JP4517254B2 - ドアロック及びローラ圧着装置並びにプリンタ装置 - Google Patents

ドアロック及びローラ圧着装置並びにプリンタ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドアロック及びローラ圧着装置、並びにプリンタ装置に関し、例えばプリントメディア(印画媒体)として、帯状の印画紙や印画フィルム等のプリントメディアをロール状に巻回したもの(以下、これをロール状プリントメディアと呼ぶ)を用いるようになされたプリンタに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプリンタとして例えば図15〜図17に示すように構成されたものがある。かかるプリンタ1においては、筐体2の前部に開閉自在にドア部3が設けられると共に、当該ドア部3の内側に図示しない軸受けにより矢印y1 方向と平行にかつ回転自在に枢支されたプラテン5と、ペーパトレイ4とが設けられている。
【0003】
そしてこのプリンタ1では、ロール状プリントメディア6を、その先端部をプラテン5を介してドア部3の外側にまで引き出した状態でペーパトレイ4内に置いた後ドア部3を閉じるようにして筐体2内部に装填するようになされている。
【0004】
また筐体2の内部には、矢印y1 方向の両端部をそれぞれ筐体2の左右の各内側壁面とそれぞれ平行に屈曲してなるコ字状のドアロック用アーム7が支点軸8を中心として回転自在に配設されている。
【0005】
この場合ドアロック用アーム7は、各屈曲部7A、7Bの後端部がそれぞれ第1の圧縮コイルばね9によって下方向に付勢されており、通常時には図示しないドア開閉レバーに固定されたストッパ10により規制される回転位置に位置する一方、必要に応じて支点軸8を中心として矢印a方向に回転させることができるようになされている。
【0006】
さらにドアロック用アーム7の各屈曲部7A、7Bの先端部にはテーパ部7C及び切欠き7Dが設けられると共に、ドア部3の左右の各外側面にはそれぞれロック用アーム7の各屈曲部7A、7Bのテーパ部7Cにそれぞれ対応させてロック用軸11A、11Bが植設されている。
【0007】
これによりこのプリンタ1においては、図15のようにドア部3が開いた状態からユーザが当該ドア部3を閉じてゆくときに、図16のようにドア部3の各ロック用軸11A、11Bがそれぞれドアロック用アーム7の対応する屈曲部7A、7Bのテーパ部7Cと接触し、この後これらロック用軸10A、10Bがこれら屈曲部7A、7Bを下方向(矢印z1 と逆方向)に押し下げながら当該屈曲部7A、7Bのテーパ部7Cを摺動し、やがてドア部3が閉じた状態となったときに図17のように各ロック用軸11A、11Bがそれぞれ対応する屈曲部7A、7Bの切欠き7Dに嵌まり込むことにより、ドア部3を閉じた状態にロックすることができるようになされている。
【0008】
また筐体2の内部には、矢印y1 方向の両端部がそれぞれ筐体2の左右の各内側壁面と平行に屈曲されたコ字状のローラ圧着用アーム12が支点軸8を中心として回転自在に配設されている。
【0009】
この場合ローラ圧着用アーム12は、各屈曲部12A、12Bの後端部がそれぞれ第2の圧縮コイルばね13によって下方向に付勢されており、かくして通常時にはドアロック用アーム7の各屈曲部7A、7Bにそれぞれ屈曲形成されたストッパ7Eにより規制される回転位置に位置する一方、必要に応じて支点軸8を中心として矢印a方向に回転させることができるようになされている。
【0010】
またローラ圧着用アーム12の各屈曲部12A、12Bの先端部間には、シャフト14がプラテン5と平行かつ回転自在に架ける渡されると共に、ペーパトレイ4の左右の各外側面にはそれぞれシャフト14に対応させて切欠き4A、4Bが設けられている。
【0011】
これによりこのプリンタ1においては、図15のようにドア部3が開いた状態から閉じられてゆくときに、シャフト14の長手方向の両端部がそれぞれペーパトレイ4の対応する切欠き4A、4Bに嵌まり込み、ドア部3が閉じた状態となったときに図17のようにシャフト14がプラテン5に圧着するようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかる構成のプリンタ1においては、上述のようにドアロック用アーム7及びローラ圧着用アーム12のために第1及び第2の圧縮コイルばね9、13をそれぞれ2本ずつ必要とし、その分プリンタ1全体としての構成が複雑化したり、組立作業が煩雑化する問題があった。
【0013】
またかかる構成のプリンタ1においては、ドアロック用アーム7やローラ圧着用アーム12に与えるばね圧を変える際には第1又は第2の圧縮コイルばね9、13を掛ける位置を変えたり、第1又は第2の圧縮コイルばね9、13をばね定数の異なるものと交換するなどの処置が必要となるが、これらをそれぞれ個別に行わなければならないために、このようなメンテナンス作業が煩雑化する問題があった。
【0014】
さらに従来のプリンタ1では、図18及び図19に示すように、筐体2の前面部にパワースイッチ14が設けられており、当該パワースイッチ14が連結棒15を介して筐体2内部のプリント配線板16上に実装された本スイッチ17と連結されている。
【0015】
