JP4606568B2 - In-vehicle control device - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は茶樹に寄生する病害虫を防除するための作業台車に防除機が搭載された防除装置に関するものであり、特に茶樹の枝幹部に寄生する病害虫を防除する作業を行うのに適した車載式防除装置に係るものである。
【０００２】
【発明の背景】
茶園等において病害虫の防除を行うために使用される薬液の防除装置としては、薬液のノズル管を作業者が手に持って行う可搬式の防除機や、防除機を作業台車等に積載して防除作業を行う車載式の防除装置がある。このうち可搬式の防除機による防除作業は、重労働であるため、車載式の防除装置に移行しつつある。一般的な車載式の防除装置は、薬液を散布するノズル管が茶畝の上面形状に沿ったアーチ状をしており、茶樹の上方から薬液を散布する手法を採る。
【０００３】
このような茶畝の上面への薬液の散布は、茶葉に寄生する病害虫には有効であるが、カイガラ虫等の枝幹部に寄生する病害虫を防除する場合には、あまり有効な散布方法ではない。すなわちこのような茶畝の上面へ薬液を散布する手法では、内部の枝幹部まで散布することが難しく、枝幹部に寄生する病害虫を防除するためには、１０００〜１５００リットル／１０ａほどの多量の薬液の散布を行わなければ防除効果を上げられない。そしてこのような必要以上の薬液の散布は、経費や作業時間の問題の他、環境破壊の問題が現在生じている。
【０００４】
そこで本出願人は、このような問題の解決策の一案として、茶樹上方から茶樹内部の深層に至る範囲でノズル管を昇降自在とし、茶畝内に上方から突き刺したノズル管により直接枝幹部に散布する防除装置の発明を既に出願に及んでいる（特開２０００−１３９３２１、特開平１０−１５５４０５号）。これら発明によれば、薬液の散布量が従来に比べて少なく済み、ある程度の問題が解消されるものである。
【０００５】
しかし前述した発明は、いずれも薬液の散布時には、ノズル管は茶畝内に突き刺された状態とされるため、その状態では作業台車を移動できず、作業時間の短縮化の面では、更なる改良の余地があった。またノズル管が茶樹に接触するため、どうしてもノズル管の脱落等の故障の問題が生じやすい。
【０００６】
【開発を試みた技術的課題】
本発明はこのような背景からなされたものであって、薬液散布時に作業台車を停止することなく、薬液の散布を枝幹部に対し行え、またノズル管が茶樹に接触することを無くすことにより、ノズル管等の脱落等の故障がほとんど発生しない新規な車載式防除装置の開発を試みたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項１記載の車載式防除装置は、茶畝をまたいで走行する門状の作業台車に対し、防除機を搭載して茶樹の防除作業を行う装置において、この防除作業は作業台車を走行させながら行われるものであり、また前記防除機の薬液を散布するノズル管は、前記作業台車に対し、茶畝の側面に臨んで位置するように設けられ、茶樹の枝幹部に対し側方から薬液を散布するものであり、このノズル管は、このものが穿孔されることによって形成される噴出口から、ノズル管内に圧送される薬液を噴霧させ、且つこの噴出口は、複数設けられるものであり、これら噴出口は、茶樹の異なる高さ位置へ向けられ 薬液が扇状に噴霧されるように構成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、茶樹の枝幹部に散布が直接的に行えるため、薬液の散布量を飛躍的に減少することができる。更に走行しながら薬液の散布が行えるため、作業時間が短縮できる。また茶樹にノズル管が接触しないため、故障が少なく耐久性に富む。またノズル管の昇降操作等を行わないため、操作が簡単である。
また、茶樹の枝幹部に対し満遍なく薬液が散布される。
【０００８】
更に請求項２記載の車載式防除装置は、前記要件に加え、前記ノズル管からの薬液の散布は、前記作業台車の下方に位置する茶畝と、その両脇の茶畝に対して行われることを特徴として成るものである。
この発明によれば、一度の走行により少なくとも二畝分の薬液の散布が行え、作業効率に優れる。
【０００９】
更にまた請求項３記載の車載式防除装置は、前記要件に加え、前記作業台車には運転席と操縦を行うためのコントロールユニットが搭載されており、作業者が搭乗し操縦して走行される乗用式のものであることを特徴として成るものである。
この発明によれば、レールを敷設しないため、安価な実施が可能であり、小規模農園での実施にも適する。また作業者が運転しながら茶樹を観察し、病害虫による被害が多い茶樹のところを集中的に防除を行ったりすることが可能である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。
図中符号１に示す装置が、本発明に係る車載式防除装置であり、このものは茶畝Ｕをまたぐようにして走行する作業台車２と、この作業台車２によって支持される防除機３とから成る。なお本明細書では、茶樹Ａの上部の茶葉がついている個所を上面葉部Ａ１と呼称し、地中から出た前記上面葉部Ａ１までの枝幹の個所を枝幹部Ａ２と呼称する。そしてこの茶樹Ａが一列に植えられて形成されているものが茶畝Ｕであり、この茶畝Ｕが複数並列に並べられて形成されたものが圃場Ｈである。
【００１１】
以下車載式防除装置１を構成する前記各部材について詳細に説明する。
まず作業台車２について説明する。作業台車２は、図１、２に示すように茶畝Ｕをまたぐように門形状に形成されたフレーム体２０を骨格部材とし、このフレーム体２０の左右下部にそれぞれクローラ２１が設けられる。
