JP4536337B2 - 表面検査方法および表面検査装置 - Google Patents

表面検査方法および表面検査装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検面の欠陥を検査する表面検査方法および表面検査装置に関し、詳細には、被検面に光束を照射して、その散乱光の強度を検出することにより、被検面の欠陥を検査する方法および装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば半導体ウエハ等の被検体の表面(被検面)に異物が付着し、あるいは傷(結晶欠陥を含む)がついている等被検面の欠陥を検査する表面検査装置が知られている。
【0003】
この表面検査装置は、例えば、レーザ光等所定の光束を出射する光源と、この光源から出射した光束を被検面に対して所定の入射角で入射させる照射光学系と、光束が被検面を走査するように被検体を変位させる走査手段と、入射した光の強度を検出する光強度検出手段と、光束が入射した被検面の部分(照射野)から出射した散乱光を、光強度検出手段に導光する散乱光検出光学系とを備え、光強度検出手段によって検出された散乱光の強度に応じて、欠陥の有無を検査するものである(特許文献1)。
【0004】
ここで、照射野からの散乱光は、被検面に入射した光束が照射野において正反射する方向以外の方向に散乱した光を意味する。
【0005】
したがって、散乱光検出光学系は、正反射方向以外の方向にその光軸が設定されており、例えば被検面に対して所定の俯角を以て照射野を向くように光軸が設定されている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭56−67739号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の表面検査装置は、照射野内における欠陥の有無については検出することができるものの、その欠陥が、単一の大きな欠陥であるのか、あるいは、複数の小さな欠陥であるのかを識別することはできない。
【0008】
すなわち、この表面検査装置は、照射野から発せられた散乱光の強度を照射野全体を単一の単位として検出し、この検出された強度に基づいて欠陥の有無を判定するため、検出された強度によっては、照射野内に複数の小さな欠陥が存在していることによって検出された強度であるのか、あるいは、照射野内に単一の大きな欠陥が存在していることによって検出された強度であるのかを、判定することができず、また、被検面を基準とした欠陥の深さまたは高さに応じても、検出される強度は変動する可能性があり、単一の小さな欠陥によって検出された強度が、大きな欠陥によって検出された強度よりも大きくなることも考えられる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、被検面の照射野内において検出された欠陥が、複数の小さな欠陥であるか、または単一の大きな欠陥であるかを容易に識別することができる表面検査方法および表面検査装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る表面検査装置は、散乱光の強度を、所定の一次元方向について複数のチャンネルに分解して検出することによって、照射野における空間分解能を向上させたものである。
【0032】
すなわち、本発明の請求項1に係る表面検査装置は、所定の光束を出射する光源と、前記光源から出射した光束を表面検査の対象である被検体の被検面に対して所定の入射角で入射させる照射光学系と、前記光束が前記被検面を走査するように、前記光束および前記被検体のうち少なくとも一方を相対的に変位させる走査手段と、入射した光の強度を検出する光強度検出手段と、前記光束が入射した前記被検面の部分から出射した散乱光を、前記光強度検出手段に導光する散乱光検出光学系とを備えた表面検査装置において、
前記光強度検出手段は、該光強度検出手段の入射面内の少なくとも一次元方向について、前記散乱光を複数のチャンネルに分解して検出するように設定され、
前記散乱光検出光学系は、前記被検面に入射した光束を前記被検面上に投影した方向に対して略直交する方向であって前記被検面に対して所定の俯角をなす方向へ出射した散乱光を、前記光強度検出手段に導光するように配設されているとともに、前記一次元方向についての共役位置と前記直交方向についての共役位置とが、光軸方向において略同一位置となるように構成され、かつ前記共役位置に視野絞りが配設され、
前記光強度検出手段によって複数のチャンネルに分解して検出された前記散乱光(分解散乱光)の光強度を、隣接チャンネル間で順次比較することにより、欠陥が、離散している複数の小さい欠陥であるか、または連続した大きい欠陥であるかを識別する分析手段をさらに備えたこと特徴とする表面検査装置。
【0033】
ここで、被検体としては、代表的には半導体ウエハや各種基板などであるが、これらに限定されるものではなく、被検面に付着した異物や被検面に形成された傷の有無あるいはこれらの位置を検出することによって表面検査を行う対象となるものであれば如何なるものであってもよい。
【0034】
また、光源としては、可干渉性の高いレーザ光を光束として出射するレーザ光源(半導体レーザ光源(LD)、アルゴンイオンレーザ光源等)を適用するのが好ましい。
【0035】
散乱光検出光学系は、照射野から出射した正反射光以外の散乱光のうち少なくとも一部を集光し得るように、その光軸方向が設定されればよく、例えば、被検面に入射する入射光束を被検面上に投影したときの入射光束の進行方向に対して略直交する方向に散乱した散乱光を集光するように、散乱光検出光学系の光軸を設定することができる。
【0036】
この際、光束が入射した被検面の部分(照射野)からの散乱光を効率的に集光する上で、散乱光検出光学系の光軸は、被検面に対して所定の俯角を以て照射野を向くように設定することが好ましい。このとき検出される散乱光は、いわゆる側方散乱光である。
【0037】
