JP4566089B2 - フレキシブル基板を使用した双方向光トランシーバ - Google Patents

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Description

本発明は、電磁遮蔽用のフレキシブル基板を使用して信号送受信間の電気的なクロストークの遮蔽を行った双方向光トランシーバに関するものである。
インターネットの普及に伴って、サービスの多様化が進むとともに所要ビットレートが目覚しく上昇している。光ファイバを用いた光アクセスサービスは、光ファイバの高速広帯域という特性を活用できるため、将来性のある高速アクセスサービスとして注目されている。
光アクセスサービスにおいては、主に、局とユーザとの間を接続する光ファイバ線路の敷設、管理コストを低減することを目的として、1芯の光ファイバで双方向の通信が提供される。たとえば、非特許文献1に示されるように、下り方向に1.49μm帯、上り方向に1.31μm帯と異なる波長の光を用い、両端に設置した装置内に波長フィルタを用いることで相互干渉の少ない1芯双方向通信を実現している。しかし、また一方で、2本の光ファイバで上りと下り方向を分離した2芯双方向通信方式は、1芯双方向方式に比べて、部品の簡素化などでさらなるトランシーバ製造コストの低減が可能であるため、ファイバ敷設コストの低い、短距離の領域で用いられている。
両端に設置されている装置内においては、送受信データは主として電気信号として処理されるが、光通信を行うためにはその電気信号と光ファイバ線路上の光信号を相互に変換する機能が必要とされる。その機能を担う部品を光トランシーバといい、送信においては発光素子であるレーザーダイオード(LD)と送信電気信号に従って規定の信号品質でLDを発光させるためのLDドライバから構成される。また、受信においては受光素子であるフォトダイオード(PD)によって光電変換された電流信号を増幅するプリアンプと信号を一定振幅の電圧信号に増幅するリミツタアンプから構成される。また、1芯双方向通信方式においては、さらに上りと下りの波長の異なる光信号をLD、PDに合分波させるための光波長フィルタを具備している。
図11に1本の送受信用光ファイバ20を使用する1芯双方向光トランシーバの基本構成のブロック図を示す。とくにLD11、PD12、プリアンプ13、波長フィル14は、光学設計された一体の光モジュールとして組み立てられる。これは送受信用光モジュール10と呼ばれており、最終的にはその他の電気部品を実装する実装用プリント基板と接続され、光トランシーバ用筐体内に実装される。30はLDドライバ、40はリミッタアンプである。
また、図12に2本の光ファイバ20A,20Bを使用する2芯双方向光トランシーバの基本構成のブロック図を示す。1芯双方向方式に比べて上りと下りの波長を分離する光フィルタを用いず、送信用光ファイバ20Aと受信用光ファイバ20Bを使用する。LD11が実装されているモジュールを送信用光モジュール10A、PD12とプリアンプ13が実装されているモジュールを受信用光モジュール10Bと呼ぶ。
以上の図11に示した1芯双方向光トランシーバ、図12に示した2芯双方向光トランシーバを実装用プリント基板50上に構成した例を、図13,図14に示す。51、53は送信差動信号線、52,54は受信差動信号線である。図13において、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子は送信差動信号線53に、受信出力側16の端子は受信差動信号線54に接続される。また、図14において、送信用光モジュール10Aの送信入力側15Aの端子は送信差動信号線53に、受信用光モジュール10Bの受信出力側16Bの端子は受信差動信号線54に接続される。
近年のインターネットの普及と光アクセス技術の向上によって、その伝送速度は年々上昇を続けており、ギガビット級の信号を扱う光トランシーバも一般的になりつつある。また、コスト低減や取り扱いの容易性を向上させるため、光トランシーバの小型化が求められている。
しかし、より小型の筐体により高速な信号を送受信する双方向光トランシーバを実装すると、送信受信の素子が近接されて一体化されるため、送信信号が受信信号に影響を及ぼす電気的クロストークの問題が顕在化する。これは一般に受信信号が光伝送路で減衰された微弱な信号であるのに対し、送信信号は対向するトランシーバで受信可能となる発光レベルを満たすよう十分な振幅をもつ信号がLDに入力されるためである。影響を与える干渉電磁界の発生源は光モジュールとLDドライバ間の信号線である場合、光モジュール内で送信信号に沿って駆動されるLDの端子間における電圧変動である場合など、複数の原因が想定される。さらにその特性は周囲の構造、接地条件によって大きく変化するため、最終的な電気的クロストーク量の予想が難しく、送受信間の電気的アイソレーションを満たす光トランシーバ設計を著しく困難にしている。また、より遠距離の送受信を可能とするためにダイナミックレンジを拡大すると、光出力規定を高レベルにし、最小受光感度をさらに向上させる必要がある。すなわち、送信側はLDを発光させるための所要信号電力が上昇し、雑音自体が強く発せられることになり、受信側はより微小な信号も雑音の影響を受けることなく識別再生する能力が要求される。したがって、電気的クロストークに対する要求はさらに厳しくなる。
[第1の従来例]
そこで、これらの問題を回避するために様々な技術が開示されている。たとえば、特許文献1では、ICや光モジュールを実装したプリント基板を、そのプリント基板のグランド層と接続した導体層を有するフレキシブル基板と互いの片端を突き合わせて電気的に接続し、そのフレキシブル基板がプリント基板上の各部品を包み込むように覆うことで、外来雑音から遮赦することが開示されている。
