JP4520672B2 - テープ式部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ状電子部品の供給を安定したタイミングで行うテープ式部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、側端部を貼り合わされた二種類のテープ部材の間にチップ状電子部品を保持して、このチップ状電子部品を部品搭載装置に供給するテープ式部品供給装置がある。
【0003】
図7(a) は、そのようなテープ式部品供給装置を模式的に示す斜視図であり、部品搭載装置の部品供給ステージ上に取り付けて配置された状態を示している。同図(b) は、そのテープ式部品供給装置が取付けられる部品搭載装置の外観斜視図である。
【0004】
同図(b) に示す部品搭載装置1の前後(後部は図では見えない)に形成されている部品供給ステージ2の前後には、同図(a) に示すように、それぞれ所定のピッチで一列に配置された取り付け固定孔3が形成されている。この取り付け固定孔3に、テープ式部品供給装置4の図では下になっていて見えない2本の取り付けピンを差し込んで位置決めし、固定レバー5によって、テープ式部品供給装置4を部品供給ステージ2に固定する。
【0005】
部品搭載装置1の大きさにもよるが、通常、部品供給ステージ2には50〜70台のテープ式部品供給装置4が取り付けられる。したがって、前後の部品供給ステージ2を合わせると、100〜140台のテープ式部品供給装置4が1台の部品搭載装置1に配設される。
【0006】
このようなテープ式部品供給装置4のリール式カートリッジ6には、上下2枚のテープ(トップテープと収容テープ)の間に多数のチップ状電子部品を挟んで収容する部品テープが巻着されており、この部品テープがリール式カートリッジ6から引き出され、装置内部のガイド部を通って供給口7まで引き出され、上下のテープが剥離されてチップ状電子部品が収納部から露出し、この露出したチップ状電子部品が、部品搭載装置1の不図示の作業ヘッド先端の吸着ノズルによって吸着されて取り出される。上下に剥離された上側のテープ(トップテープ)8は巻取り用リール9に巻き取られ、下側の収容テープ10は部品供給ステージ2の内側縁部に沿って自然落下して部品搭載装置1の下方の間隙に堆積する。
【0007】
図(b) に示す部品搭載装置1は、天井カバー上部に、液晶ディスプレイとタッチパネルからなる表示入力装置11と、CRTディスプレイからなるモニタ装置12と、稼動状態を報知する警報ランプ13を備えている。
下部の基台14の上には、中央に、固定と可動の1対の平行する基板案内レール15(15a、15b)が基板の搬送方向(図の斜め右下から斜め左上方向)に水平に延在して配設されている。内部はカバー16の陰になって見えないが、基板案内レール15の下部に接してループ状のコンベアベルトが配設され、このコンベアベルトがベルト駆動モータにより駆動されて基板搬送方向に走行し、生産ライン上流側から基板を搬入する。
【0008】
また、上記1対の基板案内レール15を跨いで、基板搬送方向に直角の方向に平行に延在して左右一対の固定レールが配設され、これら一対の固定レールに一本の移動レールが奥行き方向に滑動自在に係合し、この移動レールには、左右方向に滑動自在なキャリッジが係合し、このキャリッジに、上下に昇降自在な作業ヘッドが配設されている。
【0009】
作業ヘッドは、キャリッジを介し固定レールと移動レールとによって、奥行き方向と左右方向に移動自在であり、自身では上下方向に移動自在である。この作業ヘッドの先端には着脱自在な吸着ノズルが装着されている。作業ヘッドは、この吸着ノズルによって搭載プログラムにより指定される所望のチップ状電子部品をそのチップ状電子部品に対応するテープ式部品供給装置4の供給口7から吸着し、基板案内レール15によって位置固定されている基板に搭載する。この作業を繰り返してプログラムで指定された全てのチップ状電子部品を基板に搭載し、これによって処理済みとなった基板はライン下流側に搬出される。
【0010】
この間、テープ式部品供給装置4の部品収容テープ10は、搭載作業が進んで収容しているチップ状電子部品が無くなると、事前にその部品収容テープ10の終端部と新しいリール式カートリッジ6の部品収容テープ10の始端部とを接着して連結し、空となった旧いカートリッジと新しいカートリッジとを交換するようになっており、これによって、チップ状電子部品を供給するリール式カートリッジ6側では、カートリッジ交換のために停止することなく連続してチップ状電子部品の供給を行うことができるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、巻取り用リール9による使用済みトップテープ8の巻き取りが進行するにつれて、巻取り用リール9の巻取りの径が徐々に大きくなっていく。巻取り径が大きくなると、巻き取り張力が変化するため、供給口7へのテープ送り出しのタイミングが変化し、このため作業ヘッドへのチップ状電子部品の供給タイミングが安定しないという問題が発生する。
【0012】
更に、前述したように、部品供給ステージ2上に載設されるテープ式部品供給装置4は、前述したように極めて多数であり且つ密集して配設されているから、隣接する他のテープ式部品供給装置4との間にオペレータが指先を挿入する間隙が無い。このため、巻取り用リール9が、巻き取ったトップテープ8で一杯になったとき、その巻取り用リール9をリール支持部から取り外して新たな空の巻取り用リール9と交換する作業が、極めて面倒であり、手間取って時間が掛かり過ぎると、部品搭載装置1の稼動を一旦停止させて、交換作業が完了してから再稼動させることになり、折角、リール式カートリッジ6側で連続供給の体勢ができていても、全体としての作業能率の向上にはつながらないことになり、この改善も望まれていた。
【0013】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、電子部品の供給を安定したタイミングで行うと共に、使用済みトップテープの回収を製造ラインの流れを止めることなく連続的に行うテープ式部品供給装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以下に、本発明に係わるテープ式部品供給装置の構成を述べる。
本発明のテープ式部品供給装置は、部品搭載装置に装着され、トップテープと収容テープの二種類のテープ部材間にチップ状電子部品を封止して収容した部品テープを該部品テープ保持部から供給口まで間欠的に引き出して該供給口において上記二種類のテープ部材を剥離し、上記収容テープ側に収容されていた上記チップ状電子部品を上記部品搭載装置の作業ヘッドに順次供給するテープ式部品供給装置であって、装置本体の装着部に着脱自在に装着され、上記供給口において剥離された上記トップテープを収容するテープ回収ケースと、装置本体の上記装着部の一方の端部近傍に回転可能に固設され、回転周面に一周する溝を形成され、上記テープ回収ケースが上記装着部に装着されたとき上記テープ回収ケースのテープ取入口に係合する一対の回収テープ搬送回転部材と、上記テープ回収ケースの上記テープ取入口に、該テープ取入口の内外方向に回動可能に配設され、常には外方向に回動するよう付勢部材により付勢され、上記テープ回収ケースが上記装着部に装着されたとき一部が上記一対の回収テープ搬送回転部材の上記溝にそれぞれ嵌入しながら押圧されて内方向に回動し対向部が開成する一対の可動スクレーパと、該一対の可動スクレーパの上記対向部の面にそれぞれ形成され、上記テープ回収ケースが上記装着部から脱抜されることにより上記付勢部材の付勢力により上記可動スクレーパが外方向に回動して上記対向部が閉成したとき、該対向部に介在していた上記トップテープを内外に切り分ける切り刃部と、を備えて構成される。
【0015】
上記一対の回収テープ搬送回転部材は、例えば請求項2記載のように、一方は固定して配置され、他方は一方を押圧すべく付勢され且つ揺動可能に配置され、上記回転周面には対向部において相互に噛合可能に形成された歯を備えて構成されている。