光強度検出手段の入射面内における一次元方向は、光束が入射した被検面の部分(照射野)における所定の方向に対応しているため、散乱光を、この一次元方向について複数のチャンネルに分解したとき、これらの分解して得られた各分解散乱光は、照射野を所定の方向について分割した各分割部分からそれぞれ出射した散乱光となる。
【0038】
したがって、各分解散乱光の光強度を各別に検出することによって、光束が入射した照射野内における位置(所定方向に対応した位置)ごとの散乱光強度を検出することができるため、散乱が生じた位置すなわち表面の欠陥位置の検出分解能を向上させることができる。
【0039】
また、一次元方向に並んだ複数のチャンネルによる各検出強度を、隣接チャンネル間で順次比較することによって、欠陥が、離散している複数の小さい欠陥であるか、または連続した大きい欠陥であるかを識別することができる。
【0040】
すなわち、あるチャンネルで所定レベル以上の光強度が検出されているとき、そのチャンネルに隣接するチャンネルにおいても、ある程度同レベルの光強度が検出され、そのような光強度が検出されたチャンネルが多数連続している場合には、チャンネルの配列方向(上記一次元方向)に対応した照射野内での所定方向に延在する大きい欠陥(傷等)であると判定することができ、一方、あるチャンネルで所定レベル以上の光強度が検出されていても、そのチャンネルに隣接するチャンネルにおいて検出された光強度が、所定レベルとは有意な差を呈する光強度である場合や、例え隣接するチャンネルにおいて、ある程度同レベルの光強度が検出されていても、そのような光強度が検出されたチャンネルが高々2〜3チャンネル程度しか連続していない場合には、照射野内での所定方向について連続した欠陥ではなく、小さな欠陥(異物の付着等)であると判定することができる。
【0041】
この結果、従来は識別し難かった複数の小さな異物の付着(表面に対して突出)と長い傷(表面に対して陥凹)とを、容易に識別することができる。
【0042】
なお、入射した散乱光を、入射面内の一次元方向について複数のチャンネルに分解して検出するように設定された光強度検出手段としては、例えば、代表的にはマルチアノード光電子増倍管(PMT:フォトマルチプライヤ)などを用いることができるが、このようなマルチアノードPMTに限定されるものではなくマルチチャンネル型受光器やシングルチャンネルの受光器を各チャンネルに対応させて複数個並べた構成であってもよい。
【0043】
また、「少なくとも一次元方向について」とは、入射面内の一次元方向についてのみ複数のチャンネルに分解して検出するものだけでなく、この一次元方向に直交する直交方向(当該入射面内)についても複数のチャンネルに分解して検出するもの、すなわち二次元マトリクス状に分解して検出するものも含む意味である。
【0044】
なお、光強度検出手段として、二次元マトリクス状に分解して検出するものを適用した場合には、散乱が生じた位置すなわち照射野内での欠陥位置の検出分解能を一層向上させることができるとともに、二次元状に配列された複数のチャンネルによる各検出強度を、上下左右の隣接チャンネル間で順次比較することによって、欠陥が、離散している複数の小さい欠陥であるか、または連続した細長い欠陥であるか、面状に広がる欠陥かを識別することができる。
【0045】
さらに、連続した細長い欠陥の場合にはその延在方向についても判定することが可能となる。
【0046】
また、このように互いに直交する方向についての共役位置が、光軸方向において略同一位置に設定されていることにより、散乱光検出光学系に視野絞りを設定する場合に、当該共役位置に設定することによって効率的な視野絞りを設定することができる。
だし、通常の製品(被検体)品質においては、一次元方向についてのみ散乱光を複数のチャンネルに分解して検出するように設定された光強度検出手段を備えた表面検査装置によって、十分に検査品質を向上させることができるため、表面検査装置の製造コストと検査品質との均衡の観点から、一次元状に分解するものが好ましい。
なお、照射野から出射した散乱光の検出は、入射光束の進行方向を被検面上に投影した方向に対して、例えば略直交する方向であって、被検面に対して所定の俯角を以て照射野を向いた方向から検出する。
このとき検出される散乱光はいわゆる側方散乱光であるが、この側方散乱光は、側方散乱光よりも入射光束の下流側(入射光束の進行方向を被検面上に投影した方向に対して鋭角の角度を形成する方向)で検出される前方散乱光や、側方散乱光よりも入射光束の上流側(入射光束の進行方向を被検面上に投影した方向に対して鈍角の角度を形成する方向)で検出される後方散乱光よりも、散乱光として特徴的に検出することができるからである。
【0047】
また、本発明の請求項2に係る表面検査装置は、請求項1に係る表面検査装置において、前記散乱光検出光学系は、前記一次元方向についての屈折力が、該一次元方向に直交する直交方向についての屈折力よりも大きく設定されていることを特徴とする。
【0048】
このように構成された本発明の請求項2に係る表面検査装置によれば、光強度検出手段が、上記一次元方向について散乱光を複数のチャンネルに分解して検出するように設定されている場合に、散乱光検出光学系の上記一次元方向についての屈折力を上記直交方向についての屈折力よりも大きく設定することによって、上記各チャンネルに、隣接するチャンネルに入射すべき散乱光が入射するクロストークを抑制することができ、検出精度を向上させることができる。
【0049】
また、本発明の請求項3に係る表面検査装置は、請求項2に係る表面検査装置において、前記散乱光検出光学系は、前記一次元方向について屈折力を有し、前記直交方向に屈折力を有しないシリンドリカルレンズを備えていることを特徴とする。
【0050】
このように構成された本発明の請求項3に係る表面検査装置によれば、散乱光検出光学系が、上記一次元方向について屈折力を有し上記直交方向に屈折力を有しないシリンドリカルレンズを備えることによって、簡単な構成で、一次元方向の屈折力を直交方向の屈折力よりも大きく設定することができる。
【0053】
また、本発明の請求項4に係る表面検査装置は、請求項1から3のうちいずれか1項に係る表面検査装置において、前記一次元方向は、前記光束が入射した前記被検面の部分である入射光束のスポットの長径方向に対応した方向であることを特徴とする。
【0054】
このように構成された本発明の請求項4に係る表面検査装置によれば、光強度検出手段における入射面における一次元方向を、被検面における入射光束のスポットの長径方向に対応させることによって、スポットの長径方向についての散乱光の出射位置分解能を向上させることができる。
【0055】
そして、スポットの長径方向についての分解能を向上させることは、当該スポットの短径方向についての分解能を向上させる場合に比べて、スポット上における検出ピッチを長く設定することができ、この結果、隣接するチャンネル間におけるクロストークを防止し易いものとすることができる。
【0056】
また、本発明の請求項5に係る表面検査装置は、請求項1から3のうちいずれか1項に係る表面検査装置において、前記一次元方向は、前記光束が入射した前記被検面の部分である入射光束のスポットの短径方向に対して所定の角度方向に対応した方向であることを特徴とする。
【0057】
ここで、短径方向に対して所定の角度方向とは、短径方向に対して0度以外の角度を形成する方向を意味するものであり、したがって、長径方向および短径方向に対して傾斜した斜め方向や、長径方向も含む。
のように構成された本発明の請求項5に係る表面検査装置によれば、光強度検出手段における入射面における一次元方向を、被検面における入射光束のスポットの短径方向に対して所定の角度方向に対応させることによって、スポットの所定角度方向についての散乱光の出射位置分解能を向上させることができる。
【0058】
また、本発明の請求項6に係る表面検査装置は、請求項1から5のうちいずれか1項に係る表面検査装置において、前記被検面は略真円であり、前記走査手段は、この略真円の中心を回転中心として前記被検体を回転させる回転手段と、前記被検面に沿った所定方向に該被検体を直線移動させるリニア移動手段とを備え、前記走査による軌跡が螺旋状であることを特徴とする。
【0059】
このように構成された本発明の請求項6に係る表面検査装置によれば、回転手段およびリニア移動手段という簡単な組合せによって、走査軌跡が滑らかな螺旋状となる走査手段を構成することができる。
【0060】
そして、滑らかな螺旋状の走査は、例えば同心円状にトラックを走査し、1つのトラックの走査が終了するごとに、半径方向に移動して次のトラックを走査する、という順次トラック走査を行う走査手段よりも、被走査対象の慣性力の影響を受けにくく、表面検査装置の信頼性を向上させることができる。
【0061】
また、本発明の請求項7に係る表面検査装置は、請求項1から6のうちいずれか1項に係る表面検査装置において、前記光源は、互いに異なる波長の光束を各別に出射する2以上の光源、または前記互いに異なる波長を含むブロードな光束を出射する光源であり、前記被検面の部分から出射した前記2以上の互いに異なる波長の光束に対応した2以上の散乱光を各別に集光および検出するように、該2以上の散乱光に対応した数量の前記散乱光検出光学系および前記光強度検出手段を備えたことを特徴とする。
【0062】
このように構成された本発明の請求項7に係る表面検査装置によれば、被検面に形成された欠陥が、所定の波長に対して特徴的に散乱光を生じさせる欠陥であることを想定して、被検面に照射する光束を、互いに波長の異なる2以上の光とし、あるいは、当該2以上の波長を含むブロードな単一光とするように設定された表面検査装置においては、上述した散乱光検出光学系および光強度検出手段が、当該2以上の波長の光にそれぞれ対応した数量だけ備えられていることによって、各波長の散乱光を各別に検出することができるため、検出結果に基づいて欠陥の位置や大きさあるいは種別を分析する際の分析精度を向上させることができる。
【0063】
なお、2以上の散乱光検出光学系は、集光された波長ごとの散乱光の光路の一部が共通するように、これらの光学系の一部を共用化したものとしてもよい。
【0064】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る表面検査方法および表面検査装置の具体的な実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0065】
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態に係る表面検査装置100を示す概略構成図、図2(a)は、図1に示した表面検査装置100のうち主として後述する散乱光検出光学系および光強度検出手段についての平面図、同図(b)は、係る散乱光検出光学系および光強度検出手段についての側面図である。
【0066】
図示の表面検査装置100は、レーザ光L0を出射する半導体レーザ光源(以下、LDという。)10と、LD10から出射したレーザ光L0を略真円板であるウエハ(被検体)200の被検面210に対して所定の俯角α(=入射角(90°−α))で入射させる照射光学系20と、レーザ光L0が被検面210を螺旋状(図2(a)参照)に走査するようにウエハ200を変位させる走査手段30と、入射した光の強度を検出する光強度検出手段50と、レーザ光L0が入射した被検面210の部分(以下、照射野という。)220から出射した散乱光L2を、光強度検出手段50に導光する散乱光検出光学系40とを備えた構成である。
【0067】
ここで、光強度検出手段50は、後に詳述するように、この光強度検出手段50の入射面内の一次元方向(Y軸方向)について、散乱光L2を10個のチャンネル(ch)に分解して検出するように設定されている。
【0068】
また、ウエハ200の被検面210内の直交軸をYZ軸とし、被検面210に直交する軸をX軸とすると、被検面210は水平軸であるY軸回りにわずかに回転した傾斜状態に保持されており、この結果、X軸は、水平面についての鉛直軸に対して傾斜している(図1および図2(b)参照)。
【0069】
