JP4591090B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアハンドル装置に関する。
スマートエントリーシステムを構築するにあたり、運転者の車両への接近(接触)を検出するセンサと、運転者の持つ携帯機との間で通信を行うアンテナとを、車両のドアハンドル内に配置したものが、後述の特許文献1に記載されている(図8参照)。
ドアハンドル1は、車両前後方向(図8示左右方向)に長寸に形成され、ハンドル本体1aとカバー1bとを備えている。ハンドル本体1aには、ドアパネル方向(図8示下方)に開口する凹溝(図示なし)が設けられている。ハンドル本体1aの凹溝内には、検出電極2を有するセンサ4とアンテナ3とが収容されている。これら部品が収容されたハンドル本体1aの凹溝は、カバー1bにより閉じられている。ハンドル本体1aとカバー1bは、ボルト5を用いて互いに連結されている。アンテナ3及びセンサ4の導電線は、ケーブル6にまとめられ、ドアハンドル1の外部に導出されている。
この例において、ドアハンドル1に運転者(人体)が接近する、あるいはドアを開放するために手がドアハンドル1に触れると、センサ4において検出電極2の静電容量の変化が検出され、検出信号が制御部(図示なし)に入力される。これを受けて、運転者の携帯機とアンテナ3との間で通信が行われ、携帯機のIDが車両のものと一致したことが確認されると、施錠状態にあったドアロック装置(図示なし)が解錠される。
特開2003−221947号公報(図2参照)
ところで、上述したドアハンドル1においては、ケーブル6にまとめられたアンテナ3及びセンサ4の導電線は、ボルト5を用いて互いに連結されたハンドル本体1aとカバー1bとの間を通って、ドアハンドル1の外部に導出されている。
この構造においては、ハンドル本体1aとカバー1bとを連結する時に、これら部材間の連結部がアンテナ3及びセンサ4の導電線(ケーブル6)に干渉するおそれがある。
したがって、ドアハンドル1を組み立てる際には、ハンドル本体1aとカバー1bとの連結部がアンテナ3及びセンサ4の導電線(ケーブル6)に干渉しない様に注意を払う必要があり、ドアハンドルの組み立て性に関して、改善の余地があった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ドアハンドルの組み立て性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車両のドアパネルに設けられ、ドアを開閉させるために操作される車両用ドアハンドル装置であって、一方向に開口する収容部を備えるハンドル本体と、前記収容部を覆うハンドルカバーと、前記収容部内に収容される電気部品と、該電気部品から導出され、前記収容部内にて配策される被覆電線と、前記収容部内にて前記ハンドル本体と前記ハンドルカバーとを連結する連結部と、前記収容部内にて前記ハンドル本体又は前記ハンドルカバーとは別体に形成されるガイド部材とを備え、前記ガイド部材は、前記連結部を囲む環状部と、該環状部の径方向外側に設けられ前記被覆電線を保持すると共に該被覆電線を前記収容部の外部へと案内する溝部と、前記溝部に被せられ前記被覆電線を前記溝部にて保持するカバーと、前記ガイド部材に予め設けられ前記被せられた前記カバーを保持する保持部とを有する構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記ガイド部材は、前記環状部、前記溝部及び前記保持部に対して前記カバーを屈曲可能とする支持部を有すると良い。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記被覆電線を保護すべく該被覆電線に被せられる保護チューブと、前記ガイド部材に予め設けられ、前記溝部に案内された前記被覆電線を結束する結束部とを備え、前記被覆電線に被せられた前記保護チューブを前記結束部に嵌合することで、前記被覆電線が前記結束部にて結束されると良い。
好ましくは、請求項4に記載の様に、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの少なくともいずれか一方に設けられ、前記環状部に当接することで前記ガイド部材の前記収容部内での位置を前記ハンドル本体の長手方向に関して規制する規制部を備えると良い。
