JP6129653B2 - 車両用開閉ボックス - Google Patents
車両用開閉ボックス Download PDFInfo
- Publication number
- JP6129653B2 JP6129653B2 JP2013123524A JP2013123524A JP6129653B2 JP 6129653 B2 JP6129653 B2 JP 6129653B2 JP 2013123524 A JP2013123524 A JP 2013123524A JP 2013123524 A JP2013123524 A JP 2013123524A JP 6129653 B2 JP6129653 B2 JP 6129653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- box body
- movable shaft
- box
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
なお、特許文献1には、ベース部材に対するグラブドアのロック手段を電動モータによって駆動する技術が開示されている。
この対策として、特許文献1においてロック手段の駆動源に使用されているような電動モータ等により、ボックス本体を自動で開閉作動させることも考えられる。しかし、その場合にはモータ等や配線等が必要になり、コストアップを招く。
車体側のベース部材に対し、ボックス本体が開閉操作可能に組付けられている車両用開閉ボックスであって、ベース部材およびボックス本体の一方に開閉機構が設けられ、他方にボックス本体の開閉操作による作動方向へ連続し、かつ、その方向に関して第1斜面および第2斜面を有するガイドレールが設けられている。
開閉機構は、固定のケースと、このケースに対して所定のストロークで往復スライド可能に組込まれた可動シャフトと、この可動シャフトに支持されてガイドレールに接触する追従子と、この追従子をガイドレールに対して常に接触させる方向へ可動シャフトに付勢力を付与するスプリングとを備えている。ボックス本体の開閉操作によって追従子がガイドレールに沿って相対的に移動するとともに、ガイドレールの第1斜面または第2斜面を移動するときの追従子の変位によって可動シャフトをスライドさせるように構成され、追従子が第1斜面を移動するときの可動シャフトがスプリングの付勢力を受けてスライドすることにより、ボックス本体を閉じる操作の途中から終了までを自動的に作動させる。また、追従子が第2斜面を移動するときの可動シャフトがスプリングの付勢力に逆らってスライドすることにより、ボックス本体を開く操作のスピードを抑えるように構成されている。
開閉機構は、そのケースがベース部材あるいはボックス本体に対して脱着可能である。そして、スプリングがケース内において可動シャフトに付勢力を付与するように組込まれている。
図1で示すように、グラブボックスの構成は、ベース部材10およびボックス本体20に大別される。ベース部材10は、インストルメントパネル(図示省略)の下部に組込まれる樹脂成形品であり、グラブボックスの形式によってはインストルメントパネルの一部で構成される場合もある。ボックス本体20も樹脂成形品であって、一般的にはボックス本体20そのものの外郭となるインナー部材と、車室内側の意匠面24となるアウター部材とを個別に成形し、それらを一体的に接合することで構成されている。
なお、ボックス本体20における意匠面24にはロックノブ26が位置している。このロックノブ26を操作することにより、ボックス本体20が閉じ状態でロックされているのを解除することができる。
ケース32には、ロータリー式のダンパー44が取付け孔32cに嵌め込まれて固定される。
ケース32に固定されたダンパー44の回転軸は、取付け孔32cを通じてケース32の内側に位置し、この回転軸のピニオンが可動シャフト36のラック36bと噛合う。このため、ケース32に対して可動シャフト36が往復スライドすることで、ダンパー44が作動することになる。
ベース部材10の両側壁に組付けられた開閉機構30のローラー40は、ベース部材10の内側においてボックス本体20のガイドレール28に上側から接触している。また、ローラー40は、可動シャフト36が受けているスプリング38の付勢力によってガイドレール28の上面に押付けられている。したがって、このローラー40が本発明における「追従子」に相当する。
ボックス本体20が前述のように開閉操作されると、開閉機構30のローラー40がガイドレール28の上面に接触したままで回転しながら該ガイドレール28に沿って相対的に移動する。このため、図9で示すようにボックス本体20を開いた状態でのローラー40は、ガイドレール28における前方側(第2斜面28bの側)の端部に位置している。この状態からボックス本体20を閉じ操作することにより、図10,11,12に示す順でガイドレール28の上面を相対的に移動する。
また、図11から図12までの間における可動シャフト36のスライドに伴い、ダンパー44が作動し、ボックス本体20の閉じるスピードが制御される。
この参考となる実施の形態1においては、グラブボックスのベース部材10(図1)にガイドレール50が設けられ、ボックス本体20側に本発明における実施の形態とほぼ同じ構成の開閉機構30が組付けられている。ただし、図13で示す開閉機構30では、その可動シャフトを付勢しているスプリング力が図13の矢印Sで示す方向に設定されている。これにより、開閉機構30のローラー40は、ガイドレール50に上方向から押付けられている。そして、ボックス本体20を閉じるときには、開閉機構30のローラー40がガイドレール50の斜面52を駆け下るように移動し、本発明における実施の形態の場合と同様にボックス本体20が閉じる方向へ引込まれる。
参考となる実施の形態2は、スライドによって開閉する形式のボックス本体120を対象とし、かつ、その開閉操作のそれぞれを開閉機構30によって補助する構成になっている。具体的には、ベース部材110に対してボックス本体120がスライドによって開閉操作可能に組付けられている。ベース部材110には、本発明における実施の形態と同じ構成の開閉機構30が組付けられている。一方、ボックス本体120は、そのスライド方向に連続し、開閉機構30のローラー40と接触するガイドレール60を備えている。
このように、ボックス本体120の開閉操作のいずれにおいても、それぞれのストロークの途中から操作が補助される。また、図14,15のいずれの状態でも開閉機構30のダンパー44が作動し、ボックス本体20の開閉スピードが制御される。
例えば車両用開閉ボックスとしては、グラブボックスの他にコンソールボックスやオーバーヘッドボックスなどがあり、これらにも本発明を適用できるのは当然である。
また、開閉機構30のダンパー44については、図面で示すロータリー式に限るものではなく、ストローク式を採用することもできる。さらに、開閉機構30の「追従子」においても、ローラー40に限定されるものではなく、各実施の形態におけるガイドレール28,50,60に沿って円滑に相対移動できる形状であれば、他の形状に代えてもよい。
20,120 ボックス本体
28,50,60 ガイドレール
30 開閉機構
32 ケース
36 可動シャフト
38 スプリング
40 ローラー(追従子)
Claims (2)
- 車体側のベース部材に対し、ボックス本体が開閉操作可能に組付けられている車両用開閉ボックスであって、
