JP4523006B2 - 万年暦付き時計の構造と表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は腕時計などの時計に関し、更に詳しくは時計における日付および/または曜日の正しい情報を維持するための改良された構造と上記正しい情報の維持方法に関するものである。ここで、上記時計は、アナログ時計とかクォーツ・アナログ時計と称され、時間表示用針を有すると共に、時針と結合した歯車などの1個もしくはそれ以上の歯車を、回転機能体として日廻リング(date ring)を駆動する構成の時計である。さらに具体的には、本発明は、時/分針が機械的に或いは電気的に日付表示集成体からの係合を離脱しても、正確な日付および/または曜日の表示を維持することの可能な構造と方法を提供するものである。
従来のクォーツ式アナログ時計の場合、時針/分針の停止によって日廻リングが回転不能となることが多く、その結果、日付と、場合によっては曜日に関する正確な表示の情報を失うことになっていた。更に、上記針が長時間(何日も或いは何週間も)係合から離脱もしくは停止した場合、全てのカレンダーリングをきちんと再調整(例えばマニュアル操作により)する必要があり、時計が月や曜日の表示や他の付随的なカレンダー機能を有するものであるときには、上記のような不都合は更に重大なものとなる。このような係合の離脱が生じるのは、操作忘れや時間セッティングによるほんの一瞬時であったり短時間のことであるにしても、このような場合に限らず、時計を使用する者としては、エネルギーがそのまま保護されたままであるという仮定のもとに、意図的に離脱させたり、或いは針を停止させたりする可能性もある。
上記の欠陥を払拭するものとして数々の試みがなされている。その一例として、少なくとも或る種の「万年暦」の時計構造では、針とカレンダーリングが超小型演算装置で制御されるモータによって直に駆動させる機構のものがある。この構造においては、全てのモータの全ての回転ステップが、この超小型演算装置で処理・維持され、曜/日廻リング(day/date ring)の位置決めと同じように全ての針の全ての位置が超小型演算装置で維持される。このような構成の場合、針が停止した場合でも「ミッドナイト(真夜中)」検知装置は必要としない。その理由は、駆動時、或いは上記針と曜/日廻リングがどんなに長時間離脱し或いは停止しても、超小型制御装置は常に針と曜/日廻リングの位置を把握し且つ制御しているからである。しかし、それ故に、針の位置合わせの機能性もまた上記超小型演算装置によって制御される必要がある。加えて、3針(時、分、秒)表示としては、少なくとも2個のモータが必要となり、そのため当業者が容易に理解できるように、時間合わせや日付調整操作が複雑面倒となる。
「万年暦」時計の概念に近い別の形態としては次のものがある。即ち、「標準型」のクォーツ式アナログムーブメントの場合のように、針が1個のモータだけで駆動され、機械的およびマニュアル操作によって針合わせを可能とするものである。しかしながらこの構成の場合、日廻リングの回転による前進を制御するためには24時間若しくは前記の「ミッドナイト」検知装置が必要となる。この構成の欠陥は、針が停止している間、日廻リングを回転するように超小型制御装置に命令する信号の継続が無くなり、前記のような欠陥が発生してそれが継続することになる。その上、機能を通常の正常運転中には時針と同期して回転する曜日ディスクの組合せにまで発展させると、この構成に伴う前記の欠陥は増加することになる。長時間にわたって針が停止すると、上記2個のリング(曜日と日付け)の正確度の不一致が更に顕著なものとなる。このような問題に対処するために多くの複雑な構造が使用されている。例えば、米国特許第6,088,302号及び同第6,582,118号などがある。
従来技術における別の欠陥としては、時計の針が停止した場合に、曜日リングへの適切な曜日の表示を適切且つ正確に維持(或いはアップデート)することができない、ということが挙げられる。更に、その後に、通常の針合わせ操作によって曜日を調整することによって、日廻リングに表示されている日付を更に誤調整してしまい勝ちとなる。なぜならば、針と、日廻リング及び曜廻リングとの間の典型的な同期性が個々の独立した較正を可能にするものとはならないからである。本発明はこの問題についても克服可能となるものである。
以上より、従来技術における前記した種々の問題点や欠点を払拭し、改良されたカレンダー機能を備えた時計を提供できれば望ましいものであり、本発明はこれを達成すると共に以下に記載のように種々の目的を達成するものである。
そこで、本発明の目的は、改良されたカレンダー機能を備えた時計を提供することであり、特に、日付と曜日の表示装置を有する改良された時計を提供することである。
本発明の別の目的は、例えば双方向型のステッピングモータを使用した日付け及び/または曜日の表示装置を備え、ステッピングモータを使用することで、例えば一つの利点として、回転を終了させねばならない時にモータを停止させる如何なる付加的な接点も必要とすることなく、或る日付から別の日付へと正確な駆動アングルが確保できる、改良された時計を提供することである。
本発明の更に別の目的は、調整が容易な日付および/または曜日の表示装置を有し、正確なカレンダーの日付や曜日が連続して、且つ正確に維持できる改良された時計を提供することである。
本発明の更に別の目的は、既に経過した24時間を計算するのに特定の時間の照合を必要としない日付及び/または曜日の表示装置を備えた改良された時計を提供することである。例えば、針が最初に係合から離脱された時から、既に経過した時間を単に維持することができ、経過したそれぞれの24時間に到達することで日廻リングが次の日付へと前進できるようにしたものである。
本発明の更に別の目的は、特にアナログ型の時計において日付や曜日などの情報を表示する時計の日付及び/または曜日表示体の設定が容易且つ迅速になし得る方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、正確な曜日情報を維持できるカウンタを使用した曜日表示体を備えた改良された時計を提供することである。
本発明の更に別の目的は、空間を最大限活用した日付及び/または曜日の表示体を備えた改良された時計を提供するものである。
本発明の更に他の目的は、従来の場合には必要とされていた精度の高い電気接点の信頼性が要求されない日付及び/または曜日の表示体を備えた改良された時計を提供することである。
本発明の、上記以外の目的と作用効果は、以下に示す本明細書の記載より明らかとなるものである。
本発明の構成上の特徴、それぞれの要素の結合と組合せ、構成において例示した行程の流れなど、詳細は以下に記載するとおりであるが、発明の技術的範囲は請求項に記載のとおりである。
本発明によれば、日付表示体を備えた時計の改良に係るものである。好ましい実施例において、この時計は日付表示体を備えており、この日付表示体は、複数の数字を表示した日廻リング(date ring)と、1個若しくはそれ以上の歯車を有しそれぞれの歯車が上記日廻リングと噛合して日廻リングを回転させるようにした第1の歯車集成体と、上記第1の歯車集成体の1個若しくはそれ以上の歯車に回動可能に係合したロータを備え、このロータの回転で日廻リングを回転せしめるようにしたステッピングモータとを有し、更にこの時計は上記日付表示体と作動結合された日付維持(date-keeping)集成体を有し、この日付維持集成体は、少なくとも筒車(hour wheel)とこの筒車に回転可能に作動結合した検知歯車(detection wheel)集成体を有する第2の歯車集成体を備え、上記検知歯車が時計方向又は反時計方向に所定量の回転をなすことによって上記ステッピングモータのロータを回転させ、この結果上記日廻リングが時計方向・反時計方向のいずれかに回転でき、これによって、所定のミッドナイト(真夜中)位置を介してなされる筒車の回転によって、上記ステッピングモータが日廻リングを所定の度合いだけ回転せしめ、数字が表示された日廻リングを前方又は後方に進めるようにしてなる時計である。
別の実施例による時計は次のようなものである。即ち、この時計は日付表示体を備えており、この日付表示体は、複数の数字を表示した日廻リング(date ring)と、1個若しくはそれ以上の歯車を有しそれぞれの歯車が上記日廻リングと噛合して日廻リングを回転させるようにした第1の歯車集成体と、上記第1の歯車集成体の1個若しくはそれ以上の歯車に回動可能に係合したロータを備え、このロータの回転で日廻リングを回転せしめるようにしたステッピングモータとを有し、更にこの時計は上記日付表示体と作動結合された日付維持(date-keeping)集成体を有し、この日付維持集成体は、少なくとも筒車(hour wheel)とこの筒車に回転可能に作動結合した検出歯車(detection wheel)集成体を有する第2の歯車集成体を備えると共に、更に、上記検出歯車の少なくとも所定の回転度合いに基づいた信号を受信する超小型制御装置(microcontroller)を有し、上記超小型制御装置は上記検知歯車の時計/反時計方向に関する情報を維持することができるとともに、このような信号を処理し、それに基づいて前記ステッピングモータのロータを時計又は反時計方向に回転させて上記日廻リングを時計又は反時計方向に回転させ、これによって、所定のミッドナイト(真夜中)位置を介してなされる筒車の回転によって上記日廻リングを所定の度合いだけ回転せしめ、数字が表示された日廻リングを前方又は後方に進めるようにしてなる時計である。
更に、本発明の別の態様として、時計の日付と曜日の少なくとも一方に関する情報を維持し且つ表示する好適な方法において、超小型制御装置が第2のステッピングモータのロータの回転を停止した時間を特定するステップと、既に経過した時間の測定を開始するステップを有し、上記測定開始はその日の時間とは独立しており、更に、経過した時間が少なくとも基本的には24時間であることを決定するステップと、第1のステッピングモータのロータを一方向に回転させるステップとを有し、これにより、日廻リングを回転させて日廻リング上の数字が有効な日付を表示するようにしてなる方法である。
本発明の更に別の態様としては、上記の方法は次のステップを有する。即ち、経過した24時間の数字を測定するステップと、超小型制御装置が第2のステッピングモータに信号を送信せず、且つ調整軸が歯車集成体と係合している間において、上記調整軸を回転させて曜板(day disc)を調整するステップを有し、上記曜板は、測定済みの経過24時間の数字に基づいて、計算された日の数だけ調整可能に回転され、更に、上記曜板が計算された日の数だけ回転され終わるまで第1のステッピングモータのロータが回転するのを防止することによって日廻リングが更に回転するのを阻止するステップ、を有する方法である。
上記方法において、検出歯車集成体が時計方向または反時計方向に所定量だけ回転されたかを決定するステップと、ステッピングモータのロータを回転させて日廻リングが時計方向又は反時計方向に回転できるようにしたステップとを有している方法である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
図1〜図6は、符号1で示した時計の本発明に関連する部材及び部位を示している(図8についても同様である)。
