JP4582179B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置に関するものであり、特に、光源から出射された画像形成用の光を2次元走査して画像を表示する光走査型の画像表示装置に関するものである。
従来から、画像信号に基づいて生成した画像形成用光を2次元走査して画像を表示する光走査型の画像表示装置が知られている。
このような画像表示装置として、供給される電流に応じた強度の光を出射する光源を有する光源部と、この光源部の光源から出射された光を2次元走査する光走査部と、この光走査部による走査位置が有効走査範囲のときに、画像信号に応じた大きさの電流を順次光源に供給する駆動制御部とを有する画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
光源部の光源として例えば半導体レーザダイオードなどを用いた場合、閾値電流値以下では殆ど発光しない。そこで、光源である半導体レーザ素子にその閾値電流値の直流バイアス電流を流しておき、この直流バイアス電流に画像信号に応じた電流を重畳したパルス電流を流すことにより、半導体レーザ素子を発光させている。
しかしながら、光源部の光源が光を出射する際に発生する熱や外気温の変化等に起因して、光源の閾値電流値が変化する。このように光源の閾値電流値が変化した場合、光源の電流−発光量特性が変化することから、表示する画像の輝度が安定しないといった問題が生じる。
そこで、光源部の光出力を一定に保つ技術として、下記特許文献2には、光ファイバーモジュールにおいて、光源部に光源と光検知部を設け、光源に供給する電流値を2点以上変化させて、光源の光出力を光源部の光検知部で検出し、この検出結果に基づいて光源の電流−発光量特性(例えば、光源の閾値電流値や量子効率)を検出することで、光源に供給するバイアス電流を設定し、光源の電流−発光量特性に対応したパルス電流を光源に供給する技術が開示されている。
特開2004−9492号公報 特開平7−147446号公報
ところが、画像表示装置では、光源部の光源から出射された光が、光ファイバ、レンズ及びミラー等の複数の光学系を通過して光走査部まで伝搬されて光走査部で走査されるため、その過程で光ファイバの結合効率やミラーの反射率などにより光の強度にロスが生じる。そして、この光源部から光走査部で走査されるまでの光路でのロスは、外気温の変化等に起因しても変化する。また、外的な要因等によって光学素子の位置ずれが発生した場合にも、光源部から光走査部までの光路でのロスが変化する。
従って、上述した光源部の光出力を一定に保つ技術を画像表示装置に適用した場合、光源部の光出力を安定させることができても、光源部から光走査部で走査されるまでの光路でのロスが変化する場合には、光走査部から出力される光の強度も変化し、表示する画像の輝度が安定しない。そのため、画像品質を安定して保つことができなかった。
かかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、供給される電流に応じた強度の光を出射する光源を有する光源部と、前記光源から出射された光を2次元走査する光走査部と、を備え、前記走査された光によって画像を表示する画像表示装置において、前記光走査部による光の走査位置が有効走査範囲のときに画像信号に応じた電流を順次前記光源に供給して前記光源から順次画像形成用光を出射させ、前記有効走査範囲外の所定位置のときに前記光源に電流供給して前記光源から検査用光を出射させる駆動制御部と、前記光走査部による光の走査範囲のうち前記有効走査範囲外の所定位置に配置された光検出部と、前記光走査部によって走査された検査用光のうち、前記光検出部の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部と、前記光走査部によって走査された光を収束させて中間像面を形成するリレー光学と、を備え、前記光検出部及び前記遮光部は、前記リレー光学内で形成される中間像面上に配置され、前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外の所定位置のときに電流値を2点以上変化させて前記光源へ電流供給し、このときに前記光検出部で検出される検査用光の強度に基づいて、前記光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて前記光源へ供給する電流を調整することを特徴とする画像表示装置を提供する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記リレー光学内に形成される中間像面に配置され、入射される光を分割または拡散する瞳拡大素子を備え、前記光検出部及び前記遮光部は、前記瞳拡大素子内または周囲に配置されることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記光走査部により走査した画像形成用光をスクリーン面に投影することにより、画像を表示することを特徴とする。
求項4に記載の発明は、供給される電流に応じた強度の光を出射する光源を有する光源部と、前記光源から出射された光を2次元走査する光走査部と、を備え、前記走査された光によって画像を表示する画像表示装置において、前記光走査部による光の走査位置が有効走査範囲のときに画像信号に応じた電流を順次前記光源に供給して前記光源から順次画像形成用光を出射させ、前記有効走査範囲外の所定位置のときに前記光源に電流供給して前記光源から検査用光を出射させる駆動制御部と、前記光走査部による光の走査範囲のうち前記有効走査範囲外の所定位置に配置された光検出部と、前記光走査部によって走査された検査用光のうち、前記光検出部の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部と、を備え、前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外の所定位置のときに電流値を2点以上変化させて前記光源へ電流供給し、このときに前記光検出部で検出される検査用光の強度に基づいて、前記光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて前記光源へ供給する電流を調整し、前記光検出部及び前記遮光部は、前記光走査部と観察者の瞳孔との間に配設され、前記光走査部により走査した画像形成用光を観察者の少なくとも一方の網膜上に投射することにより、画像を表示することを特徴とする画像表示装置を提供する