この特許文献1の開示技術の概要について図15を用いて説明する。導体層を有する方形のフレキシブル基板80の1辺で、部品を実装するプリント基板50の接地電位とその導体層を接続し、プリント基板50上の部品を覆うようにしてフレキシブル基板80を折り返す。このようにすると、プリント基板50内に形成されるグランド面によって部品下部だけでなく、部品上部にも近接した電磁遮蔽を設けることが可能になる。接地電位が部品を包む込むようになり、光トランシーバ外からの外来ノイズを遮蔽するだけでなく、送信信号から放射されるクロストーク成分も効果的に吸収し、送受信クロストークを抑圧することができる。
[第2の従来例]
また、特許文献2には、送受信一体型の光モジュールにおいて、送信信号入力リード端子と受信信号出力リード端子の間に、隣接したL字形状の接地用リード端子を配置することで、送信信号から受信信号への電気的クロストークを接地電位に集中させることによって、電気的クロストークを低減させることが開示されている。
この特許文献2の開示技術の概要について図16を用いて説明する。図16は発光素子と受光素子を搭載する光モジュールのパッケージにおいて、そのフレーム90と外部とを接続するリード端子の構造を平面図としてあらわしたものである。光モジュールは送信信号用リード端子91と、受信信号用リード端子92を具備し、それらに隣接する接地用リード端子93,94は送信、受信各リード端子91,92間上に端子が存在するようL字形上をしており、接地電位と接続される。この接地用リート端子93,94が送信、受信各リード端子91,92間上に存在することにより、送信用リード端子91から受信用リード端子92へと発生する電界を阻止する構造であり、送受信間の電気的クロストークを抑圧することができる。
[第3の従来例]
また、特許文献3には、送信用光モジュールおよび受信用光モジュールとプリント基板を接続するリード端子部分に、基準電位と接続した覆い(ブラケット)を設けることで、送信信号と受信信号の干渉を抑えて電気的クロストークを低減させることが開示されている。
この特許文献3の開示技術の概要について図17を用いて説明する。図17は図14に比べて、送信用光モジュール10Aの送信入力側15Aの端子、受信用光モジュール10Bの受信出力側16Bの端子の部分に導電性のプラケット100A,100Bを付加した構造である。ブラケット100A,100Bは送信差動信号線53、受信差動信号線54の両外側に用意した基準電圧に固定した端子を接続することにより、ブラケット100A,100B全体を基準電位とすることで、送受信間の電気的クロストークや外来雑音を遮蔽する構造である。ブラケット100A,100Bは雑音源となる送信用光モジュール10Aや、被遮蔽体となる受信用光モジュール10Bに近接して配置されるため、遮蔽効果が高くなることが期待される。
情報通信技術委員会(TTC)標準TS−1000 特開平11−233911号公報 特開2002−299645号公報 特開2003−107297号公報
しかし、図15の第1の従来例では、遮蔽のためだけにフレキシブル基板80を用いるため、実際に組み立てる際は、従来の光トランシーバに比べて実装用プリント基板50との接続工程を追加する必要がある。また、モジュール全体を覆うため、包み込んだ接地電位で形成されるグランド面の内径が大きくなる。通常、等電位の導体で構成される場合、この構造はプリント基板50のグランド面とフレキシブル基板80の導体層からなる空洞共振器と同様の構造となり、導体の対向する距離が波長の半分と等しくなる周波数で共振する現象が発生し、電気的クロストークが強調されるという欠点がある。
また、図16の第2の従来例では、各リード端子の配置は平面的であり、リード端子からの上下方向へ生じる電界を阻止する構造にはなっていない。すなわち、電気的クロストークの遮蔽効果は、接地用リード端子93,94がない場合よりは効果が認められるが、限定される。送信信号用リード端子91から発生する電界を効果的に遮蔽するには、前述した第1の従来例のように全体を覆う必要がある。
また、図17の第3の従来例の構造もまた、前述した第1の従来例と同様に、実際に組み立てる際は、従来の光トランシーバに比べて、ブラケット100A,100Bを製造し、実装用プリント基板50とブラケット100A,100Bとの接続工程を追加する必要がある。このブラケット100A,100Bは非常に小型でかつ立体構造をなしているため、その実装に関しては高い技術水準が求められ、歩留まりの上昇、工程の複雑化などのコスト上昇要因となる。
上記した第3の従来例は2芯双方向光トランシーバを念頭にして説明されているが、図13に示した1芯双方向光トランシーバにおいても応用することが可能である。しかし、送受信用光モジュール10に応用した際にも同様の問題が生じることは明らかである。
