JP2007153155A - リッド構造 - Google Patents
リッド構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007153155A JP2007153155A JP2005351845A JP2005351845A JP2007153155A JP 2007153155 A JP2007153155 A JP 2007153155A JP 2005351845 A JP2005351845 A JP 2005351845A JP 2005351845 A JP2005351845 A JP 2005351845A JP 2007153155 A JP2007153155 A JP 2007153155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- push pin
- locked
- lock
- fuel lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【課題】リッドを円滑に開放することが可能なリッド構造を提供する。
【解決手段】フューエルリッド構造10では、押しピン64がロック機構54のナット48を貫通しロック機構54と同軸状に配置されている。従って、ロック機構54と押しピン64とのオフセットが従来に比して低減されるため、押しピン64がフューエルリッド20に対して開放方向に付勢力を付与したときでも、フューエルリッド20全体、ひいてはロック機構54及びヒンジ部24に対して作用するロック機構54とヒンジ部24とを結んだ線L2を中心とした曲げモーメントM(捩り)が抑制される。これにより、ロック機構54の解除を円滑に行うと共にヒンジ部24の摺動性を確保することが可能となり、フューエルリッド20を円滑に開放することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】フューエルリッド構造10では、押しピン64がロック機構54のナット48を貫通しロック機構54と同軸状に配置されている。従って、ロック機構54と押しピン64とのオフセットが従来に比して低減されるため、押しピン64がフューエルリッド20に対して開放方向に付勢力を付与したときでも、フューエルリッド20全体、ひいてはロック機構54及びヒンジ部24に対して作用するロック機構54とヒンジ部24とを結んだ線L2を中心とした曲げモーメントM(捩り)が抑制される。これにより、ロック機構54の解除を円滑に行うと共にヒンジ部24の摺動性を確保することが可能となり、フューエルリッド20を円滑に開放することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、リッド構造に係り、特にヒンジ手段によって車体に回動自在に取り付けられたリッドを押しピンの付勢力により開放方向に回動させるようにしたリッド構造に関する。
この種のリッド構造としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1には、自動車の燃料供給口をカバーするフューエルリッドをオープンロッドの押し作用で開放するようにしたフューエルリッド装置の例が開示されている。この特許文献1に記載の例では、フューエルリッドを閉位置にロックするロック手段がヒンジ部から離間した部分に取り付けられており、オープンロッドは、ロック手段側で且つロック手段とヒンジ部とを結んだ線の下方に設けられている。
特開2004−106584号公報
しかしながら、特許文献1に記載の例では、ロック手段側に配置されたオープンロッドが、ロック手段とヒンジ部とを結んだ線の下方に設けられており、オープンロッドとロック手段とがオフセットした状態にある。このため、オープンロッドの押し作用によってフューエルリッドを開放しようとする場合、オープンロッドがフューエルリッドを押してもロック手段が解除されるまでは、ロック手段とヒンジ部とを結んだ線を中心とした曲げモーメント(捩り)がフューエルリッド全体、ひいてはロック手段及びヒンジ部に対して加わることになる。従って、オープンロッドの押し作用によってフューエルリッドを開放しようとする場合に、ロック手段の解除を円滑に行うと共にヒンジ部の摺動性を確保してリッドが円滑に開放されるようにするためには改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、リッドを円滑に開放可能なリッド構造を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のリッド構造は、車体にヒンジ手段を介して回動自在に取り付けられたリッドと、前記リッドの前記ヒンジ手段から離間した部分に配置され、前記リッドを前記車体に閉じた状態に保持するロック手段と、前記ロック手段と同軸状に配置され、前記車体側から前記リッド側へ突出することにより前記リッドの前記ヒンジ手段から離間した部分に前記リッドの開放方向への付勢力を付与する押しピンと、を備えたことを特徴とする。
なお、請求項1に記載の発明において、押しピンがロック手段と同軸状に配置されることとは、押しピンの移動方向に沿って延びる軸とロック手段のロック方向に沿って延びる軸とが完全に一致する場合を含む以外に、押しピンの移動方向に沿って延びる軸とロック手段のロック方向に沿って延びる軸とが若干ずれた場合(いわゆる略同軸状)も含む趣旨である。
請求項1に記載のリッド構造では、リッドが、ヒンジ手段から離間した部分に配置されたロック手段により車体に閉じた状態に保持される。この保持状態から押しピンを車体側からリッド側へ突出させると、リッドのヒンジ手段から離間した部分に押しピンによる開放方向への付勢力が付与されてリッドが開放方向に回動する。ここで、請求項1に記載のリッド構造では、押しピンがロック手段と同軸状に配置されている。従って、ロック手段と押しピンとのオフセットが従来に比して低減されるため、押しピンがリッドに対して開放方向に付勢力を付与したときでも、リッド全体、ひいてはロック手段及びヒンジ手段に対して作用するロック手段とヒンジ手段とを結んだ線を中心とした曲げモーメント(捩り)が抑制される。これにより、ロック手段の解除を円滑に行うと共にヒンジ手段の摺動性を確保することが可能となり(つまりロック手段の解除がスムーズでありヒンジ手段の摺動も阻害され難い)、リッドを円滑に開放することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリッド構造において、前記ロック手段は、前記車体に設けられ前記押しピンが貫通するロック部と、前記リッドに設けられ前記ロック部とロックする被ロック部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のリッド構造では、車体に設けられたロック部と、リッドに設けられた被ロック部とによってロック手段が構成されてリッドが車体に閉じた状態に保持される。このとき、請求項2に記載のリッド構造では、押しピンがロック手段と同軸状に配置される構成の一例として、押しピンがロック手段のうち車体に設けられたロック部を貫通する構成である。この構成によれば、押しピンがロック部を貫通することにより押しピン及びロック部の軸方向及び径方向の小型化が可能であるので、リッドの配置に対する制約を少なくすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のリッド構造において、前記ロック手段は、前記車体に設けられ前記押しピンが貫通するロック部と、前記リッドに設けられ前記ロック部とロックする被ロック部と、を備え、前記押しピンは、前記被ロック部の中央部分に対し前記リッドの開放方向への付勢力を付与することで前記ロック部と前記被ロック部とのロックを解除することを特徴とする。
請求項3に記載のリッド構造では、車体に設けられたロック部と、リッドに設けられた被ロック部とによってロック手段が構成されてリッドが車体に閉じた状態に保持される。そして、ロッドが、ロック手段のうち車体に設けられたロック部を貫通して被ロック部に対しリッドの開放方向への付勢力を付与する。これにより、ロック部と被ロック部とのロック状態が解除されてリッドが開放方向に回動する。このとき、請求項3に記載のリッド構造では、押しピンが被ロック部の中央部分に対しリッドの開放方向への付勢力を付与しロック部と被ロック部とのロックを解除する構成である。従って、ロック手段と押しピンとのオフセットがゼロとなり、リッド全体、ひいてはロック手段及びヒンジ手段に対して作用するロック手段とヒンジ手段とを結んだ線を中心とした曲げモーメント(捩り)の偏りが無くなる。