【0016】
また、上記一対の可動スクレーパは、例えば請求項3記載のように、上記一対の回収テープ搬送回転部材の上記溝に一部が嵌入したとき他部は上記回収テープ搬送回転部材の上記歯の山よりも外側に出るように形成されて構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態におけるテープ式部品供給装置の側面図である。同図に示すように、テープ式部品供給装置20(以下、装置本体20ともいう)は、前方下部に、部品供給ステージに配置して固定するための位置決めピン21と、ローラ付き固定フック22を備え、上部左方に、そのローラ付き固定フック22を固定/解除するための操作ハンドル23を備えている。
【0018】
装置本体20の後方下部には、リール式カートリッジ24を着脱自在に保持するカートリッジ支持部25が設けられ、上部最後端には、このカートリッジ支持部25を後方に回動させて引き出すための操作レバー26が備えられている。更に装置本体20の上部中央には、持ち運び用の取っ手30が設けられている。
【0019】
また、装置本体20の図の手前側面の上部には、二本のガイドレール27からなる回収ケース装着部28が配設されている。そして、この回収ケース装着部28の一方の端部(図面右方の端部)近傍に、装置本体20に回転可能に固設されて一対の回収テープ搬送回転部材31が配置されている。回収ケース装着部28には、その後方から、テープ回収ケース29が二本のガイドレール27に沿って挿入されて図のように装着される。テープ回収ケース29には多数の空気抜き孔を明けた開き蓋18が取り付けられている。このテープ回収ケース29が回収ケース装着部28に装着されると、その開口部(図の右方の端部)が、回収テープ搬送回転部材31に係合する。
【0020】
また、装置本体20の前端(図の右端)上部にはテープ押え32が配設され、その更に前方に、チップ状電子部品の供給口33が形成されている。上記のリール式カートリッジ24から供給口33まで引き出され、この供給口33で上下に剥離されてチップ状電子部品を部品搭載装置の作業ヘッドに供給した後、収容テープは自重で下方に落下して堆積し、トップテープは後方に折返してガイドローラ34に案内され、一対の回収テープ搬送回転部材31に噛み込まれて挟持され、テープ回収ケース29内に送り込まれる。
【0021】
図2(a) は、上記の回収テープ搬送回転部材31の部分を取り出して分かり易く示す図であり、同図(b) は、回収ケース装着部28に装着されて回収テープ搬送回転部材31に係合したテープ回収ケース29を示す図、同図(c) は、テープ回収ケース29を回収ケース装着部28から脱抜して回収テープ搬送回転部材31との係合を解除した状態を示す図である。尚、同図(b) は開き蓋18を透視的に示しており、同図(c) は開口部近傍の内部構造を示すため開き蓋18を取り除いた状態で示している。
【0022】
同図(a) に示すように、一対の回収テープ搬送回転部材31(31a、31b)の一方の回収テープ搬送回転部材31bは、装置本体20側に固定して配置され、他方の回収テープ搬送回転部材31aは、回転軸を揺動部材35に支持されている。揺動部材35は、支点36を介し装置本体20のフレーム37に回動可能に支持されており、引き螺旋ばね38により、支点36を中心にして時計回り方向に付勢されている。これにより。他方の回収テープ搬送回転部材31aは、一方の回収テープ搬送回転部材31bを、同図(a) の矢印Aで示すように、上から下へ押圧するように付勢され且つ揺動可能に配置される。
【0023】
また、これら回収テープ搬送回転部材31はそれぞれ二枚合せの歯車の形状をなし、二枚合せの合せ部分に溝としての所定の間隙43が形成されている。上記の歯車の歯は対向部39において相互に噛合可能に形成されている。このように回収テープ搬送回転部材31の回転周面に歯車の歯が形成されていることにより、トップテープ42は、一対の回収テープ搬送回転部材31aと31bによって噛み込まれて滑る余地なく挟持され、テープ回収ケース29内に一定速度で送り込まれて回収テープ42−1として回収される。
