JP3001804B2 - ラインサーマルプリンタおよびその組立方法 - Google Patents

ラインサーマルプリンタおよびその組立方法

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JP3001804B2
JP3001804B2 JP3402796A JP3402796A JP3001804B2 JP 3001804 B2 JP3001804 B2 JP 3001804B2 JP 3402796 A JP3402796 A JP 3402796A JP 3402796 A JP3402796 A JP 3402796A JP 3001804 B2 JP3001804 B2 JP 3001804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフト構造を用
いたラインサーマルプリンタおよびその組立方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ラインサーマルプリンタは、プリンタ筐
体となるフレームユニット、記録紙を案内するプラテン
ユニット、ラインサーマルヘッドを搭載したヘッドユニ
ット、プラテンを駆動する駆動系などで構成される。そ
の動作に関して、ラインサーマルヘッドをプラテンに対
して押圧した状態で、感熱性の記録紙を両者の間に搬送
し、印字信号に基づいてサーマルヘッドの発熱体に通電
することによって記録紙をドットパターン状に発色させ
て印字を行う。
【0003】先行技術の一例として、特開平3−182
380号があり、このサーマルプリンタは、フレームに
設置されたシャフトに開閉自在なヘッドカバーが取付け
られ、さらに該シャフトに引っ掛けるための係止爪がヘ
ッド取付板に形成され、ヘッドを押圧するバネ部材がヘ
ッドカバーに設けられている。
【0004】先行技術の他の例として、特公平6−71
809号があり、このサーマルラインプリンタは、サー
マルヘッドと押圧機構とを一体化したヘッドアセンブリ
を予め組立ておいて、このヘッドアセンブリをプリンタ
筐体に対して開閉自在に取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−182380号では、サーマルヘッドを保持するヘ
ッド取付板は係止爪によって着脱自在であるが、ヘッド
取付板、ヘッドカバーおよびシャフトは相互に別部品で
構成されている。そのため、プリンタ装置を組み立てる
場合、1)まずヘッドカバーをシャフトでフレームに取
付けて、2)ヘッド取付板をシャフトに引っ掛ける、
3)各部品の取付位置を調整する、という手順になっ
て、組立作業量が多くなり、コスト増加が避けられな
い。
【0006】一方、特公平6−71809号では、ヘッ
ドアセンブリ化によってプリンタ本体への取付け作業が
一応容易になっているが、1)ヘッドアセンブリの開閉
ロック機構、2)ヘッドアセンブリ内におけるサーマル
ヘッドと押圧機構の揺動機構、が複雑化しており、部品
点数の増加によるコスト増加が見込まれる。
【0007】
【0008】本発明の目的は、サーマルヘッドおよび押
圧部材を一体化したヘッドアセンブリの部品点数を削減
し、しかもヘッドアセンブリの着脱作業を容易化したラ
インサーマルプリンタおよびその組立方法を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリンタ本体
に取付けられたプラテンと、該プラテンに対して角変位
自在に支持され、ラインサーマルヘッドが組み込まれた
ヘッドアセンブリとを備えたラインサーマルプリンタで
あって、前記ヘッドアセンブリは、ラインサーマルヘッ
ドを保持するヘッド保持部材と、該ヘッド保持部材にプ
ラテンに対する弾性押圧力を付与するための押圧部材
と、ヘッド保持部材と押圧部材との間に介在して弾性押
圧力を発生するばね部材と、該ばね部材の弾性押圧力に
よるヘッド保持部材と押圧部材との間の最大開き角を規
制する規制部材と、ヘッド保持部材および押圧部材を同
軸で軸支するためのシャフトとを備え、プリンタ本体に
は、該シャフトの両端を回転自在に支持する一対の支持
部材が設けられることを特徴とするラインサーマルプリ