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記駆動制御部は、前記光源の電流−発光量特性として、前記光源の閾値電流値と、前記光源へ供給する最大電流値とを演算することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記光源部は、3原色にそれぞれ対応する複数の光源を有し、前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外の所定位置のときに電流値を2点以上変化させて各前記光源へ電流供給し、このときに前記光検出部で検出される前記光源毎の複数の検査用光の強度に基づいて、前記光源毎に、前記光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて各前記光源へ供給する電流を調整することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、前記光走査部は、第1走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1走査方向に対して交差または直交する方向である第2走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、を備え、前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外における前記第1走査方向の第1走査ラインにあるときと第2走査ラインにあるときに、それぞれ異なる電流値の電流を前記光源に供給し、前記光検出部で強度の異なる前記検査用光を検出させることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1走査方向に対して交差または直交する方向である第2走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、を備え、前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外における前記第1走査方向の所定走査ラインのときに前記光源に電流供給して前記光源から前記検査用光を出射させるものであり、前記光源に供給する電流を1フレーム走査単位で変化させて、前記光検出部で強度の異なる検査用光を検出させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、光源から出射された光であって光走査部で走査された検査用光の強度に基づいて、光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて光源へ供給する電流を調整する。従って、光源部の光出力特性が変化する場合や光源部から光走査部までの光路でのロスが変化する場合においても、光走査部により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる。また、リレー光学内で形成される中間像面上に光検出部及び遮光部を配置したので、光源部から光走査部までの光路でのロスだけでなく、光走査部からリレー光学までの光路でのロスが変化する場合においても、光走査部により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、リレー光学内に形成される中間像面に配置され、入射される光を分割または拡散する瞳拡大素子を備えるので、射出瞳を拡大することができる。しかも、光検出部及び遮光部を瞳拡大素子内または周囲に配置するので、光検出部及び遮光部の位置決めや固定が容易である。
また、請求項3に記載の発明によれば、光走査部により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる画像投影装置を提供することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、光源から出射された光であって光走査部で走査された検査用光の強度に基づいて、光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて光源へ供給する電流を調整する。従って、光源部の光出力特性が変化する場合や光源部から光走査部までの光路でのロスが変化する場合においても、光走査部により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる。また、光走査部により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる網膜走査型の画像表示装置を提供することができる。
また、請求項5に記載の発明は、光源の電流−発光量特性として、光源の閾値電流値と、光源へ供給する最大電流値とを演算し、当該演算結果に基づいて光源へ供給する電流を調整する。従って、演算した閾値電流値に基づいたバイアス電流を光源に供給することができ、また演算した最大電流値を上限として光源に電流を供給することができるので、表示する画像の品質を安定して保つことができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、光源部は3原色にそれぞれ対応する複数の光源を有し、各光源から出射された検査用光の強度に基づいて、各光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて各光源へ供給する電流を調整する。従って、各光源の光出力特性が変化する場合や各光源から光走査部までの光路でのロスが変化する場合においても、光走査部により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、第1走査方向の少なくとも2つ走査ラインで強度の異なる検査用光を出射させて光検出部で検出するようにしているので、光源の電流−発光量特性の演算に必要な数の強度の異なる検査用光を1フレーム走査の範囲内で検出することができ、光源へ供給する電流の調整を迅速に行うことができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、1フレーム走査単位で強度の異なる検査用光を出射させて光検出部で検出するようにしているので、例えば、検査用光を走査する範囲を十分に確保できずに第1走査方向の2つ以上の走査ラインで強度の異なる検査用光を出射させることができないようなときでも、光源へ供給する電流を調整することができる。
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、供給される電流に応じた強度の光を出射する光源を有する光源部と、光源から出射された光を2次元走査する光走査部とを備え、光走査部により走査した画像形成用光を観察者の少なくとも一方の網膜上に投射することにより、画像を表示する網膜走査型の画像表示装置を主に説明するが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、光走査部により走査した画像形成用光をスクリーン面に投影することにより、画像を表示する画像投影装置のほか、光を走査して画像を表示する他の画像表示装置に対して適用することができる。
[1.画像表示装置の概要]
本実施形態の網膜走査型の画像表示装置1(以下、「画像表示装置1」と呼ぶ。)の構成を図1を用いて説明する。図1は本実施形態の画像表示装置1を示す説明図、図2は画像表示装置1の光走査部によるレーザ光の走査態様を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態の画像表示装置1は、駆動制御部10と、光源部20と、光合成部30と、光ファイバ40と、光走査部50と、リレー光学60とを備えている。