【0024】
このように、トップテープ42が回収テープ搬送回転部材31a及び31bにより強制的に一定速度で搬送されることにより、図1に示したリール式カートリッジ24から、供給テープが一定速度で引き出され、供給口33に安定したタイミングでチップ状電子部品が供給される。
【0025】
やがて、テープ回収ケース29が回収テープ42−1で満杯になると、同図(c) に示すように、オペレータが回収ケース装着部28からテープ回収ケース29を後方に引き抜いて、交換用の空のテープ回収ケース29を回収ケース装着部28に装着する。
【0026】
これにより、部品搭載装置の稼動を一旦停止させることなく、すなわち製造ラインの流れを止めることなく、使用済みトップテープの回収を連続的に行うことができるようになる。
図3は、テープ回収ケース29の満杯になった回収テープ42−1を廃棄する図である。このように、オペレータは、回収テープ42−1で満杯となっているテープ回収ケース29を適宜な回収テープ廃棄場所へ持参し、同図に示すようにテープ回収ケース29の開き蓋18を開いて、内部の回収テープ42−1を廃棄する。そしてこのテープ回収ケース29を次の交換用の空のテープ回収ケース29として保管する。
【0027】
図4(a) は、図2(b) に示したテープ回収ケース29と回収テープ搬送回転部材31との係合状態を示す拡大図であり、図4(b) は、そのときのテープ回収ケース29のみを取出して示す拡大斜視図である。図4(a),(b) に示すように、回収テープ搬送回転部材31(31a、31b)と係合するテープ回収ケース29には、その開口部に一対の可動スクレーパ44(44a、44b)が配設されている。可動スクレーパ44aと44bはそれぞれT字型をしており、Tの横棒はやや円弧状に形成されている。そして、そのTの横棒の一方の端部は、回収テープ搬送回転部材31と同様に対向部39を形成し、他方の端部は、スクレーパガイド47のガイド溝48に滑動自在に挿通されている。可動スクレーパ44aと44bは上記の対向部39に対し互いに対称形をなして配置されている。
【0028】
可動スクレーパ44のTの縦棒の下端は対向部39の反対側に折れ曲がっており、その曲がり部分が支点46によって回動自在に支持されている。この縦棒の支点46と同じ側のほぼ中央側部には突起49が形成されており、この突起49に押し付勢部材51が係合している。これにより、可動スクレーパ44は、常にテープ回収ケース29から外方に回動するよう付勢されている。
【0029】
この可動スクレーパ44は、テープ回収ケース29を図2(b) に示したように回収ケース装着部28に装着したとき、この装着時の押し込みによって、相対的にテープ回収ケース29の開口部が回収テープ搬送回転部材31によって押されることになり、可動スクレーパ44の一部(T字型の横棒の一方の端部)が回収テープ搬送回転部材31の二枚合せの歯車の間隙43に嵌入し、歯車軸52に押圧されて全体が押し付勢部材51の付勢力に抗してケース内方向に回動する。
【0030】
これにより、可動スクレーパ44のTの横棒のスクレーパガイド47との係合端はガイド溝48に深く滑入し、一方の対向部39を形成する端部は対向部39を開放する。回収テープ搬送回転部材31によって挟持されて送り込まれてくるトップテープ42は、上記開放された対向部39を通過して、テープ回収ケース29内に回収される。
【0031】
トップテープ42が、その剥離面に残留する粘着剤によって回収テープ搬送回転部材31の回転周面に巻き付こうとしても、回収テープ搬送回転部材31 の歯の山よりも外側に出ている可動スクレーパ44の他部(スクレーパガイド47との係合端)によって周面から引き剥がされ、図2(b),(c) に示したように、回収テープ42−1となって、折れ曲がりながらケース内部に押し込まれて、テープ回収ケース29に収容される。
【0032】
テープ回収ケース29は、ケース本体の他には簡単な構成の可動スクレーパ、スクレーパガイド、押し付勢部材が配設されているだけなので、安価であって交換用のテープ回収ケースを別に備えることが負担にならず、また、簡単な構成であるので軽くて取り扱いが容易である。
【0033】
また、複雑な機構の回収テープ搬送回転部材は装置本体側に固設されているので、装着/脱抜時の装置本体との係合/解除も容易であって、作業がしやすく、作業能率が向上する。
また、可動スクレーバ44の上記対向部39を形成する対向面には、それぞれ刃53(可動スクレーパ44aの切り刃53aと可動スクレーパ44bの受け刃53b)が形成されている。この刃53について、以下その動作を説明する。
【0034】
図5は、図1に示した回収ケース装着部28から脱抜途上のテープ回収ケース29と回収テープ搬送回転部材31との係合解除初期の状態を示す図である。同図は、オペレータが、回収テープ42−1で満杯となったテープ回収ケース29を、回収ケース装着部28から、図の矢印Bで示す方向に脱抜を開始した初期の状態を示しており、テープ回収ケース29は、装着位置から回収テープ搬送回転部材31のほぼ半径に近い距離Lだけ抜脱されている。
【0035】
これにより、可動スクレーパ44は、回収テープ搬送回転部材31の歯車軸52による押し込みをほぼ解除され、押し付勢部材51の付勢力によってケース外方に回動し、それまで開放していた対向部39を閉成し、図4(b) に示した刃53(切り刃53、受け刃54)によってトップテープ42を噛み込む。
【0036】
図6(a) は、テープ回収ケース29を回収ケース装着部28から完全に抜脱して回収テープ搬送回転部材31との係合が完全に解除された状態を示す図、同図(b) は、そのテープ回収ケース29の開口部近傍の拡大斜視図である。
上記のように対向部39の閉成によって可動スクレーパ44の刃53に噛み込まれた回収テープ42は、図6(a),(b) に示すように、テープ回収ケース29の完全な脱抜によって、対向部39と回収テープ搬送回転部材31間において相対的にケース外方に引かれることになる。これにより、対向部39における可動スクレーパ44の先端面の閉成力を助長されて刃53の剪断力が強力に作用し、回収テープ42が対向部48において自動的に切断される。
【0037】
このように、回収テープで満杯のテープ回収ケースを装着部から脱抜するときに、外部に繋がるテープが自動的に切断されるので、オペレータが挟みで切り分ける手数が省けて作業能率が向上する。
【0038】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、着脱が容易なテープ回収ケースによって製造ラインの流れを止めることなく使用済みトップテープの回収を連続的に行うので全体の作業能率が向上する。
【0039】
また、供給口で剥離したトップテープを装置本体側のテープ送込回転部材で一定速度で引き込むので、リール式カートリッジから安定したタイミングで部品テープを引き出すことができ、従来の不安定な供給タイミングの問題を解消することができる。
【0040】
また、テープ回収ケースに設けられ、テープ回収ケース脱抜時に閉成動作する可動スクレーパの先端に、トップテープを自動的に切断する切り刃を設けたので、テープ回収ケースを装着部から脱抜する都度トップテープを手作業で切断する必要がなく、手数が省けて作業能率が向上する。
【0041】
また、テープ送込回転部材をテープ回収ケースとは別体に装置本体側に設けているので、交換用を含めて必ず複数個必要なテープ回収ケースを簡易な構成とすることができ、製品コストの低減に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるテープ式部品供給装置の側面図である。
【図2】 (a) はテープ送込回転部材の部分を取り出して示す図、(b) はテープ回収ケースが回収ケース装着部に装着された状態を示す図、(c) はテープ回収ケースを回収ケース装着部から脱抜した状態を示す図である。
【図3】テープ回収ケースの満杯になった回収テープを廃棄する図である。