前記フレーム体２０の上部デッキ２０ａには、前記防除機３の一部の他、作業台車２を運転するためのコントロールユニット２２、作業者が座る運転席２３、クローラ２１及び前記防除機３のポンプユニット３２を駆動するためのエンジンユニット２４等が設けられる。なおクローラ２１に代え、タイヤ等で走行する構成を採ることも可能である。
【００１２】
次に防除機３について説明する。防除機３は、本発明の最も特徴的な部材であるノズル管３０と、薬液Ｌを貯留する薬液タンク３１と、この薬液タンク３１の薬液Ｌを前記ノズル管３０へ圧送するポンプユニット３２とを具えて成る。
【００１３】
これら防除機３の各部材について説明すると、ノズル管３０は、一例としてクローラ２１上部を覆うクローラカバー２１ｃの後方上部の内側と外側の両側部に対しそれぞれ一つずつ設けられ、左右のクローラ２１のクローラカバー２１ｃで計四つのノズル管３０が設けられている。具体的にはノズル管３０は図１に示すように円筒状を成し、一例としてφ０．７ｍｍの噴出口３０ａが２３〜２５個穿孔されている。これら噴出口３０ａは、進行方向前方から徐々に高くなるように穿孔されており、茶樹Ａの側面に対し、前傾斜した扇状に薬液Ｌが噴霧される。なお符号３０ｂはノズル管３０に残留した薬液Ｌを排出するためのドレーンである。因みにノズル管３０を設ける位置は、前述したようにクローラカバー２１ｃのほか、フレーム体２０に設けるようにしても構わず、ノズル管３０は、茶畝Ｕの側面に臨まされるように位置されるのならば、どの高さ位置に設けられてもよい。
【００１４】
次に薬液タンク３１は一例として直方体状を成し、作業台車２の左右側部にそれぞれ一つずつ設けられる。
次にポンプユニット３２は、ポンプと、薬液Ｌの送出圧力を調節する圧力調節装置等とを具えて成り、作業台車２の上部デッキ２０ａに設けられる。ポンプユニット３２からノズル管３０へは、供給配管３３により薬液Ｌが供給されるものであり、供給配管３３の適宜個所には電磁弁やコックが設けられる。なおこの電磁弁やコックは、四つの各ノズル管３０からの薬液Ｌの散布を独立して開閉できるように設置されることが好ましい。
【００１５】
本発明の車載式防除装置１は、以上のような具体的な形態を有するものであって、以下この作動態様について説明する。
車載式防除装置１により薬液Ｌの散布を行うには、作業台車２を茶畝Ｕをまたぐようにして圃場Ｈ内に進行させる。茶畝Ｕをまたいだ状態の作業台車２はクローラ２１が、畝間を走行するため、クローラカバー２１ｃ上面側端部に取り付けられた薬液Ｌを噴出するノズル管３０は、茶畝Ｕの側面に臨んでいる。そして車載式防除装置１を前進させながら、コントロールユニット２２付近に設けられた防除開始スイッチを操作することにより、ノズル管３０から薬液Ｌが前傾斜した扇状に噴霧され、茶樹Ａの枝幹部Ａ２に散布される。茶樹Ａの枝幹部Ａ２は、上方の上面葉部Ａ１に比較して隙間空間が多いため、奥方によく薬液Ｌが行き渡り、枝幹部Ａ２に付いたカイガラ虫等の病害虫がよく防除される。なお薬液Ｌの散布量は従来の半分以下の量の５００リットル／１０ａ程度で済む。
【００１６】
なお一度の走行で作業台車２の下方の茶畝Ｕと、その両脇の茶畝Ｕの半分ずつが薬液Ｌの散布が行われるため（実質的に一度の走行で二つの茶畝Ｕの防除が行われる）、車載式防除装置１は図３に示されるように一つ飛ばしに茶畝Ｕ上を走行して薬液Ｌの散布を行えばよい。もちろん一つ飛ばしではなく、各茶畝Ｕ上一列ずつ走行して、茶樹Ａに対し比較的多い量の薬液Ｌの散布を行う手法も採れる。なお圃場Ｈにおける一番側端の茶畝Ｕ上を作業台車２でまたいで散布する場合には、茶畝Ｕが存在しない側を向いたノズル管３０につながる供給配管３３の電磁弁やコックを適宜閉じて、ここから薬液Ｌが散布されないようにする。
【００１７】
【他の実施の形態】
本発明の基本的な実施の形態は以上のようであるが、その他種々の改変が行い得る。
例えば前記基本的実施の形態では、乗用式のものを開示したが、例えばレール走行式のものでも構わない。なおレール走行式を採る場合、本出願人が既に特開平９−２９８９０５号や特開２０００−１３９３２１で開示しているような自動走行式の構成を採ることも可能であるし、その他手押し式の構成を採ることも可能である。
【００１８】
またノズル管３０は、前記基本的実施の形態では、クローラカバー２１ｃの内側と外側の両側部に対しそれぞれ一つずつ設けられ、左右のクローラカバー２１ｃで計四つのノズルが設けられたが、例えば図４（ａ）（ｂ）に示されるように、クローラカバー２１ｃの内側または外側のどちらか一方のみに設けて実施しても構わない。また図４（ｃ）に示されるものは、片側のクローラカバー２１ｃのみに二つのノズル管３０を設けた実施の形態である。
【００１９】
またノズル管としては、図５（ａ）に示されるノズル管３５のように比較的長尺のものを縦方向に設けて実施してもよい。また図５（ｂ）に示されるように茶樹Ａの上方から薬液Ｌの散布を行うアーチ状のノズル管３６を、クローラカバー２１ｃに設けられるノズル管３０とは別途に設けるようにしてもよい。
【００２０】
【発明の効果】
請求項１記載の車載式防除装置によれば、薬液Ｌを散布するノズル管３０、３５は、前記作業台車２に対し、茶畝Ｕの側面に臨むように位置するように設けられ、茶樹Ａの枝幹部Ａ２に対し側方から薬液Ｌを散布するため、茶樹Ａの枝幹部Ａ２に直接的に散布が行え、薬液Ｌの散布量を飛躍的に減少することができる。更に走行しながら薬液Ｌの散布が行えるため、作業時間が短縮できる。また茶樹Ａにノズル管３０、３５が接触しないため、故障が少なく耐久性に富む。またノズル管３０、３５の昇降操作等を行わないため、操作が簡単である。