駆動制御部10は、外部から入力される画像信号Sに基づいて映像を合成するための要素となる各信号を発生する映像信号供給回路11と、この映像信号供給回路11を制御して光源部20から出射する光の強度等を調整する制御部12と、Rレーザドライバ16と、Gレーザドライバ17と、Bレーザドライバ18とを有している。
各レーザドライバ16,17,18は、映像信号供給回路11から映像信号として伝達される赤(R)、緑(G)、青(B)の各映像信号13r,13g,13bを基に、それぞれ強度変調された各色のレーザ光を出射するように光源部20を駆動する。
光源部20は、3原色にそれぞれ対応する複数の光源として、赤色(R)のレーザ光を出射するRレーザ21と、緑色(G)のレーザ光を出射するGレーザ22と、青色(B)のレーザ光を出射するBレーザ23とを備えている。
これらのRレーザ21、Gレーザ22、Bレーザ23は、Rレーザドライバ16,Gレーザドライバ17,Bレーザドライバ18から供給される電流(駆動電流)の値に応じた強度のレーザ光を出射する光源として機能するものであり、例えば、半導体レーザや高調波発生機構付き固体レーザとして構成することが可能である。なお、半導体レーザを用いる場合は駆動電流を直接変調して、レーザ光の強度変調を行うことができるが、固体レーザを用いる場合は、各レーザそれぞれに外部変調器を備えてレーザ光の強度変調を行う必要がある。
光合成部30は、各レーザ21,22,23より出射されたレーザ光をそれぞれ平行光にコリメートするコリメート光学系31と、コリメートした各レーザ光を合波するダイクロイックミラー32と、合波したレーザ光を光ファイバ40に導く結合光学系33とを備えている。
光走査部50は、光源部20から光合成部30及び光ファイバ40を介して伝搬されたレーザ光を水平走査部52に導くコリメート光学系51と、このコリメート光学系51によりコリメートしたレーザ光を、走査素子52aを利用して水平方向に走査する水平走査部52と、この水平走査部52によって走査したレーザ光を垂直走査部54に導くリレー光学53と、水平走査部52に走査され、リレー光学53を介して入射されたレーザ光を、走査素子54aを利用して垂直方向に走査する垂直走査部54とを備えている。
この光走査部において水平走査部52は、表示すべき画像の1ラインの走査線毎に、レーザ光を第1走査方向である水平方向に対して相対的に高速に水平走査する高速走査部として機能するものであり、レーザ光を反射面52bにより水平方向に走査する走査素子52aと、その走査素子52aの駆動制御を行う水平走査制御回路52cとを備えている。
また、この光走査部において垂直走査部54は、第1走査方向に対して交差または直交する方向である第2走査方向にレーザ光を走査するものであり、表示すべき画像の1フレーム毎に、レーザ光を最初の水平走査線から最後の水平走査線に向かって、第2走査方向である垂直方向に対して相対的に低速に垂直走査する低速走査部として機能し、リレー光学53を介して入射するレーザ光を反射面54bにより垂直方向に走査する走査素子54aと、その走査素子54aの駆動制御を行う垂直走査制御回路54cとを備えている。
水平走査制御回路52cは、映像信号供給回路11に接続され、映像信号供給回路11より出力される水平同期信号14に同期して走査素子52aの反射面52bを揺動する。また、垂直走査制御回路54cは、映像信号供給回路11に接続され、映像信号供給回路11より出力される垂直同期信号15に同期して走査素子54aの反射面54bを揺動する。
そして、本実施形態の画像表示装置1では、光走査部50が有する水平走査部52及び垂直走査部54により、光源部20から光合成部30及び光ファイバ40を介して入射されるレーザ光を、第1走査方向及びその第1走査方向に略垂直な第2走査方向に走査することによって、2次元方向に走査(2次元走査)してフレーム単位で画像を形成するようにしている。
すなわち、図2(a)に示すように、相対的に高速に揺動する走査素子52aは、水平走査制御回路52cによって揺動され、入射した光束を水平方向Xに対して往復走査する。そして、走査素子52aによって水平方向に走査されたレーザ光は、リレー光学53を介して、垂直走査部54に入射する。垂直走査部54の走査素子54aは、垂直走査制御回路54cによって鋸波状に揺動され、入射されたレーザ光を垂直方向Yに対して走査する。そして、走査素子54aによって垂直方向に走査された有効走査範囲Zのレーザ光は、リレー光学60を介して、観察者の瞳孔91に入射する。
図2(b)には、走査素子52a及び走査素子54aの最大走査範囲W(水平最大走査範囲W1及び垂直最大走査範囲W2により形成される範囲)と有効走査範囲Z(水平有効走査範囲Z2及び垂直有効走査範囲Z3により形成される範囲)との関係が示されている。ここで、「最大走査範囲」とは、走査素子52a及び走査素子54aが光を走査できる最大の範囲を意味する。
走査素子52a及び走査素子54aの最大走査範囲Wのうち、有効走査範囲Zにその走査位置があるタイミングで光源部20から画像信号Sに応じて強度変調されたレーザ光(以下、「画像形成用光」とする。)が出射されることによって、水平走査部52及び垂直走査部54によって画像形成用光が有効走査範囲Zで走査される。これにより1フレーム分の画像形成用光が走査される。この走査が1フレームの画像毎に繰り返される。なお、図2(b)には、光源部20から常にレーザ光が出射されたと仮定したときに水平走査部52及び垂直走査部54によって走査されるレーザ光の軌跡γが仮想的に示されている。また、以下の説明において、最大走査範囲Wのうち有効走査範囲Zを除く範囲Z1を「無効走査範囲Z1」と呼ぶこととする(図2(b)参照)。
なお、水平走査部52の走査素子52aと、垂直走査部54の走査素子54aとは、例えばガルバノミラーで構成されるものであるが、その反射面52b,54bが軸中心に揺動することによりレーザ光を走査するものであれば、圧電駆動、電磁駆動、静電駆動等いずれの駆動方式によるものであってもよい。また、走査素子54aとしてポリゴンミラーを用いるようにしてもよい。
リレー光学60は、図1に示すように、第1レンズ60a及び第2レンズ60bから構成されており、光走査部50によって走査された画像形成用光であるレーザ光を収束させて観察者の眼90にその瞳孔91から入射する。
ここで、駆動制御部10は、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Zのときに画像信号Sに応じた駆動電流を順次レーザ21,22,23に供給して、レーザ21,22,23から順次画像形成用光を出射させる。従って、画像形成用光は、光合成部30及び光ファイバ40を介して光走査部50へ入射され、光走査部50により有効走査範囲Zで2次元走査される。そして、光走査部50で2次元走査された画像形成用光は、リレー光学60を介して、観察者の眼90にその瞳孔91から入射し、網膜92上に画像形成用光が投射される。これによって観察者は、網膜92上に投影された画像形成用光による画像を認識することができる。
