JP4511263B2 - ケーブル保持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ケーブルを所定位置に保持するためのケーブル保持装置に関する。
様々な装置にケーブルが使用されている。例えば、水上オートバイに使われるステアリングハンドル装置は、ステアリングシャフトを有し、このステアリングシャフトの下端にアームが設けられ、このアームに操向用ケーブルの一端側が接続されている。操向用ケーブルの他端側は船体後部の水噴射ノズルに接続されている。ステアリングシャフトを回動させたときに、その回動方向に応じてアームが回動することにより、操向用ケーブルがプッシュ(押し)あるいはプル(引き)されて、船体後部の水噴射ノズルの向きが変わる。(例えば下記特許文献1参照)
操向用ケーブルの一例は、可撓性のアウタチューブと、該アウタチューブに挿入されたインナケーブルとを有するプッシュプルタイプのケーブルである。該アウタチューブの端部が、船体のケーブル取付部に接続される。インナケーブルの一方の端部が、前記アームに設けられたケーブル取付部に接続される。インナケーブルの他方の端部は、前記水噴射ノズルに接続される。
特開平11−348888号公報
前記従来のステアリングハンドル装置では、操向用ケーブルのアウタチューブの端部がブラケットとボルト等によって船体に固定される。しかしながら水上オートバイのような狭い船体内部でボルトを締付けたり、ボルトを外したりする作業は作業性が悪く、ケーブルの取付作業が困難なものとなっている。
従って本発明の目的は、ケーブルを所定位置に容易にかつ確実に取付けることのできるケーブル保持装置を提供することにある。
本発明のケーブル保持装置は、ケーブルを支持体に取付けるためのケーブル保持装置であって、前記支持体に形成され、前記ケーブルの被支持部を該ケーブルの径方向から挿入可能な開口部を有する凹部と、前記支持体の前記凹部の両側に形成された一対の壁部のうちの一方の壁部に設けた第1の軸によって支持される押さえ部材と、前記支持体の他方の壁部に設けた第2の軸によって支持されるロックプレートとを具備している。
前記押さえ部材は、前記凹部の開口部と対向する閉位置と前記開口部を開放する開位置とにわたって前記第1の軸を中心に回動可能でかつ、前記ケーブルの被支持部に嵌合する嵌合位置と被支持部から離れる非嵌合位置とにわたって前記第1の軸の軸線方向に移動可能である。前記ロックプレートは、前記押さえ部材が前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することを阻止するロック位置と、前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することを許容するロック解除位置とにわたって回動可能である。
本発明の好ましい形態では、前記ロックプレートは、前記押さえ部材の厚み方向に重なる前記ロック位置と、前記押さえ部材から離れる前記ロック解除位置とにわたって回動可能であり、該ロックプレートに、前記押さえ部材が前記閉位置にあるときに前記押さえ部材の凸部に嵌合する孔が形成されている。
本発明の好ましい形態では、前記支持体に、前記押さえ部材が前記開位置から閉位置に回動する際、前記押さえ部材が前記非嵌合位置から前記嵌合位置に移動することを案内するガイド面が形成されている。
前記ケーブルの一例は、アウタチューブと、該アウタチューブに挿入されたインナケーブルとを有し、該アウタチューブにハブ部材が設けられ、該ハブ部材の両側面に該ケーブルの径方向に突出する一対の軸部が形成され、前記支持体に前記一方の軸部を回動可能に支持する孔が形成され、前記押さえ部材に前記他方の軸部を回動可能に支持する孔を有する軸受部材が設けられている。
本発明において、例えば、前記支持体の一方の面に前記押さえ部材が取付けられ、前記支持体の他方の面に前記ロックプレートが取付けられ、該ロックプレートに、前記押さえ部材が前記嵌合位置にあるとき該押さえ部材が前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することを阻止すべく前記第1の軸の係合部に係合するフック部が形成されていてもよい。
