JP4594261B2 - 車両の燃料タンク取付構造 - Google Patents
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Description
この車椅子仕様車は、車椅子の乗り降りを容易にするために、後部フロアを低い位置まで下げている。後部フロアを低い位置まで下げることで、車椅子の使用者は、車椅子に乗ったままの状態で自動車に乗車することができる(例えば、特許文献3参照。)。
このため、車椅子仕様車の組立を、例えば、通常の自動車を組み立てる特許文献2の組立ラインを用いて実施することが望ましい。
一方、特許文献2に示す組立ラインは、自動車用ボディの前後端部のそれぞれの下部をハンガ装置で支えるものである。
よって、車椅子仕様車の組立に特許文献2の組立ラインを用いると、低い位置まで下げられた後部フロアがハンガ装置に干渉することが考えられる。
このため、車椅子仕様車を通常の組立ラインを用いて組み立てることは難しいとされていた。
また、請求項2に係る発明は、前記タンク取付部は、前記分割フロアパネルの下方に配置されて前記ボディに設けられたタンク支持バーを有することを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、前記タンク支持バーは、前記分割フロアパネルの装着状態において、前記分割フロアパネルに固定されていることを特徴とする。
これにより、組立ラインにおいて、分割フロアパネルを溶接ロボットでボディに溶接する必要はない。
このように、組立ラインにおいて分割フロアパネルをボディに溶接する必要がないので、分割フロアパネルが組立ラインのハンガ装置に干渉する虞がなく、ハンガ装置でボディを良好に搬送することができる。
よって、仮支持した燃料タンクの燃料を用いて、組立ラインで組立完了した車両を、分割フロアパネルを組み付ける組付エリアまで自走させることができる。
分割フロアパネルをボディに取り付けることで、仮支持されている燃料タンクを、タンク取付部で恒久的に支持することができる。
したがって、一般的な自動車用組立ラインを用いて、分割フロアパネルを備えた車両を組み立てることができるという利点がある。
これにより、燃料タンクの長さ寸法(車体前後方向の距離)を大きく確保して、燃料タンクの容量を十分に確保することができる。
請求項2に係る発明では、タンク取付部はタンク支持バーを有し、タンク支持バーは分割フロアパネルの下方に配置されてボディに設けられている。
請求項3に係る発明では、タンク支持バーは、分割フロアパネルの装着状態において、分割フロアパネルに固定されている。
具体的には、分割フロアパネルの下方にタンク支持バーを設けた。そして、タンク支持バーにタンクバンドの後端部を設けるようにした。
さらに、固定フロアパネルに固定パネル荷重受部を備えた。そして、タンクバンドで燃料タンクを支えた状態において、燃料タンクに作用するタンクバンドの反力を固定パネル荷重受部のみで受けるようにした。
そして、組付エリアにおいて、分割フロアパネルをボディに取り付けることで、燃料タンクに作用するタンクバンドの反力を、固定パネル荷重受部および分割パネル荷重受部で受けるようにした。よって、燃料タンクを恒久的に支持することができる。
このように、請求項4によれば、タンク取付部として、タンク支持バー、タンクバンド、固定パネル荷重受部および分割パネル荷重受部を備えるだけの簡単な構成で、燃料タンクを仮支持することができるという利点がある。
タンクバンドの後端部を下方に下げることで、タンクバンドで支える燃料タンクを所定の取付位置から下方に下げることができる。
よって、分割フロアパネルをボディに取り付ける際に、分割パネル荷重受部が燃料タンクに当接しないので、分割フロアパネルをボディに容易に取り付けることができる。
燃料タンクに作用するタンクバンドの反力を、固定パネル荷重受部および分割パネル荷重受部で受けた状態になり、分割フロアパネルの取付作業を完了する。
したがって、分割フロアパネルをボディに取り付ける作業を手間をかけないで簡単におこなうことができるという利点がある。