ベース部材およびボックス本体の一方に開閉機構が設けられ、他方にボックス本体の開閉操作による作動方向へ連続し、かつ、その方向に関して第1斜面および第2斜面を有するガイドレールが設けられ、
開閉機構が、固定のケースと、このケースに対して所定のストロークで往復スライド可能に組込まれた可動シャフトと、この可動シャフトに支持されてガイドレールに接触する追従子と、この追従子をガイドレールに対して常に接触させる方向へ可動シャフトに付勢力を付与するスプリングとを備え、
ボックス本体の開閉操作によって追従子がガイドレールに沿って相対的に移動するとともに、ガイドレールの第1斜面または第2斜面を移動するときの追従子の変位によって可動シャフトをスライドさせるように構成され、追従子が第1斜面を移動するときの可動シャフトがスプリングの付勢力を受けてスライドすることにより、ボックス本体を閉じる操作の途中から終了までを自動的に作動させ、追従子が第2斜面を移動するときの可動シャフトがスプリングの付勢力に逆らってスライドすることにより、ボックス本体を開く操作のスピードを抑えるように構成された車両用開閉ボックス。 - 請求項1に記載された車両用開閉ボックスであって、
開閉機構は、そのケースがベース部材あるいはボックス本体に対して脱着可能であり、スプリングがケース内において可動シャフトに付勢力を付与するように組込まれている車両用開閉ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013123524A JP6129653B2 (ja) | 2013-06-12 | 2013-06-12 | 車両用開閉ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013123524A JP6129653B2 (ja) | 2013-06-12 | 2013-06-12 | 車両用開閉ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014240241A JP2014240241A (ja) | 2014-12-25 |
JP6129653B2 true JP6129653B2 (ja) | 2017-05-17 |
Family
ID=52139743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013123524A Active JP6129653B2 (ja) | 2013-06-12 | 2013-06-12 | 車両用開閉ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6129653B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6413937B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2018-10-31 | 豊田合成株式会社 | ロック機構付リッド装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004276879A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-07 | Yazaki Corp | グローブボックスユニット |
JP4274088B2 (ja) * | 2004-09-14 | 2009-06-03 | 豊田合成株式会社 | 蓋体装置 |
JP4583195B2 (ja) * | 2005-02-03 | 2010-11-17 | 株式会社ニフコ | 可動体の動作機構 |
JP4632864B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2011-02-16 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用収納装置 |
-
2013
- 2013-06-12 JP JP2013123524A patent/JP6129653B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014240241A (ja) | 2014-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11732521B2 (en) | Opening apparatus for a motor vehicle door | |
CN106218369B (zh) | 用于车辆的滑动车门装置 | |
JP3719987B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
US8783609B2 (en) | Movable bin | |
US20160083982A1 (en) | Plug door opening-closing device and plug door device | |
JP2018509542A (ja) | 自動車用ドア | |
WO2015145868A1 (ja) | ドアポップアップ装置 | |
US11719030B2 (en) | Fastening arrangement for vehicle sliding door | |
JP5262689B2 (ja) | 扉開閉構造及び扉開閉装置 | |
JP7183986B2 (ja) | 車両のサイドドア開閉装置 | |
US7810280B2 (en) | Automatic opening/closing apparatus for vehicle | |
US6929310B2 (en) | Drive system of powered doors or gates for vehicles | |
JP3813093B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP3749708B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
CN103879269B (zh) | 车辆以及用于启动车辆的提升门的机构 | |
JP2017214043A (ja) | スライドドア用アームレスト構造 | |
JP6129653B2 (ja) | 車両用開閉ボックス | |
JP2007056497A (ja) | 車両用開閉体の開閉装置 | |
JP2008162382A (ja) | スライドドア装置 | |
JP2003253960A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
KR101702782B1 (ko) | 자동차용 글로브 박스의 개폐구조 | |
JP2008155822A (ja) | スライドドア装置 | |
JP4056904B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP4776424B2 (ja) | 車両用開閉体の開閉装置 | |
JP4156401B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170411 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6129653 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |