JP5893482B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
自動車エンジン等の振動源の振動を車体側に伝達しないように支承するエンジンマウント等の防振装置として、振動源側に取り付けられる第1取付具と、支持側に取り付けられる第2取付具と、これら取付具の間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、防振基体が室壁の一部をなす主液室と、ダイヤフラムが室壁の一部をなす副液室と、これら液室間を連通させるオリフィス流路とを備えた液封入式防振装置が知られている。かかる液封入式防振装置においては、オリフィス流路での液流動による液柱共振作用や防振基体の制振効果により、振動減衰機能と振動絶縁機能が果たされる。
また、幅広い周波数の振動に対応するべく、主液室と副液室を仕切る仕切り体に、上記オリフィス流路とは別に、主液室と副液室を連通させる連通路を設け、例えば±0.05mm程度の小振幅の領域では連通路を介して主液室と副液室を連通させ、±0.5mm程度の比較的大振幅の領域では連通路を塞ぐことにより、振幅によって特性を切り替えるようにしたものがある。
例えば、下記特許文献1では、剛体からなる仕切り体を上下に分割し、その間に連通路を開閉するための弁部材としてゴム弾性体からなるメンブランを挟み込んだ構成が開示されている。この構成では、アイドル振動のような小振幅領域では、連通路を介して主液室と副液室を連通させて主液室の液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を緩和する。そして、シェイク振動のような比較的大振幅の領域では、メンブレンが仕切り体に設けられた連通路を閉塞することで、シェイク振動にチューニングされたオリフィス流路のみを通して主液室と副液室との間で液体を流通させ、シェイク振動を効果的に吸収する。
また、下記特許文献2では、シェイク振動に対応したシェイクオリフィスとアイドル振動に対応したアイドルオリフィスを切り替えるプランジャを剛体からなる仕切り体内に組み込み、プランジャが仕切り体内を摺動することで、特性を切り替えるようにした構成が開示されている。
これらの構成では、剛体からなる仕切り体の内部に、ゴム弾性体からなるメンブレンや、摺動可能なプランジャが組み込まれて弁部材が構成されており、連通路を閉塞する際に、メンブレンが剛体からなる仕切り体に衝突することによる打音やプランジャの摺動抵抗により、異音が発生するという問題がある。すなわち、弁部材が剛体内部に組み込まれているため、閉塞時における衝突や摺動抵抗に起因する異音が、剛体からなる仕切り体及び支持側の取付具を介して外部に伝達しやすい。特に、液室内でキャビテーションが生じるような過大な振動(例えば振幅が±2mm程度の振動)が入力した場合、弁部材が仕切り体に激しく当たることによって打音となり、異音の要因となりやすい。
WO2008/156169号 特開2007−071315号公報
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、特性を切り替えることで優れた防振性能を発揮しながら、異音の発生を抑制することができる液封入式防振装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る液封入式防振装置は、振動源側と支持側のいずれか一方に取り付けられる第1取付具と、振動源側と支持側のいずれか他方に取り付けられる第2取付具と、前記第1取付具と第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、前記防振基体が室壁の一部をなす液体が封入された主液室と、ゴム状弾性体からなるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムが室壁の一部をなす液体が封入された副液室と、前記主液室と副液室を仕切る仕切り体と、前記主液室と副液室を連通させるオリフィス流路と、を備えたものである。前記仕切り体は、当該仕切り体の外周部に前記オリフィス流路を形成する剛体からなる環状のオリフィス形成部材と、前記オリフィス形成部材の内側を塞いで前記主液室と副液室を仕切るゴム状弾性体からなる弾性仕切膜とを備える。そして、前記弾性仕切膜は、前記主液室に面した第1膜部材と前記副液室に面した第2膜部材とを重ね合わせてなるものであって、前記主液室と副液室を連通させる連通路と、前記第1膜部材と第2膜部材の間に設けられて前記連通路の一部を構成する弁収容室とを備え、前記弁収容室内に前記連通路を開閉可能な弁部材が浮動可能に配されており、前記弁部材は前記第1膜部材及び第2膜部材よりも硬い部材からなるものである