ンタである。本発明に従えば、ヘッド保持部材と押圧部
材とを共通のシャフトで軸支したヘッドアセンブリを予
め組み立てて、該シャフトをプリンタ本体の一対の支持
部材に装着している。そのため、ヘッドアセンブリの部
品点数を格段に削減できる。また、ヘッドのアセンブリ
化によって、ラインサーマルヘッド、ヘッド保持部材、
押圧部材、およびシャフト等の各部材間の相対的位置精
度が向上するため、プリンタ本体に取り付けた後の調整
が不要になる。また、ヘッド保持部材と押圧部材との間
の最大開き角を規制する規制部材を設けることによっ
て、両者の間にばね部材による適正な弾性押圧力が働く
ようになる。
【0010】また本発明は、前記一対の支持部材は、支
持穴が形成された第1支持部材と、穴および該穴の直径
より小さい切欠溝から成る略Ω字状の支持溝が形成され
た第2支持部材とで構成され、シャフトの一端には、前
記支持穴に挿入される第1支持軸と、第1支持部材に当
接してシャフトの第1支持部材方向の軸変位を規制する
段差部とが形成され、シャフトの他端には、第2支持部
材の切欠溝の間隙より細い軸細部と、該軸細部より端部
側で、切欠溝の間隙より太くかつ支持溝に挿入される第
2支持軸とが形成され、第2支持部材に当接して、シャ
フトの第2支持部材方向の軸変位を規制するための抜止
め部材が装着されていることを特徴とする。本発明に従
えば、ヘッドアセンブリをプリンタ本体に取付ける場
合、シャフトの軸細部を第2支持部材の支持溝に挿入し
てから、軸方向に変位させてシャフトの一端を第1支持
部材に挿入することによって、シャフト他端の第2支持
軸も支持溝の穴に挿入される。その後、シャフトの抜止
め部材、たとえばストップリング等を装着する。ヘッド
アセンブリを取り外す場合には、上述とは逆の手順とな
る。こうしてヘッドアセンブリの着脱作業が容易で、し
かも信頼性ある支持構造を実現できる。このように組立
作業の簡易化および部品点数の削減によって、サーマル
プリンタのコスト低減化が図られる。
【0011】また本発明は、ラインサーマルヘッドを保
持するヘッド保持部材、該ヘッド保持部材にプラテンに
対する弾性押圧力を付与するための押圧部材、ヘッド保
持部材と押圧部材との間に介在して弾性押圧力を発生す
るばね部材、および該ばね部材の弾性押圧力によるヘッ
ド保持部材と押圧部材との間の最大開き角を規制する規
制部材をそれぞれ用意する工程と、ヘッド保持部材およ
び押圧部材を同一のシャフトで軸支し、ばね部材をヘッ
ド保持部材と押圧部材との間に装着して、ヘッドアセン
ブリを組み立てる工程と、プリンタ本体に設けられた一
対の支持部材に該シャフトを装着することによって、該
ヘッドアセンブリを取付ける工程とを含むことを特徴と
するラインサーマルプリンタの組立方法である。本発明
に従えば、ヘッド保持部材と押圧部材とを共通のシャフ
トで軸支したヘッドアセンブリを予め組み立てて、該シ
ャフトをプリンタ本体の一対の支持部材に装着してい
る。そのため、ヘッドアセンブリの部品点数を格段に削
減でき、しかもヘッドアセンブリの着脱作業が容易にな
る。また、ヘッドのアセンブリ化によって、ラインサー
マルヘッド、ヘッド保持部材、押圧部材、およびシャフ
ト等の各部材間の相対的位置精度が向上するため、プリ
ンタ本体に取り付けた後の調整が不要になる。また、ヘ
ッド保持部材と押圧部材との間の最大開き角を規制する
規制部材を設けることによって、両者の間にばね部材に
よる適正な弾性押圧力が働くようになる。
【0012】また本発明は、ラインサーマルヘッドを保
持するヘッド保持部材、該ヘッド保持部材にプラテンに
対する弾性押圧力を付与するための押圧部材、ヘッド保
持部材と押圧部材との間に介在して弾性押圧力を発生す
るばね部材、および該ばね部材の弾性押圧力によるヘッ
ド保持部材と押圧部材との間の最大開き角を規制する規
制部材をそれぞれ用意する工程と、プリンタ本体の第1
支持部材に支持穴を形成し、第2支持部材に穴および該
穴より小さい切欠溝から成る略Ω字状の支持溝を形成す
る工程と、シャフトの一端に、前記支持穴に挿入可能な
第1支持軸と、第1支持部材に当接してシャフトの第1
支持部材方向の軸変位を規制する段差部とを形成し、シ
ャフトの他端に、第2支持部材の切欠溝の間隙より細い
