JP4539133B2 - 建設機械の排気構造 - Google Patents

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Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械に関し、より詳しくは、建設機械の駆動源から発生する騒音が機体開口部から漏出するのを低減させる建設機械の排気構造に関するものである。
油圧ショベルの上部旋回体には、通常、図17(a)に示すように、エンジン60の前方に冷却ファン61とラジエータ62が配置されており、冷却ファン61の回転によって外部から吸い込まれる冷却風caを、まずラジエータ62に導入してエンジン冷却水と冷却風との間で熱交換し、熱交換器62を通過したファン風をさらにエンジン60に案内することによりエンジン外表面を冷却し、冷却に供せされた後の排気eaをエンジンガード63の上面に設けられた排気口64より外部に排出している。
この種の油圧ショベルでは、エンジン60、冷却ファン61、ラジエータ62、油圧ポンプ65等がエンジンガード63によって覆われており、駆動系から発生する騒音が油圧ショベルの周囲(横方向)に漏出しないように構成されている。しかしながら、上記したようにエンジンガード63の上面には排気eaを放出するための排気口64が開口しているため、図17(b)に示すようにこの排気口64を通じて排出される排気eaとともに騒音が上方向に漏れることについては避けられない。なお、図中、66はコントロールバルブ、67は作動油タンク、68は燃料タンクを示している。
建設現場の近くに高層住宅があるような環境では、特に油圧ショベルから上向きに漏れる騒音は高層階の住民に少なからず騒音公害をもたらすことになる。
ちなみに建設機械の騒音レベルは、その建設機械を取り囲むように仮想の半球面上(または平行六面体上)に配置された複数のマクロフォンで音圧レベルを測定し、各音圧レベル(dB)の平均によってその建設機械から放射される全音響パワーが算出される。
このようにして測定される騒音のレベルは、1点でも音圧レベルが高ければ、平均の音圧レベルも高めに現れるという特性があるため、建設機械の騒音を抑制するには、建設機械全体で低騒音化を図る必要がある。
また、排気の流れを工夫して防音設計をする際、冷却ファン61によって得られるファン風の流れを複雑にすると流路抵抗が増加し冷却効率が低下する。従ってファン風の流れを円滑に維持しつつ騒音を抑制する必要がある。
また、図18に示すように、カウンタウエイト70の円弧状外壁70aを利用してその内部にダクト通路70bを設け、機体幅方向一方側の吸気側開口71から取り入れた冷却風caをボンネット内に配置されたエンジン冷却装置72に案内し、エンジン73を通過した排気eaをダクト通路70bに導入し、排気側開口74から機体下方に排気する防音構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−55527号公報
しかしながら、上記した従来の防音構造では、冷却風の流れを機体内で複雑に変更させながらダクト通路70bまで案内するため流路の抵抗が大きくなり、冷却ファンの負荷も大きくなる。
さらには、カウンタウエイト70にダクト通路70bを設ける分、ボンネット内の容積が低下し、エンジン73等を配置する場合に設計の自由度が少なくなる。
本発明は以上のような従来の防音構造における課題を考慮してなされたものであり、冷却風の流れを吸気側から排気側まで円滑にして冷却ファンの負荷を軽減しつつ、騒音を抑制することができる建設機械の排気構造を提供するものである。
本発明は、エンジンルームを形成するエンジンガードに吸気口と排気口が設けられ、エンジンガード内に左右方向に配置されたエンジン、冷却ファン、この冷却ファンによって冷却される機器が収納されている建設機械において、上記吸気口は上記エンジンガードの左右側壁を構成している一方のサイドカバーに設けられ、上記排気口は他方のサイドカバーに設けられ、上記冷却ファンは、上記エンジンよりも上記吸気口側に配置され、上記エンジンルーム内には、上記冷却ファンのファン風の流れにおける上記エンジンの下流側で当該エンジンに取り付けられた油圧ポンプと、上記冷却ファンのファン風の流れにおける上記エンジンの下流側で且つ上記エンジンの上部となる上記油圧ポンプの上位置に、そのエンジンを冷却したファン風に沿って且つ略水平方向に取り付けられた筒状の排気ダクトが設けられ、上記排気ダクトは、エンジンの上部で上記冷却ファンのファン風の流れにおける上流側に向けて開口する入口と、上記排気口に接続された出口とを有し、上記吸気口から取り込まれたファン風が上記冷却ファン、上記エンジン、上記排気ダクトを直線的に流れ上記排気口から排気されるように構成されていることを特徴とする建設機械の排気構造である。
本発明に従えば、冷却ファンが回転すると一方のサイドカバーに設けられた吸気口から冷却用空気が取り込まれ、冷却される機器、エンジンを直線的に通過したファン風は、そのファン風に沿って設けられた排気ダクトに導入され、さらに他方のサイドカバーに設けられた排気口からスムーズに排出される。それにより、冷却効果が高められるとともに冷却ファンの負荷が小さくなることによって騒音低減に寄与することになる。
一方、エンジンルーム内で方向に規則性がなく発生した騒音については排気ダクトを通過しなければ外部に放出されず、エンジンルーム内での反射、排気ダクト内での反射を繰り返すうちに音響エネルギが減衰し減音された状態で排気口から放出される。
また、本発明では、冷却ファンのファン風の流れにおける上記エンジンの下流側で当該エンジンに取り付けられた油圧ポンプがエンジンルーム内に設けられ、その油圧ポンプ上方の空間を利用して排気ダクト設けられている。
また、上記油圧ポンプの下側に第二の排気ダクトを補助的に設けることができ、この第二の排気ダクトの出口をエンジンガード底板に形成された開口に接続すると、エンジンルーム内の下部で滞留しやすいファン風を排出することができる。また、エンジンルーム内の騒音については二つの排気ダクトで分散され減音されて放出される。
また、エンジンと油圧ポンプとの間に仕切板を設ければ、この仕切板を、エンジンを冷却したファン風を油圧ポンプ上方の排気ダクトとその下方の第二の排気ダクトとに案内する手段として機能させることができる。
上記エンジンと上記油圧ポンプの間に仕切板を設けてエンジンと油圧ポンプを完全に遮断する場合、エンジンとエンジンガードの底板との間で且つ仕切板よりエンジン側に第三の排気ダクトを配置し、この第三の排気ダクトを底板に沿った状態で設けるとともにその入口を仕切板に向けて開口させ、出口をエンジンガードの底板に形成された開口に接続することができる。
また、エンジンガードからL字状に延設されタンク、機器を収納する機器カバーの前部に第二の開口を設け、タンク,機器を機器カバー内の左右方向いずれか一方に寄せて配置し、タンク,機器と機器カバー内壁との間に形成される間隙に、エンジンを冷却したファン風を導入する直管状の第四の排気ダクトを略水平方向に補助的に設け、この第四の排気ダクトの出口を第二の開口に接続すれば、エンジンルーム内に滞留しやすいファン風を機器カバーの前側から排出することができる。
上記第四の排気ダクトを断面コ字状に形成し、その開口側をタンクの側壁によって遮蔽すれば、第四の排気ダクトを流れるファン風をタンクの側壁に接触させてタンクを冷却することができる。また、そのタンクの側壁に放熱フィンを付設すれば、より冷却効率を高めることができる。
上記エンジンガードにおいてエンジン上部を開閉可能にカバーしているボンネットが凸状に形成されている建設機械では、排気口近傍のボンネットの側壁に補助排気口を設け、このボンネット内にエンジンを冷却したファン風を導入して補助排気口から排出する補助排気ダクトを設けることができる。それにより、排気ダクトの開口面積が不足する場合に排気ダクトとその補助排気ダクトの双方から排気することができるようになる。
また、ボンネットにマフラーの排気管を挿通させる開口が形成されている建設機械では、ボンネットを支持するエンジンガードの開口縁部からエンジンに向けて略水平方向に遮蔽板を延設するとともにその遮蔽板に排気管を挿通させ、ボンネットが閉じられた際にボンネットと遮蔽板とによって補助排気ダクトが形成されるように構成することができる。それにより、排気管を挿通させる開口からエンジン騒音が漏れることを防止できるようになる。
また、冷却される機器として熱交換器を有し、吸気口を平面から見てその熱交換器と略平行に配置し且つ熱交換器の正面方向から見て熱交換器に対しオフセットされた状態で配置すれば、騒音が直接、外部に漏出することを防止して吸気側についても低騒音化を図ることができる。
また、上記吸気口と熱交換器を吸込ダクトで接続し、この吸込ダクトの内壁に吸音材を付設すれば、騒音をより吸音することができる。
また、上記排気ダクトの断面を複数の仕切板によってセル状に区画すれば、排気ダクト内で音波が反射する回数を増加させることができるため、減音効果を高めることができる。また、排気ダクトの内壁に吸音材を付設すれば、排気ダクト内を通過する騒音が吸音材によって吸音されることにより、減音効果を高めることができる。
