JP4574803B2 - エレベータ用ドア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータ用ドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のエレベータ用ドア装置の縦断面図である。図において、1はエレベータのかごに設置されたかご側扉、3はかご側扉1に設置され、かご側扉1と乗場側扉とが開閉する際に後述する乗場側係合手段11と係合しあうかご側係合手段、11は乗場側扉(図示せず)に設置され、かご側扉1と乗場側扉とが開閉する際にかご側係合手段3と係合しあう乗場側係合手段、12はかごの乗場側の先端を示すかご敷居線、13は乗場のかご側の先端を示す乗場敷居線、C2はかご敷居線12と乗場敷居線13との敷居間隔である。
【0003】
尚、かご側係合手段3と乗場側係合手段11とは共にドアハンガーなどに固定されている。その為、エレベータ走行時及びドア開閉時において、かご側係合手段3と乗場敷居線13、或いは乗場側係合手段11とかご敷居線12との間隔は一定となる。
【0004】
また、エレベータのかごの周辺機器における製造上のバラツキ及び据付裕度、または地震時の水平方向の揺れなどを考慮に入れると、かご側と乗場側の各々の機器の干渉を防止する上で、一定寸法以上必要となる。その為、かご側係合手段3と乗場側係合手段11の大きさや取付位置等により、敷居間隔C2は自ずと決まるものである。
【0005】
次に、エレベータの扉の開閉動作について説明する。
まず、かご側扉1がかごに備え付けられたモータ等の開閉手段により開く。
その際、かご側係合手段3は乗場側係合手段11と係合しあう。即ち、かご側扉1と乗場側扉とは、各々のかご側係合手段3と乗場側係合手段11とを介して一体となり、かご側扉1の開く動作と同じくして乗場側扉も開く動作をする。尚、完全に開いた状態においても、かご側係合手段3と乗場側係合手段11とは係合したままの状態を保っている。
【0006】
次に、かご側扉1がかごに備え付けられたモータ等の開閉手段により閉まる。
その際、上述したように、かご側係合手段3は乗場側係合手段11と係合したままの状態を保っている。即ち、かご側扉1と乗場側扉とは、各々のかご側係合手段3と乗場側係合手段11とを介して一体となった状態である。よって、かご側扉1の閉まる動作と同じくして乗場側扉も閉まる動作をする。尚、完全に閉まった状態では、かご側係合手段3と乗場側係合手段11とは係合しない状態となっている。その為、エレベータの昇降時においては、かご側係合手段3と乗場側係合手段11とは干渉しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、建築物に対し、特に公共性の高い建築物に対しては身障者及び高齢者に対する利便性の向上が要求される場合が多く、エレベータに対する要求も同様である。しかし、上述した従来の技術の様にエレベータの敷居間隔C2が広い場合があった。
【0008】
この発明は、上述の問題点を解消するためになされたもので、エレベータ昇降時にはかご側扉と乗場側扉の機器とが干渉せず、且つかご側扉と乗場側扉との敷居間隔を狭くして乗り降りし易いエレベータ用ドア装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ用ドア装置は、かごに設置され、かご側係合手段を有するかご側扉と、乗場に設置され、乗場側係合手段を有する乗場側扉とを備え、かご側係合手段と乗場側係合手段とが係合し、かご側扉と乗場側扉とが一体となって開閉するエレベータ用ドア装置であって、一端がかごに接続され、他端がかご側係合手段に接続され、かご側係合手段を上下方向に移動させる移動機構と、上から下へかご側扉から乗場側扉へ近づく傾斜面を有してかご側扉に設置され、かご側係合手段の上下方向の移動を案内する案内手段とを備え、かご側扉が開く際には、移動機構によりかご側係合手段が傾斜面上を下方へ移動し、かご側扉が閉じる際には、移動機構によりかご側係合手段が傾斜面上を上方へ移動するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本実施の形態において、従来の技術と同一の符号を付した箇所は同一または相当部分を示す。