また、ノズル管３０、３５の噴出口３０ａは、複数設けられるものであり、これら噴出口３０ａは、茶樹Ａの異なる高さ位置へ向けられているため、茶樹Ａの枝幹部Ａ２に対し満遍なく薬液Ｌが散布される。
【００２１】
更に請求項２記載の車載式防除装置によれば、ノズル管３０、３５からの薬液Ｌの散布は、作業台車２の下方に位置する茶畝Ｕと、その両脇の茶畝Ｕに対して行われるため、一度の走行により少なくとも二畝分の薬液Ｌの散布が行え、作業効率に優れる。
【００２２】
更にまた請求項３記載の車載式防除装置によれば、車載式防除装置１が作業者が搭乗して運転する乗用式のものであるため、圃場Ｈにレールを敷設するような必要がなく、安価な実施が可能であり、小規模農園での実施にも適する。また作業者が運転しながら茶樹Ａを観察し、病害虫による被害が多い茶樹Ａのところを集中的に防除を行ったりすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の車載式防除装置の使用状態を示す斜視図である。
【図２】 同上背面図である。
【図３】 同上薬液散布の経路を示す骨格的平面図である。
【図４】 ノズル管の設置個数及び設置個所を異ならせた他の種々の実施の形態を示す背面図である。
【図５】 ノズル管の構成を異ならせた他の二種の実施の形態を示す背面図である。
【符号の説明】
１ 車載式防除装置
２ 作業台車
２０ フレーム体
２０ａ 上部デッキ
２１ クローラ
２１ｃ クローラカバー
２２ コントロールユニット
２３ 運転席
２４ エンジンユニット
３ 防除機
３０ ノズル管
３０ａ 噴出口
３０ｂ ドレーン
３１ 薬液タンク
３２ ポンプユニット
３３ 供給配管
３５ ノズル管
３６ ノズル管
Ａ 茶樹
Ａ１ 上面葉部
Ａ２ 枝幹部
Ｈ 圃場
Ｌ 薬液
Ｕ 茶畝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a control apparatus in which a control machine is mounted on a work carriage for controlling pests parasitic on tea trees, and particularly suitable for performing a work for controlling pests parasitic on branches of tea trees. This relates to a control device.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
As a chemical solution control device used to control pests in tea gardens, etc., a portable control machine in which the operator holds the chemical nozzle tube in his hand or a control machine loaded on a work cart or the like. There is an in-vehicle control device that performs control work. Of these, the control work by the portable control machine is a heavy labor, and is shifting to an in-vehicle control apparatus. A general on-vehicle type control apparatus employs a technique in which a nozzle tube for spraying a chemical liquid has an arch shape along the top surface shape of the teacup and sprays the chemical liquid from above the tea plant.
[0003]
Such spraying of chemicals on the top surface of teacups is effective for pests that parasitize tea leaves, but it is not a very effective spraying method for controlling pests that parasitize branch trunks such as Caenoridae. . That is, in the method of spraying the chemical solution on the upper surface of such a teacup, it is difficult to spray to the inner branch trunk, and in order to control pests parasitic on the branch trunk, a large amount of 1000 to 1500 liters / 10a is required. The control effect cannot be improved without spraying chemicals. Such excessive spraying of chemicals is not only costly and working time but also causes environmental damage.