本発明の目的は、電磁遮蔽用のフレキシブル基板を使用して、送受信間の電気的なクロストークの抑圧を、簡便かつ柔軟な実装手法で且つ部品点数を増やすことなく低コストで実現できるようにした双方向光トランシーバを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、1本の送受信用光ファイバと接続される送受信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、前記送受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成されているフレキシブル基板を用意し、前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、および/又は、前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記受信入力側の端子に接続したことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、1本の送受信用光ファイバと接続される送受信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、前記送受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成され、前記信号線接続用穴の形成された部分の両側で且つ前記信号線の両側の一部に凸部が形成され、全体形状が十字形状となったフレキシブル基板を用意し、前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、且つ前記フレキシブル基板の両側の前記凸部を内側に折り曲げ、および/又は、前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記受信入力側の端子に接続し、且つフレキシブル基板の両側の前記凸部を内側に折り曲げたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、1本の送信用光ファイバと接続される送信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、1本の受信用光ファイバと接続される受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成されているフレキシブル基板を用意し、記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、および/又は、前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子に接続したことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、1本の送信用光ファイバと接続される送信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、1本の受信用光ファイバと接続される受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成され、前記信号線接続用穴の形成された部分の両側で且つ前記信号線の両側の一部に凸部が形成され、全体形状が十字形状となったフレキシブル基板を用意し、記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記凸部を内側に折り曲げ、および/又は、前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記凸部を内側に折り曲げたことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1又は3に記載の双方向光トランシーバにおいて、前記フレキシブル基板の折り曲げた内径の最大値を、扱う信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分以下に設定したことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項2又は4に記載の双方向光トランシーバにおいて、前記フレキシブル基板の折り曲げた内径の最大値を、扱う信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分以下に設定したことを特徴とする。
請求項1〜4にかかる発明の双方向光トランシーバによれば、送受信間のクロストークの低減手法を、簡便で容易かつ柔軟に部品点数を増やすことなく提供できる。第1の従来技術で説明したフレキシブル基板や第3の従来技術で説明したブラケットは、クロストークを遮蔽するための追加の部品やその実装工程が必要であったが、本発明によれば、実装用プリント基板と光モジュールを接続する際にフレキシブル基板を用いて電気的クロストークを遮蔽するため、部品点数が増えることはなく、従来の信号線の接続工程にわずかな追加で実現可能である。
また、光モジュールの送信入力側の端子、受信出力側の端子の双方にこのフレキシブル基板を用いることによって、電気的クロストークの遮蔽効果をより高めるとともに、光モジュールと光ファイバの光軸合わせのための高低差調整と、実装用プリント基板を筐体に実装する際の光モジュールとの高低差調整を独立に行うことが可能になり、実装がより容易になる。
また、請求項5、6にかかる発明の双方向光トランシーバによれば、包み込まれる領域が十分小さくなるため、より高速な信号のクロストークも抑圧することが可能である。第1の従来例においては、包み込む領域の大きさは実装部品や信号線全体を覆う程度であるため、高速の信号を送受信する場合、実装用プリント基板のグランド面とフレキシブル基板の導体層で包み込まれる領域の内部が空洞共振器に似た構造となり、対向する導対面の直線距離の半分の波長で共振が発生し、クロストークを増大させる結果となりうるが、本発明ではこの問題が解決される。
[第1の実施例]