本発明の排気構造によれば、冷却風の流れを吸気側から排気側まで円滑にして冷却ファンの負荷を軽減しつつ、騒音を抑制することができる。
また、吸気口から吸込まれ機器やエンジンを冷却したファン風は排気ダクトを通じて排気口にスムーズに流れて排出され、エンジンルーム内で方向に規則性がなく発生した騒音はエンジンルーム内での反射、排気ダクト内での反射を繰り返すうちに減音され、それにより、排気口から放出される騒音が低減される。
エンジンルーム内に滞留しやすいファン風は、油圧ポンプの下側に補助的に設けられた第二の排気ダクト、或いは機器カバーに補助的に設けられた第四の排気ダクトを通じて円滑に排出することができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る建設機械の排気構造の基本構成を示したものである。
同図(a)は油圧ショベルのエンジンガードを車幅方向に切り取って示したものであり、同図(b)は同図(a)のA−A矢視図である。
なお、本実施形態の油圧ショベルはエンジンが車幅方向に配置されていることを前提とする。
エンジンガード1は、エンジン2の左右に配置される左サイドカバー(本実施形態においてはエンジンガード1の左右側壁部分をサイドカバーと呼ぶ)3aおよび右サイドカバー3bと、エンジンガード1の上面部を構成する開閉自在なボンネット4と、下部フレーム5とを備えている。
このエンジンガード1内部に形成されるエンジンルームS内には熱交換器としてのラジエータ6と、冷却ファン7と上記したエンジン2とエンジン2の出力軸に取り付けられた油圧ポンプ8がこの順に配設されている。なお、ラジエータ6の左側にオイルクーラを設けることもある。
左サイドカバー3aにはスリット状に吸気口9が設けられており、冷却ファン7が駆動するとその吸気口9から冷却用の空気caが吸い込まれるようになっている。
吸い込まれた冷却用空気caはラジエータ6に導入され、エンジン冷却水と熱交換が行われる。次いでエンジン2の外壁に沿って流れ(図中ca1参照)、エンジン2の放熱を冷却するのに供せられる。
冷却用空気caの流れにおいてエンジン2の下流側であって油圧ポンプ8の上方、具体的には、油圧ポンプ8とボンネット4と右サイドカバー3bとで囲まれる空間S1には、ストレートな角筒で構成された排気ダクト10が略水平方向に取り付けられている。
なお、本実施形態では排気ダクト10をストレートに構成しているが、これに限らず、アールまたは鈍角に折れ曲がったものであってもよい。
この排気ダクト10は、エンジン2の後端部2aと右サイドカバー3bとを略連絡する状態で長さLに亙って設けられており、この排気ダクト10の入口10aにはエンジン2を冷却した後のファン風ca1が導入され、排気ダクト10の出口10bは右サイドカバー3bの上部に形成された排気口11に接続されている。
排気ダクト10の断面構造は3つの部屋10d〜10fに仕切られたセル形に形成されており(図1(b)参照)、排気ダクト10を通過する音波を各部屋に導入することによって音響エネルギの反射回数を増やし、減音を図るようになっている。
なお、図中、10gは仕切板を示しており、この仕切板10gの片面に吸音材12が貼着されている。
なお、本実施形態では排気ダクト10を3つに仕切られた部屋で構成したが、減音のレベルに応じてそれ以上またはそれ以下の部屋数で構成することができる。
エンジンルームS内で発生した音響エネルギの大半は、下部フレーム5と右サイドカバー3bと排気ダクト10の下面10cとによって囲まれた袋部S2で反射を繰り返すことによって減衰され、その後、排気ダクト10を通過する際にさらにダクト内で減衰され排気口11から機体外部に排出される。それにより、排気eaの流れとともに外部に放出される騒音を低減させることができる。
また、排気ダクト11の各部屋10d〜10fの内壁に吸音材12を貼着することができ、その吸音材12としては例えばグラスウール、ロックウール、軟質ウレタンフォーム等の多孔質材料をシート状に成形したものを利用することができる。
このように吸音材12を取り付けた排気ダクト(以下、吸音排気ダクトと呼ぶ)では、音波が吸音排気ダクト内を進行していくときに吸音材12によって吸引され、音響エネルギが熱に変化され減音される。したがって、吸音排気ダクトを使用すれば上記排気ダクトに比べ騒音をより低減させることができる。
図2は、上記排気ダクト10を実機に取り付ける場合の構成を示したものである。