[0004]
Therefore, as a solution to such a problem, the present applicant made the nozzle tube movable up and down in the range from the upper part of the tea tree to the deep layer inside the tea tree, and directly the trunk portion by the nozzle pipe pierced from above into the tea bowl. Have already filed applications for the invention of the control device to be sprayed on (JP 2000-139321 A, JP 10-155405 A). According to these inventions, the amount of sprayed chemical solution can be reduced as compared with the prior art, and some problems can be solved.
[0005]
However, in any of the above-described inventions, the nozzle tube is stabbed into the teacup when spraying the chemical solution, so the work carriage cannot be moved in that state, and in terms of shortening the work time, There was room for improvement. In addition, since the nozzle tube contacts the tea tree, a problem of failure such as dropping of the nozzle tube is apt to occur.
[0006]
[Technical issues for which development was attempted]
The present invention was made from such a background, without stopping the work cart at the time of spraying the chemical solution, it is possible to spray the chemical solution to the branch trunk, and by eliminating the nozzle tube from contacting the tea tree, This is an attempt to develop a new in-vehicle control device that causes almost no failure such as nozzle tube dropout.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That vehicle type control device according to claim 1, wherein, compared gate-shaped work carriage traveling across tea ridges, the apparatus for performing control operations of the tea plant equipped with a control device, the control operation is running the work vehicles The nozzle tube for spraying the chemical solution of the control machine is provided to face the side surface of the teacup with respect to the work carriage, and from the side with respect to the branch of the tea tree. The nozzle tube sprays the chemical solution fed into the nozzle tube from the nozzle formed by perforating the nozzle, and a plurality of nozzles are provided. In addition, these spouts are characterized in that they are configured to be directed to different height positions of the tea plant and sprayed in a fan shape .
