JP2595941Y2 - 扇形表示輪列の修正機構 - Google Patents

扇形表示輪列の修正機構

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JP2595941Y2 JP1993002573U JP257393U JP2595941Y2 JP 2595941 Y2 JP2595941 Y2 JP 2595941Y2 JP 1993002573 U JP1993002573 U JP 1993002573U JP 257393 U JP257393 U JP 257393U JP 2595941 Y2 JP2595941 Y2 JP 2595941Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は指針扇形表示時計のステ
ップモーターを逆回転不可能状態から脱出させるための
輪列修正機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子時計は多面的な市場ニーズに
合わせて多種多様な商品が出始めており、デジタル時計
はもとより指針表示式時計においても時計の多様化の要
求が強く、クロノグラフや多針表示式カレンダーや月齢
表示を付加したものなどが市場に出廻っている。さら
に、斬新なデザインの電子時計として、ステップモータ
ーを正逆回転させ曜針を扇形駆動させて表示する電子時
計も出現している。
【0003】ところで電子時計の場合、ステップモータ
ーを逆回転駆動させるためには特殊のパルスを印加する
ようになっている。すなわち、1パルス逆回転させるに
は、最初に正転用のパルスを印加してローターを正転側
に振ってから逆転用のパルスを印加するように構成され
ているものである。しかも、ステップモーターの正逆回
転を用いて扇形表示をさせようとするときは、回転部材
の途中に必ずストッパーを設けている。従って、曜を修
正するような場合には、このストッパーに突き当たった
場合でも確実に駆動することが必須である。しかし、ス
トッパーに突き当ててローターを停止させた場合、ロー
ターの停止位置によってはストッパーがローターの正転
方向の回転を阻止し、逆回転不可能状態に陥ることがあ
る。
【0004】このような前記曜の扇形表示電子時計の輪
列修正機構に関しては、本出願人より出願されている実
開平3−8789号公報によれば、ステップモーターを
逆回転不可能状態から脱出させるために、ステップモー
ターのローターから扇形表示部の指針車までの減速輪列
のいずれかに回転用部材を設け、外部操作部材と連動す
る修正部材でステップモーターが正転から逆回転に回転
変更する方向に回転用部材を押して逆回転不可能状態か
ら脱出させ回動できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来例によれば、ステップモーターを逆回転不可能
状態から脱出させるために、修正部材をステップモータ
ーが逆回転する方向に動かさなければならない。すなわ
ち修正部材を回転用部材が正常に動作している側に動か
さなければならないので、修正部材が回転用部材の正常
な作動範囲内に入る可能性が有る。従って指針が正常な
動作をしている時にでも外部操作部材が押されると指針
を動かしてしまう恐れがある。特に、同軸に二針を設け
扇形表示するような電子時計においては、修正部材で回
転させる方法では修正部材を二つ必要とするというよう
な複雑な構造となる。
【0006】本考案の目的は、ステップモーターを逆回
転不可能状態から脱出させる操作以外では、指針の位置
に影響を与えることのない、簡単な修正機構を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ために、本考案は次のような構成としている。すなわ
ち、この考案に係わる扇形表示輪列の修正機構は、指針
を取り付ける指針車と、ステップモーターと前記指針車
との間に介在する減速輪列の一部には、前記ステップモ
ーターの駆動の規制を与える回転規制用凸部を設け、さ
らに、前記ステップモーターが正回転で駆動し続けたと
きに前記ステップモーターの回転規制をする回転規制部
材を備えていて、該回転規制部材は、外部操作により、
外部操作部材と連動してステップモーターが正転する側
に回転し、ステップモーターを正転から逆転方向に回転
変更できるようにしている。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、指針車が正常に動作をし
ている時に外部操作部材で操作を行なっても、指針車に
は何の影響もなく、指針の位置を変えてしまうこともな
い。
