JP2012128250A - 画像形成装置 - Google Patents

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Nobuki Miyaji
信希 宮地
Masaki Kadota
雅樹 門田
Masato Ishino
正人 石野
Yoshitaka Imanaka
祥貴 今中
Hiroka Inotani
広佳 猪谷
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Abstract

【課題】クリーニングブレードと像担持体との間に異物が滞留することによる感光層の削れや、これに伴う出力画像での縦筋の発生を簡易な構成で効果的に抑制可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】クリーニング装置5aのハウジング35内には、感光体ドラム1aの下方向からトナーを掻き落とす位置にクリーニングブレード31が固定されている。クリーニングブレード31の側方には、トナー排出スクリュー33が回転可能に支持されている。トナー排出スクリュー33の回転中心33aはクリーニングブレード31と感光体ドラム1aが接触する圧接位置Rよりも下方にあり、トナー排出スクリュー33の最上面33bは圧接位置Rよりも上方に位置する。また、現像装置3aは、現像ローラー29上のトナーを感光体ドラム1a側に供給するトナー排出動作を実行可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、クリーニングブレードを用いて像担持体表面の残留トナーを除去する機構を備えた画像形成装置に関し、特に像担持体表面のトナーを下方向から掻き落とす構成の画像形成装置において、像担持体表面の傷付きを抑制して長寿命化を図る方法に関するものである。
コピー機、プリンター、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、現像装置を用いて感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を可視化し、その可視像(トナー像)を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。像担持体表面に残存するトナーはクリーニング装置により除去され、新たなトナー像の形成が行われる。
クリーニング装置は、ハウジング内に像担持体表面に圧接されるクリーニングブレードやクリーニングローラー等のクリーニング部材と、クリーニング部材により掻き落とされた残留トナーをクリーニング装置外部に排出するトナー排出スクリューとを備えている。特に、像担持体として表面の感光層が削れ易いOPC感光体ドラムを用いる場合、弾性材料から成るクリーニングブレードのみを用いて感光体ドラム表面のトナーを掻き落とし、掻き落とした廃トナーをトナー排出スクリューにより排出する構成が用いられる。
通常、トナー排出スクリューは省スペース化を優先して配置されるが、クリーニング装置を感光体ドラムの側方に配置し、感光体ドラム表面のトナーをクリーニングブレードにより下から掻き落とす構成においては、廃トナーをクリーニング装置のハウジング内へある程度溜めこむことができるように、トナー排出スクリューをクリーニングブレードと感光体ドラムの接する位置よりも大幅に下方に配置されることが多かった。
例えば特許文献1には、中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング装置であるが、残トナーをクリーニング装置内から搬送する搬送スクリューをクリーニングブレードと中間転写ベルトとの接触位置よりも下方に配置した構成が開示されている。
特開2005−241724号公報
ところで、クリーニングブレードを用いて感光体ドラム表面のトナーを下方向から掻き落とす構成では、クリーニングブレードと感光体ドラムとの間に紙粉やトナー外添剤凝集物等の異物が滞留する。そのため、OPC感光体ドラムを用いる場合は異物の滞留した部分の感光層がドラム周方向に筋状に削れてしまい、出力画像に縦筋が発生することがあった。近年、環境配慮の観点から交換ユニットの長寿命化を指向する製品が増加しているが、この感光層の削れによる縦筋の発生は感光体ドラムを含むドラムユニットの長寿命化にとって深刻な問題となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、クリーニングブレードと像担持体との間に異物が滞留することによる感光層の削れや、これに伴う出力画像での縦筋の発生を簡易な構成で効果的に抑制可能なクリーニング装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、表面に感光層が形成された像担持体と、該像担持体表面を均一に帯電させる帯電装置と、該帯電装置により帯電された前記像担持体の