According to the present invention, since spraying can be performed directly on the branch trunk of tea plant, the spraying amount of the chemical can be drastically reduced. Furthermore, since the chemical solution can be sprayed while traveling, the working time can be shortened. In addition, since the nozzle tube does not come into contact with the tea plant, there are few failures and high durability. Further, since the nozzle tube is not moved up and down, the operation is simple.
In addition, the chemical solution is spread evenly over the branches of tea trees.
[0008]
Furthermore, in addition to the above requirements, the on-board type control apparatus according to claim 2 sprays the chemical solution from the nozzle tube to the teacups located below the work carriage and the teacups on both sides thereof. It is characterized by this.
According to this invention, it is possible to spray at least two halves of the chemical solution by one run, and the work efficiency is excellent.
[0009]
Furthermore, in addition to the above requirements, the vehicle-mounted control apparatus according to claim 3 is equipped with a control unit for operating the driver's seat with the driver's seat, and the operator boarded and operated the vehicle. It is characterized by being of the riding type.
According to the present invention, since no rail is laid, it can be implemented at low cost, and is suitable for implementation in a small-scale farm. It is also possible for an operator to observe the tea tree while driving, and to intensively control the tea tree that is heavily damaged by pests.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on the illustrated embodiments.
An apparatus indicated by reference numeral 1 in the figure is an in-vehicle control device according to the present invention, which is a work cart 2 that travels across a teacup U, and a control machine 3 that is supported by the work cart 2. Consists of. In the present specification, the portion of the tea tree A having the upper tea leaves is referred to as an upper surface leaf portion A1, and the branch trunk portion from the ground to the upper surface leaf portion A1 is referred to as a branch stem portion A2. A teacup U is formed by planting the tea trees A in a row, and a field H is formed by arranging a plurality of teacups U in parallel.
[0011]
Hereinafter, the respective members constituting the in-vehicle type control apparatus 1 will be described in detail.
First, the work carriage 2 will be described. As shown in FIGS. 1 and 2, the work carriage 2 has a frame body 20 formed in a gate shape so as to straddle the bowl U, and a crawler 21 is provided on each of the left and right lower portions of the frame body 20.
On the upper deck 20a of the frame body 20, in addition to a part of the control machine 3, a control unit 22 for driving the work carriage 2, a driver's seat 23 on which an operator sits, a crawler 21 and a pump of the control machine 3 An engine unit 24 and the like for driving the unit 32 are provided. In addition, it can replace with the crawler 21 and the structure which drive | works with a tire etc. can also be taken.
[0012]
Next, the control machine 3 will be described. The control machine 3 includes a nozzle pipe 30 that is the most characteristic member of the present invention, a chemical liquid tank 31 that stores the chemical liquid L, and a pump unit 32 that pumps the chemical liquid L in the chemical liquid tank 31 to the nozzle pipe 30. Consists of.
[0013]
Explaining each member of the control machine 3, for example, one nozzle tube 30 is provided for each of the inner side and the outer side of the rear upper part of the crawler cover 21c covering the upper part of the crawler 21. A total of four nozzle tubes 30 are provided by the crawler cover 21c. Specifically, the nozzle tube 30 is formed in a cylindrical shape as shown in FIG. 1, and as an example, 23 to 25 jet outlets 30 a having a diameter of 0.7 mm are perforated. These spouts 30a are perforated so as to gradually become higher from the front in the traveling direction, and the chemical liquid L is sprayed in a fan shape inclined forward on the side surface of the tea tree A. Reference numeral 30b denotes a drain for discharging the chemical liquid L remaining in the nozzle tube 30. Incidentally, the nozzle tube 30 may be provided on the frame body 20 in addition to the crawler cover 21c as described above, and the nozzle tube 30 is positioned so as to face the side surface of the bowl U. If so, it may be provided at any height position.