なお、以下の説明において図1と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、実機ではエンジン10の近傍にマフラー13が配置され、消音された排気音はボンネット4から立設された排気管14から放出される。
このような構成では、マフラー13を避けて排気ダクト10を取り付ける。具体的には、排気ダクト10の上板10hの長さL′を、マフラー13と干渉しないように下板10iの長さLよりも短くする。
なお、図中daはエンジン2の下側を流れたファン風daが排気ダクト10に導入される様子を示している。
図3は、エンジン2の下側に滞留しやすいファン風daを下部フレーム5に設けた開口5aから機体下方に排出する構成を示したものである。
同図において、エンジン2の右側には油圧ポンプ8をそのエンジン2から遮蔽するための遮蔽板15が設けられている。
この遮蔽板15の上側端部15aは排気ダクト10の下板10iと接続されており、下側端部15bは排気ダクト10と別に補助的に設けられた第二排気ダクト16のカバー16aと接続されている。
カバー16aは逆U字状の断面を有し、下部フレーム5上に取り付けられることによって通路Tが形成されるようになっている。この通路Tの終端に上記した開口5aが設けられている。
この第二排気ダクト16についても上記吸音材12と同様に吸音材16bを貼着することができる。
上記構成によれば、遮蔽板15により、エンジン2の上側を流れるファン風ca1は排気ダクト10に導入されて排気口11から排出され、一方、エンジン2の下側を流れるファン風ca2は第二排気ダクト16を流れて開口5aから排出される。
それにより、エンジンルームSの上部と下部に配置した排気ダクト10および第二排気ダクト16を介しファン風をスムーズに排出することができる。
しかも、エンジンルームS内の騒音についても排気ダクト10、第二排気ダクト16でそれぞれ減音されるため、排気の流れとともに放出される騒音を低減させることができる。
また、遮蔽板15は油圧ポンプ8を密閉しており、ポンプ騒音が排気ダクト10を通じて外部に放出されることを防止するため、さらなる低騒音化が図れる。しかも、遮蔽板15によってエンジンルームSとポンプ室Pとが完全に分離されるため、万一、油圧ポンプ8に接続されているホースから油が漏れたとしてもエンジンルームSに飛散することが防止されるため、火災が発生する虞れも解消することができる。
図3に示す構成の油圧ショベルで騒音を測定した結果を以下に示す。
測定には12tクラスの油圧ショベルを使用した。冷却風量の測定をラジエータ前面で行ったところ、排気ダクトを備えていない従来の油圧ショベルでは101m3/minの風量であった。これに対し、排気ダクト10及び第二排気ダクト16を備えた本実施形態の油圧ショベルでは110m3/minの風量が得られ、9%の風量改善効果が得られた。
また、ISO6395に規定された騒音試験方法に従い、油圧ショベルの音響パワーレベルの計測を行った。
排気ダクトを備えていない従来の油圧ショベルの騒音レベルは93dBであったが、排気ダクト10および第二排気ダクト16を備えた本実施形態の油圧ショベルでは90dBとなり、騒音レベルを3dB低減させることができた。
これらの測定結果より、本実施形態による油圧ショベルでは冷却性能の向上と騒音レベルの低減が両立することが確認された。
図4は第二排気ダクト16に代えてエンジン2と下部フレーム5との間に第三排気ダクト160を設けている。
同図において、旋回フレームの中央に一対のセンタービーム161,162が前後方向に配設され、このセンタービーム161,162を跨ぐようにしてエンジン2が設置され、右側のセンタービーム162から立設された遮蔽板163はエンジン2と油圧ポンプ8とを完全に遮断している。このような構成では、エンジン2と下部フレーム5の間の空間S3を利用して第三排気ダクト160を取り付ける。
この第三排気ダクト160は樋状に形成されており、その開口側を下向きにして下部フレーム5上に取り付けることにより排気通路が形成されるようになっている。なお、第三排気ダクト160の横幅はラジエータ6の横幅と略同じに形成されている。
第三排気ダクト160の一方端160aは、ダクト入口として右側のセンタービーム162側で開口しており、他方端160bは左側のセンタービーム161に接続されている。そして下部フレーム5における左側センタービーム161近傍に開口5bが設けられている。