【0009】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の実施例による指針扇形表示輪列修
正機構を示す要部平面図で、裏蓋側から見たものであ
る、図2は本実施例を適用した時計で、例えば電波を受
信して時刻を合わせることのできる時計の外観図、図3
は指針扇形表示輪列の断面図である。
【0010】図2において、1は12時間で1回転する
時針、2は60分間で1回転する分針、3は1秒運針で
60秒間で1回転する秒針、4は24時間で1回転する
24時間針であり、これらはいづれも通常時刻を表示
し、ステップモーター(図示せず)により指針輪列を介
して駆動する。
【0011】さらに、月針5と日針6でカレンダーを扇
形表示する。該月針5はICからの電気的制御により6
ステップ/1月の運針で反時計方向に72ステップ歩進
した後、月ステップモーターの早送りで72ステップ分
(12月分)時計回転方向に戻る往復運針を行なう。ま
た、日針6もICからの電気的制御により2ステップ/
1日の運針で反時計方向に62ステップ歩進した後、日
ステップモーターの早送りで62ステップ分(31日
分)時計回転方向に戻る往復運針を行なう。尚、月針5
と日針6は、全回転させると文字板の上面に配設さた電
波を受信する為のアンテナ7やモード針8と平面的に重
なってしまうので回転規制を必要とする。
【0012】8はモード針であり、9はモードを変えた
り時刻を修正するため修正状態へ移行する等の信号をI
Cに送るためのプッシュプルボタンであり(以下PB1
と略す)、10、11、12、13はプッシュボタン
2、3、4、5であり(以下各々PB2、PB3、PB
4、PB5と略す)、それぞれにICに電気信号を送る
部材が備えられている(図示せず)。
【0013】次に、図1と図3により月針5と日針6の
扇形表示輪列機構と修正機構について説明する。まず、
輪列機構について説明する。14はIC34からの電気
制御により月針5を扇表示駆動させる月ステップモータ
ー、15は月コイル16、月ヨーク17と共に月ステッ
プモーター14を構成する月ローター、該月ローター1
5は時計基台である地板18と輪列受19に固定された
貴石により軸支されている。また、地板18の上面側に
は月ヨーク17、月コイル16が積層配置されている。
月針5を取り付ける月車20は減速輪列である月中間車
(1)21、(2)22を介して月ローター15より駆
動力が伝わる。該月中間車(1)21は裏板37と輪列
受19に固定された貴石により軸支されていて、月中間
車(2)22は月ローター15と同様に、地板18と輪
列受19に固定された貴石により軸支されている。月車
20は月針5を取り付ける月車真20aと回転力を受け
る合成樹脂より成る月歯車20bとから構成されてい
て、月歯車20bには地板18に明けた異形の長穴18
aと断面的に重なり、月車20を回転規制するときのス
トッパーとなる回転規制用凸部20cが一体成形されて
いる。
【0014】日針6側の輪列機構も月針5側の輪列機構
と同様の構成を成していて、23は日ステップモータ
ー、24は日ローター、25は日コイル、26は日ヨー
ク、27は日車で27aは日車真、27bは日歯車であ
る。また、28は日中間車(1)、29は日中間車
(2)であり、日歯車27bには月歯車20bと同様に
回転規制用凸部27cが一体成形されている。
【0015】月歯車20bの回転規制用凸部20cと日
歯車27の回転規制用凸部27cは、電池投入直後に行
なうIC34との位置合わせ操作により、他部品と当接
することなく地板18の異形の長穴18a内を往復運動
するようになっている。
【0016】また、地板18の上面で輪列とは平面的に
重ならない位置に回転規制部材30を配置している。ス
テップモーターの正転側の回転規制は、月歯車20b及
び日歯車27bの回転規制用凸部20cと27cを該回
転規制部材30の回転規制部30aに当てて行なってい
る。この時、回転規制部材30の平面的な位置規制は、
地板18に植設された支柱36と回転規制部材30のバ
ネ部30cの反力で行なっている。本実施例の場合のス
テップモーターの正転とは、月ローター15及び日ロー
ター24が反時計方向に回転することである。一方、ス
テップモーターの逆回転側の回転規制は、月歯車20b
及び日歯車27bの回転規制用凸部20cと27cを地
板の異形の長穴の18aの端部18b側に当てて行なっ
ている。従って、月針5と日針6はIC34が暴走して
もアンテナ7に当たることもない。また、IC34と回
転規制部材30の断面関係は、地板18の上面に回転規
制部材30が配置され、その上に該回転規制部材30が
摺動するために必要なスキを設けてある合成樹脂ででき
た回路支持台38が配置され、さらにその上方に回路基