具体的には、燃料タンクの周壁から突出片を突出した。この突出片を固定フロアパネル側および分割フロアパネルにねじ部材で取り付けるようにした。
そして、分割フロアパネルが未装着状態において、固定フロアパネル側に突出片をねじ部材で取り付けることで、燃料タンクを固定フロアパネル側に仮支持可能とした。
このように、請求項6によれば、タンク取付部として、突出片およびねじ部材を備えるだけの簡単な構成で、燃料タンクを仮支持することができるという利点がある。
なお、本実施の形態では車両として車椅子仕様車を例示するが、これに限らないで、通常の車両に適用することができる。
車椅子仕様車10は、ボディ11の後部12に車両の燃料タンク取付構造(以下、「燃料タンク取付構造」と略記する)13を備えるとともに、テールゲート14およびアンダードア15を備え、燃料タンク取付構造13の後部にスロープ部材16を折り畳み可能に備える。
スロープ部材16は、燃料タンク取付構造13のスロープ部(分割フロアパネル)18から車体後方に延びるように展開可能に構成されている。
テールゲート14およびアンダードア15を開放した状態で、スロープ部材16を車体後方に展開する。
スロープ部18まで移動した車椅子21は、スロープ部18を経て車室23内の後部に乗り込む。
燃料タンク取付構造13は、ボディ11の底部を構成するフロアパネル17の下方で、かつ車室23の後部側に燃料タンク30を備える。
スロープ荷重受部38は、スロープ部18に設けられ、左右のタンクバンド34,35で燃料タンク30を支えた状態において、燃料タンク30の上部32のうち、2箇所の部位32e,32fに当接する部位である。
固定フロアパネル25の中央***部47は、車体前後方向に延びる***部である。この中央***部47を横切るように、第1、第2のクロスメンバー51,52が左右のサイドシル41,42にそれぞれ架け渡されている。第2のクロスメンバー52は、左右のクロスメンバー52a,52bからなる。
後***部48は、左右のリヤサイドフレーム44,45に渡って形成されている。
中央後***部49は、後***部48から車室23側にさらに***した部位であって、中央に開口部49aを備える。
支えバー63は、車幅方向に対して平行に配置されている。
左右のサイドパネル65,66は、左右のリヤサイドフレーム44,45にボルト(締結部材)68…でそれぞれ取り付けられている。
なお、固定フロアパネル25、スロープ部18および左右のサイドパネル65,66については図6で詳しく説明する。
タンク支持バー28は、左右のリヤサイドフレーム44,45(図2参照)に渡って架け渡された断面矩形状の中空部材である。
このタンク支持バー28は、車体幅方向に略直線状に延びた中央部位71を備え、中央部71の左端に下方に折り曲げられた左傾斜部位72を備え、左傾斜部位72の下端から略水平に折り曲げられた左取付部位73を備え、中央部位71の右端に下方に折り曲げられた右傾斜部位74を備え、右傾斜部位74の下端から略水平に折り曲げられた右取付部位75を備える。
これにより、タンク支持バー28が左右のリヤサイドフレーム44,45に渡って架け渡される。この状態で、中央部位71は、車体幅方向に対して平行に配置される。
左右のタンク取付ナット81,81は、左右のタンクバンド34,35の後取付部位(後端部)34e,35eを支持ボルト(螺合部材)83.83でそれぞれ取り付けるためのねじ部である。
それぞれのカラー77…にボルト78…を差し込み、ねじ部78a…を、スロープ部18の支えバー63に溶接したナット79…(図7参照)にねじ結合する。
これにより、タンク支持バー28の中央部位71が、スロープ部18の支えバー63に取り付けられる。
この燃料タンク30は、底部31(図8参照)の左右側に前後方向に延びる左右のバンド取付溝85,86(図3も参照)が形成され、上部32の前左右側にそれぞれ左右の***部87,88が形成され、中央に中央***部89が形成されている。
