JP4569354B2 - 半導体基板 - Google Patents

半導体基板 Download PDF

Info

Publication number
JP4569354B2
JP4569354B2 JP2005102005A JP2005102005A JP4569354B2 JP 4569354 B2 JP4569354 B2 JP 4569354B2 JP 2005102005 A JP2005102005 A JP 2005102005A JP 2005102005 A JP2005102005 A JP 2005102005A JP 4569354 B2 JP4569354 B2 JP 4569354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor substrate
wafer
pattern layer
semiconductor
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005102005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006286756A (ja
Inventor
啓道 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005102005A priority Critical patent/JP4569354B2/ja
Publication of JP2006286756A publication Critical patent/JP2006286756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4569354B2 publication Critical patent/JP4569354B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Element Separation (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

本発明は,主に高耐圧半導体素子として利用される半導体基板に関する。さらに詳細には,格子間酸素濃度が低い半導体ウェーハであって,スリップの発生が抑制された半導体基板に関する。
従来から,高耐圧半導体素子,例えば,NPT(Non PunchThrough)型,FS(Field Stop)型のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)に利用されるウェハとして,MCZ法(Magnetic field applied CZochralski method:磁界下チョクラルスキー法)やFZ法(Floating Zone method)により製造されたウェハが利用されている。以下,MCZ法により製造されたウェハを「MCZウェハ」,FZ法により製造されたウェハを「FZウェハ」とする。
一般的に,ウェハ中には,不純物として格子間酸素が存在する。この格子間酸素は,高耐圧半導体デバイスの製造プロセス中,300〜600℃の熱処理により酸素ドナー化してしまうことがある。そのため,ウェハの高抵抗化を図るには,ウェハ中の格子間酸素濃度は低い方が好ましい。格子間酸素濃度が低いウェハとしては,例えば前述のFZウェハが知られている(酸素濃度:1.0×1016atoms/cm3 以下)。
一方,格子間酸素濃度が低いウェハ(FZウェハ,低酸素濃度MCZウェハ)では,高温熱処理によってスリップと呼ばれる結晶欠陥が発生するという問題がある。すなわち,高温処理炉で行われる高温熱処理では,ウェハとウェハを収容するボートとの接触部分にて熱応力が発生する。この熱応力により,その接触部分にスリップが生じる。そこで,この問題を改善するため,一般的にウェハの裏面に緩衝材としてポリシリコンを成膜することが行われている(例えば,特許文献1)。
特開2000−277525号公報
しかしながら,ポリシリコン膜を備えた半導体ウェーハであっても,ウェハのスリップを十分に抑制することができない。すなわち,高耐圧半導体デバイスの製造過程では,800℃以上の高温熱処理は必須である。特に,縦方向に電流が流れるパワーデバイス用の高耐圧半導体デバイスの場合,深さが深い拡散層を形成する必要がある。そのため,1000℃以上の高温熱処理が10時間以上にわたって実施される。その結果,ポリシリコン膜の再結晶化が進み,スリップの抑制効果を持続することが困難となる。
また,ポリシリコンの被酸化レートおよび被エッチングレートは,単結晶シリコンよりも大幅に高い。そのため,半導体デバイスの製造時の酸化処理およびエッチング処理により,ポリシリコンが薄膜化する。よって,半導体デバイスの製造工程が複雑になるにつれ,スリップの抑制効果を持続することが困難となる。