なお本発明のケーブル保持装置は、水上オートバイ等の船舶に使用されるケーブル以外にも、例えば車両や建設機械をはじめとする各種機器に使われるケーブルを所定位置に保持するために適用することができる。
請求項1に記載した発明によれば、支持体と押さえ部材とロックプレートとを有するケーブル保持装置により、ケーブルの被支持部を所定の位置に容易にかつ確実に取付けることができ、取外すことも容易である。
請求項2に記載した発明によれば、押さえ部材に設けられた凸部に嵌合する孔を有するロックプレートによって、押さえ部材を閉位置に確実に保持することができる。
請求項3に記載した発明によれば、支持体に形成されたガイド面によって、押さえ部材が第1の軸の軸線方向に移動することを案内することができる。
請求項4に記載した発明によれば、ハブ部材に設けられた軸部を中心としてケーブルが揺動できるため、ケーブルの向きが変わる際に該ケーブルに無理な曲げ力が加わることを回避できる。
請求項5に記載した発明によれば、支持体の一方の面に設けた押さえ部材と、支持体の他方の面に設けたロックプレートによって、ケーブルを保持することができる。
以下に本発明の第1の実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
図1は、水上オートバイのステアリングハンドル装置に使用されるステアリングシャフト3の下部と、アーム5と、操向用ケーブル(プッシュプルケーブル)6と、ケーブル保持装置7などを示している。ステアリングシャフト3の上部にハンドルバー(図示せず)が取付けられる。操向用ケーブル6は本発明で言うケーブルに相当し、これ以降は単にケーブルと称する。
図2に示すように、ケーブル6は、可撓性を有するアウタチューブ10と、アウタチューブ10に挿入されたインナケーブル11とを有している。インナケーブル11はアウタチューブ10の長さ方向(軸線方向)に相対移動することができる。インナケーブル11の端部に、インナケーブル11の一部をなすロッド部材12が設けられている。ロッド部材12にねじ部13が形成されている。ねじ部13にナット14が螺合している。
アウタチューブ10の端部に、アウタチューブ10の一部である管状のハブ部材15が設けられている。ハブ部材15は、本発明で言うケーブルの被支持部に相当する部材である。ハブ部材15の先端部分の両側面に、一対の軸部(トラニオン軸)16,17が形成されている。
図1および図3に示すようにケーブル保持装置7は、ケーブル6のハブ部材15を保持するための支持体40を備えている。この支持体40に第1のケーブル取付部42が設けられている。図4および図5に示すように、第1のケーブル取付部42は、支持体40に形成された凹部50と、凹部50の両側に形成された一対の壁部51,52とを有している。凹部50にケーブル6のハブ部材15を挿入することができる。凹部50の開口部53は、ハブ部材15をケーブル6の径方向から出し入れすることができる大きさを有している。
ケーブル保持装置7は、凹部50に挿入されたハブ部材15が凹部50から抜けることを阻止する機能を有している。ケーブル保持装置7は、一方の壁部51に取付けられた押さえ部材60と、他方の壁部52に取付けられたロックプレート61とを備えている。押さえ部材60は一方の壁部51に設けられた第1の軸62を中心に回転自在である。
ロックプレート61は他方の壁部52に設けられた第2の軸63を中心に回転自在である。ロックプレート61の両側部に、手指を掛けることのできる形状の操作部64が形成されている。
図5に示すように押さえ部材60は、金属製の基板65と、基板65に固定された合成樹脂製の軸受部材70を備えている。基板65には、軸受部材70のインサート成形時に軸受部材70の一部が入り込んで固化する貫通孔66と、第1の軸62の端部を挿入し固定するための孔67が形成されている。軸受部材70の内面側(凹部50に臨む側)に、ハブ部材15の軸部17が嵌合することのできる凹部71が形成されている。
軸受部材70の一部が基板65の貫通孔66から外面側に突出することにより、凸部72が形成されている。凸部72の周縁部72aは、ロックプレート61が回動する際にロックプレート61の縁61aが凸部72に容易に乗り上げることができるように、滑らかな曲面に形成されている。
押さえ部材60は、図6に示すように凹部50の開口部53を開放する開位置と、図7に示すように開口部53と対向する閉位置とにわたって、第1の軸62を中心に回動することができる。
図7は、押さえ部材60の軸受部材70がハブ部材15の軸部17から離れた状態(非嵌合位置)を示している。図8は、押さえ部材60の軸受部材70がハブ部材15の軸部17に嵌合した状態(嵌合位置)を示している。
すなわち押さえ部材60は、ハブ部材15(被支持部)に嵌合する嵌合位置と、ハブ部材15から離れる非嵌合位置とにわたり、第1の軸62の軸線方向(図7と図8に矢印Yで示す方向)に移動することができる。しかもこの押さえ部材60は、第1の軸62の周りに設けられたばね73の弾力により、前記嵌合位置に向かって付勢されている。
図8は、ロックプレート61が押さえ部材60に重なっていない状態を示している。図9は、ロックプレート61が押さえ部材60に重なった状態を示している。すなわちロックプレート61は、押さえ部材60の外側に重なるロック位置と、押さえ部材60と重ならないロック解除位置とにわたって回転可能である。
ロックプレート61には、押さえ部材60の凸部72と嵌合可能な孔74が形成されている。この孔74は、押さえ部材60が前記閉位置にあり、かつ、ロックプレート61が前記ロック位置にあるときに、凸部72と嵌合する位置に形成されている。この孔74に凸部72が嵌合することにより、押さえ部材60とロックプレート61の回り止めがなされるとともに、押さえ部材60が前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することが阻止される。ロックプレート61の端部に、第2の軸63の端部を挿入し固定するための孔61bが形成されている。
ハブ部材15に設けられた一方の軸部16は、支持体40に形成された孔75に回転自在に嵌合する。他方の軸部17は、押さえ部材60の軸受部材70の凹部71に回転自在に嵌合する。これにより、ハブ部材15は、支持体40に対して、軸部16,17を中心として揺動可能に支持される。図3に示す符号Rが揺動中心である。すなわちこのハブ部材15は、ケーブル6の端部が下記第2のケーブル取付部90の方向を向くように、揺動することができる。支持体40の凹部50は、ハブ部材15が揺動することを許容できる大きさを有している。
支持体40に、ガイド面80,81(図4に示す)が形成されている。ガイド面80,81は、押さえ部材60が前記開位置から前記閉位置に回動する際に、押さえ部材60が第1の軸62の軸線方向(図7に矢印Y1で示す方向)にリフトしたのち、押さえ部材60が図8に矢印Y2で示す方向(嵌合位置)に移動するようにガイドするカム機能を有している。
図1と図3に示すように、アーム5に第2のケーブル取付部90が設けられている。第2のケーブル取付部90は、ボール状の突起部91(図1に示す)を有している。この突起部91にケーブル6のジョイント機構100が着脱可能に接続される。
ジョイント機構100は、第2のケーブル取付部90の突起部91に嵌合可能な穴101を有するソケット部材102と、ソケット部材102の軸線方向に移動可能な筒状の外れ止め部材103と、リターンばね104とを有している。外れ止め部材103は、リターンばね104によって、図1に矢印Eで示す方向、すなわち突起部91がソケット部材102の穴101から抜けることを阻止するロック位置に向けて付勢されている。
ソケット部材102には、インナケーブル11の一部をなすロッド部材12に形成された前記ねじ部13に螺合するねじ孔(図示せず)が形成されている。このねじ孔に、ロッド部材12のねじ部13を所定量ねじ込み、ナット14によってロッド部材12が固定される。
次に、上記ケーブル保持装置7と、ジョイント機構100の作用について説明する。
ケーブル6をアーム5と支持体40に取付ける作業は、以下のようにして行なわれる。まず、ジョイント機構100の外れ止め部材103を手指で図1中の矢印F方向(ロック解除位置)に移動させ、ソケット部材102の穴101を露出させる。
この状態で、ソケット部材102の穴101を第2のケーブル取付部90の突起部91に挿入する。そののち、外れ止め部材103から手を離すと、リターンばね104の弾力により、外れ止め部材103が矢印Eで示すロック位置に戻る。この作業により、アーム5の第2のケーブル取付部90に、ジョイント機構100を介して、ケーブル6のロッド部材12が接続される。