軸細部と、該軸細部より端部側で、切欠溝の間隙より太
くかつ支持溝に挿入される第2支持軸とを形成する工程
と、ヘッド保持部材および押圧部材を同一のシャフトで
軸支し、ばね部材をヘッド保持部材と押圧部材との間に
装着して、ヘッドアセンブリを組み立てる工程と、第2
支持部材の支持溝に該シャフトの軸細部を挿入しなが
ら、第1支持部材の支持穴に該シャフトの一端を装着し
た後、シャフトの第2支持部材方向の軸変位を規制する
ための抜止め部材を装着することによって、該ヘッドア
センブリを取付ける工程とを含むことを特徴とするライ
ンサーマルプリンタの組立方法。本発明に従えば、ヘッ
ド保持部材と押圧部材とを共通のシャフトで軸支したヘ
ッドアセンブリを予め組み立てて、該シャフトをプリン
タ本体の一対の支持部材に装着している。そのため、ヘ
ッドアセンブリの部品点数を格段に削減でき、しかもヘ
ッドアセンブリの着脱作業が容易になる。また、ヘッド
のアセンブリ化によって、ラインサーマルヘッド、ヘッ
ド保持部材、押圧部材、およびシャフト等の各部材間の
相対的位置精度が向上するため、プリンタ本体に取り付
けた後の調整が不要になる。また、ヘッド保持部材と押
圧部材との間の最大開き角を規制する規制部材を設ける
ことによって、両者の間にばね部材による適正な弾性押
圧力が働くようになる。さらに、ヘッドアセンブリをプ
リンタ本体に取付ける場合、シャフトの軸細部を第2支
持部材の支持溝に挿入してから、軸方向に変位させてシ
ャフトの一端を第1支持部材に挿入することによって、
シャフト他端の第2支持軸も支持溝の穴に挿入される。
その後、シャフトの抜止め部材、たとえばストップリン
グ等を装着する。ヘッドアセンブリを取り外す場合に
は、上述とは逆の手順となる。こうしてヘッドアセンブ
リの着脱作業が容易で、しかも信頼性ある支持構造を実
現できる。このように組立作業の簡易化および部品点数
の削減によって、サーマルプリンタのコスト低減化が図
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るラインサーマルプリンタを示す分解斜視図であり、図
2は別の方向から見た分解斜視図である。ラインサーマ
ルプリンタは、プリンタ筐体を構成するフレームユニッ
トUAと、ラインサーマルヘッドを搭載するヘッドアセ
ンブリUBなどで構成される。
【0014】まずフレームユニットUAにおいて、フレ
ーム1の両側には一対の側板2、3が立設して、側板2
と側板3の間には記録紙Pを搬送するプラテン4が軸支
されている。プラテン4の下方には、記録紙Pを水平方
向に給紙するための断面隅丸形状の用紙ガイド5が設け
られ、用紙ガイド5の両側には記録紙Pの幅を規制する
幅ガイド9、10が立設する。また、用紙ガイド5には
プラテン4の後方に、記録紙Pを底面から垂直方向に給
紙するための給紙口が設けられている。プラテン4の上
方には、印字後の記録紙をプラテン4から剥離するため
の剥離ガイド6が側板2と側板3の間に取付けられる。
【0015】プラテン4の軸の一端には歯車14が取付
けられ、側板3の内側に固定されたステッピングモータ
11と、相互に連結した歯車12、13とによって、プ
ラテン4に回転駆動力が供給される。
【0016】プラテン4の軸の他端には指で回転可能な
ノブ15が取付けられ、プラテン4の手動回転を可能に
している。ノブ15の内側には、自由に回転可能なヘッ
ドアップレバー16が同軸で取付けられ、ヘッドアップ
レバー16を手で起こすと一体的に角変位するカム面1
7がヘッドプレート50の当接片54に接触して、上方
に押し上げ可能になる。
【0017】さらにヘッドアップレバー16と側板2と
の間にはヘッドオープンレバー18がプラテン4の軸に
軸支され、一方、歯車14と側板3との間にはヘッドオ
ープンレバー19がプラテン4の軸に軸支され、2つの
ヘッドオープンレバー18、19はセットカバー60の
前方両端に形成された係止爪65、66と係合可能であ
り、ヘッドオープンレバー18、19の先端はバネ(不
図示)によって後方側に付勢されている。
【0018】側板2の後方には略Ω字状の支持溝21が
形成され、この支持溝21と対向するようにフレーム1