また、光走査部50によって走査されたレーザ光はリレー光学60の第1レンズ60aで収束されて、第1レンズ60aと第2レンズ60bとの間に中間像面が形成される。そして、リレー光学60内で形成される中間像面上には入射されるレーザ光を分割または拡散する瞳拡大素子70が配置される。この瞳拡大素子70は、例えば、回折素子(回折格子等)で構成されており、入射するレーザ光が複数の回折光に分離されて多光束化する。これにより、観察者の眼90に入射するレーザ光の実効的直径が拡大する。すなわち、射出瞳が拡大される。
また、本実施形態の画像表示装置1では、光走査部50の最大走査範囲Wのうち、有効走査範囲Z外の所定位置に配設されて、有効走査範囲Z外を走査される後述の検査用光を検出する光検出部80を備えている。なお、図1では、光検出部80を有効走査範囲Zの上方の無効走査範囲Z1に設けるように構成しているが、光検出部80の配設位置はこれに限定されるものではなく、例えば、有効走査範囲Zの下方の無効走査範囲Z1に設けても、上方下方両方の無効走査範囲Z1に設けるように構成してもよい。
光検出部80は、受光した検査用光の強度に応じた電圧をBD信号82として制御部12へ出力するようにしており、制御部12は、このBD信号82に基づいて、光源部20から出射するレーザ光の強度を調整するように構成している。
さらに、画像表示装置1には、有効走査範囲Z外の位置で光走査部50により走査される検査用光のうち、光検出部80の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部81が設けられる。
[2.光源部20の調整]
次に、光検出部80により検出した検査用光に基づいた光源部20の調整について、具体的に説明する。以下においては、光源部20の特性、光検出部80及び遮光部81の配置、及び駆動制御部10による光源部20の調整動作の順に図面を参照して具体的に説明する。
[2.1.光源部の特性]
まず、光源である各レーザ21,22,23の特性について図面を参照して説明する。図3及び図4は、本実施形態の画像表示装置1の光源(各レーザ21,22,23)へ供給する駆動電流とその発光量との関係(光源の電流−発光量特性)を示す図であり、縦軸に発光量を、横軸に駆動電流値をそれぞれ示している。
図3に示すように、各レーザ21,22,23は、固有の閾値電流値Ithを超える駆動電流が供給されたときに、発光量が急激に立ち上がる特性を有しており、閾値電流値Ithまでの駆動電流では発光量は殆どなく、その変化も殆どない。従って、画像表示装置1の駆動制御部10は、閾値電流値Ithを超える駆動電流を各レーザ21,22,23へ供給して、画像を表示するための画像形成用光を各レーザ21,22,23から出射するようにしている。
各レーザ21,22,23は、上述のように半導体レーザなどを用いており容量成分を含むことから、閾値電流値Ith以上の駆動電流を流し始めてから発光し始めるまでに遅延時間が生じる。そこで、この発光遅延を抑制するために、各レーザ21,22,23にそれぞれ閾値電流値Ithのバイアス電流Ibをその発光前に供給しておくことにより、各レーザ21,22,23の応答性を高めるように構成している。
本実施形態における画像表示装置1では、観察者が視認する画像を適切に表示するために、観察者の眼90に入射する光の強度の最大値が規定されている。ここでは、この最大値の強度の光とするためのレーザ21,22,23の発光量を図3に示すようにLopとし、このときにレーザ21,22,23に供給すべき電流値(以下、「最大電流値」とする。)をIopとして定義する。
レーザ21,22,23は、レーザ光を出射する際に発生する熱や外気温の変化等に起因して、その発光特性が変化する。例えば、図4の破線で示す特性から実線で示す特性へ温度変化によって変化する。すなわち、閾値電流値IthがIth1からIth2へ増加する。また、最大電流値IopもIop1からIop2へ増加する。
従って、観察者が視認する画像を適切に表示するために、レーザ21,22,23の発光特性の変化に応じて、レーザ21,22,23へ供給する電流を調整する必要がある。
レーザ21,22,23の発光特性は、閾値電流値Ith以上の領域では線形性を有することから、この領域で2点以上のポイントを計測することにより、レーザ21,22,23の電流−発光量特性として閾値電流値Ithや最大電流値Iopを検出することができる。
例えば、図4の破線で示す特性から実線で示す特性へ温度変化によって変化したとき、破線で示す特性のときの最大電流値Iop1とその半分の電流値Iop1/2の駆動電流をレーザ21,22,23へ供給すると、レーザ21,22,23の発光量はLa,Lbとなる。このときに以下の式(1)を演算することによって、変化後の実線で示す特性の傾きθがわかる。なお、ここではレーザ21,22,23の特性を同じものであるとして説明する。
θ=tan-1[(La−Lb)/(Iop1−Iop1/2)] ・・・(1)
そして、閾値電流値Ith2での発光量Lth2が無視できる程度に小さいとすると、変化後の実線で示す特性の閾値電流値Ith2の概算は、以下の式(2)で表すことができる。
Ith2≒Iop1−La/tanθ ・・・(2)
上記式(1),(2)より、変化後の実線で示す特性最大電流値Iop2の概算は、以下の式(3)で表すことができる。
Iop2≒(Lop/tanθ)+Ith2 ・・・(3)
このように、電流値を2点以上変化させてレーザ21,22,23へ駆動電流を供給することにより、温度変化等により特性が変化したときでも、レーザ21,22,23の電流−発光量特性として閾値電流値Ithや最大電流値Iopを検出することができる。
なお、上記演算は例示にすぎず、他の演算により閾値電流値Ithや最大電流値Iopを検出することも可能である。
[2.2.光検出部及び遮光部の配置]
次に、光検出部80及び遮光部81の配置について、図面を参照して具体的に説明する。図5は光検出部及び遮光部の配置を示す図、図6は光検出部及び遮光部の他の配置を示す図である。
光源部20のレーザ21,22,23から出射されたレーザ光は、光ファイバ40や複数の光学系を通過して光走査部50で走査されるため、その過程で光ファイバ40の結合効率や反射面52b,54bの反射率などにより光の強度にロスが生じる。そして、このレーザ21,22,23から光走査部50で走査されるまでの光路でのロスは、外気温の変化等に起因しても変化する。また、外的な要因等によって光学素子の位置ずれが発生した場合にも、レーザ21,22,23から光走査部50までの光路でのロスが変化する。
そこで、本実施形態における画像表示装置1は、光源部20に光検出部を設けて直接レーザ21,22,23の発光量を検出するのではなく、光走査部50が走査したレーザ光の強度を検出する位置に光検出部80を設けるようにしている。そして、この光検出部80で検出するレーザ光が一定になるように、光源部20のレーザ21,22,23へ供給する駆動電流を調整する。
