、第2検波器706で交流振幅が検出されず第2LPF707からの出力がない場合、閾値電圧制御部708は、隣接妨害電波が一波であると判定する。そして、かかる場合には、比較器710に一波妨害時閾値電圧を出力するよう、閾値電圧供給部709を制御する。
比較器710は、上記のような+入力側および−入力側への入力を比較する。そして、取得された比較結果に基づいて、ATT701に出力する制御電圧を調整して出力し、かかる制御電圧を用いてATT701における減衰量を制御する。例えば、閾値電圧供給部709から二波妨害時閾値電圧が出力された場合、比較器710は、ATT701における減衰量が増加するようATT701の制御電圧を調整する。一方、閾値電圧供給部709から一波妨害時閾値電圧が出力された場合、比較器710は、ATT701における減衰量を抑制するようATT701の制御電圧を調整する。
以下に、AGC回路の上記動作およびその効果を、図16〜図21、図22〜図27、図28〜図34および図35〜図41を参照して説明する。具体的に、図16〜図21および図22〜図27は、従来のAGC回路(図1参照)の各部における出力を示しており、図28〜図34および図35〜図41は、実施例1のAGC回路の各部における出力を示している。
実施例1のAGC回路の効果を説明するために、まず、図16〜図21および図22〜図27を参照して、従来のAGC回路の動作を説明する。ここでは、図16〜図21が、隣接妨害電波が二波の場合(二波妨害時)を示しており、図22〜図27が、隣接妨害電波が一波の場合(一波妨害時)を示している。
図16は、隣接妨害電波を二波含む入力信号を示す図である。図16に示すように、隣接妨害電波を二波含む入力信号では、隣接妨害電波同士が干渉し合うので振幅交流成分が生じる。図17は、ATT101(図1参照)の出力を示す図である。図17に示すように、図16の入力信号は、ATT101(図1参照)で減衰処理される。
図18は、検波器103(図1参照)の出力を示す図であり、図19は、LPF104(図1参照)の出力を示す図である。図18に示すように、図17に示すATT101(図1参照)からの出力は、検波器103(図1参照)で検波処理された後、図19に示すように、LPF104(図1参照)でさらに処理され直流成分となる。
図20は、閾値電圧供給部106(図1参照)から出力される閾値電圧を示す図である。図20に示すように、ここでは、インタモジュレーション妨害の発生を防止可能な低閾値電圧、すなわち二波妨害時閾値電圧V1が比較器105(図1参照)に出力される。
図21は、図20に示す二波妨害時閾値電圧V1に基づいて比較器105(図1参照)により制御されたATT101(図1参照)の減衰量を示す図である。図21に示すように、ここでは、二波妨害時閾値電圧V1(図20参照)に基づいて、図4に示す二波妨害時動作レベルでL1でATT101(図1参照)の制御が行われる。それにより、ATT101(図1参照)における減衰量T1が大きくなる。
一方、図22は、隣接妨害電波を一波含む入力信号を示す図である。図22に示すように、隣接妨害電波を一波含む入力信号では、図16に示すような隣接妨害電波同士の干渉による振幅交流成分が生じない。図23は、ATT101(図1参照)の出力を示す図である。図23に示すように、図22の入力信号は、ATT101(図1参照)で減衰処理される。
図24は、検波器103(図1参照)の出力を示す図であり、図25は、LPF104(図1参照)の出力を示す図である。図24に示すように、図23に示すATT101(図1参照)からの出力は、検波器103(図1参照)で検波処理された後、図25に示すように、LPF104(図1参照)でさらに処理される。
図26は、閾値電圧供給部106(図1参照)から出力される閾値電圧を示す図である。図26に示すように、ここでは、図20に示す隣接妨害電波が二波妨害時と同様、二波妨害時閾値電圧V1が比較器105(図1参照)に出力される。
図27は、図26に示す二波妨害時閾値電圧V1に基づいて比較器105(図1参照)により制御されたATT101(図1参照)の減衰量を示す図である。図27に示すように、インタモジュレーション妨害の発生するおそれがないにもかかわらず、この場合には図21に示す二波妨害時と同様、二波妨害時閾値電圧V1(図26参照)に基づいて、図4に示す二波妨害時動作レベルでL1でATT101(図1参照)の制御が行われる。したがって、一波妨害時においても、二波妨害時の減衰量T1となる。
このように、従来のAGC回路では、二波妨害時および一波妨害時のいずれの場合においても、閾値電圧供給部106(図1参照)から比較器105(図1参照)に出力される閾値電圧は、二波妨害時閾値電圧V1となり、よって、当該閾値電圧V1に基づいて制御されるATT101(図1参照)の減衰動作における減衰量T1は、二波妨害時および一波妨害時のいずれにおいても同一となる。