好ましくは、請求項5に記載の様に、前記ガイド部材に設けられ、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの少なくともいずれか一方に当接することで前記ガイド部材の前記収容部内での移動を規制する凸部を備えると良い。
請求項1に記載の発明によれば、ガイド部材において、溝部に保持される被覆電線は、環状部の外側に案内される。つまり、被覆電線は、環状部の内側に位置する連結部を避けて案内される。したがって、ハンドル本体とハンドルカバーとを連結する際に、これら部材間の連結部と被覆電線とが干渉することがなく、組み立て易いものとなっている。また、溝部に被せられたカバーが、保持部によって保持される。これにより、被覆電線が溝部内にて確実に保持され、組み立て時に被覆電線が溝部から脱落することがない。
請求項3に記載の発明によれば、被覆電線に被せられた保護チューブを結束部に嵌合することで、溝部に案内された被覆電線が結束部にて結束される。これにより、被覆電線を保護するための保護チューブを用いて被覆電線の結束を行うことができ、被覆電線を結束するための部材を別個に設ける必要がない。
請求項4に記載の発明によれば、規制部がガイド部材に当接することで、ガイド部材の収容部内での位置がハンドル本体の長手方向に関して規制される。これにより、ガイド部材の収容部内での位置決めを行いやすくなると共に、電気部品から導出された被覆電線が、位置規制されたガイド部材により、収容部の外部へと精度よく案内される。
請求項5に記載の発明によれば、ガイド部材の凸部がハンドル本体及びハンドルカバーの少なくともいずれか一方に当接することで、ガイド部材の収容部内での移動が規制される。これにより、ハンドル本体とハンドルカバーとが連結された状態において、ガイド部材が収容部内にてガタつくことがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、本発明に係るアウトサイドハンドル10(車両用ドアハンドル装置)の構造を示す側面図である。図2は、アウトサイドハンドル10の正面図で、特に、ガイド部材50の周辺構造を拡大して示す図である。なお、図2においては、ハンドルカバー30が描かれていない。
アウトサイドハンドル10は、車両のドア8を形成するアウタパネル9(ドアパネル)に設けられ、ドア8をボディ(図示なし)に対して開閉させるために操作される。また、アウトサイドハンドル10は、スマートエントリーシステムを構築する一部品で、車両のユーザのドア解錠及び施錠意思を確認する機能を有している。
アウトサイドハンドル10は、ハンドル本体20と、ハンドルカバー30とを備えている。
ハンドル本体20は、車両の前後方向(図1及び図2示左右方向、長手方向)に延在し、長形状を成している。ハンドル本体20は、その長手方向の一側20a(図1示左側)と他側20b(図1示右側)とに、傾動アーム21と作動アーム22とをそれぞれ備えている。傾動アーム21は、アウタパネル9の開口部9aを介して、車室内方向(図1示下方向)に延在し、アウタパネル9の裏面9cに固定されたフレーム部材11により支持されている。作動アーム22は、傾動アーム21と同様に、アウタパネル9の開口部9bを介して、車室内方向に延在している。作動アーム22は、その先端にて、ドアロック装置(図示省略)に連係されている。
ドア8がボディに対して閉鎖された状態において、アウトサイドハンドル10が操作されると、アウトサイドハンドル10は、傾動アーム21を支点に、フレーム部材11に対して車室外方向(図1示上方向)に傾動し、作動アーム22が同方向に動かされる。これにともない、作動アーム22の先端に連係されたドアロック装置が作動し、ドア8がボディに対して開放可能となる。
さらに、ハンドル本体20には、収容部23と、リブ24,25とが設けられている。
収容部23は、ハンドル本体20の長手方向に延在している。収容部23は、車両の幅方向(図1示上下方向)に関して凹状を成し、車室外方向(図1示上方向、一方向)に開口している。収容部23には、電気部品ユニット40が収容されている。
リブ24,25(規制部)は、ハンドル本体20において、その長手方向の一側20aに設けられている。リブ24,25は、車室外方向にそれぞれ突出すると共に、互いに対向している。
図3は、電気部品ユニット40を示す斜視図である。
電気部品ユニット40は、ユーザのドア解錠及び施錠意思を確認するためのもので、アンテナ41(電気部品)、スイッチ42(電気部品)、センサ43(電気部品)等から成る。電気部品ユニット40には、信号線44が設けられている。信号線44(被覆電線)は、銅線をより合わせた心線と、この心線を同軸に被覆する絶縁体の被覆材とで形成された汎用のものである。信号線44は、電気部品ユニット40における上記構成部品からそれぞれ導出されている。信号線44は、図2に示す様に、ハンドル本体20の収容部23内にてガイド部材50を用いて配策され、最終的には、収容部23の外部に導出される。ガイド部材50は、樹脂製であって、ハンドル本体20の収容部23内にて、ハンドル本体20とは別体に形成されている(図1及び図2参照)。なお、ガイド部材50の詳細な構造については、後述する。
収容部23の外部に導出された信号線44は、コネクタ等(図示なし)を介して、車両に設けられた制御装置(図示なし)に接続される。この構造により、ユーザのドア解錠及び施錠意思の確認に係る電気信号が、電気部品ユニット40から制御装置に伝達される。また、収容部23の外部に導出された信号線44には、保護チューブ44a(図1及び図2参照)が被せられている。保護チューブ44aは、信号線44を車両部品の端部(エッヂ)等から保護するためのものである。
ハンドルカバー30は、ハンドル本体20と同様に、車両の前後方向に延在し、長形状を成している。ハンドルカバー30は、その長手方向(図1示左右方向)の一側30a(図1示左側)が連結手段31にて、その長手方向の他側30b(図1示右側)がボルト32にて、ハンドル本体20にそれぞれ連結されている。この構造により、ハンドル本体20の収容部23が、ハンドルカバー30によって覆われる。
連結手段31(連結部)は、ボス部31aと、ナット31bと、ボルト31cとを備えている。ボス部31aは、ハンドルカバー30にて、その長手方向の一側30aに、一体に形成されている。ボス部31aは、車両室内方向に延在し、円筒状を成している。ナット31bは、環状を成す汎用のもので、ボス部31aに対して同軸に配置されている。ボルト31cは、略丸棒状を成す汎用のもので、ハンドル本体20の収容部23内にて延在している。ボルト31cは、ハンドル本体20に形成されたボルト孔26を介して、収容部23の外部からナット31bに螺合されている。つまり、ボス部31a、ナット31b、及びボルト31cを備える連結手段31は、収容部23内にて、ハンドル本体20とハンドルカバー30とを連結している。
なお、連結手段31は、ハンドル本体20とハンドルカバー30とが連結された状態において、ハンドル本体20に形成されたリブ24とリブ25との間に配置される構造となっている。
次に、ガイド部材50について、図1及び図2、並びに図4乃至図6を参照して説明する。図4は、ガイド部材50の正面図、図5は、ガイド部材50の断面図(図4におけるV−V線に沿う断面図)、図6は、ガイド部材50の側面図(図4におけるVI方向矢視図)である。
ガイド部材50は、環状部51と、溝部52と、カバー53と、保持部54,55とを備えている。
環状部51は、輪のような形状を成し、ガイド部材50の構造における基部として機能する。ハンドル本体20とハンドルカバー30とが連結された状態において、環状部51は、その径方向の内側にて、ハンドル本体20のリブ24,25に嵌合される(図1及び図2参照)。このとき、リブ24,25間には、ハンドルカバー30の連結手段31が配置されている。つまり、環状部51は、ハンドル本体20の収容部23内にて、ハンドルカバー30に形成された連結手段31を取り囲む構造となっている。
なお、上述の構造においては、リブ24,25が環状部51に当接することで、ハンドル本体20の収容部23内でのガイド部材50の位置が、ハンドル本体20の長手方向に関して規制される。これにより、収容部23内でのガイド部材50の位置決めを行いやすくなっている。
