JP4606605B2 - 内燃機関の燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提項に従って内燃機関の燃焼空間の中に燃料を断続的に噴射するための燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
EP−B−0228578(第1図)には、噴射弁部材とともに燃料噴射弁が記載されており、上記噴射弁部材は、ハウジングの長手軸方向に延在するボア(内腔)内で移動可能に案内される。このボアは、スロットルを経て燃料高圧接続部に接続され、また、蓄圧スペースとして設計されている。上記ボアは、その一端においては、噴射オリフィスを設けた噴射弁部材の座によって閉塞され、他端では、円筒形の端部部品によって閉塞される。上記端部部品は、密封機能のある狭小なガイドによってハウジングの中で案内される。上記端部部品は、一体型噴射弁部材の一部を形成するピストンの狭小な滑動ガイドとして機能する。上記噴射弁部材は、座近傍の更に別のガイド内でも狭小に案内される。噴射弁部材を開閉させる動きは、噴射弁部材のピストンの上にある制御スペース内の圧力を制御することによって、制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
既述したように、一体型噴射弁部材用の2つのガイドは、狭小な滑り嵌合の形態で製造される。これは、これらのガイドが軸方向に正確に方向付けられなければならないことを意味し、したがって、噴射弁部材の歪やひどい摩擦や故障などを引き起こしたり、燃料噴射弁の機能を損なったりするような横方向の力が噴射弁部材に作用しない。燃料噴射弁は、結果的には、製造して組立てるのには複雑である。さらに、ハウジングは、既述したように、中央のボアが蓄圧スペースとして設計されているので、比較的大きな断面積を有している。このことは内燃機関への取付けには不利になる。
【0004】
冒頭に述べたような型式の一般的な燃料噴射弁は、例えば、EP−B−0686763(第1図と第2図)から知られている。この燃料噴射弁では、ハウジング内に長手方向に調整可能に取付けられた噴射弁部材の連続的な開閉は、制御装置によって制御される。上記制御装置は、噴射弁部材と分離した部品で、作動可能に噴射弁部材に接続されている。制御ピストンの端面とハウジングに固定された制御ボディとの間に制御スペースがあり、制御スペースは制御スリーブによって半径方向の境界が定められている。制御スリーブは、上記制御装置を収容するハウジングボア内に狭小な滑り嵌合でもって移動可能に配置されている。制御ピストンは、同様に狭小な滑り嵌合でもって、制御スリーブ内において案内される。高圧供給ラインが、制御装置が収容されていているハウジングボアと平行にハウジング内に配置され、且つ、燃料高圧接続部に接続されている。1本の高圧供給ラインは制御装置に繋がり、制御スペースは入口スロットル接続部を経由してこの高圧供給ラインに接続されている。制御ピストンに作用する制御スペースの中の燃料制御圧力は、制御ボディ内の出口オリフィスの開閉によって(制御可能なパイロット弁によって)制御される。他方の高圧供給ラインは、輪状スペースと、燃料噴射弁の下端に配置された弁座要素の噴射オリフィスとに通じている。噴射弁部材は、輪状スペースの上に配置されていると共に燃料システムの圧力(つまり燃料圧力)が下方から作用する構成要素によって、弁座要素のボア内で正確に案内される。
【0005】
高圧供給ラインがハウジング内に収容されるように、ハウジングは比較的大きな断面積を有しなければならない。このことは、内燃機関内での設置に対して、スペースの点で不利となる。
【0006】
多重体型の噴射弁部材が延在するハウジングボアは、これの中間部分において、燃料戻りラインに接続されている。これによって、低い燃料圧力がハウジングボアのこの領域において支配的となり、このことが、高い燃料圧力が支配的な隣接する領域からハウジングボアの低圧領域へ漏洩させる結果となる。
【0007】
本発明が基づく目的は、高々微々たる漏洩しか生じない燃料噴射弁であり、その外形においても内燃機関内に設置するのに有利となる燃料噴射弁であって、製造および組立ての点から簡単且つ費用効果の優れた燃料噴射弁を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的は、本発明に従ったクレーム1の特徴を有する燃料噴射弁によって達成される。
【0009】
本発明による燃料噴射弁は、簡単且つ費用効果の優れた構造を有するだけではない。その特別な長所は、全構成部品において、許容公差が製造と組立ての両方について容易に維持されるために、内燃機関の全ての弁において機能的同一性が簡単に達成されることである。ハウジング内に横方向の高圧供給ラインが不要であるによって、燃料噴射弁のほっそりとしたデザインが可能になる。このことは、内燃機関内での設置には有利となる。ハウジング内に位置し、高圧の燃料が広がる中央ボアは、完全に耐漏洩性のある領域を形成し、したがって低い圧力のスペースへの漏洩は実質的に解消される。
【0010】
本発明による燃料噴射弁の好ましい展開が従属クレームの主題を形成する。冒頭で述べた形式の燃料噴射弁は、制御装置の特に好ましい実施例では、従属クレーム20の主題を形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0012】
図1によると、燃料噴射弁1は、燃料高圧接続部10を経由して、図示しない高圧供給装置に接続されている。この高圧供給装置は燃料を100〜2000バールおよび以上の圧力で燃料を供給する。燃料噴射弁1は、さらに、電気接続部12を経由して、同様に図示しない電子装置に接続されている。
【0013】
燃料噴射弁1はハウジング14を有し、ハウジング14は下部ハウジング部14aと上部ハウジング部14bとからなる。下部ハウジング部14aは、長く直径の小さな管状のデザインを持ち、燃料噴射弁1の長手軸Aと同軸の中央ボア40を有している。中央ボア40は上部ハウジング部14bの領域で拡大されている。この大きな直径のボアは、図1では42で示されている。燃料高圧接続部10を中央ボア拡大部42に接続する通路ボア44は、上記長手軸Aに対して半径方向に配置されている。
【0014】
