JP4539738B2 - スクリーン及び投射システム並びにスクリーンの製造方法 - Google Patents

スクリーン及び投射システム並びにスクリーンの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、前方のプロジェクタ等の投影装置からの投射光を反射して投影画像を映し出すスクリーン及び当該スクリーンを用いた投射システム並びにスクリーンの製造方法に関する。
マイクロレンズと反射面とを集積したものを用いるスクリーンであって、マイクロレンズの背後に配置される反射面の向きをスクリーンの中心法線方向に傾斜させるものが知られており、特にスクリーンの中心部から周辺部に向かって反射面の傾斜角を徐々に変化させるものが知られている(特許文献1参照)。このスクリーンは、例えば押出しロール成形により一体的に成形される(同上参照)。
特開平3−156435号公報
しかしながら、前方のプロジェクタ等の投影装置からの投射光を反射して投影画像を映し出す反射型のスクリーンにおいて、スクリーンの中心部から周辺部に向かって反射面の傾斜角を変化させていく構造とする場合、特に傾斜角を適宜変化させながら反射面を一体的に成形するのは困難なものとなる可能性がある。また、スクリーンが大型化する場合、単純な押出しロール成形ではコストがかかる可能性もある。また、何枚かのスクリーン部分を繋げて一枚の大きなスクリーンとすることも考えられるが、この場合、スクリーン部分の継ぎ目の部分が目立つ可能性がある。
また、別の問題として、反射型のスクリーンの使用において、不要光である外光の一部がスクリーンの観察者のいる方向へ反射されてしまう可能性があり、反射された外光が投影画像のコントラスト低下を生じさせる原因となる可能性がある。
そこで、本発明は、外光による影響を低減し、明るい部屋等での投影画像のコントラストを改善できるとともに、入射角度のある投射光を正面方向へ適切に反射・拡散させることができ、また、比較的簡易かつ安価に製造できるスクリーン及びこれを用いた投射システム並びにスクリーンの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るスクリーンは、(a)スクリーン前面側の2次元平面上に配列される複数の要素レンズを有するレンズアレイを含む表面構造部と、(b)レンズアレイの裏側に2次元平面に対して傾斜して形成されるとともに、入射する投射光を散乱させつつスクリーン前面側に射出させる複数の散乱面を含む裏面構造部と、(c)表面構造部と裏面構造部とを接着する接着層とを備え、(d)裏面構造部は、複数の散乱面のパターンが互いに異なる複数の裏面形成部により構成される。
まず、上記スクリーンでは、レンズアレイを構成する各要素レンズの裏側に、レンズアレイの配列された平面に対して傾斜し、かつ、要素レンズを経た投射光を散乱させつつ反射する散乱面を設けることで、スクリーンに入射する投射光を適切に散乱した状態で要素レンズの前方に射出させることができる。この際、裏面構造部を、複数の散乱面のパターンが互いに異なる複数の裏面形成部によって構成することで、入射位置によって異なる投射光の入射角度に対応して当該投射光を正面方向へ適切に反射・拡散させることができる。
また、本発明の具体的な態様として、表面構造部が、一体成形品である。この場合、スクリーンの表面側を簡易に、継ぎ目のない十分な強度を有するものとできる。
また、本発明の具体的な態様として、接着層が、紫外線硬化樹脂により形成される。つまり、接着層は、紫外線照射によって硬化し、表面構造部と複数の裏面形成部とを接着する。この場合、表面構造部に対する複数の裏面形成部の位置合わせを行った後に接着する、アライメント及び接着の動作を容易に行うことができる。
また、本発明の具体的な態様として、レンズアレイが、複数の要素レンズとして複数のシリンドリカルレンズを含み、当該複数のシリンドリカルレンズを各シリンドリカルレンズの長手方向に対して垂直方向に配列するレンチキュラーレンズにより構成される。この場合、レンズアレイとしてレンチキュラーレンズを用いることで、簡易にスクリーンを作製できる。
また、本発明の具体的な態様として、複数の裏面形成部が、互いに継ぎ合わされるように配置されて表面構造部の裏側を覆っており、複数の裏面形成部の継ぎ目が、複数のシリンドリカルレンズの長手方向に沿って延びている。この場合、複数の裏面形成部の継ぎ目が目立ちにくいものとなる。
また、本発明の具体的な態様として、裏面構造部の裏側のうち、少なくとも散乱面の周囲に、光吸収性素材により形成される光吸収面をさらに有する。この場合、光吸収面により、外光等の不要光を吸収させて高コントラストな画像を形成することができる。
また、本発明の具体的な態様として、レンズアレイが、表面に反射防止コートを有する。これにより、スクリーン表面での反射を防止することができる。
また、本発明の具体的な態様として、レンチキュラーレンズが、ロール巻き取り可能となっており、ロールする軸の方向に沿って複数のシリンドリカルレンズの長手方向を配置した構造を有する。これにより、スクリーンをロールして収納した際に、複数のシリンドリカルレンズ間の境界部分が主に曲がるため、シリンドリカルレンズの本体部分の変形量を少なくすることができる。
また、本発明の具体的な態様として、本発明に係る投射システムは、(a)上記いずれかに記載のスクリーンと、(b)スクリーンに投影画像を投射する画像投射装置とを備える。この場合、上記スクリーンを用いることにより、投射システムは、投射光を適切に散乱・反射し、かつ、有効に利用でき、また、外光による影響を低減し、明るい部屋等での投影画像のコントラストを改善できる。
また、本発明の具体的な態様として、本発明に係るスクリーンの製造方法は、(a)スクリーン前面側の2次元平面上に配列される複数の要素レンズを有するレンズアレイを含む表面構造部を製造する第1製造工程と、(b)レンズアレイの裏側に2次元平面に対して傾斜して形成されるとともに、入射する投射光を散乱させつつスクリーン前面側に射出させる複数の散乱面をそれぞれ含む複数の裏面形成部を製造する第2製造工程と、(c)第1製造工程により製造された表面構造部と第2製造工程により製造された複数の裏面形成部とを接着する接着工程とを備え、(d)複数の裏面形成部は、複数の散乱面のパターンが互いに異なる。
まず、上記スクリーンの製造方法では、接着工程において、複数の裏面形成部単位でそれぞれに対応する複数の要素レンズに対してアライメントをしながら固定させることができる。これにより、散乱面のパターンが互いに異なる各裏面形成部をそれぞれ最適な位置にアライメントできるので、上記製造方法によって作製されるスクリーンは、入射位置によって異なる投射光の入射角度に対応して当該投射光を正面方向へ適切に反射・拡散させることができる。
また、本発明の具体的な態様として、第1製造工程において、表面構造部が、一体成形品として製造される。この場合、スクリーンの表面側は、簡易に継ぎ目のないものとできる。
また、本発明の具体的な態様として、接着工程において、使用時に相当する仮想光を表面構造部の表側から投射しながら複数の要素レンズに対応する複数の散乱面の位置合わせを行うことによって複数の裏面形成部のアライメントを行った後に、複数の裏面形成部を表面構造部に固定する。この場合、仮想光として、例えばプロジェクタ等の投影装置からの投射光や不要光である外光に相当する光を用いることで、最適なコントラストとなるように複数の要素レンズに対して複数の散乱面をそれぞれ位置合わせすることができる。
また、本発明の具体的な態様として、接着工程において、表面構造部と複数の裏面形成部との間に紫外線硬化樹脂を挟み、紫外線硬化樹脂に対して紫外線照射することにより表面構造部と複数の裏面形成部とを接着する。この場合、表面構造部に対する複数の裏面形成部の位置合わせを行った後に、紫外線硬化樹脂を紫外線照射することにより表面構造部と複数の裏面形成部とを接着させることで、アライメント及び接着の動作を容易に行うことができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係るスクリーンについて図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るスクリーンを模式的に示す側面図である。本実施形態のスクリーン10は、反射型のスクリーンであり、スクリーン10の前面側を構成する光透過性の表面構造部1と、表面構造部1の裏側全体を覆う裏面構造部2と、裏面構造部2の裏面全体に貼りつけられる光吸収シート3とを備える。このうち、裏面構造部2は、表面構造部1の裏側全体に分割して配置される3つの裏面形成部2a、2b、2cを含む。これら3つの裏面形成部2a、2b、2cは、スクリーン10の上下方向即ちy方向に略隙間なく配列されている。