図1は第1の実施例の1芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。実装用プリント基板50上に発光素子を駆動するICのLDドライバ30と送受信用光モジュール10から出力される受信信号の波形整形を行うICのリミッタアンプ40が実装される。なお、図1では、送受信用光モジュール10の受信出力側16の端子については受信差動信号線54に直接半田付けを行っているが、本実施例においては受信出力側16の端子の接続方法は任意である。送信入力側15の端子は本発明の特徴であるフレキシブル基板60で接続されている。なお、以降で図示するフレキシブル基板に配置される信号線は送信入力側の信号線のみであるが、電源線や他の信号線も同様に送信入力側の信号線と並行に配置することで任意に実現可能であるため、省略する。
図2(a)、(b)に、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子と実装用プリント基板50の送信差動信号線53を接続するフレキシブル基板60の表面側、裏面側の展開図を示す。このフレキシブル基板60は、方形の形状(短冊形状)であり、その表面全面に導体層61を設けるが、送信入力側15の端子と接続する信号線接続用の穴62が形成されている箇所(ほぼ中央)の周囲には導体層61を配置しない。また、実装用プリント基板50上の端子と接続するため四隅に電磁遮蔽接続用の穴63を開ける。この四隅の穴63は実装用プリント基板50の基準電位(電源電位又は接地電位)と接続するためのものであり、後に明示する接続形態を実現し、実装用プリント基板50の基準電位と接続可能であれば、具体的な方法は任意である。フレキシブル基板60の裏面には穴62から連続する差動信号線64を配置する。差動信号線64を実装用プリント基板50上の端子と接続する部分は、下部の片端部65に設け、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子と接続する箇所(穴62の部分)はフレキシブル基板60のほぼ中央部に配置する。必要であれば、差動信号線64を規定の特性インピーダンスとなるよう配置することも可能である。
図3はフレキシブル基板60を用いて接続する箇所の拡大図である。15aは送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子である。LDドライバ30からの送信差動信号線53およびフレキシブル基板60と接続する端子は、実装用プリント基板50の表面に配置されている。ここで、フレキシブル基板60の導体層61が表面になり、フレキシブル基板60の差動信号線64が下面になるようにして、実装用プリント基板50の送信差動信号線53とフレキシブル基板60の差動信号線64を接続し、そのまま下に折り曲げるようにしてフレキシブル基板60の導体層61側から送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子15aを穴62に挿入し接続する。その後、フレキシブル基板60の差動信号線64が存在しない部分を再び実装用プリント基板50の裏側に折り返して、実装用プリント基板50の裏側にフレキシブル基板60の片端を配置する。実装用プリント基板50の表面と裏側には2箇所ずつ接地電位または電源電位と接続するための端子が用意されており(図示せず)、その端子に、フレキシブル基板60の四隅の穴63を介して導体層61を接続する。ただし、ここで示した実装用プリント基板50の基準電位とフレキシブル基板60とを接続する方法は一例であり、実装用プリント基板50の表側と裏側で基準電位と接続する構成であれば、具体的な手法は任意である。
図4(a)〜(d)は送受信用光モジュール10を実装用プリント基板50に接続する手順を示している。まず(a)のように、フレキシブル基板60を実装用プリント基板50に接続する。すなわち、実装用プリント基板50の送信差動信号線53の端子とフレキシブル基板60の差動信号線64、実装用プリント基板50上の基準電位端子とフレキブル基板60の隅に配置した穴63を半田などを用いて接続し導通させる。次に(b)のように、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子を実装用プリント基板50の上部に配置し、(c)のようにフレキシブル基板60の穴62に差し込んで半円付けして接続する。最後に(d)のように、フレキシブル基板60の接続していない片端を実装用プリント基板50の裏面に接続する。なお、この図4(a)〜(d)で示した接続手順は一例であり、フレキシブル基板60と実装用プリント基板50を接続する前に、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子をフレキシブル基板60の穴62に差し込んで半田付けなどにより接続し、その後にフレキシブル基板60と実装用プリント基板50の接続を行っても良い。
図3からもわかるように、本実施例によってLDドライバ30の送信差動信号線54から送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子15aまでの差動信号線64の上部と下部が、実装用プリント基板50上の基準電位と接続されたフレキシブル基板60の導体層61によって囲われるため、差動信号線64から放射される電気的なクロストーク成分がフレキシブル基板60の導体層61によって遮蔽される。また、このフレキシブル基板60は本来、実装用プリント基板50と送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子15aを接続するために用いられるものであり、電気的クロストークを遮赦するための部品を新たに追加する必要がない。また、実装用プリント基板50上に配置した基準電位と接続する端子をフレキシブル基板60と接続するという工程が追加されるが、通常の信号線を接続する工程と同時に行うことによって、その追加作業量は僅かである。