上記下部ハウジング14aは、その下端部において、ユニオンナットの形で製造されたねじ込み保持部16に接続されている。上記保持部16は、ノズル本体18をハウジング部14aの下部面20上に押圧して密閉する。ハウジング部14aに対するノズル本体18の半径方向の位置は、一つあるいはそれ以上の数のピン24によって固定される。このピン24は捩れも防止する。ノズル本体18のノズル先端22は、弁座要素を形成し、保持部16から突出している。ノズル先端22には、ノズルニードル座26と複数の噴射オリフィス28とが設けられている。上記噴射オリフィス28は、噴射弁部材を形成する軸方向に調整可能なノズルニードル30の下端部34によって閉塞され得る。ノズルニードル30は、下部ノズルニードル座26から上方に延び、輪状スペース38とノズル本体18のボア32とを通り、更にハウジング部14aの中央ボア40を通って、上端部ではカラー35と2つのピストン部品31,33を有している。これらのピストン部品31,33は、噴射弁部材の調整移動を制御するための制御装置S1の一部、すなわちノズルニードル30の一部を形成している。制御装置S1は、図2と図3を用いて以下にさらに詳細に記載されている。ノズルニードル30は、ノズル本体ボア32の領域において軸方向に延在する摩滅面36を備え、摩滅面36は、環状スペース38をハウジング部14aの中央ボア40に液力学的に接続している。
【0015】
図1に示された例証的な実施例では、ノズルニードル30は一体に作られる。しかし、ノズルニードルはお互いに作動可能に接続された複数の要素から構成されてもよい。
【0016】
保持ナット17が上部ハウジング部14bにねじ込まれる。保持ナット17の内部には、電磁気的に作動するパイロット弁46が収容されていている。パイロット弁46は接極子58を備え、接極子58はパイロット弁ステム(弁棒)54に固定可能に接続されている。電磁石50に電流が流れていない状態では、パイロット弁54は圧縮バネ60の力によって下方に押圧される。この力の大きさは、バネ伸張要素62によって設定される。パロット弁46を作動させるために、すなわち、接極子58に接続されたパイロット弁ステム54を上昇させるために、電気的な制御装置によって、制御パルスが電気接続部12を経由して電磁マグネット50の励磁コイル52に供給される。上記励起コイルは上記接極子58に割り当てられている。
【0017】
バネ伸張要素62は遮断部品64内に収容され、上記遮断部品64は燃料噴射弁1をその上端において密閉状態で遮断している。燃料戻り接続部66は、電磁マグネット50と一緒に保持ナット17の中にあって、スペース67に繋がっている。上記スペース67は、パイロット弁46を包囲すると共に、低圧の燃料が流れる所謂低圧帯である。
【0018】
次に、制御装置S1は図2と図3とを参照して説明する。
【0019】
制御ボディ74は、上部ハウジング部の中の拡大ボア42に圧入されて密閉状態になっている。上記制御ボディ74は、フランジ78を用いてハウジングステップ表面80上に在って、保持ナット76によって軸方向に固定されている(図2)。勿論、ボア42と制御ボディ74との間の密閉は、上述のものとは異なった形態で、例えば、圧入の代わりに密閉機能を果す適当な密閉リングによって、行われる。制御ボディ74は、頂部において先細りになって出口オリフィス77となる出口ボア75を有する。制御ボディ74の下端面は88で示される。スリーブ形状のスペーサー部品70が、密閉スプリングすなわちノズルニードルばね68によって、輪状の上端面71を用いて制御ボディ74の下端面88上に押圧される。上記ノズルニードルばね68は、スペーサー部70の下部段差面82とノズルニードルカラー35の上部段差面84との間で、プレストレス(圧縮)されている。このノズルニードルばね68のプレストレス力は、下方に、すなわち、燃料噴射弁1を閉塞する方向に、すなわち、ノズルニードル30に働く高燃料圧力とは反対の方向に、ノズルニードル30をしっかりと保持する。上記プレストレス力は、比較的高い値でなければならず、例えば100〜300Nになる。内燃機関の複数の燃料噴射弁のプレストレス力は、正確に一致して、機能的独自性を確保しなればならない。それぞれの製造公差は単一あるいは複数のスペーサディスク90によって補償される。
【0020】
噴射弁部材すなわちノズルニードル30は、カラー35に隣接する第1ピストン部31と、上記第1ピストン部に対して直径が段状になった第2ピストン部33とを有している。上記第2ピストン部33は上端面39を有している。これら2つのピストン部31,33の間の輪状の段差面は、37によって表されている。特に図3から明かなように、第1ピストン部31は、半径方向の遊びR1を持って、スペーサ部70の下部70aの中に突出している。ピストン部31に対するこの部分70aの内側円筒形ガイド面は、94によって示されている。スペーサー部70は、さらに、拡大された直径の上部70bを有している。既に述べた段差面82は、スペーサー部70の2つの部分70aと70bの間に存在している。内部段差面98は上記段差面82から少し離れてスペーサー部70内に配置されている。上記内部段差面98は、円筒形ガイド面94を、さらに大きな直径の円筒形ガイド面95に接続している。この段差面98は、2つのピストン部31,33間に存在する段差面37より上に位置している。上記第2ピストン部33は制御スリーブ72によって包囲されている。上記制御スリーブ72の円筒形外表面72aは、半径方向に幾らか遊びを持たせて、スペーサー部70のガイド面95に振り向けられている(図3参照)。この半径方向の遊びR2は、(第1のピストン部31とガイド面94との間の半径方向の遊びR1と同様に)約6〜50μm(マイクロメートル)になる。対照的に、狭い滑り嵌合、すなわち、僅か1〜8μmの半径方向の遊びR0が、制御スリーブの内面72iと第2ピストン33の外面との間に設けられている。圧力がどこでも(制御スリーブ72の内外面とスペーサー部70の内外面の両方において)同一なので、圧力レベルに拘わらず、制御スリーブ72やスペーサー部70には圧力による変形が起こらなくて、半径方向の遊びR0、R1、R2およびギャップ(間隙)Sは同一のままである。
【0021】
制御装置S1の図示しない代替実施例では、EP0686763(第3図、リブ95)と類似して、半径方向の遊びR1とR2は、部品の各長手に渡って延在し、僅かな遊びを持つ1つ或いはそれ以上のリブによって置き換えられる。これらのリブは、スペーサー部70の各内側か、或いは制御スリーブ72の円筒形外表面72aとピストン部31の円筒形外表面とに取付けられる。リブによって引き起こされる流れは、燃料の粘性(すなわち、その温度)とは無関係であり、伸張した半径方向の遊びが関係する事例ではもない。流れが粘性と無関係であることは、機能的な利点となる。(半径方向の遊びR1とR2とは、下にさらに説明される制御装置S2とS3においても、同様に設けられる。)