本発明の好ましい態様において、前記弁部材ゴム状弾性体からなるものであってもよい
本発明の好ましい態様において、前記オリフィス形成部材は、前記主液室側の第1オリフィス部材と前記副液室側の第2オリフィス部材とに分割形成され、前記第1オリフィス部材に前記第1膜部材が接着されるとともに、前記第2オリフィス部材に前記第2膜部材が接着されてもよい。また、他の好ましい態様において、前記連通路は、前記第1膜部材を膜厚方向に貫通して前記主液室と弁収容室とを連通させる第1貫通穴と、前記第2膜部材を膜厚方向に貫通して前記副液室と弁収容室とを連通させる第2貫通穴とを備えてもよい。他の好ましい態様において、前記弁収容室が、前記第1膜部材と第2膜部材との間に形成された扁平な空間であって、該扁平な弁収容室に板状の前記弁部材が浮動可能に配されてもよい。他の好ましい態様において、前記第1貫通穴と第2貫通穴の一方が単一の貫通穴からなるとともに、他方が該単一の貫通穴を取り囲む周上に複数設けられ、前記弁収容室が、前記単一の貫通穴の周縁部に設けられた第1筒状壁部と、前記複数の貫通穴の内側に設けられた第2筒状壁部との間に環状に設けられ、該環状の弁収容室に環状の前記弁部材が浮動可能に配されてもよい。これらの好ましい各態様は適宜に組み合わせることができる。
本発明の液封入式防振装置であると、仕切り体内部の弁収容室に配した弁部材により連通路を開閉することができるので、防振特性を切り替えることができる。また、該弁収容室が弾性仕切膜を構成する第1膜部材と第2膜部材の間に設けられているので、連通路を閉塞する際に弁部材が弁収容室の壁面に衝突した場合であっても、その衝撃はゴム状弾性体からなる弾性仕切膜を介してオリフィス形成部材に伝わる。そのため、ゴム状弾性体により該衝撃の伝達を低減することができ、異音の発生を抑制することができる。
第1実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図である。 同防振装置の仕切り体の縦断面図である。 同仕切り体の底面図である。 同仕切り体の分解縦断面図である。 第2実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図である。 同防振装置の仕切り体の縦断面図である。 同仕切り体の平面図である。 同仕切り体の分解縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示された第1実施形態に係る液封入式防振装置10は、自動車のエンジンを支承するエンジンマウントであり、振動源であるエンジン側に取り付けられる上側の第1取付具12と、支持側の車体に取り付けられる筒状をなす下側の第2取付具14と、これら両取付具12,14の間に介設されて両者を連結するゴム弾性体からなる防振基体16とを備えてなる。なお、図1は無負荷状態を示している。
第1取付具12は、第2取付具14の軸芯部上方に配されたボス金具であり、その上面にはボルト穴18が設けられている。このボルト穴18を用いて不図示のボルトによりエンジン側に取り付けられるように構成されている。第1取付具12の外周面には、径方向外方に突出するストッパフランジ20が設けられている。
第2取付具14は、中央部に段差部を持つ段付き円筒状の金具であり、その外周部が不図示のブラケットに保持されることにより、該ブラケットを介して車体側に取り付けられるように構成されている。