【図4】 (a) はテープ回収ケースと回収テープ搬送回転部材との係合状態を示す拡大図、(b) はそのときのテープ回収ケースのみを取出して示す拡大斜視図である。
【図5】回収ケース装着部から脱抜途上のテープ回収ケースと回収テープ搬送回転部材との係合解除初期の状態を示す図である。
【図6】 (a) はテープ回収ケースを回収ケース装着部から完全に抜脱した状態を示す図、(b) はそのテープ回収ケースの開口部近傍の拡大斜視図である。
【図7】 (a) は従来のテープ式部品供給装置を模式的に示す斜視図、(b) はテープ式部品供給装置が取付けられる部品搭載装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 部品搭載装置
2 部品供給ステージ
3 取り付け固定孔
4 テープ式部品供給装置
5 固定レバー
6 リール式カートリッジ
7 供給口
8 トップテープ
9 巻取り用リール
10 部品収容テープ
11 表示入力装置
12 モニタ装置
13 警報ランプ
14 基台
15(15a、15b) 基板案内レール
16 カバー
18 開き蓋
20 テープ式部品供給装置
21 位置決めピン
22 ローラ付き固定フック
23 操作ハンドル
24 リール式カートリッジ
25 カートリッジ支持部
26 操作レバー
27 二本のガイドレール
28 回収ケース装着部
29 テープ回収ケース
30 取っ手
31(31a、31b) 回収テープ搬送回転部材
32 テープ押え
33 供給口
34 ガイドローラ
35 揺動部材
36 支点
37 フレーム
38 引き螺旋ばね
39 対向部
42 トップテープ
42−1 回収テープ
43 溝(間隙)
44(44a、44b) 可動スクレーパ
46 支点
47 スクレーパガイド
48 ガイド溝
49 突起
51 押し付勢部材
52 歯車軸
53 刃
53a 切り刃
53b 受け刃

Claims (3)

  1. 部品搭載装置に装着され、トップテープと収容テープの二種類のテープ部材間にチップ状電子部品を封止して収容した部品テープを該部品テープ保持部から供給口まで間欠的に引き出して該供給口において前記二種類のテープ部材を剥離し、前記収容テープ側に収容されていた前記チップ状電子部品を前記部品搭載装置の作業ヘッドに順次供給するテープ式部品供給装置において、
    装置本体の装着部に着脱自在に装着され、前記供給口において剥離された前記トップテープを収容するテープ回収ケースと、
    装置本体の前記装着部の一方の端部近傍に回転可能に固設され、回転周面に一周する溝を形成され、前記テープ回収ケースが前記装着部に装着されたとき前記テープ回収ケースのテープ取入口に係合する一対の回収テープ搬送回転部材と、前記テープ回収ケースの前記テープ取入口に、該テープ取入口の内外方向に回動可能に配設され、常には外方向に回動するよう付勢部材により付勢され、前記テープ回収ケースが前記装着部に装着されたとき一部が前記一対の回収テープ搬送回転部材の前記溝にそれぞれ嵌入しながら押圧されて内方向に回動し対向部が開成する一対の可動スクレーパと、
    該一対の可動スクレーパの前記対向部の面にそれぞれ形成され、前記テープ回収ケースが前記装着部から脱抜されることにより前記付勢部材の付勢力により前記可動スクレーパが外方向に回動して前記対向部が閉成したとき、該対向部に介在していた前記トップテープを内外に切り分ける切り刃部と、
    を備えたことを特徴とするテープ式部品供給装置。
  2. 前記一対の回収テープ搬送回転部材は、一方は固定して配置され、他方は一方を押圧すべく付勢され且つ揺動可能に配置され、前記回転周面には対向部において相互に噛合可能に形成された歯を備えていることを特徴とする請求項1記載のテープ式部品供給装置。
  3. 前記一対の可動スクレーパは、前記一対の回収テープ搬送回転部材の前記溝に一部が嵌入したとき他部は前記回収テープ搬送回転部材の前記歯の山よりも外側に出るように形成されていることを特徴とする請求項1記載のテープ式部品供給装置。
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