本発明は,前記した従来の半導体基板が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,格子間酸素濃度が低い半導体基板であっても,半導体デバイスの製造過程でスリップの抑制を持続的に図ることが可能な半導体基板を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた半導体基板は,半導体素子形成面側に位置する素子機能領域と,研削面側(裏面側)に位置する保護領域とを有する半導体ウェハを備え,その半導体ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である半導体基板であって,保護領域に位置し,溝または空洞によってなるパターン層と,パターン層よりも半導体基板の裏面側に位置し,半導体ウェハよりも被酸化レートが低い第1特性と,半導体ウェハよりも被エッチングレートが低い第2特性との,少なくとも一方の特性を有する保護膜とを備えることを特徴としている。
すなわち,本発明の半導体基板は,素子機能領域と保護領域とを有し,酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下の半導体ウェハを備えた半導体基板を対象とし,その裏面側に溝部あるいは空洞部によるパターン層を備えている。「素子機能領域」とは,半導体素子が形成される領域であり,半導体チップとして残存する領域である。一方,「保護領域」とは,半導体ウェハの機械的強度を補強する領域であり,半導体素子の形成後には研削される領域である。例えば,ゲッタリング領域などは保護領域に形成される。
このような極低酸素濃度の半導体ウェハは,機械的強度が低く,半導体デバイスの製造過程においてスリップが発生し易い。そこで,半導体ウェハの裏面側に溝部または空洞部によるパターン層,すなわち空所を形成する。そして,半導体ウェハの裏面に生じたスリップをその空所に導くことにより,スリップの伸展を抑止することができる。
なお,パターン層の配置は,保護領域内であればよく,半導体ウェハの表層であっても半導体ウェハの内層であってもよい。パターン層は,半導体ウェハの表層であれば溝のパターンによって構成され,半導体ウェハの内層であれば空洞のパターンによって構成される。
また,パターン層を構成する溝部あるいは空洞部のサイズは,半導体ウェハの面方位によって設計するとよりよい。例えば,一般的に,面方位(100)のシリコンウェハの表層面に生じるスリップは,そのウェハの表層面に対して60度以下の角度で伸展する。そこで,シリコンウェハの裏面側には,溝部(空洞部)の高さHが溝部(空洞部)の間隔Lの√3倍以上となるように設計する。これにより,裏面側で生じたスリップの伸展を確実に抑止することができる。すなわち,デバイス形成面側へのスリップの到達が確実に抑制される。
なお,パターン層は,半導体ウェハに直接形成されているものであっても,半導体ウェハの研削面(裏面)上に形成された所定の被覆膜内に形成されているものであってもよい。すなわち,半導体ウェハの裏面には,ウェハの機械的強度の補強等を目的として,ポリシリコン膜やシリコン熱酸化膜等が形成される。そして,長時間の高温熱処理を行うと,これらの被覆膜からもスリップが発生する。そのため,これらの被覆膜にパターン層を設けることにより,被覆膜内で発生したスリップの伸展を抑止し,半導体ウェハへのスリップの伝播を抑制することができる。
また,半導体ウェハに設けられる溝部あるいは空洞部は,ストライプ状であってもよいし,網目状であってもよい。また,同心円状であってもよい。また,半導体ウェハは,熱処理炉内において,その外周部(特に,半導体ウェハの縁辺から50mmまでの領域内)がウェハボート等に支持された状態である。そのため,その支持部分に応力が集中する。従って,半導体ウェハの裏面から生じるスリップは,半導体ウェハの外周部に集中する。そのため,この外周部に溝部あるいは空洞部を設けることで大部分のスリップを抑制することができる。
また,本発明の半導体基板では,パターン層よりも半導体基板の裏面側に位置し,半導体ウェハよりも被酸化レートが低い酸化保護膜を有することとするとよりよい。あるいは,パターン層よりも半導体基板の裏面側に位置し,半導体ウェハよりも被エッチングレートが低いエッチング保護膜を有することとするとよりよい。あるいは,被酸化保護膜の機能と被エッチング保護膜の機能とを兼ねた保護膜を有することとするとよりよい。
すなわち,半導体デバイスの製造過程において,半導体ウェハの酸化やエッチングによりパターン層の薄肉化が進み,スリップの抑止効果が小さくなる可能性がある。そこで,保護膜を設けることにより,パターン層の酸化やエッチングを防止することができる。
本発明によれば,半導体ウェハの裏面側に溝部あるいは空洞部を設けることでスリップの伸展を抑制することができる。よって,格子間酸素濃度が低い半導体基板であっても,半導体デバイスの製造過程でスリップの抑制を持続的に図ることが可能な半導体基板が実現されている。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,NPT型あるいはFS型のIGBTに利用されるウェハに本発明を適用したものである。
[第1の形態]
第1の形態の半導体基板100は,図1に示すようにFZ法により形成された面方位(100)のN型シリコンウェハ10を有している。シリコンウェハ10は,直径が200mmで,厚さが725μmである。さらに,シリコンウェハ10は,デバイス形成面側に位置するデバイス機能領域10aと,デバイス形成面の裏面(以下,この面を「裏面」,あるいはデバイス形成後に研削される側の面であることから,「研削面」とする。)側に位置する保護領域10bとからなっている。デバイス機能領域10aの厚さは,80μm〜400μmの範囲内である。保護領域10bは,デバイス形成中はデバイス機能領域10aと一体であるが,デバイス形成後には研削される。また,シリコンウェハ10の酸素濃度は,1.0×1018atoms/cm3 以下である。