この場合、連結棒15においては、筐体2内部の左上隅部に沿って位置する直線部15Aの後端部に当該直線部15Aの一部を下方向に屈曲してなる第1の屈曲部15Bが設けられると共に、その下端部に当該第1の屈曲部15Bを右方向(矢印y1 と逆方向)に屈曲してなる第2の屈曲部15Cが設けられ、かつその先端前部に当該第2の屈曲部15Cを下方向に屈曲してなる第3の屈曲部15Dが設けられることにより構成されている。
【0016】
そして第3の屈曲部15Dには、本スイッチ17の操作軸18と接続されており、かくしてパワースイッチ14を押圧操作することによって本スイッチ17をオン/オフすることができるようになされている。
【0017】
ところがかかる従来の連結棒の構成によると、図18及び図19において明らかなように、本スイッチ17の前部に連結棒15の第2の屈曲部15Cが位置するために、プリント配線板16におけるこの部分に背が高い電子部品を搭載することができず、プリント配線板16を有効利用できない問題があった。
【0018】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、構成を簡易化し得るドアロック及びローラ圧着装置、並びにプリンタ装置を提案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、ドアロック及びローラ圧着装置において、プリンタの筐体に開閉自在に設けられたドア部を閉じた状態にロックするための、当該筐体に第1の支点軸を介して回転自在に取り付けられたドアロック機構と、ドアロック機構に、第1の支点軸と平行な第2の支点軸を介して回転自在に取り付けられたローラ圧着機構と、ドアロック機構及びローラ圧着機構間に掛け渡された弾性部材とを設け、ドアロック機構は、当該ドアロック機構の一端側に、ドア部に設けられた突起部が嵌め込まれるための切り欠き部を有し、当該ドアロック機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第1の取り付け部を有し、ローラ圧着機構は、当該ローラ圧着機構の一端側に、ドア部に設けられたプラテンに印画媒体を巻きつけるためのローラを回転自在に保持し、当該ローラ圧着機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第2の取り付け部を有し、第2の支点軸は、ドアロック機構の切り欠き部を有する一端と第1の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置と、ローラ圧着機構のローラを保持する一端と第2の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置とを回転中心とする軸であり、ドア部が閉じた状態の際には、突起部が切り欠き部に嵌め込まれると共に、ドアロック機構が、弾性部材により突起部の嵌め込みを保持する回転方向に付勢されることにより、ドア部が閉じた状態にロックされ、ローラ圧着機構が、弾性部材によりドアロック機構の回転方向と相対する回転方向に付勢されることにより、ローラがプラテンに圧着されるようにした。
【0020】
この結果このドアロック及びローラ圧着装置では、1つの弾性部材によって、ドアロック機構に対して突起部の嵌め込みを保持する回転方向の回転力を与えることができると共に、ローラ圧着機構に対してローラをプラテンに圧着する回転方向の回転力を与えることができる。
【0021】
また本発明においては、プリンタ装置において、筐体と、筐体に開閉自在に設けられたドア部と、ドア部を閉じた状態にロックするための、筐体に第1の支点軸を介して回転自在に取り付けられたドアロック機構と、ドアロック機構に、第1の支点軸と平行な第2の支点軸を介して回転自在に取り付けられたローラ圧着機構と、ドアロック機構及びローラ圧着機構間に掛け渡された弾性部材とを設け、ドアロック機構は、当該ドアロック機構の一端側に、ドア部に設けられた突起部が嵌め込まれるための切り欠き部を有し、当該ドアロック機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第1の取り付け部を有し、ローラ圧着機構は、当該ローラ圧着機構の一端側に、ドア部に設けられたプラテンに印画媒体を巻きつけるためのローラを回転自在に保持し、当該ローラ圧着機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第2の取り付け部を有し、第2の支点軸は、ドアロック機構の切り欠き部を有する一端と第1の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置と、ローラ圧着機構のローラを保持する一端と第2の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置とを回転中心とする軸であり、ドア部が閉じた状態の際には、突起部が切り欠き部に嵌め込まれると共に、ドアロック機構が、弾性部材により突起部の嵌め込みを保持する回転方向に付勢されることにより、ドア部が閉じた状態にロックされ、ローラ圧着機構が、弾性部材によりドアロック機構の回転方向と相対する回転方向に付勢されることにより、ローラがプラテンに圧着されるようにした。
【0022】
この結果このプリンタ装置では、1つの弾性部材によって、ドアロック機構に対して突起部の嵌め込みを保持する回転方向の回転力を与えることができると共に、ローラ圧着機構に対してローラをプラテンに圧着する回転方向の回転力を与えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0024】