左***部87の後端および上部32の左中央32bで左中央段差部が形成され、この左中央段差部に左中央ラバー部材95を、一例として接着剤で貼り付ける。
右***部88の後端および上部32の右中央32dで右中央段差部が形成され、この右中央段差部に右中央ラバー部材102を、一例として接着剤で貼り付ける。
燃料ポンプユニット107や燃料メータユニット108は、燃料タンク30をボディ11(図6参照)に取り付けた状態において、フロアプレート25の開口部49aに臨むように配置される。
左右の水平部位34a,35aの前側に前傾斜部位34b,35bを介して前取付部位(前端部)34d,35dを備え、水平部位34a,35aの後側に後傾斜部位34c,35cを介して後取付部位34e,35eを備える。
左右の前取付部位34d,35dに前取付孔112,116が形成され、左右の後取付部位34e,35eに後取付孔113,117が形成されている。
左右のタンクバンド34は上面にラバー部材111,115が貼り付けられている。
左右のタンクバンド34の後取付孔113に支持ボルト83,83を差し込み、ねじ部83a,83aを、左右のタンク取付ナット81,81にねじ結合する。
これにより、左右のタンクバンド34,35で燃料タンク30を支えることができる。
固定フロアパネル25は、後***部48(中央後***部49も含む)の後部25aにおいて車幅方向の線上に複数の取付孔121…が間隔をおいて形成され、取付孔121…と同軸上にナット122…(図8に示す)が配置され、ナット122…が後***部48の裏面48a(図8に示す)に溶接されている。
固定パネル荷重受部37は、取付孔121…の前方に設けられた左右の前当接部材124,125と、取付孔121…の後方に設けられた左右の中央当接部材126,127とを備える。
左右の中央当接部材126,127は、左右対称の部材であり、図8に示すように、後***部48の裏面48aから下方に突出した部材で、それぞれの底部127a(図8参照)が左右の中央ラバー部材95,102(図4参照)に当接する部材である。
加えて、固定フロアパネル25の後端部25aは、車室23側に***した後***部48の後端部である。
よって、スロープ部18の前水平部61および固定フロアパネル25の後端部25aの下方に比較的大きな空間24(図8も参照)を確保することが可能である。
スロープ部18の前水平部61、傾斜部62、***部131および左右の取付片132,133は一体に曲げ形成された部材であり、平面視で略矩形状に形成されている。
***部131は、車室23側に上向きに***した部位である。
スロープ荷重受部38は、支えバー63前方の左右側に設けられた左右の後当接部材128,129を備える。
前水平部61の前端61bを固定フロアパネル25の後***部48(中央後***部49も含む)に載せ、取付孔135…と後***部48の取付孔121…とにボルト26…を差し込み、ナット122…(図8参照)にねじ結合する。
これにより、スロープ部18の前水平部61が固定フロアパネル25の後***部48にボルト26…で取り付けられる。
左右の取付片132,133は、それぞれ左右のサイドパネル65,66にボルト止めされる。
よって、左サイドパネル65は、左リヤサイドフレーム44にボルト68…で取り付けられる。
よって、左サイドパネル65の下辺65bに左取付片132がボルト27…で取り付けられる。
よって、右サイドパネル66の折曲片147を右リヤサイドフレーム45に載せ、それぞれの取付孔148…,151…にボルト68…を差し込み、右リヤサイドフレーム45の裏面に溶接したナットにねじ結合することで、右サイドパネル66が、右リヤサイドフレーム45にボルト止めされる。
そこで、スロープ部18の前水平部61および固定フロアパネル25の後端部25aの下方において、燃料タンク30を固定フロアパネル25の後端部25aおよびスロープ部18の前水平部61に渡って配置するようにした(図8も参照)。
これにより、燃料タンク30を比較的大きな空間24を利用して取り付けることができる。