図示のように、投影装置等の有する投射レンズPOの投射光源点Sから投射光PLがスクリーン10上に投射されることにより、画像投影がなされる。ここで、投射光源点Sは、スクリーン10に近接した下方位置に設置されており、投射光PLは、投射光源点Sからスクリーン10までの距離が投射距離dとなっている状態で投射されている。この結果、スクリーン10の左右中央を上下に延びるスクリーン中心軸LXの中央に位置する中心位置Oにおいて、投射光源点Sからの投射光PLが、その光束軸AXが入射角度αとなっている状態で、下方から上方に向けて入射している。
図2は、スクリーン10の構造を模式的に示す側断面図である。また、図3(a)及び3(b)は、それぞれスクリーン10の表側及び裏側の状態を模式的に示す図である。表面構造部1は、表側にシリンドリカルレンズCLを2次元的に配列したレンズアレイであるレンチキュラーレンズ1aを有する。一方、裏面構造部2は、レンチキュラーレンズ1aの裏面側に各シリンドリカルレンズCLに対応して周期的に設けられた溝GTを有する。表面構造部1の後面BSと裏面構造部2の前面PSとが、接着層SRによって接着されることによりスクリーンシート5が形成されている。なお、スクリーンシート5の裏面側には、溝GTに散乱材を塗布することで散乱部4が形成されている。
表面構造部1の表側に形成されたレンチキュラーレンズ1aは、略半円柱状の外形を有し左右のx方向に延びるシリンドリカルレンズCLを要素レンズとして長手方向(x方向)に対して垂直な上下のy方向に多数配列して連ねることにより、全体としてxy面に平行に広がる表面を構成している。つまり、これらのシリンドリカルレンズCLは、スクリーン10全体の表面を構成すべく2次元平面上に配置されている。各シリンドリカルレンズCLは、図1の投射レンズPOからの斜め上向きの投射光PLを入射させて適宜集光させる。また、各シリンドリカルレンズCLは、スクリーン10の内部で後述する散乱面RSによって散乱・反射された投射光PLを、所定の発散角で前方に射出させる。
一方、裏面構造部2の裏側に形成された溝GTは、シリンドリカルレンズCLに対応して、その長手方向即ちx方向に略沿って延びている。各溝GTには、各シリンドリカルレンズCLの配列された上下のy方向に対して略垂直な側面SSが上面側に形成されており、溝GTは、この側面SSと、傾斜した底面FSとによって画定され、yz断面が三角形状となっている。底面FSは、各シリンドリカルレンズCLで集光されて斜め上方向に傾いて入射する投射光PLを正面方向即ち+z方向に反射する傾向を高めるべく、所定の傾斜角度αで傾いている。各散乱部4は、上記のような形状の各溝GTを充填するものであり溝GTの形状を反転した形状を有している。散乱部4は、底面FSから入射する光を+z方向に反射する際、適当な分散特性で散乱させた状態とする。これにより、近接した下方からスクリーン10に入射した投射光PLを正面に一定の広がりをもって導く効果を助長することができる。散乱成分としては、例えば、硫酸バリウムまたは硫酸バリウムに白色の反射性インク(例えば白色のパール系インク)を混ぜたもの等を用いる。以上において、底面FSとその背後に近接する散乱部4の薄膜部(例えば数μm程度の厚さ部分)とは、スクリーン10に入射した光束を正面方向に散乱させつつ反射する機能を有しており、底面FSと当該散乱部4の薄膜部とをまとめて散乱面RSと呼ぶものとする。
ここで、図3(a)及び3(b)のうち、図3(a)に示すように、スクリーン10の表側を構成する表面構造部1は、一体成形されている。このため、スクリーンの表面側即ち投射光が投射されるとともに観察者に対向する表側は、継ぎ目のない一枚構成となっている。これに対して、図3(b)に示すように、スクリーン10の裏側を構成する裏面構造部2は、3つの矩形の裏面形成部2a、2b、2cを上下方向に互いに継ぎ合わせるように配置することで表面構造部1の裏側全体を覆っており、横方向に延びる継ぎ目BLa、BLbが形成されている。この場合、継ぎ目BLa、BLbは、シリンドリカルレンズCLの境界に沿って延びている。一方、裏面形成部2a、2b、2cは、縦方向には継ぎ目が存在しない。さらに、継ぎ目BLa、BLbの裏側には、図2に示す光吸収シート3に覆われている。以上により、継ぎ目BLa、BLbはほとんど目立たなくなっている。以上のような構造であることから、観察者がスクリーン10を表側から見た場合、スクリーン10の表側については、継ぎ目のない一枚構成であり、裏側についても継ぎ目BLa、BLbの部分が目立ち難くいものとなっている。