(1)本実施の形態によるプリンタ装置の構成
図1において、20は全体として本実施の形態によるプリンタを示し、筐体21の前面部にパワースイッチ22と、複数の操作スイッチ23が設けられた操作パネル24とが配設されている。
【0025】
また筐体21の前面部には、パワースイッチ22及び操作パネル24を避けて開閉自在に、かつその支点軸に取り付けられた図示しないばねにより開く方向に付勢されるようにしてドア部25が設けられると共に、ドア部25の内側には、ペーパトレイ26と、軸受け27A、27Bにより回転自在に枢支されたプラテン28とが配設されている。
【0026】
これによりこのプリンタ20では、ロール状プリントメディア6を、その先端部をプラテン28を介してドア部25の外側にまで引き出した状態でペーパトレイ26内に置いた後ドア部25を閉じるようにして筐体21の内部に装填することができるようになされている。
【0027】
一方、筐体21の内部には、図2に示すように、前側にメカ機構部29が収納されると共に、後側にそれぞれ電源回路や、信号処理回路及び又は制御回路等が形成された複数枚のプリント配線板30が収納されている。
【0028】
この場合メカ機構部29は、図3に示すように、一対のサイドシャーシ31A、31B、バックシャーシ32及びトップシャーシ33から形成されるシャーシ機構34に、プラテン28を回転駆動するプラテン駆動部35と、下面にライン型のサーマルヘッド36が取り付けられたヘッド部37と、ドア部25を閉じた状態にロックすると共にプレスローラ38をプラテン28に圧着させるドアロック及びプラテン圧着部39と、必要時にヘッド部37のサーマルヘッド36をプラテン28に圧着させたり、ドアロック及びプラテン圧着部39を駆動したりする駆動機構部40と、プリント後に送り出されたロール状プリントメディア6を切り離すためのカッタ(図示せず)とがそれぞれ所定位置に配設されることにより構成されている。
【0029】
そしてこのメカ機構部29は、印画モード時、プリント配線板30に形成された制御回路の制御のもとに、駆動機構部40が駆動してヘッド部37のサーマルヘッド36をロール状プリントメディア6を介してプラテン28に圧着させる一方、この状態においてプリント配線板30に形成された信号処理回路からヘッド部37に与えられる印画データに基づいて1ライン分の印画が行われるごとに、プラテン駆動部35がプラテン28を回転駆動させて当該ロール状プリントメディア6を1ライン分ずつ送り出すように動作する。
【0030】
またメカ機構部29は、この後1枚分の印画が終了すると、上述の制御回路の制御のもとに、プラテン駆動部35がプラテン28を回転駆動することによりロール状プリントメディア6を所定量送り出す。このようにしてこのプリンタ20においては、印画データに基づく画像をロール状プリントメディア6に印画し得るようなされている。
【0031】
なおこの実施の形態の場合、図4及び図5に示すように、パワースイッチ22は、連結棒45を介して筐体21内部に収納されたプリント配線板30上の本スイッチ46と連結されている。
【0032】
この場合、連結棒45においては、筐体21内部の左上隅部に沿って位置する直線部45Aの後端部に当該直線部45Aの一部を下方向に屈曲してなる第1の屈曲部45Bが設けられると共に、その下端部に当該第1の屈曲部45Bを右方向(矢印y2 と逆方向)に屈曲してなる第2の屈曲部45Cが設けられ、かつその右端部に当該第2の屈曲部45Cを下方向に屈曲してなる第3の屈曲部45Dが設けられることにより構成されている。
【0033】
そして第3の屈曲部45Dには、プリント配線板30上に実装された本スイッチ46の操作軸47と接続されており、かくしてパワースイッチ22を押圧操作することによって連動させて本スイッチ46をオン/オフさせることができるようになされている。これによりこのプリンタ20においては、プリント配線板30にける本スイッチ46の前方のスペースを連結棒45に邪魔されることなく有効に利用し得るようになされている。
【0034】
(2)メカ機構部29の詳細構成
ここでメカ機構部29のプラテン駆動部35においては、図6及び図13に示すように、バックシャーシ32に固定されたステッビングモータ50を有し、当該ステッピングモータ50の出力軸51にギア52が取り付けられている。
【0035】
そしてこのギア52は、一方のサイドシャーシ31Aに回転自在に取り付けられたギア53、当該ギア53と一体形成されたプーリ54、タイミングベルト55、ドア部25(及びペーパトレイ26)の支点軸56に回転自在に嵌め込まれたプーリ57、当該プーリ57と一体形成されたギア58、ドア部25に回転自在に配設されたギア59、当該ギア59と一体形成されたプーリ60及びタイミングベルト61からなる減速機構部62を介してプラテン28と同軸に一体に設けられたプーリ63と係合している。
【0036】
これによりプラテン駆動部35においては、ステッピングモータ50の回転に応動させて、減速機構部62を介してプラテン28を所望の回転方向に所望角度だけ回転駆動することができるようになされている。
【0037】
またヘッド部37においては、図7に示すように、ヒートシンク70の下面前端部にサーマルヘッド取付け部材71を介してサーマルヘッド36が取り付けられることにより構成されている。
【0038】
