JP4910925B2 - 受信機 - Google Patents
受信機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4910925B2 JP4910925B2 JP2007193764A JP2007193764A JP4910925B2 JP 4910925 B2 JP4910925 B2 JP 4910925B2 JP 2007193764 A JP2007193764 A JP 2007193764A JP 2007193764 A JP2007193764 A JP 2007193764A JP 4910925 B2 JP4910925 B2 JP 4910925B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- unit
- mute
- value
- signal strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Noise Elimination (AREA)
Description
また、受信信号の信号強度が弱いほどノイズ成分の検出の遅延が大きくなるので、受信信号の信号強度が弱い状況下でフェージングにより信号強度が急激に減少した場合、ノイズ成分の急激な増加を検出することができないので、その間はノイズが出力される。(例えば、特許文献1参照。)
また、従来のスケルチ機能として、トーンスケルチ機能(CTCSS)や、デジタルコードスケルチ機能(DCS)などがあるが、いずれも応答時間が長いため急峻な応答には敬さない。
直近の信号強度値をメモリに記憶するとともに、上記記憶した信号強度値を所定時間毎に順次更新し、
上記所定時間毎に検出された信号強度値を、上記メモリに記憶されている直近の信号強度値と比較して、
上記所定時間における上記信号強度値の減少量が、所定の設定値以上の場合、上記ミュート部によって上記検波された信号の上記音声出力部への入力を抑制し、
上記ミュート部による上記音声出力部への入力を抑制されている状態であって、
上記所定時間毎に検出された上記信号強度値が所定のしきい値以上であり、且つ、上記メモリに記憶されている直近の信号強度値と比較して増加していれば、上記ミュート部による上記音声出力部への入力の抑制を解除する制御部を備えている。
請求項2では、
上記制御部は、
上記所定時間毎に検出された上記信号強度値が所定のしきい値未満のときには、上記ミュート部によって、上記検波された信号の上記音声出力部への入力を抑制するように制御する。
また、上記ミュート部による上記音声出力部への入力を抑制されている状態であって、所定時間毎に検出された上記信号強度値が所定のしきい値以上であり、且つ、上記メモリに記憶されている直近の信号強度値と比較して増加していれば、上記ミュート部による上記音声出力部への入力の抑制を解除するので、ミュート処理により必要以上に音声出力が遮断されることはない。
請求項2では、上記制御部は、上記信号強度値が所定のしきい値未満のときには、上記ミュート部によって、上記検波された信号の上記音声出力部への入力を抑制するように制御するので、所定時間における上記信号強度値の減少量が、所定の設定値以上の場合だけでなく、上記信号強度値が所定のしきい値未満のときにも、上記ミュート部によって、上記検波された信号の上記音声出力部への入力を抑制するので、ノイズがスピーカから出力されることが防止される。
図1に示したブロック図において、
1はアンテナ、2は高周波増幅部(RF部)、3は中間周波増幅部(IF部)、4は検波部、5はミュート部、6はオーディオ信号増幅部(AF増幅部)、7はスピーカ、8はハイパスフィルター(HPF)、9は整流平滑部、10はCPU、11は信号強度検出部であり、20は本発明にかかる受信機である。前記高周波増幅部2には、高周波信号を局部発振信号と混合して、中間周波信号に変換する図示しないミキサー部を含んでいる。
なお、前記AF増幅部6とスピーカ7とで音声出力部が構成されている。なお、音声出力部としては、スピーカに限らず、イヤフォンや他の回路・機器へ出力する構成も含む。
前記IF部3、検波部4、HPF8、整流平滑部9、信号強度検出部11が組み込まれているIC12(例えば東芝製TA31136FNGなど)を採用することができる。
前記CPU10は、中央演算ユニット以外に、外部入出力ユニット、プログラムが書き込まれたメモリ、およびデータ読み書き用のメモリなどのようにミュート部の制御に必要な制御部としての構成を備えている。
前述した信号強度値の変化量の算出は、信号強度検出部11から出力された信号強度値と、CPU10に記憶されている直近の信号強度値(前回のサンプリング時における信号強度値)とを比較することで行う。即ち、信号強度検出部11から出力された信号強度値が、直近の信号強度値よりも大きければ、信号強度は増加していると判断し、信号強度検出部11から出力された信号強度値から、直近の信号強度値を減算して、増加量を算出し、信号強度検出部11から出力された信号強度値が、直近の信号強度値より小さければ、信号強度は減少していると判断し、直近の信号強度値から、信号強度検出部11から出力された信号強度値を減算して、減少量を算出する。
また、CPU10は、サンプリング時間毎に検出される信号強度値が、所定のしきい値未満の場合にも、ミュート部5へミュート開始信号を出力する。このとき、ミュート部5は前記ミュート開始信号に基づいてミュート処理を開始するので、検波信号はミュート部5で遮断され、AF増幅部6に入力されず、音声信号はスピーカ7から出力されない。