また、各裏面形成部2a、2b、2cは、複数の散乱面RSa、RSb、RScをそれぞれ有しており、これらの散乱面RSa、RSb、RScは互いに異なるパターンを有する形状となっている。つまり、投射光PLの入射角度の差異等に応じて、各裏面形成部2a、2b、2cによって区分される領域単位で散乱面RSa、RSb、RScの形状を変化させている。具体的には、例えば各散乱面RSa、RSb、RScを形成する溝GTのシリンドリカルレンズCLに対する位置や溝GTのy方向についてのサイズ、あるいは底面FSの傾斜角度を変化させることにより、散乱面RSがスクリーン10の各位置で投射光PLを適切に捉えて、散乱・反射させる状態にできる。
図2に戻って、光吸収シート3は、スクリーンシート5の裏面側全体を光吸収性素材で覆うように形成されている。光吸収シート3は、散乱部4の周辺に外光等の不要光を吸収させる光吸収面ASを形成する。なお、スクリーン10全体の厚みは、好ましくは0.3mm〜0.5mm程度である。
以下、図2を用いて投射光PLの光路を説明することにより、スクリーン10における動作について説明する。
まず、図中5つのシリンドリカルレンズCLのうち、例えば真ん中に位置するシリンドリカルレンズCLpに入射角度αで入射した投射光PLは、集光されてシリンドリカルレンズCLpの背後に位置する散乱面RSで散乱・反射される。散乱面RSで散乱・反射された投射光PLは、同一のシリンドリカルレンズCLpを経て適度に発散された状態で前方に射出される。なお、ここで、真ん中のシリンドリカルレンズCLpに対応する散乱面RSは、各裏面形成部2a、2b、2cのうち上下のy方向について中央に位置する裏面形成部2bに含まれるものである。同様に、シリンドリカルレンズCLp以外の各シリンドリカルレンズCLに入射した投射光PLも、同一のシリンドリカルレンズCLから射出される。例えば、スクリーン10において、上端側のシリンドリカルレンズCLに入射角度αよりも大きな入射角度βで入射する投射光PLは、各裏面形成部2a、2b、2cのうち上側に位置する裏面形成部2aの散乱面RSによって正面方向に散乱・反射される。また、下端側のシリンドリカルレンズCLに入射角度αよりも小さな入射角度γで入射する投射光PLは、下側に位置する裏面形成部2cの散乱面RSによって正面方向に散乱・反射される。
以上のように、スクリーン10上の入射位置によって投射光PLの入射角度は異なっている。このため、各裏面形成部2a、2b、2cにおける散乱面RSは、それぞれ投射光PLを適切に散乱・反射させるべく互いに異なる形状パターンを有している。各裏面形成部2a、2b、2cでの異なる形状パターンについては、既述のように種々考えられるが、具体的には、例えば図2の場合、投射光PLの入射角度α、β、γに応じて、シリンドリカルレンズCLに対する散乱面RSの配置が異なっている。つまり、各裏面形成部2a、2b、2cを比べると、上側に位置する裏面形成部2aでの散乱面RSの配置が、対応するシリンドリカルレンズCLに対して最も上方即ちy方向正の側となっており、逆に、下側に位置する裏面形成部2cでの散乱面RSの配置が、最も下方側となっている。
なお、スクリーン10の使用において、画像投影には不要である外光OLを発生する照明光等は、例えば室内の天井側に設置されて室内を照明する場合が多い。このように、上方から投射される外光OLは、そのほとんどが、スクリーン10のうち、溝GTの側面SS或いは光吸収シート3の光吸収面ASに入射する。溝GTの側面SSに入射する外光OLは、側面SSの角度から観察者のいるスクリーン10の前方に向かうことなく反射等され、また、光吸収シート3に入射する外光OLも、スクリーン10の前方に向かうことなく吸収される。
また、レンチキュラーレンズ1aの表面を構成する各シリンドリカルレンズCLの表面には反射防止コートであるARコートCTが施されている。これにより、光の反射を防止している。
また、スクリーン10は、図1等に示す矢印AWの方向にロール巻き取り可能となっている。この場合、レンチキュラーレンズ1aの各シリンドリカルレンズCL間を繋ぐ境界部分BPが主に曲がることでシリンドリカルレンズCLそのものはあまり変形することなくスクリーン10をロールして収納することができる。
以下、本実施形態に係るスクリーン10の製造方法の一例について説明する。図4(a)、4(b)及び4(c)は、スクリーン10のうち、スクリーンシート5の製造方法の一例を示す図である。つまり、表面構造部1と裏面構造部2を形成する裏面形成部2a、2b、2cとを接着する工程について説明する。なお、ここでは3つの裏面形成部2a、2b、2cのうち、y方向について最上部に位置する裏面形成部2aについてのみ説明し、残りについては同様であるので詳しい説明を省略する。