この場合ヒートシンク70の後部には、当該ヒートシンク70の一部を下方向に屈曲した一対の屈曲部70A、70Bが形成されると共に、当該屈曲部70A、70B間には軸体72が回転自在に架け渡され、かつ軸体72にはその中央部に溝(以下、これを調心溝と呼ぶ)72Aが周設されている。
【0039】
またリアシャーシ32には、その一部を前方向(矢印x2 )方向に屈曲することにより形成された屈曲部でなるヘッド支え部32Aが形成されると共に、ヘッド支え部32Aにはヘッド部37の軸体72の調心溝72Aに対応させて切欠き32AXが形成されている。
【0040】
さらにリアシャーシ32には、ヘッド部37のヒートシンク70の幅方向の各端部にそれぞれ対応させて、それぞれ支点軸73A、73Bを中心として回転自在にヘッド支持アーム74A、74Bが取り付けられている。
【0041】
そしてヘッド部37は、軸体72の調心溝72Aがヘッド支え部32Aの切欠き32AXに嵌め込まれると共に、ヒートシンク70の下面の各端部をそれぞれ対応するヘッド支持アーム74A、74Bの前部上に載せられ、かつヒートシンク70が図2のようにトップシャーシ33及びヒートシンク37間に配設された圧縮コイルばね75A、75Bによりヘッド支持アーム74A、74Bに押しつけられるようにして筐体21の内部に収納されている。
【0042】
これによりこのプリンタ20においては、各ヘッド支持アーム74A、74Bの後部に下方向(矢印z2 方向と逆方向)の圧力を与えることによってサーマルヘッド36をプラテン28から離反させた状態に維持することができ、さらにこの圧力を解除することによって圧縮コイルばね75A、75Bの弾性力によりサーマルヘッド36をプラテン28に押し付けることができるようになされている。
【0043】
一方、ドアロック及びプレスローラ圧着部39においては、図8〜図10に示すように、それぞれ全体としてコ字状に形成されたロックアーム80及びローラアーム81と、プレスローラ38及び一対の圧縮コイルばね82A、82Bとから構成されている。
【0044】
この場合ロックアーム80においては、幅方向の両端側にそれぞれ屈曲部80A、80Bを有し、これら屈曲部80A、80Bの後部がそれぞれ対応するサイドシャーシ31A、31Bに支点軸83A、83Bを介して回転自在に取り付けられるようにして筐体21内部に配設されている。
【0045】
またロックアーム80の各屈曲部80A、80Bの先端部には、それぞれドア部25の対応する側面に植立されたロック用軸84A(図1)、84B(図8)に対応させてテーパ部80AX、80BXが設けられると共に、これらテーパ部80AX、80BXの後側には切欠き80AY、80BYが設けられている。
【0046】
さらにロックアーム80における各屈曲部80A、80B間を架け渡す架渡し部80Cのほぼ中央部には、当該架渡し部80Cの一部を後方向に屈曲してなるレバー80CXが設けられており、かくしてこのレバー80CXを前方向(矢印x2 )に押すことによってロックアーム80を全体として支点軸83A、83Bを中心として矢印bと逆の方向に回動させることができるようになされている。
【0047】
これに対してローラアーム81は、幅方向の両端側にそれぞれロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bと平行に屈曲することにより形成された屈曲部81A、81Bを有し、これら屈曲部81A、81Bがそれぞれロックアーム81の対応する屈曲部80A、80Bに支点軸85A、85Bを中心として回転自在に固定され、かつ通常時には各屈曲部81A、81Bの全部後端がサイドシャーシ31A、31Bの一部を内側に屈曲してなる突起31AX、31BXにより支えられるようにして筐体21内部に配設されている。
【0048】
またローラアーム81の各屈曲部81A、81B間を架け渡す架渡し部81Cには、当該架渡し部81Cの一部を上方向に屈曲してなる一対の軸受け81CX、81CYが所定距離を介して設けられると共に、これら軸受け81CX、81CYにより回転自在に枢支されるようにしてローラアーム80が回転自在に配設されている。
【0049】
さらにロックアーム80の各屈曲部80A、80B及びローラアーム81の対応する屈曲部81A、81B間には圧縮コイルばね82A、82Bが掛け渡されており、かくしてこれら圧縮コイルばね82A、82Bの弾性力によってロックアーム80に対して常にその支点軸83A、83Bを中心とする矢印b方向の回転力を与えると共に、ローラアーム81に対して常にその支点軸85A、85Bを中心とする矢印c方向の回転力を与えることができるようになされている。
【0050】
かくするにつきドアロック及びプレスローラ圧着部39においては、ユーザによりドア部25が押されて閉じられる際に、まずドア部25の各ロック用軸84A、84Bが図11(A)のようにそれぞれロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bのテーパ部80AX、80BXの先端部と接触し、この後ドア部25が閉じられてゆくにつれてこれらロック用軸84A、84Bが図11(B)のようにそれぞれロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bを矢印z2 と逆方向に押し下げながらそのテーパ部80AX、80BX上を摺動する。
【0051】