また、第1の実施例では、フレキシブル基板60で囲う内部の内径を、送信する信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分の長さ以下とすることで、さらに電気的クロストークを抑圧する効果がある。フレキシブル基板60で囲うことによって、擬似的な空洞共振器を構成することになり、その径の最大の長さが存在する箇所で一番低い共振周波数で共振が発生してしまう。その共振を受信信号に影響を与えないようにするには、共振周波数を信号の所要帯域外とする構造にすることである。
このためには、送信信号をNRZとし、そのビットレートをB(bit/s)とするとき、そのNRZの信号を伝送するために必要な信号の最大周波数fm(Hz)を、
fm=1/B (1)
とすると、フレキシブル基板60で囲う内部の径の最大値Lmax(m)は、
Lmax=c/2fm (2)
となるように可能な限り小さくし、その包む大きさを小さくする。cは光速である。
さらに、図示しないが、送受信用光モジュール10の受信出力側16の端子にも以上説明したフレキシブル基板60による接続と同様な接続方法を用いてもよい。送受信間クロストークの影響は送信側からの放射と、受信側への混入によって発生するものであり、受信側も本実施例の構造で遮蔽することによって、さらなる送受信間のクロストークの抑圧を実現することが可能になる。このときは、実装用プリント基板50と送受信用光モジュール10が相対的にある程度可動性を持つようにすることが可能になる。これにより、光ファイバ20と送受信用光モジュール10との接続に関する光軸調整と実装用プリント基板50の光トランシーバ筐体内部での高さ調整を独立に行うことが可能になるため、光トランシーバの設計や実装がより容易になるという利点もある。その際は図1における実装用プリント基板50上に配置される受信差動信号線52,54は送信差動信号線51,53と同じ面ではなく、実装用プリント基板50を多層基板とし、中間層に電源層や接地電位層を設け、受信差動信号線52,54やリミッタアンプ40を裏面に実装するなどして、信号線や部品全体で送受信問の電気的クロストークを抑圧する構造とすることなども有効な対策として挙げられる。
[第2の実施例]
図5は第2の実施例の1芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。第1の実施例と異なる点は、送受信用光モジュール10と実装用プリント基板50との接続に、両側に横凸部75を有する十字型の形状のフレキシブル基板70を使用するようにした点である。図6(a)、(b)に本実施例におけるフレキシブル基板70の表面側、裏面側の展開図を示す。このフレキシブル基板70は、展開形状が十字型の形状であり、その表面に導体層71を設け、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子と接続する箇所には穴72を設け、その周囲には導体層71を配置しない。また、実装用プリント基板50上の端子と接続する縦凸部の四隅に穴73を開ける。裏面には差動信号線74を配置する。差動信号線74を実装用プリント基板50上の端子と接続する部分は、縦凸部の下部の片端部76に設け、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子と接続する箇所(穴72の部分)はフレキシブル基板70のほぼ中央部に配置する。必要であれば、差動信号線74を規定の特性インピーダンスとなるよう配置することも可能である。
図7はフレキシブル基板70を用いて接続する箇所の拡大図である。LDドライバ30からの送信差動信号線53およびフレキシブル基板70と接続する端子は実装用プリント基板50の表面に配置されている。ここでフレキシブル基板70の導体層71が表面になり、フレキシブル基板70の差動信号線74が下面になるようにして、実装用プリント基板50の送信差動信号線53とフレキシブル基板70の差動信号線74を接続し、そのまま下に折り曲げるようにしてフレキシブル基板70の導体層71側から送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子15aを穴72に挿入し接続する。その後、フレキシブル基板70の差動信号線74が存在しない部分を再び実装用プリント基板50側に折り返して、実装用プリント基板50の裏側にフレキシブル基板70の片端を配置する。実装用プリント基板50の表面と裏側に2箇所ずつ接地電位または電源電位と接続するための端子が用意されており(図示せず)、その端子に、フレキシブル基板70の4つの穴73を介して導体層71を接続する。ただし、ここで示した実装用プリント基板50の基準電位とフレキシブル基板70を接続する方法は一例であり、実装用プリント基板50の表側と裏側で基準電位と接続する構成であれば、具体的な手法は任意である。さらにフレキシブル基板70の横凸部75を、差動信号線74の横を囲うように内側に折り曲げ配置する。
図8は本実施例における送受信用光モジュール10と実装用プリント基板50の接続方法を示している。おおむね第1の実施例と同じであるため、図2(c)に相当する図のみを示す。フレキシブル基板70を実装用プリント基板50に接続する。すなわち、実装用プリント基板50の送信差動信号線53の端子とフレキシブル基板70の差動信号線74との間、実装用プリント基板50上の基準電位出力端子とフレキブル基板70の隅に配置した穴73との間を、半田などを用いて接続し導通させる。次に、送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子を実装用プリント基板50の上部に配置し、図8のようにフレキシブル基板70の穴72に差し込んで半田付けして接続する。次に、フレキシブル基板70を折り曲げ、フレキシブル基板70の接続していない片端を実装用プリント基板50の裏面に接続する。ただし、ここで示した実装用プリント基板50の基準電位とフレキシブル基板70とを接続する方法は一例であり、実装用プリント基板50の表側と裏側で基準電位と接続する構成であれば、具体的な手法は任意である。最後にフレキシブル基板70の横凸部75を実装用プリント基板50の方向へ折り曲げると、図7のように構成することができる。
図7からもわかるように、本実施例によってLDドライバ30の送信差動信号線53から送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子までの差動信号線74の上下横周囲が、実装用プリント基板50上の基準電位と接続されたフレキシブル基板70の導体層71によって囲われるため、差動信号線74から放射される電気的なクロストーク成分がフレキシブル基板70の導体層71によって遮蔽される。また、このフレキシブル基板70は本来、実装用プリント基板50と送受信用光モジュール10の送信入力側15の端子を接続するために用いられるものであり、電気的クロストークを遮赦するための部品を新たに追加する必要がない。また、実装用プリント基板50上に配置した基準電位と接続する端子をフレキシブル基板70と接続するという工程が追加されるが、通常の信号線を接続する工程と同時に行うことによって、その追加作業量は僅かである。
また、第2の実施例におけるフレキシブル基板70で囲う内部の径を、送信する信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分の長さ以下にすることで、さらに電気的クロストークを抑圧する効果がある。フレキシブル基板70で囲うことによって、擬似的な空洞共振器を構成することになり、取り囲む導体層71の径の最大の長さが存在する箇所で一番低い共振周波数で共振が発生してしまう。その共振を受信信号に影響を与えないようにするには、共振周波数を信号の所要帯域外とする構造にすることである。
このためには、送信信号をNRZとし、そのビットレートをB(bit/s)としたとき、そのNRZの信号を伝送するために必要な信号の最大周波数fm(Hz)を、
fm=1/B (3)
とすると、フレキシブル基板70で囲う内部の径の最大値Lmax(m)は、
Lmax=c/2fm (4)
となるように可能な限り小さくし、その包む大きさを小さくする。cは光速である。
さらに、図示しないが、送受信用光モジュール10の受信出力側16の端子にも以上説明したフレキシブル基板70による接続と同様な接続方法を用いてもよい。送受信間クロストークの影響は送信側からの放射と、受信側への混入によって発生するものであり、受信側も本実施例の構造で遮蔽することによって、さらなる送受信間のクロストークの抑圧を実現することが可能になる。このときは、実装用プリント基板50と送受信用光モジュール10が相対的にある程度可動性を持つようにすることが可能になる。これにより、接続する光ファイバ20と送受信用光モジュール10との接続に関する光軸調整と実装用プリント基板50の光トランシーバ筐体内部での高さ調整を独立に行うことが可能になるため、光トランシーバの設計や実装がより容易になるという利点もある。その際は図5における実装用プリント基板50上に配置される受信差動信号線52、54は送信差動信号線51、53と同じ面ではなく、実装用プリント基板50を多層基板とし、中間層に電源層や接地電位層を設け、受信差動信号線52,54やリミッタアンプ40を裏面に実装するなどして、信号線や部品全体で送受信間の電気的クロストークを抑圧する構造とすることなども、有効な対策として挙げられる。
[第3、第4の実施例]
図9、図10は第3、第4の実施例の2芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。図9は2芯双方向用光トランシーバにおいて、送信用光モジュール10Aと受信用光モジュール10Bに第1の実施例のフレキシブル基板60と同一構成のフレキシブル基板60A,60Bを適用したものである。図10は2芯双方向用光トランシーバにおいて、送信用光モジュール10Aと受信用光モジュール10Bに第2の実施例のフレキシブル基板70と同一構成のフレキシブル基板70A,70Bを適用したものである。実装用プリント基板50上に発光素子を駆動するLDドライバ30と受信用光モジュール10Bから出力される受信信号の波形整形を行うリミッタアンプ40が実装される。光ファイバ20Aと接続される送信用光モジュール10Aは、発光素子を収納し、実装用プリント基板50のLDドライバ30から引き出される送信差動信号線53とフレキシブル基板60A又は70Aを用いて接続される。光ファイバ20Bと接続される受信用光モジュール10Bは、受光素子とプリアンプを収納し、実装用プリント基板50上のリミッタアンプ40から引き出される受信差動信号線54とフレキシブル基板60B又は70Bを用いて接続される。フレキシブル基板60A,60B,70A,70Bの接続方法は、第3の実施例については第1の実施例と、第4の実施例については第2の実施例と同様である。
第3の実施例によってLDドライバ30の送信差動信号線53から送信用光モジュー10Aの送信入力側15Aの端子までの信号線の上部と下部が、また第4の実施例によってLDドライバ30の差動差動信号線53から送信用光モジュール10Aの送信入力側15Aの端子までの信号線の四方周囲が、それぞれ実装用プリント基板50上の基準電位と接続されたフレキシブル基板60A又は70Aの導体層により囲われるため、信号線から放射される電気的なクロストーク成分がそれらフレキシブル基板の導体層によって遮赦される。
さらに、受信用光モジュール10Bの受信出力側16Bの端子からリミッタアンプ40の受信差動信号線54までの信号線の周囲が、実装用プリント基板50上の基準電位と接続されたフレキシブル基板60B又は70Bの導体層によって囲われるため、外来雑音を遮赦することができる。また、これらのフレキシブル基板60B,70Bは実装用プリント基板50と送信用光モジュール10A、受信用光モジュール10Bの信号用端子との間の接続を兼ねており、電気的クロストークを遮蔽するための部品を新たに追加する必要がない。
また、実装用プリント基板50上に配置した基準電位と接続する端子をフレキシブル基板60A,60B又は70A,70Bと接続するという工程が追加されるが、通常の信号線を接続する工程と同時に行うことによって、その追加作業量は僅かである。さらには実装用プリント基板50と送信用光モジュール10A、受信用光モジュール10Bの接続をフレキシブル基板60A,60B又は70A,70Bを用いて行うことで、実装用プリント基板5と送信用光モジュール10A、受信用光モジュール10Bに相対的にある程度可動性を持たせることが可能になる。これにより光ファイバ20A,20Bと送信用光モジュール10A、受信用光モジュール10Bとの接続に関する光軸調整と実装用プリント基板50の光トランシーバ筐体内部での高さ調整を独立に行うことが可能になるため、光トランシーバの設計や実装がより容易になるという利点がある。
また、第3、第4の実施例におけるフレキシブル基板60A又は70Aで囲う内部の径を、送信する信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分の長さ以下にすることも電気的クロストークを抑圧する効果がある。フレキシブル基板で囲うことによって、擬似的な空洞共振器を構成することになり、その径の最大の長さが存在する箇所で一番低い共振周波数で共振が発生してしまう。
そのためには、送信信号をNRZとし、そのビットレートをB(bit/s)とするとき、そのNRZの信号を伝送するために必要な信号の最大周波数fm(Hz)を、
fm=1/B (5)
とすると、フレキシブル基板で囲う内部の径の最大値Lmax(m)は、
Lmax=c/2fm (6)
となるように可能な限り小さくし、その包む大きさを小さくする。cは光速である。
以上説明したとおり、本発明を適用することにより、光モジュールの内部における送受信間の電気的なクロストークを抑圧する手段を、信号線を配置したフレキシブル基板で、信号線を覆うような構造を持って接続することにより、簡便かつ柔軟な実装方法で、かつ部品点数を増やすことなく、より低コストな双方向光トランシーバを提供することが可能になる。
第1の実施例の1芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 (a)は第1の実施例の1芯双方向光トランシーバに使用する方形のフレキシブル基板の表面の展開図、(b)は裏面の展開図である。 第1の実施例の1芯双方向光トランシーバの要部の拡大図である。 (a)〜(d)は第1の実施例の1芯双方向光トランシーバの組立の説明図である。 第2の実施例の1芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 (a)は第2の実施例の1芯双方向光トランシーバに使用する十字形のフレキシブル基板の表面の展開図、(b)は裏面の展開図である。 第2の実施例の1芯双方向光トランシーバの要部の拡大図である。 第2の実施例の1芯双方向光トランシーバの組立の説明図である。 第3の実施例の2芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 第4の実施例の2芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 1芯双方向光トランシーバの構成のブロック図である。 2芯双方向光トランシーバの構成のブロック図である。 一般的な1芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 一般的な2芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 第1の従来例の2芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。 第2の従来例の2芯双方向光トランシーバのフレームの説明図である。 第3の従来例の2芯双方向光トランシーバの内部構造の斜視図である。
符号の説明
10:送受信用光モジュール、10A:送信用光モジュール、10B:受信用光モジュール
20:送受信用光ファイバ、20A:送信用光ファイバ、20B:受信用光ファイバ
30:LDドライバ
40:リミッタアンプ
50:実装用プリント基板、51,53:送信差動信号線、52,54:受信差動信号線
60:第1の実施例のフレキシブル基板、61:導体層、62、63:穴、64:差動信号線、65:片端部
70:第2の実施例のフレキシブル基板、71:導体層、72、73:穴、74:差動信号線、75:横凸部、76:片端部
80:第1の従来例のフレキシブル基板
90:第2の従来例のフレーム
100A,100B:第3の従来例のブラケット

Claims (6)

  1. 1本の送受信用光ファイバと接続される送受信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、前記送受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、
    ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成されているフレキシブル基板を用意し、
    前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、
    および/又は、
    前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記受信入力側の端子に接続したことを特徴とする双方向光トランシーバ
  2. 1本の送受信用光ファイバと接続される送受信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、前記送受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、
    ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成され、前記信号線接続用穴の形成された部分の両側で且つ前記信号線の両側の一部に凸部が形成され、全体形状が十字形状となったフレキシブル基板を用意し、
    前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、且つ前記フレキシブル基板の両側の前記凸部を内側に折り曲げ、
    および/又は、
    前記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導体層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送受信用光モジュールの前記受信入力側の端子に接続し、且つフレキシブル基板の両側の前記凸部を内側に折り曲げたことを特徴とする双方向光トランシーバ。
  3. 1本の送信用光ファイバと接続される送信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、1本の受信用光ファイバと接続される受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、
    ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成されているフレキシブル基板を用意し、
    記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、
    および/又は、
    記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子に接続したことを特徴とする双方向光トランシーバ。
  4. 1本の送信用光ファイバと接続される送信用光モジュールの送信入力側の端子と実装用プリント基板の送信信号線とを接続し、1本の受信用光ファイバと接続される受信用光モジュールの受信出力側の端子と前記実装用プリント基板の受信信号線とを接続した双方向光トランシーバにおいて、
    ほぼ中央部分に信号線接続用穴が形成された方形の電磁遮蔽用のフレキシブル基板であって、表面において前記信号線接続用穴の周囲を除く全面に導体層が形成され、裏面において前記信号線接続用穴の周囲から1つの辺端まで延伸する信号線が形成され、前記信号線接続用穴の形成された部分の両側で且つ前記信号線の両側の一部に凸部が形成され、全体形状が十字形状となったフレキシブル基板を用意し、
    記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記送信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記送信用光モジュールの前記送信入力側の端子に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記凸部を内側に折り曲げ、
    および/又は、
    記フレキシブル基板を前記表面が外側となるように折り曲げて、前記フレキシブル基板の対向する両端を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に対応する箇所の表裏両面に固定することにより、前記フレキシブル基板の前記導層を前記実装用プリント基板の前記基準電位端子に接続すると共に、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記実装用プリント基板の前記受信信号線に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記信号線接続用穴に前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子を挿入することにより、前記フレキシブル基板の前記信号線を前記受信用光モジュールの前記受信出力側の端子に接続し、且つ前記フレキシブル基板の前記凸部を内側に折り曲げたことを特徴とする双方向光トランシーバ。
  5. 請求項1又は3に記載の双方向光トランシーバにおいて、
    前記フレキシブル基板の折り曲げた内径の最大値を、扱う信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分以下に設定したことを特徴とする双方向光トランシーバ。
  6. 請求項2又は4に記載の双方向光トランシーバにおいて、
    前記フレキシブル基板の折り曲げた内径の最大値を、扱う信号に必要な信号周波数の最大周波数の波長の半分以下に設定したことを特徴とする双方向光トランシーバ。
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