防振基体16は、略傘状に形成され、その上部に第1取付具12が埋設された状態に加硫接着され、下端外周部が第2取付具14における大径状の上部側内周面に加硫接着されている。防振基体16の下端部には、第2取付具14における小径状の下部側内周面を覆うゴム膜状のシール壁部22が連なっている。また、防振基体16の上端には、ストッパフランジ20を被覆するストッパゴム24が連なっている。
第2取付具14には、防振基体16の下面に対して軸方向Xに対向配置されて防振基体16との間に液体封入室26を形成する可撓性ゴム膜からなるダイヤフラム28が取り付けられ、液体封入室26に液体が封入されている。ダイヤフラム28は、外周部に環状の補強部材30を備え、該補強部材30を介して第2取付具14の下端内周面に嵌着固定されている。なお、第2取付具14の下端は内向きに折曲形成されて、補強部材30の抜けが防止されている。
液体封入室26は、第2取付具14の内側において、防振基体16の下面とダイヤフラム28の上面との間に形成されており、水やエチレングリコール、シリコーンオイル等の液体が封入されている。液体封入室26は、仕切り体32によって、防振基体16側、即ち防振基体16が室壁の一部をなす上側の主液室26Aと、ダイヤフラム28側、即ちダイヤフラム28が室壁の一部をなす下側の副液室26Bとに仕切られている。
仕切り体32は、平面視円形をなして第2取付具14の内側にシール壁部22を介して嵌着されており、防振基体16の下端外周に設けられた段部16Aとダイヤフラム28の補強部材30との間で軸方向Xに挟持固定されている。仕切り体32は、その外周部にオリフィス流路34を形成する環状のオリフィス形成部材36と、該オリフィス形成部材36の内側(即ち、中空部)を塞いで主液室26Aと副液室26Bを仕切るゴム膜からなる弾性仕切膜38とを備えてなる。
オリフィス形成部材36は、剛体からなり、すなわち金属や合成樹脂などの剛性材料により形成されている。オリフィス形成部材36は、径方向外方側に開かれた断面コの字状をなしており、第2取付具14の内側において、上記シール壁部22との間にオリフィス流路34を形成する。弾性仕切膜38は、平面視円形状をなし、オリフィス形成部材36の内周面間を塞ぐように、弾性仕切膜38の周縁部がオリフィス形成部材36の内周面に加硫接着されている。
オリフィス流路34は、仕切り体32の外周部において周方向に沿って設けられた液体の絞り流路であり、主液室26Aと副液室26Bを連通させる。オリフィス流路34は、周方向の一端がオリフィス形成部材36に設けられた不図示の第1開口を介して主液室26A側に連通され、他端がオリフィス形成部材36に設けられた不図示の第2開口を介して副液室26B側に連通されている。
オリフィス流路34は、この例では車両走行時のシェイク振動を減衰するために、シェイク振動に対応した低周波数域(例えば、5〜15Hz程度)にチューニングされた低周波側オリフィスである。すなわち、オリフィス流路34を通じて流動する液体の共振作用に基づく減衰効果がシェイク振動の入力時に有効に発揮されるように、流路の断面積及び長さを調整することによってチューニングされている。
本実施形態において仕切り体32は、オリフィス形成部材36が上下2分割とされ、該オリフィス形成部材36に加硫接着された弾性仕切膜38が上下2分割とされ、この上下2分割された弾性仕切膜38の間に弁部材40が挟み込まれた構造とされている。
詳細には、オリフィス形成部材36は、上側、即ち主液室26A側の第1オリフィス部材42と、下側、即ち副液室26B側の第2オリフィス部材44とに分割形成されており、この例では上下に2等分されている。図4に示すように、第1オリフィス部材42は、オリフィス流路34の内周壁部の上半分を構成する円筒状の第1周壁部42Aと、第1周壁部42Aの上端から径方向外方に延設されてオリフィス流路34の上壁、即ち主液室26A側の壁部を構成する第1フランジ部42Bとからなる。第2オリフィス部材44は、オリフィス流路34の内周壁部の下半分を構成する円筒状の第2周壁部44Aと、第2周壁部44Aの下端から径方向外方に延設されてオリフィス流路34の下壁、即ち副液室26側の壁部を構成する第2フランジ部44Bとからなる。