そして、LD10から出射されたレーザ光L0は、照射光学系20によって、照射野220まで、XY面内を導光される。したがって、レーザ光L0を被検面210上にX軸に沿って投影すると、その投影軌跡はY軸に重なる。なお、図2(a)に示す平面図においては、水平面についての鉛直軸に沿った投影軌跡となるため、レーザ光L0の被検面210上への投影軌跡は、Y軸に重ならない。
【0070】
また、照射野220で正反射したレーザ光L0の反射光L1は仰角α(出射角(90°−α))で、照射野220から出射する。
【0071】
また、被検面210にレーザ光L0が入射して被検面に形成されたレーザスポットである照射野220は、Y軸方向に長径となる略楕円形状を呈する。
【0072】
走査手段30は、ウエハ200を、その中心Oを回転中心(X軸)として回転させる回転ステージ(回転手段)31と、ウエハ200を回転ステージ31ごとY軸方向に直線移動させるリニアモータ(リニア移動手段)32とからなる。
【0073】
そして、回転ステージ31によってウエハ200を回転させつつ、リニアモータ32によってウエハ200を直線変位させることにより、レーザ光L0はウエハ200上を螺旋状に走査することになる。
【0074】
散乱光検出光学系40は、その光軸O2がY軸に対して略直交するとともに、照射野220を向き、かつ被検面210に対して俯角β(本実施形態においてはβ=30°)を為して配設されており、照射野220から出射した反射光L1以外の方向に散乱する散乱光L2を集光するとともに、集光された散乱光L2を光強度検出手段50まで導光する。
【0075】
ここで、散乱光検出光学系40は詳しくは図2に示すように、散乱光L2の進行方向上流側から順に、照射野220から出射した散乱光L2を集光する集光レンズ41と、入射した散乱光L2の波面を整える偏光板42と、散乱光L2の鉛直方向成分に対してはパワーを有さず、Y軸方向成分に対してのみ正のパワーを有するシリンドリカルレンズ43,44と、Y軸方向成分に対してはパワーを有さず、鉛直方向成分に対してのみ正のパワーを有するシリンドリカルレンズ45と、散乱光L2の広がりを後段の光強度検出手段50の入射面の大きさに絞る視野絞り46と、NDフィルタ47とを備えた構成である。
【0076】
なお、上述した3つのシリンドリカルレンズ42,43,44によるY軸方向についてのパワーと鉛直方向についてのパワーとの倍率差によって、Y軸方向についての結像倍率は略70倍、鉛直方向についての結像倍率は略等倍(1倍)となっており、例えば照射野220のY軸方向に沿った長径が0.14mmであるとき、視野絞り46のY軸方向に沿った開口長さは9.8mm(=0.14×70)に設定されている。
【0077】
また、視野絞り46が配置された位置は、散乱光検出光学系40のY軸方向および鉛直方向についての共役位置である。
【0078】
さらに、本実施形態における集光レンズ41は、焦点距離f=21mm、開口数NA=0.3に設定され、シリンドリカルレンズ43は焦点距離f=210mmに設定され、シリンドリカルレンズ44,45はいずれも焦点距離f=21mmに設定されている。
【0079】
なお、各図においては、光跡やレンズの曲率、レンズ間距離等を模式的に表しているため、上述した各レンズ41,43〜45の焦点距離fを正確に表現しているものではない。
【0080】
また、シリンドリカルレンズ43,44は、いわゆるテレセントリック光学系を構成しており、位置Pにおいて、照射野220から出射した散乱光の像が結像している。
【0081】
一方、光強度検出手段50は、入射した散乱光L2を、Y軸方向に沿って並んだ10個のチャンネル(ch)に分解し、この分解して得られた各チャンネルch1,ch2,…,ch10ごとに光強度を検出するマルチアノードPMT51と、各チャンネルch1,…から出力された光強度を表す信号をそれぞれ各別に増幅する10個のアンプ52(ch1に対応するアンプ52a,ch2に対応するアンプ52b,…,ch10に対応するアンプ52j)と、各アンプ52によって増幅された信号から所定のノイズ成分をそれぞれカットする10個のBPF(バンドパスフィルタ)53と、各BPF53を通過した信号をデジタル信号にそれぞれ変換する10個のA/Dコンバータ54と、各A/Dコンバータ54によってデジタル化されたデジタル信号をそれぞれ記憶する10個のメモリ55と、各メモリ55に記憶された各チャンネルごとの光強度に係るデジタル信号に基づいて、照射野220内における被検面210の欠陥の大きさや種別等を判定する分析手段56とを備えた構成である。
【0082】
ここで、マルチアノードPMT51の10個のチャンネルch1,ch2,…,ch10は、散乱光検出光学系40との関係によって図3に示すように、照射野220をY軸方向に沿って分割した10個の領域220a,220b,…,220jに対応しており、第1の領域220aから出射した散乱光La(実線で示す)はch1に入射し、第2の領域220bから出射した散乱光Lbはch2に入射し、以下同様に、第10の領域220jから出射した散乱光Lj(破線で示す)はch10に入射するように設定されている。
【0083】
なお、分析手段56を備える代わりに、各メモリ55に記憶された各チャンネルごとの光強度に係るデジタル信号を、例えばチャンネルごとにグラフ表示し、あるいはデジタル数値として表示する表示手段を備えた構成や、各チャンネルごとの光強度に係るデジタル信号を、例えばチャンネルごとにグラフ印刷し、あるいはデジタル数値として印刷するプリンタ若しくはプロッタを備えた構成としてもよい。
【0084】
また、シリンドリカルレンズ43,44がテレセントリック光学系を構成しているため、各領域220a,220b,…,220jから出射し、シリンドリカルレンズ43を通過した後の各散乱光La,Lb,…,Ljの主光線は、光軸O2と平行となっている。
【0085】
このように分析手段56に代えて表示手段やプリンタ等を備えた構成の光強度検出手段50を有する表面検査装置100においては、照射野220内における被検面210の欠陥の大きさや種別等の判定は、表示手段に表示された情報あるいは紙等の媒体に印刷された情報に基づいて、その出力された情報を観察した分析者が判定することができる。
【0086】