これにより、ロック手段の解除をより円滑に行うと共にヒンジ手段の摺動性を確実に確保することが可能となり(つまりロック手段の解除がより一層スムーズでありヒンジ手段の摺動もより一層阻害され難くなる)、リッドをより円滑に開放することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載のリッド構造において、前記ロック部は、外周部に係止部を有して構成され、前記被ロック部は、前記リッドに固定される本体部と、前記本体部の中央側の部分から径方向外側に向けて延出すると共に、該延出端部側の部分に前記ロック部の径方向外側から前記係止部に係止される被係止部を有して構成されたクリップアームと、を備え、前記押しピンは、前記クリップアームの基端側の部分を前記リッド側へ押すことにより前記クリップアームを撓ませて前記係止部と前記被係止部との係止状態を解除すると共に前記クリップアームの基端側の部分に対し前記リッドの開放方向への付勢力を付与することを特徴とする。
請求項4に記載のリッド構造では、ロック部と被ロック部とが対向してロック部の係止部に被ロック部に形成されたクリップアームの被係止部が係止されると、ロック部及び被ロック部とがロック状態となってリッドが車体に閉じた状態に保持される。この保持状態から押しピンを車体側からリッド側へ突出させると、押しピンによってクリップアームの基端側の部分がリッド側へ押されてクリップアームが撓んだ状態となる。このようにしてクリップアームを撓ませると、係止部と被係止部との係止状態が解除され、しかも押しピンがクリップアームの基端側の部分をリッド側へ押すので、リッドに対して開放方向への付勢力が付与されてリッドが開放方向に回動する。このように、請求項4に記載のリッド構造によれば、ロック手段の解除を円滑に行うことができると共にヒンジ手段の摺動も阻害されることなくリッドを円滑に開放方向に回動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のリッド構造において、前記押しピンは、非動作時に前記リッドと離間されていることを特徴とする。
請求項5に記載のリッド構造において、押しピンは、非動作時、すなわち、リッドに対して車体側へ付勢力を作用していないときにリッドと離間される構成である。従って、例えば、操作者がリッドに対して車体側へ付勢力を作用させてリッドを閉操作する場合でも、押しピンがリッドに対してリッドの開放方向へ付勢力を付与しないので、これにより、リッドの閉操作時に余分な閉力が不要となる。また、請求項4に記載の如くロック手段を構成にした場合に、車体に閉じた状態にあるリッドに対してさらに車体側へ付勢力が作用しても、押しピンとリッドに設けられたクリップアームの基端側の部分との離間状態が維持される。従って、押しピンが押圧することによってクリップアームが撓んで係止部と被係止部との係止状態が解除されることを防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のリッド構造において、前記押しピンは、前記リッドの前記ヒンジ手段による支持範囲とオーバラップして配置されていることを特徴とする。
なお、この場合に、リッドのヒンジ手段による支持範囲とは、ヒンジ手段がヒンジ部を一つ備える構成である場合には、この一つのヒンジ部による支持範囲に相当し、ヒンジ手段がヒンジ部を複数備えて構成される場合には、この複数のヒンジ部による支持範囲に限らず、この複数のヒンジ部間(例えば上下に離間して一対のヒンジ部が配置された構成である場合には、この一対のヒンジ部間も支持範囲に含まれる)も支持範囲に含まれるものである。
ところで、押しピンが、リッドのヒンジ手段による支持範囲から外れた位置に配置されていると、押しピンがリッドに対してリッドの開放方向へ付勢力を付与した場合に、ヒンジ手段に対しヒンジ手段の回動軸を曲げようとする曲げモーメント(捩り力)が作用する。このヒンジ手段の回動軸を曲げようとする曲げモーメントは押しピンの配置位置が支持範囲からヒンジ手段の回動軸方向へ遠ざかるに従って大きくなる。従って、請求項6に記載のリッド構造のように、押しピンが、リッドのヒンジ手段による支持範囲とオーバラップして配置されていれば、押しピンがリッドに対してリッドの開放方向へ付勢力を付与した場合にヒンジ手段の回動軸を曲げようとする曲げモーメントを小さくできるか若しくは無くすことができる。これにより、ヒンジ手段の摺動性がさらに良好となり、リッドの開放がさらに円滑となる。
以上詳述したように、本発明によれば、ロック手段の解除を円滑に行うと共にヒンジ部の摺動性を確保することが可能となるので、リッドを円滑に開放することが可能となる。
以下、図1乃至図3を参照しながら、本発明のリッド構造の一実施形態について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るフューエルリッド構造10が適用された車両の側面図が示されており、図2には、この車両に設けられたフューエルリッド構造10の拡大図が示されている。また、図3には、フューエルリッド構造10の断面図が示されている。なお、これらの図において示される矢印Fr、矢印Rr、矢印Out、矢印Upは、それぞれ車両前後方向前方側、車両前後方向後方側、車両幅方向外側、車両上下方向上側を示している。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る車両の右リアフェンダー部を構成するボディパネル12には、給油空間部14が凹設されている。この給油空間部14には、図2に示されるように、図示しない燃料タンクと連通する給油口16が設けられており、この給油口16は、給油キャップ18により閉じられている。また、この給油空間部14は、以下に詳述するフューエルリッド構造10により開閉される。
つまり、フューエルリッド構造10には、図2,図3に示されるように、給油空間部14の開口を塞ぐフューエルリッド20が設けられている。このフューエルリッド20の車両幅方向内側で車両前後方向前方側の部分には、ヒンジ手段としてのヒンジ部24が設けられている。そして、フューエルリッド20は、このヒンジ部24を介して車体に回動自在に取り付けられており、図3の実線で示される給油空間部14の開口を塞ぐ位置と、図3の想像線(二点鎖線)で示される車両外側に開放した位置との間で回動するようになっている。また、ヒンジ部24には、フューエルリッド20を開放方向(矢印P1方向)へ常時付勢する付勢部材(不図示)が設けられており、フューエルリッド20は、後述するロック機構54が解除されたときには、この付勢部材の付勢力により開放方向へ回動するようになっている。
また、本実施形態のフューエルリッド構造10には、図3に示されるように、ロック装置26と開放装置28とが設けられている。ロック装置26は、給油空間部14を塞ぐようにフューエルリッド20を車体に閉じた状態に保持し、開放装置28は、フューエルリッド20を車体外側(矢印P1方向)に回動させて給油空間部14を外部に露出させる構成である。
ロック装置26には、給油空間部14が凹設されたボディパネル12の車両幅方向内側の部分にロックベース30が設けられている。このロックベース30は、ボディパネル12の車両内側面に密着し車両前後方向に延在する固定壁部32と、この固定壁部32の車両前後方向両端側の部分から車両幅方向内側に延設された側壁部34,36とを有して構成されている。固定壁部32には、車両幅方向外側に向けて突出する雄ネジ部42が設けられている。この雄ネジ部42の外周面には、ネジ山42Aが形成されている。また、この雄ネジ部42には、後述する開放装置28の押しピン64が挿通される貫通孔44が軸方向(車両幅方向)に沿って貫通形成されている。
そして、このロックベース30は、次の要領でボディパネル12に固定されている。すなわち、雄ネジ部42をボディパネル12に形成された貫通孔46に車両幅方向内側から挿通し、この雄ネジ部42の貫通孔46から車両幅方向外側に突出した部分に、軸方向にネジ孔48Aが貫通形成されたナット(異形ナット)48を車両幅方向外側から螺合する。これにより、ロックベース30は、ボディパネル12に固定されている。
このロックベース30をボディパネル12に固定するナット48のフューエルリッド20側の部分には、後述するクリップアーム60に設けられた爪部62が係止される係止部としての溝状係止部52が外周方向に沿って形成されている。一方、フューエルリッド20のナット48と対向する部分には、ナット48との組み合わせでロック手段としてのロック機構54を構成するクリップ56が設けられている。つまり、本実施形態では、ナット48がロック機構54のうちロック部としてのメール部材を構成し、クリップ56がロック機構54のうち被ロック部としてのヒメール部材を構成する。
