JP4011954B2 - 流体封入式防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として自動車エンジン等の振動体を防振的に支承するのに用いられる流体封入式防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、流体封入式防振装置は、エンジン等の振動発生体側に取り付けられる第1取付金具と、車体フレーム等の支持側に取付固定される筒状の第2取付金具とを、ゴム材よりなる防振基体を介して結合し、上記第2取付金具の下部側に防振基体と対向してダイヤフラムを配し、防振基体とダイヤフラムとの間の内室を流体封入室とし、この流体封入室を仕切部材により防振基体側とダイヤフラム側との2室に仕切り、両室をオリフィスにより連通せしめてなり、オリフィスによる両液室間の液流動効果や防振基体の制振効果により、振動減衰機能を果たすように構成されている。
【0003】
かかる流体封入式防振装置において、仕切部材を、往復動変位する弁部材としての弾性膜と、該弾性膜の動きを制限する上下一対の格子状部材とで構成したものが公知である。このような弾性膜を持つ防振装置は、車両走行時の路面の凹凸に起因する振動のような周波数の低い大振幅の振動下では、流体がオリフィスを通って2室間を流動することで振動減衰機能を発揮する。一方、エンジンの回転数に起因する振動のような周波数の高い微振幅の振動下では、上記オリフィスは機能せず、弾性膜の往復動変形により振動減衰機能を発揮する。
【0004】
この種の防振装置について、特開平6−221368号公報には、上下の液室を仕切る仕切部材として、中央部に格子を備え外周部にオリフィス流路を形成する上下一対のオリフィス部材と、両オリフィス部材間に保持された弾性膜とで構成したものが開示されている。この防振装置では、同一材料からなるオリフィス部材を嵌合させてオリフィス流路と弾性膜の可動隙間とを設定するもので、嵌合精度を上げるためには、嵌合面を切削するか、弾性膜の可動隙間の寸法精度を犠牲にするしかなかった。すなわち、この場合、嵌合する上下のオリフィス部材におけるそれぞれの寸法設定により、組み合わせた際の隙間寸法を設定しており、そのため、特に製造公差の大きい部品同士を組合せる場合、可動隙間の寸法精度を確保することが容易でなかった。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、仕切部材における弾性膜のための可動隙間の寸法精度を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の流体封入式防振装置は、第1取付部材と、筒状胴部を有する第2取付部材と、これら取付部材の間に介設されて両取付部材を結合するゴム材よりなる防振基体と、前記防振基体に対向させて前記第2取付部材に取り付けたダイヤフラムと、前記第2取付部材の内側において前記の防振基体とダイヤフラムとの間に設けられた流体封入室と、前記第2取付部材の内周に嵌着されて前記流体封入室を防振基体側の第1室とダイヤフラム側の第2室とに仕切り、外周部に第1室と第2室を連通させるオリフィス流路を形成する仕切部材と、を備え、前記仕切部材が、前記の第1室と第2室を仕切る弾性膜と、該弾性膜に関して防振基体側に配された第1部材と、前記弾性膜に関してダイヤフラム側に配されて周縁部が前記第2取付部材にかしめ固定されることで前記第1部材の周縁部を前記防振基体の流体封入室側周縁部に押圧する第2部材とを備えてなり、前記の第1部材と第2部材のいずれか一方に前記弾性膜を収容するための凹部を設けるとともに、他方に該凹部の開口部を塞ぐように開口端面に当接する平面部を設け、前記開口端面に前記平面部を当接させることで、前記第1部材と第2部材との間に前記弾性膜の変位を制限する隙間であって前記凹部の深さのみで隙間寸法が規定される隙間を形成し、前記第1部材が外周部に前記オリフィス流路の周方向への流れを遮断する縦壁を備えており、該縦壁の先端を全幅で延長し、この延長部を除く前記縦壁の先端を前記第2部材に当接させることなく、前記延長部を前記第2部材に設けた穴に挿入して該穴の開口縁に当てることで、前記縦壁での前記オリフィス流路の周方向における液体のリークを防止するとともに、前記第1部材と第2部材とを回転方向において位置決めしたものである。
【0007】
本発明の防振装置であると、外周部にオリフィス流路を形成する仕切部材において、弾性膜のための可動隙間は第1部材と第2部材のいずれか一方に設けた凹部の深さによりその寸法が規定される。すなわち、弾性膜の変位を規制する寸法を第1部材と第2部材のいずれか一方側のみで設定することができる。そのため、双方の組合せにより寸法設定する場合に比べて、可動隙間の寸法精度を向上することができる。最近の車両の要求性能の高度化により弾性膜の可動隙間についても高い寸法精度が求められており、本発明であればこのような要求に対し簡素な組合せで安価に応えることができる。
【0008】
本発明の防振装置においては、第1部材と第2部材とは異質材料で形成することができ、その場合、製造公差の小さい部材に上記凹部を設けることにより、精度の良い一方の部材のみで可動隙間を設定することができる。
【0009】
例えば、前記凹部を前記第1部材に設けて該第1部材を樹脂により形成し、前記平面部を前記第2部材に設けて該第2部材を金属により形成してもよい。この場合、かしめ固定する第2部材については、プレス鋼板やアルミ鋳造品等の金属で形成することでかしめに耐える強度を確保することができる。一方、可動隙間の寸法設定を行う第1部材については、寸法精度のよい樹脂で形成することで切削加工することなく可動隙間の寸法精度を確保することができる。また、樹脂で形成することで軽量化も図れる。
【0010】
本発明の防振装置では、第1部材と第2部材は上記の平面部と凹部開口端面との当接部以外の部位では基本的には接触しないように構成することが好ましいが、上記のように、両者を回転方向において位置決めするために一部接触させる
【0011】
すなわち、本発明では、第1部材が外周部に前記オリフィス流路の周方向への流れを遮断する縦壁を備えており、該縦壁の先端を延長し、この延長部を前記第2部材の周縁部に設けた穴に挿入して、延長部を上記穴の開口縁に当てるようにしており、これにより、第1部材と第2部材とを回転方向において位置決めすることができる。また、この場合、縦壁を第2部材側まで延長しているため、縦壁の先端と第2部材との間からの不所望な流体のリークをこの延長部により防止することもできる。
【0012】
また、前記縦壁の延長部にフックを設けて、該フックを前記穴の開口縁部に引っ掛けてもよく、これにより、製造時における第1部材と第2部材との脱落防止や回転防止が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の1実施形態に係る流体封入式防振装置の縦断面図である。この防振装置は、エンジン等の振動発生体側に取り付けられる第1取付金具10と、車体フレーム等の支持側に取付固定される筒状胴部を有する第2取付金具12とを、ゴム材よりなる防振基体14を介して結合してなる。
【0015】
第2取付金具12は、筒状金具16と、その下端16aにかしめ手段により締結された底金具18とからなり、底金具18に取付用ボルト19が突設されている。
【0016】
第1取付金具10は、第2取付金具12の軸心部上方に所要の間隔をおいて配された板状部材であり、その中央部に取付用ボルト20が上方に向けて突設されている。
【0017】
防振基体14は、外形が略截頭円錐形をなし、その上面に第1取付金具10が加硫成形手段により固着され、下端外周部に第2取付金具12の上端部が加硫成形手段により固着されている。図の場合、筒状金具16の上端部16bがテーパ状に拡径形成されており、該上端部16bに防振基体14の下部外周が加硫接着されている。第2取付金具12の内壁面には、防振基体14から薄膜状に延設された薄膜ゴム部14aが設けられている。
【0018】
第2取付金具12の下部側には、防振基体14と対向するようにゴム膜よりなるダイヤフラム22が装着されている。ダイヤフラム22は、外周部にリング状の補強金具24を備え、この補強金具24が筒状金具16と底金具18とのかしめ部にかしめ固定されることで第2取付金具12に取り付けられている。
【0019】
第2取付金具12の内側には、ダイヤフラム22と防振基体14との間に密閉された流体封入室26が形成されており、この流体封入室26に流体としての液体が封入されている。流体封入室26における第2取付金具12の内周には、外周にオリフィス流路28を有する円盤状の仕切部材30が液密に嵌着されている。流体封入室26は、この仕切部材30により防振基体側の第1室26aとダイヤフラム側の第2室26bとに仕切られており、両室26a,26bがオリフィス流路28により連通せしめられている。
【0020】
仕切部材30は、第1室26aと第2室26bとを仕切る弁部材としての円板状のゴム膜32と、ゴム膜32に関して防振基体14側に配された上側部材34と、ゴム膜32に関してダイヤフラム22側に配された下側部材36とからなる。
【0021】
上側部材34は、本実施形態では樹脂(例えばPPA(ポリフタルアミド))のモールド成形体であって、図2に示されるように、ゴム膜32の上面に相対して配されてその上方への変位を制限する中央棚部34aと、オリフィス流路28を形成するための溝38を備える周縁部34bとからなる。周縁部34bは、略円筒状をなして、その外周面に周方向に上下2周にわたって延びる溝38を備える。そして、この溝38と防振基体14の薄膜ゴム部14aとで囲まれた空間がオリフィス流路28とされている。周縁部34bには、また、上側の壁の一部が切り欠かれることでオリフィス流路28と第1室26aとを連通させる開口40が設けられている。
【0022】
上側部材34の中央棚部34aは、円筒状の周縁部34bの内部を軸方向中央部において上下に区切るように架け渡されており、従って円板状をなしている。中央棚部34aは格子状に形成されており、この格子によって形成された複数の貫通孔42を備える。中央棚部34aの下面、即ちゴム膜32に対向する側の面には、ゴム膜32を収容するための凹部44が設けられている。凹部44の周囲には、リング状をなす平らな開口端面46が確保されている。
【0023】
下側部材36は、本実施形態では金属板のプレス成形体であって、ゴム膜32の下面に相対して配されてその下方への変位を制限する円板状の中央棚部36aと、筒状金具16と底金具18とのかしめ部にてかしめ固定される周縁部36bとからなり、中央棚部36aと周縁部36bとの間に上側部材34の周縁部34bとともにオリフィス流路28を形成する中段部36cが形成されている。下側部材36は、周縁部36bがかしめ固定されることにより、上側部材34の周縁部34bの上端面を、防振基体14の下側周縁部に設けられた段差部14bに押圧するようになっている。
【0024】
下側部材36の中央棚部36aは、中段部36cから上方に突出して設けられており、上側部材34の中央棚部34aと相対向するように周縁部34bの下部内側に配されている。下側部材36の中央棚部36aは、上側部材34の凹部44の開口部を塞ぐようにその開口端面46に当接する平面部となっており、上側部材34のようにゴム膜32を収容するための凹部を持たない。そのため、上記かしめ固定で下側部材36の中央棚部36aを上側部材34の凹部44の開口端面46に押圧することによって、図2(c)に示すように、上側部材34と下側部材36との間にはゴム膜32の変位を制限する隙間48が形成され、この隙間48の寸法Xは凹部44の深さのみにより規定されている。
【0025】
なお、下側部材の中央棚部36aは、上側部材34の中央棚部34aと同様の格子状に形成されており、この格子によって形成された複数の貫通孔50を備える。また、下側部材36の中段部36cには、オリフィス流路28と第2室26bとを連通させる開口52が設けられている。
【0026】
ゴム膜32は、上記隙間48に配されて、上下の中央棚部34a,36a間で上下方向の変位が制限されている。隙間48の寸法Xは、ゴム膜32の厚みよりも若干大きく設定されており、これによりゴム膜32の上下動変位を可能にしている。
【0027】
ゴム膜32の表面には、上下の中央棚部34a,36aの対向する面に当接して各貫通孔42,50の外周を全周にわたって取り囲む凸条54が一体に突出形成されており、これにより、特に周波数の低い大振幅の振動下において隣接する貫通孔42,50間での流体の漏れを防止している。
【0028】
以上よりなる本実施形態の防振装置では、ゴム膜32を収容する隙間48の寸法Xが上側部材34に設けた凹部44の深さのみで規定されている。そのため、下側部材36については金属で形成してかしめ強度に耐える剛性を確保することができ、上側部材34については樹脂で形成して切削加工することなく可動隙間の寸法精度を確保することができる。
【0029】
上記防振装置では、ゴム膜32の可動隙間寸法を上側部材34の凹部44の深さのみで規定するために、上側部材34と下側部材36は、凹部44の開口端面46と中央棚部36aの周縁部との突き当て部のみで当接し、その他の部位では両者が接触しないように構成している。この場合、上側部材34と下側部材36との位置決めは、径方向においては筒状金具16の内周面によりなされ、高さ方向においては防振基体14の段差部14bとかしめ部との間でなされる。
【0030】
そして、回転方向については、図3に示すように、上側部材34の周縁部34bにおける縦壁56の下端を延長することで位置決めを行うことができる。縦壁56は、オリフィス流路28の下端部において周方向への流れを遮断することで、下側部材36の開口52に液体を導くための壁である。この縦壁56の下端を周縁部34bの下面よりも下方に延長し、この延長部58を下側部材36の開口52に挿入し、一方の開口縁部に突き当てることにより、上側部材34と下側部材36とを回転方向において位置決めするとともに、開口52の開口面積を確保することができる。
【0031】
また、上側部材34と下側部材36を凹部44の開口端面46と中央棚部36aの周縁部との突き当て部のみで当接させたことから、図2(b)に示すように、上側部材34の周縁部34bの下端と下側部材36の中段部36cとの間には隙間が確保されている。この隙間によりオリフィス流路28を流れる液体が縦壁56によって完全に遮断されることなくリークすることが想定されるが、上記のように縦壁56の下端を延長したことにより、このようなリークを防止することができる。
【0032】
また、図3(c)に示すように、縦壁56の延長部58にフック60を設けて、このフック60を下側部材36の開口52の開口縁部に引っ掛けてもよく、これにより、回転防止ととも、製造時における上側部材34と下側部材36の脱落を防止することができる。
【0033】
図4は、他の実施形態に係る防振装置の断面図である。この実施形態では、上側部材34については上記実施形態と同様に樹脂を採用しているが、下側部材36についてはプレス鋼板に代えてアルミ鋳造品を採用している。
【0034】
また、この実施形態では、上側部材34だけでなく、下側部材36の周縁部にもオリフィス流路28を形成するための溝38bを設けている。詳細には、図4,5に示すように、上側部材34は、上記中央棚部34aと、上下2周のオリフィス流路28のうち上側の流路28aを形成するための溝38aを備える周縁部34bとからなる。一方、下側部材36は、上記中央棚部36aと、下側の流路28bを形成するための溝38bを備える周縁部36bとからなり、断面略コの字形をなす周縁部36bの上側の壁が上側部材34の周縁部34bとともに上側の流路28aを形成し、下側の壁が外方に延設されて第2取付金具12のかしめ部でかしめ固定されるようになっている。
【0035】
この実施形態でも、上側部材34の中央棚部36aに凹部44が設けられ、下側部材36の平坦な中央棚部36aでこの凹部44の開口部を塞ぐように突き当てることで、上側部材34と下側部材36との間にゴム膜32の変位を制限する隙間48が形成され、この隙間48の寸法Xが凹部44の深さのみにより規定されるようになっている。
【0036】
また、この場合、上側部材34と下側部材36との回転方向での位置決めとして、図5に示すように、上側部材34に設けた縦壁62の下端を延長している。この縦壁62は、上側の流路28aから下側の流路28bに液体を導くために設けられた壁であり、この縦壁62の下端を延長し、延長部64を下側部材36の周縁部36bに設けた位置決め用開口66に挿入することで、上側部材34と下側部材36とを回転方向において位置決めしている。また、これにより、縦壁62と下側部材36の周縁部36bとの隙間での液体のリークを防止している。
【0037】
この実施形態では、上記した図1に示す実施形態の効果に加えて、上側部材34と下側部材36をともに型成形品としたので設計自由度が高いという効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の流体封入式防振装置であると、弾性膜の変位を規制する寸法を第1部材と第2部材のいずれか一方側のみで設定することができるため、弾性膜の可動隙間の寸法精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る防振装置の縦断面図である。
【図2】(a)は同実施形態における仕切部材を分解して示す断面図、(b)はその組合せ状態での断面図、(c)は(b)のA部拡大図である。
【図3】(a)は同実施形態における上側部材の側面図、(b)は仕切部材の側面図、(c)は(b)のB部拡大図である。
【図4】他の実施形態に係る防振装置の断面図である。
【図5】(a)は他の実施形態に係る仕切部材を分解して示す側面図、(b)その組付け状態での側面図である。
【符号の説明】
10……第1取付金具
12……第2取付金具
14……防振基体
22……ダイヤフラム
26……流体封入室
28……オリフィス
30……仕切部材
32……ゴム膜
34……上側部材
36……下側部材
36a……中央棚部
44……凹部
46……開口端面
48……隙間
56,62……縦壁
58,64……延長部
52,66……開口
60……フック

Claims (4)

  1. 第1取付部材と、筒状胴部を有する第2取付部材と、これら取付部材の間に介設されて両取付部材を結合するゴム材よりなる防振基体と、前記防振基体に対向させて前記第2取付部材に取り付けたダイヤフラムと、前記第2取付部材の内側において前記の防振基体とダイヤフラムとの間に設けられた流体封入室と、前記第2取付部材の内周に嵌着されて前記流体封入室を防振基体側の第1室とダイヤフラム側の第2室とに仕切り、外周部に第1室と第2室を連通させるオリフィス流路を形成する仕切部材と、を備え、
    前記仕切部材が、前記の第1室と第2室を仕切る弾性膜と、該弾性膜に関して防振基体側に配された第1部材と、前記弾性膜に関してダイヤフラム側に配されて周縁部が前記第2取付部材にかしめ固定されることで前記第1部材の周縁部を前記防振基体の流体封入室側周縁部に押圧する第2部材とを備えてなり、
    前記の第1部材と第2部材のいずれか一方に前記弾性膜を収容するための凹部を設けるとともに、他方に該凹部の開口部を塞ぐように開口端面に当接する平面部を設け、前記開口端面に前記平面部を当接させることで、前記第1部材と第2部材との間に前記弾性膜の変位を制限する隙間であって前記凹部の深さのみで隙間寸法が規定される隙間を形成し、
    前記第1部材が外周部に前記オリフィス流路の周方向への流れを遮断する縦壁を備えており、該縦壁の先端を全幅で延長し、この延長部を除く前記縦壁の先端を前記第2部材に当接させることなく、前記延長部を前記第2部材に設けた穴に挿入して該穴の開口縁に当てることで、前記縦壁での前記オリフィス流路の周方向における液体のリークを防止するとともに、前記第1部材と第2部材とを回転方向において位置決めした、
    ことを特徴とする流体封入式防振装置。
  2. 前記の第1部材と第2部材が異質材料で形成されたことを特徴とする請求項1記載の流体封入式防振装置。
  3. 前記凹部を前記第1部材に設けて該第1部材を樹脂により形成し、前記平面部を前記第2部材に設けて該第2部材を金属により形成したことを特徴とする請求項2記載の流体封入式防振装置。
  4. 前記縦壁の延長部にフックを設けて、該フックを前記穴の開口縁部に引っ掛けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体封入式防振装置。
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