そしてこの後ロック用軸84A、84Bがロックアーム80の切欠き80AY、80BY上にまで到達すると、圧縮コイルばね82A、82Bの弾性力によってロックアーム80が矢印b(図10(B))方向に回転してロック用軸84A、84Bがロックアーム80の切欠き80AY、80BYに入り込み、当該切欠き80AY、80BYにおいてロック用軸84A、84Bを保持することにより、ドア部25を閉じた状態にロックすることができるようになされている。
【0052】
またこの際ローラアーム80は、ロック用軸84A、84Bによってロックアーム81の屈曲部81A、81Bが下方向に押し下げられるときに、これに応動して屈曲部80A、80Bがサイドシャーシ31A、31Bの突起部31AX、31BXを支点とし、その支点軸85A、85Bを力点として矢印cと逆方向に回転(又はプレスローラ38がロール状プリントメディア6の表面に沿って移動することにより図11(B)のようにローラアーム80の屈曲部80A、80Bが矢印c方向に回転)する。
【0053】
そしてこの後ドア部25の各ロック用軸84A、84Bがそれぞれロックアーム81の対応する屈曲部81A、81Bの切欠き80AY、80BYに嵌まり込んでこれら屈曲部81A、81Bが矢印b方向に回転すると、これに応動してローラアーム80の屈曲部80A、80Bがサイドシャーシ31A、31Bの突起部31AX、31BXを支点とし、その支点軸85A、85Bを力点として矢印c方向に回転することにより、図11(C)のようにプレスローラ38が元の位置に戻って圧縮コイルばね82A、82Bの弾性力によってプラテン28に圧着するようになされている。
【0054】
さらにドアロック及びローラ圧着部39においては、このようにドア部25が閉じた状態からロックアーム80のレバー80CXが前方向に押されると、図12(A)に示すように、ロックアーム80が全体として前方向に回転することによりドア部25のロック用軸84A、84Bがロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bの切欠き80AY、80BYから抜け出し、この後これらロック用軸84A、84Bがロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bのテーパ部80AX、80BXを摺動するようにドア部25が上述の図示しないばねの弾性力によって回転することにより、当該ドア部25を開くことができるようになされている。
【0055】
またこのときローラアーム81は、その屈曲部81A、81Bがそれぞれロックアーム80の回転に伴ってサイドシャーシ31A、31Bの突起部31AX、31BXを支点とし、支点軸83A、83Bを力点として矢印cと逆方向に回転するようになされ、これにより、プレスローラ38をプラテン28から離反させてドア部25の回転を妨げないようになされている。
【0056】
なおこの実施の形態の場合、ローラアーム81の各屈曲部81A、81Bの後側下端には、ばね掛け部81AX、81BXが設けられると共に、ロックアーム80の各屈曲部80A、80Bの後部下端近傍には、一対のばね掛け用の穴(以下、これをばね掛け用穴と呼ぶ)80AX1 及び80AX2 、80BX1 及び80BX2 が矢印z2 方向と平行に並設されており、ローラアーム81のばね掛け部81AX、81BX及びロックアーム80の一方のばね掛け用穴80AX1 又は80AX2 、80BX1 又は80BX2 とを掛け渡すように、各圧縮コイルばね82A、82Bが配置されている。
【0057】
これによりこのドアロック及びローラ圧着部39においては、ロックアーム80に対する圧縮コイルばね82A、82Bの取付け位置を自在に変更することができると共に、当該取付け位置を変更することによってドアロック用のばね圧とローラ圧着用のばね圧とを一括して変更することができるようになされている。
【0058】
一方、駆動機構部40においては、図13に示すように、バックシャーシ32に固定されたモータ90を有し、当該モータ90の出力軸に取り付けられたギア91がタイミングベルト92及び複数のギア93〜97を順次介してギア98と歯合している。
【0059】
このときギア98には卵状のカム99が一体形成されており、かくしてモータ90を駆動することによってこのカム99を回転駆動することができるようになされている。
【0060】
これにより駆動機構部40においては、通常時には図11(A)〜図11(C)のように、ドアロック及びローラ圧着部39のロックアーム80のレバー80CXをカム99によって前方向に押圧しないようにカム99を位置させる一方、必要時にはモータ90が駆動してカム99を矢印x2 方向に回転させてドアロック及びローラ圧着部39のロックアーム80のレバー80CXをカム99によって前方向に押圧することにより、ドア部25を開かせることができるようになされている。
【0061】
またギア98は、当該ギア98を挿通するシャフト100に固定され、これによりギア98と一体にシャフト100を回転駆動することができるようになされている。そしてこのシャフト100の両端部には、それぞれ各ヘッド支持レバー74A、74Bの後端部に設けられたカム受け74AX、74BXにそれぞれ対応させて、図14に示すような中心角がほぼ90〔°〕の扇形状のカム101A、101Bが固定されている。
【0062】
これにより駆動機構部40においては、印画動作時には図14(A)のようにカム101A、101Bの平坦部101AX、101BXをそれぞれヘッド支持レバー74A、74Bのカム受け74AX、74BXと接触させるようにしてヘッド部37のサーマルヘッド36をプラテン28に押し付けさせる一方、これ以外のときにはカム101A、101Bの径の大きい部位101AY、101BYの周側面をヘッド支持レバー74A、74Bのカム受け部74AX、74BXを接触させるようにしてヘッド部37をサーマルヘッド36をプラテン28から離反させた状態に支持することができるようになされている。