また,シリコンウェハ10の研削面には,複数本のトレンチ12からなるパターン層11が形成されている。すなわち,保護領域10b内にはパターン層11が設けられている。具体的に本形態の半導体基板100には,高さが10μmで,幅が5μmであるトレンチ12が,5μmの間隔で形成されている。なお,シリコンウェハ10およびトレンチ12のサイズは例示であり,本形態に限定するものではない。
第1の形態の半導体基板100では,シリコンウェハ10の研削面にトレンチ12を設けることにより,次のような利点を有する。すなわち,半導体基板100に半導体デバイスを形成する際,高温熱処理によりその裏面(研削面)にスリップが生じる。そこで,シリコンウェハ10の裏面にトレンチ12を設けることにより,トレンチ12の側壁でスリップの伸展を抑止する。すなわち,シリコンウェハ10の裏面に生じたスリップがデバイス形成面に到達することを抑制する。
具体的にトレンチ12のサイズは,図2に示すようにトレンチ12の高さHがトレンチ12間の間隔Lの√3倍以上であればよい。一般的に,面方位(100)のシリコンウェハ10の裏面に生じたスリップは,その裏面に対しておよそ60度の角度で伸展することが知られている。このことから,トレンチ12の高さHをトレンチ12間の間隔Lの√3倍とすることで,シリコンウェハ10の裏面に生じたスリップを確実にトレンチ12の壁面に導くことができる。また,半導体デバイスの製造過程における膜減りを考慮して,トレンチ12の高さHをトレンチ12間の間隔Lの√3倍以上とすることで,より確実にスリップの伸展を抑制することができる。つまり,トレンチ12のサイズは,スリップが伸展する角度および膜減りの度合いによる。
また,シリコンウェハ10に設けられたトレンチ12は,底部の角および開口部の角がともに丸められている(図2中の点線枠)。これにより,トレンチ12の角部での応力集中が低減される。よって,トレンチ12の側壁からの欠陥の生成が抑制される。
トレンチ12によるシリコンウェハ10の面内パターンとしては,例えば図3に示すように網目状が考えられる。この他,例えば図4に示すように同心円状であってもよい。また,図3あるいは図4に示したように,トレンチ12によるパターンを裏面全体に均一に設けることで,応力集中を回避し,スリップの発生を抑制することができる。
また,トレンチ12は,必ずしも裏面全体に設ける必要はない。すなわち,半導体デバイスの製造過程中,高熱処理炉内において,シリコンウェハ10は,その外周部(特に,ウェハの縁辺から50mmまでの領域内)にてボートに支持された状態である。そして,その支持部分に応力が集中するため,シリコンウェハの外周部でスリップが発生し易くなる。そこで,例えば図5に示すようにシリコンウェハ10の外周部110にのみトレンチ12を形成してもよい。勿論,外周部110に形成されるトレンチ12の形状は網目状に限るものではなく,例えば図6に示すように円状であってもよい。
続いて,半導体基板100の製造方法について説明する。まず,ウェハの酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である極低酸素濃度のシリコンウェハ10をFZ法により作製する。
次に,シリコンウェハ10の研削面にフォトレジストによるマスクパターンを形成する。その後,エッチングにてシリコンウェハ10の研削面にトレンチ12を形成する。これにより,シリコンウェハ10の研削面側に,トレンチ12によるパターン層11が形成される。その後,フォトレジストを除去することにより,図1に示したような半導体基板100となる。
また,パターン層11を備えた半導体基板100のデバイス形成面には,図7に示すように半導体デバイス120が形成される。半導体デバイスの製造過程では,1100℃以上の高温熱処理が10時間以上にわたって実施される。そのため,シリコンウェハ10の研削面にはスリップが生じる。しかし,大部分のスリップは,トレンチ12の壁面に達することでその伸展が遮られる。よって,スリップの半導体デバイス形成面への到達が抑制される。
なお,半導体基板100は,デバイス形成面(すなわち,表面)に半導体デバイスを形成した後,研削面(すなわち,裏面)側から研磨・研削加工される。そのため,シリコンウェハ10中の保護領域10bが削除され,デバイス機能領域10aが残される。すなわち,半導体ウェハ10は,その厚さが80μm〜400μmにまで薄肉化される。これにともなって,裏面側のパターン層11は除去される。
[第2の形態]
第2の形態の半導体基板200は,図8に示すようにFZ法により形成された低酸素濃度のシリコンウェハ20の研削面上にシリコン酸化膜23を有している。そして,シリコン酸化膜23内に,そのシリコン酸化膜23を貫通するトレンチ22が設けられている。すなわち,シリコン酸化膜23内にパターン層21が設けられている。この点,シリコンウェハ内にパターン層が設けられている第1の形態と異なる。