図1はこの発明のエレベータ用ドア装置により全閉時若しくはエレベータ走行時の全体図、図2は全開時の全体図、図3(a)は図1におけるA−A断面図、図3(b)は図2におけるB−B断面図、図4(a)は図3(a)におけるC−C断面図、図4(b)は図3(b)におけるD−D断面図である。これらの図において、1はエレベータのかごに設置されたかご側扉、2は上から下に向けてかご側扉1から乗場側扉へ近づく傾斜面を有してかご側扉1の側面に固着され、後述する案内手段4をかご側扉1に設置する為の座、3は縦に細長い一対の係合部3aを有し、かご側扉1と後述する乗場側扉14とが開閉する際、この係合部3aが乗場側係合手段11と係合することにより乗場側係合手段11と係合し合うかご側係合手段、4はコの字状に形成され、コの字状によって形成される溝とかご側係合手段3と嵌合してかご側係合手段3を上下方向に案内する案内手段である。
【0015】
また、5は両端が後述する筐体8とかご側係合手段3とに自在ベアリングで接続された2連式のリンク、6はかご側扉1を筐体8の後述するドアレール7から吊り下げる吊具、7はかご側扉1の開閉時に吊具6を水平方向に案内するドアレール、8はドアレール7を有し、かごに設置された筐体、9は無端状のベルトの両端を滑車に巻きつけて筐体8に設けられ、後述する駆動手段10によってベルトを駆動させ、吊具6を左右に移動させる伝動手段、10は伝動手段9のベルトを区動させる駆動手段、11は乗場側扉14に設置され、かご側扉1と乗場側扉14とが開閉する際にかご側係合手段3と係合しあう乗場側係合手段、12はかごの乗場側の先端を示すかご敷居線、13は乗場のかご側の先端を示す乗場敷居線、14はエレベータの乗場に設置された乗場側扉、C1はかご敷居線12と乗場敷居線13との敷居間隔である。
【0016】
尚、案内手段4は、例えば、断面がコの字状になるように折り曲げられて形成されている。
尚、案内手段4の溝に嵌合したかご側係合手段3は、嵌合したまま溝に沿って上下方向に移動可能な構成となっている。
尚、リンク5の両端に筐体8とかご側係合手段3とを自在ベアリングで接続したが、自在ベアリングに限定するものではなく、自在継手のようにリンク5が接続個所で自由な方向に可動できればどのようなものを使用しても構わない。
尚、座2と案内手段4とを一体構成しても構わない。
【0017】
次に、図1、図2、図3、図4よりエレベータの扉の開閉動作について説明する。
【0018】
(1)エレベータ走行時
まず、図1を用いて、エレベータ走行時の扉の状態について説明する。
エレベータ走行時は扉が閉まっている状態、即ち図1に示す状態であり、駆動手段10によって吊具6が中央に寄せられ、吊具6に吊り下げられているかご側扉1は完全に閉まった状態である。
【0019】
また、かご側係合手段3は案内手段4の溝に沿って上下方向のみ移動可能な状態となっており、且つリンク5によって筐体8に接続されている。よって、全閉時においては、かご側係合手段3はリンク5によって案内手段4の溝に沿って上方に引っ張られている状態となり、案内手段4の溝の最上位に位置されている。
【0020】
次に、図3及び図4(a)を用いてかご側係合手段3の状態について説明する。
まず、エレベータ走行時の状態における縦断面図は図3(a)に示す通りである。図に示す通り、座2は上端においてはかご側扉1に一番近く、一方下端においてはかご側扉1から一番遠くなるような径斜面を有している。即ち、図3(a)のように座2の断面は上底より下底のほうが長い台形の形状を有している。
【0021】
また、案内手段4が座2に沿って設置されていることから、かご側係合手段3が案内手段4の最上位に位置されていることは、つまり、かご側係合手段3がかご側扉1に一番近い位置に位置されていることとなる。
【0022】
一方、エレベータ走行時の状態の横断面図は図4(a)に示す通りである。上述した通り、かご側係合手段3がかご側扉1に一番近い位置に位置されていることとなる。その為、図に示す通り、かご側係合手段3の係合部3aと乗場側扉14とは互いに離れた状態となっている。また、かご側係合手段3の係合部3aと乗場側係合手段11とお互いにほとんど係合していない状態となっている。
【0023】
つまり、エレベータ走行時においてはかご側係合手段3がかご側扉1に一番近い位置に位置されている為、かご側係合手段3若しくは係合部3aと乗場側の種々の機器とはほとんど干渉しない。その為、乗場側敷居線13とかご側敷居線との間隔C1は従来例における間隔C2に比べ小さくすることが可能となる。即ち、C1≦C2とすることができる。
【0024】
(2)扉の開く時
まず、図1及び図2を用いて、扉の開く動作について説明する。
エレベータが所望の階に着床した後、扉が開くこととなる。