【0063】
(3)本実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、このプリンタ20では、ドア部25が開いた状態から閉じられる際に、ドア部25のロック用軸84A、84Bがドアロック及びローラ圧着部39のロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bのテーパ部80AX、80BXを下方向に押し下げながら摺動し、この後ロック用軸84A、84Bがロックアーム80の対応する屈曲部80A、80Bの切欠き80AY、80BY上にまで到達すると、圧縮コイルばね82A、82Bの弾性力によってロックアーム80が矢印b方向に回転してロック用軸84A、84Bが対応する切欠き80AY、80BYに嵌まり込み、当該切欠き80AY、80BYにおいてロック用軸84A、84Bが保持されることによりドア部25が閉じた状態にロックされる。
【0064】
またこのときドアロック及びローラ圧着部39のローラアーム81が圧縮コイルばね82A、82Bの弾性力によって矢印c方向に回転することによって、プレスローラ38がプラテン28に圧着される。
【0065】
従ってこのプリンタ20では、ドアロック用及びプラテン28に対するプレスローラ38の圧着用として、合計2つの圧縮コイルばね82A、82Bだけしか必要とせず、その分図15〜図18について上述した従来のプリンタ1に比べて構成を簡易化すると共に、組立を容易化することができる。
【0066】
またこのプリンタ20では、ロックアーム80に対して圧縮コイルばね82A、82Bを掛ける位置を変えるだけでドアロックのためのばね圧と、プラテン28にプレスローラ38を圧着するためのばね圧とを一括して変化させることができるため、これらばね圧の調整作業が容易であり、その分メンテナンス性を向上させることができる。
【0067】
以上の構成によれば、ロックアーム80及びローラアーム81間に圧縮コイルばね82A、82Bを掛け渡すようにしてロックアーム80にドアロック用のばね圧を与えると共に、ローラアーム81にプラテン28に対してプレスローラ38を圧着するためのばね圧を与えるようにしたことにより、全体としての構成を簡易化することができ、かくして構成を簡易化し得るプリンタを実現できる。
【0068】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をプリントメディアとしてロール状プリントメディア6を用いるようになされたプリンタ20に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のプリンタ装置に広く適用することができる。
【0069】
また上述の実施の形態においては、ドア部25の閉動作に応動して第1の回転方向(矢印b方向)に回転し、ドア部25を閉じた状態にロックするドアロック機構としてのロックアーム80を図8〜図10のように形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用することができる。
【0070】
さらに上述の実施の形態においては、ドア部25の閉動作に応動して第1の回転方向(矢印b方向)と相対する第2の回転方向(矢印c方向)に回転することによりローラ38をプラテン28に圧着させるローラ圧着機構としてのローラアーム81を図8〜図10のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用することができる。
【0071】
またこの場合において、上述の実施の形態においては、ローラ圧着機構としてのローラアーム81をロックアーム80の屈曲部80A、80Bに回転自在に取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ローラアーム81をロックアーム80の屈曲部80A、80B以外の場所に回転自在に取り付けるようにしても良い。
【0072】
さらに上述の実施の形態においては、ロックアーム80に矢印b方向の回転力を生じるように付勢すると共に、ローラアーム81にこれと相対する矢印c方向の回転力を生じるように付勢する弾性部材として圧縮コイルばね82A、82Bを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、圧縮コイルばね以外の形態のばねやゴム等など、この他種々の弾性部材を広く適用することができる。
【0073】
さらに上述の実施の形態においては、ロックアーム80に対する圧縮コイルばね82A、82Bの取付け位置を変更できる(すなわちばね掛け用穴80AX1 及び80AX2 、80BX1 及び80BX2 を複数設ける)ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ローラアーム81に対する圧縮コイルばね82A、82Bの取付け位置をも変更できるようにしても良い。