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、該像担持体表面に所定の圧力で圧接され、前記像担持体上の残留トナーを下方向から掻き取るクリーニングブレードと、該クリーニングブレードにより掻き取られた廃トナーを一時的に貯留するハウジングと、該ハウジング内において前記クリーニングブレードの側方に配置され前記廃トナーを前記ハウジングの外部に排出するトナー排出スクリューと、を有するクリーニング装置と、を備えた画像形成装置において、前記トナー排出スクリューの回転中心は前記クリーニングブレードと前記像担持体との圧接位置よりも下方に位置し、前記トナー排出スクリューの最上面は前記圧接位置よりも上方に位置するように配置されるとともに、非画像形成時に所定のタイミングで前記現像装置から前記像担持体にトナーを供給するトナー排出動作を実行する画像形成装置である。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記感光層が有機感光層であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記帯電装置は、前記像担持体の表面に接触する帯電部材に直流電圧を印加することで前記像担持体表面を帯電させることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、クリーニング装置内のクリーニングブレードとトナー排出スクリューとの位置関係を規定するとともに、定期的にトナー排出動作を行うことで、クリーニングブレードのエッジ部分のトナーは入れ替わり、常に新たなトナーがエッジ部分に滞留する。このため、エッジ部分のトナーがエッジ部分に滞留する異物が像担持体に強く擦れることを防ぐ緩衝材として機能するとともに、トナーの入れ替わりによって異物がエッジ部分から除去されるため、像担持体の傷付きによる出力画像での縦筋の発生を抑制することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、像担持体表面の感光層として有機感光層を用いることにより、有機感光層を用いた場合に特に問題となる感光層の削れや傷付きを抑制して像担持体の長寿命化を図ることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、像担持体の表面に接触する帯電部材に直流電圧を印加することで像担持体表面を帯電させる帯電装置を用いることにより、接触帯電方式で特に問題となる像担持体表面の傷付きによる帯電ムラを効果的に抑制できる画像形成装置となる。
本発明の画像形成装置の構成を示す概略断面図 図1における画像形成部Paの部分拡大図 図2におけるクリーニング装置5aの部分拡大図 トナー排出スクリュー33が本発明の範囲より下方にある比較例1のクリーニング装置の構成を示す側面断面図 トナー排出スクリュー33が本発明の範囲より上方にある比較例2のクリーニング装置の構成を示す側面断面図 図3に示したクリーニング装置が搭載されたカラープリンター(本発明)、及び図4に示した比較例1のクリーニング装置が搭載されたカラープリンター(比較例)を用いて連続印字を行ったときの印字枚数とドラム表面粗さRzとの関係を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明のクリーニング装置が搭載された画像形成装置の構成を示す概略図である。カラープリンター100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、ここではアルミドラムの外周面に有機感光層(OPC)が形成されたOPC感光体が用いられている。さらに駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳された後、二次転写ローラー9の作用によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12a及びレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された有機感光層(OPC)を有する感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング装置5a〜5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dは、感光体ドラム1a〜1dに対向配置された現像ローラーを備え、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。