そして、算出したノイズレベル値が、所定のしきい値以上の場合、CPU10は、ミュート部5へミュート開始信号を出力する。このとき、ミュート部5は前記ミュート開始信号に基づいてミュート処理を開始するので、検波信号はミュート部5で遮断され、AF増幅部6に入力されず、音声信号はスピーカ7から出力されない。
このようにして、CPU10は、サンプリング時間毎にミュート処理の解除、開始、現状維持の判断を行う。
なお、前記所定の設定値、および前記所定のしきい値は、メモリに記憶されている。
CPU10は、ステップS1において、サンプリング時間毎に検出された信号強度値を受けると、メモリに記憶されている直近の信号強度値と比較して、減少しているか否かを判断し、減少していればステップS2へ移行し、減少していなければステップS3へ移行する。
ステップS2においては、メモリに記憶されている直近の信号強度値からの減少量が所定の設定値以上であるか否かを判断し、設定値以上であればステップS5へ移行し、設定値未満であればステップS3へ移行する。
ステップS3においては、信号強度値が所定のしきい値未満であるか否かを判断し、しきい値未満であればステップS5へ移行し、しきい値以上であればステップS4へ移行する。
ステップS4においては、信号強度値が、メモリに記憶されている直近の信号強度値より増加しているか否かを判断し、増加していればステップS6へ移行し、増加していなければ、ミュート処理をしている場合には解除せずにそのミュート処理を維持し、ミュート処理が解除されている場合には解除された状態を維持して、ステップS7へ移行する。
ステップS5においては、ミュート部によるミュート処理(抑制)を開始し、ステップS7へ移行する。
ステップS6においては、ミュート部によるミュート処理を解除し、ステップS7へ移行する。
ステップS7においては、今回の信号強度値をメモリに記憶する。
図3のグラフ上にプロットした各ポイントA1〜A11は、サンプリング時間t1〜t11毎に、CPU10が信号強度値の変化量を算出するポイントである。各ポイントA1〜A11での信号強度値は、次のサンプリング時間t2〜t12まで、直近の信号強度値としてメモリに記憶されており、次のサンプリング時間t2〜t12において、そのポイントでの信号強度値と比較される。
しかし、フェージングによって、ポイントA3からポイントA4の間のように、信号強度値が急激に減少し、メモリに記憶されている直近のポイントでの信号強度値と比較して、その減少量が設定値以上であれば、ポイントA4の時点で直ちにミュート処理が開始される。したがって、検波信号はミュート部5で遮断され、AF増幅部6に入力されず、音声信号はスピーカ7から出力されない。
このように、信号強度値がしきい値以上であっても、メモリに記憶されている直近のポイントでの信号強度値と比較して、信号強度値の減少量が設定値以上の場合には、信号強度値がしきい値未満になる可能性が高いと見なして、ミュート処理を開始することで、ノイズがスピーカから出力されることを未然に防止する。
しかし、ポイントA6からポイントA7の間のように、フェージングが解消して信号強度値が増加し、且つ信号強度値がしきい値以上であれば、ポイントA7の時点でミュート処理が解除される。したがって、検波信号はミュート部5を通過して、AF増幅部6に入力されて、音声信号はスピーカ7から出力される。
そして、ミュート処理が解除された状態がポイントA9まで維持される。
このように、一時的に信号強度値が急激に減少し、ミュート処理がされている場合であっても、信号強度値がしきい値以上であり、且つ、メモリに記憶されている直近のポイントでの信号強度値と比較して増加していれば、ミュート処理は解除されるので、ミュート処理により必要以上に音声出力が遮断されることはない。
このように、信号強度値がしきい値以上であっても、送信側からの信号が終了して、メモリに記憶されている直近のポイントでの信号強度値と比較して、信号強度値の減少量が設定値以上になった場合には、ミュート処理を開始することで、ノイズがスピーカから出力されることを未然に防止する。
信号強度値の急激な減少により送信終了を検出してミュート処理することで、スケルチテールノイズが発生することはない。
その後は、ポイントA11でも、ポイントA12でも、信号強度値はしきい値未満の状態が維持されるので、ミュート処理は解除されず維持される。
2 高周波増幅部(RF部)
3 中間周波増幅部(IF部)
4 検波部
5 ミュート部
6 オーディオ信号増幅部(AF増幅部)
7 スピーカ
8 ハイパスフィルター(HPF)
9 整流平滑部
10 CPU、制御部
11 信号強度検出部
20 受信機
6、7 音声出力部
Claims (2)
- 受信した信号の信号強度値を検出する信号強度検出部と、上記受信した信号を検波する検波部と、上記検波された信号を音声出力する音声出力部と、上記検波された信号の上記音声出力部への入力を制御するミュート部とを含む受信機であって、
直近の信号強度値をメモリに記憶するとともに、上記記憶した信号強度値を所定時間毎に順次更新し、
上記所定時間毎に検出された信号強度値を、上記メモリに記憶されている直近の信号強度値と比較して、
上記所定時間における上記信号強度値の減少量が、所定の設定値以上の場合、上記ミュート部によって上記検波された信号の上記音声出力部への入力を抑制し、
上記ミュート部による上記音声出力部への入力を抑制されている状態であって、