まず、図1に示すようなエレベータ走行時の状態、即ち完全に扉が閉じた状態から、駆動手段10によって伝動手段9のベルトを駆動させ、吊具6を左右に移動させる。即ち、吊具6に吊り下げられているかご側扉1がドアレール7に沿って、吊具6と同じく左右に開くこととなる。
【0025】
この際、リンク5が筐体8との接続点を中心に回転すると、同時にかご側係合手段3はリンク5によって上方へ引っ張られながらも、自重に従って案内手段4の溝に沿って下方へ移動する。
【0026】
次に、かご側係合手段3は案内手段4の最下位に位置される。しかし、かご側扉1は開いている動作の最中であるので、2連のリンク5がくの字になりながら、更にかご側扉1が開く。
【0027】
次に、かご側扉1が完全に開いた段階で、駆動手段10は停止し、扉の開く動作は終了する。このように、扉が完全に開いた状態は図2に示す通りである。
尚、かご側係合手段3と乗場側係合手段11(図示せず)とは係合状態を保ったままである。
【0028】
次に、図3及び図4を用いて、かご側係合手段3の動作について説明する。
まず、エレベータが所望の階に着床した時は、上述したようにエレベータ走行時の状態、即ち完全に扉が閉じた状態となっている。この状態は、図3(a)及び図4(a)に示す通りである。つまり、図3(a)のようにかご側係合手段3は案内手段4の最上位に位置されており、且つ図4(a)のようにかご側係合手段3と乗場側係合手段11とは一番遠くになるようになっており、両者はほとんど係合していない状態となっている。
【0029】
次に、上述したようにかご側扉1が開くと共に、かご側係合手段3が案内手段4の最上位の位置から案内手段4に沿って下方へと移動する。この際、図3(a)に示すように、案内手段4は下方に向かってかご側扉1から遠ざかるような傾斜面が設けられている。つまり、かご側係合手段3が案内手段4に沿って下方へ移動することは、同時にかご側係合手段3が乗場側扉14(図示せず)に近づくことと等価であり、かご側係合手段3と乗場側係合手段11との係合する部分が増すことを意味する。
【0030】
よって、図3(a)に示すように、かご側係合手段3が案内手段4の下方へ移動し、かご側扉1の左右方向の移動に伴い、かご側扉1と一体となって乗場側係合手段11(図示せず)と係合しながら移動することとなり、即ちかご側扉1と乗場側扉14とが一体となって開くこととなる。
【0031】
次に、かご側係合手段3は案内手段4の最下位に位置される。かご側扉1が完全に開いた段階で、駆動手段10は停止し、扉の開く動作は終了する。この状態は図3(b)及び図4(b)に示す通りである。
【0032】
上述した通り、座2が傾斜面を有している為、かご側係合手段3が案内手段4の最下位に位置されていることは、かご側係合手段3がかご側扉1から一番遠い位置に位置されていることとなる。その為、図3(b)及び図4(b)に示す通り、かご側係合手段3の係合部3aと乗場側係合手段11とは互いに一番接近した状態となっている。即ち、扉が開く時はエレベータ走行時に比べ、かご側係合手段3と乗場側係合手段11とがより係合した状態となり、かご側扉1と乗場側扉14とが一体となって開くこととなる。
尚、扉が開いている間は、かご側係合手段3と乗場側係合手段11とは係合状態を保ったままである。
【0033】
(3)扉の閉まる時
まず、図1及び図2を用いて、扉の開く動作について説明する。
人の乗り降り等が終了すると、扉が閉まることとなる。
まず、完全に扉が開いた図2の状態から駆動手段10が扉の開く時と正反対の動作をして、ベルトに扉の開く時と逆の回転を生じさせ、吊具6を中央に移動させる。即ち、吊具6に吊り下げられているかご側扉1がドアレール7に沿って、吊具6と同じく中央に集まり、扉が閉まることとなる。
【0034】
この際、リンク5が筐体8との接続点を中心に回転しながら、同時にかご側係合手段3を案内手段4の溝に沿って上方へ引っ張る。また、かご側係合手段3と乗場側係合手段11(図示せず)とが係合した状態のまま移動する。即ち、かご側扉1と乗場側扉14とが一体となって閉まることとなる。
【0035】
次に、かご側扉1が完全に閉じた段階で、駆動手段10は停止し、扉の閉まる動作は終了する。この状態は図1に示す通りである。
この際、かご側係合手段3と乗場側係合手段11との係合は、この段階で、完全に外れた状態、即ち、エレベータ走行時と同じ状態となる。
【0036】
次に、図3及び図4を用いて、かご側係合手段3の動作について説明する。