したがってエンジン2の外壁下部を流れ、遮蔽板163に衝突してその流れを下向きに変えたファン風ca2は、第三排気ダクト160の一方端160aからそのダクト内に進入し、他方端160bの下部に設けられている開口5bから外部に排出される。
また、第三排気ダクト160の内壁に吸音材160cを貼着すれば、減音効果をより高めることができる。
図5は、排気ダクト10と別にその近傍に補助排気ダクト170を設けた構成を示したものである。
エンジンガード4においてエンジン上部をカバーしているボンネット4aが凸状に***して形成されている構成では、このボンネット4aを利用して補助排気ダクト170を設けることができる。
エンジンガード1内に例えばオプションポンプを取り付ける場合(図中、二点鎖線で示す範囲OP)や、大型のマフラーを取り付ける場合(図中、二点鎖線で示す範囲13′)には、排気ダクト10の通路高さが制限されたり、排気ダクト10の入口に障害物が発生することによっていずれも十分な排気開口面積が得られない。
このような場合、ボンネット4aを利用して補助排気ダクト170を設け、排気ダクト10と、その補助排気ダクト170の双方から排気を行うようにすることができる。
補助排気ダクト170は、図6に示すように、閉じられた状態のボンネット4aの天板4bおよび側板4c,4cと、ファン風ca1の流れと平行な状態で排気ダクト10の上板10h(ボンネット4aが閉じられる際にそのボンネット4aを支持する上板)に固定された底板(遮蔽板)4dとから構成されている。
排気管14を通過してボンネット4aが矢印C方向に開く構成では、排気管14との干渉を避けるために大きな開口4eが設けられている。したがって、この開口4eを通してエンジン騒音が漏れる虞れがある。そこで、底板4dはエンジン2から放射される騒音が直接、開口4eに進入しないようにラジエータ6側に向けて長く形成されている。
なお、底板4dについても排気管14が挿通されているが、底板4dは上板10hに固定されるため、排気管14を貫通させる貫通孔は排気管14の外径よりも僅かに大きく形成すればよく、その貫通孔から漏れる騒音は少ない。
上記構成によれば、ファン風ca1の流れから分岐したファン風ca3が補助排気ダクト170からも排気される。それにより、排気ダクト10の排気開口面積が十分に確保できない場合に補助排気ダクト170を利用して必要な排気開口面積を確保することができるようになる。また、ボンネット4aとエンジン2との間に上記底板4dを設けたため遮音効果が得られ、エンジン2からの放射熱を遮断する効果も得られる。
なお、図中、4eはボンネット4aの側壁4cに形成された補助排気口である。
図7は油圧ショベルの上部旋回体を平面から見たものであり、エンジンガード1および機器カバー17内に配置される機器のレイアウトを示している。
エンジンルームSには上述したラジエータ6、冷却ファン7、エンジン2、油圧ポンプ8がそれぞれ配設されている。
エンジンガード1からL字状に延設される機器カバー17内にはコントロールバルブ18が配置され、機器カバー17の前側には作動油タンク19と燃料タンク20が並べて配置されている。
これらのタンク19,20は機器カバー17の左側に寄せた状態で配置されており、それによって機器カバー17の内壁とタンク19,20との間に通路(間隙)が確保され、この通路に第四の排気ダクトとしての排気通路21が設けられている。
上記排気通路21は、図8に示すように、機器カバー17の上板17aと側板17bと下板17cと、タンク19,20の各側壁19a,20aに囲まれることよって形成されており、上板17a,側板17bおよび下板17cの内面に吸音材22が直接、貼着されている。これらの吸音材22によってコ字状の断面構造を有する通路Uが形成される。
すなわち、本実施形態ではタンク19,20と機器カバー17との間隙をそのまま排気通路Uとして活用している。
図9は機器カバー17の先端部を前方から見たものであり、複数のスリットで構成された排気口(第2の開口)23が設けられている。
上記構成を有する排気構造において、エンジン2の下側を通過したファン風ca2は、円弧状に形成されたエンジンガード1のコーナー部1aに沿ってその向きを前方向に変更し、さらにコントロールバルブ18を冷却した後、排気通路21に導入される。
排気通路21に導入された排気eaは図8に示したタンク19,20の側壁19a,20aに接触しながら流れ、作動油タンク19および燃料タンク20を冷却することになる。このようにエンジン2の下側を通過したファン風ca2を積極的に機器カバー17内に案内し、機器カバー17内のタンク19,20に沿って流すことにより、エンジンルームS内の機器、機器カバー17内のタンクを効率良く冷却して機器類の冷却性能を向上させることができる。