また、弾性仕切膜38は、主液室26Aに面した上側の第1膜部材46と、副液室26Bに面した下側の第2膜部材48とに分割形成され、両者を重ね合わせることで弾性仕切膜38として構成されている。第1膜部材46は平面視円形をなして、その周縁部が第1オリフィス部材42に加硫接着されている。この例では、第1オリフィス部材42の第1周壁部42Aと第1フランジ部42Bの内周端部が第1膜部材46の周縁部に埋設された状態に加硫成形されている。第2膜部材48は平面視円形をなして、その周縁部が第2オリフィス部材44に加硫接着されている。この例では、第2オリフィス部材44の第2周壁部44Aと第2フランジ部44Bの内周端部が第2膜部材48の周縁部に埋設された状態に加硫成形されている。
第1膜部材46と第2膜部材48は、そのいずれか一方に設けられた係合突起と、他方に設けられた係合孔との係合により、連結一体化されている。この例では、第2膜部材48の中央部に、主液室26A側に向かって突出する係合突起50が設けられるとともに、第1膜部材46の中央部に、係合孔52が膜厚方向(即ち、軸方向X)に貫通形成され、係合突起50を係合孔52に挿入して、係合突起50の係合爪部50Aを係合孔52の周縁部を係止することで、第1膜部材46と第2膜部材48が結合されている。
仕切り体32は、第1オリフィス部材42と第1膜部材46とからなる第1仕切部材54と、第2オリフィス部材44と第2膜部材48とからなる第2仕切部材56とを、軸方向Xにおいて重ね合わせることで一体に形成されている。すなわち、図2に示すように、第1オリフィス部材42と第2オリフィス部材44により、断面コの字状をなすオリフィス形成部材36が形成されるとともに、その内側に、第1膜部材46と第2膜部材48により、弾性仕切膜38が形成されている。その際、第1オリフィス部材42の第1周壁部42Aと第2オリフィス部材44の第2周壁部44Aが、それぞれ第1膜部材46及び第2膜部材48に埋設されているので、両者が直接当接し合うことによる剛体同士の接触が回避されている。
弾性仕切膜38は、主液室26Aと副液室26Bを連通させる連通路58と、第1膜部材46と第2膜部材48の間に設けられて連通路58の一部を構成する弁収容室60とを備えてなり、この弁収容室60内に連通路58を開閉可能な弁部材40が配されている。
連通路58は、第1膜部材46を膜厚方向に貫通して主液室26Aと弁収容室60とを連通させる第1貫通穴62と、第2膜部材48を膜厚方向に貫通して副液室26Bと弁収容室60とを連通させる第2貫通穴64とを備えてなる。
弁収容室60は、第1膜部材46と第2膜部材48の重ね合わせ部に形成されている。詳細には、第1膜部材46と第2膜部材48の重ね合わせ面の少なくとも一方に凹部を設けることで、第1膜部材46と第2膜部材48との間に扁平な空間として弁収容室60が形成されている。この例では、図4に示すように、第1膜部材46の下面に凹部66が形成されて、第2膜部材48の上面との間で、一定の軸方向X寸法を持つ扁平な弁収容室60が形成されており、また、第2膜部材48の中央部には係合突起50が設けられているので、弁収容室60は該係合突起50の周りに環状に形成されている。
第1貫通穴62と第2貫通穴64は、前記弁収容室60が設けられた範囲においてそれぞれ第1膜部材46及び第2膜部材48を貫通するように形成されており、この例では、図3に示すように、周上の複数箇所(図示の例では、周上均等配置された4箇所)にそれぞれ設けられている。
弁部材40は、図2〜4に示すように、係合突起50の周りを取り囲むリング板状をなして、上記扁平な弁収容室60内に浮動可能(即ち、フローティング状態)に配されている。すなわち、弁部材40は、弁収容室60内に固定されずに配されており、液圧変化により軸方向Xに変位可能なように、その厚みが弁収容室60の軸方向X寸法よりも小さく設定され、弁収容室60の壁面との間で隙間が確保されている。このように隙間が確保されることで、連通路58は、第1貫通穴62、弁収容室60(特には、弁収容室60の壁面と弁部材40との隙間)及び第2貫通穴64を介して、主液室26Aと副液室26Bとを連通している。