【0074】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、ドアロック及びローラ圧着装置において、プリンタの筐体に開閉自在に設けられたドア部を閉じた状態にロックするための、当該筐体に第1の支点軸を介して回転自在に取り付けられたドアロック機構と、ドアロック機構に、第1の支点軸と平行な第2の支点軸を介して回転自在に取り付けられたローラ圧着機構と、ドアロック機構及びローラ圧着機構間に掛け渡された弾性部材とを設け、ドアロック機構は、当該ドアロック機構の一端側に、ドア部に設けられた突起部が嵌め込まれるための切り欠き部を有し、当該ドアロック機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第1の取り付け部を有し、ローラ圧着機構は、当該ローラ圧着機構の一端側に、ドア部に設けられたプラテンに印画媒体を巻きつけるためのローラを回転自在に保持し、当該ローラ圧着機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第2の取り付け部を有し、第2の支点軸は、ドアロック機構の切り欠き部を有する一端と第1の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置と、ローラ圧着機構のローラを保持する一端と第2の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置とを回転中心とする軸であり、ドア部が閉じた状態の際には、突起部が切り欠き部に嵌め込まれると共に、ドアロック機構が、弾性部材により突起部の嵌め込みを保持する回転方向に付勢されることにより、ドア部が閉じた状態にロックされ、ローラ圧着機構が、弾性部材によりドアロック機構の回転方向と相対する回転方向に付勢されることにより、ローラがプラテンに圧着されるようにしたことにより、1つの弾性部材によって、ドアロック機構に対して突起部の嵌め込みを保持する回転方向の回転力を与えることができると共に、ローラ圧着機構に対してローラをプラテンに圧着する回転方向の回転力を与えることができ、かくして構成を簡易化させ得るドアロック及びローラ圧着装置を実現できる。
【0075】
また本発明によれば、プリンタ装置において、筐体と、筐体に開閉自在に設けられたドア部と、ドア部を閉じた状態にロックするための、筐体に第1の支点軸を介して回転自在に取り付けられたドアロック機構と、ドアロック機構に、第1の支点軸と平行な第2の支点軸を介して回転自在に取り付けられたローラ圧着機構と、ドアロック機構及びローラ圧着機構間に掛け渡された弾性部材とを設け、ドアロック機構は、当該ドアロック機構の一端側に、ドア部に設けられた突起部が嵌め込まれるための切り欠き部を有し、当該ドアロック機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第1の取り付け部を有し、ローラ圧着機構は、当該ローラ圧着機構の一端側に、ドア部に設けられたプラテンに印画媒体を巻きつけるためのローラを回転自在に保持し、当該ローラ圧着機構の他端側に、弾性部材が取り付けられた第2の取り付け部を有し、第2の支点軸は、ドアロック機構の切り欠き部を有する一端と第1の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置と、ローラ圧着機構のローラを保持する一端と第2の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置とを回転中心とする軸であり、ドア部が閉じた状態の際には、突起部が切り欠き部に嵌め込まれると共に、ドアロック機構が、弾性部材により突起部の嵌め込みを保持する回転方向に付勢されることにより、ドア部が閉じた状態にロックされ、ローラ圧着機構が、弾性部材によりドアロック機構の回転方向と相対する回転方向に付勢されることにより、ローラがプラテンに圧着されるようにしたことにより、1つの弾性部材によって、ドアロック機構に対して突起部の嵌め込みを保持する回転方向の回転力を与えることができると共に、ローラ圧着機構に対してローラをプラテンに圧着する回転方向の回転力を与えるようにすることができ、かくして構成を簡易化させ得るプリンタ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるプリンタの構成を示す斜視図である。
【図2】プリンタの内部構成を示す略線的な透視図である。
【図3】メカ機構部の構成を示す分解斜視図である。
【図4】連結棒の構成を示す略線的な透視図である。
【図5】連結棒の構成を示す側面図である。
【図6】プラテン駆動部の構成を示す側面図である。
【図7】ヘッド部の構成を示す略線的な斜視図である。
【図8】ドアロック及びローラ圧着部の構成を示す略線的な斜視図である。
【図9】ドアロック及びローラ圧着部の構成を示す上面図である。
【図10】ドアロック及びローラ圧着部の構成を示す正面図及び側面図である。
【図11】ドア部の閉動作に伴うドアロック及びローラ圧着部の動作の説明に供する略線的な側面図である。
【図12】ドア部の開動作に伴うドアロック及びローラ圧着部の動作の説明に供する略線的な側面図である。
【図13】駆動機構部の構成を示す略線的な斜視図である。
【図14】プラテンに対するサーマルヘッドの圧着及び離反の説明に供する略線的な側面図である。
【図15】従来のプリンタにおけるドアロック及びローラ圧着部の構成を示す略線的な側面図である。
【図16】従来のプリンタにおけるドアロック及びローラ圧着部の構成を示す略線的な側面図である。
【図17】従来のプリンタにおけるドアロック及びローラ圧着部の構成を示す略線的な側面図である。