まず、図4(a)に示すように、表面構造部1と裏面構造部2を形成する裏面形成部2aとを用意する。なお、表面構造部1は、例えばベースフィルムBF1の片面にレンチキュラーレンズ1aとなるべき部分P1をベースフィルムBF1と同一の材料により成形することで形成される(第1製造工程)。また、同様に、裏面形成部2aは、例えばベースフィルムBF2の片面に溝GTとなるべき部分P2をベースフィルムBF2と同一の材料により成形することで形成される(第2製造工程)。
次に、図4(b)に示すように、表面構造部1の後面BS上に接着層SRとなるべき紫外線硬化樹脂P3を塗布するとともに、仮想光IL1、IL2を照射しながら、裏面形成部2aのアライメントを行う。より具体的には、図5に示すように、まず、光の正反射方向である+z側に反射光の測定器REを設置する。また、光源S1から外光と見立てた仮想光IL1を射出させる。一方、光源S2から投射光と見立てた仮想光IL2を射出させる。測定器REは、これら仮想光IL1、IL2の反射光の値をそれぞれ測定する。裏面形成部2aのアライメントは、測定器REによって測定される値に基づいて行われる。つまり、光源S1から仮想光IL1を照射する場合には、測定器REで測定される仮想光IL1の反射光の値ができるだけ小さくなる即ち反射光ができるだけ暗くなる位置に裏面形成部2aをxy平面上で移動させる。一方、光源S2から仮想光IL2を照射する場合には、測定される仮想光IL2の反射光の値ができるだけ大きくなる即ち反射光ができるだけ明るくなる位置に裏面形成部2aをxy平面上で移動させる。上記動作により、散乱面RSとなるべき底面FSと各シリンドリカルレンズCLとの位置関係が、できるだけ外光は反射せず、かつ投射光は反射するようになるところで、表面構造部1と各裏面形成部2aとを位置決めする。つまり、この場合、できるだけコントラストの高い最適な状態となったところで位置決めがなされる。
最後に、図4(c)に戻って、紫外線UVを照射し、アライメントされた表面構造部1と各裏面形成部2aとに挟まれた紫外線硬化樹脂P3を硬化させる。これにより、接着層SRが形成され、表面構造部1と裏面形成部2aとが接着される。なお、他の裏面形成部2b、2cについても、図5に示すように同様にして表面構造部1とのアライメントがなされ、それぞれ表面構造部1と接着する。以上により、スクリーンシート5が形成され、さらに、既述のように、スクリーンシート5の溝GTに散乱部4及び吸収シート3が設けられ、また、シリンドリカルレンズCLの表面にARコートCTを施すことにより、スクリーン10が製造される。
以上の製造方法において、仮想光IL1、IL2としては、例えば可視光を用いる。これにより、アライメント時には接着層SRとなるべき紫外線硬化樹脂P3が硬化せず、アライメント後に紫外線UVを照射することで紫外線硬化樹脂P3を硬化させ表面構造部1と裏面形成部2a、2b、2cとの接着を行う。以上のように、使用時に生じる光であるプロジェクタ等の投影装置からの投射光PLや不要光である外光OLといった光を想定した仮想光IL1、IL2に基づいてアライメントを行い、当該アライメントの後にスクリーンシート5の成形を行うことで、最適なコントラストとなるように各シリンドリカルレンズCLに対応する散乱面RSを位置合わせすることができる。なお、この場合、当該アライメントによって図2あるいは図3(a)及び3(b)に示す継ぎ目BLa、BLbの部分にギャップが生じる可能性があるが、既述のように継ぎ目BLa、BLbは、シリンドリカルレンズCLの境界に沿うものとなっており、さらに継ぎ目BLa、BLbの裏側に光吸収シート3が施されているので、継ぎ目BLa、BLbにおいて多少のギャップが生じても目立たないものとなっている。
以上のような方法により製造されるため、本実施形態に係るスクリーン10は、比較的簡易かつ安価に製造できながらも、外光による影響を低減し、明るい部屋等での投影画像のコントラストを改善できるとともに、入射角度のある投射光を正面方向へ適切に反射・拡散させることができる。