もちろん、分析手段56が、さらに上述した表示手段やプリンタ等を備えた構成としてもよい。
【0087】
次に、本実施形態に係る表面検査装置100の作用について説明する。
【0088】
まず、LD10からレーザ光L0が出射され、この出射されたレーザ光L0は照射光学系20によって、ウエハ200の被検面210におけるY軸上の中心O近傍に、Y軸の負方向から俯角αを以て入射する。
【0089】
このとき、被検面210のレーザ光L0が入射された部分には、Y軸方向に長径を有する楕円形状の照射野220が形成され、この照射野220に、傷や異物の付着等欠陥が存在しない場合には、入射したレーザ光L0のうち、照射野220で吸収された分を除いた残りの光L1が、正反射光として、入射角(90°−α)と同一角度の反射角(90°−α)を以て、Y軸正方向に出射する。
【0090】
したがって、原則的に、正反射光L1が出射する方向以外には、光が出射することはない。
【0091】
これに対して、照射野220に傷が存在する場合には、その傷を形成する微小な凹凸等によってレーザ光L0が乱反射するため、正反射光L1の他に、当該乱反射による散乱光が生じる。
【0092】
これと同様に、照射野220に異物が付着している場合には、その異物の凸壁等によってレーザ光L0が乱反射するため、正反射光L1の他に、当該乱反射による散乱光が生じる。
【0093】
そして、これら傷や異物等欠陥の存在によって生じた散乱光の一部(以下、単に散乱光という。)L2は、Y軸に略直交するとともに、被検面に対して俯角βを以て照射野220を向いた光軸O2を有する散乱光検出光学系40に入射する。
【0094】
一方、LD10からレーザ光L0が出射されると、走査手段30を構成する回転ステージ31が等角速度で矢印R方向に回転するとともに、リニアモータ32が、回転ステージ31を矢印方向(Y軸正方向)に等速変位させる。
【0095】
これによって、回転ステージ31上に設けられたウエハ200の被検面210における照射野220は、図2(a)に示すように、被検面210上を相対的に螺旋状に移動する。したがって、結果的に、レーザ光L0が被検面210を螺旋状に走査することとなる。
【0096】
なお、回転ステージ31の回転角速度およびリニアモータ32の変位速度のうち少なくとも一方を、調整することによって、ウエハ200の半径方向についての走査軌跡のピッチの広狭を調整することができ、照射野220の大きさとともに、走査軌跡のピッチを調整することによって、レーザ光L0は被検面210の全面を走査することができる。
【0097】
照射野220に欠陥が存在し、この欠陥によって生じた散乱光L2は、散乱光検出光学系40の集光レンズ41によって集光され偏光板42によって波面が整えられ、シリンドリカル43,44,45に入射し、視野絞り46によって、照射野220以外からの光(逆光を含む)の入射が除去され、NDフィルタ47によって減光されて、マルチアノードPMT51に入射する。
【0098】
なお、本実施形態においては説明の簡略化のため、レーザ光L0が被検面に入射した部分である照射野220の全体について、散乱光の検出対象としているが、照射野220のうち、レーザ光L0の照射強度が比較的小さい周縁領域については、検出散乱光の強度レベルが低いため、散乱光の検出対象から除外してもよく、この場合には、その除外領域(周縁領域)からの散乱光がマルチアノードPMT51に入射しないように、視野絞り46によって遮光すればよい。
【0099】
ここで、マルチアノードPMT51は、その散乱光L2の入射面が、Y軸方向すなわち照射野220の長径方向について、ch1〜ch10という10個の光強度検出領域に分割されているため、マルチアノードPMT51は、照射野220から出射した散乱光L2を、その長径方向(Y軸方向)について空間分解する。
【0100】
したがって、図3に示すように、マルチアノードPMT51のch1は、照射野220から出射した散乱光L2のうち、照射野220の長径方向において最もY軸負方向に位置する領域220aから出射した散乱光Laの光強度を検出し、以下同様に、ch2は、照射野220から出射した散乱光L2のうち、領域220aに隣接する領域220bから出射した散乱光Lbの光強度を検出し、ch10は、照射野220から出射した散乱光L2のうち、最もY軸正方向に位置する領域220jから出射した散乱光Ljの光強度を検出する。
【0101】
そして、マルチアノードPMT51の各ch1〜10によって照射野220の領域220a〜220jごとに対応してそれぞれ検出された散乱光La〜Ljの光強度は、光電変換されて所定の電気信号として出力され、これらの出力信号は、各チャンネルch1,…に対応して設けられた各アンプ52にそれぞれ入力されて増幅され、さらに各アンプ52によって増幅された信号は、それぞれ対応するBPF53に入力されて所定のノイズ成分がそれぞれカットされ、A/Dコンバータ54に入力されてデジタル信号化され、対応するメモリ55に格納される。
【0102】
このように各メモリ55に格納された散乱光La,Lb,…,Ljの各強度Vを表すデジタル信号を、分析手段56によって分析すると、図4(a)に示すように、照射野220の多数の領域に亘って形成された傷が存在する場合には、各チャンネルに対応するメモリ55からそれぞれ読み出された散乱光La,Lb,…,Ljの各強度Vは、同図(d)に示すように、多数のチャンネル間で連続した正の出力Vとして認められる。
【0103】
これに対して、同図(c)に示すように、照射野220のいくつかの領域に異物が点在している場合には、各チャンネルに対応するメモリ55からそれぞれ読み出された散乱光La,Lb,…,Ljの強度Vは、同図(f)に示すように、複数のチャンネルにおいて正の出力Vが認められるものの、その正の出力Vが認められるチャンネルは、連続しておらず離間している。
【0104】