したがって、従来のAGC回路では、前述のように、一波妨害時において、二波妨害時と同様の過大な減衰がATT101(図1参照)において行われるため、前述の図8に示すように希望局電波が雑音に埋もれてしまう。
次に、図28〜図34および図35〜図41を参照して、実施例1のAGC回路の動作を説明する。図28〜図34は、隣接妨害電波が二波の場合(二波妨害時)を示しており、図35〜図41は、隣接妨害電波が一波の場合(一波妨害時)を示している。
まず、二波妨害時について説明する。図28は、ATT701(図15参照)からの出力を示す図である。また、図29は、第1検波器703(図15参照)からの出力を示す図である。図30は、第1LPF704(図15参照)からの出力を示す図である。図28〜図30については、図17〜図19と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図31は、HPF705(図15参照)からの出力を示す図である。図31に示すように、二波妨害時には、HPF705(図15参照)において、振幅交流成分を有する高周波成分が抽出される。HPF705(図15参照)からの出力は、第2検波器706(図15参照)で処理される。そして、第2検波器706(図15参照)の検波出力が、第2LPF707(図15参照)に入力される。
図32は、第2LPF707(図15参照)からの出力を示す図である。図32に示すように、第2LPF707(図15参照)では、図31に示す振幅交流成分を有する高周波成分の処理が行われて直流成分として出力される。
図33は、閾値電圧供給部709(図15参照)から出力される閾値電圧の出力を示す図である。前述の図32に示すように第2LPF707(図15参照)からの出力が検出されると、閾値電圧制御部708(図15参照)は、隣接妨害電波が二波であると判定する。そして、かかる判定結果に基づいて閾値電圧制御部708(図15参照)が閾値電圧供給部709(図15参照)を制御する。その結果、図33に示すように、前述の図20で示す従来のAGC回路の場合と同様、低電圧の二波妨害時閾値電圧V1が比較器710(図15参照)に出力される。
図34は、図33に示す二波妨害時閾値電圧V1に基づいて比較器710(図15参照)により制御されたATT701(図15参照)の減衰量を示す図である。図34に示すように、二波妨害時閾値電圧V1(図26参照)に基づいて、図4に示す二波妨害時動作レベルでL1でATT101(図1参照)の制御が行われる。それにより、ATT701(図15参照)における減衰量T1が大きくなる。
続いて、一波妨害時について説明する。図35は、ATT701(図15参照)からの出力を示す図である。また、図36は、第1検波器703(図15参照)からの出力を示す図である。図37は、第1LPF704(図15参照)からの出力を示す図である。図35〜図37に示すように、一波妨害時における各出力では、図28〜図30に示す二波妨害時のような交流振幅が生じない。
図38は、HPF705(図15参照)からの出力を示す図である。また、図39は、第2LPF707(図15参照)からの出力を示す図である。図38に示すように、一波妨害時には、二波妨害時のような振幅交流成分を有する高周波成分の抽出が行われず、よって、図39に示すように、第2LPF707(図15参照)から出力は見られない。
図40は、閾値電圧供給部709(図15参照)から出力される閾値電圧の出力を示す図である。前述の図39に示すように第2LPF707(図15参照)からの出力が検出されないと、閾値電圧制御部708(図15参照)は、隣接妨害電波が一波であると判定する。そして、かかる判定結果に基づいて閾値電圧制御部708(図15参照)が閾値電圧供給部709(図15参照)を制御する。その結果、図40に示すように、前述の図33で示す二波妨害時閾値電圧V1よりも高電圧である一波妨害時閾値電圧V2が比較器710(図15参照)に出力される。
図41は、図40に示す一波妨害時閾値電圧V2に基づいて比較器710(図15参照)により制御されたATT701(図15参照)の減衰量を示す図である。図41に示すように、一波妨害時閾値電圧V2(図40参照)に基づいて、前述の図13に示す一波妨害時動作レベルL4となるようにATT701(図15参照)の制御が行われる。それにより、ATT701(図15参照)における減衰量T2が、一波妨害時の減衰量T1よりも小さくなる。
このように、実施例1のAGC回路では、二波妨害時閾値電圧V1(図40参照)よりも高電圧である一波妨害時閾値電圧V2(図40参照)が閾値電圧供給部709から比較器710(ともに図15参照)に出力されて、当該一波妨害時閾値電圧V2に基づいてATT701(図15参照)の減衰量T2が二波妨害時の減衰量T1よりも低減されため、従来のAGC回路のように希望局電波が雑音に埋もれることを防止することが可能となる。