レーザ21,22,23の電流−発光量特性の変化は、このレーザ21,22,23の動作中、すなわち、光走査部50が画像形成用光を2次元走査して観察者に画像を認識させている状態に特に発生する。そこで、駆動制御部10は、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Z外の無効走査範囲Z1の所定位置のときに、光検出部80で検出させるレーザ光(検査用光)をレーザ21,22,23から出射させるようにしている。
図5に示すように、光検出部80は、リレー光学60内の内に形成される中間像面に配置される瞳拡大素子70上に取り付けられる。このように瞳拡大素子70に光検出部80を取り付けるのは、光検出部80の位置決めや固定が容易であるからである。なお、瞳拡大素子70内に光検出部80を取り付けるようにしてもよい。
また、光検出部80は、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Z外(無効走査範囲Z1)のうち上方に配置される。このように、光検出部80を有効走査範囲Zよりも上方に設けることにより、有効走査範囲Zで画像形成用光が走査される前に、光検出部80で検査用光を検出することができる。従って、有効走査範囲Zを走査する前に光源部20から出射するレーザ光の強度を調整することができ、既に強度調整がなされたレーザ光により画像を表示することができる。なお、ここでは光走査部50を無効走査範囲Z1のうち上方に配置していが、下方に配置するようにしてもよい。また、光走査部50を無効走査範囲Z1の中央に配置しているが、右方側や左方側に配置するようにしてもよい。
瞳拡大素子70と光検出部80との間には、光走査部50によって走査された検査用光のうち光検出部80の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部81が設けられる。この遮光部は、レーザ21,22,23からの検査用光の出射タイミングがずれたときに、観察者の眼90にその検査用光が入射されないようにするために配置される。従って、遮光部81は、少なくとも検査用光のタイミングずれの最大値を考慮した大きさとなる。図5に示す例では、水平最大走査範囲W1の幅でかつ垂直方向も光検出部80より長い遮光部81が無効走査範囲Z1の上方に配置される。
なお、光検出部80が実際に検査用光を検出する光電変換素子以外の周辺部分がある程度の広さ以上有しているような場合は、別途遮光部81を設けなくても、光検出部80の光電変換素子の周辺部分を遮光部81としてもよい。
また、光検出部80は、図6に示すように、リレー光学60内に形成される中間像面に配置される瞳拡大素子70の周縁を嵌め込んだ枠体71上に取り付けるようにしてもよい。このように瞳拡大素子70を固定する枠体71に光検出部80を取り付けることにより、光検出部80の位置決めや固定が容易となる。なお、この枠体71は、図6に示すように、瞳拡大素子70を嵌め込むための開口部を有しており、この開口部は有効走査範囲Zよりも少し大きな形状としているが、有効走査範囲Zと同一の大きさとしてもよい。
さらに、この枠体71をレーザ光が透過しないように遮光性を持たせることにより、光走査部50によって走査された検査用光のうち光検出部80の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部81としても枠体71を機能させることができる。従って、遮光部81を別途設けるのに比べ、組み立てが容易となる。
[2.3.駆動制御部による光源部の調整動作]
次に、駆動制御部10による光源部20の調整動作について説明する。図7及び図8は検査用光の出射タイミングを説明するための図、図9は光源部20へ供給する駆動電流の調整方法を説明するための図である。
駆動制御部10は、上述のように、映像信号供給回路11、制御部12、Rレーザドライバ16、Gレーザドライバ17及びBレーザドライバ18を有しており、駆動制御部10によって映像信号供給回路11が制御される。そして、映像信号供給回路11から出力される各映像信号13r,13g,13bに基づいて各レーザドライバ16,17,18から各レーザ21,22,23に駆動電流を供給する。各レーザ21,22,23は、このように供給される駆動電流に応じた強度で画像形成光や検査用光を出射する。
制御部12には、各種の設定情報や情報処理プログラムを記憶する記憶部(図示せず)が設けられる。この設定情報としては、光源部20のRレーザ21、Gレーザ22、Bレーザ23から出射させる3原色のレーザ光の強度を調整するために用いる複数種類の設定電流値などがある。この設定電流値としては、Rレーザ21用の設定電流値It1r,It2r、Gレーザ22用の設定電流値It1g,It2g、Bレーザ23用の設定電流値It1b,It2bがある。また、情報処理プログラムとしては、BD信号82に基づいて、各レーザ21,22,23の閾値電流値Ithr,Ithg,Ithb及び最大電流値Iopr,Iopg,Iopbを演算するプログラムなどがある。
また、映像信号供給回路11は、制御部12からの制御によって、画像信号SをR映像信号13r、G映像信号13g、B映像信号13bへ変換し、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Zのときにレーザドライバ16,17,18へ出力する。
この映像信号供給回路11は、後述する閾値電流値Ithr,Ithg,Ithb及び最大電流値Imr,Img,Imbが制御部12から通知される。映像信号供給回路11は、無効走査範囲Z1及び有効走査範囲Zにおいて輝度が0のときのタイミングで、閾値電流値Ithr,Ithg,Ithbに応じたバイアス電流Ibr,Ibg,Ibbをレーザ21,22,23に供給するための映像信号13r,13g,13bを生成して、レーザドライバ16,17,18へ出力し、各レーザ21,22,23の応答性を高めている。
また、映像信号供給回路11は、制御部12から通知される最大電流値Imr,Img,Imbに基づいた映像信号13r,13g,13bを生成する。すなわち、最大電流値Imr,Img,Imbは各色の輝度最大のときにレーザ21,22,23へ供給する電流の電流値であり、映像信号供給回路11は、この最大電流値Imr,Img,Imbに基づいて、各色の輝度を電流値へ変換する変換率を決定する。そして、このように決定した変換率に基づいて、画像信号Sから映像信号13r,13g,13bを生成する。
また、映像信号供給回路11には、制御部12から後述する設定電流値It1r,It2r,It1g,It2g,It1b,It2bが通知される。映像信号供給回路11は、この設定電流値に基づいて、検査用の映像信号13r,13g,13bを生成する。この検査用の映像信号13r,13g,13bは、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Z外の無効走査範囲Z1の所定位置のときに、各レーザ21,22,23へ出力される。これにより、レーザ21,22,23は、光走査部50の走査位置が無効走査範囲Z1の所定位置で検査用光を出射する。