図6(a)、6(b)及び6(c)は、本実施形態のスクリーンの製造方法についての変形例を説明するための図であり、それぞれシリンドリカルレンズCL1つ分即ちスクリーン10の1ピッチ分を模式的に示す側断面図である。なお、スクリーンシート5の製造方法については上記の例と同様であるので説明を省略する。図6(a)、6(b)及び6(c)のうち、まず、図6(a)に示す例では、図2の光吸収シート3に代えて、光吸収膜103が形成されている。つまり、散乱材を塗布することによって溝GTを充填して散乱部4を形成した後、例えばスクリーンシート5の裏面側全体を覆うように光吸収性のインクを塗布することで光吸収膜103が形成されている。図6(b)及び6(c)は、さらに他の製造方法を段階的に示すものである。本変形例では、図6(b)に示すように、まず、散乱部4が塗布されるよりも先にスクリーンシート5の裏面側に光吸収性のインクを塗り、溝GTの位置に開口を有する光吸収膜103を形成する。その後、図6(c)に示すように、溝GTを充填するようにスクリーンシート5の裏面側全体に散乱材を塗布して、散乱部4を形成している。なお、上記はいずれも製造方法の例示であり、同様の構造を有するものであればこれら以外の製造方法であっても構わない。
また、散乱部4については、散乱面RSとして散乱効果をもたせるものであればよく、溝GT全てを散乱材によって充填しなくてもよい。従って、例えば、溝GTのうち底面FSのみに散乱部4として散乱材を塗布することで散乱面RSを形成してもよい。また、散乱材以外にも例えば底面FSに凹凸面をランダムに形成させ散乱効果をもたせることで散乱面RSを形成してもよい。
〔第2実施形態〕
図7(a)及び7(b)は、第2実施形態に係るスクリーンを模式的に示す側面図である。なお、本実施形態では、図7(a)及び7(b)にそれぞれ示すスクリーン110、210の裏面側における散乱面RSの形状を除いて、第1実施形態と同様であるから、そのほかの部分の説明については省略する。
まず、図7(a)に示すスクリーン110について説明する。スクリーン110において、各裏面形成部102a、102b、102cにおける複数の散乱面RSa、RSb、RScは、それぞれ対応する各シリンドリカルレンズCLの長手方向即ちx方向に略沿って延びているが、x方向に完全に平行ではなく、スクリーン110の中心側であるスクリーン中心軸LXから左右の周辺側に向かって対称に斜め下方向に直線状に延びている。これにより、各散乱面RSa、RSb、RScは、それぞれ対応する各シリンドリカルレンズCLの中心位置から長手方向に沿って端部側へ離れるに従ってxy平面に対する投射光PLの入射角の小さくなる側である−y方向にシフトした配置となっている。一般に、スクリーン110に入射した後の投射光PLの光路について、各シリンドリカルレンズCL内での中央側と周辺側とで比較すると、周辺側に入射する投射光PLのほうが、中心側に入射する投射光PLよりも下方側即ち−y方向へ潜りこむような光路を辿る。本実施形態のスクリーン110では、このように投射光PLが周辺側に離れるほどより下方に向かうのに合わせて、散乱面RSa、RSb、RScの位置を周辺側に向かうに従ってより下方にシフトさせている。このように、各裏面形成部102a、102b、102cでは、それぞれ入射する投射光PLの入射角度に応じて散乱面RSa、RSb、RScの−y方向へのシフト量を調整することによって周辺側においても散乱・反射させるべき投射光PLの成分を吸収面ASに吸収させてしまうことがなく、正面方向へ的確に散乱・反射させることができる。
次に、図7(b)に示すスクリーン210について説明する。スクリーン210において、各裏面形成部202a、202b、202cにおける複数の散乱面RSa、RSb、RScは、それぞれ対応する各シリンドリカルレンズCLの長手方向即ちx方向に略沿って延びているが、いずれも中心軸LXを中心として左右対称で上側に凸の曲線状に形成されている。即ち、この場合、複数の散乱面RSa、RSb、RScの垂直方向即ちy方向の位置は、スクリーン210に入射した投射光PLの光路に合わせて徐々に変化している。これにより、散乱面RSでの投射光PLの反射をより適したものとすることができる。
なお、この他にも、例えば複数の散乱面RSa、RSb、RScを、それぞれ中心軸LXを中心として左右対称で階段状に変化させることで、散乱面RSa、RSb、RScの配置を投射光PLの反射に適したものとすることもできる。
〔第3実施形態〕
