JP4555364B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性材からなる防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて防振基体との間に液体封入室を形成するゴム膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を防振基体側の第1液室とダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、これら第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記仕切り体を、弾性仕切り膜と、該弾性仕切り膜を収容する環状のオリフィス形成部材と、該弾性仕切り膜の変位量を膜面の両側から規制する第1格子部及び第2格子部とで構成した液封入式防振装置が知られている。
かかる液封入式防振装置では、大振幅の低周波数振動が生じると、液体がオリフィスを通って第1液室と第2液室間を流通し、その液体流動効果によって振動を減衰させる。また、微振幅の高周波数振動が生じると、弾性仕切り膜が往復動変形することで、第1液室の液圧を吸収して振動を低減させる。上記従来の構造によれば、弾性仕切り膜が第1格子部と第2格子部に衝突したときの衝撃が、剛体からなるオリフィス形成部材を介して第2取付け具に伝わり、第2取付け具から車体側に伝わって車室内に異音を生じさせるという問題がある。
これに対し、下記特許文献2には、上記防振特性を損なうことなく、衝撃による異音が車室内に伝わらないようにすることを目的として、第1液室と第2液室を仕切る仕切り体を次のように構成することが提案されている。すなわち、仕切り体は、環状のオリフィス形成部材と、その内周面間を塞ぐゴム壁と、該ゴム壁を貫通する連結部を介して互いに連結され前記ゴム壁を軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板、とからなり、該一対の仕切り板の軸芯方向における変位量がゴム壁によって規制されるように構成されている。
特開2006−144806号公報 特開2006−207672号公報
上記特許文献2に開示の構成であると、一対の仕切り板の変位量がゴム壁によって規制されるので、低周波数域での大振幅振動に対してオリフィスによる液体流動効果によって振動を減衰しながら、高周波数域での微振幅振動に対して仕切り板の往復動による動ばね定数の低減によって振動を低減することができる。しかも、該仕切り板がゴム壁で支持されていることから、車室内への異音の伝達を抑制することができる。
このように特許文献2に開示の構成によれば、低周波数域での減衰性能と高周波数域での低動ばね化を両立することができるが、最近、更にこの要求レベルが高くなっている。かかる要求に対し、例えば、ゴム壁を全体的に薄肉化したり、ゴム壁を構成する材料の弾性率を下げた場合、高周波数振動に対して仕切り板を往復動しやすくして動ばね定数を低減することができる。しかしながら、その反面、上記方策では低周波大振幅振動時におけるゴム壁による仕切り板の変位規制効果が損なわれてしまい、減衰性能が低下してしまう。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、低周波大振幅振動に対する減衰性能の向上と、高周波微振幅振動に対する動ばね定数の低減を、従来にも増して高レベルで両立することができる液封入式防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液封入式防振装置は、第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と前記第2取付け具を連結するゴム状弾性材からなる防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム状弾性膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えたものである。前記仕切り体は、前記第2取付け具の周壁部の内側に設けられて前記オリフィスを形成する環状のオリフィス形成部材と、前記オリフィス形成部材の内周面の間を塞ぐゴム状弾性材からなる弾性壁と、前記弾性壁の径方向中央部を貫通する連結部を介して互いに連結され、前記弾性壁を該弾性壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板と、からなる。そして、前記弾性壁は、周方向に延びる境界線部と、前記境界線部の内周側において前記仕切り板の板面に対して離隔して対向配置された壁面を持つ薄肉壁部と、前記境界線部の外周側において当該境界線部を境に前記薄肉壁部に対して段差状に増厚された厚肉状をなしかつ前記仕切り板の板面との間で径方向外方側ほど漸次広くなる隙間を形成する壁面を持つ厚肉壁部とを備えてなる。