図7には、このように出射される検査用光と垂直走査部54の走査位置との関係を示している。同図に示すように、垂直走査部54による1フレームの垂直走査開始時(タイミングt0)から、垂直走査部54の走査位置が第1位置に到達したとき(タイミングt1)、その走査位置が第2位置となるまで(タイミングt2)の間に、映像信号供給回路11から検査用の映像信号13r,13g,13bが出力される。これにより、各レーザ21,22,23から検査用光が出射される。
図8には、この第1位置(タイミングt1)から第2位置(タイミングt2)までの範囲において、水平走査部52の水平走査方向の6つの水平走査ラインで、設定電流値It1r,It2r,It1g,It2g,It1b,It2bに基づく各レーザ21,22,23からの検査用光の出射状態が示されている。
より詳細には、制御部12は、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Z外(無効走査範囲Z1)における水平走査方向の第1走査ラインにあるとき(タイミングt11〜t12間)、設定電流値It1rに基づいたR映像信号13rを映像信号供給回路11からRレーザドライバ16へ出力させ、このRレーザドライバ16からRレーザ21へ設定電流値It1rの駆動電流を供給する。これにより、Rレーザ21から第1の強度の検査用光が出射される。そして、制御部12は、このときに光検出部80から出力されるBD信号82の電圧レベルを内部の記憶部に記憶する。
次に、制御部12は、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Z外の水平走査方向の第2走査ラインにあるとき(タイミングt12〜t13間)、設定電流値It2rに基づいたR映像信号13rを映像信号供給回路11からRレーザドライバ16へ出力させ、このRレーザドライバ16からRレーザ21へ設定電流値It2rの駆動電流を供給する。これにより、Rレーザ21から第2の強度の検査用光が出射される。そして、制御部12は、このときに光検出部80から出力されるBD信号82の電圧レベルを内部の記憶部に記憶する。
同様に、制御部12は、光走査部50の走査位置が有効走査範囲Z外の水平走査方向の第3走査ライン(タイミングt13〜t14間)、第4走査ライン(タイミングt14〜t15間)にあるときに、設定電流値It1g,It2gに基づいたG映像信号13gを映像信号供給回路11からそれぞれのタイミングでGレーザドライバ17へ出力させ、このGレーザドライバ17からGレーザ22へ設定電流値It1g,It2gの駆動電流をそれぞれのタイミングで供給する。これにより、Gレーザ22から強度の異なる第1の強度と第2の強度の検査用光が出射される。そして、制御部12は、それぞれのタイミングで光検出部80から出力されるBD信号82の電圧レベルを内部の記憶部に記憶する。
また、制御部12は、光走査部50走査位置が有効走査範囲Z外の水平走査方向の第5走査ライン(タイミングt15〜t16間)、第6走査ライン(タイミングt16〜t17間)にあるときに、設定電流値It1b,It2bに基づいたB映像信号13bを映像信号供給回路11からそれぞれのタイミングでBレーザドライバ18へ出力させ、このBレーザドライバ18からBレーザ23へ設定電流値It1b,It2bの駆動電流をそれぞれのタイミングで供給する。これにより、Bレーザ23から強度の異なる第1の強度と第2の強度の検査用光が出射される。そして、制御部12は、それぞれのタイミングで光検出部80から出力されるBD信号82の電圧レベルを内部の記憶部に記憶する。
そして、制御部12は、内部の記憶部に記憶したBD信号82の電圧レベルの情報に基づいて、各レーザ21,22,23の閾値電流値Ithr,Ithg,Ithbと、各レーザ21,22,23へ供給する最大電流値Imr,Img,Imbとを演算し、当該演算結果に基づいて各レーザ21,22,23へ供給する駆動電流を調整する。
ここで、各レーザ21,22,23に供給する駆動電流とBD信号82の電圧レベルとの関係は、図9に示すような特性になる。すなわち、光検出部80から出力されるBD信号82の電圧レベルは、光検出部80で検出する検査用光の強度に対応しており、検査用光の強度は、光源であるレーザ21,22,23の電流−発光量特性とこのレーザから光検出部80までの光路上でのロスによって決定される。
そして、この光路上のロスは、レーザ21,22,23から出力される検査用光の強度によらず一定のロス割合(例えば、50%のロス)であるから、レーザ21,22,23に供給する駆動電流とBD信号82の電圧レベルとの関係は、レーザ21,22,23に供給する駆動電流とその発光量との関係(図3に示す関係:光源の電流−発光特性)と近似し、図9に示す関係となる。
この図9に示すように、各設定電流値It1r,It2rの駆動電流をRレーザ21へ供給したときに光検出部80から出力される各BD信号82の電圧レベルをVt1r,Vt2rとする。また、光検出部80に到達するレーザ光強度の最大値を規定し、その最大値のレーザ光を光検出部80で変換したときに出力されるBD信号82の電圧レベルをVmrとし、Rレーザ21の閾値電圧Vthrとすると、以下の式(4)を演算することによって、実線で示す特性の傾きθがわかる。
θ=tan-1[(Vt2r−Vt1r)/(It2r−It1r)] ・・・(4)
そして、閾値電流値Ithrに対する電圧Vthrが無視できる程度に小さいとすると、実線で示す特性の閾値電流値Ithrの概算は、以下の式(5)で表すことができる。
Ithr≒It1r−Vt1r/tanθ ・・・(5)
上記式(4),(5)より、実線で示す特性の最大電圧値Imrの概算は、以下の式(6)で表すことができる。
Imr≒(Vmr/tanθ)+Ithr ・・・(6)
このように電流値を2点変化させてRレーザ21へ駆動電流を供給することにより、Rレーザ21の電流−発光量特性として閾値電流値Ithrや最大電流値Imrを検出することができ、その検出結果は制御部12から映像信号供給回路11へ通知される。なお、上記演算は例示にすぎず、他の演算により閾値電流値Ithrや最大電流値Imrを検出することも可能である。
そして、映像信号供給回路11は、バイアス電流Ibとして閾値電流値Ithrの電流をRレーザ21へ供給するR映像信号13rをRレーザドライバ16へ出力する。また、映像信号供給回路11は、画像信号Sに基づいてR映像信号13rを出力するときには、最大電流値Imrを超える駆動電流が流れないように、最大輝度の画像を表示するときにRレーザ21へ供給する電流を最大電流値Imrとし、各色の輝度を電流値へ変換する変換率を決定し、当該変換率に基づいて、画像信号Sから映像信号13rを生成する。
以上のことは、Gレーザ22及びBレーザ23に関しても同様である。このように、本実施形態における画像表示装置1は、光源であるレーザ21,22,23から出射されたレーザ光であって光走査部50で走査された検査用光の強度に基づいて、レーザ21,22,23の電流−発光量特性(例えば、閾値電流値Ithr,Ithg,Ithb、レーザ21,22,23へ供給する最大電流値Imr,Img,Imb)を演算し、当該演算結果に基づいてレーザ21,22,23へ供給する駆動電流を調整する。従って、光源部20の光出力特性が変化する場合や光源部20から光走査部50までの光路でのロスが変化する場合においても、光走査部50により走査される画像形成用光の強度を一定に保つように調整することができ、その結果、表示する画像の品質を安定して保つことができる。