それにより、ボンネット4上に排気のための開口を設ける場合であってもその開口面積は小さいもので足りることになり、ボンネット4から上方に放出される騒音を低減させることができる。
図10〜図12は上記した排気通路21の変形例を示したものである。
図10は、排気通路21を図8に示した配置と左右方向において逆にしたもの、すなわちキャビン24側に設けたものである。
図11は、排気通路21内に仕切板25を棚板状に設け、排気通路21を3つの部屋に区画したものである。なお、仕切板25の上面には吸音材22が貼着される。
このように排気通路21を複数の部屋に区画すると、吸音面積を増加させることができ吸音性能を高めることができる。
図12は、作動油タンク19,燃料タンク20の一方または両方に放熱フィン26を設けたものである。
放熱フィン26は複数のプレート片を、正面から見た場合に櫛歯状となるように冷却用空気caの流れに沿って配列したものである。
この構成によれば、冷却用空気がタンク19,20と接触する際に、その接触面積が増えるため、タンクの冷却効率を高めることができる。
次に、吸気口側の変形例について説明する。
図13は左サイドカバー3aに設けられる吸気口構造の変形例を示したものである。
同図において、吸気口30とラジエータ6との間には吸込ダクト31が設けられている。
この吸込ダクト31は、吸気口30とラジエータ6とを斜めに接続しており、図14に示すように上板部31aと下板部31bと前板部31cと後板部31dとによって筒状に構成されており、後板部31dは円弧状をなすエンジンガード1のコーナー部で構成されており、下板部31bは下部フレーム5で構成されている。なお、吸込ダクト31の高さhは、ラジエータ6の外枠高さと略同じに設定されている。
なお、エンジンガード1の後側に図示しないカウンタウエイトが位置している場合には、そのカウンタウエイトの内壁を吸込ダクト31の後面として利用することもできる。
また、前板部31cは、左右方向に配置された導入部31c1と、その導入部31c1の右縁からラジエータ6側に折り曲げられた案内部31c2とによってくの字状に折り曲げられており、導入部31c1では冷却風を多く取り入れ、取り入れた冷却風は案内部31c2によってラジエータ6に導かれるようになっている。
図15は、上記吸込ダクト31をラジエータ6の通気面と直交する方向(図13における矢印B方向)から見たものである。
同図において、ラジエータ6の幅をL1、吸気口30の外枠の横幅をL2とした場合、吸気口30は長さL3についてラジエータ6の外側にオフセットされ、長さL4についてラジエータ6と重なり合っている。すなわち、吸気口30からラジエータ6を臨むことができるのは範囲W(横幅L4×高さh)と制限される。
吸気口30をこのようにラジエータ6からオフセットさせた状態で配置すると、エンジン2から吸気口30に向けて放出される音波は吸込ダクト31の内壁で反射を繰り返し、直接外部に放出される騒音を抑制することができる。
吸込ダクト31の内壁に吸音材32を貼着すれば、そのダクト内で音響エネルギが吸収されるため、さらに騒音を減音させることができるようになる。
次に、ラジエータ6の通気面の正面に吸気口30が配置されている状態(オフセット量0%)から吸気口30の位置を前方向に移動させてオフセット量を段階的に増やし、最終的にラジエータ6の正面から吸気口30が完全に外れた状態(オフセット量:125%)とし、各段階での減音量を測定した。
解析結果を表1に示す。
Figure 0004539133
表1に示されるように、オフセット量を変化させた場合の、減音量を測定するとオフセット量が50%のときに、有意差といえる3dB以上の減音量が確認された。また、オフセット量を100%とすると、8.3dBと大きな減音量が得られた。
以上の解析結果より、ラジエータ6と吸気口30の配置を100%ずらせ、すなわち、吸気口30を通してラジエータ6の通気面を見ることができない配置にすれば、十分な消音効果が得られ、100%でなくともオフセット量を少なくとも50%以上にすれば消音効果の得られることが確認された。
図13に示したように、ラジエータ6に対してオフセットされた吸気口30を左サイドカバー3aに備え、冷却用空気の流れに沿って右サイドカバー3bに排気ダクト10を備えた排気構造によれば、エンジンルームS内で発生する騒音が吸気口30および排気口11から漏出しょうとするが、吸気口30はラジエータ6に対して前方向にオフセットされた状態で配置されているため、直接、漏出する音波が制限され、吸込ダクト31を通じて漏出する音波についてはその音響エネルギが吸音材32で吸収されて減音されるため吸気口30から漏出する騒音を抑制することができる。