【0022】
制御スリーブ72の軸方向の長さは、スペーサ部70の内部段差面98とその輪状の上端面71との間の距離よりも僅かな量Sだけ、例えば5〜40μmだけ短い。図3は、制御スリーブ72の下端面72uが内部段差面98上にあって、これによってギャップSが制御スリーブの端面72oと制御ボディ74の下端面88との間に形成されているという位置関係の制御スリーブ72を示している(図3では、ギャップSは誇張されて大きく示されているが、実際には、このギャップSはノズルニードルストロークよりも約10倍小さい、つまりノズルニードルのストロークの約10分の1である。)。同時に、下端面72uは間隙106の上部から密封されている。上記間隙106は、一方では第2ピストン部33によって他方ではスペーサー部70のガイド面94によって、半径方向に境界が定められ、また、2つのピストン部31,33間の段差面37によって軸方向下方に境界が定められている。
【0023】
スペーサー部70は上端部において通路100を有している。図3から明かなように、制御スリーブ72の上端面72oには、半径方向の窪み102(或いは複数の半径方向の窪み)が設けられている。通路100と窪み102とは、ハウジングボア42によって包囲されたスペースを、すなわち、通路ボア44を介して燃料高圧接続部10に繋がる高圧力帯を、第2ピストン部33の上に配置された制御スペース110に接続している。この制御スペース110は、下部領域ではスペーサ部分70のガイド面95によって、上部領域では出口ボア75と出口オフリフィス77とによって半径方向に限定され、上記制御スペース110は、頂部においてパイロット弁ステム54によって開または閉の状態にされる。パイロット弁ステム54の平坦な座部は、それを用いて出口オリフィス77が閉塞されるが、図1〜図3においては56によって示されている。
【0024】
図1〜図3は、噴射過程前の位置における燃料噴射弁1を示す。制御スペース110がパイロット弁ステム54の平坦な座部56によって閉塞されると、高圧帯と同じ高圧力が制御スペース110に広がる。すなわち、上記高圧帯とは、ハウジングボア42,40とボア32によって包囲されるスペースと、輪状スペース38を経由してノズルニードル座26にまで延在するスペースとの中にあって、ノズルニードル30を取り巻き、上部領域ではスペーサ部70を取り巻くものである。一方、段差面37と制御スリーブ72の下端部面72uとによって限定されるスペース106も、第1ピストン部31とガイド面94との間の半径方向のギャップR1を経て、高圧帯に接続されている。制御スリーブ72は、全流体圧が補償された中立の平衡状態にある。制御スペース110は、制御ボディ74の下端面88と制御スリーブ72の上端面72oとの間のギャップSを介して、また、窪み102を介して、高圧帯に接続されている。この配置では、ノズルニードル30を下部閉塞位置に保持しているのはノズルニードルばね68であり、同時に、ノズルニードル30が開いた状態でノズルニードル座30の下方からノズルニードル30を開く方向に作用する圧力は存在しない。
【0025】
パルスが電子制御装置を介して電磁石50に所定期間伝達されると、接極子58は圧縮ばね60の力と反対の方向に引っ張り上げられる。その結果、パイロット弁46のパイロット弁ステム54が上昇する。パイロット弁ステム54の平坦な座部56は、制御ボディ74の出口オリフィス77を開放する。制御スペース110における圧力は幾分か低下する。これによって、制御スリーブ72についての流体圧的な平衡状態は乱され、流体圧力が制御ボディ74の方向に制御スリーブ72に作用する。この結果、上記制御スリーブは制御ボディ74の下端面88に向かって移動する。同時に、制御スリーブ72の下端面72uは段差面98から離昇し、この所にギャップSが形成される。制御スリーブ72が上方に移動するために、スペース106が僅かに増大し、増大したスペース106にギャップR1とR2とを介して少量の燃料が供給される。制御スペース110は、窪み102のみを介して、なおも高圧帯に接続されている。その結果、制御スペース110内の圧力は急激に低下する。噴射過程が開始する。ノズルニードル30が開口移動を行っている間、燃料は、制御スペース110内で出口オリフィス77を介して連続的に変位し、また、スペース106内でギャップR1とR2とを介して連続的に変位する。高圧帯に対する特定の超過圧力は、空間106に広がり、制御スリーブ72を、表面72uを介して制御ボディ74の下端面88に押圧する。
【0026】
噴射過程を終了させるためには、再度電子的な制御により電磁石50を介して、パイロット弁46を閉塞位置に移動する。そのとき出口オリフィス77は再度閉塞されるので、入口スロットルとして機能する窪み102を介して燃料が補給される。この燃料補給によって制御スペース110内の圧力が素早く上昇し、上記圧力は第2ピストン部33の上端面39に作用する。ノズルニードルばね68がノズルニードル30を下方の閉塞する方向に移動させるので、より大きくなったスペース106内に、残りの高圧帯に比較して低圧が生じ、その結果、制御スリーブ72が流体圧を受けて制御ボディ74の下端部面88から離れ、頂部に再びギャップSを生じさせる。これによって、通路100と再び出現したギャップSと制窪み102とを介して御スペース110に流入する燃料のために、制御スペース110内の圧力が急激に上昇する。制御スペース110への燃料の充填が窪み102を介してだけの場合よりも、噴射過程は実質的により速く終了する。
【0027】
噴射過程の開始前も、制御スリーブ72は、制御スペース110がギャップSを介して高圧帯に直接繋がるのを封じる。そのため、出口オリフィス77を通って低圧スペース67および燃料戻り接続部66に流れ出る燃料の制御流は、都合良くもかなり減少する。これは窪み102のみを介して起り、窪み102の機能が、単に、出口オリフィス77の閉塞中に制御スペース110内に初期圧力の立ち上げを引き起こして、制御ボディ側の頂部においてギャップSを復帰させるためだけなので、この窪み102は大抵は望される程の小さいなものである。原則的には、窪み102を備え正確に作られた上端面72oの代わりに、余り精密でなく(すなわち、比較的大雑把で、したがって製造するのにより簡単な)幾分か漏れのある端面が使用される。この場合、漏れが上記窪み102の入口スロットル機能を果す。