扉が完全に開いた時の状態は、図3(b)若しくは図4(b)に示す通りである。この状態から、扉が閉まると共にかご側係合手段3はリンク5に引っ張られながら案内手段4に沿って上方へ移動すると同時に乗場側係合手段11から遠ざかっていく。
【0037】
次に、完全に扉が閉じるとかご側係合手段3は案内手段4の最上位、且つ乗場側係合手段11から一番遠い位置に位置される。即ちエレベータ走行時の状態となる。
その後、エレベータは所望の階へと移動を開始する。
【0038】
このように、本実施の形態においては上述した構成をしているので、エレベータ走行時においてはかご側係合手段3が乗場側扉14から離れて位置されておりかご側係合手段3と乗場側係合手段11とは係合せず、扉開閉時おいてのみかご側係合手段3が乗場側扉14に近づいて位置されてかご側係合手段3と乗場側係合手段11とが係合する。その為、エレベータ走行時におけるかご側係合手段3と乗場側の機器との干渉が少なくなり、よりエレベータ走行時における信頼性が向上する。
【0039】
また、扉開閉時にかご側係合手段3が乗場側に近い位置に位置される為、乗場側係合手段11をかご側へあまり近づけなくて良い為、エレベータ走行時において、乗場側係合手段11とかご側係合手段3を含むかご側の機器との干渉が少なくなり、よりエレベータ走行時における信頼性が向上する。
また、エレベータ走行時はかご側係合手段3が乗場側より離れて位置される為、乗場敷居線13とかご敷居線12との間隔をより小さくすることができる。
【0040】
また、乗場敷居線13とかご敷居線12との間隔をより小さくした為、より乗降し易くなる。
【0041】
実施の形態2.
本実施の形態において、従来の技術と同一の符号を付した箇所は同一または相当部分を示す。
図5(a)は実施の形態1における案内手段4の他の形態を示す断面図であり、図4の断面図に相当する。尚、乗場側係合手段11及び乗場側扉14は図示していない。図において、3は縦に細長い一対の係合部3aと、後述する折り曲げ部4aと嵌合する溝部3bとを有したかご側係合手段、4はコの字状を形成して、更にコの字状の両端部を更に内側に折り曲げた折り曲げ部4aを形成した案内手段である。尚、案内手段4はコの字状によって形成される溝とかご側係合手段3と嵌合してかご側係合手段3を上下方向に案内するものである。
【0042】
尚、かご側係合手段3と案内手段4とが嵌合する際に、かご側係合手段3の溝部3bと案内手段4の折り曲げ部4aとが互いに嵌合するように構成されている。
【0043】
次に、動作について説明する。
扉の開閉については、実施の形態と同様であるので省略する。
尚、かご側係合手段3が案内手段4に沿って上下方向に移動する際、折り曲げ部4aと溝部3bとが嵌合した状態で移動する。即ち、かご側係合手段3が上下移動する際に、案内手段4から外れることが無い。
【0044】
図5(b)は実施の形態1における案内手段4の他の形態を示す断面図であり、図4の断面図に相当する。尚、乗場側係合手段11及び乗場側扉14は図示していない。図において、3は縦に細長い一対の係合部3aを有するかご側係合手段、4はコの字状を形成して、更にコの字状の両端部を更に内側に折り曲げた折り曲げ部4aを形成した案内手段である。尚、案内手段4はコの字状によって形成される溝とかご側係合手段3と嵌合してかご側係合手段3を上下方向に案内するものである。
【0045】
尚、かご側係合手段3と案内手段4とが嵌合する際に、案内手段4の折り曲げ部4aがかご側係合手段3の側面全体を保持する構成となっている。
【0046】
次に、動作について説明する。
扉の開閉については、実施の形態と同様であるので省略する。
尚、かご側係合手段3が案内手段4に沿って上下方向に移動する際、折り曲げ部4aがかご側係合手段3の側面全体を保持した状態で移動する。即ち、かご側係合手段3が上下移動する際に、案内手段4から外れることが無い。
【0047】
このように、本実施の形態においては上述した構成をしているので、扉開閉動作に伴うかご側係合手段3の上下方向移動の際に、かご側係合手段3が案内手段4から外れること無く、信頼性が向上する。
【0048】
尚、各実施の形態では、両開きの扉を有するエレベータについて説明したが、片開きの扉の場合でも構わない。
【0049】