以上のように、実施例1のAGC回路によれば、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで、適宜、ATT701の減衰量を適切に調整することが可能であるため、二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。したがって、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
図42は、本発明の実施例2におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。図42に示すように、実施例2におけるAGC回路は、図15に示す実施例1のAGC回路と同様の構成を有するが、以下の点が、実施例1とは異なっている。図42では、図15と同一の構成要素に同一符号を付し、かかる構成要素についての説明は省略する。
実施例2のAGC回路は、第2LPF707からの出力が−入力側に入力されるとともに、閾値電圧供給部709から出力された一波妨害時閾値電圧が+入力側に入力される減算器1200を備えている。減算器1200からの出力は、比較器710の−入力側に入力される。かかる構成では、比較器710が、第1LPF704からの入力と、減算器1200からの入力とを比較し、その比較結果に基づいて、ATT701の制御を行い減衰量を調整する。
減算器1200は、−入力側に入力された第2LPF707からの出力と、+入力側に入力された閾値電圧供給部709からの出力とを減算処理する。このような減算器1200による処理により、比較器710に出力する閾値電圧を、第2LPF707からの出力に応じて適宜調整することが可能となる。
ここでは、閾値電圧供給部709から出力される閾値電圧が、隣接妨害電波が一波および二波以上のいずれの場合においても一定である。具体的には、閾値電圧供給部709は、入力信号に含まれる隣接妨害電波が一波の場合に希望局電波が雑音が埋もれるのを防止可能な閾値電圧を出力する。また、この場合、かかる一波妨害時閾値電圧から第2LPF707の出力が減算されて取得される二波妨害時の閾値電圧は、インタモジュレーション妨害を防止可能な閾値電圧である。
例えば、入力信号が隣接妨害電波を二波含む場合には、図28に示すように入力信号が振幅交流成分を含むため、図32に示すように第2LPF707からの出力が検出される。ここでは、この第2LPF707からの出力が減算器1200に入力されて一波妨害時閾値電圧から減算されるので、減算器1200から比較器710に出力される閾値電圧は小さくなる。
したがって、この場合には、比較器710において、減算器1200からの入力(すなわち閾値電圧)と第1LPF704からの入力との差が大きくなり、よって、比較器710は、ATT701における減衰動作を促進させるべく減衰量を増加させる。それにより、ATT701における減衰動作が促進され、その結果、インタモジュレーション妨害が防止される。
一方、隣接妨害電波が一波である場合には、図35に示すように入力信号が振幅交流成分を含まず、よって、図39に示すように第2LPF707からの出力が検出されない。したがって、この場合には、減算器1200の−入力側への入力が行われず、閾値電圧供給部709から+入力側に入力された一波妨害時閾値電圧が減算されずに比較器710に出力される。それゆえ、隣接妨害電波が一波の場合には、二波の場合に比べて、減算器1200から比較器710に出力される閾値電圧が高くなる。
この場合、比較器710では、減算器1200からの入力(すなわち閾値電圧)と第1LPF704からの入力との差が小さくなり、よって、比較器710は、ATT701における減衰動作を抑制すべく減衰量を低減させる。それにより、希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。
以上のように、実施例2のAGC回路では、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで、適宜、ATT701の減衰量を異なる適切な値に調整することが可能であるため、二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。したがって、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
図43は、本発明の実施例3におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。図43に示すように、実施例3におけるAGC回路は、図42に示す実施例2のAGC回路と同様の構成を有するが、以下の点が、実施例2とは異なっている。図43では、図42と同一の構成要素に同一符号を付し、かかる構成要素についての説明は省略する。