図8は、第3実施形態に係る投射システムの一例を示す図であり、第1及び第2実施形態のスクリーン10、110、210に画像投射装置としてプロジェクタを用いた場合の投射システムを示している。図8において、プロジェクタ100は、プロジェクタ本体50と、投射レンズ20と、反射ミラーRMとを備える。なお、プロジェクタ100の各機構は、筐体SC内に収容されている。なお、ここでは、スクリーン10〜210及びプロジェクタ100の設置環境として、室内に天吊りされた照明装置200により、上方からの外光OLによる照明がなされており、プロジェクタ100は、スクリーン10〜210の下方から投射を行うものとする。
プロジェクタ50での制御により形成された画像光は、投射レンズ20から射出され、さらに、反射ミラーRMでの反射により、所望の角度が付けられた状態でプロジェクタ100からの投射光PLとして射出される。従って、この場合、プロジェクタ100は、スクリーン10〜210の法線に対して投射光PLの光束軸が傾いた斜め投射が行われる。スクリーン10〜210に投射された投射光PLは、上述したようにスクリーン10〜210上で適度の発散角で正面方向に反射される。この際、上述したように、投射光PLの投射角度に対応してスクリーン10〜210が構成されているため、投影される画像は、外光OLによる影響を低減し、明るい部屋等での投影画像のコントラストを改善できるだけでなく、投射光PLを適切に正面方向へ射出させることができる。
なお、この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
まず、上記実施形態では、裏面形成部2a、2b、2cを3つに分けていたが、これに限らず、例えば投射光PLの入射角度の差異に応じて裏面形成部の数をもっと多くしても構わない。また、各裏面形成部2a、2b、2cの継ぎ目BLa、BLbを横方向で、特にシリンドリカルレンズCLの境界に沿うものとしているが、スクリーン10の観察者にとって目立たない範囲であればこれ以外に継ぎ目が生じてもよく、例えば裏面形成部を縦・横各3マスの合計9つのブロック状に構成してもよい。
また、上記の実施形態では、レンチキュラーレンズ1aによりレンズアレイを構成しているが、各スクリーン10、110、210のレンズアレイは、これ以外にも例えばマイクロレンズを2次元平面上に配置させるものであってもよい。この場合、当該マイクロレンズの縦断面が図2等に示すようなものとなる。
また、上記の実施形態では、散乱成分を含むインクを塗布することにより散乱部4を形成しているが、散乱部4は、インク以外にも、例えば散乱シートを散乱面RSに貼り付けることにより形成してもよい。
また、光吸収シート3は、レンチキュラーレンズ1aの裏面側全体を覆うものとしているが、例えばコントラストをあげるために、散乱部4の塗布された底面FSの周囲や裏面形成部2a、2b、2cの継ぎ目BLa、BLb等に部分的に施すといった必要に応じて設けるものとしてもよい。
また、各シリンドリカルレンズCLの断面形状は略円弧状としているが、これに限らず、非円弧状のものであってもよい。
また、各シリンドリカルレンズCLにおいて、投射光PLの入射・射出を同一のシリンドリカルレンズCL内で行っているが、投射光PLの散乱・反射のタイプはこれに限らず、例えば投射光PLを入射させたシリンドリカルレンズCLに隣接するシリンドリカルレンズCLから当該投射光PLを射出させる態様となっていてもよい。
上記実施形態では、一般的な投影装置等の使用環境を考慮して、投射光PLについての光束軸AXの方向が下方からであり、これに対応して底面FSの形状等を構成しているが、投射光PLが下方以外から入射する場合には、これに応じて、散乱面RSの構成を異なるものとしてもよい。つまり、例えば、プロジェクタからの投射がスクリーンの側方からなされる場合には、散乱面RSの傾き等を投射光PLの入射方向に対応させて変更してもよい。
第1実施形態に係るスクリーンを模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係るスクリーンを模式的に示した側断面図である。 (a)、(b)は、スクリーンの表面及び裏面を説明する図である。 (a)〜(c)は、スクリーンの製造方法を説明する図である。 スクリーン製造工程の一部を説明する図である。 (a)〜(c)は、スクリーンの他の製造方法を説明する図である。 (a)、(b)は、第2実施形態に係るスクリーンを説明する図である。 第3実施形態に係る投射システムについての模式図である。
符号の説明