図1は本発明による日付表示体とその集成体の好適な構造を示している。より具体的には、この日付表示集成体は日廻リング12を有し、それには複数の数字(例えば1,2,3、....、31)が印刷、シルクスクリーン、塗布その他の所望方法により表示されている。日廻リング12は好ましくは複数の歯13をその内周部に有し、以下に説明する歯車集成体と噛合している。
本発明の好ましい実施例について更に具体的に説明する。日付表示集成体の為の歯車集成体は1個若しくはそれ以上の歯車を備えている。図1に図示された日廻車16にはカナ(以下、ピニオンと称す)17が、その歯を介して日廻リング12と結合され、日廻リング12の歯13と噛合するように配列されている。この歯車集成体は中間歯車18を備えており、この中間歯車18はそれ自体が日廻車16の外周の歯と噛合結合するように配列されたピニオン19を備えている。このように、1個もしくはそれ以上の歯車(例えば、日廻車16と中間歯車18)が回転すると、以下に詳述するように、日廻リング12を回転する結果となる。勿論、歯車集成体に含まれる歯車の数は上記に対して増減可能であり、この種の選択は、動力やトルクなどの制約に基づいて意図する目的と機能を得るための設計事項である。
更に、好適な実施例による日付表示集成体としては、符号20で示すステッピングモータを備えている。ステッピングモータ20はロータ21を有し、これが、第1の歯車集成体の少なくとも1個又はそれ以上の歯車(例えば中間歯車18)と回転可能に係合されている。即ち、ロータ21は、中間歯車18の外周の歯と噛合するように配列されている。
所望のステッピングモータや構成要素については当業者の選択の範囲内の事項である。
本発明に係る時計について、特に、日付維持の集成体(図2の符号4で表示)に関して図2〜図5を参照して説明する。本発明の日付維持集成体は少なくとも第2の歯車集成体を備えているが、この第2の歯車集成体は少なくとも筒車48と検知歯車集成体(符号53にて表示)を有しており、検知歯車集成体53は筒車48と回転可能に作動結合されている。図2より歯車各々の関係と係合について理解されると思われるが、詳細を以下に説明する。
本発明の日付維持集成体は少なくとも第2のステッピングモータ30を有しており、このステッピングモータ30は、特に説明するまでもなく、双方向型のものである必要はない。図2と図3に示されているように、ステッピングモータ30は中間歯車34と噛合するロータ32を有する。中間歯車34は二番車36と噛合するカナ、即ちピニオン35を有する。二番車36は三番車40と噛合するピニオン38を有する。三番車40のピニオン42は二番歯車(center wheel)44と噛合している。二番歯車44の外周縁は日の裏車(minute wheel)46と噛合すべく配列されている。日の裏車46のピニオン47は筒車48と噛合している。この日付維持集成体を完成させると、筒車48が結果として中間歯車50と係合関係となる。中間歯車50はピニオン52を有し、このピニオン52が検知歯車集成体53の一部となる歯車の外周縁部と噛合された配列となる。
二番車36には秒針(図示せず)が結合されており、二番歯車44には分針(図示せず)が結合され、そして筒車48には時針(図示せず)が結合されている。
このように、筒車48が回動すると、中間歯車50を介して検知歯車集成体53を回転させる。検知歯車集成体53のの回転方向(時計方向または反時計方向)は、筒車48の回転の方向(時計方向或いは反時計方向)によって制御される。
かくして、時計1が検知歯車集成体53の時計方向或いは反時計方向(及び回転量)に関する情報を維持できるのであれば、時計1はステッピングモータ20のロータを順方向または逆方向のいずれかの方向に(その状態にあわせて)正確に回転せしめ、日廻リング12を時計方向または反時計方向の適切な方向に回転させることができる。この機能をなさしめるために超小型制御装置60が設けられている。即ち、超小型制御装置60は検知歯車集成体53の少なくとも所定の回転量に基づいた信号を受信し、その受信信号を処理し、ステッピングモータ20のロータを時計方向又は反時計方向に適切に回転させ、これによって、その状態に合わせて、日廻リング12が時計方向若しくは反時計方向に回転可能となる。このように、予め決められた「ミッドナイト」(真夜中)位置を通して、筒車48が回転し、その結果日廻リング12が所定の数の程度だけ回転し、日廻リング12に表示された数字を前方または後方に進行させる。
超小型制御装置が如何にして検知歯車集成体53の回転方向を「把握し」、且つそれを維持するか、については次ぎに詳述することにする。
図2及び図4に示すとおり、日付維持集成体は、符号70で示すバネ集成体を有しており、このバネ集成体70は少なくとも3個の屈曲可能な指状部材、即ちフィンガー72,73,74を有し、他方、検知歯車集成体53は、第1のタブ55,第2のタブ56および第3のタブ57を有する円筒部材54を備えている。各タブは、第1のタブ55だけが第1のフィンガー72と接触でき、第2のタブ56だけが第2のフィンガー73と接触でき、第3のタブ57だけが第3のフィンガー74と接触できるような位置関係となっている。換言すれば、第2図から明らかなように、それぞれのタブが異なる水平面に配置され(円筒部材54上のマークP1,P2,P3参照)、長手軸”l”に沿って見た場合互いにずれた位置関係となっている。このように、それぞれのタブ55,56,57の二つが、垂直方向または水平方向において互いに整合状態とはならない状態で位置している。