半導体基板200は,ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下のシリコンウェハ20と,シリコンウェハ20の研削面(裏面)上に形成されたシリコン酸化膜23とを備えている。さらに,シリコンウェハ20は,第1の形態と同様に,デバイス形成面側に位置するデバイス機能領域20aと,研削面側に位置する保護領域20bとからなっている。シリコン酸化膜23は,複数本のトレンチ22からなるパターン層21を備えている。シリコン酸化膜23の膜厚,すなわちトレンチ21の高さは,10μm程度である。また,トレンチ22は,5μmの間隔で形成されている。
本形態の半導体基板200では,シリコンウェハ20の研削面上に非晶質のシリコン酸化膜23を形成する。これにより,スリップの発生を抑制する。ただし,長時間をかけて高温熱処理を実施すると,シリコン酸化膜23からも稀にスリップが生じる。そこで,第1の形態の半導体装置100と同様に,シリコン酸化膜23にトレンチ22からなるパターン層21を設ける。このパターン層21のトレンチ22により,シリコン酸化膜23に生じたスリップの伸展を抑止する。これにより,高温熱処理によるスリップの発生を抑制するとともに,稀に発生するスリップの伸展を抑制することができる。
なお,パターン層21を形成する膜の種類は,シリコン酸化膜に限るものではない。例えば,ポリシリコン膜やシリコン窒化膜であってもよい。また,トレンチ22はシリコン酸化膜23を貫通していなくてもよい。すなわち,トレンチ22の高さは,シリコンウェハ20上に成膜される膜内に生じるスリップの角度に合わせて設計する。
続いて,半導体基板200の製造方法について説明する。まず,ウェハの酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である極低酸素濃度のシリコンウェハ20をFZ法により作製する。
次に,図9に示すように,シリコンウェハ20の裏面上にシリコン酸化膜23を形成する。このシリコン酸化膜23は,例えばTEOS(Tetra Etyl Ortho Silicate)を原料としたCVD(Chemical Vapor Deposition)法にて成膜することができる。次に,シリコン酸化膜23上にフォトレジストによるマスクパターンを形成し,エッチングにてトレンチ22を形成する。これにより,シリコンウェハ20の裏面側に,トレンチ22によるパターン層21が形成される。その後,フォトレジストを除去することにより,図8に示したような半導体基板200となる。
また,パターン層21を備えた半導体基板200に半導体デバイスが形成される。半導体基板200は,デバイス形成面(すなわち,表面)に半導体デバイスを形成した後,研削面(すなわち,裏面)側から研磨・研削加工される。そのため,シリコンウェハ20中の保護領域20bが削除され,デバイス機能領域20aが残される。これにともなって,研削面上のパターン層21は除去される。
[第3の形態]
第3の形態の半導体基板300は,図10に示すように低酸素濃度のシリコンウェハ30の研削面に形成されたトレンチの開口部を低カバレッジ膜34が覆い隠している。つまり,半導体基板300の内部に空洞32によるパターン層31が設けられている。この点,パターン層が半導体基板の表層面に設けられている第1の形態と異なる。
半導体基板300は,ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下のシリコンウェハ30と,シリコンウェハ30の研削面上に形成された低カバレッジ膜34とを備えている。さらに,シリコンウェハ30は,第1の形態と同様に,デバイス形成面側に位置するデバイス機能領域30aと,研削面側に位置する保護領域30bとからなっている。低カバレッジ膜34としては,例えばNSG(Non-doped Silicate Glass)膜が適用可能である。シリコンウェハ30の研削面には,複数本のトレンチからなるパターン層31が設けられている。そして,そのトレンチの開口部が低カバレッジ膜34に覆われていることから,半導体基板300の内部には空洞32によるパターン層31が設けられる。空洞32のサイズは,低カバレッジ膜34内に生じるスリップの角度に合わせて設計する。
本形態の半導体基板300では,裏面側に空洞32からなるパターン層31を備えている。このパターン層31の空洞32の側壁により,半導体基板300の裏面に生じたスリップの伸展を抑止する。すなわち,シリコンウェハ30の裏面に生じたスリップがデバイス形成面に到達することを抑制する。また,半導体基板300では,内部にパターン層31を有するため,表層面は平坦である。そのため,表層面にパターン層を有する半導体基板と比較して,応力集中が少ない。
なお,低カバレッジ膜34は,半導体デバイスの製造過程において,被酸化や被エッチングによる膜減りが懸念される。そのため,図11に示すように,半導体基板300の裏面上に,低カバレッジ膜34と比較して被酸化レート,被エッチングレートが低い保護膜35を形成してもよい。保護膜35としては,例えばSiN膜が適用可能である。
続いて,半導体基板300の製造方法について説明する。まず,ウェハの酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である極低酸素濃度のシリコンウェハ30をFZ法により作製する。さらに,シリコンウェハ30の研削面上にフォトレジストによるマスクパターンを形成し,エッチングにてトレンチを形成する。トレンチの形成後,フォトレジストを除去する。