10、110、210…スクリーン、 1…表面構造部、 1a…レンチキュラーレンズ、 2…裏面構造部、 2a、2b、2c…裏面形成部、 3…光吸収シート、 4…散乱部、 5…スクリーンシート、 SR…接着層、 CL…シリンドリカルレンズ、 GT…溝、 RS…散乱面、 100…プロジェクタ、 200…照明装置

Claims (13)

  1. スクリーン前面側の2次元平面上に配列される複数のシリンドリカルレンズを有するレンズアレイを含む表面構造部と、
    前記レンズアレイの裏側に前記2次元平面に対して傾斜して形成されるとともに、入射する投射光を散乱させつつ前記スクリーン前面側に射出させる複数の散乱面をそれぞれ含む裏面構造部と、
    前記表面構造部と前記裏面構造部とを接着する接着層とを備え、
    前記裏面構造部は、前記複数の散乱面のパターンが互いに異なる複数の裏面形成部により構成され
    前記投射光の前記シリンドリカルレンズへの入射角度が大きくなるに従って、前記散乱面の配置が、当該散乱面に対応する前記シリンドリカルレンズに対して、前記入射角度が大きくなる側にシフトした配置になっている、スクリーン。
  2. 前記表面構造部は、一体成形品である、請求項1記載のスクリーン。
  3. 前記接着層は、紫外線硬化樹脂により形成される、請求項1及び請求項2のいずれか一項記載のスクリーン。
  4. 前記レンズアレイは、前記複数のシリンドリカルレンズを各シリンドリカルレンズの長手方向に対して垂直方向に配列するレンチキュラーレンズにより構成される、請求項1から請求項3までのいずれか一項記載のスクリーン。
  5. 前記複数の裏面形成部は、互いに継ぎ合わされるように配置されて前記表面構造部の裏側を覆っており、前記複数の裏面形成部の継ぎ目は、前記複数のシリンドリカルレンズの長手方向に沿って延びている、請求項4記載のスクリーン。
  6. 前記裏面構造部の裏側のうち、少なくとも前記散乱面の周囲に、光吸収性素材により形成される光吸収面をさらに有する、請求項4及び請求項5のいずれか一項記載のスクリーン。
  7. 前記レンズアレイは、表面に反射防止コートを有する、請求項4から請求項6までのいずれか一項記載のスクリーン。
  8. 前記レンチキュラーレンズは、ロール巻き取り可能となっており、ロールする軸の方向に沿って前記複数のシリンドリカルレンズの長手方向を配置した構造を有する、請求項4から請求項7までのいずれか一項記載のスクリーン。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一項記載のスクリーンと、
    前記スクリーンに投影画像を投射する画像投射装置と
    を備える投射システム。
  10. スクリーン前面側の2次元平面上に配列される複数のシリンドリカルレンズを有するレンズアレイを含む表面構造部を製造する第1製造工程と、
    前記レンズアレイの裏側に前記2次元平面に対して傾斜して形成されるとともに、入射する投射光を散乱させつつ前記スクリーン前面側に射出させる複数の散乱面をそれぞれ含む複数の裏面形成部を製造する第2製造工程と、
    前記第1製造工程により製造された前記表面構造部と前記第2製造工程により製造された前記複数の裏面形成部とを接着する接着工程とを備え、
    前記複数の裏面形成部は、前記複数の散乱面のパターンが互いに異なり、
    前記投射光の前記シリンドリカルレンズへの入射角度が大きくなるに従って、前記散乱面の配置が、当該散乱面に対応する前記シリンドリカルレンズに対して、前記入射角度が大きくなる側にシフトした配置になっている、スクリーンの製造方法。
  11. 前記第1製造工程において、前記表面構造部は、一体成形品として製造される、請求項10記載のスクリーンの製造方法。
  12. 前記接着工程において、使用時に相当する仮想光を前記表面構造部の表側から投射しながら前記複数のシリンドリカルレンズに対応する前記複数の散乱面の位置合わせを行うことによって前記複数の裏面形成部のアライメントを行った後に、前記複数の裏面形成部を前記表面構造部に固定する、請求項10及び請求項11のいずれか一項記載のスクリーンの製造方法。
  13. 前記接着工程において、前記表面構造部と前記複数の裏面形成部との間に紫外線硬化樹脂を挟み、前記紫外線硬化樹脂に対して紫外線照射することにより前記表面構造部と前記複数の裏面形成部とを接着する、請求項10から請求項12までのいずれか一項記載のスクリーンの製造方法。
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