したがって、あるチャンネルで所定レベル以上の光強度Vが検出されているとき、そのチャンネルに隣接するチャンネルにおいても、ある程度同レベルの光強度Vが検出され、そのような光強度Vが検出されたチャンネルが多数連続している場合(同図(d))には、チャンネルの配列方向(Y軸方向)に対応した照射野220内でY軸方向に延びる大きい欠陥(傷等)が存在すると分析、判定することができ、一方、あるチャンネルで所定レベル以上の光強度Vが検出されていても、そのチャンネルに隣接するチャンネルにおいて検出された光強度Vが、所定レベルとは有意な差を呈する光強度Vである場合(同図(f))や、例え隣接するチャンネルにおいて、ある程度同レベルの光強度Vが検出されていても、そのような光強度Vが検出されたチャンネルが高々2〜3チャンネル程度しか連続していない場合(同図(e))には、照射野内での所定方向について連続した欠陥ではなく、同図(c)や同図(b)に示す小さな欠陥(異物の付着等)であると分析、判定することができる。
【0105】
この結果、従来は識別し難かった複数の小さな欠陥と単一の大きな欠陥とを容易に識別することができる。
【0106】
また、照射野220内における欠陥の存在位置を、少なくともチャンネルの配列方向について、正確に検出することが可能となる。
【0107】
さらに、欠陥を、形成された傷と付着した異物とに区分した場合、傷は比較的長く形成されることが多く、異物はそのサイズが小さいことが多いため、そのサイズの長短に応じて、傷と異物とを識別することも可能である。
【0108】
したがって、図4(d)に示すように、多数のチャンネルに連続して光強度Vが検出されたときは、長いサイズの欠陥すなわち傷であると判定することができ、一方、図4(e),(f)に示すように、隣接する2〜3のチャンネルに連続して光強度Vが検出されたときや、単一のチャンネルのみで光強度Vが検出されたときは、短いサイズの欠陥すなわち異物であると判定することができる。
【0109】
なお、A/Dコンバータ54によるサンプリングの周波数を高めることによって、各チャンネルの出力を時分割して検出することもできるため、照射野220の矢印R方向に沿った欠陥の長さ(幅)をある程度検出することもできる。
【0110】
このように、照射野220のY軸方向については空間的に分解し、Y軸に直交するR方向については時分割することによって、照射野220を2次元マトリクス状に分割して散乱光強度を検出することができ、分解能をさらに向上させ、欠陥の種類の識別性能も一層向上させることができる。
【0111】
なお、時分割するのに代えて、散乱光検出光学系40の鉛直方向についてもY軸方向と同様に結像倍率を高めるとともに、マルチノードPMT51として、入射した光を2次元マトリクス状に空間分解して検出するマルチアノードPMTを適用してもよい。
【0112】
また、3つのシリンドリカルレンズ42,43,44によって、散乱光を空間分解する方向すなわちY軸方向についての屈折力を、鉛直方向についての屈折力よりも正方向に大きく設定することにより、マルチアノードPMT51による空間分解された個々の散乱光間でのクロストークを、有効に防止または抑制することができる。
【0113】
(変形例1)
図5は、図1に示した表面検査装置100における散乱光検出光学系40の変形例1を示す図であり、図2に示したテレセントリック光学系を併用した散乱光検出光学系40に代えて、表面検査装置100に用いられる散乱光検出光学系40を示す。
【0114】
この散乱光検出光学系40は、結像面を同一面内とし、視野絞りの挿入を容易にした構成であり、集光レンズ41′、偏光板42、シリンドリカルレンズ43′,45′、視野絞り46およびNDフィルタ47から構成されている。
【0115】
このように構成された散乱光検出光学系40を適用した表面検査装置100によっても、上述した実施形態1に係る表面検査装置100と同様の作用、効果を奏することができる。
【0116】
(変形例2)
図6は、図1に示した表面検査装置100における散乱光検出光学系40の変形例2を示す図であり、図2に示したテレセントリック光学系を併用した散乱光検出光学系40に代えて、表面検査装置100に用いられる散乱光検出光学系40を示す。
【0117】
この散乱光検出光学系40は、最も単純な構成の非対称光学系であり、集光レンズ(球面レンズ)41″、偏光板42、シリンドリカルレンズ43″およびNDフィルタ47から構成されている。
【0118】
このように構成された散乱光検出光学系40を適用した表面検査装置100によっても、上述した実施形態1に係る表面検査装置100と同様の作用、効果を奏することができる。
【0119】
(実施形態2)
図7は、上述した実施形態1において、その波長λが互いに異なる2つのレーザ光L0,L0′を、ウエハ200の被検面210の同一部分(照射野)220に照射するように、LD10および照射光学系20が設定されているとともに、この照射野220から出射した波長λ1の散乱光L2および波長λ2の散乱光L2′をそれぞれ集光して、各別に空間分解して検出するように、2つの散乱光検出光学系40,40′および2つの光強度検出手段50,50′を備えた構成である。
【0120】
ここで、2つの散乱光検出光学系40,40′は、集光レンズ41を共用しており、集光レンズ41と、散乱光検出光学系40の偏光板42との間であって、散乱光L2,L2′の光路上に、波長λ1の散乱光L2を透過し、波長λ2の散乱光L2′を反射させるダイクロイックミラー48が配設されると共に、ダイクロイックミラー48による反射光の光路上であって、ダイクロイックミラー48と散乱光検出光学系40′の偏光板42との間に、ダイクロイックミラー48によって反射された波長λ2の散乱光L2′を反射させるミラー49が配設されている。
【0121】
なお、散乱光検出光学系40のうち、偏光板42よりも散乱光L2の進行方向下流側の構成および、散乱光検出光学系40′のうち、偏光板42よりも散乱光L2′の進行方向下流側の構成は、実施形態1における散乱光検出光学系40のうち、偏光板42よりも散乱光L2の進行方向下流側の構成と原則的に同一である。
【0122】
ただし、散乱光L2,L2′の波長λ1,λ2に応じて、適切な結像を得ることができるように、レンズ間距離等が適切に設定されることはいうまでもない。
【0123】