このようなジョイント機構100をケーブル6の先端に設けたことにより、工具を用いることなく簡単な操作により、インナケーブル11の先端(ロッド部材12)を、第2のケーブル取付部90に容易に接続することができる。また必要に応じて、インナケーブル11の先端を第2のケーブル取付部90から容易に切離すことができる。
第1のケーブル取付部42では、図6に示すように、押さえ部材60を開位置に移動させる。また、ロックプレート61をロック解除位置に移動させる。この状態から、ケーブル6のハブ部材15を、図6に矢印Zで示す方向から支持体40の凹部50に挿入し、一方の軸部16を支持体40の孔75に挿入する。
そののち図7に示すように、押さえ部材60を閉位置に回転させる。その回転の際に、押さえ部材60が、支持体40のガイド面80,81に接しながら回転することにより、押さえ部材60が第1の軸62の軸線方向(図7に矢印Y1で示す方向)にリフトする。押さえ部材60が閉位置に至ると、押さえ部材60がガイド面80,81から外れ、ばね73の弾力によって押さえ部材60が図8に矢印Y2で示す方向に戻る。このことにより、押さえ部材60の凹部71がハブ部材15の軸部17に嵌合する。
このように押さえ部材60を閉位置に回転させることにより、ハブ部材15が支持体40と押さえ部材60によって保持される。この状態で、図9に示すように、ロックプレート61を軸63を中心に回転させ、押さえ部材60の外側に重ねることにより、軸受部材70の凸部72をロックプレート61の孔74に嵌合させる。こうすることにより、押さえ部材60とロックプレート61の回り止めがなされ、ハブ部材15が支持体40と押さえ部材60によって確実に保持される。
ハブ部材15を支持体40から外す作業は、上記とは逆の手順によって行なわれる。すなわち、ロックプレート61を図8に示すロック解除位置に回転させてから、押さえ部材60の両側部60aを手でつかんで非嵌合位置(図7に実線で示す位置)にリフトさせることにより、軸受部材70の凹部71をハブ部材15の軸部17から外す。なお、第1の軸62の端部62aを指で押すことにより、軸受部材70の凹部71をハブ部材15の軸部17から外してもよい。
軸受部材70の凹部71をハブ部材15の軸部17から外した状態で、押さえ部材60を図6に示す開位置に回転させると、ハブ部材15を支持体40の凹部50から取出すことが可能となる。
このような構成のケーブル保持装置7によれば、工具を用いることなく簡単な操作により、ケーブル6のハブ部材15を支持体40の第1のケーブル取付部42に容易に取付けることができる。また、必要に応じてハブ部材15を支持体40から容易に取外すこともできる。
ステアリングシャフト3が回転すると、図3に矢印Jで示す方向にアーム5が回動するとともに、ロッド部材12が矢印Kで示す方向に移動する。これに伴い、ケーブル6のハブ部材15が、軸受部材70を中心として、矢印Lで示す方向に揺動する。図3中のRが揺動中心である。このためロッド部材12の向きが容易に変わることにより、ロッド部材12に曲げ荷重が加わらず、アーム5が円滑に回動することができる。
従来のプッシュプルケーブルを用いたケーブルは、ロッド部材に曲げ荷重が加わることを避けるために、ハブ部材の先端にスリーブを揺動可能に設け、このスリーブの先端からロッド部材の先端部を突出させていた。このため従来は、ハブ部材からロッド部材の先端までの長さが大きくなる傾向があった。
これに対し本実施形態のケーブル6は、前述したように、ハブ部材15が、第1のケーブル取付部42に対して、軸受部材70を中心として揺動できる。このため、ハブ部材15からロッド部材12の先端までの長さを、従来のケーブルよりも短くすることが可能となり、船体前部の狭いスペース内にレイアウトすることが容易となった。
図10から図12は本発明の第2の実施形態のケーブル保持装置7Aを示している。図10に示すように、支持体40の一方の面111に、第1の実施形態と共通の構成と作用を有する押さえ部材60(図11に示す)が設けられている。支持体40の他方の面112に、図12に示すロックプレート113が設けられている。なお、このケーブル保持装置7Aにおいて、第1の実施形態のケーブル保持装置7と共通の箇所には、第1の実施形態と共通の符号を付して説明を省略する。