溝部52は、環状部51の径方向に関して、環状部51の外側に設けられている。溝部52は、図5に示す様に、ガイド部材50の厚み方向(図5示左右方向)に関して凹状を成し、一方向(図5示右方向)に開口している。溝部52は、電気部品ユニット40から導出される信号線44を保持すると共に、信号線44をハンドル本体20の収容部23の外部へと案内する。
カバー53は、環状部51と同様に、輪のような形状を成している。カバー53は、支持部53aを介して、環状部51により支持されている。これらのカバー53、支持部53a及び環状部51は、一体に形成されている。支持部53aにおいては、図5に示す様に、その厚みが部分的に薄くなるように形成されている。これにより、カバー53は、図5中2点鎖線で示す様に、支持部53aを中心に、環状部51に対して図5示反時計周り方向に折れ曲がることができる。つまり、カバー53は、環状部51に対して屈曲自在となっている。カバー53は、環状部51に対して折れ曲がる(屈曲する)ことで、溝部52に被せられる。
保持部54,55は、環状部51と溝部52とにそれぞれ一体に設けられ、爪形状を成している。保持部54,55は、所定の範囲内で弾性的に変形できる。保持部54,55は、環状部51に対して折り曲げられたカバー53、すなわち、溝部52に被せられたカバー53を保持する。
図5中実線で示す初期位置にあるカバー53が環状部51に対して折り曲げられると、まず、カバー53に設けられる2つの端部53b,53cが、対応する保持部54,55の先端にそれぞれ当接する。カバー53がさらに折り曲げられると、カバー53の端部53b,53cによって保持部54,55の先端がそれぞれ押され、保持部54,55の先端側が弾性的に変形する。そして、カバー53がさらに折り曲げられると、カバー53の端部53b,53cが保持部54,55にそれぞれ嵌合され、カバー53が、図5中2点鎖線で示す屈曲位置に至る。これを受けて、弾性的に変形していた保持部54,55の先端側が、元の形状に戻ることとなる。つまり、保持部54,55は、環状部51に対して折り曲げられたカバー53を弾性により係止している。
本実施形態においては、環状部51に対して折り曲げられるカバー53と、このカバー53を弾性により係止する保持部54,55とが、いわゆるスナップフィット構造を有しているので、組み立て易いものとなっている。
さらに、ガイド部材50には、突起部56と、結束部57とが設けられている。
突起部56(凸部)は、図4及び図6に示す様に、輪のような形状を成すカバー53において、周方向に間隔を隔てて4箇所に設けられている(図6においては、2箇所のみ描かれている)。突起部56は、ガイド部材50の厚み方向(図6示上下方向)に関して、カバー53から突出している。
ハンドル本体20とハンドルカバー30とが連結された状態において、突起部56は、ハンドル本体20の収容部23内にて、ハンドルカバー30に当接する(図1及び図2参照)。この構造においては、突起部56がハンドルカバー30に当接することで、ハンドル本体20の収容部23内でのガイド部材50の移動が規制される。これにより、ガイド部材50が収容部23内にてガタつくことを防止できる。
結束部57は、環状部51に一体に形成され、板状を成している。結束部57には、信号線44に被せられた保護チューブ44a(図1及び図2参照)が嵌合される。この嵌合により、溝部52により案内された信号線44が、結束部57にて結束される。この構造においては、信号線44を保護するための保護チューブを用いて信号線44の結束を行うことができるので、信号線44を結束するための部材を別個に設ける必要がない。
なお、以上の説明においては、ガイド部材50の環状部51に当接するリブ24,25が、ハンドル本体20に設けられる例を示したが、リブ24,25相当の構造をハンドルカバー30に設けても良い。あるいは、ハンドル本体20とハンドルカバー30の両方に設けても良い。
また、ハンドルカバー30に当接する突起部56が、ガイド部材50に設けられる例を示したが、ハンドル本体20に当接する突起部56相当の構造をガイド部材50に設けても良い。あるいは、ハンドルカバー30に当接する突起部56と、ハンドル本体20に当接する突起部56相当の構造とを両方設けても良い。