上記に関連して、日付維持集成体は第1、第2、第3の導電性のパッド(80,81,82)をしており、これらのパッドが超小型制御装置60に作動(例えば電気的に)結合されている。上記フィンガーの各々が対応するパッドに対して整合するように配列されており、第1のタブ55が第1のフィンガー72と接触すると、第1のフィンガー72は第1の導電パッド80と電気的に接続し、第2のタブ56が第2のフィンガー73に接触すると、第2のフィンガー73は第2の導電パッド81に電気的に接続し、第3のタブ57が第3のフィンガー74と接触すると、第3のフィンガー74は第3の導電パッド82に電気的に接続する。このタブ55,56,57は互いにずれて配置され、導電性パッド80,81,82のうち2個が同時に接触できないようになっている。これより理解されるように、超小型制御装置60は検知歯車集成体53の回転に関する情報を受信し、且つ維持することができる。具体的には、検知歯車集成体53が、上記屈曲可能なフィンガーと対応する導電パッドとの間の接触順序に基づいて、時計方向または反時計方向に回転しているのか否か、という回転に関する情報である。
上記3個の導電パッド80,81,82は、当業者が容易に理解できるように、Vdd若しくはVssに電気的に結合可能である。従って、例示的な実施例としては、ステッピングモータ20は上記のような状態にて日廻リング12を回転させ、引き続き次の数字が表示される。(例えば、2から3へ、15から16へ、或いは31から1へ。但し、1ヶ月が30日の月は、超小型制御装置が日板(date disc)を回転させて30から直に1に移行させる。同様に、2月の月に関しては28から1へ、そして閏年の場合には29から1に移行するように超小型制御装置が正しい日数情報を維持できる。)但し、その場合の条件として、超小型制御装置60が第2のフィンガー73と第2の導電パッド81との電気的接続を検知し、それ以前に検知された電気接続が第1のフィンガー72と第1の導電パッド80との間の接続であった場合である。このような対応する接続がタブ56と55による対応するフィンガー73と72の撓みによって生じる。他方、日廻リング12はステッピングモータ20の適切な回転によって反時計方向に回転されて以前の数字が表示されるようになっている(例えば、3から2へ、16から15へ、或いは1から31へ、そして前記同様に、前の月が30日だけの月の場合には超小型制御装置は日板を直接1から30に、前の月が2月で閏年でないときは1から28へ、そして、閏年の2月の場合には1から29へと回転させる。)もしも超小型制御装置60が第1のフィンガー72と第1の導電パッド80との間の接続を検知し、それ以前に検知した電気的接続が第2のフィンガー73と第2の導電パッド81との間のものであった場合には、上記日廻リング12は反時計方向の回転を始める。なお、第3のフィンガーを組み込んだことで、検知歯車集成体53の回転方向の検出が容易となる。このように、超小型制御装置は筒車48が回転して時針がミッドナイト位置を介して後退移動するように(例えば、午前1:00 → 午後12:00 → 午後11:00)、筒車48が回転していることを「把握」することができる。
図4〜図6を参照して本発明の別の特徴、即ち曜日維持(day-keeping)集成体について説明する。
ここで、曜日維持集成体は曜廻車(intermediate wheel)90を有しており、この曜廻車90は好ましくはそれ自体が曜車(day wheel)93と噛合結合するピニオン92を備えている。この曜車93は、曜日を印刷、シルクスクリーン、塗布などの方法で表示された曜板94を回転させるためのものである。符号96で示したスプロケットは複数のポスト97を有し、曜板94と直接結合されて、スプロケット96の回転によって曜板94が回転されるようになっている。
スプロケット96を回動するために、曜車93の文字板側にレッグ95が形成されている。かくて、曜車93が1回転することによって突状のレッグ95が「次の」ポスト97に係合することとなり、次の曜日が表示されるように所定方向に付勢する。この動作を容易ならしめるために、バネ98を設けて曜板94の回動によって次の「曜日位置」に付勢する。このバネが設けられることによって、上記レッグ95が上記ポストを自分で次の位置に完全に移動する必要性を無くす。即ち、レッグ95が成すべき全てのことは、ポストを充分に付勢することであり、即ち、バネが付勢されてスプロケット96を次の「休止」(即ち、曜日)位置に「掴まえ」、且つ次の歯車係合となるまでその位置に止めておくことができるように、ポストを充分に付勢することである。このように、通常の「作動」モード或いは針合わせモードの間に筒車が回転すると、曜板が回転することになる。
本発明の別の特徴としては、意図して或いは意図しないで、針(例えば筒車48)が停止してしまった場合にも、正確な日付け情報が保持できることである。即ち、このような万年歴の日廻リングが、時間を刻む歯車列のなかの別の歯車の回転によって制御(或いは少なくとも影響)される歯車集成体において、針が停止している間は、日廻リング(例えば、日廻リング12)を駆動するための信号は通常は存在しない。本発明において、日廻リングを回転させる全ての信号送信動作は超小型制御装置60によって開始される。
このことは本発明にあっては次のようなものである。即ち、図4に示した巻真が図示された位置にあって、巻真100の歯車104が小鉄車(setting wheel)105と噛合結合した状態である。この例の場合、ステッピングモータ30(現在機能停止中であるとする)の回転によって針は自由に回転できる状態ではない。この点については本願出願人が出願中の米国特許出願第10/349,339号に記載されている通りである。このような針合わせの位置では、バネ接点110の適切な弾性撓みが存在し、ステッピングモータ30のロータの回転を停止させることとなる。この点に関しては本願出願人による米国特許出願第10/331,827号に開示の通りである。従って、この場合、日廻リングの回転は、モータ20に(より正確には、モータ駆動装置に)直接信号を送る事によって達成されなければならない。