一方、排気口11側については排気ダクト10が備えられており、この排気ダクト10を通じて騒音が漏出するが、排気ダクト10内で反射を繰り返すことによって減音が行われ、また、排気ダクト10の内壁に吸音材12が貼着されている場合には、その吸音材12によって音響エネルギが吸収されるため、漏出する騒音を抑制することができる。
なお、オフセットさせることにより冷却風の直線的な流れは確保でき、ファン効率を落とすことなく上述したように騒音の吸気口30からの漏出を抑制することができる。
従って、エンジンルームS内で発生した騒音は、冷却用空気の通路として形成された吸気口30および排気口11を通過する際にそれぞれ効果的に抑制されるため、図1或いは図7に示した排気構造に比べより騒音を低減することができる。
また、吸込ダクト31にはラジエータ6に向けて傾斜する案内部31c2を備えているため、流れ抵抗は小さく抑えることができるようになっている。それにより、冷却用空気caはスムーズにラジエータ6に導入され、冷却効率が低下することもない。
図16は、吸気口構造の別の変形例を示したものである。
同図に示す吸気口構造は、吸込ダクト31における吸気口30近傍にスプリッタ形の消音器33が備えられている。
スプリッタ形消音器33は従来から消音器の一種として知られており、通常、ダクト内を仕切った仕切板33a,33bのそれぞれに吸音材を内貼りし、進行する音波の音響エネルギを吸収し消音させるようになっている。なお、各仕切板33a,33bは案内部31c2の傾斜と平行に配置されている。
このように吸込ダクト31にスプリッタ形の消音器33を設けると、吸音面積を増加させることができるため、吸込ダクト31の消音効率を高めることができる。また、本実施形態ではスプリッタ形消音器33を吸気口30近傍にのみ配置し、ラジエータ6の近傍には配置していないため、ラジエータ6のメンテナンスが容易であり、通気抵抗を高めることがないという利点がある。
このようにスプリッタ形消音器33を備えると、図13に示した吸込ダクト31に比べ、さらに騒音の漏出を低下させることができる。
なお、スプリッタ形消音器33に限らず、通気抵抗が大きく増加しなければスプリッタ形よりもさらに断面を細かくセル状に仕切り、それぞれに吸音材を内張りしたセル形消音器を設けることもできる。
なお、図13および図16に示した実施形態では吸気口30をラジエータ6の正面から前方向にオフセットしたが、前方向に限らず、オフセットできるスペースがあれば上方向、下方向或いは後方向にオフセットさせてもよい。
(a)は本発明に係る排気構造の基本構成を示す後面図、(b)はその縦断面図である。 実機に搭載される排気構造の実施形態を示す後面図である。 油圧ポンプの下方に補助的に備えられる排気ダクトの構成を示す図2相当図である。 エンジンの下方に補助的に備えられる排気ダクトの構成を示す図2相当図である。 ボンネットに補助的に備えらえる排気ダクトの構成を示す図2相当図である。 図5の右側面図である。 補助的に備えられる別の排気ダクトの構成を示す平面図である。 図7に示す排気ダクトの縦断面図である。 図7に示す開口の形状を示す正面図である。 図7に示す開口の変形例を示す縦断面図である。 図7に示す開口の別の変形例を示す縦断面図である。 図7に示したタンクに付設される放熱フィンの配置を示した縦断面図である。 吸気口の変形例として吸込ダクトの構成を示す平面図である。 図13に示す吸込ダクトの構成を示す斜視図である。 吸込ダクトにおける吸気口の配置を説明する正面図である。 図15に示す吸込ダクトの変形例を示す平面図である。 (a)は従来の排気構造を示す平面図、(b)はその後面図である。 従来の別の排気構造を示す平面図である。
1 エンジンガード
2 エンジン
3a 左サイドカバー
3b 右サイドカバー
4 ボンネット
5 下部フレーム
6 ラジエータ
7 冷却ファン
8 油圧ポンプ
9 吸気口
10 排気ダクト
11 排気口
12 吸音材
13 マフラー
14 排気管
15 遮蔽板
16 第二排気ダクト
16a カバー
17 機器カバー
18 コントロールバルブ
19 作動油タンク
20 燃料タンク
21 排気通路

Claims (13)

  1. エンジンルームを形成するエンジンガードに吸気口と排気口が設けられ、エンジンガード内に左右方向に配置されたエンジン、冷却ファン、この冷却ファンによって冷却される機器が収納されている建設機械において、