上記構成によれば、弾性壁を、境界線部によってその内周側の薄肉壁部と外周側の厚肉壁部とに区画形成し、内周側の薄肉壁部では仕切り板との間に所定のクリアランスを確保するように仕切り板から離隔して形成している。そのため、高周波数域での微振幅振動に対し、前記薄肉壁部が低剛性部として仕切り板を軸芯方向に容易に往復動させることができ、動ばね定数を低減することができる。一方、低周波数域の大振幅振動に対しては、径方向外方側ほど漸次広くなる隙間を介して仕切り板に対向配置された上記外周側の厚肉壁部が、高剛性部として仕切り板の往復動変位を効果的に規制することができる。よって、低周波大振幅振動に対する減衰性能の向上と、高周波微振幅振動に対する動ばね定数の低減を、高レベルで両立することができる。
上記構成においては、前記境界線部が、前記弾性壁の表裏少なくとも一方の壁面に設けられた周方向に延びる凹溝により、前記薄肉壁部よりも薄肉に形成されてもよい。このように薄肉壁部と厚肉壁部との境界線部を、薄肉壁部よりも更に薄肉状の低剛性部として形成することにより、高周波微振幅振動に対し、仕切り板を軸芯方向に一層往復動させやすくして、動ばね定数を低減することができる。
上記構成においては、前記薄肉壁部の壁面とこの壁面に対向する前記仕切り板の板面との間隔が、前記厚肉壁部の壁面とこの壁面に対向する前記仕切り板の板面との前記隙間の最大寸法よりも大きく設定されてもよい。このように設定することで、仕切り板の往復動する範囲が外周側の厚肉壁部における上記隙間で定まり、内周側の薄肉壁部では大振幅振動時にも仕切り板に接触しないようにすることができる。そのため、大振幅振動時における内周側の薄肉壁部と仕切り板との衝突による異音を防止することができる。
上記構成においては、前記厚肉壁部が内周縁において前記仕切り板の板面に当接するとともに、この当接部の外周側において前記厚肉壁部の壁面が前記仕切り板の板面との間で径方向外方側ほど漸次広くなる前記隙間を形成してもよい。このように厚肉壁部の内周縁を仕切り板に当接配置させておくことで、両者の衝突による異音の発生を防止することができる。また、内周縁のみが当接していることにより、高周波微振幅時における薄肉壁部による仕切り板の往復動変位を妨げることがない。また、この当接部の外周側に漸次広がる上記隙間を設けたことにより、大振幅振動時に内周側から外周側へと順次かつスムーズに厚肉壁部と仕切り板との接触面積が大きくなり、異音を生じることなく仕切り板の変位規制効果を高めることができる。
上記構成においては、前記厚肉壁部の壁面とこの壁面に対向する前記仕切り板の板面とが、それぞれ径方向外方側ほど前記弾性壁の軸芯方向外方側に位置する傾斜面状に形成されるとともに、前記薄肉壁部が径方向に一定の肉厚に形成されてもよい。これにより、大振幅振動における仕切り板の上記変位規制効果と、高周波微振幅振動時における仕切り板の上記往復動変位効果を、より効果的に発揮することができる。
上記構成においては、前記オリフィス形成部材の内周面に接着固定された前記弾性壁の外周部に、前記厚肉壁部の前記傾斜面状の壁面に対して軸芯方向外方側に***して前記弾性壁の外周部の剛性を高める***部が設けられてもよい。このような***部を設けることにより、弾性壁の外周部の剛性を上げて大振幅振動時における仕切り板の変位規制効果を更に高めることができる。
上記構成においては、前記弾性壁の外周部が接着固定された前記オリフィス形成部材の内周面に、径方向内方に突出して前記弾性壁の外周部の剛性を高める凸部が設けられてもよい。このような凸部を設けることにより、弾性壁の外周部の剛性を上げて大振幅振動時における仕切り板の変位規制効果を更に高めることができる。
上記構成において、前記オリフィス形成部材の内周面に接着固定された前記弾性壁の外周部には、当該弾性壁の第1液室側の壁面において、前記厚肉壁部の前記傾斜面状の壁面に対して第1液室側に***する***部が設けられ、該***部の先端が前記オリフィス形成部材の第1液室側端よりも第1液室側に位置するよう設けられてもよい。また、前記弾性壁の外周部が接着固定された前記オリフィス形成部材の内周面には、前記弾性壁の第2液室側の付け根部分において、径方向内方に突出する凸部が設けられて、該凸部の第2液室側の側面が前記弾性壁の軸芯方向と直交するストレート面に形成されて、前記凸部の前記第2液室側の側面が前記弾性壁の成形時における成形型に対する前記軸芯方向の押し当て面とされてもよい。
このような***部と凸部を設けることで、弾性壁の外周部の剛性を上げて、大振幅振動時における仕切り板の変位規制効果を更に高めることができる。また、仕切り体の第1液室側では、剛性を上げるための手段として弾性壁に***部を設けており、この***部はゴム状弾性材からなるので、仮に防振基体が過大変位して***部に当たった場合でも、防振基体の損傷を防止することができる。また、仕切り体の第2液室側では、剛性を上げるための手段としてオリフィス形成部材の内周面に凸部を設けており、この凸部の第2液室側の側面を軸芯方向と直交するストレート面に形成している。そのため、弾性壁の成形時に、成形型をこのストレート面状の凸部側面に押し当てて、ゴム状弾性材をキャビティ内から洩れ出さないようにシールすることができ、バリの発生を抑制することができる。
上記のように本発明によれば、低周波大振幅振動に対する減衰性能の向上と、高周波微振幅振動に対する動ばね定数の低減を、高レベルで両立することができる。
以下、本発明の1実施形態に係る液封入式防振装置を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係る液封入式防振装置10の縦断面図である。この防振装置10は、自動車のエンジンに取付けられる上側の第1取付け具12と、車体フレームに取付けられる下側の筒状の第2取付け具14と、これらを連結するゴム状弾性材からなる防振基体16とを備えてなる。
第1取付け具12は、第2取付け具14の軸芯部上方に配された円柱状金具であり、下端部に径方向外方Koに向けてフランジ状に突出するストッパ部18が形成されている。また、上端部には取付ボルト20が上向きに突設されて、このボルト20を介してエンジン側に取り付けられるよう構成されている。
第2取付け具14は、防振基体16が加硫成形される円筒状の筒状金具22とカップ状の底金具24とからなり、底金具24の中央部に下向きの取付ボルト26が突設され、このボルト26を介して車体側に取り付けられるように構成されている。筒状金具22は、その下端部が底金具24の上端開口部に対し、かしめ部28によりかしめ固定されている。符号30は、筒状金具22の上端部にかしめ固定されたストッパ金具であり、第1取付具12のストッパ部18との間でストッパ作用を発揮する。また、符号32は、ストッパ金具30の上面を覆うストッパゴムである。
防振基体16は円錐台形状に形成され、その上端部が第1取付け具12に、下端部が筒状金具22の上端開口部にそれぞれ加硫接着されている。この防振基体16の下端部に、筒状金具22の内周面を覆うゴム膜状のシール壁部34が連なっている。
第2取付け具14には、防振基体16の下面に対して軸芯方向Xに対向配置されて当該下面との間に液体封入室36を形成する可撓性ゴム膜からなるダイヤフラム38が取り付けられ、液体封入室36に液体が封入されている。液体封入室36は、仕切り体40により、防振基体16側の第1液室36Aとダイヤフラム38側の第2液室36Bに仕切られており、これら第1液室36Aと第2液室36Bは、絞り流路としてのオリフィス42を介して互いに連通されている。第1液室36Aは、防振基体16が室壁の一部をなす主液室であり、第2液室36Bは、ダイヤフラム38が室壁の一部をなす副液室である。
仕切り体40は、図1,2に示されるように、第2取付け具14の円筒状の周壁部14Aの内側に設けられた円環状のオリフィス形成部材44と、オリフィス形成部材44の内周面44Aに外周部46Aが加硫接着されて内周面44Aの間を塞ぐゴム弾性体からなる弾性壁46と、弾性壁46をその軸芯方向Xで挟み込む上下一対の仕切り板48,50とからなる。
オリフィス形成部材44は、第2取付け具14の周壁部14Aとの間に、周方向C(図5参照)に延びるオリフィス42を形成する剛体からなる部材であり、該周壁部14Aの内周のシール壁部34に嵌着されている。より詳細には、オリフィス形成部材44は、第2取付け具14の周壁部14Aに同軸に配された円筒状部44Bと、該円筒状部44Bの外周側において断面コの字状に外向きに開かれた凹溝部44Cとを備えてなる。円筒状部44Bの内周面が上記内周面44Aになっている。また、凹溝部44Cにより第2取付け具14の周壁部14Aとの間で上記オリフィス42が形成されている。