本発明の場合、この目的を達成するために、針が停止したときに始まって、24時間の期間を計測することによって成される。針が停止している間の24時間のそれぞれの推移において、日廻リングは1つの位置だけ前進する(例えば、「1」 → 「2」)。参照タイミング信号はクォーツ発信器(図示せず)によって発生される。ここで、例えばカウンタを用いて24時間のカウントを維持することができる。24時間に達することで、日廻リング12を次の有効な日付に回転させ、カウンタを次の24時間のためにリスタートさせる。最悪の場合(例えば、午後11:59において針を手動で停止させた場合)を想定したとき、時計がずれた状態(遅れた状態、進んだ状態)となる日の最大数値は「1」である。このようなエラーは、上記が従来構成の改良であること考えれば、明らかに許容できるものである。針が再係合されると(即ち、通常の作動モードとなると)、使用者は次の12:00時の読みとりが昼か、真夜中かを単に判断し(日廻リングが前進したか否かを目視によって)、これによって針を調整するだけて宜しい。
図7は、本発明の方法、即ち日廻リング12と曜板94に関連する操作手順を示している。図7の方法は、例えば前記した本発明の時計1などの装置において、正しく表示された日付および/または曜日の情報を維持するのに好適なものである。
この方法としては、「24HR」カウンタをイネーブル(有効)状態とする(ステップ5)、イニシャライズ(ステップ10)、そしてスタート(ステップ15)というように、1個若しくはそれ以上のカウンタをイニシャライズすることから始める。しかる後、検知歯車集成体53が充分に回転したか、即ち、フィンガー(72,73,74)の1個と、関連するパッド(80,81,82)の1個との間の接触が検知されていたか、を判定する(ステップ20)。検知されていなければ、ステップ25へと移行し、「24HR」カウンタが24時間のカウントに達したか否かを判定し、達していれば、第1のステッピングモータ20のロータを所定方向に回転させる(ステップ30にて)。これにより、日廻車12が回転して、次の有効日付となる日廻車12の数字が表示される。上記「24HR」カウンタは、ステップ32で再びイニシャライズされる。
ステップ35での判定によって、超小型制御装置60若しくは別個のクォーツ・アナログ回路が第2のステッピングモータ30のロータの回転を停止させるまでの間(即ち、針が回動を止めたときまでの間)、巻真100が軸方向に移動して図4に示す位置に移動することによって上記のステップが継続され、これによって、巻真100の歯車104が小鉄車105と回動可能に係合される。かくして、この方法によって、超小型制御装置又は別個のクォーツ・アナログ回路が依然として第2のステッピングモータ30のロータを回転させる信号を送信していない状態のまま、既に経過した時間を引き続き計測することを開始し、続く計測で得られた経過時間が少なくとも基本的には24時間と等しいことを判定し、そして、ステッピングモータ20のロータを正しい方向に回転させ、これによって日廻リング12が回転し、日廻リング12上の次の数字が表示される。第1のステッピングモータ20のロータを、上記のように基本的には24時間毎に連続して回転させ、これによって日廻リングが回転し、次の有効な日付となる次の数字が表示される。そして、この動作は、超小型制御装置若しくは別個のクォーツ・アナログ回路が第2のステッピングモータ30のロータを回転させる信号を送信しない限り継続して行われる。
ここで、本発明の新規な特徴のひとつについて改めて強調すれば次の通りである。即ち、曜板94の手動調整の間における正確な日付情報が維持できるということであり、例えば針が何日もの間停止したままとなった後で(但し、日廻リング12が24時間毎に回転していることに留意)、適切な曜日情報をセットするに当たって、巻真ならびに筒車48が回転していても、前記超小型制御装置は日廻リング12を回転過多とはしないことが重要な点である。この意味でステップ26乃至ステップ28は重要である。
本発明による方法は、更に、経過した24時間の数を計測することである(ステップ25)。針が回転していないとき、このモードにおいて経過した日の数がステップ26−28で維持され、「7日」カウンタが経過した24時間の数を計測し続ける(ステップ26)。この7日カウンタが7の数値に達すると(ステップ27)、それはリセットされる(ステップ28)。上記7日カウンタが、例えば11(或いは18,その他)に到達すると、7日カウンタがあたかも「4」に達したかのような調整を行う結果となる。このような特徴は、曜板94が調整中であるときに日廻リング12の回転をブロックすることができることであるので、検知歯車集成体53が、ミッドナイト位置を順方向に(即ち、フィンガー72がパッド80と電気的に接続した後でフィンガー73がパッド81に接続)、或いは、逆方向(即ち、フィンガー73がパッド81と電気的に接続した後でフィンガー72がパッド80に電気的に接続)に通過していることを超小型制御装置60が検知しているであろうとも、上記超小型制御装置は日廻リング12をさらに回転させることなく、所定位置に保持することになる。しかしながら、フィンガー72、73と、それぞれの関連するパッド80,81との間において検知された接触数が上記の7日カウンタ内の現在値と等しくなるまで、超小型制御装置60はステッピングモータ20を回転させることはない。このように、針が停止し曜板を調整することが望ましくなった後では、曜日並びに日付が正しく再調整されるときまで、日廻リングは回転しない。