板39の下面に実装されたIC34が配置されている。
【0017】次に、修正機構の動作について説明する。
ICが暴走し、ステップモーターが正転し続け、月車2
0及び日車27の回転規制用凸部20cあるいは27c
が回転規制部材の回転規制部30aにぶつかり停止し、
逆回転不可能状態になったとする。このように逆回転不
可能状態になるのはIC34が正常に動作していないた
めなので、IC34を初期化する必要がある、その操作
として本時計は、(PB1)9を引き(PB2)10、
(PB3)11、(PB4)12、(PB5)13を同
時に押すようにしている。該操作でIC34からの電気
信号により月ローター15と日ローター24を逆回転さ
せ初期位置に駆動させるようにしている。また、(PB
1)9を引く時の節度は裏押サエ40により行なわれて
いる。
【0018】前記一連の操作の中で(PB1)9を引く
ことで(PB1)9と一体になっている巻真31が引か
れ、地板18に植設された支柱32を回転軸としてオシ
ドリ33が回転し、該オシドリ33の端部33aが反時
計方向に回転し回転規制部材30の端部30bを押す。
すると、地板18に植設された支柱35を回転軸とする
回転規制部材30の回転規制部30aは反時計方向に回
転し、回転規制部30aは図示位置より左側にずれる。
左側にずれることで月及び日の各ステップモーター1
4、23は規制が解かれてフリーになるので、逆転する
ために必要な次の安定点に吸引されない程度にローター
を正転方向に回転させることが出来、逆回転可能とな
る。
【0019】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように本考案によ
れば、ローターが逆回転不可能状態に陥った時以外に
は、回転規制用凸部が回転規制部材に触れることもない
ので、指針の位置に影響を与えることもない修正機構を
提供でき、しかも、輪列部品を直接押すこともないの
で、輪列部品に傷を付けることも無い。
【0020】また、本考案の実施例のような同軸に二針
を設け扇形表示する時計でも簡単な構成で逆回転不可能
状態からの脱出を可能にすることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による指針扇形表示輪列の修正
機構を示す要部平面図である。
【図2】本考案の実施例を用いた時計の外観図である。
【図3】本考案の実施例による指針扇形表示輪列の断面
図である。
【符号の説明】
5 月針 6 日針 9 プッシュプルボタン(PB1) 15 月ローター 18 地板 19 輪列受 20 月車 20c,27c 回転規制用凸部 24 日ローター 27 日車 30 回転規制部材 30a 回転規制部 33 オシドリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04C 9/08 G04B 19/00 G04C 3/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップモーターを正逆回転させて指針
    により扇形表示を行なうための指針車と、指針車を駆動
    するローターと、ローターの回転を指針車に伝える減速
    輪列を有する指針扇形表示式電子時計において、前記指
    針車から前記ローター間の減速輪列中に設けられた被規
    制部材と、外部操作部材に連動するとともに、前記被規
    制部材の動作を規制する回転規制部材とを有しており、
    前記被規制部材が前記回転規制部材に当接して前記ロー
    ターが動作不能状態の時には、前記外部操作部材の操作
    により前記回転規制部材を、前記ローターの正回転動作
    にともなう前記被規制部材の動作方向側にずらすことに
    より、前記ローターを逆回転不可能状態から脱出可能に
    構成したことを特徴とする扇形表示輪列の修正機構。
JP1993002573U 1992-03-31 1993-01-08 扇形表示輪列の修正機構 Expired - Fee Related JP2595941Y2 (ja)

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EP93302474A EP0564236B1 (en) 1992-03-31 1993-03-30 Electronic watch equipped with receiving device
DE69318752T DE69318752T2 (de) 1992-03-31 1993-03-30 Elektronische Uhr mit Empfänger

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