オリフィス形成部材44は、図1に示すように、ダイヤフラム38の外周縁部に埋設された補強金具38Aと、防振基体16の下端外周部に形成された受止め段部16Aとで挟持固定されている。詳細には、ダイヤフラム38の外周縁部に設けた補強金具38Aが第2取付け具14のかしめ部28でかしめ固定されており、補強金具38Aの内周縁部を覆うダイヤフラム38のゴム部分を介して、オリフィス形成部材44の下端部が補強金具38Aにより支持されている。
なお、図5において、符号52は、オリフィス42と第1液室36Aを連通させる第1開口であり、符号54は、オリフィス42と第2液室36Bを連通させる第2開口であり、ともにオリフィス形成部材44に設けられている。
上記弾性壁46は、平面視円形状をなしており、図4に示すように、その外周部46Aが、オリフィス形成部材44の円筒状部44Bの内周面44Aに加硫接着されている。弾性壁46は、径方向中央部に軸芯方向Xに貫通する円形の貫通穴56を備え、貫通穴56の周りの表裏両側には、軸芯方向Xに突出する環状の凸条58が設けられている。
一対の仕切り板48,50は、図2に示すように貫通穴56を貫通する円柱状の連結部60を介して互いに連結されており、樹脂材等の剛体により一体に成形されている。そのうちの一方(上側)の仕切り板48が第1液室36Aの室壁の一部を構成しており、即ち、第1液室36Aに面して配されている。また、他方(下側)の仕切り板50が第2液室36Bの室壁の一部を構成しており、即ち、第2液室36Bに面して配されている。そして、これら一対の仕切り板48,50の軸芯方向Xにおける変位量が弾性壁46によって規制されている。
連結部60は、上下の仕切り板48,50の中央部にそれぞれ設けられた円柱状の連結用凸部60Aの先端面同士を、超音波溶着などで固着することにより構成されている。連結部60の周りには、それぞれ、弾性壁46の上下の凸条58が嵌合する環状溝62が設けられている。また、環状溝62の周りには軸芯方向Xに突出して、弾性壁46を表裏両側から挟圧保持する円形状の挟圧用凸条63が設けられている。
一対の仕切り板48,50は、平面視において弾性壁46よりも外形が小さく形成されている(図2,5参照)。すなわち、仕切り板48,50の外周縁48A,50Aは、弾性壁46の外周縁が位置するオリフィス形成部材44の内周面44Aよりも径方向内方Ki側で終端している。
図4,6に示すように、弾性壁46は、周方向Cに延びる境界線部64と、境界線部64の内周側に設けられた薄肉壁部66と、境界線部64の外周側に設けられた厚肉壁部68とを備える。
境界線部64は、薄肉壁部66と厚肉壁部68とを区画するリング状の境界部分であり、この例では、連結部60とオリフィス形成部材44との間においてその径方向Kの略中心位置に設定されている(図2参照)。また、境界線部64は、弾性壁46の表裏両側の壁面(即ち、第1液室36A側の壁面と第2液室36B側の壁面)にそれぞれ設けられた周方向Cに延びる凹溝70により、その内周側の薄肉壁部66よりも薄肉の低剛性部として形成されている。上記凹溝70は、周方向Cの全周にわたって連続して延びる平面視円形状に形成されている。
薄肉壁部66は、図6に示すように境界線部64の内周側に隣接するリング状の弾性壁部分であり、図2に示すように一対の仕切り板48,50の間において、両者の板面から軸芯方向Xに離間して設けられている。すなわち、薄肉壁部66の表裏の壁面66Aが、仕切り板48,50の板面48B,50Bに対して離隔して対向配置されており(図3参照)、これにより、薄肉壁部66の表裏両側には仕切り板48,50との間に液体で満たされた所定のスペース72が確保されている。
薄肉壁部66は、図4に示すように、径方向Kに一定の肉厚を持つ平らな板状に形成されている。そして、図3に示すように、薄肉壁部66の内周縁部分が、上記一対の仕切り板48,50の挟圧用凸条63,63により軸芯方向Xに圧縮した状態に挟持されている。従って、この挟持された内周縁部分の径方向外方Ko側において、薄肉壁部66と仕切り板48,50との間に上記所定のスペース72が確保されている。また、この部分では薄肉壁部66に対向する仕切り板48,50の第1板面48B,50Bは軸芯方向Xと直交するストレート面状に形成されているため、上記スペース72は径方向Kに一定の間隔で形成されている。