以上の説明より理解されるように、上記の実施例の場合、曜廻リング(day ring)が所定の方向(時計方向又は反時計方向)に回転中である。即ち、もし上記曜廻リングが反対方向に回転させて調整したとすると、フィンガー73とそれに関連するパッド81との接触の数は、超小型制御装置60としてはブロック状態(即ち、日廻リングの回転が無いこと)の維持を望むであろうし、数字の「7」から差し引いた7日カウンタの数値となるであろう。このように、曜板は前方又はそれとは逆方向に調整可能となり、他方、日廻リングは「日」の適切な数字のためにブロック状態を維持できる。
このように、曜板94は巻真100と筒車48を回転させてマニュアル調整が可能となる。しかしながら、この手順で実施すると検知歯車集成体53を回転させる結果となる。従って、超小型制御装置60によって如何なる作動も抑制することによって日廻リング12の更なる回転をブロックすることが達成できる。このことは、検知歯車集成体53の回転によって超小型制御装置60に信号を送ることで正常になし得る。
上記のように、図7は通常作動(即ち、第2のステッピングモータ30のロータが超小型制御装置60の通常制御のもとで回転している場合)のための好ましい方法を示している。かような通常運転の場合、日廻リング12は検知歯車集成体53から信号を送ることで決定される。
即ち、時計1の通常の作動モードでは、日付及び/又は曜日の情報を維持して表示する方法には次のステップがある。即ち、検知歯車が時計方向又は反時計方向に所定の数の回転だけ回転されたことを判定すること(ステップ40)、そして、日廻リングが時計方向と反時計方向のいずれか一方に回転できるように、ステッピングモータ20のロータを回転させること(ステップ45)である。上記のステップに関しては前記検知歯車集成体53の説明において詳述した通りである。しかしながら、更に充分な理解に供するために記載すれば、本発明は次のステップを有する。
即ち、もし超小型制御装置60が第2のフィンガーと第2の導電パッドとの間の電気的接続を検知し、且つ、以前に検知された電気的接続が第1のフィンガーと第1の導電パッドとの間のものである場合には、日廻リング12を時計方向又は反時計方向に回転し、そして、
もし上記超小型制御装置が第1のフィンガーと第1の導電パッドとの間の電気的接続を検知し、且つ以前に検知された電気的接続が第2のフィンガーと第2の導電パッドとの間のものである場合には、上記日廻リングを反対方向に回転する。
上記以外の特徴は図7の図示したものと同様である。例えば、フィンガー72,73,74と対応する導電パッド80,81,82との間の検知された電気的接続の順序に基づいて、中間のステップ43において表示された曜日が不正確と判断された場合(例えば、7日カウンタは内蔵されたゼロ(0)とは異なる数値を有する)、上記7日カウンタはステップ50にて調整される。その後、上記7日カウンタは、ステップ26−28の場合と同じように、ステップ52とステップ53にて調整される。このように、曜板94がマニュアル操作にて調整されると、前記した場合と同じように、日廻リング12に関する回転の適切なブロックが可能となる。
更に図7の説明として追加すれば、もし超小型制御装置60が、ステッピングモータ30のロータがイネーブル(待機状態を解いて作動可能とする)状態のモードにあるときは(即ち、ステップ35での判定がNOの回答であるとき)、この方法においては、24時間カウンタを好ましくはディスエーブル(機能の一時的抑止)状態とし(ステップ55)、そして恐らくは、時計1はその通常の「運転モード」に戻るのである。
尚、ステップ60と65は本発明の曜日合わせのための手段として随意的に設けたものである。
本発明は従来技術では期待できない数多くの効果が得られるものである。例えば、本発明は、ステッピングモータを利用した日付及び/又は曜日の表示体を備えた改良された時計を提供し、また、この表示体が容易に調整が可能である。これによって、カレンダーの日付及び/又は曜日が継続的に正確に維持できる利点がある。更に、本発明の方法においては、正確な日付情報の維持には経過した24時間を計算するための特別の時間参照手段を必要としない利点がある。更には、日付情報との更なる不一致を許容することなく、曜日情報を調整するための新規で改良された方法を提供できるものである。事実、本発明にあっては従来に比較してより迅速且つより正確で効率的な曜日/日付の較正を可能とするものである。更に、従来の場合には必須であった精度の高い電気的接触の信頼性について特に要求されない、改良された構成を提供するものである。
本発明の更なる理解に供するために以下の通り説明する。好ましい三番車(third wheel)40の構成としては、ツーピースの集成体(歯車とカナの結合)であり、針の位置合わせ操作中に摩擦係合可能とするものである。このように秒針(図示せず)とステッピングモータ30を適切にディスエーブル(機能抑止状態)とすることが可能である。さらに、モータ30がディスエーブルとなった場合、例えば小鉄車100が図4に図示された位置にあるような場合、本発明では電池の寿命を長く維持でき、同時に、針を停止させながらも必要に応じて常に正確な日付が示せるものである。
以上、本発明の好ましい具体的な実施例について説明したが本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変更が可能である。
本発明の一実施例による日付表示集成体の上面図である。 本発明による日付維持装置の斜視図であり、検知歯車とバネ集成体を示すものである。 図2に示した日付維持装置の断面図である。 本発明による日付維持装置の斜視図であり、本発明による曜日維持装置の具体的構成を示している。 本発明による曜日維持、日付表示、及び日付維持装置のそれぞれの集成体を主として示した断面図である。 本発明による曜日維持装置の上面図である。 本発明による日付及び/または曜日の情報の正確な維持のための方法を示すフロー図である。 本発明の日付及び/又は曜日表示装置を取り付けた時計の、一部を破断した斜視図である。