実施例3のAGC回路は、実施例2の場合と同様に第2LPF707の後段に減算器1200を備え、さらに、閾値シフト電圧供給部1301と、加算器1302とを備える。かかる構成のAGC回路では、閾値シフト電圧供給部1301からの出力が減算器1200の+入力側に入力される。ここで、閾値シフト電圧とは、比較器710に入力される閾値電圧を調整するための電圧であり、隣接妨害電波が一波および二波以上のいずれの場合においても、所定の電圧値に固定されている。
減算器1200では、閾値シフト電圧供給部1301から入力された閾値シフト電圧に対して、第2LPF707からの出力が減算される。減算器1200からの出力は、さらに加算器1302に入力される。加算器1302には、閾値電圧供給部709から二波妨害時閾値電圧がさらに入力され、当該二波妨害時閾値電圧に、減算器1200からの出力が加算される。そして、このように加算器1302で取得された出力が、閾値電圧として比較器710に入力される。
ここでは、閾値電圧供給部709から出力される閾値電圧が、隣接妨害電波が一波および二波以上のいずれの場合においても二波妨害時閾値電圧で一定となっている。二波妨害時閾値電圧とは、入力信号に含まれる隣接妨害電波が二波以上の場合にインタモジュレーション妨害を防止可能な閾値電圧である。また、この場合、かかる二波妨害時閾値電圧と減算器1200からの出力とを加算して取得される一波妨害時の閾値電圧は、希望局電波が雑音に埋もれるのを防止可能な閾値電圧である。
具体的に、例えば、入力信号が隣接妨害電波を二波含む場合、前述の実施例2の場合と同様、第2LPF707からの出力が検出されて当該出力が減算器1200において閾値シフト電圧から減算される。したがって、この場合には、減算器1200からの出力は小さくなる。このような減算器1200からの出力を加算器1302において二波妨害時閾値電圧に加算すると、加算器1302からの出力、すなわち、比較器710に入力される閾値電圧は小さくなる。
したがって、この場合には、比較器710において、加算器1302からの入力(すなわち閾値電圧)と第1LPF704からの入力との差が大きくなり、よって、比較器710は、ATT701における減衰動作を促進させるべく減衰量を増加させる。それにより、ATTにおける減衰動作が促進され、その結果、インタモジュレーション妨害が防止される。
一方、隣接妨害電波が一波である場合には、前述の実施例2の場合と同様、第2LPF707からの出力が検出されないため、減算器1200における閾値シフト電圧からの減算が行われない。したがって、この場合には、減算器1200からの出力は大きくなる。このような減算器1200からの出力を加算器1302において二波妨害時閾値電圧に加算すると、加算器1302からの出力、すなわち、比較器710に入力される閾値電圧は大きくなる。
したがって、この場合には、比較器710において、加算器1302からの入力(すなわち閾値電圧)と第1LPF704からの入力との差が小さくなり、よって、比較器710は、ATT701における減衰動作を抑制すべく減衰量を低減させる。それにより、希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。
以上のように、実施例3のAGC回路では、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで、適宜、ATT部の減衰量を異なる適切に調整することが可能であるため、二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。したがって、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
(実施の形態2)
図44は、本発明の実施の形態2にかかるAGC回路の構成を示すブロック図である。図44では、図2と同一の構成要素に同一符号を付し、かかる構成要素についての説明は省略する。
図44に示すように、AGC回路は、図2に示す実施の形態1と同様の回路構成を有しており、実施の形態1の場合と同様の動作を行うが、以下の点が実施の形態1とは異なっている。
すなわち、実施の形態2にかかるAGC回路は、ATT部201の出力の一部が入力される交流振幅検出部204の後段に、比較部入力制御部1400を備える。比較部入力制御部1400は、交流振幅検出部204から入力された振幅交流成分の検出結果に基づいて、比較部203への入力制御を行う。そして、比較部203は、比較部入力制御部1400からの入力と、閾値電圧供給部205からの入力とを比較し、その比較結果に基づいて、ATT部201における減衰量を制御する。
この場合、閾値電圧供給部205から比較部203に出力される閾値電圧は、例えば、隣接妨害電波が一波の場合に希望局電波が雑音に埋もれるのを防止可能な電圧(すなわち、一波妨害時閾値電圧)に固定で設定されている。このように、実施の形態2にかかるAGC回路では、比較部203に入力される閾値電圧が一定であり、一方、ATT部201側から比較部203への入力が、隣接妨害電波が一波の場合と二波以上の場合とで異なる構成となっている。