の内側に支持板20が立設し、支持板20には支持穴2
2が形成されている。支持溝21および支持穴22は、
ヘッドアセンブリUBのシャフト30を角変位自在に支
持する。
【0019】次にヘッドアセンブリUBにおいて、ライ
ンサーマルヘッド41には直線状に多数の発熱体が形成
された印字部42が基板裏面側に形成され、基板表面側
には印字信号を入力するためのコネクタ43が取付けら
れている。ラインサーマルヘッド41はヒートシンク4
0に接着され、ヒートシンク40はヘッドプレート50
に2つのねじで取付けられる。
【0020】ヘッドプレート50の後方には、折り曲げ
加工された一対の取付板51、52が形成され、取付板
51、52にはシャフト30が挿入可能な穴が形成され
ている。また、取付板51、52の中間には、先端が僅
かに屈曲した規制板53が立設しており、規制板53は
セットカバー60に形成された穴63を通ってセットカ
バー60に引っ掛かる。ヘッドプレート50の右端に
は、ヘッドアップレバー16のカム面17に当接する当
接片54が形成されている。
【0021】セットカバー60の後方には、折り曲げ加
工された一対の取付板61、62が形成され、取付板6
1、62にはシャフト30が挿入可能な穴が形成されて
いる。セットカバー60は断面く字状に折り曲げられて
おり、後方の斜面にはバネ67を位置決めするパンチ穴
64が形成されている。セットカバー60の前方斜面の
両端には、ヘッドオープンレバー18、19と係合する
係止爪65、66が形成されている。
【0022】次にヘッドアセンブリUBの組立手順を説
明する。まず、3つのバネ67をセットカバー60の各
パンチ穴64に装着して、規制板53を穴63に通して
から、ヘッドプレート50の取付板51、52の外側に
セットカバー60の取付板61、62を配置して、シャ
フト30を通して軸支する。シャフト30にはストップ
リング31を装着するための溝30b、30cが予め形
成されており、取付板51、52の直ぐ内側にストップ
リング31を装着することによって、セットカバー60
とヘッドプレート50が共通のシャフト30によって軸
支され、ヘッドアセンブリUBが完成する。セットカバ
ー60とヘッドプレート50とは、バネ67の弾性力に
よって互いに反発しようとするが、規制板53の先端が
セットカバー60に引っ掛かるため、両者の最大開き角
が規制される。
【0023】図3は、シャフト30の取付け構造を示す
部分斜視図である。支持板20には直径D3の支持穴2
2を形成するとともに、側板2には支持穴22と対向す
る位置に支持溝21を形成する。支持溝21は、直径D
1の丸い穴21aの部分と間隙D2の切欠溝21bの部
分とから成り、略Ω字状に形成されている。
【0024】シャフト30は均一な直径D0を持つ丸棒
にたとえば旋盤加工を施すことによって得られ、シャフ
ト30の一端には、支持穴22に挿入可能な直径D6の
支持軸30aを形成して、段差部が形成される。ここ
で、直径D6<直径D3<直径D0の関係となる。支持
軸30aを支持穴22に挿入すると、シャフト30の段
差部が支持板20に当接して、シャフト30の支持板2
0方向への軸変位が規制される。なお、支持軸30aの
先端は、穴挿入を容易にするようにテーパー状に形成し
ている。
【0025】一方、シャフト30の他端には、切欠溝2
1bの間隙D2より小さい直径D5を持つ軸細部30d
を形成し、さらに軸細部30dより端部側で、切欠溝2
1bの間隙D2より大きくかつ穴21aの直径D1より
小さい直径D4を持つ支持軸30eを形成する。ここ
で、直径D5<間隙D2の関係と、間隙D2<直径D4
<直径D1の関係とが成立する。また、軸細部30dと
支持軸30eとの間にはストップリング31を装着する
ための溝30fを形成している。
【0026】次に、ヘッドアセンブリUBの取付手順に
ついて説明する。なお、図3ではヘッドプレート50と
セットカバー60の図示を省略している。まず、ヘッド
アセンブリUBのシャフト30に形成された軸細部30
dを切欠溝21bに通して、いったん支持溝21にセッ
トする。
【0027】次に支持軸30aを支持穴22に挿入する
ようにシャフト30を支持板20の方向へ変位させる。
すると、支持軸30eも支持溝21に略嵌合するように