符号の説明
12:日廻リング(date ring)
16:日廻車(date wheel)
18:中間歯車(intermediate date wheel)
20、30:ステッピングモータ
44:二番歯車(center wheel)
46:日の裏車(minute wheel)
48:筒車(hour wheel)
53:検知歯車集成体
60:超小型制御装置
93:曜車(day wheel)
94:曜板(day disc)

Claims (13)

  1. 日付表示集成体を備えた時計であって、この日付表示集成体は、
    複数の数字を表示した日廻リング(date ring)と、
    1個若しくはそれ以上の歯車を有しそれぞれの歯車が上記日廻リングと螺合して日廻リングを回転させるようにした第1の歯車集成体と、
    上記第1の歯車集成体の1個若しくはそれ以上の歯車に回動可能に係合したロータを備え、このロータの回転で日廻リングを回転せしめるようにしたステッピングモータとを有し、
    更にこの時計は上記日付表示集成体と作動結合された日付維持(date-keeping)集成体を有し、この日付維持集成体は、
    少なくとも筒車(hour wheel)とこの筒車に回転可能に作動結合した検知歯車(detection wheel)集成体を有する第2の歯車集成体と、少なくとも3個の屈曲性を有するフィンガーからなるバネ集成体を有し、上記検知歯車集成体は第1のタブ、第2のタブおよび第3のタブを有し、上記タブにおいて、
    上記第1のタブだけが上記第1のフィンガーと接触可能であり、
    上記第2のタブだけが上記第2のフィンガーと接触可能であり、
    上記第3のタブだけが上記第3のフィンガーと接触可能であり、
    上記検知歯車が時計方向又は反時計方向に所定量の回転をなすことによって上記ステッピングモータのロータを回転させ、この結果上記日廻リングが時計方向・反時計方向のいずれかに回転でき、これによって、所定のミッドナイト(真夜中)位置を介してなされる筒車の回転によって、上記ステッピングモータが日廻リングを所定の度合いだけ回転せしめ、数字が表示された日廻リングを前方又は後方に進めるようにしてなることを特徴とする時計。
  2. 前記日付維持集成体は、
    ロータを備えた少なくとも第2のステッピンブモータを有し、上記ロータは上記筒車と作動結合しており、
    上記筒車は少なくとも上記第2のステッピングモータによって回転されることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 上記タブのそれぞれは互いに異なる水平面に、且つ上記検知歯車の軸心に沿って隔離された位置に、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  4. 上記日付維持集成体は、第1、第2および第3の導電パッドを有し、この導電パッドには前記屈曲性のフィンガーが接触可能となっており、
    上記第1のタブが上記第1のフィンガーと接触すると、上記第1のフィンガーが上記第1の導電パッドと電気的に接触し、
    上記第2のタブが上記上記第2のフィンガーと接触すると、上記第2のフィンガーが上記第2の導電パッドと電気的に接触し、
    上記第3のタブが上記上記第3のフィンガーと接触すると、上記第3のフィンガーが上記第3の導電パッドと電気的に接触し、
    上記それぞれのフィンガーのうち、2個のフィンガーが同時に対応する導電パッドとは接触不能としてあり、
    さらに超小型制御装置若しくはクォーツ・アナログが設けられて、上記検知歯車の回転情報を維持し、上記屈曲性フィンガーと対応する導電パッドとの間の接触動作に基づいて、上記検知歯車が時計方向若しくは反時計方向に回転しているか否かの情報を維持してなる、請求項1に記載の時計。
  5. 上記日付維持集成体は、上記筒車と上記検知歯車との間において係合する中間歯車を有し、
    上記筒車の回転によって上記中間歯車を回転させ、上記中間歯車が上記検知歯車に回転を付与し、さらに
    上記筒車と上記検知歯車が2:1の割合となるように上記中間歯車の寸法としたことを特徴とする請求項2の時計。
  6. 上記時計はケースと日付表示の為の窓を有し、この窓から数字が見えるように上記日廻リングが上記ケース内に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  7. 時計の日付と曜日の情報の少なくとも一方を維持且つ表示する時計の方法において、上記時計は、
    複数の数字を有する日廻リングと、上記日廻リングと螺合する1個若しくはそれ以上の歯車を備えて上記1個若しくはそれ以上の歯車が回転すると上記日廻リングを回転せしめる第1の歯車集成体と、更に、ロータを有する第1のステッピングモータを備え、上記第1のステッピングモータのロータが上記第1の歯車集成体の上記少なくとも1個若しくはそれ以上の歯車と結合してなる日付表示集成体と、
    上記日付表示集成体と作動結合する日付維持集成体と、
    上記日付維持集成体は筒車とこの筒車と作動結合する検知歯車集成体とを備
    えており、
    上記第1のステッピングモータの回転の信号を送る信号送り手段と、
    上記上記検知歯車集成体の所定量の時計方向若しくは反時計方向の回転によ
    って上記信号送り手段に信号を送り、上記第1のステッピングモータのロー
    タを回転させるようにしてなり、
    ロータを有する少なくとも第2のステッピングモータとを有し、
    上記少なくとも第2のステッピングモータのロータは上記筒車と作動結合し
    ており、上記筒車は上記第2のステッピングモータの回転によって少なくと