【0028】
ギャップSは簡単な方法で正確に製造される。既に述べたように、ギャップSは、制御スリーブ72の長さと、スペーサ部70の段差面98とその端面71の間の距離との違いによって形成される。すなわち、このギャップSは、組立て前に設定され、高圧レベルにも拘わらず、組立てられた燃料噴射弁1において正確に維持される。何故なら、制御ボディ74の平坦な下端面88がスペーサ部70と制御スリーブ72とで共通していて、圧力条件が噴射前後において補償するからである。この結果、高圧にも拘わらず、これらの制御要素の圧力歪が起こることがない。換言すると、ギャップSは、組立て後であっても調整することなしに保持される。
【0029】
しかしながら、スペーサ部70がその端部面71で制御ボディ74の下端面88を圧するが、制御ボディ74の下端面88が窪みを備えることは可能である。また、制御スリーブ72を長手方向に調整する動程Sは、制御スリーブの長さと、段差面98と窪みの基礎面の間の距離との相違によって、形成され得る。このような変形例では、図示されていないが、例えば、制御スリーブ72は段差面98とスペーサ部70の端部面71の間の距離と全く同一の長さであり得る。
【0030】
本発明による制御装置S1では、制御スリーブ72とスペーサ要素70とは、正確には軸方向に中心を一致させていない。すなわち、制御スリーブ72とスペーサ要素70とは、中心ハウジングボア42内で半径方向に固定されていなく、ハウジング14の縦軸Aに対して横方向に移動可能である。これによって、制御ピストン31,33は、噴射弁部材すなわちノズルニードル30のためのノズルニードル座26に対して、半径方向に多少オフセットすることが可能である。同時に、これによって、ノズルニードル30を歪ませたり、ひどい摩擦力を生じさせたり、動かなくなったりさせるような、また、燃料噴射弁の機能を損なうような横方向の力はノズルニードル30に作用しない。ノズルニードル30は半径方向オフセットされ得て、ノズルニードル30には横方向の力が掛らない。
【0031】
さらに、第2ピストン部33の外表面と制御スリーブ72の内面72iの間の嵌合(図3では、R0で示されている)は、単一の精密な嵌合のみが必要とされる。しかしながら、この精密な嵌合でさえ、EP−B−0686763による嵌合よりも精密である必要はない。何故なら、既に述べたように、制御装置S1の要素には圧力レベルに依存して圧力によって引き起こされる歪が生じないからである。他の嵌合は全てさらに広いものであってもよく、したがって、これは製造の点から付加的な利点となる。本発明による燃料噴射弁1のハウジング14は、摩擦や結果的に磨耗が発生する精密なガイドをどこにも備える必要がない。すなわち、ハウジング14は硬化される必要がない。
【0032】
また、本発明による燃料噴射弁1のさらなる本質的な利点は、高圧帯が、すなわち、ノズルニードル座26から輪状スペース38とハウジングボア40,41と制御スペース110を経て出口オリフィス77までノズルニードル30を同軸に囲むスペースと通路ボア44が、漏洩点の無い完全に耐漏洩性領域を形成することである。
【0033】
本発明による燃料噴射弁のハウジング14は、非常にほっそりとしたデザインを持ち得る。これは、燃料噴射弁を内燃機関のシリンダヘッドに設置するためには有利である。
【0034】
図4は、燃料噴射弁2の第2の典型的な実施例を示す。図1から図3において既知となった部品は、図4では同一の参照番号で示される。図1から図3による燃料噴射弁1とは対照的に、燃料噴射弁2のハウジング120は、2つの互いに組合される部品122,124から構成されている。ノズルニードル座26と複数の噴射オリフィス28が設けられたノズルチップ121は、第1の部品122からその下端部において再度突出し、第1の部品122は長くほっそりとした管状の部品として設計されている。管状部品はその上部を第2ハウジング部品124内に突出させ、以下にさらに詳細に記載するが、第2のハウジング部品124に接続している。ノズル先端121は下方から押圧され、ハウジング部品122のハウジングボア126内にプレス嵌合123して、段差面125によって軸方向に配置されている。燃料噴射弁1と比較すると、ユニオンナット16と一本或いは複数のセンタリングピン24と密閉表面20とが無い。
【0035】
輪状中間部品128のボア127を介してハウジングボア126と、第1ハウジング部122内の短い半径方向のボア129とに接続されて燃料高圧接続部10は、第2ハウジング部124にねじ込まれている。中間部品128には、その各端部面上に、球形の密封面131が設けられている。中間部品128の他の実施例では、好ましくは、例えば円錐形の密封面が考えられる。中間部品128はそれ自体省略され得るが、この場合、細長い燃料高圧接続部10が管状ハウジング部122に密閉状態で直接接続され得る。
【0036】
上述した例証した実施例および可能な具体例では、上部第2ハウジング124は、燃料の高い圧力によって引き起こされる歪を受けない。これは、上部ハウジング部124が高圧帯を包囲する管状第1部122よりも下級の材料から構成され得ることを意味する。これは、2つのハウジング部122,124の材料の組み合せに対して、また、接合の種類に対して幾つかの可能性を提供する。例えば、よりコスト効果のある金属から成る第2ハウジング124が、第1ハウジング122上に焼き嵌めされる。しかしながら、第2ハウジング部124は、例えば、アルミニュウムからなり、射出成形法で第1ハウジング部122に接続され得る。プラスチックから成る第2ハウジング部124は、射出成形によって第1ハウジング122に接続され得る。
【0037】
第2ハウジング部124には、その下端領域において、平行に延在する2つの表面130が設けられている。軸方向には2つの段差面132が設けられている。料噴射弁2は、この段差面を介して、クランピングフォークによってそれ自体知られた方法で内燃機関のシリンダヘッド内に固定されている。
【0038】