一方、厚肉壁部68は、図4に示すように、境界線部64の外周側において、当該境界線部64を境に薄肉壁部66に対して段差状に増厚された厚肉状に形成されている。すなわち、厚肉壁部68は、境界線部64から急激に肉厚が変化するように不連続的に増厚されることで該不連続部の外側に厚肉状に形成されている。図6に示すように、厚肉壁部68は、境界線部64の外周側に隣接するリング状の弾性壁部分である。
厚肉壁部68は、図3に示すように、仕切り板48,50の第2板面48C,50Cとの間で径方向外方Ko側ほど漸次広くなる隙間74を形成する壁面68Aを、表裏それぞれに有して形成されている。詳細には、厚肉壁部68は、その内周縁において上下の仕切り板48,50の第2板面48C,50Cにそれぞれ当接しており、この当接部76の外周側において、厚肉壁部68の壁面68Aがこれに対向する仕切り板48,50の第2板面48C,50Cとの間で径方向外方Ko側ほど漸次広くなる上記隙間74を形成している。上記当接部76は、厚肉壁部68を軸芯方向Xに押圧することなく接触するよう構成されていることが好ましく、周方向Cの全周にわたって線接触状態に設けられている。
また、厚肉壁部68の壁面68Aとこれに対向する仕切り板48,50の第2板面48C,50Cは、それぞれ径方向外方Ko側ほど弾性壁46の軸芯方向外方Xo側に位置する傾斜面状に形成されている。そのため、厚肉壁部68は、径方向外方Ko側ほど漸次厚肉に形成されている。また、厚肉壁部68の壁面68Aの傾斜面よりも、仕切り板48,50の第2板面48C,50Cの傾斜面の方が勾配がやや大に設定されており、これにより径方向外方Ko側ほど漸次広くなる上記隙間74が形成されている。
図3に示すように、薄肉壁部66の壁面66Aとこれに対向する仕切り板48,50の第1板面48B,50Bとの軸芯方向Xでの間隔は、厚肉壁部68の壁面68Aとこれに対向する仕切り板48,50の第2板面48C,50Cとの上記隙間74の最大寸法(径方向外方端での上記隙間74の軸芯方向Xでの間隔)よりも大きく設定されている。これにより、大振幅振動が入力したときでも、薄肉壁部66が仕切り板48,50に接触せず、仕切り板48,50の動く範囲が外周側の厚肉壁部68での上記隙間74のみで規定されるように構成されている。
また、オリフィス形成部材44に対する弾性壁46の付け根部の剛性を上げて、低周波大振幅時における一対の仕切り板48,50の変位規制効果を高めるために、次のような構成が採用されている。
すなわち、第1に、オリフィス形成部材44の内周面44Aに接着固定された弾性壁46の外周部46Aには、その第1液室36A側の壁面において、厚肉壁部68の傾斜面状の壁面68Aに対して軸芯方向外方Xo側、即ち第1液室36A側に***する***部78が設けられている。***部78は、図6に示すように、周方向Cの全体にわたって延びる環状をなしている。また、***部78は、図3に示すように、その先端(即ち、軸芯方向Xの外方端)78Aが、オリフィス形成部材44の第1液室側端44Dよりも第1液室36A側に位置している。更に、***部78は、第1液室36A側の仕切り板48の上面よりも軸芯方向外方Xo側にはみ出すように突出形成されている。
第2に、弾性壁46の外周部46Aが接着固定されたオリフィス形成部材44の内周面44Aには、弾性壁46の第2液室36B側の付け根部分において、径方向内方Kiに突出する凸部80が設けられている。凸部80は、図3に示すように、弾性壁46の軸芯方向X中央側の側面80Aが軸芯方向外方Xo側ほど径方向内方Ki側に位置する傾斜面状に形成されるとともに、第2液室36B側の側面80Bが弾性壁46の軸芯方向Xと直交するストレート面に形成されている。このストレート面状の第2液室側の側面80Bは、後述する弾性壁46の成型時において成形型の軸芯方向Xでの押し当て面として利用される部分である。そのため、弾性壁46の第2液室36Bの付け根部分は、この側面80Bを除く頂面80C及び中央側の側面80Aを覆うように凸部80を埋設した状態に成形されている。
なお、符号82は、仕切り板48,50に設けられた軸芯方向Xに貫通する空気抜き孔であり、図5に示すように、仕切り板48,50の周方向Cに複数(ここでは4個)が分散させて設けられている。空気抜き孔82は、薄肉壁部66と仕切り板48,50との間の上記スペース72を、第1液室36A又は第2液室36Bに対して連通するように設けられており、液封入式防振装置10の製造時に上記スペース72の空気を抜いて、該スペース72を液体で満たすために用いられる。