次に,CVD法にて低カバレッジ膜34をシリコンウェハ30の裏面に形成する。低カバレッジ膜34は,被覆性が悪いことから,トレンチ内部を充填しない。つまり,トレンチの開口部を覆うように成膜する。これにより,シリコンウェハ30には空洞部32によるパターン層31が形成され,図10に示したような半導体基板300となる。
また,パターン層31を備えた半導体基板300の表面に半導体デバイスが形成される。半導体基板300は,デバイス形成面(すなわち,表面)に半導体デバイスを形成した後,研削面(すなわち,裏面)側から研磨・研削加工される。そのため,シリコンウェハ30中の保護領域30bが削除され,デバイス機能領域30aが残される。これにともなって,裏面側のパターン層31は除去される。
[第4の形態]
第4の形態の半導体基板400は,図12に示すように低酸素濃度のシリコンウェハ40下にパターン層41が形成されたポリシリコン膜46を有している。パターン層41は,ポリシリコン膜46内の空洞42によってなっている。この点,パターン層が半導体基板の表層面に設けられている第2の形態と異なる。
半導体基板400は,ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下のシリコンウェハ40と,シリコンウェハ40の裏面上に形成されたポリシリコン膜46とを備えている。さらに,シリコンウェハ40は,第1の形態と同様に,デバイス形成面側に位置するデバイス機能領域40aと,研削面側に位置する保護領域40bとからなっている。また,パターン層41を形成する膜46の種類は,ポリシリコン膜に限るものではない。
また,ポリシリコン膜46は,複数本の空洞42からなるパターン層41を備えている。ポリシリコン膜46の膜厚は,2μm程度であり,空洞42の高さは1μm程度である。空洞46のサイズは,シリコンウェハ40上に成膜される膜内に生じるスリップの角度に合わせて設計する。
なお,半導体デバイスの製造過程での膜減りが懸念される場合には,第3の形態と同様に,半導体基板400の裏面にシリコン膜46を保護する保護膜(例えばSiN膜)を設けてもよい。
本形態の半導体基板400では,シリコンウェハ40下にポリシリコン膜46を形成する。これにより,スリップの発生を抑制する。ただし,長時間をかけて高温熱処理を実施すると,ポリシリコンの再結晶化が急速に進み,ポリシリコン膜46にスリップが生じてしまう。そこで,第3の形態と同様に,裏面側に空洞42によるパターン層41を設ける。このパターン層41の空洞42により,裏面に生じたスリップの伸展を抑止する。これにより,高温熱処理によるスリップの発生を抑制するとともに,発生したスリップの伸展を抑制することができる。また,半導体基板400では,その内部にパターン層41を有するため,応力集中が少ない。
続いて,半導体基板400の製造方法について説明する。まず,ウェハの酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である極低酸素濃度のシリコンウェハ40をFZ法により作製する。さらに,シリコンウェハ40の研削面上に空洞形成用膜47(本形態では,シリコン酸化膜)を形成する。この空洞形成用膜47の膜厚は,空洞42の高さと同等である。次に,空洞形成用膜47上にフォトレジストによるマスクパターンを形成した後,図13に示すようにエッチングにて空洞形成用膜47のパターンを形成する。その後,フォトレジストを除去する。
次に,図14に示すように,CVD法にてポリシリコン膜46を空洞形成用膜47上に形成する。ポリシリコン膜46は,被覆性が良いことから,空洞形成用膜47のパターンによる隙間を充填する。その後,半導体基板400の側面から,ウェットエッチングにて空洞形成用膜47を除去する。これにより,ポリシリコン膜46内に空洞42が形成され,図12に示したような半導体基板400となる。
また,パターン層41を備えた半導体基板400の表面に半導体デバイスが形成される。半導体基板400は,デバイス形成面(すなわち,表面)に半導体デバイスを形成した後,研削面(すなわち,裏面)側から研磨・研削加工される。そのため,シリコンウェハ40中の保護領域40bが削除され,デバイス機能領域40aが残される。これにともなって,裏面側のパターン層41は除去される。
[第5の形態]
第5の形態の半導体基板500は,図15に示すように低酸素濃度のシリコンウェハ50内であって裏面側にパターン層51を有している。パターン層51は,シリコンウェハ50の内部に形成されており,空洞52によって構成されている。この点,パターン層が半導体基板の表層面に設けられているとともに,トレンチによって構成されている第1の形態と異なる。
半導体基板500は,ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下のシリコンウェハ50からなる。さらに,シリコンウェハ50は,第1の形態と同様に,デバイス形成面側に位置するデバイス機能領域50aと,研削面側に位置する保護領域50bとからなっている。そして,シリコンウェハ50の研削面から内側300nmの位置に,複数本の空洞52からなるパターン層51が設けられている。すなわち,保護領域50b内にはパターン層51が設けられている。空洞51の高さは,100nm程度である。空洞52のサイズは,空洞52の高さHが空洞52間の間隔Lの√3倍以上であればよい。