このロック機構54に設けられたクリップ56は、フューエルリッド20側に円盤状のクリップ本体部58を有して構成されている。そして、クリップ56全体は、このクリップ本体部58がフューエルリッド20の車両幅方向内側面に形成された固定部22に固定されることによりフューエルリッド20に一体的に固定されている。また、クリップ本体部58には、このクリップ本体部58の中央側の部分から径方向外側に向けて延出するクリップアーム60が複数形成されている。各クリップアーム60は、後述するように押しピン64によって基端側の部分(本例では、この部分がクリップ56の中央部分とされている)を押されたときにクリップ本体部58に対して倒れるように弾性変形可能に構成されている(図4(b)参照)。また、各クリップアーム60の延出端部には、ナット48の径方向外側から溝状係止部52に係止される被係止部としての爪部62が形成されている。
この爪部62は、クリップアーム60の延出端部からロック機構54の径方向内側へ向けて突出している。また、爪部62の車両幅方向外側に位置する壁面は、車両前後方向に沿って形成されて溝状係止部52の車両幅方向外側に位置する壁面に係止されるようになっている。また、爪部62の車両幅方向内側に位置する壁面は、テーパ状に形成されており、これによりフューエルリッド20を閉じるときにクリップアーム60を広げるように変形させる構成となっている。また、本実施形態において、この複数のクリップアーム60は、例えば、押しピン64を囲むようにクリップ本体部58の周方向に沿って略等間隔に三本配置され、ナット48に三点チャック可能な構成とされている。
一方、開放装置28には、フューエルリッド20を開放方向(矢印P1方向)に回動させるための押しピン64(プッシュロッド)が設けられている。この押しピン64は、雄ネジ部42の貫通孔44に挿通されることによりナット48(ひいてはロック機構54)と同軸状に配置されている。また、本実施形態では、この押しピン64と、ナット48及びクリップ56で構成されるロック機構54とは、図2に示されるように、フューエルリッド20のヒンジ部24から離間した部分(フューエルリッド20の車両後方側の部分)で、且つ、車両側面視にてヒンジ部24の回動軸L1と直交しヒンジ部24の中央部を通過する仮想線L2上に配置されている。
そして、押しピン64の長手方向中間部分には、図3に示されるように、押しピン64の長手方向と直交する方向に沿って延びるフランジ状のストッパ66が設けられている。このストッパ66は、後述する如く、ベルクランク68の回動に伴って押しピン64が車両幅方向外側に移動したときに固定壁部32の貫通孔44の周縁部に当接し、この押しピン64の車両幅方向外側への移動を規制する。つまり、本実施形態では、ストッパ66から固定壁部32までのストロークSで押しピン64がフューエルリッド20を開放方向へ付勢可能となっている。
また、開放装置28には、押しピン64を車両幅方向に沿って進退動させるためのベルクランク68及びリッドケーブル70が備えられている。ベルクランク68は、略直角に屈曲された概略くの字状に構成されており、このベルクランク68の屈曲部分は、ロックベース30の側壁部34に形成された支持部38にピン72によって回動自在に固定されている。そして、このベルクランク68の一方のクランク部74の自由端側の部分は、押しピン64の後端側(車両幅方向内側)の部分に回動自在に連結されている。このとき、ベルクランク68の回転運動を押しピン64の直線運動に円滑に変換するために、押しピン64の後端側の部分には、押しピン64の長手方向と直交する方向に延びる長孔76が形成されており、この長孔76には、クランク部74の自由端側の部分に設けられたピン78が移動自在に挿入されている。また、ベルクランク68は、ロックベース30の側壁部34に設けられた図示しない付勢部材によって押しピン64を車両幅方向内側へ引き戻すべく図3の矢印Q1方向に回動するように常時付勢されている。
そして、ベルクランク68の他方のクランク部80の自由端側の部分には、リッドケーブル70が接続されている。このリッドケーブル70は、ロックベース30の側壁部36に形成された貫通孔40及びこの貫通孔40に設けられたグロメット82を介して、運転席付近に配置されたフューエルリッドオープナ84に接続されている。このフューエルリッドオープナ84は、例えば、レバー状に構成されており、このレバーを所定方向に引き操作することにより、リッドケーブル70を矢印R方向に引き込み、これによりベルクランク68を矢印Q2方向に回動させる構成となっている。