ロックプレート113にフック部114と、第2の軸63の端部を挿入し固定するための孔115が形成されている。フック部114は、押さえ部材60が第1の実施形態で説明した嵌合位置にあるときに、第1の軸62に形成されている溝状の係合部116に引掛けることができるようになっている。フック部114を係合部116に引掛けることにより、第1の軸62が軸線方向に移動することが阻止され、押さえ部材60が嵌合位置から非嵌合位置に移動することを防止することができる。
フック部114を係合部116から外せば、第1の軸62が軸線方向に移動することが可能となるため、第1の実施形態と同様に、押さえ部材60を嵌合位置から非嵌合位置に移動させることができ、さらに押さえ部材60を開位置に回動させることができる。
図13から図16は本発明の第3の実施形態のケーブル保持装置7Bを示している。この実施形態では、図13に示すように、支持体120の一方の面121に、押さえ部材122とロックプレート123が設けられている。押さえ部材122は、一方の壁部125に設けられた第1の軸62を中心に、図13に示す開位置から、図14に示す閉位置にわたって回動可能である。
ロックプレート123は、他方の壁部126に設けられた第2の軸63を中心に、図13に示すロック解除位置から、図15に示すロック位置にわたって、回動可能である。ロックプレート123の両側部に、手指を掛けることのできる形状の操作部124が形成されている。
ケーブル130は、アウタチューブ131と、インナケーブル132と、ハブ部材133の先端側に設けたスリーブ134などを有している。インナケーブル132の先端部を構成するロッド部材135がスリーブ134の先端から突出している。ハブ部材133に、周方向に連続する環状の溝部136が形成されている。
図16に示すように、支持体120に形成された凹部140の内面に、ケーブル130の溝部136に嵌合する凸部141が形成されている。押さえ部材122にも、溝部136に嵌合する凸部142が形成されている。凹部140に、ケーブル130の被支持部すなわちハブ部材133を、径方向から挿入することができる。
このケーブル保持装置7Bの支持体120にケーブル130を固定するには、図13に示すように押さえ部材122を開位置に移動させ、かつ、ロックプレート123をロック解除位置に移動させる。この状態から、ケーブル130のハブ部材133を支持体120の凹部140に挿入し、支持体120の凸部141にハブ部材133の溝部136を嵌合させる。
そののち図14に示すように、押さえ部材122を閉位置に回転させ、ばね73の弾力によって押さえ部材122を嵌合位置に移動させるとともに、押さえ部材122の凸部142をハブ部材133の溝部136に嵌合させる。この状態で、図15に示すように、ロックプレート123を第2の軸63を中心にロック位置に回転させ、ロックプレート123を押さえ部材122の外側に重ねる。こうすることにより、押さえ部材122が嵌合位置から非嵌合位置に移動することが阻止される。
ケーブル130を支持体120から外す作業は上記とは逆の手順によって行なわれる。すなわち、図14に示すように、ロックプレート123をロック解除位置に回転させたのち、押さえ部材122を非嵌合位置に移動させる。そののち、押さえ部材122を図13に示す開位置に回転させることにより、ケーブル130を支持体120から取出すことが可能となる。
このようなケーブル保持装置7Bも、工具を用いることなく簡単な操作により、ケーブル130のハブ部材133を支持体120に容易に取付けることができる。また、ケーブル130のハブ部材133を支持体120から容易に取外すこともできる。