[0014]
Next, the chemical solution tank 31 has a rectangular parallelepiped shape as an example, and one chemical solution tank 31 is provided on each of the left and right sides of the work carriage 2.
Next, the pump unit 32 includes a pump and a pressure adjusting device for adjusting the delivery pressure of the chemical liquid L, and is provided on the upper deck 20 a of the work carriage 2. The chemical liquid L is supplied from the pump unit 32 to the nozzle pipe 30 through a supply pipe 33, and an electromagnetic valve and a cock are provided at appropriate positions of the supply pipe 33. In addition, it is preferable that this electromagnetic valve and cock are installed so that spraying of the chemical | medical solution L from each four nozzle pipes 30 can be opened and closed independently.
[0015]
The vehicle-mounted control device 1 of the present invention has the specific form as described above, and this operation mode will be described below.
In order to spread the chemical solution L by the in-vehicle control device 1, the work cart 2 is advanced into the field H so as to straddle the teacup U. In the work cart 2 across the teacup U, the crawler 21 travels between the furrows. Therefore, the nozzle tube 30 that ejects the chemical L attached to the upper end of the crawler cover 21c faces the side surface of the teacup U. It is out. Then, by operating the control start switch provided in the vicinity of the control unit 22 while moving the in-vehicle control device 1 forward, the chemical liquid L is sprayed from the nozzle tube 30 in a fan shape that is inclined forward, and onto the branch trunk A2 of the tea tree A. Be sprayed. Since the branch trunk A2 of the tea tree A has a larger gap space than the upper upper surface leaf A1, the medicinal solution L spreads well in the back, and pests such as the insects on the branch trunk A2 are well controlled. The spraying amount of the chemical solution L is about 500 liters / 10a, which is less than half of the conventional amount.
[0016]
In addition, since the chemical solution L is sprayed on the tea bowl U below the work cart 2 and half of the tea bowl U on both sides of the work cart 2 in one run (substantially controlling two tea bowls U in one run. As shown in FIG. 3, the in-vehicle control apparatus 1 may travel on the teacup U and scatter the chemical liquid L as shown in FIG. 3. Of course, instead of skipping one, it is also possible to run one row above each teacup U and spray a relatively large amount of the chemical liquid L onto the tea tree A. In addition, when spraying on the workbowl 2 over the teacup U at the first end in the field H, an electromagnetic valve or cock of the supply pipe 33 connected to the nozzle pipe 30 facing the side where the teacup U does not exist is provided. Close appropriately so that the chemical solution L is not sprayed from here.
[0017]
[Other embodiments]
Although the basic embodiment of the present invention is as described above, various other modifications can be made.
For example, in the basic embodiment, a riding type is disclosed, but a rail traveling type, for example, may be used. When the rail traveling type is adopted, it is possible to adopt an automatic traveling type configuration as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-298905 and Japanese Patent Laid-Open No. 2000-139321 by the present applicant. It is also possible to adopt a configuration.
[0018]
In the basic embodiment, one nozzle tube 30 is provided for each of the inner and outer side portions of the crawler cover 21c, and a total of four nozzles are provided by the left and right crawler covers 21c. As shown in FIGS. 4A and 4B, the crawler cover 21c may be provided only on the inner side or the outer side. FIG. 4C shows an embodiment in which two nozzle tubes 30 are provided only on one side of the crawler cover 21c.
[0019]
Moreover, as a nozzle tube, you may implement by providing a comparatively long thing in the vertical direction like the nozzle tube 35 shown by Fig.5 (a). Further, as shown in FIG. 5B, an arch-shaped nozzle pipe 36 for spraying the chemical liquid L from above the tea tree A may be provided separately from the nozzle pipe 30 provided on the crawler cover 21c.
[0020]
【The invention's effect】
According to the on-vehicle type control apparatus according to claim 1, the nozzle pipes 30 and 35 for spraying the chemical liquid L are provided so as to face the side surface of the tea bowl U with respect to the work carriage 2, and the tea tree A Since the chemical liquid L is sprayed from the side to the branch trunk A2, the spray can be directly sprayed on the branch trunk A2 of the tea tree A, and the spray amount of the chemical liquid L can be drastically reduced. Further, since the chemical liquid L can be sprayed while traveling, the working time can be shortened. Further, since the nozzle tubes 30 and 35 do not contact the tea tree A, there are few failures and high durability. Further, since the raising and lowering operation of the nozzle tubes 30 and 35 is not performed, the operation is simple.