なお、レーザ21,22,23の電流−発光量特性として、閾値電流値Ithや最大電流値Iopの演算ではなく、閾値電流値Ithに近い電流値(例えば、閾値電流値Ithよりも少し少ない電流値)や最大電流値Iopに近い電流値(例えば、最大電流値Iopよりも少し少ない電流値)でもよい。また、最大電流値Iopに代えて、傾きθを演算して、この傾きθから各色の輝度を電流値へ変換する変換率を決定し、当該変換率に基づいて、レーザ21,22,23へ供給する電流を調整するようにしてもよい。このようにレーザ21,22,23へ供給する電流を調整することができる特性であれば、レーザ21,22,23の電流−発光量特性としてどのような演算をしても構わない。
また、レーザ21,22,23の電流−発光量特性として、最大電流値Iopの演算時に、レーザ21,22,23の最大定格を超えるような場合には、報知部(図示せず)から光源がエラー状態である旨を報知するようにしてもよい。
なお、ここでは、検査用光に基づいて、Rレーザ21,Gレーザ22,Bレーザ23のそれぞれから3原色に対応した検査用光を順次出射して各レーザ21,22,23から出射するレーザ光の強度を調整するように構成しているが、各レーザ21,22,23の特性変化が一定の関係を有するときなどには、検査用光として、3原色のレーザ光のうち1色のレーザ光(例えば、光検出部80の受光感度が最も高い一色のレーザ光)を用いるようにしてもよい。この場合、検査用光を出射するレーザと他の2色のレーザとの相関テーブルを制御部12の内部の記憶部に記憶しておき、検査用光を出射するレーザの電流−発光量特性(例えば、レーザの閾値電流値や、レーザへ供給する最大電流値など)を演算し、さらに相関テーブルを用いて、他の2色のレーザの電流−発光量特性(例えば、レーザの閾値電流値、レーザへ供給する最大電流値など)を演算する。
このように構成すれば、全てのレーザ21,22,23からレーザ光を出射する必要がないことから、画像表示装置1の消費電力の増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、光走査部50による1フレーム走査の範囲内で全てのレーザ21,22,23からそれぞれ異なる強度の検査用光を出射するようにしたが、1フレーム走査単位でレーザ21,22,23からそれぞれ一つの強度の検査用光を出射し、少なくとも2つ以上の複数フレームに跨って異なる強度の検査用光を出射するようにしてもよい。例えば、光走査部50によるレーザ光の走査位置が有効走査範囲Z外における水平走査方向の第1〜第3走査ラインにあるときに、レーザ21,22,23からそれぞれ一つの強度の検査用光を出射し、2つのフレームで異なる強度の検査用光を出射する。また、1フレーム走査単位でレーザ21,22,23のうち一つのレーザから一つの強度の検査用光を出射し、少なくとも6つ以上の複数フレームに跨って異なる色及び強度の検査用光を出射するようにしてもよい。
このように、各レーザ21,22,23に供給する駆動電流を1フレーム走査単位で変化させて、光検出部80で異なる検査用光を検出させるようにすれば、例えば、検査用光を走査する範囲を十分に確保できずに水平走査方向の2つ以上の水平走査ラインで異なる検査用光を出射させることができないようなときでも、レーザ21,22,23へ供給する駆動電流を調整することができる。しかも、レーザ21,22,23から出射するレーザ光の強度を調整するために要する消費電力を可及的に低減することができる。
なお、BD信号82を用いて、レーザ21,22,23の駆動電流を調整することに加え、レーザ21,22,23の出射タイミングの調整をするようにしてもよい。このようにすることで、レーザ21,22,23とは別に光源を設ける必要がなく、また、別途光検出部を設ける必要がないので、画像表示装置1の小型化を図ることができる。しかも、レーザ21,22,23の出射強度の調整を行うためのBD信号82を用いて出射タイミングの調整を行うようにすることで、出射タイミングを調整するための検査用光を別途出射する必要がなく、消費電力を可及的に低減することができる。例えば、1フレーム走査単位でレーザ21,22,23のうち一つのレーザから一つの強度の検査用光を出射し、少なくとも6つ以上の複数フレームに跨って異なる色・強度の検査用光を出射してフレーム走査単位でタイミング調整をする。
また、光検出部80を、水平走査部52による走査速度の最も速い中央位置に設けることにより、制御部12は、最も速い走査速度で走査されている検査用光の検出タイミングを用いて、光源部20が出射するレーザ光の出射タイミングを調整することができるので、レーザ光の出射タイミング調整の精度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、光検出部80を、図1に示すように、リレー光学60内で
かつ有効走査範囲Z外に配設しているが、光検出部80の配設位置は、これに限定するものではなく、光走査部50と観察者の瞳孔91との間における光走査部50の走査範囲のうち有効走査範囲Z外であれば任意の箇所に配設することができ、例えば、リレー光学60と観察者の瞳孔91との間における光走査部50の走査範囲のうち有効走査範囲Z外に配設してもよい。
また、本実施形態では、垂直最大走査範囲W2のうち垂直有効走査範囲Z3外の範囲に光検出部80を配置するようにしたが、垂直有効走査範囲Z3内でかつ水平有効走査範囲Z2外に光検出部80を設けるようにしてもよい。
また、この光検出部80は、走査された検査用光を検出した場合に、当該検査用光の強度に応じた電圧をBD信号82として制御部12へ出力するようにしているが、BD信号82はこれに限定するものではなく、例えば、光検出部80が検出した光の強度に応じた電流値の電流をBD信号82として出力するように構成してもよい。
また、本実施形態においては、画像表示装置として、網膜走査型の画像表示装置について説明したが、光源からの光を2次元走査して画像を形成する画像表示装置であれば、どのようなものであっても適用が可能である。例えば、上述したように、光走査部により走査することで形成された画像形成用光をスクリーン面に投影することにより、画像を表示する画像投影装置(プロジェクタ)に適用することが可能である。
また、演算する閾値電流値Ithは、バイアス電流Ibとして各レーザ21,22,23に供給する電流値であり、必ずしもレーザ21,22,23の閾値電流値と完全に一致する必要はない。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