このように構成された本実施形態に係る表面検査装置によれば、実施形態1による作用、効果に加えて、被検面210に形成された欠陥が、いずれかの波長λ1,λ2に対して特徴的に散乱光L2,L2′を生じさせる欠陥である場合、各波長λ1,λ2の散乱光L2,L2′を各別に検出することができるため、検出結果に基づいて欠陥の位置や大きさあるいは種別を分析する際の分析精度をさらに向上させることができる。
【0124】
なお、2つの散乱光検出光学系40,40′は、集光レンズ41を共用化することによって、散乱光L2の光路と散乱光L2′の光路との一部を共通化しているが、本発明はこの形態に限定されるものではなく、全く別個の2つの散乱光検出光学系40,40′としてもよい。
【0125】
また、被検面210上の照射野220も、入射するレーザ光L0,L0′ごとに異なる位置に形成されるようにしてもよい。
【0126】
さらに、レーザ光L0,L0′は、別個の2つのLD10から出射されるものであるが、これらに代えて、2つの波長λ1,λ2を含むブロードな光束を出射する単一の光源を用いることもできる。
【0127】
この場合、照射光学系を完全に共用化することができるため、単一の光源および単一の照射光学系によって照射系を構成することができ、表面検査装置の製造コストを低減するとともに、光軸調整の手間も低減することができ、結果的に装置の信頼性を向上させることもできる。
【0128】
なお、上述した各実施形態は、リニアモータ32が、ウエハ200をY軸方向に沿って等速変位させることによって、照射野220の長径方向が走査軌跡である螺旋の法線方向に沿ったものとなるが、本発明の表面検査方法および表面検査装置は、この形態に限定されるものではない。
【0129】
すなわち、照射野220が被検面210のZ軸上に形成されるように照射光学系20を配置するとともに、リニアモータが、ウエハ200をZ軸方向に沿って等速変位させるように構成してもよく、この場合は、照射野220の長径方向は、走査軌跡である螺旋の接線方向に沿ったものとなる。
【0130】
また、各実施形態において、ウエハ200の被検面210上に形成される走査軌跡は、ウエハ200の中心O側から外周縁側に向かう螺旋であるが、被検面210上における照射野220の初期位置をウエハ200の外周縁側に設定することにより、走査軌跡を、ウエハ200の外周縁側から中心O側に向かう螺旋とすることもでき、このような形態であっても、上述した実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0131】
さらに、走査手段30による走査軌跡は、上述した各実施形態のように、螺旋状であるものに限定されるものではなく、例えば同心円状となるものであってもよい。すなわち、1つの同心円の走査が終了するごとに、半径方向に移動して次の同心円を走査する、という順次トラック走査による走査軌跡を形成するものとしてもよい。
【0132】
もちろん、単なるジグザグ状の走査軌跡を形成するようなものであってもよいことは言うまでもないが、滑らかな螺旋状の走査軌跡を形成することができる上記実施形態における走査手段30によれば、被走査対象(ウエハ200)の慣性力の影響を受けにくく、表面検査装置100の信頼性を向上させることができる。
【0133】
また、上記各実施形態においては、楕円形状の照射野220からの散乱光を、長径方向について空間分解して光強度を検出するものであるが、本発明の表面検査方法および表面検査方法は、楕円形状の短径方向あるいは短径方向に対して斜め方向(短径方向に対して0度以外の角度を形成する方向)について空間分解して光強度を検出するものとしてもよく、また、照射野を楕円形状ではなく略真円形状としてもよく、この場合、被検面への入射角(あるいは俯角)に応じて、照射光学系による、被検面に直交する方向および被検面に平行な方向についての屈折力をそれぞれ設定すればよい。
【0140】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1に係る表面検査装置によれば、一次元方向に並んだ複数のチャンネルによる各検出強度を、隣接チャンネル間で順次比較することによって、欠陥が、離散している複数の小さい欠陥であるか、または連続した大きい欠陥であるかを識別することができる。
【0141】
また、従来は識別し難かった複数の小さな異物の付着(表面に対して突出)と長い傷(表面に対して陥凹)とを、容易に識別することができる。
【0142】
また、本発明の請求項2に係る表面検査装置によれば、光強度検出手段が、上記一次元方向について散乱光を複数のチャンネルに分解して検出するように設定されている場合に、散乱光検出光学系の上記一次元方向についての屈折力を上記直交方向についての屈折力よりも大きく設定することによって、上記各チャンネルに、隣接するチャンネルに入射すべき散乱光が入射するクロストークを抑制することができ、検出精度を向上させることができる。
【0143】
また、本発明の請求項3に係る表面検査装置によれば、散乱光検出光学系が、上記一次元方向について屈折力を有し上記直交方向に屈折力を有しないシリンドリカルレンズを備えることによって、簡単な構成で、一次元方向の屈折力を直交方向の屈折力よりも大きく設定することができる。
【0145】
また、本発明の請求項4係る表面検査装置によれば、光強度検出手段における入射面における一次元方向を、被検面における入射光束のスポットの長径方向に対応させることによって、スポットの長径方向についての散乱光の出射位置分解能を向上させることができる。
【0146】
そして、スポットの長径方向についての分解能を向上させることは、当該スポットの短径方向についての分解能を向上させる場合に比べて、スポット上における検出ピッチを長く設定することができ、この結果、隣接するチャンネル間におけるクロストークを防止し易いものとすることができる。
【0147】
また、本発明の請求項5に係る表面検査装置によれば、光強度検出手段における入射面における一次元方向を、被検面における入射光束のスポットの短径方向に対して所定の角度方向に対応させることによって、スポットの所定角度方向についての散乱光の出射位置分解能を向上させることができる。
【0148】