    上記吸気口は上記エンジンガードの左右側壁を構成している一方のサイドカバーに設けられ、上記排気口は他方のサイドカバーに設けられ、
    上記冷却ファンは、上記エンジンよりも上記吸気口側に配置され、
    上記エンジンルーム内には、上記冷却ファンのファン風の流れにおける上記エンジンの下流側で当該エンジンに取り付けられた油圧ポンプと、上記冷却ファンのファン風の流れにおける上記エンジンの下流側で且つ上記エンジンの上部となる上記油圧ポンプの上位置に、そのエンジンを冷却したファン風に沿って且つ略水平方向に取り付けられた筒状の排気ダクトが設けられ、
    上記排気ダクトは、エンジンの上部で上記冷却ファンのファン風の流れにおける上流側に向けて開口する入口と、上記排気口に接続された出口とを有し、
    上記吸気口から取り込まれたファン風が上記冷却ファン、上記エンジン、上記排気ダクトを直線的に流れ上記排気口から排気されるように構成されていることを特徴とする建設機械の排気構造。
  2. 上記油圧ポンプの下側に第二の排気ダクトを有し、この第二の排気ダクトの出口はエンジンガード底板に形成された開口に接続されている請求項1記載の建設機械の排気構造。
  3. 上記エンジンと上記油圧ポンプとの間に仕切板が設けられ、この仕切板は上記エンジンを冷却したファン風を上記排気ダクトと上記第二の排気ダクトとに案内するように構成されている請求項2記載の建設機械の排気構造。
  4. 上記エンジンと上記油圧ポンプの間に仕切板が設けられるとともに、上記エンジンと上記エンジンガードの底板との間で且つ上記仕切板より上記エンジン側に第三の排気ダクトが配置され、この第三の排気ダクトは上記底板に沿った状態で設けられるとともにその入口は上記仕切板に向けて開口され、出口は上記エンジンガードの底板に形成された開口に接続されている請求項1記載の建設機械の排気構造。
  5. 上記エンジンガードからL字状に延設されタンク、機器を収納する機器カバーの前部に第二の開口が設けられ、上記タンク、機器が上記機器カバー内の左右方向いずれか一方に寄せて配置され、タンク、機器と上記機器カバー内壁との間に形成される間隙に、上記エンジンを冷却したファン風を導入する直管状の第四の排気ダクトが略水平方向に設けられ、この第四の排気ダクトの出口が上記第二の開口に接続されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械の排気構造。
  6. 上記第四の排気ダクトは断面コ字状に形成され、その開口側が上記タンクの側壁によって遮蔽されている請求項5記載の建設機械の排気構造。
  7. 上記タンクの側壁に放熱フィンが付設されている請求項6記載の建設機械の排気構造。
  8. 上記エンジンガードにおいてエンジン上部を開閉可能にカバーしているボンネットが凸状に形成され、上記排気口近傍の上記ボンネットの側壁に補助排気口を有し、このボンネット内に上記エンジンを冷却したファン風を導入して上記補助排気口から排出する補助排気ダクトが設けられている請求項1〜7のいずれか1項に記載の建設機械の排気構造。
  9. 上記ボンネットにマフラーの排気管を挿通させる開口が形成され、上記ボンネットを支持する上記エンジンガードの開口縁部から上記エンジンに向けて略水平方向に遮蔽板を延設するとともにその遮蔽板に上記排気管を挿通させ、上記ボンネットが閉じられた際に上記ボンネットと上記遮蔽板とによって上記補助排気ダクトが形成されるように構成されている請求項8記載の建設機械の排気構造。
  10. 冷却される機器として熱交換器を有し、上記吸気口は平面から見てその熱交換器と略平行に配置され且つ熱交換器の正面方向から見て熱交換器に対しオフセットされた状態で配置されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の建設機械の排気構造。
  11. 上記吸気口と上記熱交換器が吸込ダクトで接続され、この吸込ダクトの内壁に吸音材が付設されている請求項10記載の建設機械の排気構造。
  12. 上記排気ダクトの断面が複数の仕切板によってセル状に区画されている請求項1〜11のいずれか1項に記載の建設機械の排気構造。
  13. 上記排気ダクトの内壁に吸音材が付設されている請求項1〜12のいずれか1項に記載の建設機械の排気構造。
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