本実施形態の画像表示装置を示す説明図である。 本実施形態における光走査部によるレーザ光の走査態様を説明するための図である。 本実施形態の画像表示装置の光源へ供給する駆動電流とその発光量との関係を示す図である。 本実施形態の画像表示装置の光源へ供給する駆動電流とその発光量との関係を示す図である。 本実施形態の光検出部及び遮光部の配置を示す図である。 本実施形態の光検出部及び遮光部の他の配置を示す図である。 本実施形態の検査用光の出射タイミングを説明するための図である。 本実施形態の検査用光の出射タイミングを説明するための図である。 本実施形態の光源部へ供給する駆動電流の調整方法を説明するための図である。
符号の説明
1 画像表示装置
10 駆動制御部
11 映像信号供給回路
12 制御部
16 Rレーザドライバ
17 Gレーザドライバ
18 Bレーザドライバ
20 光源部
21 Rレーザ
22 Gレーザ
23 Bレーザ
30 光合成部
40 光ファイバ
50 光走査部
51 コリメート光学系
52 水平走査部
53 リレー光学
54 垂直走査部
60 リレー光学
60a 第1レンズ
60b 第2レンズ
70 瞳拡大素子
80 光検出部
81 遮光部
82 BD信号
90 眼
91 瞳孔

Claims (8)

  1. 供給される電流に応じた強度の光を出射する光源を有する光源部と、前記光源から出射された光を2次元走査する光走査部と、を備え、前記走査された光によって画像を表示する画像表示装置において、
    前記光走査部による光の走査位置が有効走査範囲のときに画像信号に応じた電流を順次前記光源に供給して前記光源から順次画像形成用光を出射させ、前記有効走査範囲外の所定位置のときに前記光源に電流供給して前記光源から検査用光を出射させる駆動制御部と、
    前記光走査部による光の走査範囲のうち前記有効走査範囲外の所定位置に配置された光検出部と、
    前記光走査部によって走査された検査用光のうち、前記光検出部の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部と、
    前記光走査部によって走査された光を収束させて中間像面を形成するリレー光学と、を備え、
    前記光検出部及び前記遮光部は、前記リレー光学内で形成される中間像面上に配置され、
    前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外の所定位置のときに電流値を2点以上変化させて前記光源へ電流供給し、このときに前記光検出部で検出される検査用光の強度に基づいて、前記光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて前記光源へ供給する電流を調整することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記リレー光学内に形成される中間像面に配置され、入射される光を分割または拡散する瞳拡大素子を備え、
    前記光検出部及び前記遮光部は、前記瞳拡大素子内または周囲に配置されることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  3. 前記光走査部により走査した画像形成用光をスクリーン面に投影することにより、画像を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 供給される電流に応じた強度の光を出射する光源を有する光源部と、前記光源から出射された光を2次元走査する光走査部と、を備え、前記走査された光によって画像を表示する画像表示装置において、
    前記光走査部による光の走査位置が有効走査範囲のときに画像信号に応じた電流を順次前記光源に供給して前記光源から順次画像形成用光を出射させ、前記有効走査範囲外の所定位置のときに前記光源に電流供給して前記光源から検査用光を出射させる駆動制御部と、
    前記光走査部による光の走査範囲のうち前記有効走査範囲外の所定位置に配置された光検出部と、
    前記光走査部によって走査された検査用光のうち、前記光検出部の周囲を通過する検査用光を遮光する遮光部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外の所定位置のときに電流値を2点以上変化させて前記光源へ電流供給し、このときに前記光検出部で検出される検査用光の強度に基づいて、前記光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて前記光源へ供給する電流を調整し、
    前記光検出部及び前記遮光部は、前記光走査部と観察者の瞳孔との間に配設され、
    前記光走査部により走査した画像形成用光を観察者の少なくとも一方の網膜上に投射することにより、画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記駆動制御部は、前記光源の電流−発光量特性として、前記光源の閾値電流値と、前記光源へ供給する最大電流値とを演算することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記光源部は、3原色にそれぞれ対応する複数の光源を有し、
    前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外の所定位置のときに電流値を2点以上変化させて各前記光源へ電流供給し、このときに前記光検出部で検出される前記光源毎の複数の検査用光の強度に基づいて、前記光源毎に、前記光源の電流−発光量特性を演算し、当該演算結果に基づいて各前記光源へ供給する電流を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記光走査部は、第1走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1走査方向に対して交差または直交する方向である第2走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外における前記第1走査方向の第1走査ラインにあるときと第2走査ラインにあるときに、それぞれ異なる電流値の電流を前記光源に供給し、前記光検出部で強度の異なる前記検査用光を検出させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記光走査部は、第1の走査方向に対して相対的に高速に光を走査する高速走査部と、前記第1走査方向に対して交差または直交する方向である第2走査方向に対して相対的に低速に光を走査する低速走査部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記光走査部による光の走査位置が前記有効走査範囲外における前記第1走査方向の所定走査ラインのときに前記光源に電流供給して前記光源から前記検査用光を出射させるものであり、前記光源に供給する電流を1フレーム走査単位で変化させて、前記光検出部で強度の異なる検査用光を検出させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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