JP4604643B2 - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
請求項3の発明は、ベルトが巻き掛けられた溝の幅を変化させる油圧アクチュエータを備えた駆動プーリと従動プーリとを有し、一方のプーリの前記溝の幅を前記油圧アクチュエータによって変化させて変速比を制御するとともに、変速時に前記一方のプーリの油圧アクチュエータをフィードフォワード制御とフィードバック制御とによって制御するベルト式無段変速機の制御装置において、前記フィードフォワード制御による制御量を、前記変速比を低下させるアップシフト時には前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と各プーリの推力の比率である推力比と前記一方のプーリにおける遠心力に基づいて求めるとともに、前記変速比を増大させるダウンシフト時には前記他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と前記各プーリの推力の比率である推力比と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて求める制御量算出手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、ベルトが巻き掛けられた溝の幅を変化させる油圧アクチュエータを備えた駆動プーリと従動プーリとを有し、一方のプーリの前記溝の幅を前記油圧アクチュエータによって変化させて変速比を制御するとともに、変速時に前記一方のプーリの油圧アクチュエータをフィードフォワード制御とフィードバック制御とによって制御するベルト式無段変速機の制御装置において、前記フィードフォワード制御による制御量を、前記変速比を低下させるアップシフト時には前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と他方のプーリの推力と前記一方のプーリにおける遠心力に基づいて求めるとともに、前記変速比を増大させるダウンシフト時には前記他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と前記一方のプーリにおける遠心力に基づいて求める制御量算出手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された発明において、前記一方のプーリの油圧アクチュエータにおける油圧をデューティ制御によって制御するデューティソレノイドバルブを更に備え、前記制御量は、前記デューティソレノイドバルブをフィードフォワード制御するための制御量を含むことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置である。
これに対して請求項3の発明では、アップシフトの場合、前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と各プーリの推力の比率である推力比と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて前記一方のプーリの油圧を制御するためのフィードフォワード制御量が求められ、またダウンシフトの場合には、他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と各プーリの推力の比率である推力比と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて前記一方のプーリの油圧を制御するためのフィードフォワード制御量が求められる。
さらに請求項4の発明によれば、アップシフトの場合、前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と他方のプーリの推力と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて前記一方のプーリの油圧を制御するためのフィードフォワード制御量が求められ、またダウンシフトの場合には、他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて前記一方のプーリの油圧を制御するためのフィードフォワード制御量が求められる。
したがって、請求項2ないし4の書く発明によれば、請求項1の発明と同様に、変速応答性が良好になる。
そして、請求項5の発明によれば、変速比制御のためのデューティソレノイドバルブがフィードフォワード制御されて変速応答性が良好になる。
NOUTSM1(i)=NOUT(i-1)+(NOUT(i)−NOUTSM1(i-1))/なまし係数
NOUTSM2(i)=NOUTSM1(i-1)+(NOUTSM1(i)−NOUTSM2(i-1))/なまし係数
NOUTSMDE(i)=NOUTSM1(i)−NOUTSM2(i)
NOUTHO(i)=NOUTSM1(i)+NOUTSMDE(i)
PINMDL={(WOUT−kVALDLS)/TAUDRV−KINCTR×NIN2}/AINMDL
である。ここで、WOUTは、従動プーリ3での定常推力であって、挟圧力に基づいて、あるいは変速比と入力トルクなどとに基づいて求めることができる。また、kVALDLSは、従動プーリ3側の推力の変化量である。さらに、TAUDRVは、推力比であって、所定の変速比において無段変速機1を駆動させるための駆動プーリ2での推力WINと従動プーリ3での推力WOUTとの比であり、変速比および入力トルクに応じて予めマップとして求めておくことができる。またさらに、KINCTRは、遠心力係数であり、NINは駆動プーリ2の回転数であるから、(KINCTR×NIN2)は遠心力に相当する。そして、AINMDLは、駆動プーリ2側の油圧アクチュエータ7におけるピストン相当部分の受圧面積である。
PINMDL={kVALDLP+WOUT/TAUDRV−KINCTR×NIN2}/AINMDL
である。ここで、kVALDLPは、駆動プーリ2側の推力の変化量である。その他は、上述した式におけるものと同様である。