本形態の半導体基板500では,裏面側に空洞52によるパターン層51が設けられている。このパターン層51の空洞52により,裏面に生じたスリップの伸展を抑止することができる。また,半導体基板500では,内部にパターン層51を有するため,応力集中が少ない。
続いて,半導体基板500の製造方法について説明する。まず,ウェハの酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である極低酸素濃度のシリコンウェハ50をFZ法により作製する。
次に,シリコンウェハ50の研削面上にフォトレジストによるマスクパターンを形成する。その後,シリコンウェハ50に対して研削面側から酸素イオンを注入する。イオン注入に際しては,一般的なイオン注入装置を用い,例えば加速電圧180keV,ドーズ量5×1017cm-2の条件で酸素イオンを注入する。これにより,図16に示すように,シリコンウェハ50の研削面からおよそ300nm内側の領域に酸化領域58が形成される。
その後,半導体基板500の側面から,ウェットエッチングにて酸化領域58を除去する。これにより,シリコンウェハ50内に空洞52が形成され,図15に示したような半導体基板500となる。
また,パターン層51を備えた半導体基板500の表面に半導体デバイスが形成される。半導体基板500は,デバイス形成面(すなわち,表面)に半導体デバイスを形成した後,研削面(すなわち,裏面)側から研磨・研削加工される。そのため,シリコンウェハ50中の保護領域50bが削除され,デバイス機能領域50aが残される。これにともなって,裏面側のパターン層51は除去される。
[第6の形態]
第6の形態の半導体基板600は,図17に示すようにFZ法により形成された低酸素濃度のシリコンウェハ60下に高熱伝導率膜69を有している。そして,この高熱伝導率膜69によってスリップの発生を抑制する。この点,半導体基板内にトレンチあるいは空洞が形成されたパターン層を設け,スリップの伸展を抑止するこれまでの形態と異なる。
半導体基板600は,ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下のシリコンウェハ60と,シリコンウェハ60の裏面上に形成された高熱伝導率膜69とを備えている。さらに,シリコンウェハ60は,第1の形態と同様に,デバイス形成面側に位置するデバイス機能領域60aと,研削面側に位置する保護領域60bとからなっている。また,高熱伝導率膜69は,シリコンの熱伝導率(160W/m・K)以上の膜であればよく,例えば,SiC膜が適用可能である。また,この他,Cu,Ag,Al等の金属膜であってもよい。
第6の形態の半導体基板600では,シリコンウェハ60の裏面に高熱伝導率膜69を設けることにより,次のような利点を有する。すなわち,半導体基板600に半導体デバイスを形成する際,高温熱処理炉内のボートから半導体装置600に伝播する熱が高熱伝導率膜69を通じて面方向に分散する。そのため,ウェハ面内の熱分布が均一になる。これにより,シリコンウェハの反りが低減され,スリップの発生が抑制される。
なお,高熱伝導率膜69は,半導体デバイスの製造過程において,被酸化や被エッチングによる膜減りが懸念される。そのため,図18に示すように,半導体基板600の裏面上に,高熱伝導率膜69と比較して被酸化レート,被エッチングレートが低い保護膜65を形成してもよい。保護膜65としては,例えばSiN膜が適用可能である。
また,高熱伝導率膜69として金属膜を形成する場合,半導体デバイスの製造過程において不純物がシリコンウェハ60内に拡散することが懸念される。そのため,図19に示すように,半導体基板600の裏面上にシリコン酸化膜63を形成し,不純物の拡散を抑止してもよい。また,図20に示すように,シリコン酸化膜63と保護膜65とを組み合わせてもよい。
半導体基板600は,デバイス形成面(すなわち,表面)に半導体デバイスを形成した後,研削面(すなわち,裏面)側から研磨・研削加工される。そのため,シリコンウェハ60中の保護領域60bが削除され,デバイス機能領域60aが残される。これにともなって,裏面側の高熱伝導率膜69は除去される。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,本形態の半導体基板は,FZ法によるウェハを出発材としているが,これに限るものではない。すなわち,ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下であればよく,例えばMCZ法によるウェハであっても上記の条件を満たしているのであれば適用可能である。
また,半導体基板を構成する半導体ウェハ,シリコン(Si)の単結晶ウェハに限らず,他の種類の半導体ウェハ(SiC,GaN,GaAs等)であってもよい。また,半導体ウェハの面方位は(100)に限らず,他の面方位であってもよい。