そして、燃料タンク30をボディ11の中央に配置した状態で、燃料タンク30の左右端部30a,30b(図4参照)をボディ11の左右端部11a,11b近傍まで近づけることができる。
したがって、車室23の空間を良好に保ちながら燃料タンク30の容量を十分に確保することができる。
スロープ部18が、固定フロアパネル25の後***部48、および左右のサイドパネル65,66(図6参照)にボルト止めされた状態において、支えバー63の底部63cにタンク支持バー28の中央部位71が接触する。
支えバー63は、前後の脚部63a,63bが前水平部61の裏面61aおよび傾斜部62の裏面62aに渡って設けられている。
これにより、タンク支持バー28の中央部位71が、支えバー63を介してスロープ部18に取り付けられる。
右タンクバンド35の前取付孔116にボルト118を差し込み、ねじ部118aを、固定フロアパネル25のブラケット154に溶接されたナット114にねじ結合する。
右タンクバンド35の後取付孔117に支持ボルト83を差し込み、ねじ部83aを、タンク支持バー28の右タンク取付ナット81にねじ結合する。
これにより、左右のタンクバンド34,35の前後端部をボルト止めして、左右のタンクバンド34,35で燃料タンク30を支えることができる。
同様に、図6に示す左前当接部材124の底部に左前ラバー部材92が当接し、左後当接部材128の底部に左後ラバー部材104が当接する。
なお、左右の中央当接部材126,127の底部127aは左右の中央ラバー部材95,102の上方に間隔をおいて配置された状態を保つことが好ましいが、互いに当接させてもよい。
後端部48bは、スロープ部18の前水平部61の下方に配置されている。
したがって、燃料タンク30の長さ寸法(車体前後方向の距離)を大きく確保して、燃料タンク30の容量を十分に確保することができる。
図9は第1実施の形態に係るタンク支持バーおよび燃料タンクを組み付ける手順を説明する図である。
ボディ11をハンガ装置(図示せず)で支え、ハンガ装置でボディ11を組立ラインに沿って搬送する。
組立ラインにおいて、タンク支持バー28の左右の取付部位73,75をボルト78…で左右のリヤサイドフレーム44,45に矢印A、矢印Bの如く取り付ける。
これにより、タンク支持バー28を左右のリヤサイドフレーム44,45に渡って架け渡す。
さらに、左右のタンクバンド34,35の後取付部位34e,35eを支持ボルト83,83で左右のタンク取付ナット81,81にそれぞれ矢印D,Fの如く取り付ける。
左右のタンク取付ナット81,81はタンク支持バー28の中央部位71に設けられている。
これにより、左右のタンクバンド34,35で燃料タンク30を支える。
左右のタンクバンド34,35で燃料タンク30を支えることで、右前当接部材125の底部125aに右前ラバー部材98が当接するとともに、左前当接部材124の底部に左前ラバー部材92(図4参照)が当接する。
すなわち、固定パネル荷重受部37で、燃料タンク30の上部32のうち、4箇所の部位32a〜32d(図4参照)に当接することができる。
これにより、組立ラインで組立完了した車椅子仕様車10を、燃料タンク30の燃料を用いてスロープ部18を組み付ける組付エリアまで自走させることができる。
これにより、スロープ部18が組立ラインのハンガ装置(図示せず)に干渉する虞がなく、ハンガ装置でボディ11を良好に搬送することができる。
(a)において、車椅子仕様車10を組付エリアまで自走する。タンク支持バー28は左右のリヤサイドフレーム44,45にボルトまたは溶接で固定されている。この状態で、左右のタンクバンド34,35の後取付部位34e,35eを締め付けている支持ボルト83,83を緩める。
左右の支持ボルト83,83の頭部がそれぞれ下降する。よって、左右のタンクバンド34,35の後取付部位34e,35e(34eは図4参照)が、タンク支持バー28から間隔D2だけ下降して、燃料タンク30が所定の取付位置から矢印Gの如く下降する。
これにより、支持ボルト83,83を緩めた場合と同様に、燃料タンク30を所定の取付位置から矢印Gの如く下降させることができる。