具体的には、交流振幅検出部204によって振幅交流成分が検出されると、比較部入力制御部1400は、隣接妨害電波が二波以上であると判定し、かかる判定結果に基づいて、比較部203への入力を増加させるべく入力制御を行う。一方、振幅交流成分が検出されないと、比較部入力制御部1400は、隣接妨害電波が一波であると判定し、かかる判定結果に基づいて、比較部203への入力を抑制すべく入力制御を行う。
前述のように、ここでは、閾値電圧供給部205から比較部203に入力される閾値電圧が一定であることから、隣接妨害電波が二波以上であると判定されて比較部203への入力が増加すると、比較部203における両入力の差が大きくなる。よって、この場合には、ATT部201における減衰量が大きくなるよう、比較部203がATT部201を制御する。それにより、インタモジュレーション妨害を防止することが可能となる。
一方、隣接妨害電波が一波であると判定されて比較部203への入力が抑制されると、比較部203における両入力の差が小さくなる。よって、この場合には、ATT部201における減衰量が小さくなるよう、比較部203がATT部201を制御する。それにより、従来のように希望局電波信号が雑音に埋もれてしまうのを防止することが可能となる。
以上のように、隣接妨害電波が一波の場合と二波以上の場合とでATT部201側からの比較部203への入力が異なるよう制御された実施の形態2のAGC回路では、隣接妨害電波が一波の場合と二波以上の場合とで、適宜、ATT部201の減衰量を異なる適切な値に制御することが可能となる。したがって、実施の形態1の場合と同様、二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。その結果、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
図45は、本発明の実施例4におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。図45に示すように、実施例4におけるAGC回路は、図15に示す実施例1のAGC回路と同様の構成を有するが、以下の点が、実施例1とは異なっている。図45では、図15と同一の構成要素に同一符号を付し、かかる構成要素についての説明は省略する。
図45に示すように、実施例4のAGC回路は、第1LPF704からの出力と第2LPF707からの出力とを加算する加算器1501を備えており、かかる加算器1501の出力が、比較器710の+入力側に入力される。また、閾値電圧供給部709は、比較器710の−入力側に、一定の閾値電圧を出力するよう構成されている。ここでは、閾値電圧供給部709は、実施の形態2で前述した一波妨害時閾値電圧が比較器710に出力されるよう設定されている。
かかる構成のAGC回路では、実施例1のAGC回路の場合と同様にして、第1LPF704からの出力および第2LPF707からの出力に至るまでの処理が行われる。そして、実施例4のAGC回路では、第1LPF704からの出力と第2LPF707からの出力とが加算器1501で加算されるとともに、加算器1501からの出力が、比較器710の+入力側に入力される。
例えば、入力信号が隣接妨害電波を二波含む場合には、図28に示すように入力信号が振幅交流成分を含むため、図32に示すように第2LPF707からの出力が検出される。ここでは、この第2LPF707からの出力が加算器1501に入力され、図30に示す第1LPF704からの出力に加算される。したがって、加算器1501から比較器710への入力が大きくなる。
この場合、前述のように、閾値電圧供給部709からの出力(すなわち一波妨害時閾値電圧)は一定であるため、このように比較器710の+入力側への入力が大きくなると、比較器710における両入力の差が大きくなり、よって、比較器710は、ATT701における減衰動作を促進させるべく減衰量を増加させる。それにより、ATT701における減衰動作が促進され、その結果、インタモジュレーション妨害が防止される。
一方、隣接妨害電波が一波である場合には、図35に示すように入力信号が振幅交流成分を含まず、よって、図39に示すように第2LPF707からの出力が検出されない。したがって、この場合には、第2LPF707からの出力が加算されず、第1LPF704からの出力のみが比較器710の+入力側へ入力される。それゆえ、隣接妨害電波が一波の場合には、二波の場合に比べて、加算器1501から比較器710への入力が小さくなる。
このように比較器710の+入力側への入力が小さいと、比較器710では、当該入力と一波妨害時閾値電圧との差が小さくなり、よって、比較器710は、ATT701における減衰動作を抑制すべく減衰量を低減させる。それにより、希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。