WOUT=(POUT+PSCH)×AOUT
によって算出される。ここで、POUTは従動プーリ3側の油圧アクチュエータ10における油圧、PSCHはその油圧アクチュエータ10での遠心油圧、AOUTはその油圧アクチュエータ10でのピストンの受圧面積である。
WOUTSLP=TT×cosα/(2×μ×RIN)
によって算出される。ここでTTは、推定入力トルクであり、例えば内燃機関を動力源としている場合にはスロットル開度をパラメータとしたマップに基づいて求めることができる。αは駆動プーリ2におけるベルト4の挟角、μはベルト4と駆動プーリ2との間の摩擦係数、RINは駆動プーリ2におけるベルト4の巻き掛かり半径である。この巻き掛かり半径RINは、変速比により幾何学的に定まる値であるから、変速比のマップとして予め用意しておき、そのマップから読み出すように構成してもよい。
SF=WOUT/WOUTSLP
Ping=TT×cosα/(2×μ×RIN×Ain)−Pinh
Claims (5)
- ベルトが巻き掛けられた溝の幅を変化させる油圧アクチュエータを備えた駆動プーリと従動プーリとを有し、一方のプーリの前記溝の幅を前記油圧アクチュエータによって変化させて変速比を制御するとともに、変速時に前記一方のプーリの油圧アクチュエータをフィードフォワード制御とフィードバック制御とによって制御するベルト式無段変速機の制御装置において、
前記フィードフォワード制御による制御量を、前記変速比を低下させるアップシフト時には前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と他方のプーリで前記ベルトを挟み付けている定常推力とから求めるとともに、前記変速比を増大させるダウンシフト時には前記他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と他方のプーリで前記ベルトを挟み付けている定常推力とから求める制御量算出手段を備えていることを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - ベルトが巻き掛けられた溝の幅を変化させる油圧アクチュエータを備えた駆動プーリと従動プーリとを有し、一方のプーリの前記溝の幅を前記油圧アクチュエータによって変化させて変速比を制御するとともに、変速時に前記一方のプーリの油圧アクチュエータをフィードフォワード制御とフィードバック制御とによって制御するベルト式無段変速機の制御装置において、
前記フィードフォワード制御による制御量を、前記変速比を低下させるアップシフト時には前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と各プーリの推力の比率である推力比とから求めるとともに、前記変速比を増大させるダウンシフト時には前記他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と前記各プーリの推力の比率である推力比とから求める制御量算出手段を備えていることを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - ベルトが巻き掛けられた溝の幅を変化させる油圧アクチュエータを備えた駆動プーリと従動プーリとを有し、一方のプーリの前記溝の幅を前記油圧アクチュエータによって変化させて変速比を制御するとともに、変速時に前記一方のプーリの油圧アクチュエータをフィードフォワード制御とフィードバック制御とによって制御するベルト式無段変速機の制御装置において、
前記フィードフォワード制御による制御量を、前記変速比を低下させるアップシフト時には前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と各プーリの推力の比率である推力比と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて求めるとともに、前記変速比を増大させるダウンシフト時には前記他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と前記各プーリの推力の比率である推力比と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて求める制御量算出手段を備えていることを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - ベルトが巻き掛けられた溝の幅を変化させる油圧アクチュエータを備えた駆動プーリと従動プーリとを有し、一方のプーリの前記溝の幅を前記油圧アクチュエータによって変化させて変速比を制御するとともに、変速時に前記一方のプーリの油圧アクチュエータをフィードフォワード制御とフィードバック制御とによって制御するベルト式無段変速機の制御装置において、
前記フィードフォワード制御による制御量を、前記変速比を低下させるアップシフト時には前記一方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と他方のプーリの推力と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて求めるとともに、前記変速比を増大させるダウンシフト時には前記他方のプーリにおける前記溝の幅を設定する推力の変化量と前記一方のプーリにおける遠心力とに基づいて求める制御量算出手段を備えていることを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。 - 前記一方のプーリの油圧アクチュエータにおける油圧をデューティ制御によって制御するデューティソレノイドバルブを更に備え、
前記制御量は、前記デューティソレノイドバルブをフィードフォワード制御するための制御量を含む
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のベルト式無段変速機の制御装置。
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