燃料噴射弁2において、パイロット弁46を作動させる電磁石50は、燃料噴射弁1におけるように、保持ナットによって弁ハウジングに接続されているのではなく、磁気体136と一緒に磁気体136の中に埋設されている。磁気体136は、ねじ138によって、対応するねじ穴139を持つ第2ハウジング部124にねじ込まれている。磁気体136は、例えば、射出成形法によってプラスチックから作れらて電磁石50に接続されてもよい。図示された典型的な実施例では、ねじ138に対して、三角形に配置された3つのねじ穴139が設けられている。ねじの1つは図4に示され、弁長手軸Aに対して燃料高圧接続部10の側と異なる側に配置されている。燃料高圧接続部10は、図4に図示されていない他の2つのねじ穴139の間に配置されている。この実施例では、第2ハウジング部124と磁気体136とは、図4の断面図にあって図4からはっきりと判るねじ穴139の方向に、外形が三角形状にテーパー(先細り)になっていてもよい。このような外形は内燃機関に設置するのに特に好ましい。しかしながら、例えば、四角形に配置された4つのねじ穴と接続ねじが設けられてもよい。
【0039】
制御装置S2は、管状の第1ハウジング部122の上部領域に配置される。この制御装置S2は、図1〜3を参照して説明された制御装置S1に機能的に対応している。とりわけ、設計的観点から逸脱したこの制御装置S2は、図5を参照して以下に記載される。図1〜3と同じ部品には、同じ参照番号が付与されている。
【0040】
再度、スリーブ状のスペーサ部140が、半径方向に遊びを持ってハウジングボア126内に配置され、スペーサ部140の上端面141は、比較的強靭なノズルニードルばね68によって、制御ボディ74の下端面88に連続的に押圧されている。制御装置S1と対照的に、ノズルニードルばね68は、スペーサ部140の内部段差面143とノズルニードル30の円錐部144上に設置されたばね保持部品146との間において、プレストレス(圧縮応力)が与えられている。
【0041】
保持部品146の段差面は、ノズルニードルばね68を保持するために設けられ、145で表されている。ばね保持部品146は、円錐形の内面147を有する。上記円錐形の内面147とノズルニードル30の円錐部144との間には、円錐形リング148が設けられている。円錐形リング148は、ノズルニードル部144に配置されるように、立削り加工されるか、2つの分離半リングから成る。
【0042】
ノズルニードル部144の円錐とリング148の円錐とばね保持部品146の内面の円錐とは、好ましくは、これらの部品が組立て後に閉め付け合ったままであるように選択される。
【0043】
スペーサ部140には、再度、第1ピストン部31のためのガイド面94と、制御スリーブ142のための拡大された直径のガイド面95とが設けられ、上記ガイド面は互いに段差面98によって接続されている。図5に示された典型的な実施例では制御スリーブ142の全上端面142oは、平坦な設計となっている(図2と3とによる制御スリーブ72の端面72oと、全く同一の仕方である)。制御装置S1と全く同一の仕方において、制御スリーブ142は、段差面98とスペーサ部140の上端面141との間の距離よりもSの量だけ短い。
【0044】
スペーサ部140には、付加的に、段差面98に隣接する内部窪み155が設けられている。圧縮ばね158が、上記窪み155の段差面156と制御スリーブ142の下端面142uとの間で、プレストレスされている。上記圧縮ばね158は、ノズルニードルバネ68と比較すると実質的に弱く、圧縮ばね158の押圧作用は燃料の圧力に比較すると極く僅かである。上記窪み155は、以前の変形例によるスペース106に対応して、スペース160の境界を定める。
【0045】
上述した制御装置の変形例S1とは対照的に、この制御装置では制御スリーブ142が、早い段階で初期配置に、すなわち噴射過程の前に、制御ボディ74の下端面88に押圧される。このことは、最初から、制御スペース110が小さなスロットルボア150のみを介して高圧帯に接続されていることを意味しており、その結果、パイロット弁ステムの平坦な座部56が上昇する間に、制御スペース110内の圧力が即時に急激に低下する。燃料噴射弁2の閉塞過程中、パイロット弁ステムの平坦な座部56はその閉塞位置に再度移動し、制御スペース110の圧力は再び上昇する。圧縮ばね158によって同時に補助される制御スリーブ142は、最初のうちは制御ボディ74に押圧されたままである。ノズルニードル30は、上方から第2ピストン部33に作用する力によって、下方に移動される。同時に、スペース160内で燃料圧力が低下し広がる。この圧力が顕しく低下する間、制御スリーブ142はピストンの動きに従う。制御スリーブ142が制御ボディ74の下端面88から離れるや否や、燃料はこの新しい接続部を介して急激に通路100から制御スペース110に移動する。ピストン部33は下方に加速され、制御スリーブ142は下方に移動して段差面98上に載置されて、そこで初期ギャップSが消滅する。この変形例においては、ギャップSは、図2と図3による制御装置S1におけるギャップよりも大きくてもよい。
【0046】
第2ピストン部33は、制御スリーブ142内の正確な滑り嵌合で(半径方向の遊びは1〜8μm)、再度案内され、その上端部で円錐形のテーパー部33aを有している。このピストン部33aの周りの領域では、制御スリーブ142bには、小さな半径方向のスロットルボア150が備えられている。このスロットルボア150は、スペーサ部140において輪状スペース149を制御スペース110に接続している。輪状のスペース149は、半径方向に配置された大きなスロットルボア151を介して、スペーサ部を包囲する高圧帯に接続されている。この典型的な実施例では、小さなスロットルボア150は、図2および図3による端部面の窪み102の機能を果し、大きなスロットルボア151は、通路100の機能を果す。噴射オリフィス28の余りに急速な閉塞は、大きなスロットルボア151によって防止できる。閉塞過程中の制御ピストンの加速は、僅かに減衰される。これによって、閉塞過程の終了時におけるノズルニードル座26上へのノズルニードル30の衝撃は減少される。
【0047】
図6は、図5による制御装置S2および図1〜図3による制御装置S1の変形例を示し、その制御装置はS3で表される。変形例では、図5から既知であり小さなスロットルボア150を有する制御スリーブ142は、図2と3とから既知の通路100を再度有するスペーサ部154と結合される。この変形例では、噴射弁部材すなわちノズルニードル30は、ピストン部33と一緒に、均一な直径を持つ極めて簡単な形状を有する。上記ノズルニードル30は、再度、制御スリーブ142内では狭小な半径方向の遊びR0を持って、スペーサ部15内ではより大きな半径方向の遊びR1を持って、滑動可能に案内されている。