以上のように、実施例4のAGC回路では、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで、適宜、ATT701の減衰量を異なる適切な値に調整することが可能であるため、二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。したがって、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
図46は、本発明の実施例5におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。図46に示すように、実施例5におけるAGC回路は、図45に示す実施例4のAGC回路と同様の構成を有するが、以下の点が、実施例5とは異なっている。図46では、図15と同一の構成要素に同一符号を付し、かかる構成要素についての説明は省略する。
図46に示すように、実施例5のAGC回路は、第1検波器703からの出力と第2検波器706からの出力とを加算する加算器1601と、加算器1601の出力を処理するLPF1602とを備える。LPF1602の出力は、比較器710の+入力側に入力される。
かかる構成のAGC回路では、第1検波器703からの出力と第2検波器706からの出力とが加算器1601で加算された後にLPF1602で処理される点を除いて、実施例4で前述した動作と同様の動作が行われる。
具体的に、例えば、隣接妨害電波が二波の場合には、振幅交流成分が生じるので第2検波器706からの出力が検出され、かかる出力が第1検波器703からの出力と加算される。したがって、この場合には、比較器710への入力が大きくなり、よって、比較器710では、一波妨害時閾値電圧との差が大きくなる。それゆえ、比較器710は、ATT701における減衰動作を促進させるべく減衰量を増加させる。それにより、ATTにおける減衰動作が促進され、その結果、インタモジュレーション妨害が防止される。
一方、隣接妨害電波が一波の場合には、振幅交流成分が生じないので第2検波器706からの出力が検出されず、よって、加算が行われずに第1検波器703からの出力のみがLPF1602を経て比較器710に入力される。したがって、この場合には、比較器710への入力が小さくなり、よって、比較器710では、一波妨害時閾値電圧との差が小さくなる。それゆえ、比較器710は、ATT701における減衰動作を抑制すべく減衰量を低減させる。それにより、希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。
以上のように、実施例5のAGC回路では、隣接妨害電波が二波以上の場合と一波の場合とで、適宜、ATT701の減衰量を異なる適切な値に調整することが可能であるため、二波以上の場合においてインタモジュレーション妨害を防止することが可能で、かつ、一波の場合において希望局電波が雑音に埋もれるのを防止することが可能となる。したがって、隣接妨害電波が二波以上および一波のいずれの場合においても、ノイズの低減化を図り良好な聴感を実現することが可能となる。
また、特に、かかる構成では、第1検波器703および第2検波器706の出力が加算されて共通のLPF1602で処理されるため、LPFの配設数を低減することが可能となる。したがって、コストの低減化および回路の小規模化を図ることが可能となる。
本発明にかかるAGC回路の構成は、上記の実施例1〜実施例5で例示した構成に限定されるものではなく、これ以外の構成であってもよい。また、本発明にかかるAGC回路および制御方法は、FM/AM受信装置への適用に限定されるものではなく、これ以外への適用も可能である。例えば、移動によりFM電波やAM電波の状態が顕著に変動する車載用等の移動体受信装置に適用すると、有効な効果が奏される。
従来のAGC回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるAGC回路の構成を示すブロック図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 図2のAGC回路の効果を説明するための図である。 本発明の実施例1におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 図15のAGC回路の動作およびその効果を説明するための図である。 本発明の実施例2におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるAGC回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5におけるAGC回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
201 ATT部
202 AMP部
203 比較部
204 交流振幅検出部