上記液封入式防振装置10は、次のようにして製造することができる。
まず、仕切り体40を製造するに際し、オリフィス形成部材44に弾性壁46を加硫成形する。加硫成形に際しては、図7に示すように、弾性壁46の第1液室36A側の壁面を成形する第1型92と、弾性壁46の第2液室36Bの壁面を形成する第2型94とからなる成形型90を用い、第1型92と第2型94との間で形成されるキャビティ96内にゴム材料を注入して弾性壁46を加硫形成する。
その際、弾性壁46のオリフィス形成部材44への付け根部分においてゴムバリが発生しないように、弾性壁46の第1液室36A側の付け根部分では、第1型92を、オリフィス形成部材44の第1液室側端44Dに対して軸芯方向Xに押し当てることで、キャビティ96からのゴム材料の洩れが防止される。
一方、弾性壁46の第2液室36B側の付け根部分では、第2型94の段面94Aを、オリフィス形成部材44に設けた凸部80のストレート面状の側面80Bに対して軸芯方向Xに押し当てる。これにより、この部分からのゴム材料の洩れが防止されて、ゴムバリの発生を抑制することができる。ここで、仮に、上記特許文献2のように、かかる凸部を設けることなく、オリフィス形成部材の平らな内周面にそのまま弾性壁を接着固定する場合、オリフィス形成部材44の内周面に第2型94の外周面を密着させることで、ゴム材料をシールする必要がある。しかしながら、オリフィス形成部材44の寸法公差の関係上、第2型94を隙間なく当接させてシールすることは難しく、ゴムバリが発生しやすい。これに対し、本実施形態のように、凸部80の側面80Bを軸芯方向Xの押し当て面とすることで、このような問題なく、ゴムバリを防止することができ、有利である。
このようにして弾性壁46を加硫成形した後、図4に示すように、弾性壁46の表裏両側から仕切り板48,50を挟み込み、超音波溶接などで連結部60を固着することで、図2に示す仕切り体40が得られる。
次いで、この仕切り体40と、別に加硫成形することで得られた第1取付け具12と筒状金具22と防振基体16との加硫成形部品とを用いて、液体中で筒状金具22の内部に仕切り体40を挿入する。その際、仕切り板48,50に空気抜き孔82が設けられているので、薄肉壁部66と仕切り板48,50との間のスペース72から空気を抜いて、該スペース72を液体で満たすことができ、仕切り体40の性能を確保することができる。
このようにして仕切り体40を挿入し、更にダイヤフラム38を被せた後に、液中から取り出して、底金具24を被せ、かしめ部28で筒状金具22と底金具24とをかしめ固定することで液体が封入され、更に、筒状金具22の上端開口部にストッパ金具30をかしめ締結することで、液封入式防振装置10を製造することができる。
以上よりなる本実施形態の液封入式防振装置10であると、高周波数域の微振幅振動が生じたとき、一対の仕切り板48,50が一体となって往復動することで、第1液室36Aの液圧を吸収して振動を低減することができる。特に、本実施形態であると、弾性壁46を、境界線部64によってその内周側の薄肉壁部66と外周側の厚肉壁部68とに区画形成し、内周側の薄肉壁部66では仕切り板48,50との間に所定のスペース72を確保するように仕切り板48,50から離隔して形成している。そのため、高周波微振幅振動に対し、薄肉壁部66が低剛性部として仕切り板48,50を軸芯方向Xに容易に往復動させることができ、動ばね定数を効果的に低減することができる。
また、上記境界線部64が、弾性壁46の表裏両面に設けられた周方向に延びる凹溝70により、薄肉壁部66よりも薄肉に形成されているので、高周波微振幅振動に対し、仕切り板48,50を軸芯方向Xに一層往復動させやすくして、動ばね定数を更に効果的に低減することができる。なお、かかる凹溝70は、弾性壁46の表裏いずれか一方の壁面のみに設けてもよいが、両側に設けた方がより好ましい。
一方、低周波数域の大振幅振動が生じたときには、一対の仕切り板48,50の変位量が弾性壁46によって規制されるので、液体をオリフィス42を通って第1液室36Aと第2液室36B間で流通させることができ、その液体流動効果によって振動を減衰することができる。特に、本実施形態であると、径方向外方Ko側ほど漸次広くなる隙間74を介して仕切り板48,50に対向配置された上記外周側の厚肉壁部68により、仕切り板48,50の往復動変位を効果的に規制することができる。