また、このフューエルリッドオープナ84を引き操作していない通常状態では、ベルクランク68は、例えばフューエルリッドオープナ84側や側壁部34等に設けられた図示しない位置規制手段により矢印Q1方向への回動が規制されて図3に示される初期位置で停止する構成となっている。つまり、フューエルリッドオープナ84を引き操作していないときには、図3に示される通り、所定の回動角度にてベルクランク68が停止した状態に維持される。また、このときには、ベルクランク68により押しピン64が車両幅方向内側に引き込まれており、押しピン64の車両幅方向外側に位置する先端部はナット48から僅かに車両幅方向外側に突出するがクリップアーム60の基端側の部分とは所定のクリアランスCを確保し離間するようになっている。
次に、図1乃至図5を参照しながら、上記構成からなるフューエルリッド構造10の作用について説明する。
なお、図4には本発明の一実施形態に係るフューエルリッド構造10においてフューエルリッド20が開放される様子が示されており、より具体的には、(a)にはロック状態を示す図が示されており、(b)には押しピン64によりフューエルリッド20が押されている状態が示されている。また、図5には、本発明の一実施形態に係るフューエルリッド構造10においてフューエルリッド20がロックされる様子が示されており、より具体的には、(a)にはロック途中の状態が示されており、(b)にはロックされた状態が示されている。
本実施形態に係るフューエルリッド構造10において、フューエルリッド20は、図4(a)に示されるように、給油空間部14を塞ぐようにロック機構54によって車体に閉じた状態に保持される。つまり、フューエルリッド20が車体に閉じられた状態では、クリップ56に設けられた各クリップアーム60の爪部62が、ナット48の径方向外側から溝状係止部52に係止されている。このとき、本実施形態では、クリップアーム60が押しピン64を囲むようにクリップ本体部58の周方向に沿って略等間隔に三本配置されているので、クリップ56がナット48に三点チャックされた状態となる。また、このとき、ロック機構54は、閉じ位置にあるフューエルリッド20に対し接線方向(車両幅方向)にロック力(嵌合力)を発揮する。
この状態から、運転席付近に配置されたフューエルリッドオープナ84を引き操作すると、リッドケーブル70が矢印R方向に引き込まれ、これにより、ベルクランク68全体が屈曲部分を中心として矢印Q2方向に回動する。さらに、このようにしてベルクランク68が矢印Q2方向に回動すると、押しピン64が車両幅方向外側に向けてスライドし、押しピン64がクリップアーム60の基端側の部分(本例では、この部分がクリップ56の中央部分とされている)を車両幅方向外側(開放方向)へ向けて押す。これにより、図4(b)に示されるように、クリップアーム60がクリップ本体部58に対して倒れるように弾性変形し、複数のクリップアーム60の対向する爪部62間の間隔がナット48の先端側に形成された周方向凸部50の径寸法よりも広がってナット48の溝状係止部52からクリップアーム60の爪部62が外れる。
そして、このようにしてナット48の溝状係止部52からクリップアーム60の爪部62が外れると、このときの押しピン64による開放方向への付勢力と、ヒンジ部24に設けられた図示しない付勢部材の付勢力とによってフューエルリッド20が開放方向(矢印P1方向)へ回動する。これにより、フューエルリッド20が車両外側に開放した位置(この位置を想像線(二点鎖線)で示す)にまで回動し、給油空間部14が外部に露出される。
なお、図4(a),(b)に示されるように、フューエルリッド20とボディパネル12との間に例えば氷90が付着して凍結し、この氷90による抵抗力がフューエルリッド20に作用する付勢力よりも強い場合には、ナット48の溝状係止部52からクリップアーム60の爪部62が外れても、その後にフューエルリッド20が開放方向へ回動しない事態が生じる。ところが、この場合には、フューエルリッドオープナ84を更に引き操作すれば良い。このようにすれば、押しピン64が車両幅方向外側に向けてさらにスライドされ、この押しピン64によるアシスト力により、フューエルリッド20とボディパネル12との間の氷90を破壊してフューエルリッド20を開放方向へ回動させることができる。なお、この場合に、押しピン64が車両幅方向外側へ所定のスライド量に達すると、押しピン64のストッパ66が固定壁部32の貫通孔44の周縁部に当接し、これにより、押しピン64の車両幅方向外側への移動が規制される。