In addition, a plurality of outlets 30a of the nozzle pipes 30 and 35 are provided, and since these outlets 30a are directed to different height positions of the tea tree A, the chemical solution is evenly distributed with respect to the branch trunk A2 of the tea tree A. L is sprayed.
[0021]
Furthermore, according to the vehicle-mounted type control apparatus according to claim 2, the spraying of the chemical liquid L from the nozzle tubes 30, 35 is applied to the teacup U located below the work carriage 2 and the teacups U on both sides thereof. Since it is performed, at least two halves of the chemical liquid L can be sprayed by one run, and the work efficiency is excellent.
[0022]
Furthermore, according to the vehicle-mounted control device according to claim 3, since the vehicle-mounted control device 1 is a riding type that is operated by an operator, there is no need to lay rails in the field H. It can be implemented at low cost and is suitable for small-scale farms. In addition, the operator can observe the tea tree A while driving, and intensively control the tea tree A that is often damaged by pests.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a use state of an in-vehicle control device according to the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the same.
FIG. 3 is a skeletal plan view showing the route of the chemical solution spraying.
FIG. 4 is a rear view showing other various embodiments in which the number of nozzle pipes installed and the location of installation are different.
FIG. 5 is a rear view showing two other embodiments having different nozzle tube configurations.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vehicle-mounted control apparatus 2 Work cart 20 Frame body 20a Upper deck 21 Crawler 21c Crawler cover 22 Control unit 23 Driver's seat 24 Engine unit 3 Control machine 30 Nozzle pipe 30a Jet 30b Drain 31 Chemical liquid tank 32 Pump unit 33 Supply piping 35 Nozzle Tube 36 Nozzle tube A Tea tree A1 Upper surface leaf A2 Branch trunk H Field L Chemical liquid U Teacup

Claims (3)

茶畝をまたいで走行する門状の作業台車に対し、防除機を搭載して茶樹の防除作業を行う装置において、この防除作業は作業台車を走行させながら行われるものであり、また前記防除機の薬液を散布するノズル管は、前記作業台車に対し、茶畝の側面に臨んで位置するように設けられ、茶樹の枝幹部に対し側方から薬液を散布するものであり、このノズル管は、このものが穿孔されることによって形成される噴出口から、ノズル管内に圧送される薬液を噴霧させ、且つこの噴出口は、複数設けられるものであり、これら噴出口は、茶樹の異なる高さ位置へ向けられ 薬液が扇状に噴霧されるように構成されていることを特徴とする車載式防除装置。In a device for carrying out a tea tree control work by installing a control machine on a gate-like work cart that runs across a teacup, this control work is performed while the work cart is running, and the control machine The nozzle tube for spraying the chemical solution is provided so as to face the side surface of the teacup with respect to the work carriage, and sprays the chemical solution from the side to the branch of the tea tree. The chemical liquid that is pumped into the nozzle tube is sprayed from the spout formed by perforating this, and a plurality of the spouts are provided, and these spouts have different heights of the tea tree. An in-vehicle control device characterized in that the chemical solution is directed to a position and sprayed in a fan shape . 前記ノズル管からの薬液の散布は、前記作業台車の下方に位置する茶畝と、その両脇の茶畝に対して行われることを特徴とする請求項１記載の車載式防除装置。  The in-vehicle control device according to claim 1, wherein the spraying of the chemical solution from the nozzle tube is performed on a teacup located below the work carriage and teacups on both sides thereof. 前記作業台車には運転席と操縦を行うためのコントロールユニットが搭載されており、作業者が搭乗し操縦して走行される乗用式のものであることを特徴とする請求項１または２記載の車載式防除装置。  The control platform for operating the driver's seat with the driver's seat is mounted on the work carriage, and is a riding type in which an operator gets on, operates and travels. In-vehicle control device.

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