205,709 閾値電圧供給部
701 ATT
702 AMP
703 第1検波器
704 第1LPF
705 HPF
706 第2検波器
707 第2LPF
708 閾値電圧制御部
710 比較器
1200 減算器
1301 閾値シフト電圧供給部
1302,1501,1601 加算器
1400 比較部入力制御部

Claims (10)

  1. 受信した電波信号を入力信号とし、前記入力信号を減衰させる減衰手段と、
    前記減衰手段からの出力を増幅する増幅手段と、
    前記減衰手段からの出力の一部が入力され、かかる入力における相互変調妨害により生じる振幅交流成分を検出する交流振幅検出手段と、
    前記交流振幅検出手段で検出される前記振幅交流成分の検出結果基づいて、前記減衰手段における減衰量の制御を行う減衰量調整手段と、
    を備えたことを特徴とするAGC回路。
  2. 前記減衰量調整手段は、前記交流振幅検出手段で前記振幅交流成分が検出された場合の
    前記減衰手段における前記減衰量が、前記振幅交流成分が検出されない場合の前記減衰手
    段における前記減衰量よりも大きくなるよう前記制御を行うことを特徴とする請求項1に
    記載のAGC回路。
  3. 前記減衰量調整手段は、
    前記減衰手段からの出力の一部と閾値電圧とが入力されてこれらを比較する比較手段と、
    前記比較手段に前記閾値電圧を出力する閾値電圧供給手段と、
    をさらに備え、
    前記比較手段は、取得された比較結果に基づいて、前記減衰手段における前記減衰量の前記制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のAGC回路。
  4. 前記閾値電圧供給手段は、前記交流振幅検出手段の検出結果基づいて、前記比較手段に出力する前記閾値電圧の電圧値を制御することを特徴とする請求項3に記載のAGC回路。
  5. 前記閾値電圧供給手段から前記比較手段に出力する前記閾値電圧の電圧値は、前記振幅交流成分が検出された場合の方が、前記振幅交流成分が検出されない場合に比べて小さいことを特徴とする請求項4に記載のAGC回路。
  6. 前記減衰手段から前記増幅手段への出力の一部が入力される第1検波手段と、
    前記第1検波手段からの出力の一部が入力される第1フィルタ手段と、
    前記第1検波手段からの出力の残りが入力される高周波フィルタ手段と、
    前記高周波フィルタ手段からの出力が入力される第2検波手段と、
    前記第2検波手段からの出力が入力される第2フィルタ手段と、
    を備え、
    前記閾値電圧供給手段は、前記高周波フィルタ手段、前記第2検波手段および前記第2フィルタ手段で構成された前記交流振幅検出手段からの出力に基づいて前記振幅交流成分の有無を判定し、当該判定結果に基づいて、前記比較手段に出力する前記閾値電圧を制御することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載のAGC回路。
  7. 前記比較手段入力される前記閾値電圧は、前記高周波フィルタ手段、前記第2検波手段および前記第2フィルタ手段で構成された前記交流振幅検出手段で検出される前記振幅交流成分の検出結果基づいて制御されることを特徴とする請求項に記載のAGC回路。
  8. 前記比較手段入力される前記閾値電圧は、前記振幅交流成分が検出された場合の方が、前記振幅交流成分が検出されない場合に比べて小さいことを特徴とする請求項6に記載のAGC回路。
  9. 前記減衰手段から前記増幅手段への出力の一部が入力される第1検波手段と、
    前記第1検波手段からの出力の一部が入力される第1フィルタ手段と、
    前記第1検波手段からの出力の残りが入力される高周波フィルタ手段と、
    前記高周波フィルタ手段からの出力が入力される第2検波手段と、
    前記第2検波手段からの出力が入力される第2フィルタ手段と、
    前記第1フィルタ手段からの出力と前記第2フィルタ手段からの出力とを加算する加算手段と、
    を備え、
    前記加算手段からの出力が前記比較手段に入力されて前記閾値電圧と比較されることを特徴とする請求項に記載のAGC回路。
  10. 受信した電波信号を入力信号とし、前記入力信号を減衰させる減衰工程と、
    前記減衰工程からの出力を増幅する増幅工程と、
    前記減衰工程からの出力の一部が入力され、かかる入力における相互変調妨害により生じる振幅交流成分を検出する交流振幅検出工程と、
    前記交流振幅検出工程で検出される前記振幅交流成分の検出結果基づいて、前記減衰工程における減衰量の制御を行う減衰量調整工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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