【0048】
スペーサ部154は、スペーサ部154の段差面143とばね保持部品157の段差面145との間のノズルニードルばね68によって、制御ボディ74の下端面88に再度連続的に押圧される。ノズルニードル30の輪状の溝159に係合するスロッティドばねリング162は、ばね保持部品157に下方から挿入される。
【0049】
図2,3,5による実施例と対照的に、この典型的な実施例では、制御スリーブ142の端面に内部傾斜と外部傾斜とが設けられている。したがって、狭小な密閉面142dが下部制御ボディ端面88に対向して配置される。このデザインは閉塞過程に対して役立ち、この変形例では、装置S1やS2におけるような制御ピストンの段差やスペース106が無い。また、ここでは、出口オリフィス77の閉塞中に、制御スリーブ142は制御ボディ74の下端面88から離れて流体圧力を受け、頂部にギャップSを形成する。その結果、制御スペース110内で急速な圧力上昇が生じ、噴射過程の迅速な終焉が生じる。
【0050】
制御スリーブ142は、また、同じ目的(閉塞過程を補助するという目的)のために、EP−B−0675281の図3による弁ボディ26aと同一または類似の仕方で設計され得る。
【0051】
制御装置S4の別の実施例が図7に記載されている。この変形例では、ノズルニードルばね68によって、制御スリーブ164が制御ボディ74の下端面88を直接かつ連続的に押圧している。換言すると、制御スリーブ164は、ノズルニードルばね68の作用下で静止したままである。上述した制御装置S1,S2,S3の場合と同じように、スペーサ部が無い。制御スリーブ164は、半径方向に配置されたスロットルボア165を有し、スロットルボア165は、制御スペース110を、制御スリーブ164を包囲している高圧帯に接続している。この変形例は設計の点からは極めて単純なものであるが、この変形例では、ノズルニードルの動きを制御するのは制御スペース110のみである。この制御スペースは、まさにスロットルボア165と出口オリフィス77とによって形成されている。スロットルボア165は、図5や6によるスロットルボア150と比較すると、大きな寸法をしている。勿論、スロットルボア165の代わりに、単一端面窪み(または複数の窪み)が制御スペース110への高圧帯の入口スロットル接続を形成してもよい。
【0052】
この実施例においても、ノズルニードル30は極めて単純な形状を有している(制御ピストンの段差が無い)。有利にも、図6から知られている保持部品157は、ノズルニードル30の輪状溝159に係合するばねリング162とともに、ノズルニードルばね68を支持したりプレストレスするために使用される。スペーサディスク90は、図2のそれと同様に、同一プレストレス力の複数の燃料噴射弁を達成するために使用される。
【0053】
図4による燃料噴射弁2の下部ハウジング部122は、実際全長に渡って一定の直径を持ち、優れた費用効果で、燃料の高圧ストレスに耐える長い管状圧力部品から製造される。
【0054】
燃料噴射弁1と2の2つの実施例において、噴射弁部材すなわちノズルニードル30は、管状のハウジング14または120に取り付けられる。噴射弁部材/制御ピストンの一体設計の代わりに、2つの部品を互いに非積極的あるいは積極的に接続してもよい。
【0055】
図5,6,7による制御装置を備えた燃料噴射弁は、既に述べたように、制御装置S1が設けられた図1〜3による燃料噴射弁1と同一の利点を有している(簡単で費用効果のある設計、ほっそりした有利な外形の可能性、燃料戻り接続部66に流出する燃料制御流の減少、漏洩の無い高圧帯、なかんずく、以前の燃料噴射弁の存在し、噴射弁部材の座に対して制御ピストンの半径方向のオフセットに起因している不利益やリスクの解消)。勿論、制御装置S2からS4の内の1つは燃料噴射弁1やその他に使用される。逆に言えば、燃料噴射弁2は制御装置S1を備えることが出来る。全ての実施例において、個々の部品の許容差は、製造と組立ての両方の観点から困難なく維持される。この結果、満足な機能を得られるのみならず、内燃機関の全弁において機能的な識別が保証される。
【0056】
上述した全ての典型的な実施例において、各制御装置S1,S2,S3,S4は、燃料噴射弁1,2の端部に収容され、ノズル先端22,121が設けられたノズルボディから離れている。しかしながら、制御装置S1,S2,S3,S4はノズルボディに非常に近くに、或いは、ノズルボディ内に統合される可能性があり、その結果、噴射弁部材が非常に短小なデザインとなる。図面には記載していないが、パイロット弁ステムの平坦な座部56のための小さなアクチュエータがこの実施例には必要である。適切なアクチュエータは小さな電磁石または圧電性要素であり、それら要素は細長いハウジング部14aまたは120の中に収容され得る。これによって、この厚いハウジング部14nまたは124を無しで済ますことができる。しかしながら、アクチュエータが配置された領域では、高圧帯の外側に存在しなければならない。さらに、出口オリフィス77から平坦な座部56への流体圧力は、出来る限り低く保たねばならない。したがって、小さな低パワーのアクチュエータが使用される。この条件は、制御装置S1,S2,S3において、特に効果的に満たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 燃料噴射弁の代表的な第1実施例を縦断面において示す。
【図2】 制御装置の第1実施例とともに、図1の燃料噴射弁の一部を拡大縦断面において示す。
【図3】 図2による制御装置の一部をさらに拡大して示す。
【図4】 制御装置の第2実施例とともに、燃料噴射弁の代表的な第2実施例を縦断面において示す。
【図5】 図4による制御装置を拡大縦断面において示す。
【図6】 図2または図5の実例に対応して、燃料噴射弁の制御装置の第3実施例の図を示す。
【図7】 図2または図5の実例に対応して、燃料噴射弁の制御装置の第4実施例の図を示す。
【符号の説明】
1,2…燃料噴射弁、
10…燃料高圧接続部、
14,120…ハウジング、
22…弁座要素、
28…噴射オリフィス、
26…座、
28…閉塞ばね、
28…噴射オリフィス、
30…噴射弁部材、
31,33…制御ピストン、
37…輪状段差面、
40,42,126…中央ボア、
42、126…中央ハウジングボア、
44,129…半径方向のボア、
46…パイロット弁、
68…閉塞ばね、
70,140,154…同軸スペーサ部、