    も部分的に回転可能であり、上記第2のステッピングモータのロータは上記
    信号送り手段の制御のもとで回転がなされ、
    前記時計は筒車と係合可能な歯車機構と離脱可能に係合できる合わせ巻真を有し、
    上記筒車は曜日の表示を有する曜板と回動可能に結合されており、
    上記情報の維持と表示の方法は、
    上記第2のステッピングモータのロータの回転がいつ停止したかを決定し、経過した時間の計測を開始し、この計測開始がその日の時間とは独立してなされるようにしたステップと、
    経過した時間が、少なくとも基本的に24時間に等しいときを決定するステップと、
    上記第1のステッピングモータのロータを進行させ、これによって日廻リングを回転させ、日廻しリングの数字が次の正確な日付を表示するようにしたステップ、
    経過した24時間の数を計測するステップと、
    前記信号送り手段が第2のステッピングモータを回転させる信号を提供していない間であって、上記合わせ巻真が歯車機構と係合している間において、
    上記合わせ巻真を回動することで曜板を調整するステップと、
    上記曜板は、計測された経過した24時間の数に基づいて計算された日の数
    だけ調整可能に回転され、更に
    上記曜板が計算された数の日だけ回転するまで前記第1のステッピングモータのロータの回転を停止することによって、日廻リングの更なる回転をブロックするブロッキングステップ、
    を有してなる方法。
  8. 請求項7において、上記方法は、
    前記信号送り手段が前記第2のステッピングモータのロータ回転信号を提供していない間、経過した時間を引き続き計測を開始するステップと、
    上記引き続いてなされた計測の経過時間が、いつ少なくとも基本的には24時間となるかを決定するステップと、更に
    日廻リングが回転して日廻リングの数字が次の正しい日付を表示するように、上記第1のステッピングモータのロータを回転させるステップ、とを有する請求項7に記載の方法。
  9. 請求項8において、上記方法は、
    上記信号送り手段が上記第2のステッピングモータの回転信号を提供していない間、経過した時間を更に追加的に継続して開始するステップと、更に、
    日廻リングが回転して数字が次の正しい日付を表示するように、前記第1のステッピングモータのロータを所定方向に基本的に24時間毎に回転させるステップ、とを有する請求項8に記載の方法。
  10. 上記ブロッキングステップは、前記信号送り手段から上記第1のステッピングモータのロータを回転させるための信号を送るのを抑制することを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  11. 請求項7において、測定された経過した24時間の数を維持する曜日カウンタを有し、上記方法は、
    経過した24時間の数が「7」に等しいか否かを決定し、等しい場合には、上記曜日カウンタを初期値にイニシャライズするステップ、を有する請求項7に記載の方法。
  12. 時計の日付と曜日の少なくとも一方を維持し表示する方法であって、
    上記時計は、
    複数の数字を備えた日廻リングと、上記日廻リングと螺合結合する1個若しくはそれ以上の歯車を備えて上記歯車が回転すると上記日廻リングが回転するにようにした第1の歯車集成体と、ロータを備えたステッピングモータを備えてなり、上記ステッピングモータのロータは上記第1の歯車集成体の少なくとも1個若しくはそれ以上の歯車と回転可能に結合している構成とした日付表示集成体と、
    上記日付表示集成体と作動結合した日付維持集成体とを有し、
    上記日付維持集成体は、筒車と、この筒車に作動結合した検知歯車を有し、
    上記日付維持集成体は、少なくとも3個の屈曲性フィンガーを備え、上記検知歯車集成体は第1のタブと第2のタブおよび第3のタブを有しており、上記タブのそれぞれは、(1)第1のタブのみが第1のフィンガーと接触可能であり、(2)第2のタブのみが第2のフィンガーと接触可能であり、(3)第3のタブのみが第3のフィンガーと接触可能となるように、それぞれ配置されてなるバネ集成体と、さらに
    上記3個の屈曲性フィンガーのそれぞれに接触ができる第1、第2および第3の導電パッド、
    を有し、
    上記第1のタブが上記第1のフィンガーに接すると、上記第1のフィンガーは上記第1の導電パッドと電気的に接続し、
    上記第2のタブが上記第2のフィンガーに接すると、上記第2のフィンガーは上記第2の導電パッドと電気的に接続し、
    上記第3のタブが上記第3のフィンガーに接すると、上記第3のフィンガーは上記第3の導電パッドと電気的に接続し、且つ、上記フィンガーのうち2個のフィンガーがそれぞれの導電パッドと同時には接続できないようになっており、
    更に、上記検知歯車集成体の回転に関する情報と、上記検知歯車集成体が前記屈曲性フィンガーと対応する導電パッドとの接触に基づいて時計方向又は反時計方向に回転しているか否かの情報を維持する手段とを有し、
    上記検知歯車集成体が時計方向又は反時計方向に回転することによって、上記ステッピングモータのロータを回転させ、上記日廻リングを時計方向又は反時計方向に回転させ、
    前記方法は、
    上記検知歯車が所定の増分の数だけ時計方向または反時計方向に回転されていたかを決定するステップと、
    上記ステッピングモータのロータを回転させて、日廻リングが時計方向又は反時計方向に回転できるようにしてなる、方法。
  13. 上記信号送り手段は、超小型制御装置若しくはクォーツ・アナログ回路である、請求項7に記載の方法。
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