また、本発明の請求項6に係る表面検査装置によれば、回転手段およびリニア移動手段という簡単な組合せによって、走査軌跡が滑らかな螺旋状となる走査手段を構成することができる。
【0149】
そして、滑らかな螺旋状の走査は、例えば同心円状にトラックを走査し、1つのトラックの走査が終了するごとに、半径方向に移動して次のトラックを走査する、という順次トラック走査を行う走査手段よりも、被走査対象の慣性力の影響を受けにくく、表面検査装置の信頼性を向上させることができる。
【0150】
また、本発明の請求項7に係る表面検査装置によれば、被検面に形成された欠陥が、所定の波長に対して特徴的に散乱光を生じさせる欠陥であることを想定して、被検面に照射する光束を、互いに波長の異なる2以上の光とし、あるいは、当該2以上の波長を含むブロードな単一光とするように設定された表面検査装置においては、上述した散乱光検出光学系および光強度検出手段が、当該2以上の波長の光にそれぞれ対応した数量だけ備えられていることによって、各波長の散乱光を各別に検出することができるため、検出結果に基づいて欠陥の位置や大きさあるいは種別を分析する際の分析精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表面検査装置を示す概略構成図である。
【図2】(a)は、図1に示した表面検査装置のうち主として散乱光検出光学系および光強度検出手段についての平面図、(b)は、同じく散乱光検出光学系および光強度検出手段についての側面図である。
【図3】照射野の分割領域とマルチアノードPMTが分解するチャンネルとの対応関係を示す図である。
【図4】欠陥の種別または状態((a),(b),(c))と、検出光強度との対応関係を示す図((d),(e),(f))である。
【図5】散乱光検出光学系についての他の実施形態(変形例1)を表し、(a)は図2(a)相当の平面図、(b)は同図(b)相当の側面図である。
【図6】散乱光検出光学系についての他の実施形態(変形例2)を表し、(a)は図2(a)相当の平面図、(b)は同図(b)相当の側面図である。
【図7】被検面に2波長のレーザ光を入射し、各波長ごとの散乱光を検出するようにした実施形態に係る表面検査装置のうち主として散乱光検出光学系および光強度検出手段についての側面図である。
【符号の説明】
10 LD(光源)
20 照射光学系
30 走査手段
31 回転テーブル
32 リニアモータ
40 散乱光検出光学系
50 光強度検出手段
51 マルチアノードPMT
100 表面検査装置
200 ウエハ(被検体)
210 被検面
220 照射野

Claims (7)

  1. 所定の光束を出射する光源と、前記光源から出射した光束を表面検査の対象である被検体の被検面に対して所定の入射角で入射させる照射光学系と、前記光束が前記被検面を走査するように、前記光束および前記被検体のうち少なくとも一方を相対的に変位させる走査手段と、入射した光の強度を検出する光強度検出手段と、前記光束が入射した前記被検面の部分から出射した散乱光を、前記光強度検出手段に導光する散乱光検出光学系とを備えた表面検査装置において、
    前記光強度検出手段は、該光強度検出手段の入射面内の少なくとも一次元方向について、前記散乱光を複数のチャンネルに分解して検出するように設定され、
    前記散乱光検出光学系は、前記被検面に入射した光束を前記被検面上に投影した方向に対して略直交する方向であって前記被検面に対して所定の俯角をなす方向へ出射した散乱光を、前記光強度検出手段に導光するように配設されているとともに、前記一次元方向についての共役位置と前記直交方向についての共役位置とが、光軸方向において略同一位置となるように構成され、かつ前記共役位置に視野絞りが配設され、
    前記光強度検出手段によって複数のチャンネルに分解して検出された前記散乱光の光強度を、隣接チャンネル間で順次比較することにより、欠陥が、離散している複数の小さい欠陥であるか、または連続した大きい欠陥であるかを識別する分析手段をさらに備えたこと特徴とする表面検査装置。
  2. 前記散乱光検出光学系は、前記一次元方向についての屈折力が、該一次元方向に直交する直交方向についての屈折力よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 前記散乱光検出光学系は、前記一次元方向について屈折力を有し、前記直交方向に屈折力を有しないシリンドリカルレンズを備えていることを特徴とする請求項2に記載の表面検査装置。
  4. 前記一次元方向は、前記光束が入射した前記被検面の部分である入射光束のスポットの長径方向に対応した方向であることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。
  5. 前記一次元方向は、前記光束が入射した前記被検面の部分である入射光束のスポットの短径方向に対して所定の角度方向に対応した方向であることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。
  6. 前記被検面は略真円であり、前記走査手段は、この略真円の中心を回転中心として前記被検体を回転させる回転手段と、前記被検面に沿った所定方向に該被検体を直線移動させるリニア移動手段とを備え、前記走査による軌跡が螺旋状であることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。
  7. 前記光源は、互いに異なる波長の光束を各別に出射する2以上の光源、または前記互いに異なる波長を含むブロードな光束を出射する光源であり、
    前記被検面の部分から出射した前記2以上の互いに異なる波長の光束に対応した2以上の散乱光を各別に集光および検出するように、該2以上の散乱光に対応した数量の前記散乱光検出光学系および前記光強度検出手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項に記載の表面検査装置。
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