同様に、左右の中央当接部材126,127の底部127aから左右の中央ラバー部材95,102が離れる。
すなわち、固定パネル荷重受部37からラバー部材92,95,98,102を離すことができる。
左右の水平折曲片141,147をボルト68…で左右のリヤサイドフレーム44,45に矢印H、矢印Iの如く取り付ける。
ついで、左右のサイドパネル65,66の下辺65b,66bにスロープ部18の左右の取付片132,133を合わせる。
これにより、スロープ部18が、固定フロアパネル25の後***部48や左右のサイドパネル65,66にボルト止めされる。
よって、スロープ部18をボルト止めする際に、スロープ荷重受部38が、燃料タンク30に備えた左右の後ラバー部材104,105に当接しない。これにより、スロープ部18を固定フロアパネル25の後***部48や左右のサイドパネル65,66に容易にボルト止めすることができる。
これにより、スロープ部18の組み付け作業を一層簡単にすることができる。
(a)において、スロープ部18を固定フロアパネル25の後***部48や左右のサイドパネル65,66にボルト止めした状態を示す。
スロープ部18をボルト(締結部材)26…,27…,68…を用いてボディ11に取り付ける構成としたので、組立ラインから離れた組付エリアで、作業者がスロープ部を手作業でボディ11に取り付けることができる。
燃料タンク30が所定の取付位置まで戻ることで、右前当接部材125の底部125aに右前ラバー部材98が当接するとともに、左前当接部材124の底部に左前ラバー部材92(図4参照)が当接する。
すなわち、固定パネル荷重受部37に燃料タンク30の上部32のうち、2箇所の部位32a,32cが当接する。
すなわち、スロープ荷重受部38に燃料タンク30の上部32のうち、2箇所の部位32e,32fが当接する。
燃料タンク30を所定の取付位置まで戻すことで、スロープ部18をボルト止めする取付作業が完了する。
したがって、一般的な自動車用組立ラインを用いて、車椅子仕様車10を組み立てることができる。
したがって、スロープ部18をボディ11に取り付ける作業を手間をかけないで簡単におこなうことができる。
図14は本発明に係る車両の燃料タンク取付構造(第2実施の形態)を示す分解斜視図、図15は第2実施の形態に係る車両の燃料タンク取付構造を示す断面図である。
燃料タンク取付構造158は、第1実施の形態のタンク取付部20に代えてタンク取付部160を用いたもので、その他の構成は第1実施の形態と同様である。
具体的には、タンク取付部160は、燃料タンク161の周壁162から突出されたフランジ(突出片)163と、このフランジ163の左右側部にそれぞれ設けられた左右の突出片(突出片)164,164と、フランジ163の前端部163aを固定フロアパネル25に取り付けるボルト171,171・ナット176,176(ねじ部材)と、左突出片164を左リヤサイドフレーム44に取り付けるボルト172・ナット177(ねじ部材)と、右突出片164を右リヤサイドフレーム45に取り付けるボルト172・ナット177(ねじ部材)と、フランジ163の後端部163bをスロープ部18に取り付けるボルト174,174・ナット180,180(ねじ部材)とを備える。
左突出片164を左リヤサイドフレーム44の取付部(底部)に下方から当て、左突出片164の左取付孔166および取付部の取付孔にボルト172を差し込み、左リヤサイドフレーム44の取付部の上面に溶接したナット177にねじ結合する。
右突出片164も、左突出片164と同様に、右リヤサイドフレーム45の取付部(底部)にボルト止めされる。
よって、フランジ163の後端部163bが、スロープ部18の裏面に溶接したタンク支持バー173の取付部173aにボルト止めされる。
これにより、燃料タンク161を恒久的に支持することができる。
なお、スロープ部18をボディ11に取り付ける祭に、ボルト171,172,174を緩めることで燃料タンク161を下げることができる。
すなわち、固定パネル荷重受部37として3個や5個の当接部材を備えることも可能である。