また、上記厚肉壁部68が内周縁において仕切り板48,50に当接し、この当接部76の外周側において厚肉壁部68と仕切り板48,50との間に上記隙間74を形成したので、厚肉壁部68と仕切り板48,50との衝突による異音の発生を防止することができる。また、大振幅振動時に内周側から外周側へと順次かつスムーズに厚肉壁部68と仕切り板48,50との接触面積が大きくなり、異音を生じることなく仕切り板48,50の変位規制効果を高めることができる。更に、当接部76は、厚肉壁部68の内周縁のみなので、高周波微振幅時における薄肉壁部66による仕切り板48,50の往復動変位を妨げることがない。
また、本実施形態であると、弾性壁46の外周部46Aに***部78を設け、また該外周部46Aが接着固定されるオリフィス形成部材44の内周面44Aに凸部80を設けたので、弾性壁46の外周部46Aの剛性を上げて、大振幅振動時における仕切り板48,50の変位規制効果を更に高めることができる。また、第1液室36A側に設けた***部78は、ゴム製であるため、仮に防振基体16が下方に過大変位して***部78に当たった場合でも、防振基体16の損傷を防止することができる。
また、本実施形態であると、上記薄肉壁部66の壁面66Aとこれに対向する仕切り板48,50の第1板面48B,50Bとの間隔が、厚肉壁部68の壁面68Aとこれに対向する仕切り板48,50の第2板面48C,50Cとの隙間74の最大寸法よりも大きく設定されている。そのため、仕切り板48,50の往復動する範囲が外周側の厚肉壁部68における上記隙間74のみで定まり、内周側の薄肉壁部66では微振幅振動時にはもちろんのこと、大振幅振動時にも仕切り板48,50に接触しない。よって、大振幅振動時における薄肉壁部66と仕切り板48,50との衝突による異音を防止することができる。
図8〜10は、上記実施形態に係る液封入式防振装置10と、特許文献2に示す仕切り体を持つ従来例に係る液封入式防振装置とについて、軸芯方向Xにおける振動に対する動特性を示したグラフである。図8,9では、低周波数域での大振幅振動(振幅=±1.0mm)に対する特性を、図10では、高周波数域での微振幅振動(振幅=±0.05mm)に対する特性を、それぞれ示している。
図8,9に示すように、実施形態のものでは、従来例に比べて、低周波大振幅振動時における動ばね定数及び減衰係数が高く、大振幅振動に対する減衰性能に優れたものであった。また、図10に示すように、実施形態のものでは、従来例に比べて、高周波微振幅振動時における動ばね定数が低く、防振効果に優れるものであった。
このように、本実施形態であると、低周波大振幅振動に対する減衰性能の向上と、高周波微振幅振動に対する動ばね定数の低減を、従来にも増して高レベルで両立することができる。
なお、上記実施形態では、高周波数域での動ばね定数の低減効果を高めるために、凹溝70を弾性壁46の全周にわたって連続して設けていたが、必ずしも全周にわたって連続していなくてもよく、例えば、周方向に断続して設けてもよい。断続している場合、凹溝70の途切れた部分が境界線部64の内周側の薄肉壁部66と外周側の厚肉壁部68を結ぶ橋渡し部となるため、弾性壁46を射出成形する際に、薄肉壁部66と厚肉壁部68との間でのゴムの流れを確保し、成形性を向上することができる。
本発明は、自動車のエンジンマウントを始め、振動体と支持体とを防振的に結合する自動車の各種防振装置として用いることができ、また、自動車以外の各種車両に用いることもできる。
本発明の実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図 同防振装置の仕切り体の縦断面図 同仕切り体の要部拡大断面図 同仕切り体の分解縦断面図 同仕切り体の平面図 同仕切り体を構成するオリフィス形成部材及び弾性壁の加硫成形体の平面図 同加硫成形体の成形時における要部拡大断面図 低周波大振幅振動時における周波数と動ばね定数の関係を示すグラフ 低周波大振幅振動時における周波数と減衰係数の関係を示すグラフ 高周波微振幅振動時における周波数と動ばね定数の関係を示すグラフ
符号の説明
10…液封入式防振装置
12…第1取付け具
14…第2取付け具、14A…周壁部
16…防振基体
36…液体封入室、36A…第1液室、36B…第2液室
38…ダイヤフラム
40…仕切り体
42…オリフィス
44…オリフィス形成部材、44A…内周面、44D…第1液室側端
46…弾性壁、46A…外周部
48…上側の仕切り板、48B…第1板面、48C…第2板面
50…下側の仕切り板、50B…第1板面、50C…第2板面
60…連結部
64…境界線部
66…薄肉壁部、66A…壁面
68…厚肉壁部、68A…壁面
70…凹溝
74…隙間
76…当接部
78…***部、78A…先端
80…凸部、80B…第2液室側の側面
90…成形型
C…周方向
Ko…径方向外方、Ki…径方向内方
X…軸芯方向

Claims (8)

  1. 第1取付け具と、筒状の第2取付け具と、前記第1取付け具と前記第2取付け具を連結するゴム状弾性材からなる防振基体と、前記第2取付け具に取付けられて前記防振基体との間に液体封入室を形成するゴム状弾性膜からなるダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室と前記ダイヤフラム側の第2液室に仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備えた液封入式防振装置であって、
    前記仕切り体は、
    前記第2取付け具の周壁部の内側に設けられて前記オリフィスを形成する環状のオリフィス形成部材と、
    前記オリフィス形成部材の内周面の間を塞ぐゴム状弾性材からなる弾性壁と、
    前記弾性壁の径方向中央部を貫通する連結部を介して互いに連結され、前記弾性壁を該弾性壁の軸芯方向で挟み込む一対の仕切り板と、からなり、
    前記弾性壁は、周方向に延びる境界線部と、前記境界線部の内周側において前記仕切り板の板面に対して離隔して対向配置された壁面を持つ薄肉壁部と、前記境界線部の外周側において当該境界線部を境に前記薄肉壁部に対して段差状に増厚された厚肉状をなしかつ前記仕切り板の板面との間で径方向外方側ほど漸次広くなる隙間を形成する壁面を持つ厚肉壁部とを備えてなる、
    ことを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記境界線部は、前記弾性壁の表裏少なくとも一方の壁面に設けられた周方向に延びる凹溝により、前記薄肉壁部よりも薄肉に形成された、ことを特徴とする請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記薄肉壁部の壁面とこの壁面に対向する前記仕切り板の板面との間隔が、前記厚肉壁部の壁面とこの壁面に対向する前記仕切り板の板面との前記隙間の最大寸法よりも大きく設定された、請求項1又は2に記載の液封入式防振装置。
  4. 前記厚肉壁部が内周縁において前記仕切り板の板面に当接するとともに、この当接部の外周側において前記厚肉壁部の壁面が前記仕切り板の板面との間で径方向外方側ほど漸次広くなる前記隙間を形成している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
  5. 前記厚肉壁部の壁面とこの壁面に対向する前記仕切り板の板面とが、それぞれ径方向外方側ほど前記弾性壁の軸芯方向外方側に位置する傾斜面状に形成されるとともに、前記薄肉壁部が径方向に一定の肉厚に形成された、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
  6. 前記オリフィス形成部材の内周面に接着固定された前記弾性壁の外周部に、前記厚肉壁部の前記傾斜面状の壁面に対して軸芯方向外方側に***して前記弾性壁の外周部の剛性を高める***部が設けられた、請求項5に記載の液封入式防振装置。
  7. 前記弾性壁の外周部が接着固定された前記オリフィス形成部材の内周面に、径方向内方に突出して前記弾性壁の外周部の剛性を高める凸部が設けられた、請求項5に記載の液封入式防振装置。
  8. 前記オリフィス形成部材の内周面に接着固定された前記弾性壁の外周部には、当該弾性壁の第1液室側の壁面において、前記厚肉壁部の前記傾斜面状の壁面に対して第1液室側に***する***部が設けられ、該***部の先端が前記オリフィス形成部材の第1液室側端よりも第1液室側に位置しており、
    前記弾性壁の外周部が接着固定された前記オリフィス形成部材の内周面には、前記弾性壁の第2液室側の付け根部分において、径方向内方に突出する凸部が設けられて、該凸部の第2液室側の側面が前記弾性壁の軸芯方向と直交するストレート面に形成されて、前記凸部の前記第2液室側の側面が前記弾性壁の成形時における成形型に対する前記軸芯方向の押し当て面とされた、請求項5に記載の液封入式防振装置。
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