また、ガイド部材50において、保持部54,55が、環状部51に対して折り曲げられたカバー53を弾性により係止する例を示したが、これに限定されない。例えば、保持部54,55に相当する構造が、環状部51に対して折り曲げられたカバー53に圧接するような構造、つまり、環状部51に対して折り曲げられたカバー53を摩擦力により係止する構造であっても良い。
また、保護チューブ44aを結束部57に嵌合することで、溝部52に案内された信号線44が、結束部57にて結束される例を示したが、これに限定されない。例えば、結束部57に案内用のリブを設け、このリブにより信号線を結束する構造でも良い。この構造によれば、保護チューブ44aを結束部57に嵌合する作業が必要ない。
また、ガイド部材50において、溝部52に被せられるカバー53が、環状部51に一体に形成され、環状部51に対して折り曲げられたカバー53が、保持部54,55によって保持される例を示したが、これに限定されない。例えば、カバー53と環状部51とを別個に形成し、溝部52に被せられたカバー53が、保持部54,55によって保持される構造でも良い。
以下、ハンドル本体20の収容部23内におけるガイド部材50を用いた信号線44の配策態様について、図7を参照して説明する。図7は、ガイド部材50を用いた信号線44の配策態様を模式的に示す図である。
まず、電気部品ユニット40をハンドル本体20の収容部23内に収容する前の段階にて、図7(a)に示す様に、電気部品ユニット40から導出された信号線44を、ガイド部材50の溝部52内にセットした状態とする。
この状態で、図7(b)に示す様に、環状部51に対してカバー53を折り曲げると共に、折り曲げられたカバー53を保持部54,55に嵌合する。これにより、信号線44を保持した溝部52がカバー53によって覆われ、ガイド部材50の信号線44への組み付けが完了する。なお、溝部52に被せられたカバー53は、保持部54,55によって保持されているので、溝部52に保持された信号線44が溝部52から脱落することがない。
続いて、電気部品ユニット40を、ハンドル本体20の収容部23内に収容し、ガイド部材50の環状部51を、図7(c)に示す様に、ハンドル本体20のリブ24,25に嵌合させる。これにより、ハンドル本体20の収容部23内にて、電気部品ユニット40から導出された信号線44がガイド部材50を用いて配策される。このとき、信号線44は、溝部52により、環状部51の外側に案内されている。なお、ハンドル本体20のリブ24,25間には、上述した様に、ハンドル本体20とハンドルカバー30とが連結された状態において、ハンドルカバー30の連結手段31が配置される。つまり、信号線44は、ハンドル本体20の収容部23内にて、連結手段31を避けて案内される構造となっている。
そして、図7(c)に示す状態において、信号線44に被せられた保護チューブ44aをガイド部材50の結束部57に嵌合することで、溝部52により案内された信号線44が、図7(d)に示す様に、結束部57にて結束される。
以上の図7(a)〜(d)に示す手順を終えた後、ハンドル本体20とハンドルカバー30とを連結することで、アウトサイドハンドル10の組み立てが完了する。
以上説明した様に、本発明のアウトサイドハンドル10によれば、ガイド部材50において、溝部52に保持される信号線44は、環状部51の外側に案内される。つまり、信号線44は、環状部51の内側に位置する連結手段31を避けて案内される。したがって、ハンドル本体20とハンドルカバー30とを連結する際に、これら部材を連結する連結手段31と信号線44とが干渉することがなく、組み立て易いものとなっている。
また、本発明によれば、溝部52に被せられたカバー53が、保持部54,55によって保持される。これにより、信号線44が溝部52内にて確実に保持され、アウトサイドハンドル10の組み立て時に信号線44が溝部52から脱落することがない。
また、本発明によれば、信号線44に被せられた保護チューブ44aをガイド部材50の結束部57に嵌合することで、溝部52に案内された信号線44が結束部57にて結束される。これにより、信号線44を保護するための保護チューブ44aを用いて信号線44の結束を行うことができ、信号線44を結束するための部材を別個に設ける必要がない。
また、本発明によれば、ハンドル本体20のリブ24,45がガイド部材50に当接することで、ハンドル本体20の収容部23内でのガイド部材50の位置が、ハンドル本体20の長手方向に関して規制される。これにより、ガイド部材50の収容部23内での位置決めを行いやすくなると共に、電気部品ユニット40から導出された信号線44が、位置規制されたガイド部材50により、収容部23の外部へと精度よく案内される。
また、本発明によれば、ガイド部材50の突起部56がハンドルカバー30に当接することで、ガイド部材50の収容部23内での移動が規制される。これにより、ハンドル本体20とハンドルカバー30とが連結された状態において、ガイド部材50が収容部23内にてガタつくことがない。
本発明に係るアウトサイドハンドル10の構造を示す側面図。 アウトサイドハンドル10の正面図で、特に、ガイド部材50の周辺構造を拡大して示す図。 電気部品ユニット40を示す斜視図。 ガイド部材50の正面図。 ガイド部材50の断面図(図4におけるV−V線に沿う断面図)。 ガイド部材50の側面図(図4におけるVI方向矢視図)。 ガイド部材50を用いた信号線44の配策態様を模式的に示す図。 公知のドアハンドルの構造を示す図。
符号の説明
8 ドア
9 アウタパネル(ドアパネル)
10 アウトサイドハンドル(車両用ドアハンドル装置)
20 ハンドル本体
23 収容部
24,25 リブ(規制部)
30 ハンドルカバー
31 連結手段(連結部)
41 アンテナ(電気部品)
42 スイッチ(電気部品)
43 センサ(電気部品)
44 信号線(被覆電線)
44a 保護チューブ
50 ガイド部材
51 環状部
52 溝部
53 カバー
53a 支持部
54,55 保持部
56 突起部(凸部)
57 結束部

Claims (5)

  1. 車両のドアパネルに設けられ、ドアを開閉させるために操作される車両用ドアハンドル装置であって、
    一方向に開口する収容部を備えるハンドル本体と、
    前記収容部を覆うハンドルカバーと、
    前記収容部内に収容される電気部品と、
    該電気部品から導出され、前記収容部内にて配策される被覆電線と、
    前記収容部内にて前記ハンドル本体と前記ハンドルカバーとを連結する連結部と
    記収容部内にて前記ハンドル本体又は前記ハンドルカバーとは別体に形成されるガイド部材とを備え
    前記ガイド部材は、前記連結部を囲む環状部と、該環状部の径方向外側に設けられ前記被覆電線を保持すると共に該被覆電線を前記収容部の外部へと案内する溝部と、前記溝部に被せられ前記被覆電線を前記溝部にて保持するカバーと、前記ガイド部材に予め設けられ前記被せられた前記カバーを保持する保持部とを有することを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記環状部、前記溝部及び前記保持部に対して前記カバーを屈曲可能とする支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置。
  3. 前記被覆電線を保護すべく該被覆電線に被せられる保護チューブと、
    前記ガイド部材に予め設けられ、前記溝部に案内された前記被覆電線を結束する結束部とを備え、
    前記被覆電線に被せられた前記保護チューブを前記結束部に嵌合することで、前記被覆電線が前記結束部にて結束されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置。
  4. 前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの少なくともいずれか一方に設けられ、前記環状部に当接することで前記ガイド部材の前記収容部内での位置を前記ハンドル本体の長手方向に関して規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置。
  5. 前記ガイド部材に設けられ、前記ハンドル本体及び前記ハンドルカバーの少なくともいずれか一方に当接することで前記ガイド部材の前記収容部内での移動を規制する凸部を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用ドアハンドル装置。
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