第1の形態にかかる半導体基板を示す断面図である。 図1に示した半導体基板の裏面を拡大した状態を示す断面図である。 第1の形態にかかる半導体基板の裏面を示す図(その1)である。 第1の形態にかかる半導体基板の裏面を示す図(その2)である。 第1の形態にかかる半導体基板の裏面を示す図(その3)である。 第1の形態にかかる半導体基板の裏面を示す図(その4)である。 半導体デバイス形成後の半導体基板を示す断面図である。 第2の形態にかかる半導体基板を示す断面図である。 シリコンウェハの裏面に酸化膜層を形成した状態を示す断面である。 第3の形態にかかる半導体基板を示す断面図である。 シリコンウェハの裏面に保護層を形成した状態を示す断面図である。 第4の形態にかかる半導体基板を示す断面図である。 シリコンウェハの裏面に空洞用のパターン層を形成した状態を示す断面である。 シリコンウェハの裏面にシリコン層を形成した状態を示す断面である。 第5の形態にかかる半導体基板を示す断面図である。 シリコンウェハ中に酸化領域を形成した状態を示す断面である。 第6の形態にかかる半導体基板を示す断面図である。 シリコンウェハの裏面に保護層を形成した状態を示す断面図である。 シリコンウェハの裏面と高熱伝導率膜との間に酸化膜を形成した状態を示す断面である。 シリコンウェハの裏面に,酸化膜,高熱伝導率膜,保護層を形成した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 シリコンウェハ
10a デバイス機能領域
10b 保護領域
11 パターン層
12 トレンチ
30 シリコンウェハ
31 パターン層
32 空洞
34 低カバレッジ膜
35 保護膜
60 シリコンウェハ
63 シリコン酸化膜
65 保護膜
69 高熱伝導率膜
100 半導体基板

Claims (4)

  1. 半導体素子形成面側に位置する素子機能領域と,
    研削面側に位置する保護領域とを有する半導体ウェハを備え,
    前記半導体ウェハ中の酸素濃度が1.0×1018atoms/cm3 以下である半導体基板において,
    前記保護領域に位置し,溝または空洞によってなるパターン層と,
    前記パターン層よりも半導体基板の裏面側に位置し,前記半導体ウェハよりも被酸化レートが低い第1特性と,前記半導体ウェハよりも被エッチングレートが低い第2特性との,少なくとも一方の特性を有する保護膜と,
    を備えることを特徴とする半導体基板。
  2. 請求項1に記載する半導体基板において,
    前記パターン層は,溝によってなり,
    前記パターン層と前記保護膜との間に,前記パターン層の溝の開口部を覆う被覆膜を備えることを特徴とする半導体基板。
  3. 請求項1または請求項2に記載する半導体基板において,
    前記半導体ウェハは,面方位(100)のシリコンウェハであり,
    前記パターン層を構成する溝または空洞の高さは,溝または空洞の間隔の√3倍以上であることを特徴とする半導体基板。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する半導体基板において,
    前記パターン層を構成する溝または空洞は,前記半導体ウェハの厚さ方向から見て外周部に設けられていることを特徴とする半導体基板。
JP2005102005A 2005-03-31 2005-03-31 半導体基板 Expired - Fee Related JP4569354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005102005A JP4569354B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 半導体基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005102005A JP4569354B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 半導体基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006286756A JP2006286756A (ja) 2006-10-19
JP4569354B2 true JP4569354B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37408360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005102005A Expired - Fee Related JP4569354B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 半導体基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4569354B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164040A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Nec Corp シリコン半導体基板の処理方法
JPH0562867A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Mitsubishi Electric Corp シリコンウエハおよび半導体装置の製法