71,141…上端面、
72,142,164…制御スリーブ、
72i,142i,164i…内側ガイド面、
74…制御ボディ、
77…出口オリフィス、
88…下端面、
94…内表面、
98…段差面、
100,150…通路、
102,150…スロットル接続部、
106…スペース、
110…制御スペース、
120,150,165…スロットル接続部、
121…弁座要素、
122…第1管状ハウジング、
124…第2上部ハウジング部、
126…中央ハウジングボア、
129…半径方向のボア、
142d…輪状の面、
154…段差面、
158…圧縮ばね、
164…固定制御スリーブ、
165…通路、
A…長手軸、
R0,R1,R2…半径方向の遊び、
S…動程、
S1,S2,S3,S4…制御装置。

Claims (19)

  1. ハウジング(14、120)と、噴射オリフィス(28)を設けた弁座要素(22、121)と、上記噴射オリフィス(28)を開閉するための噴射弁部材(30)と、上記噴射弁部材(30)の調整移動を制御するための制御装置(S1、S2、S3、S4)とを備え、上記噴射弁部材(30)は上記ハウジング(4、120)内に長手方向に調整可能に取付けられ、上記制御装置は制御ピストン(31、33)を備え、上記制御ピストン(31、33)は上記噴射弁部材(30)に作動可能に接続されるとともに、上記制御ピストン(31、33)には、一方では、燃料高圧接続部(10)に繋がる高圧帯において広がる燃料圧力によって、他方では、制御スペース(110)内の燃料制御圧力によって荷重が掛けられ、上記制御スペース(110)は上記制御ピストン(31、33)の端面(39)と上記ハウジングに固定された制御ボディ(74)との間において上記燃料噴射弁(1、2)の長手方向に配置され、上記制御スペース(110)は少なくとも噴射操作の開始から噴射弁部材(30)の閉塞移動の開始まで少なくとも一時的に、制御スリーブ(72、142、164)によって半径方向に境界を定められ、上記制御スリーブ(72、142、164)の内側ガイド面(72i、142i、164i)は上記制御ピストン(31、33)と狭小な滑り嵌合を形成し、上記制御スペース(110)内の制御圧力は制御可能なパイロット弁(46)を用いて制御ボディ(74)内の少なくとも1つの出口オリフィス(77)を開閉することによって制御され得る内燃機関の燃焼スペース内に燃料を断続的に噴射するための燃料噴射弁であって、
    上記高圧帯は中央ボア(40、42、126)を含み、上記中央ボア(40、42、126)はハウジング(14、120)の長手軸(A)の方向に延在し、上記中央ボア(40、42、126)の中には上記噴射弁部材(30)が延在し、上記中央ボア(40、42、126)は一方では燃料高圧接続部(10)に接続され、他方では上記噴射弁部材(30)のための座(26)に接続され、上記座(26)は噴射オリフィス(28)を備え、上記中央ボア(40、42、126)における上記座(26)とは反対側の端部は上記ハウジングに固定された制御ボディ(74)によって密閉状態で閉塞され、制御ピストン(31、33)と噴射弁部材(30)とは互いに連動可能に接合されていて、制御スリーブ(72、142、164)は、ハウジング(14、120)の長手軸(A)に対して横方向に移動することができ、噴射弁部材(30)のための座(26)に対して制御ピストン(31、33)を半径方向にオフセットさせ
    上記制御スリーブ(72、142)は同軸のスペーサ部(70、140、154)内で移動可能に案内され、上記スペーサ部(70、140、154)は上記制御ボディ(74)を押圧し、上記高圧帯に至る通路(100、150)が上記スペーサ部(70、140、154)を貫通し、上記制御スペース(110)を上記高圧帯に直接接続させるために、上記制御スリーブ(72、142)は上記制御スペースに対して動程(S)だけ軸方向に調整可能であり、上記噴射弁部材(30)はその閉塞位置に閉塞ばね(68)によって付勢され、上記閉塞ばね(68)は一端において上記ハウジングに対して固定して支持されていると共に他端において上記噴射弁部材(30)に係合していることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、上記ハウジング(14、120)内の半径方向のボア(44、129)は上記ハウジング(14、120)の上記中央ボア(40、42、126)を上記燃料高圧接続部(10)に接続し、高圧供給ラインを形成することを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1または2に記載の燃料噴射弁において、上記制御スペース(110)は、スロットル接続部(102、150、165)を経て、上記高圧帯に接続されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記閉塞ばね(68)は一端においてスペーサ部(70、140、154)に支持され、これによって上記ハウジングに固定された上記制御ボディ(74)に上記スペーサ部(70、140、154)を押圧することによって、上記閉塞ばね(68)は上記一端において上記ハウジングに対して固定して支持されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記制御スリーブ(72、142)は上記スペーサ部(70、140、154)の内側段差面(98)と上記制御ボディ(74)の下端面(88)との間において長手方向に調整され得て、上記スペーサ部(70、140、154)はその上端面(71、141)で上記下端面(88)を圧し、上記制御スリーブ(72、142)を長手方向に調整するための動程(S)は、上記制御スリーブの長さと、上記段差面(98)と上記スペーサ部(70、140、154)の端面(71、141)の距離との差によって定義されることを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、制御スリーブ(72、142)は、上記スペーサ部(70、140、154)の内側段差面(98)と上記制御ボディ(74)の下端面(88)内の窪みとの間において長手方向に調整され得て、上記スペーサ部(70、140、154)はその上端面(71、141)で下端面(88)を圧し、上記制御スリーブ(72、142)を長手方向に調整するための動程(S)は、上記制御スリーブの長さと、上記段差面(98)と上記窪みの底面の距離との差によって定義されることを特徴とする燃料噴射弁。