このトナーは、現像装置3a〜3dの現像ローラーにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング装置5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、従動ローラー10、駆動ローラー11を含む複数の懸架ローラーに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9へ搬送され、中間転写ベルト8とのニップ部(二次転写ニップ部)において転写紙P上にフルカラー画像が二次転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13のニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pの一部を一旦排出ローラー15から装置外部にまで突出させる。その後、転写紙Pは排出ローラー15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態でレジストローラー対12bに再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラー9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、図1における画像形成部Pa付近の拡大図である。なお、画像形成部Pb〜Pdについても基本的に同様の構成であるため説明を省略する。感光体ドラム1aの周囲には、ドラム回転方向(図2の反時計回り)に沿って帯電装置2a、現像装置3a、クリーニング装置5a、及び除電ランプ20が配設され、中間転写ベルト8を挟んで一次転写ローラー6aが配置されている。
帯電装置2aは、感光体ドラム1aに接触してドラム表面に帯電バイアス(直流電圧)を印加する帯電ローラー21と、帯電ローラー21をクリーニングするための帯電クリーニングローラー23とを有している。本発明においては、発生するオゾン量を少なくし、且つ帯電バイアス電源のコストを低減するために、直流電圧のみからなる帯電バイアスを帯電ローラー21に印加しているが、直流バイアスに交流バイアスを重畳したバイアス印加する方式であっても良い。
現像装置3aは、2本の攪拌搬送スクリュー25と、磁気ローラー27と、現像ローラー29とを有する二成分現像式であり、磁気ローラー27表面に起立する磁気ブラシを用いて現像ローラー29にトナー薄層を形成し、現像ローラー29にトナーと同極性(正)の現像バイアスを印加してドラム表面にトナーを飛翔させる。
また、現像装置3aは、現像ローラー29上のトナーを感光体ドラム1a側に供給(吐出)するトナー排出動作(リフレッシュモード)を実行可能である。これにより、現像ローラー29上の劣化トナー(過帯電トナー)を感光体ドラム1a側へ排出してカブリ等の画像不良を防止するとともに、感光体ドラム1a側へ供給されたトナーに感光体ドラム1a表面の水分や紙粉、トナー外添剤凝集物等の異物を吸着させてトナーと共に除去することができる。
このトナー排出動作は、例えば所定枚数の印字後、所定の駆動時間経過後、或いは連続印字動作の終了時など、所定のタイミングで定期的に行われる。感光体ドラム1a側へ供給されたトナーは、クリーニング装置5aのクリーニングブレード31によって掻き取られる。
クリーニング装置5aは、クリーニングブレード31及びトナー排出スクリュー33を有している。クリーニング装置5aの詳細な構成については後述する。
クリーニング装置5aと帯電装置2aの間には除電ランプ20が配置されている。除電ランプ20は、感光体ドラム1a表面に光照射することによりドラム表面の残留電荷を除去する。
図3は、本発明の画像形成装置に搭載されるクリーニング装置の側面断面図である。なお、図3では画像形成部Paに配置されたクリーニング装置5aを例に挙げて説明するが、画像形成部Pb〜Pdに配置されるクリーニング装置5b〜5dについても同様の構成である。クリーニング装置5aのハウジング35内には、感光体ドラム1aの回転方向に対し中間転写ベルト8との当接面(図2参照)よりも下流側に、クリーニングブレード31が感光体ドラム1aの長手方向(図3の紙面表裏方向)に沿って圧接された状態で固定されている。
クリーニングブレード31としては、例えばJIS硬度が78°のポリウレタンゴム製のブレードが用いられ、その当接点において感光体接線方向に対し所定の角度で取り付けられている。即ち、クリーニングブレード31は感光体ドラム1aの回転方向に対しカウンタ方向(下方向)からトナーを掻き落とす位置に配置されている。クリーニングブレード31の材質及び硬度、寸法、感光体ドラム1aへの食い込み量及び圧接力等は、感光体ドラム1aの仕様に応じて適宜設定される。
クリーニングブレード31の側方には、トナー排出スクリュー33が回転可能に支持されている。クリーニングブレード31によって感光体ドラム1a表面から除去された残留トナーは、トナー排出スクリュー33の回転に伴ってハウジング35の長手方向(図3の紙面表裏方向)に搬送され、クリーニング装置5aの外部に排出されて廃トナー回収容器(図示せず)に貯留される。