本発明の第1の実施形態のケーブル保持装置を示す斜視図。 ケーブルの一例を一部省略して示す正面図。 図1に示されたケーブル保持装置にケーブルを取付けた状態を底面側から見た斜視図。 図1に示されたケーブル保持装置の支持体の底面図。 上記ケーブル保持装置を分解して示す図3中のF5−F5線に沿う断面図。 上記ケーブル保持装置にケーブルが挿入される直前の状態の断面図。 上記ケーブル保持装置の押さえ部材を閉位置に回転させた状態の断面図。 上記ケーブル保持装置の押さえ部材が嵌合位置に移動した状態の断面図。 上記ケーブル保持装置のロックプレートがロック位置に回転した状態の断面図。 本発明の第2の実施形態のケーブル保持装置を示す断面図。 図10に示されたケーブル保持装置の押さえ部材の底面図。 図10に示されたケーブル保持装置のロックプレートの平面図。 本発明の第3の実施形態のケーブル保持装置とケーブルを示す平面図。 図13に示されたケーブル保持装置の押さえ部材が閉位置にあり、ロックプレートがロック解除位置にある状態の断面図。 図13に示されたケーブル保持装置の押さえ部材が嵌合位置に移動し、ロックプレートがロック位置に移動した状態の断面図。 図14中のF16−F16線に沿う支持体の断面図。
符号の説明
6…ケーブル
7,7A,7B…ケーブル保持装置
40…支持体
50…凹部
51,52…壁部
60…押さえ部材
61…ロックプレート
62…第1の軸
63…第2の軸
70…軸受部材
80,81…ガイド面
113…ロックプレート
120…支持体
122…押さえ部材
123…ロックプレート
130…ケーブル

Claims (5)

  1. ケーブルを支持体に取付けるためのケーブル保持装置であって、
    前記支持体に形成され、前記ケーブルの被支持部を該ケーブルの径方向から挿入可能な開口部を有する凹部と、
    前記支持体の前記凹部の両側に形成された一対の壁部のうちの一方の壁部に設けた第1の軸によって支持される押さえ部材であって、前記凹部の開口部と対向する閉位置と前記開口部を開放する開位置とにわたって前記第1の軸を中心に回動可能でかつ、前記ケーブルの被支持部に嵌合する嵌合位置と被支持部から離れる非嵌合位置とにわたって前記第1の軸の軸線方向に移動可能な押さえ部材と、
    前記支持体の他方の壁部に設けた第2の軸によって支持されるロックプレートであって、前記押さえ部材が前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することを阻止するロック位置と前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することを許容するロック解除位置とにわたって回動可能なロックプレートと、
    を具備したことを特徴とするケーブル保持装置。
  2. 前記ロックプレートは、前記押さえ部材の厚み方向に重なる前記ロック位置と、前記押さえ部材から離れる前記ロック解除位置とにわたって回動可能であり、該ロックプレートに、前記押さえ部材が前記閉位置にあるときに前記押さえ部材の凸部に嵌合する孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル保持装置。
  3. 前記支持体に、前記押さえ部材が前記開位置から閉位置に回動する際、前記押さえ部材が前記非嵌合位置から前記嵌合位置に移動することを案内するガイド面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル保持装置。
  4. 前記ケーブルが、アウタチューブと、該アウタチューブに挿入されたインナケーブルとを有し、該アウタチューブにハブ部材が設けられ、該ハブ部材の両側面に該ケーブルの径方向に突出する一対の軸部が形成され、前記支持体に前記一方の軸部を回動可能に支持する孔が形成され、前記押さえ部材に前記他方の軸部を回動可能に支持する孔を有する軸受部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル保持装置。
  5. 前記支持体の一方の面に前記押さえ部材が取付けられ、前記支持体の他方の面に前記ロックプレートが取付けられ、該ロックプレートに、前記押さえ部材が前記嵌合位置にあるとき該押さえ部材が前記嵌合位置から非嵌合位置に移動することを阻止すべく前記第1の軸の係合部に係合するフック部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル保持装置。
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