弁部材40は、防振装置10への入力振幅が例えば±0.05mm程度の小振幅領域では、連通路58を開状態として主液室26Aと副液室26Bを連通させる。また、±0.5mm程度の比較的大振幅領域では、弾性仕切膜38が軸方向Xに撓み変形することで、弁部材40が弁収容室60の壁面に接触して連通路58を閉塞するように構成されている。このように撓み変形する弾性仕切膜38の内部で弁収容室60の壁面に当接することで流路を閉塞する効果を高めるために、弁部材40は、弾性仕切膜38を構成する第1膜部材46及び第2膜部材48のゴム弾性体よりも硬い部材からなることが好ましい。
弁部材40は、合成樹脂等の剛性材料で形成してもよいが、弁収容室60の壁面に当接したときの衝撃を緩和するために、ゴム状弾性体からなることが好ましい。そのため、弁部材40は、第1膜部材46及び第2膜部材48よりも硬度の高いゴム弾性体からなることが好ましい。特に限定するものではないが、JIS K6253に準拠したデュロメータ(タイプA)により測定される常温(23℃)での硬度で、弁部材40の硬度は45〜60であることが好ましく、第1膜部材46と第2膜部材48の硬度よりも2以上高いことが好ましい。
本実施形態に係る液封入式防振装置10を製造する場合、好ましくは液体中で第1仕切り部材54と第2仕切部材56との間に弁部材40を挟み込んで仕切り体32を形成した後、液体中で仕切り体32を第2取付具14の内部に挿入し、更にダイヤフラム28を挿入する。その後、第2取付具14を縮径するように絞り加工することにより、第2取付具14の内側に仕切り体32とダイヤフラム28が嵌着された状態に固定され、これにより主液室26Aと副液室26Bに液体が封入されてなる液封入式防振装置10が得られる。
以上よりなる液封入式防振装置10であると、停車したアイドル時のように入力振幅が±0.05mm程度の小振幅領域では、弾性仕切膜38の撓み変形は小さく、そのため連通路58が開状態となり、主液室26Aと副液室26Bが連通する。これにより、主液室26A内の液圧上昇を緩和して、該液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を緩和することができる。このとき、オリフィス流路34も開放状態であるが、オリフィス流路34は低周波数側にチューニングされているため、液体の流動抵抗が大きく実質的に目詰まりした状態となる。よって、アイドル振動のような高周波数の振動を吸収することができる。なお、連通路58は、オリフィス流路34よりも高周波数域にチューニングされたオリフィス流路として、例えばアイドル振動に対応した高周波数域(例えば、20〜50Hz程度)にチューニングしておいてもよく、すなわち、連通路58を通じて流動する液体の共振作用に基づく低動ばね効果がアイドル振動の入力時に有効に発揮されるように、流路の断面積及び長さを調整することによってチューニングしてもよい。
一方、車両走行時においてシェイク振動のように入力振幅が±0.5mm程度の比較的大振幅の領域では、主液室26Aと副液室26Bの間での液圧差(液圧変動)が大きくなり、弾性仕切膜38が撓み変形することによって弁部材40が連通路58を塞ぐ。これにより、外周側のオリフィス流路34のみが開放された状態となり、該オリフィス流路34を流動する液体の共振作用に基づき、シェイク振動に対して減衰性能が効果的に発揮される。
このように本実施形態であると、安価な構造でありながら、振幅により特性を受動的に切り替えることができ、すなわち、特性に振幅依存性を持たせて、優れた防振性能を発揮することができる。また、単に第1膜部材46と第2膜部材48を重ね合わせて開閉可能な連通路58を形成するだけでなく、弁収容室60内に弁部材40を配して開閉する構成としたので、弁部材40の厚み設定によって閉塞される際の入力振幅を調整しやすく、切り替え制御の精度を高めることができる。
また、本実施形態であると、特性の切り替えを行う弁部材40が弾性仕切膜38からなる弁収容室60内に配されているので、大振幅入力時の特性切り替え等に際し、弁部材40が弁収容室60の壁面に衝突した場合であっても、その衝撃はゴム弾性体からなる弾性仕切膜38を介してオリフィス形成部材36に伝わる。特に、液室内でキャビテーションが生じるような入力振幅が±2mm程度の過大振幅の領域では、弁部材40が上下の第1膜部材46及び第2膜部材48に接触することで発生する荷重が大きくなるが、本実施形態であれば、該荷重は弾性仕切膜38を介してオリフィス形成部材36に伝わるため、弾性仕切膜38のゴム弾性体によって該荷重の伝達を低減することができ、異音の発生を抑制することができる。
また、本実施形態であると、例えば入力振幅が±2mm程度の過大振幅の領域において、弁部材40が弁収容室60内の壁面に激しく当たることによる打音を低減することができる。すなわち、本実施形態であると、弁部材40と弁収容室60がともにゴム弾性体よりなり、ゴム弾性体同士の接触であるため、衝撃が緩和され、接触による異音を低減することができる。
また、本実施形態の液封入式防振装置10であると、上記切り替え構造を持つ弾性仕切膜38により主液室26Aと副液室26Bとの間が仕切られているので、例えば100Hz程度のより高周波数域の振動に対しても、弾性仕切膜38が微小振動することで動ばね定数の上昇を抑制することができ、いわゆるこもり音に対する低減効果を発揮することもできる。
(第2実施形態)
図5〜8は、第2実施形態に係る液封入式防振装置10Aに関するものである。この実施形態では、弾性仕切膜38の構成が上述した第1実施形態とは異なる。
すなわち、本実施形態では、弾性仕切膜38を構成する第1膜部材46と第2膜部材48には、係合突起50と係合孔52は設けられておらず、第1膜部材46と第2膜部材48を連結一体化させる手段は設けられていない。この場合、第1仕切り部材54と第2仕切部材56を重ね合わせて第2取付具14の内側に嵌着し、防振基体16の段部16Aとダイヤフラム28の補強部材30との間で軸方向Xに挟持することで、第1膜部材46と第2膜部材48は重ね合わされた状態に一体化される。
また、この実施形態では、図6に示すように、第1貫通穴62が、第1膜部材46の中央部に設けられた単一の貫通穴により構成されている。また、第2膜部材48に設けられた第2貫通穴64は、上記単一の第1貫通穴62の周りを取り囲む周上に複数設けられており、この例では図7に示すように周上に均等配置された4箇所に設定されている。
図6〜8に示すように、第1膜部材46には、第1貫通穴62の周縁部に、副液室22B側に向かって突出する第1筒状壁部70が設けられている。また、第2膜部材48には、上記複数の第2貫通穴64の内側に沿って、主液室26A側に向かって突出する第2筒状壁部72が設けられている。第2筒状壁部72は第1筒状壁部70の周りを所定の間隔をおいて取り囲むように設けられており、これら第1筒状壁部70と第2筒状壁部72との間に弁収容室60が環状に形成されている。
第1筒状壁部70は、第1膜部材46の下面から第2膜部材48側に突設され、第2膜部材48よりも手前で終端することで、その先端と第2膜部材48との間には微小隙間74が環状に形成されている。そして、この微小隙間74を介して第1貫通穴62とその外周側の弁収容室60とが連通している。第2筒状壁部72は、第2膜部材48の上面から第1膜部材46側に突設され、第1膜部材46よりも手前で終端することで、その先端と第1膜部材46との間には微小隙間76が環状に形成されている。そして、この微小隙間76を介して第2貫通穴64とその内周側の弁収容室60とが連通している。
弁部材40は、環状をなして、上記環状の弁収容室60内に浮動可能(即ち、フローティング状態)に配されている。すなわち、弁部材40は、弁収容室60内に固定されずに配されており、液圧変化により軸方向Xに変位可能なように、その軸方向X寸法が弁収容室60の軸方向X寸法よりも小さく設定され、弁収容室60の壁面との間で隙間が確保されている。このように隙間が確保されることで、連通路58は、第1貫通穴62、微小隙間74、弁収容室60(特には、弁収容室60の壁面と弁部材40との隙間)、微小隙間76及び第2貫通穴64を介して、主液室26Aと副液室26Bとを連通している。
弁部材40は、防振装置10への入力振幅が例えば±0.05mm程度の小振幅領域では、連通路58を開状態として主液室26Aと副液室26Bを連通させる。また、±0.5mm程度の比較的大振幅領域では、弾性仕切膜38が軸方向Xに撓み変形することで、弁部材40が弁収容室60の壁面に接触して連通路58を閉塞するように構成されている。なお、弁部材40が、弾性仕切膜38を構成する第1膜部材46及び第2膜部材48のゴム弾性体よりも硬いゴム状弾性体からなることが好ましいこと、及びその硬度の設定などについては第1実施形態と同様である。
以上よりなる本実施形態の液封入式防振装置10Aであると、第1実施形態と同様、入力振幅が±0.05mm程度の小振幅領域では、連通路58が開状態となり、主液室26Aと副液室26Bが連通するので、主液室26A内の液圧上昇を緩和して、該液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を緩和することができる。また、入力振幅が±0.5mm程度の比較的大振幅の領域では、弾性仕切膜38が撓み変形することによって弁部材40が連通路58を塞ぐので、外周側のオリフィス流路34を流動する液体の共振作用に基づき、シェイク振動に対して減衰性能が効果的に発揮される。そのため、特性に振幅依存性を持たせて、優れた防振性能を発揮することができる。
また、本実施形態であると、大振幅入力時に、弁部材40が上下の第1膜部材46及び第2膜部材48に接触することで発生する荷重が、弾性仕切膜38を介してオリフィス形成部材36に伝わるので、ゴム弾性体によって該荷重の伝達を低減することができ、異音の発生を抑制することができる。また、その場合、弁部材40が弁収容室60内の壁面に激しく当たることによる打音を、ゴム弾性体同士の接触によってその衝撃が緩和されることで、低減することができる。
第2実施形態について、その他の構成および作用効果については第1実施形態と同様であり、同じ構成要素には同じ符号を付して説明は省略する。
なお、第2実施形態では、第1貫通穴62を単一の貫通穴とし、第2貫通穴64をその周りを取り囲むように複数設けたが、これとは逆に、第2貫通穴を単一の貫通穴とし、第1貫通穴をその周りを取り囲む周上に複数設けてもよい。その場合、弁収容室は、第2貫通穴の周縁部に設けられた第1筒状壁部と、複数の第1貫通穴の内側に設けられた第2筒状壁部との間に環状に形成され、弾性仕切膜38について図5の形態が上下反転した形態となる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、特性切り替えの対象をシェイク振動とアイドル振動としたが、これに限らず、周波数の異なる種々の振動に対して適用することができる。また、上記実施形態では、第1取付具12が振動源側、第2取付具14が支持側に取り付けられるものについて説明したが、これとは逆に、第1取付具12が支持側、第2取付具14が振動源側に取り付けられるものであってもよい。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
本発明は、エンジンマウントの他、例えばモータなど他のパワーユニットを支承するマウント、ボディマウント、デフマウントなど、種々の防振装置に利用することができる。
10…液封入式防振装置 12…第1取付具 14…第2取付具
16…防振基体 26…液体封入室 26A…主液室
26B…副液室 28…ダイヤフラム 32…仕切り体
34…オリフィス流路 36…オリフィス形成部材 38…弾性仕切膜
40…弁部材 42…第1オリフィス部材 44…第2オリフィス部材
46…第1膜部材 48…第2膜部材 58…連通路
60…弁収容室 62…第1貫通穴 64…第2貫通穴
70…第1筒状壁部 72…第2筒状壁部

Claims (6)

  1. 振動源側と支持側のいずれか一方に取り付けられる第1取付具と、振動源側と支持側のいずれか他方に取り付けられる第2取付具と、前記第1取付具と第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、前記防振基体が室壁の一部をなす液体が封入された主液室と、ゴム状弾性体からなるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムが室壁の一部をなす液体が封入された副液室と、前記主液室と副液室を仕切る仕切り体と、前記主液室と副液室を連通させるオリフィス流路と、を備えた液封入式防振装置において、
    前記仕切り体は、当該仕切り体の外周部に前記オリフィス流路を形成する剛体からなる環状のオリフィス形成部材と、前記オリフィス形成部材の内側を塞いで前記主液室と副液室を仕切るゴム状弾性体からなる弾性仕切膜とを備え、
    前記弾性仕切膜は、前記主液室に面した第1膜部材と前記副液室に面した第2膜部材とを重ね合わせてなるものであって、前記主液室と副液室を連通させる連通路と、前記第1膜部材と第2膜部材の間に設けられて前記連通路の一部を構成する弁収容室とを備え、前記弁収容室内に前記連通路を開閉可能な弁部材が浮動可能に配され
    前記弁部材が前記第1膜部材及び第2膜部材よりも硬い部材からなる
    ことを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記弁部材がゴム状弾性体からなることを特徴とする請求項記載の液封入式防振装置。
  3. 前記オリフィス形成部材が、前記主液室側の第1オリフィス部材と前記副液室側の第2オリフィス部材とに分割形成され、前記第1オリフィス部材に前記第1膜部材が接着されるとともに、前記第2オリフィス部材に前記第2膜部材が接着されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の液封入式防振装置。
  4. 前記連通路は、前記第1膜部材を膜厚方向に貫通して前記主液室と弁収容室とを連通させる第1貫通穴と、前記第2膜部材を膜厚方向に貫通して前記副液室と弁収容室とを連通させる第2貫通穴とを備えてなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
  5. 前記弁収容室が、前記第1膜部材と第2膜部材との間に形成された扁平な空間であって、該扁平な弁収容室に板状の前記弁部材が浮動可能に配されたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
  6. 振動源側と支持側のいずれか一方に取り付けられる第1取付具と、振動源側と支持側のいずれか他方に取り付けられる第2取付具と、前記第1取付具と第2取付具との間に介設されたゴム状弾性体からなる防振基体と、前記防振基体が室壁の一部をなす液体が封入された主液室と、ゴム状弾性体からなるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムが室壁の一部をなす液体が封入された副液室と、前記主液室と副液室を仕切る仕切り体と、前記主液室と副液室を連通させるオリフィス流路と、を備えた液封入式防振装置において、
    前記仕切り体は、当該仕切り体の外周部に前記オリフィス流路を形成する剛体からなる環状のオリフィス形成部材と、前記オリフィス形成部材の内側を塞いで前記主液室と副液室を仕切るゴム状弾性体からなる弾性仕切膜とを備え、
    前記弾性仕切膜は、前記主液室に面した第1膜部材と前記副液室に面した第2膜部材とを重ね合わせてなるものであって、前記主液室と副液室を連通させる連通路と、前記第1膜部材と第2膜部材の間に設けられて前記連通路の一部を構成する弁収容室とを備え、前記弁収容室内に前記連通路を開閉可能な弁部材が配され、
    前記連通路は、前記第1膜部材を膜厚方向に貫通して前記主液室と弁収容室とを連通させる第1貫通穴と、前記第2膜部材を膜厚方向に貫通して前記副液室と弁収容室とを連通させる第2貫通穴とを備えてなり、
    前記第1貫通穴と第2貫通穴の一方が単一の貫通穴からなるとともに、他方が該単一の貫通穴を取り囲む周上に複数設けられ、前記弁収容室が、前記単一の貫通穴の周縁部に設けられた第1筒状壁部と、前記複数の貫通穴の内側に設けられた第2筒状壁部との間に環状に設けられ、該環状の弁収容室に環状の前記弁部材が浮動可能に配された
    ことを特徴とする液封入式防振装置。
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