尚、各実施の形態において、かご側係合手段3の係合部係合部3aは、単に乗場側係合手段11と係合すると延べた。しかし、かご側係合手段3の係合部係合部3aが乗場側係合手段11を挟持する機構を有し、扉開閉時おいてはかご側係合手段3が乗場側扉14に近づいて位置されると共に係合部係合部3aが乗場側係合手段11を挟持することによりかご側係合手段3と乗場側係合手段11とが係合し、一方エレベータ走行時においてはかご側係合手段3が乗場側扉14から遠い位置に位置されると共に係合部係合部3aが乗場側係合手段11を挟持しない構成としても構わない。
【0050】
尚、各実施の形態では、図3(a)の縦断面図に示すように、座2の形状を断面が上底より下底のほうが長い台形の形状としたが、断面が三角形の形状でも構わない。つまり、案内手段4が上述したような傾斜を有すれば、座2の形状は特に限定するものではない。
【0051】
更に、座2及び案内手段4は傾斜を有する平面でなくても曲面、即ち、図3において案内手段4が曲線となるような構造でも構わない。つまり、かご側扉1から案内手段4まで距離が上端よりも下端のほうが遠くなっており、且つ案内手段4上をかご側係合手段3が滑らかに移動可能であれば、特に形状は限定しない。
【0052】
尚、各実施の形態において、案内手段4の傾斜角度は特定の値に限定するものではない。傾斜を変えることは、即ちかご側係合手段3と乗場側係合手段11までの距離を変えることに等しい。
【0053】
よって、一般にエレベータの設置条件によって敷居間隔C2は異なるが、傾斜角度を調節し、即ちかご係合手段3と乗場側係合手段11との距離を調節することにより、かご係合手段3と乗場側係合手段11とが係合するまでの時間を調節することができる。その為、エレベータの設置条件によらず、エレベータの着床から扉の開くまでのタイミングを一定にすることができる。
【0058】
【発明の効果】
この発明に係るエレベータ用ドア装置は、かごに設置され、かご側係合手段を有するかご側扉と、乗場に設置され、乗場側係合手段を有する乗場側扉とを備え、前記かご側係合手段と前記乗場側係合手段とが係合し、かご側扉と乗場側扉とが一体となって開閉するエレベータ用ドア装置であって、一端が前記かごに接続され、他端が前記かご側係合手段に接続され、前記かご側係合手段を上下方向に移動させる移動機構と、上から下へ前記かご側扉から乗場側扉へ近づく傾斜面を有して前記かご側扉に設置され、前記かご側係合手段の上下方向の移動を案内する案内手段とを備え、前記かご側扉が開く際には、前記移動機構により前記かご側係合手段が前記傾斜面上を下方へ移動し、前記かご側扉が閉じる際には、前記移動機構により前記かご側係合手段が前記傾斜面上を上方へ移動するものなので、エレベータ走行時はかご側係合手段3が乗場側より離れて位置される為、乗場敷居線13とかご敷居線12との間隔をより小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるエレベータ用ドア装置の全閉時の全体図。
【図2】この発明によるエレベータ用ドア装置の全開時の全体図。
【図3】この発明によるエレベータ用ドア装置の縦断面図。(a)は全開時、(b)は全閉時。
【図4】この発明によるエレベータ用ドア装置の横断面図。(a)は全開時、(b)は全閉時。
【図5】この発明によるエレベータ用ドア装置の他の実施における案内手段とかご側係合手段とを示す横断面図図。
【図6】従来の技術によるエレベータ用ドア装置の側面図。(a)は全開時、(b)は全閉時。
【符号の説明】
1 かご側扉、2 座、3 かご側係合手段、3a 係合部、3b 溝部、4 案内手段、4a 折り曲げ部、5 リンク、6 吊具、7 ドアレール、8 筐体、9 伝動手段、10 駆動手段、11 乗場側係合手段、12 かご敷居線、13 乗場敷居線、14 乗場側扉。

Claims (1)

  1. かごに設置され、かご側係合手段を有するかご側扉と、乗場に設置され、乗場側係合手段を有する乗場側扉とを備え、前記かご側係合手段と前記乗場側係合手段とが係合し、かご側扉と乗場側扉とが一体となって開閉するエレベータ用ドア装置であって、一端が前記かごに接続され、他端が前記かご側係合手段に接続され、前記かご側係合手段を上下方向に移動させる移動機構と、上から下へ前記かご側扉から乗場側扉へ近づく傾斜面を有して前記かご側扉に設置され、前記かご側係合手段の上下方向の移動を案内する案内手段とを備え、前記かご側扉が開く際には、前記移動機構により前記かご側係合手段が前記傾斜面上を下方へ移動し、前記かご側扉が閉じる際には、前記移動機構により前記かご側係合手段が前記傾斜面上を上方へ移動することを特徴とするエレベータ用ドア装置。
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