挿入できる。この状態において、支持軸30eは切欠溝
21bの間隙D2より太いため、上方に抜けることが防
止され、角変位自在に支持される。支持軸30aも支持
穴22に略嵌合して、角変位自在に支持される。
【0028】次に、ストップリング31を溝30fに装
着することによって、ストップリング31が側板2の内
側に当接して、シャフト30の抜けが防止される。
【0029】図4は、ストップリング31の他の例を示
す斜視図である。ストップリング31に把手31aを形
成することによって、特別な工具を使用することなく、
指でストップリング31の着脱が可能になるため、使用
者の便宜が図られる。
【0030】こうしてヘッドアセンブリUBがフレーム
1に対して開閉自在に取付けられる。次に、ヘッドアセ
ンブリUBをプラテン4側に倒していくと、係止爪6
5、66がヘッドオープンレバー18、19の斜辺部分
に接触し、さらにヘッドアセンブリUBを押し込むこと
によって、付勢されたヘッドオープンレバー18、19
が前方に倒れ、係止爪65、66の先端がヘッドオープ
ンレバー18、19の先端を過ぎた時点でヘッドオープ
ンレバー18、19が復帰して、係止爪65、66の頂
上と係合する。こうしてセットカバー60が位置決めさ
れるとともに、ヘッドプレート50はバネ67によって
付勢され、プラテン4に対する押圧力が付与された状態
でラインサーマルプリンタが完成する。
【0031】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、ヘ
ッド保持部材と押圧部材とを共通のシャフトで軸支した
ヘッドアセンブリを予め組み立てて、該シャフトをプリ
ンタ本体の一対の支持部材に装着している。そのため、
ヘッドアセンブリの部品点数を格段に削減でき、しかも
ヘッドアセンブリの着脱作業が容易になる。また、ヘッ
ドのアセンブリ化によって、ラインサーマルヘッド、ヘ
ッド保持部材、押圧部材、およびシャフト等の各部材間
の相対的位置精度が向上するため、プリンタ本体に取り
付けた後の調整が不要になる。また、ヘッド保持部材と
押圧部材との間の最大開き角を規制する規制部材を設け
ることによって、両者の間にばね部材による適正な弾性
押圧力が働くようになる。
【0032】また、ヘッドアセンブリをプリンタ本体に
取付ける場合、シャフトの軸細部を第2支持部材の支持
溝に挿入してから、軸方向に変位させてシャフトの一端
を第1支持部材に挿入することによって、シャフト他端
の第2支持軸も支持溝の穴に挿入される。その後、シャ
フトの抜止め部材、たとえばストップリング等を装着す
る。ヘッドアセンブリを取り外す場合には、上述とは逆
の手順となる。こうしてヘッドアセンブリの着脱作業が
容易で、しかも信頼性ある支持構造を実現できる。
【0033】このように組立作業の簡易化および部品点
数の削減によって、サーマルプリンタのコスト低減化が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるラインサーマルプ
リンタを示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態を別の方向から見た分解
斜視図である。
【図3】シャフト30の取付け構造を示す部分斜視図で
ある。
【図4】ストップリング31の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フレーム 2、3 側板 4 プラテン 5、7 用紙ガイド 6 剥離ガイド 12、13、14 歯車 15 ノブ 16 ヘッドアップレバー 18、19 ヘッドオープンレバー 21 支持溝 22 支持穴 30 シャフト 31 ストップリング 40 ヒートシンク 41 ラインサーマルヘッド 50 ヘッドプレート 53 規制板 60 セットカバー 67 バネ UA フレームユニット UB ヘッドアセンブリ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体に取付けられたプラテン
    と、 該プラテンに対して角変位自在に支持され、ラインサー
    マルヘッドが組み込まれたヘッドアセンブリとを備えた
    ラインサーマルプリンタであって、 前記ヘッドアセンブリは、ラインサーマルヘッドを保持
    するヘッド保持部材と、 該ヘッド保持部材にプラテンに対する弾性押圧力を付与
    するための押圧部材と、 ヘッド保持部材と押圧部材との間に介在して弾性押圧力
    を発生するばね部材と、 該ばね部材の弾性押圧力によるヘッド保持部材と押圧部
    材との間の最大開き角を規制する規制部材と、 ヘッド保持部材および押圧部材を同軸で軸支するための
    シャフトとを備え、 プリンタ本体には、該シャフトの両端を回転自在に支持
    する一対の支持部材が設けられることを特徴とするライ
    ンサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記一対の支持部材は、支持穴が形成さ
    れた第1支持部材と、 穴および該穴の直径より小さい切欠溝から成る略Ω字状
    の支持溝が形成された第2支持部材とで構成され、 シャフトの一端には、前記支持穴に挿入される第1支持
    軸と、第1支持部材に当接してシャフトの第1支持部材
    方向の軸変位を規制する段差部とが形成され、シャフト
    の他端には、第2支持部材の切欠溝の間隙より細い軸細
    部と、該軸細部より端部側で、切欠溝の間隙より太くか
    つ支持溝に挿入される第2支持軸とが形成され、 第2支持部材に当接して、シャフトの第2支持部材方向
    の軸変位を規制するための抜止め部材が装着されている
    ことを特徴とする請求項1記載のラインサーマルプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 ラインサーマルヘッドを保持するヘッド
    保持部材、該ヘッド保持部材にプラテンに対する弾性押
    圧力を付与するための押圧部材、ヘッド保持部材と押圧
    部材との間に介在して弾性押圧力を発生するばね部材、
    および該ばね部材の弾性押圧力によるヘッド保持部材と
    押圧部材との間の最大開き角を規制する規制部材をそれ
    ぞれ用意する工程と、 ヘッド保持部材および押圧部材を同一のシャフトで軸支
    し、ばね部材をヘッド保持部材と押圧部材との間に装着
    して、ヘッドアセンブリを組み立てる工程と、 プリンタ本体に設けられた一対の支持部材に該シャフト
    を装着することによって、該ヘッドアセンブリを取付け
    る工程とを含むことを特徴とするラインサーマルプリン
    タの組立方法。
  4. 【請求項4】 ラインサーマルヘッドを保持するヘッド
    保持部材、該ヘッド保持部材にプラテンに対する弾性押
    圧力を付与するための押圧部材、ヘッド保持部材と押圧
    部材との間に介在して弾性押圧力を発生するばね部材、
    および該ばね部材の弾性押圧力によるヘッド保持部材と
    押圧部材との間の最大開き角を規制する規制部材をそれ
    ぞれ用意する工程と、 プリンタ本体の第1支持部材に支持穴を形成し、第2支
    持部材に穴および該穴より小さい切欠溝から成る略Ω字
    状の支持溝を形成する工程と、 シャフトの一端に、前記支持穴に挿入可能な第1支持軸
    と、第1支持部材に当接してシャフトの第1支持部材方
    向の軸変位を規制する段差部とを形成し、シャフトの他
    端に、第2支持部材の切欠溝の間隙より細い軸細部と、
    該軸細部より端部側で、切欠溝の間隙より太くかつ支持
    溝に挿入される第2支持軸とを形成する工程と、 ヘッド保持部材および押圧部材を同一のシャフトで軸支
    し、ばね部材をヘッド保持部材と押圧部材との間に装着
    して、ヘッドアセンブリを組み立てる工程と、 第2支持部材の支持溝に該シャフトの軸細部を挿入しな
    がら、第1支持部材の支持穴に該シャフトの一端を装着
    した後、シャフトの第2支持部材方向の軸変位を規制す
    るための抜止め部材を装着することによって、該ヘッド
    アセンブリを取付ける工程とを含むことを特徴とするラ
    インサーマルプリンタの組立方法。
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