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記噴射弁部材(30)が2つの噴射過程の間において閉塞位置にある場合は、上記制御スリーブ(72、142)は、上記燃料圧力によって上記上記制御スリーブ(72、142)に作用する流体圧力が補償されて、更なる力が上記制御スリーブ(72、142)に作用しない平衡状態にあることを特徴とする燃料噴射弁。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、制御ボディ(74)から離れて対面している上記制御スリーブ(72、142)の面と上記制御ピストン(31,33)の輪状段差面(37)との間にスペース(106)が形成され、上記スペース(106)は上記スペーサ部(70、140)と上記制御ピストン(31,33)の壁によって半径方向に境界が定められ、出口オリフィス(77)が開いている間、上記制御ボディ(74)に対して制御スリーブ(72、142)の位置が長手方向に調整される結果として、噴射弁部材(30)の少なくとも開口過程及び閉塞過程の直前と上記開口過程中及び上記閉塞過程中とにおいてスペース(106)の体積は変化し、その結果、このスペース(106)内の圧力が、残存している高圧帯の圧力に対して変化し、したがって、制御スリーブ(72、142)は、上記開口過程直前および上記開口過程中の上記動程(S)を画定するギャップを閉じる動作と、上記閉塞過程中の再度上記ギャップを開く動作において補助されることを特徴とする燃料噴射弁
  9. 請求項8に記載の燃料噴射弁において、上記制御ピストンは2つの異なる直径のピストン部(31、33)を有し、それらの間には輪状の段差面(37)が配置され、上記制御スリーブ(72、142)は小さな直径を有する上記ピストン部(33)上に狭小な滑り嵌合で案内され、上記スペーサ部(70、140)は、その内表面(94)を用いて半径方向の遊び(R1)を持って、大きな直径を有する上記ピストン部(31)上で案内され、上記スペーサ部(70、140)の拡大された直径の部分は、半径方向の遊び(R2)を持って上記制御スリーブ(72、142)を包囲し、上記小さな直径のピストン部(33)と上記内表面(94)との間に上記スペース(106)が上記他方のピストン部(31)に対して形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  10. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記制御ピストンは実質的に一定の直径を有し、上記制御スリーブ(142)は、上記制御ボディ(74)に面する輪状の面(142d)に作用する流体圧力によって制御されることを特徴とする燃料噴射弁。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、各噴射過程の開始から噴射弁部材(30)による閉塞動作の開始までのみ、上記制御スリーブ(72、142)が上記制御スペース(110)を半径方向に境界を定めることを特徴とする燃料噴射弁。
  12. 請求項1乃至9のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、噴射過程前と噴射過程中および閉塞過程の開始時に上記制御スリーブ(142)を上記制御ボディ(74)に押圧する圧縮ばね(158)を備えたことを特徴とする燃料噴射弁。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記スペーサ部(70、140、154)内に設けられた上記通路(100,151)が、上記制御スリーブ(72、142)内に設けられたスロットル接続部(102、150)と一緒に、上記スペーサ部(70、140、154)の外周と上記中央ボア(42、126)の壁との間存在して上記高圧帯に属するスペースに、上記制御スペース(110)を接続することを特徴とする燃料噴射弁。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記噴射弁部材(30)と上記制御ピストン(31,33)とが一体に作られるか、或いは、互いに接続されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記ハウジング(14、20)は、管状の1ハウジング(122)とこの第1ハウジング部の長手方向上側に位置する第2ハウジング部(124)とを有し、上記第1ハウジング(122)は上記2ハウジング部(124)に突出してこの第2ハウジング部に接続され、上記中央ボア(126)に至る上記半径方向のボア(129)は上記第1ハウジング部(122)内に配置されて上記燃料高圧接続部(10)に接続されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、上記制御スリーブ(72、142、164)の内側ガイド面(72i、142i、164i)とそこに案内される制御ピストン(33)との間の狭小な滑り嵌合の上記半径方向の遊び(R0)は、1から8μmであることを特徴とする燃料噴射弁。
  17. 請求項3に記載の燃料噴射弁において、上記制御スリーブ(164)は、閉塞ばね(68)によって上記制御ボディ(74)に連続的に押圧されて上記制御ボディ(74)に対して固定されると共に、上記制御スペース(110)を包囲し、且つ、上記制御スリーブ(164)には通路(165)が設けられ、上記通路(165)は、スロットル接続部を形成すると共に、上記制御スリーブ(164)の外周と上記中央ボア(126)の壁との間に形成されスペースに上記制御スペース(110)を接続させて高圧帯に属するようにし、上記閉塞ばね(68)は、一端において上記制御スリーブ(164)上に支持され、他端において上記噴射弁部材(30)に係合していることを特徴とする燃料噴射弁。
  18. 請求項5に記載の燃料噴射弁において、上記制御スリーブ(72、142)を長手方向に調整するための動程(S)は、上記噴射弁部材(30)のストロークの約10分の1であることを特徴とする燃料噴射弁。
  19. 請求項17に記載の燃料噴射弁において、上記閉塞ばね(68)は、上記他端において上記噴射弁部材(30)に割り当てられた段差面(154)に係合していることを特徴とする燃料噴射弁。
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