上記所定時間毎に検出された上記信号強度値が所定のしきい値以上であり、且つ、上記メモリに記憶されている直近の信号強度値と比較して増加していれば、上記ミュート部による上記音声出力部への入力の抑制を解除する制御部
を備えていることを特徴とする受信機。 - 上記制御部は、
上記所定時間毎に検出された上記信号強度値が所定のしきい値未満のときには、
上記ミュート部によって、上記検波された信号の上記音声出力部への入力を抑制するように制御することを特徴とする請求項1に記載の受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193764A JP4910925B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193764A JP4910925B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009033362A JP2009033362A (ja) | 2009-02-12 |
JP4910925B2 true JP4910925B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=40403391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007193764A Expired - Fee Related JP4910925B2 (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4910925B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6299057B2 (ja) * | 2013-12-17 | 2018-03-28 | アイコム株式会社 | 受信機および受信方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6166413A (ja) * | 1984-09-10 | 1986-04-05 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 干渉波受信防止方式 |
-
2007
- 2007-07-25 JP JP2007193764A patent/JP4910925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009033362A (ja) | 2009-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3534233B2 (ja) | 自動利得制御方法及びその装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置 | |
JP6312743B2 (ja) | 干渉削減方法及びデバイスレシーバ | |
JP2009088972A (ja) | 無線通信の受信装置 | |
JP4910925B2 (ja) | 受信機 | |
JP5430757B2 (ja) | デジタル放送受信機 | |
US20190081605A1 (en) | Receiver and noise squelch control method | |
JP2009027329A (ja) | 自動利得制御回路 | |
US9548777B2 (en) | Reception device and reception method | |
JP6299057B2 (ja) | 受信機および受信方法 | |
JP6905196B2 (ja) | 無線通信機および無線通信機の制御方法 | |
JP4732231B2 (ja) | ミュート回路 | |
JP4941165B2 (ja) | 受信装置 | |
KR100724947B1 (ko) | 불연속 전송 시스템의 수신기를 위한 자동 이득 제어장치및 방법 | |
JP4148813B2 (ja) | 受信回路およびこれを用いた移動無線受信機 | |
JP6279441B2 (ja) | ラジオ受信機 | |
JP4742859B2 (ja) | 無線機、制御方法及びプログラム | |
JP2010087674A (ja) | 受信装置及び受信方法 | |
JP5885571B2 (ja) | ディジタル放送の受信装置 | |
KR20070069478A (ko) | 이동통신 시스템에서의 채널 적응 자동 이득 제어방법 및장치. | |
JP2012100008A (ja) | 受信機 | |
JP2007324692A (ja) | ミュート回路 | |
JP4606864B2 (ja) | Agc回路および制御方法 | |
JP2006253886A (ja) | 受信装置 | |
US8284876B2 (en) | Automatic gain control circuit | |
JP2006109335A (ja) | 混変調および相互変調によるひずみに対応する自動利得制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111220 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4910925 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |