JP4540374B2 - ストロボランプを具えたカメラ機器及び該カメラ機器の撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体に向けて発光するストロボランプを具えたカメラ機器及び撮像方法に関し、具体的にはデジタルカメラに関する。
図9は、従来のデジタルカメラの斜視図である。キャビネット(2)上には、シャッタ釦(20)、撮像レンズ(21)、ストロボランプ(3)、液晶パネルであるディスプレイ(22)、メモリカード(4)が挿入されるスロット(23)が、周知の如く配備される。暗い場所で被写体を撮像するときは、ストロボランプ(3)を発光させる(以下、「ストロボ撮像」と呼ぶ)が、いきなり強い光を発光させるのではなく、プリ発光と呼ばれる動作が行われる。
これは、シャッタ釦(20)の半押し状態で、ストロボランプ(3)を弱く発光させて、被写体を結像させ、且つ被写体との距離を求める動作である(例えば、特許文献1参照)。プリ発光により、被写体との距離を求めてから、ストロボランプ(3)を強く光らせる本発光を行う。
図10は、従来のデジタルカメラの内部ブロック図である。撮像レンズ(21)は駆動機構(図示せず)により、光軸に沿って移動可能であり、被写体の像は撮像レンズ(21)により絞り(54)を通ってCCD(5)上に結ばれる。CCD(5)は受けた光信号を電気信号である画像信号に変換して出力し、該画像信号はCDS(相関二重サンプリング)回路(50)によりノイズが低減された後に、AGC(自動利得制御)回路(51)によりレベルが調整される。画像信号は、A/Dコンバータ(55)にてデジタル信号に変換され、信号処理部(52)にて黒レベルやホワイトバランスが調整された後に、制御手段であるCPU(1)に入力する。CPU(1)にはシャッタ釦(20)の信号が入力され、画像信号は圧縮伸長回路(53)にて圧縮されてメモリカード(4)内に格納される。
CPU(1)にはストロボ回路(30)が接続され、該ストロボ回路(30)はストロボランプ(3)に繋がった発光回路(31)と、コンデンサ(6)と、コンデンサ(6)を充電する充電回路(32)を具える。充電回路(32)はストロボランプ(3)を発光させるのに必要な電荷をコンデンサ(6)にチャージする回路であり、CPU(1)によって、コンデンサ(6)の充電レベルをモニタされる。コンデンサ(6)が容量一杯に充電されると(以下、「満充電」と呼ぶ)、充電を停止させる。
充電後に、シャッタ釦(20)が押されると、CPU(1)から発光回路(31)にその旨の信号が送られる。コンデンサ(6)に充電されていた電荷は、先ず一部がストロボランプ(3)に流れてプリ発光する。後記の原理に基づいてCCD(5)上に結ばれた被写体の輝度及び被写体との距離を求めた後に、残りの電荷がストロボランプ(3)に流れてストロボランプ(3)が本発光する。
図11は、輝度から被写体が結像する地点を求める原理を説明する図であり、図12は、撮像レンズ(21)から被写体までの距離を求める原理を説明する図である。
前記の如く、被写体の像は撮像レンズ(21)によりCCD(5)上に写される。図11に示すように、撮像レンズ(21)を光軸に沿って移動させ、CCD(5)が検知した輝度が最大となった点Pにて、撮像レンズ(21)を止めれば、被写体(9)の像はCCD(5)上に正しく結ばれる。
また、図12に示すように、撮像レンズ(21)から被写体(9)までの距離をa、撮像レンズ(21)からCCD(5)までの距離をb、撮像レンズ(21)の焦点距離をfとすると、
1/a+1/b=1/f
であり、fとbが判っているから、aを求めることができる。
被写体(9)の像はCCD(5)上に結ばれているから、被写体(9)が正確に撮像される。また、光の照度はストロボランプ(3)からの距離の二乗に反比例するから、被写体(9)までの距離を知ることにより、最適なストロボランプ(3)の発光量を知り、且つコンデンサ(6)内の電荷が、ストロボ撮像に十分か否かを知ることができる。ストロボランプ(3)の発光量は、ストロボランプ(3)を発光させないときの被写体の輝度と、撮影時に要求される輝度との差を求め、該差に相当する発光量となる。また、被写体の輝度と被写体(9)までの距離を知ることにより、最適な露光量も知ることができる。
撮像後は、次の撮像に備えて、充電回路(32)は再び電荷をコンデンサ(6)にチャージする。充電が不十分であると、発光量が不足して、正しく撮像されないから、コンデンサ(6)が満充電されるまでは、シャッタ釦(20)の操作を無視する機能を設けたカメラ機器もある。
特開2001−358988号公報
従来のカメラ機器にあっては、被写体をストロボ撮像してから、次に同じ被写体をストロボ撮像する場合には、コンデンサ(6)が満充電されてから、ストロボ撮像が許される。従って、同じ被写体を続けてストロボ撮像する場合、コンデンサ(6)が満充電されるまで、待つ必要があり、シャッタチャンスを逃がす場合があった。特に、カメラ機器のバッテリ(図示せず)の容量が減っているときは、満充電されるまで時間が掛かる。
また、ストロボ撮像の都度、プリ発光を行っているから、バッテリの浪費となる。更に、被写体が人間の場合、プリ発光により、被写体が目を閉じた画像を撮像する場合があり、撮像者にとって不本意な画像を撮像することもあった。
本発明の目的は、被写体を続けてストロボ撮像する場合に、待ち時間を短縮し、且つプリ発光を減らすことにある。
カメラ機器は、ストロボランプ(3)に給電すべき電荷を蓄積する蓄電手段と、該蓄電手段への充放電を制御するとともに、被写体の輝度及び被写体までの距離を測定する制御手段とを設けている。
制御手段は、測定した被写体の輝度及び被写体までの距離を格納するメモリ手段に繋がり、
制御手段は、撮像時に測定した被写体の輝度がメモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体の輝度以上であり、撮像時に測定した被写体までの距離が、メモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体までの距離と等しい第1の条件と、蓄電手段の充電電圧が、直前のストロボランプ(3)発光前の電圧以上である第2の条件とが満たされた際に、ストロボランプ(3)の発光を許可する判別機能を有する。
また、制御手段は、ストロボランプ(3)を弱く光らせるプリ発光と、ストロボランプ(3)を強く光らせる本発光を切り換える機能を有し、
第1の条件と、第2の条件がともに満たされた際に、プリ発光せずに、直前の撮像時と同じ発光量で本発光を行う判別機能を有する。
制御手段は、先ず1回目の撮像にて、被写体の輝度及び被写体までの距離を求める。2回目の撮像時には、測定した被写体の輝度が1回目の撮像時に得た被写体の輝度以上であり、被写体までの距離が、1回目の撮像時に得た被写体までの距離と等しい第1の条件を満たしているかを求める。
次に、制御手段は、蓄電手段、具体的にはコンデンサ(6)の充電電圧が、1回目の撮像時のストロボランプ(3)発光前の電圧以上である第2の条件を満たしているかを求める。第1の条件と、第2の条件がともに満たされると、ストロボランプ(3)の発光を許可する。
即ち、2回目の撮像時には、コンデンサ(6)が満充電されるのを待つことなく、コンデンサ(6)の充電電圧が1回目の発光前の充電電圧以上となると、撮像待機状態になる。
これにより、待ち時間が短くなり、シャッタチャンスを逃がす場合が少なくなる。特に、バッテリが減ってきた状態では、コンデンサ(6)が満充電されるまで時間が掛かるから、待ち時間を短縮する効果は大きい。
また、2回目の撮像時の際には、撮像時の輝度が1回目の撮像時の輝度以上であり、被写体までの距離が1回目の撮像時と変わらないときは、プリ発光せずに撮像する。これにより、撮像の都度、プリ発光することがなく、バッテリの浪費を防ぐことができる。更に、プリ発光の回数を減らすことにより、被写体が人間の場合、被写体が目を閉じた画像を撮像する虞れを少なくすることができる。
以下、本発明の一例を図を用いて説明する。デジタルカメラの外観は、図9に示す従来のものと同じである。
図1は、本例に係わるデジタルカメラの内部ブロック図である。ストロボ回路(30)、及び撮像レンズ(21)からCPU(1)に至るまでの構成は、図10に示す従来のものと同じである。CPU(1)はメモリ(7)に繋がり、該メモリ(7)はCPU(1)が測定した被写体の輝度及び被写体までの距離、コンデンサ(6)への蓄電レベルが格納されるRAMと、動作プログラムが格納されたROMを併せ持つ。また、CPU(1)は、数フレーム分の画像データを格納可能な内蔵メモリ(70)にも繋がる。被写体の輝度及び被写体までの距離は、CPU(1)に内蔵されたキャッシュメモリ(図示せず)に格納してもよい。
また、メモリ(7)内には、ストロボランプ(3)の発光が必要な輝度レベルであるしきい値Ythが格納されている。即ち、測定した被写体の輝度がしきい値Yth未満ならば、ストロボランプ(3)を発光させる必要があり、被写体の輝度がしきい値Yth以上ならば、ストロボランプ(3)を発光させる必要はない。
尚、撮像時には、ストロボ発光に合わせて露光が行われるが、デジタルカメラでは絞り(54)が固定絞りとなっているので、露光制御はCCD(5)の電子シャッタの速度、及びAGC回路(51)のゲイン調整を組みあわせて行われる。被写体までの距離を求める際には、被写体の輝度に応じたプリ露光と呼ばれる露光制御が行われ、画像データをメモリカード(4)に格納する際には、プリ露光よりもゲインレベルの高い本露光が行われる。
(撮像動作)
撮像動作の全体概略は、図2のフローチャートに示され、図2のフローチャートに付されたステップ番号は、後記の図3乃至図7のフローチャートのステップ番号に対応している。以下の記載では、2回撮像する動作を示す。先ず、1回目の撮像で被写体の輝度Y1と被写体までの距離L1を求める(S1、S3)。2回目の撮像時には、求めた被写体の輝度Y2が前記Y1以上であり、且つ被写体までの距離L2がL1と同じであれば(S19)、撮像を許可する(S27)。撮像が許可できなければ、コンデンサ(6)を充電して(S29)、充電電圧Vxがプリ発光前のコンデンサ(6)の充電電圧Vb以上となれば(S30)、再び被写体の輝度Y4と被写体までの距離L4を求める。求めた被写体の輝度Y4が前記Y1以上であり、且つ被写体までの距離L4がL1と同じであれば(S33)、撮像を許可する。再度許可できなければ、コンデンサ(6)を満充電させ、満充電されたら、撮像を許可する(S46)。満充電されなければ、バッテリーの容量不足として、撮像できない旨を表示する(S50)。
1回目の撮像
以下に、撮像時の動作を、図3乃至図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。本例では1回目の撮像時に得た被写体の輝度及び被写体までの距離に基づいて、2回目の撮像時までの時間を短くし、且つ2回目の撮像時は必ずしもプリ発光しないことに特徴がある。当初、コンデンサ(6)はプリ発光するのに十分充電されているとする。
最初にシャッタ釦(20)が押されると(S1)、プリ発光させることなくプリ露光が行われる(S2)。撮像レンズ(21)が光軸に沿って移動して、被写体の像がCCD(5)上に結ばれるとともに、画像データがCPU(1)に取り込まれる。CPU(1)は、被写体の輝度Y1及び被写体との距離L1を求め(S3)、輝度Y1をしきい値Ythと比較する(S4)。輝度Y1及び距離L1はメモリ(7)に格納される。
輝度Y1がしきい値Yth以上であれば、被写体の輝度が十分に高いから、ステップS13に進む。ストロボランプ(3)を発光させずに(S14)、画像データを取り込み、圧縮処理してメモリカード(4)に格納し(S15)、シャッタ釦(20)の操作待機状態に戻る(S16)。
輝度Y1がしきい値Yth未満であれば、ストロボランプ(3)を発光させる必要がある。
CPU(1)は先ず、現在、即ちプリ発光前のコンデンサ(6)の充電電圧Vbを測定し(S5)、メモリ(7)に格納する。次に、プリ発光とプリ露光を行い(S6)、プリ発光後のコンデンサ(6)の充電電圧Vcを測定する(S7)。充電電圧VbとVc、及び満充電時の電圧Vaの関係は、図8に示され、プリ発光の後に本発光させると、コンデンサ(6)の充電電圧はVdまで下がる。
プリ発光によりCPU(1)に取り込んだ画像データに基づき、被写体までの距離と被写体の輝度から最適なストロボランプ(3)の発光量F1及び最適な露光量A1を知る(S8)。ストロボランプ(3)を本発光させるとともに露光し(S9)、画像データを取り込み、圧縮処理してメモリカード(4)に格納する(S10)。次の撮像に備えてコンデンサ(6)を充電する(S11)。これで1回目の撮像が終了する。
2回目の撮像用意
1回目の撮像後、次の撮像に備えて、以下の動作を行う。CPU(1)はコンデンサ(6)の充電電圧Vxを測定し、該充電電圧Vxが前回のプリ発光後の充電電圧Vc以上となると(S12)、プリ露光を行う(S17)。取り込んだ画像データから、被写体の輝度Y2及び被写体との距離L2を求める(S18)。被写体が動かず、且つカメラ機器の周囲の明るさが前回の撮像時と同じならば、被写体の輝度及び被写体との距離は変化しない筈である。CPU(1)は、メモリ(7)から前回撮像時の輝度Y1及び距離L1を読み出し、輝度Y2と輝度Y1、距離L2と距離L1を比較する(S19)。Y2≧Y1且つL2=L1であれば、ストロボ撮像又はストロボランプ(3)を発光させずに撮像が可能な旨を報知する。この報知は、例えばキャビネット(2)上のLED(図示せず)を黄色に点灯させて行う(S20)。ステップS19にて、NOであれば、ステップS29に進み、コンデンサ(6)を引き続いて充電する。
ストロボ撮像が可能な旨を報知すると、使用者はシャッタ釦(20)を押して良いことが判る。CPU(1)は、シャッタ釦(20)が一定時間内に押されたか否かを判別し(S21)、押されないときは、ステップS29に進み、コンデンサ(6)を引き続いて充電する。
シャッタ釦(20)が一定時間内に押されると、プリ露光を行い(S22)、取り込んだ画像データから、被写体の輝度Y3及び被写体との距離L3を求める(S23)。
輝度Y2と距離L2を求めた後に、輝度Y3及び距離L3を求めるのは、シャッタ釦(20)が押されるまでに、被写体の輝度及び被写体との距離が変わったか否かを確認する為であり、輝度Y3及び距離L3を求める工程は省いてもよい。
輝度Y3としきい値Ythを比較し(S24)、輝度Y3がしきい値Yth以上であれば、ステップS13に進み、ストロボランプ(3)を発光させずに(S14)、画像データを取り込み、圧縮処理してメモリカード(4)に格納する。
輝度Y3がしきい値Yth未満であれば、輝度Y3と輝度Y1、距離L3と距離L1を比較する(S25)。Y3≧Y1且つL3=L1であれば、ストロボランプ(3)を発光させるとともに露光し、画像データを圧縮処理してメモリカード(4)に格納する(S27)。Y3=Y1ならば、ストロボランプ(3)の発光量及び露光量は、1回目の撮像時と同じ発光量F1及び露光量A1となる(S26)。即ち、プリ発光せずに、2回目の撮像が終了する。
本例にあっては、2回目の撮像時には、コンデンサ(6)が満充電されるのを待つことなく、コンデンサ(6)の充電電圧Vxが前回のプリ発光後の充電電圧Vc以上となると、撮像待機状態になる。これにより、待ち時間が短くなり、シャッタチャンスを逃がす場合が少なくなる。特に、バッテリが減ってきた状態では、コンデンサ(6)が満充電されるまで時間が掛かるから、待ち時間を短縮する効果は大きい。
また、2回目の撮像時の際には、撮像時の輝度が1回目の撮像時の輝度以上であり、被写体までの距離が1回目の撮像時と変わらないときは、プリ発光せずに撮像する。これにより、撮像の都度、プリ発光することがなく、バッテリの浪費を防ぐことができる。更に、プリ発光の回数を減らすことにより、被写体が人間の場合、被写体が目をつぶった画像を撮像する虞れを少なくすることができる。
2回目の撮像失敗時
ステップS25にて、NOであれば、ステップS28に進み、撮像が不可能な旨を報知する。この報知は、例えば警告音を発することにより行う。コンデンサ(6)を引き続いて充電するとともに、CPU(1)はシャッタ釦(20)が2回目に押し込み操作されたことを無視する。
CPU(1)は、コンデンサ(6)を引き続いて充電し(S29)、該充電電圧Vxがプリ発光前のコンデンサ(6)の充電電圧Vb以上となれば(S30)、プリ露光を行い(S31)、取り込んだ画像データから、被写体の輝度Y4及び被写体との距離L4を求める(S32)。次に、輝度Y4と輝度Y1、距離L4と距離L1を比較する(S33)。Y4≧Y1且つL4=L1であれば、被写体が動かず、1回目の撮像時よりも被写体の輝度が高いから、CPU(1)は、ストロボ撮像又はストロボランプ(3)を発光させずに撮像が可能な旨を報知する。この報知は、例えばキャビネット(2)上のLED(図示せず)を青色に点灯させて行う(S34)。
CPU(1)は、シャッタ釦(20)が一定時間内に再度押されたか否かを判別し(S35)、押されないときは、ステップS45に進み、コンデンサ(6)を引き続いて充電する。
シャッタ釦(20)が一定時間内に再度押されると、プリ露光を行い(S36)、取り込んだ画像データから、被写体の輝度Y5及び被写体との距離L5を求める(S37)。
輝度Y4と距離L4を求めた後に、輝度Y5及び距離L5を求めるのは、シャッタ釦(20)が押されるまでに、被写体の輝度及び被写体との距離が変わったか否かを確認する為であり、輝度Y5及び距離L5を求める工程は省いてもよい。
輝度Y5としきい値Ythを比較し(S38)、輝度Y5がしきい値Yth以上であれば、ステップS13に進み、ストロボランプ(3)を発光させずに(S14)、画像データを取り込み、圧縮処理してメモリカード(4)に格納する。
輝度Y5がしきい値Yth未満であれば、輝度Y5と輝度Y1、距離L5と距離L1を比較する(S39)。Y5≧Y1且つL5=L1であれば、被写体が動かず1回目の撮像時よりも被写体の輝度が高いから、プリ発光及びプリ露光を行い(S40)、該距離L5から最適なストロボランプ(3)の発光量F2及び最適な露光量A2を知る(S41)。L5=L1であるから、ストロボランプ(3)の発光量F2は、1回目の発光量F1と同じに思えるが、被写体の輝度Y5>Y1ならば、厳密にはF2<F1である。
ストロボランプ(3)を本発光させるとともに露光し(S42)、画像データを取り込み、圧縮処理してメモリカード(4)に格納する(S43)。次の撮像に備えてコンデンサ(6)の充電を開始する。
本例にあっては、2回目の撮像時に失敗しても、コンデンサ(6)の充電電圧Vxが1回目の撮像のプリ発光前の充電電圧Vb以上となると、撮像待機状態になる。即ち、コンデンサ(6)が満充電されるのを待つことなく、撮像が可能となる。
これにより、待ち時間が短くなり、シャッタチャンスを逃がす場合が少なくなる。特に、バッテリが減ってきた状態では、コンデンサ(6)が満充電されるまで時間が掛かるから、待ち時間を短縮する効果は大きい。
ステップS39にて、NOであれば、ステップS44に進み、キャビネット(2)上のLED(図示せず)を点灯させるか、警告音を発して、撮像が不可能な旨を報知する(S44)。コンデンサ(6)を引き続いて充電する(S45)。
充電電圧Vxが満充電時の電圧Vaに等しくなれば(S46)、コンデンサ(6)の充電を止める(S47)。CPU(1)は、ストロボ撮像又はストロボランプ(3)を発光させずに撮像が可能な旨を報知する。この報知は、例えばキャビネット(2)上のLED(図示せず)を緑色に点灯させて行う(S48)。カメラ機器は、シャッタ釦(20)が押されるのを待機する状態となる(S49)。
バッテリーの容量不足等で、充電電圧Vxが満充電時の電圧Vaに達しない場合は、満充電できない旨を、ディスプレイ(22)に表示し(S50)、動作が終了する。
上記の記載では、2回撮像する場合を例示したが、3回以上撮像する場合は、上記の動作を繰り返す。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
デジタルカメラの内部ブロック図である。 撮像動作の全体概略を示すフローチャートである。 撮像時の動作を示すフローチャートである。 撮像時の動作を示すフローチャートである。 撮像時の動作を示すフローチャートである。 撮像時の動作を示すフローチャートである。 撮像時の動作を示すフローチャートである。 充電電圧VbとVc、及び満充電時の電圧Vaの関係を示す図である。 従来のデジタルカメラの斜視図である。 従来のデジタルカメラの内部ブロック図である。 輝度から被写体が結像する地点を求める原理を説明する図である。 撮像レンズから被写体までの距離を求める原理を説明する図である。
符号の説明
(1) CPU
(2) キャビネット
(3) ストロボランプ
(4) メモリカード
(5) CCD
(6) コンデンサ
(7) メモリ

Claims (5)

  1. ストロボランプ(3)に給電すべき電荷を蓄積する蓄電手段と、該蓄電手段への充放電を制御するとともに、被写体の輝度及び被写体までの距離を測定する制御手段とを設けたカメラ機器に於いて、
    制御手段は、測定した被写体の輝度及び被写体までの距離を格納するメモリ手段に繋がり、
    制御手段は、撮像時に測定した被写体の輝度がメモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体の輝度以上であり、撮像時に測定した被写体までの距離が、メモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体までの距離と等しい第1の条件と、蓄電手段の充電電圧が、直前のストロボランプ(3)発光前の電圧以上である第2の条件とがともに満たされた際に、ストロボランプ(3)の発光を許可する判別機能を有することを特徴とするカメラ機器。
  2. 制御手段は、ストロボランプ(3)を弱く光らせるプリ発光と、ストロボランプ(3)を強く光らせる本発光を切り換える機能を有し、
    第1の条件と、第2の条件が満たされた際に、プリ発光せずに、直前の撮像時と同じ発光量で本発光を行う判別機能を有する請求項1に記載のカメラ機器。
  3. 制御手段は、撮像時に第1の条件が満たされない場合に、蓄電手段の充電電圧が、満充電となった際に、ストロボランプ(3)の発光を許可する判別機能を有する請求項1に記載のカメラ機器。
  4. メモリ手段には、ストロボランプ(3)を発光させることなく撮像ができる被写体の輝度であるしきい値Ythが格納され、
    制御手段は、撮像時に測定した被写体までの距離が、メモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体までの距離と異なり、且つ被写体の輝度がしきい値未満の場合に、蓄電手段の充電電圧が、満充電となった際に、ストロボランプ(3)の発光を許可する判別機能を有する請求項1に記載のカメラ機器。
  5. ストロボランプ(3)に給電すべき電荷を蓄積する蓄電手段と、該蓄電手段への充放電を制御するとともに、被写体の輝度及び被写体までの距離を測定する制御手段とを設けたカメラ機器の撮像方法であって、
    測定した被写体の輝度及び被写体までの距離をメモリ手段に格納する工程と、
    撮像時に測定した被写体の輝度がメモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体の輝度以上であり、撮像時に測定した被写体までの距離が、メモリ手段内に格納された直前撮像時の被写体までの距離と等しい第1の条件を求める工程と、
    蓄電手段の充電電圧が、直前のストロボランプ(3)発光前の電圧以上である第2の条件を求める工程と、
    第1の条件と第2の条件が満たされた際に、ストロボランプ(3)の発光を許可する工程を有する判別機能を有するカメラ機器の撮像方法。
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