また、感光体ドラム1aの回転方向に対しクリーニングブレード31の上流側において感光体ドラム1aに近接するハウジング35の端部には、感光体ドラム1aに所定の圧力で圧接されるトナー遮蔽部材37が配置されている。トナー遮蔽部材37はハウジング35の長手方向に延在する可撓性のフィルム部材であり、感光体ドラム1a表面の未転写トナーや、紙粉、トナー外添剤凝集物等を通過させてハウジング35内に進入させる一方、ハウジング35内の廃トナーが外部に漏出しないように遮蔽する機能を有している。
本発明のクリーニング装置5aでは、トナー排出スクリュー33の回転中心33aはクリーニングブレード31と感光体ドラム1aが接触する位置(以下、圧接位置Rという)よりも下方にあり、またトナー排出スクリュー33の最上面33bは圧接位置Rよりも上方に位置する。
トナー排出スクリュー33を前述の範囲に配置することで、ハウジング35内に溜まった廃トナーの上面(図3の一点鎖線で表示)が圧接位置R付近となる。この構成において、画像印字を行わないタイミングで感光体ドラム1aを回転駆動させながら一次転写ローラー6a〜6dに印加する転写電圧をOFFにするか、或いはトナーと同極性の電圧(転写逆バイアス)を印加することにより、トナーを中間転写ベルト8に転写(一次転写)させずに現像ローラー29(図2参照)から感光体ドラム1aへのトナー排出動作を行うと、クリーニングブレード31のエッジ部分に常にトナーが滞留する状態を作り出しながら、現像ローラー29から供給されるトナーによってエッジ部分のトナーの入れ替わりが促進される。そして、滞留するトナーが入れ替わる際に紙粉や異物もトナーと共にエッジ部分から除去される。
図4は、トナー排出スクリュー33が前記範囲より下方にある比較例1のクリーニング装置の構成を示す側面断面図である。他の部分の構成は図3と同様であるため説明を省略する。図4に示す比較例1の構成では、ハウジング35内に溜まった廃トナーの上面(図4の一点鎖線で表示)は圧接位置Rよりも下方となり、クリーニングブレード31のエッジ部分31aよりも下方でトナーの排出が行われる。
その結果、エッジ部分31aは常にトナーが滞留する状態にはならず、クリーニングブレード31で掻き取られたトナーはエッジ部分31からすぐに下方にこぼれ落ちる。従って、エッジ部分31aにおいて感光体ドラム1aを傷付ける原因となる紙粉やトナー外添剤凝集物が剥き出し状態で感光体ドラム1aに接することになり、感光体ドラム1aの寿命が著しく短くなる。
また、エッジ部分31aにはトナーが滞留していないため、定期的にトナー排出動作を行ったとしても、供給されたトナーはすぐにエッジ部分31aからこぼれ落ちる。従って、前述したようなトナー排出動作による緩衝効果やクリーニングブレード31のエッジ部分に滞留するトナーが入れ替わることによる異物の除去効果も非常に短期的且つ不十分なものとなる。
図5は、トナー排出スクリュー33が前記範囲より上方にある比較例2のクリーニング装置の構成を示す側面断面図である。他の部分の構成は図3及び図4と同様であるため説明を省略する。図5に示す比較例2の構成では、ハウジング35内に溜まった廃トナーの上面(図5の一点鎖線で表示)は圧接位置Rよりも上方となり、クリーニングブレード31のエッジ部分31aが完全に廃トナーで満たされることになる。
その結果、トナー排出動作を行ったとしてもエッジ部分31のトナーは動かず、トナー排出スクリュー33の回転によって機械的ストレスを受け続けた廃トナーがエッジ部分31で凝集を起こすことによって感光体ドラム1aが傷付き、画像縦筋が発生する。
つまり、クリーニング装置5a内のクリーニングブレード31とトナー排出スクリュー33との位置関係を図3で示したような範囲に規定するとともに、定期的にトナー排出動作を行うことで、クリーニングブレード31のエッジ部分31aはトナーリッチ状態にありながらも、トナー排出動作を行うことによってエッジ部分31aのトナーは入れ替わり、常に新たなトナーがエッジ部分31aに滞留する。このため、エッジ部分31aに滞留するトナーが紙粉やトナー外添剤凝集物が感光体ドラム1aに強く擦れることを防ぐ緩衝材としての役割を果たすとともに、トナーの入れ替わりによって紙粉やトナー外添剤凝集物等の異物がエッジ部分31aから除去され、感光体ドラム1aの傷付きによる出力画像での画像縦筋の発生も抑制することができ、感光体ドラム1aの長寿命化も達成することができる。
また、感光体ドラム1aに接触する帯電ローラー21(図2参照)に帯電バイアスを印加する接触帯電方式の場合、コロナ帯電のような非接触の帯電方式に比べて感光体ドラム1a表面の傷の影響を受けやすくなる。接触帯電方式であっても帯電バイアスとして交流電圧を印加する場合はある程度の帯電ムラを吸収できるものの、本実施形態のように直流電圧のみを印加する場合は均一な帯電が難しくなる。従って、上記の構成は帯電バイアスとして直流電圧を印加する接触帯電方式において特に有効となる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態に記載されている構成部品の材質、形状、その相対配置などは、特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
また、本発明は図1に示すタンデム型のカラープリンターに限らず、デジタル複合機や、ロータリー式或いはタンデム式のカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機等の複写機、ファクシミリ等の、種々の画像形成装置に適用できるのはもちろんである。以下、実施例により本発明の効果について更に具体的に説明する。
本発明のクリーニング装置が搭載された画像形成装置における感光体ドラム表面の研磨効果について評価した。評価方法としては、図3に示したクリーニング装置が搭載されたカラープリンター(本発明)、及び図4に示した比較例1のクリーニング装置が搭載されたカラープリンター(比較例)を用いてテスト画像(印字率1.5%)を常温常湿環境(25℃、45%)にて連続印字を行い、50k枚(50,000枚)印字毎のドラム表面粗さRzを測定した。また、連続印字中は駆動時間20分毎にトナー排出動作を実行した。結果を図6に示す。
図6から明らかなように、トナー排出スクリュー33の回転中心33aを圧接位置Rよりも下方に配置し、トナー排出スクリュー33の最上面位置33bを圧接位置Rよりも上方に配置した本発明の画像形成装置(図6の●のデータ系列)では、200k枚(200,000枚)印字後のドラム表面粗さRzが約1.0μmと低いレベルで推移した。
一方、トナー排出スクリュー33の最上面33bを圧接位置Rよりも下方に配置した比較例の画像形成装置(図6の■のデータ系列)では、200k枚(200,000枚)印字後のドラム表面粗さRzが約2.0μmと高くなった。以上の結果より、トナー排出スクリュー33の回転中心33aを圧接位置Rよりも下方に配置し、トナー排出スクリュー33の最上面33bを圧接位置Rよりも上方に配置した構成でトナー排出動作を行うことにより、感光体ドラム表面の傷付きが効果的に抑制されることが確認された。
本発明は、クリーニングブレードを用いて像担持体表面のトナーを下方向から掻き取るクリーニング装置を備えた画像形成装置に利用可能であり、クリーニングブレードの側方に配置されるトナー排出スクリューの回転中心がクリーニングブレードと像担持体との圧接位置よりも下方に位置し、トナー排出スクリューの最上面が圧接位置よりも上方に位置するように配置されるとともに、非画像形成時に所定のタイミングで現像装置から像担持体にトナーを供給するトナー排出動作を実行するものである。
本発明の利用により、像担持体表面の傷付き及びそれに起因する画像縦筋の発生を効果的に抑制するとともに、像担持体の長寿命化も実現できる画像形成装置を提供することができる。
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
5a〜5d クリーニング装置
21 帯電ローラー(帯電部材)
31 クリーニングブレード
31a エッジ部分
33 トナー排出スクリュー
33a 回転中心
33b 最上面
35 ハウジング
100 カラープリンター(画像形成装置)
R 圧接位置

Claims (3)

  1. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    該像担持体表面を均一に帯電させる帯電装置と、
    該帯電装置により帯電された前記像担持体の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて静電潜像に応じたトナー像を形成する現像装置と、
    該像担持体表面に所定の圧力で圧接され、前記像担持体上の残留トナーを下方向から掻き取るクリーニングブレードと、該クリーニングブレードにより掻き取られた廃トナーを一時的に貯留するハウジングと、該ハウジング内において前記クリーニングブレードの側方に配置され前記廃トナーを前記ハウジングの外部に排出するトナー排出スクリューと、を有するクリーニング装置と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記トナー排出スクリューの回転中心は前記クリーニングブレードと前記像担持体との圧接位置よりも下方に位置し、前記トナー排出スクリューの最上面は前記圧接位置よりも上方に位置するように配置されるとともに、非画像形成時に所定のタイミングで前記現像装置から前記像担持体にトナーを供給するトナー排出動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光層が有機感光層であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電装置は、前記像担持体の表面に接触する帯電部材に直流電圧を印加することで前記像担持体表面を帯電させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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