すなわち、スロープ荷重受部38として3個や4個の当接部材を備えることも可能である。
Claims (6)
- ボディの底部を構成するフロアパネルの下方で、かつ車室の後部側に燃料タンクを備える車両の燃料タンク取付構造において、
前記フロアパネルの後部を分割し、分割した部位を分割フロアパネル、その他の部位を固定フロアパネルとし、
この分割フロアパネルを締結部材を用いて前記ボディに取り付け可能とし、
この分割フロアパネルおよび前記固定フロアパネルの両部材に渡って前記燃料タンクを配置し、
この燃料タンクを、前記分割フロアパネルが未装着状態において前記固定フロアパネル側のみで仮支持可能であり、装着状態において恒久的に支持可能なタンク取付部を備え、
前記タンク取付部は、その一部が、前記分割フロアパネルの装着位置下方に配置可能としたことを特徴とする車両の燃料タンク取付構造。 - 前記タンク取付部は、前記分割フロアパネルの下方に配置されて前記ボディに設けられたタンク支持バーを有することを特徴とする請求項1記載の車両の燃料タンク取付構造。
- 前記タンク支持バーは、前記分割フロアパネルの装着状態において、前記分割フロアパネルに固定されていることを特徴とする請求項2記載の車両の燃料タンク取付構造。
- ボディの底部を構成するフロアパネルの下方で、かつ車室の後部側に燃料タンクを備える車両の燃料タンク取付構造において、
前記フロアパネルの後部を分割し、分割した部位を分割フロアパネル、その他の部位を固定フロアパネルとし、
この分割フロアパネルを締結部材を用いて前記ボディに取り付け可能とし、
この分割フロアパネルおよび前記固定フロアパネルの両部材に渡って前記燃料タンクを配置し、
この燃料タンクを、前記分割フロアパネルが未装着状態において前記固定フロアパネル側のみで仮支持可能であり、装着状態において恒久的に支持可能なタンク取付部を備え、
前記タンク取付部は、
前記分割フロアパネルの下方に配置され、前記ボディに設けられたタンク支持バーと、
このタンク支持バーに後端部が設けられるとともに、前記燃料タンクの底部に沿って車体前方向に延び、前端部が燃料タンク前方の前記固定フロアパネルに設けられることで、燃料タンクを支えるタンクバンドと、
このタンクバンドで前記燃料タンクの底部を支えた際に、燃料タンクに作用するタンクバンドの反力を受けるために、前記固定フロアパネルおよび前記分割フロアパネルにそれぞれ設けられた固定パネル荷重受部および分割パネル荷重受部と、
を備え、
前記分割フロアパネルが未装着状態において、前記固定パネル荷重受部で前記反力を受けることにより前記燃料タンクを前記固定フロアパネル側に仮支持可能としたことを特徴とする車両の燃料タンク取付構造。 - 前記タンクバンドは、後端部が螺合部材を用いて前記タンク支持バーに設けられたことを特徴とする請求項4記載の車両の燃料タンク取付構造。
- ボディの底部を構成するフロアパネルの下方で、かつ車室の後部側に燃料タンクを備える車両の燃料タンク取付構造において、
前記フロアパネルの後部を分割し、分割した部位を分割フロアパネル、その他の部位を固定フロアパネルとし、
この分割フロアパネルを締結部材を用いて前記ボディに取り付け可能とし、
この分割フロアパネルおよび前記固定フロアパネルの両部材に渡って前記燃料タンクを配置し、
この燃料タンクを、前記分割フロアパネルが未装着状態において前記固定フロアパネル側のみで仮支持可能であり、装着状態において恒久的に支持可能なタンク取付部を備え、
前記タンク取付部は、
前記燃料タンクの周壁から突出された突出片と、
この突出片を前記固定フロアパネル側および前記分割フロアパネルに取り付けるねじ部材と、
を備え、
前記分割フロアパネルが未装着状態において、前記固定フロアパネル側に前記突出片を前記ねじ部材で取り付けることにより前記燃料タンクを前記固定フロアパネル側に仮支持可能としたことを特徴とする車両の燃料タンク取付構造。
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