【図18】従来のプリンタにおける連結棒の構成を示す略線的な透視図である。
【図19】従来のプリンタにおける連結棒の構成を示す略線的な透視図である。
【符号の説明】
20……プリンタ、25……ドア部、28……プラテン、31A、31B……サイドシャーシ、31AX、31BX……突起部、38……プレスローラ、39……ドアロック及びローラ圧着部、45……連結棒、80……ロックアーム、81A、81B……屈曲部、80AX、80BX……テーパ部、80AY、80BY……切欠き、80CX……レバー、81……ローラアーム、81A、81B……屈曲部、82A、82B……圧縮コイルばね。

Claims (6)

  1. プリンタの筐体に開閉自在に設けられたドア部を閉じた状態にロックするための、当該筐体に第1の支点軸を介して回転自在に取り付けられたドアロック機構と、
    上記ドアロック機構に、上記第1の支点軸と平行な第2の支点軸を介して回転自在に取り付けられたローラ圧着機構と、
    上記ドアロック機構及び上記ローラ圧着機構間に掛け渡された弾性部材と
    を具え、
    記ドアロック機構は、
    当該ドアロック機構の一端側に、上記ドア部に設けられた突起部が嵌め込まれるための切り欠き部を有し、当該ドアロック機構の他端側に、上記弾性部材が取り付けられた第1の取り付け部を有し、
    上記ローラ圧着機構は、
    当該ローラ圧着機構の一端側に、上記ドア部に設けられたプラテンに印画媒体を巻きつけるためのローラを回転自在に保持し、当該ローラ圧着機構の他端側に、上記弾性部材が取り付けられた第2の取り付け部を有し、
    上記第2の支点軸は、
    上記ドアロック機構の上記切り欠き部を有する一端と上記第1の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置と、上記ローラ圧着機構の上記ローラを保持する一端と上記第2の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置とを回転中心とする軸であり、
    上記ドア部が閉じた状態の際には、
    上記突起部が上記切り欠き部に嵌め込まれると共に、上記ドアロック機構が、上記弾性部材により上記突起部の嵌め込みを保持する回転方向に付勢されることにより、上記ドア部が閉じた状態にロックされ、
    上記ローラ圧着機構が、上記弾性部材により上記ドアロック機構の回転方向と相対する回転方向に付勢されることにより、上記ローラが上記プラテンに圧着される
    ドアロック及びローラ圧着装置。
  2. 上記突起部の嵌め込みを保持する回転方向と相対する回転方向への回転力を上記ドアロック機構に加えることにより、上記ロックを解除し上記ドア部を開いた状態にする駆動機構
    を具える請求項1に記載のドアロック及びローラ圧着装置。
  3. 上記弾性部材は、
    上記ドアロック機構及び又は上記ローラ圧着機構に対する取り付け位置を自在に変更できるように、上記ドアロック機構及び上記ローラ圧着機構間に掛け渡された
    請求項1に記載のドアロック及びローラ圧着装置。
  4. 上記弾性部材は、
    圧縮コイルばねでなる
    請求項1に記載のドアロック及びローラ圧着装置。
  5. 筐体と、
    上記筐体に開閉自在に設けられたドア部と、
    上記ドア部を閉じた状態にロックするための、上記筐体に第1の支点軸を介して回転自在に取り付けられたドアロック機構と、
    上記ドアロック機構に、上記第1の支点軸と平行な第2の支点軸を介して回転自在に取り付けられたローラ圧着機構と、
    上記ドアロック機構及び上記ローラ圧着機構間に掛け渡された弾性部材と
    を具え、
    記ドアロック機構は、
    当該ドアロック機構の一端側に、上記ドア部に設けられた突起部が嵌め込まれるための切り欠き部を有し、当該ドアロック機構の他端側に、上記弾性部材が取り付けられた第1の取り付け部を有し、
    上記ローラ圧着機構は、
    当該ローラ圧着機構の一端側に、上記ドア部に設けられたプラテンに印画媒体を巻きつけるためのローラを回転自在に保持し、当該ローラ圧着機構の他端側に、上記弾性部材が取り付けられた第2の取り付け部を有し、
    上記第2の支点軸は、
    上記ドアロック機構の上記切り欠き部を有する一端と上記第1の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置と、上記ローラ圧着機構の上記ローラを保持する一端と上記第2の取り付け部を有する他端との間である中央部分の所定位置とを回転中心とする軸であり、
    上記ドア部が閉じた状態の際には、
    上記突起部が上記切り欠き部に嵌め込まれると共に、上記ドアロック機構が、上記弾性部材により上記第1の支点軸を支点として上記突起部の嵌め込みを保持する回転方向に付勢されることにより、上記ドア部が閉じた状態にロックされ、
    上記ローラ圧着機構が、上記弾性部材により上記ドアロック機構の回転方向と相対する回転方向に付勢されることにより、上記ローラが上記プラテンに圧着される
    プリンタ装置。
  6. 上記突起部の嵌め込みを保持する回転方向と相対する回転方向への回転力を上記ドアロック機構に加えることにより、上記ロックを解除し上記ドア部を開いた状態にする駆動機構
    を具える請求項5に記載のプリンタ装置。
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