JPH08115600A (ja) * 1994-10-07 1996-05-07 Hewlett Packard Co <Hp> メモリ装置
JP2000306915A (ja) * 1999-04-26 2000-11-02 Toshiba Ceramics Co Ltd シリコンウエハの製造方法
JP2001332559A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Sharp Corp シリコン基板の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164040A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Nec Corp シリコン半導体基板の処理方法
JPH0562867A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Mitsubishi Electric Corp シリコンウエハおよび半導体装置の製法
JPH08115600A (ja) * 1994-10-07 1996-05-07 Hewlett Packard Co <Hp> メモリ装置
JP2000306915A (ja) * 1999-04-26 2000-11-02 Toshiba Ceramics Co Ltd シリコンウエハの製造方法
JP2001332559A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Sharp Corp シリコン基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006286756A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4292964B2 (ja) 縦型半導体装置
US7737531B2 (en) Wafer including a reinforcing flange formed upright at a periphery and method for manufacturing the same
JP2007243080A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP5767857B2 (ja) トレンチ型mosfet及びその製造方法
JP5329835B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2015029607A1 (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP2011071232A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2010171144A (ja) 半導体装置
JPH0437152A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10154810A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2016082096A (ja) 絶縁ゲート型スイッチング素子と、その製造方法
JP4086099B2 (ja) 半導体素子の形成方法
KR20000073373A (ko) 불순물 이온 편석 방지막 및 그 제조방법, 그 편석 방지막을 이용한 반도체 소자의 격리구조 및 그 제조방법
JP6183224B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
US6221736B1 (en) Fabrication method for a shallow trench isolation structure
JP5446297B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US8610168B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2007088138A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4569354B2 (ja) 半導体基板
JP2006229135A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2012204838A (ja) 半導体装置
CN112186041B (zh) 用于改善晶圆翘曲的sgt器件及其制作方法
US20130221375A1 (en) Silicon carbide semiconductor device and method for manufacturing same
JP4790211B2 (ja) Soi基板と半導体基板及びその製造方法
JP2006024809A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100726

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees