JP4561161B2 - 車両用シート装置 - Google Patents
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Description
このような問題点を解決するため従来から各種のシート装置が発明されている。
しかも、上述の折り畳み式のシートのシートバック部とシートクッション部とを折り畳む時、これら両者は何等連動していないので、一旦、シートバック部をシートクッション部上に折り畳んだ後に、これら両者を一体的に左シートまたは右シート側に折り畳む必要があり、操作性および使い勝手悪い問題点があった。
しかも、この特許文献3に記載の車両用シート装置は、サブシートまたはセンタシートを一切備えていないので、サブシートバックとサブシートクッションとを連動させるという技術思想は何等開示されていない。
上記構成によれば、上述のサブシート連動機構は、サブシートバックをアレンジ位置へ移動させる時、これに連動してサブシートクッションをアレンジ位置に移動させるので、サブシートバックとサブシートクッションとをそれぞれ別々にアレンジ位置へ操作する必要がなく、操作性および使い勝手がよく、しかも上記アレンジ位置はサブシートバック、サブシートクッションがメインシートバック、メインシートクッションから分離する位置であるので、これらサブシートバック、サブシートクッションのアレンジ位置への移動後にはシートの幅方向を縮小方向に可変調整することができる。
上記構成によれは、上述のサブシート連動機構はサブシートバック、サブシートクッションを、復帰位置(元位置)からアレンジ位置へ移動させる時に両者を連動させるのみならず、サブシートバック、サブシートクッションをアレンジ位置から復帰位置へ移動させる際にも両者を連動させるので、操作性および使い勝手のさらなる向上を図ることができる。
上記構成によれば、上述のサブシートバックをアレンジ位置に移動させた時、このサブシートバックはメインシートクッション上方で、かつメインシートバック前方に位置するので、サブシートバックがメインシートの前方および後方に突出しない。この結果、シート後方およびシート前方のスペースに影響を与えることなく、シートの幅を可変することができる。つまり、一対のメインシートバック間にサブシートバックが配設された状態下においてはシートの幅を広く設定でき、サブシートバックをアレンジ位置に移動した時には、一対のメインシートバックを車幅方向内方へ移動して、シートの幅を狭く設定できる。
このように、シートの移動とスペースの有効活用との両立を図ることができる。
上記構成によれば、サブシートのアレンジ位置への移動時に、一対のメインシートバックと一対のメインシートクッションとを車幅方向に可変調整することができる。
この発明の一実施態様においては、上記メインシートの後方には車幅方向内方に車室側へ突出した一対のホイールハウスが設けられ、上記メインシートは一対のホイールハウス間に移動可能に構成されたものである。
図面は車両用シート装置を示すが、まず図1、図2を参照して車体構造について説明する。
エンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)3を設け、このダッシュロアパネル3の下部後端には略水平に後方に向けて延びるフロアパネル4を連設し、このフロアパネル4の後部には、キックアップ部5を介してリヤフロア6を連設している。
このサイドシル8は、サイドシルインナと、サイドシルレインフォースメントと、サイドシルアウタとを接合して構成され、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面を有するものである。
このリヤシート18の後方には車幅方向内方に車室2側へ突出した左右一対のホイールハウス22,22が左右に離間して設けられている。なお、図1、図2において16は前輪、17は後輪である。
次に図3〜図8を参照して車両用シート装置の構成について説明する。
上述のリヤシート18は図3に斜視図で、図4に平面図で、また図5に正面図で、さらに図6に側面図でそれぞれ示すように、左右のメインシートM1,M2と、これらの左右のメインシートM1,M2間に配設されたサブシートSとを備えている。
ここで、舌片55の上端にはシートバックフレーム52に溶接固定され、この舌片55の下端側に上記立上り部51aが回動可能に挿入されている。なお、図7、図8では舌片55を1つのみ示したが、複数の舌片55,55を用いてもよい。
さらに、メインシートフレーム40側の側部片29において支軸53の近傍後部には、支持フレーム54の回動位置を規制するストッパ63(下部ストッパ)を設ける一方、シートバックフレーム52側のブラケット56において支軸57近傍の前側上部には、シートバックフレーム52の回動位置を規制するストッパ64(上部ストッパ)を設けている。
この場合、図7、図8で示したサブシート連動機構50に代えて、この連動機構50と左右対称構造のサブシート連動機構を用いて、左側のメインシートM1にサブシートSを取付けると、図25、図26に示すようにサブシートSを有する一方のメインシートM1と、サブシートSを有さない他方のメインシートM2との間には、車幅方向の空間70が車両の前後方向に連続して形成されるので、この空間70を有効利用して、長尺物の荷物を搭載することができる。
この構成によれば、上述のサブシートバック32をアレンジ位置に移動させた時、このサブシートバック32はメインシートクッション19上方で、かつメインシートバック20前方に位置するので、サブシートバック32がメインシートM1,M2の前方および後方に突出しない。この結果、リヤシート18後方およびリヤシート18前方のスペースに影響を与えることなく、リヤシート18の幅を可変することができる。つまり、一対のメインシートバック20,20間にサブシートバック32が配設された状態下においてはリヤシート18の幅を広く設定でき、サブシートバック32をアレンジ位置に移動した時には、一対のメインシートバック20,20を車幅方向内方へ移動して、リヤシート18の幅を狭く設定できる。
このように、リヤシート18の移動とスペースの有効活用との両立を図ることができる。
この構成によれば、上述のサブシートクッション31をアレンジ位置に移動させた時、このサブシートクッション31はメインシートクッション19上方で、かつメインシートバック20前方に位置するので、サブシートクッション31がメインシートM1,M2の前方および後方に突出しない。この結果、リヤシート18後方およびリヤシート18前方のスペースに影響を与えることなく、シートクッション19,31とシートバック20,20から成るリヤシート18の幅を可変することができる。
さらに、上記メインシートM1,M2の後方には車幅方向内方に車室2側へ突出した左右一対のホイールハウス22,22が設けられ、上記メインシートM1,M2は左右一対のホイールハウス22,22間に移動可能に構成されたものである。
なお、上記実施例においては、車両の前後方向に複数列(2列)配設されたフロントシート14とリヤシート18とのうちの第2列目のシートに車両用シート装置を適用したが、車両の前後方向に合計3列または合計4列配設されたシート構造において、ホイールハウスに近接された後列のシートに上述の車両用シート装置を適用してもよいことは勿論である。
S…サブシート
2…車室
18…リヤシート(シート)
19…メインシートクッション
20…メインシートバック
22…ホイールハウス
31…サブシートクッション
32…サブシートバック
50…サブシート連動機構
Claims (7)
- 車幅方向に複数に分割され、それぞれが車幅方向内方に移動可能に設けられたシートを備えてなる車両用シート装置であって、
メインシートクッションとメインシートバックとを備えて車幅方向に並設された一対のメインシートと、
上記一対のメインシートのメインシートバック間に配設されたサブシートバックと、
一対のメインシートのメインシートクッション間に配設されたサブシートクッションとを設け、
上記サブシートバックとサブシートクッションのそれぞれを上記メインシートバックおよびメインシートクッションから分離し、上記サブシートクッションをメインシートバックの前方で、かつメインシートクッションの上方のアレンジ位置へ移動可能に設けると共に、上記サブシートバックを前傾させてサブシートクッションの上方に配置するアレンジ位置に移動可能に設け、
上記サブシートバックを前傾させてアレンジ位置へ移動させる動きに連動させて上記サブシートバックのアレンジ位置への移動に連動して上記サブシートクッションをアレンジ位置へ移動させるサブシート連動機構を設けた
車両用シート装置。 - 上記サブシート連動機構は、サブシートバックのメインシートバックと隣接する復帰位置への移動に連動して、上記サブシートクッションをメインシートクッションに隣接する復帰位置へ移動すべく構成した
請求項1記載の車両用シート装置。 - 上記サブシートバックはメインシートバックの前方で、かつメインシートクッションの上方のアレンジ位置へ移動可能に構成された
請求項1または2記載の車両用シート装置。 - 上記サブシートバックと上記サブシートクッションとをアレンジ位置に移動させた時、サブシートバックの下方にサブシートクッションが重合され、上記サブシートバックがアームレストとして使用可能に構成された
請求項1または3記載の車両用シート装置。 - 上記サブシートバックとサブシートクッションとをアレンジ位置に移動させた時、
上記一対のメインシートバックとメインシートクッションが接近するよう車幅方向内方に移動可能に構成された
請求項1〜4の何れか1に記載の車両用シート装置。 - 上記一対のメインシートはそれぞれのメインシート同士が互に接近するように斜め後方に移動可能に設けられた
請求項1〜5の何れか1に記載の車両用シート装置。 - 上記メインシートの後方には車幅方向内方に車室側へ突出した一対のホイールハウスが設けられ、
上記メインシートは一対のホイールハウス間に移動可能に構成された
請求項1〜6の何れか1に記載の車両用シート装置。
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