このように、本実施形態に係るフューエルリッド構造10では、フューエルリッド20が車体に閉じた状態に保持された状態から押しピン64を車体側からフューエルリッド20側へ突出させると、クリップアーム60が撓んだ状態となってナット48とクリップ56との係止状態が解除され、さらに押しピン64による開放方向への付勢力が付与されてフューエルリッド20が開放方向に回動する。ここで、本実施形態のフューエルリッド構造10では、上述の如く、図2に示されるように、押しピン64がロック機構54と同軸状に配置されている。従って、ロック機構54と押しピン64とのオフセットが従来に比して低減されるため、押しピン64がフューエルリッド20に対して開放方向に付勢力を付与したときでも、フューエルリッド20全体、ひいてはロック機構54及びヒンジ部24に対して作用するロック機構54とヒンジ部24とを結んだ線L2を中心とした曲げモーメントM(捩り)が抑制される。これにより、ロック機構54の解除を円滑に行うと共にヒンジ部24の摺動性を確保することが可能となり(つまりロック機構54の解除がスムーズでありヒンジ部24の摺動も阻害され難い)、フューエルリッド20を円滑に開放することが可能となる。
特に、本実施形態に係るフューエルリッド構造10では、上述の如く、押しピン64がクリップ56の中央部分(つまり、各クリップアームの基端側の部分)に対しフューエルリッド20の開放方向への付勢力を付与しロック機構54のロックを解除する。従って、ロック機構54と押しピン64とのオフセットがゼロとなり、フューエルリッド20全体、ひいてはロック機構54及びヒンジ部24に対して作用するロック機構54とヒンジ部24とを結んだ線L2を中心とした曲げモーメントM(捩り)の偏りが無くなる。これにより、ロック機構54の解除をより円滑に行うと共にヒンジ部24の摺動性を確実に確保することが可能となり(つまりロック機構54の解除がより一層スムーズでありヒンジ部24の摺動もより一層阻害され難くなる)、フューエルリッド20をより円滑に開放することが可能となる。
また、本実施形態に係るフューエルリッド構造10では、押しピン64によってクリップアーム60を撓ませて爪部62と溝状係止部52との係止状態を解除した後に、押しピン64のアシスト力をフューエルリッド20にさらに付与させることができる。従って、図4(a),(b)に示されるように、フューエルリッド20とボディパネル12との間に例えば氷90が付着し凍結している場合でも、この押しピン64によるアシスト力により、フューエルリッド20とボディパネル12との間の氷90を破壊して、フューエルリッド20を円滑に開放方向へ回動させることができる。
また、本実施形態に係るフューエルリッド構造10では、図2に示されるように、押しピン64が、フューエルリッド20の側面視(この場合車両側面視)にてヒンジ部24の回動軸L1と直交しヒンジ部24の中央部を通過する仮想線L2上に配置されている。従って、押しピン64がフューエルリッド20に対してフューエルリッド20の開放方向へ付勢力を付与した場合に、ヒンジ部24の回動軸L1を曲げようとする曲げモーメントMを抑制できる(上記仮想線L2に押しピン64の付勢力付与ポイントを近づけるに従って曲げモーメントMは小さくなる)。これにより、ヒンジ部24の摺動性がより良好となるので、フューエルリッド20の開放がさらに円滑となる。
また、本実施形態に係るフューエルリッド構造10では、図3に示されるように、押しピン64がロック機構54のうち車体側に設けられたナット48を貫通する構成である。この構成によれば、押しピン64がナット48を貫通することにより押しピン64及びナット48の軸方向及び径方向の小型化が可能である。これにより、フューエルリッド20の配置に対する制約を少なくすることが可能となり、フューエルリッド20周りの設計の自由度が向上する。
一方、フューエルリッド20が車両外側に開放した位置から操作者がフューエルリッド20を車体側(矢印P2方向)に回動させると、給油空間部14を塞ぐようにフューエルリッド20を車体に閉じた状態に保持することができる。つまり、フューエルリッド20が車両外側に開放した位置から操作者がフューエルリッド20を車体側(矢印P2方向)に回動させると、フューエルリッド20が給油空間部14を塞ぐ位置になったときに、クリップアーム60の爪部62に形成されたテーパ状の壁面がナット48の先端側の周方向凸部50の縁部に当接して図5(a)に示される如くクリップアーム60が広がった状態となる。この状態から、フューエルリッド20を外側から車両幅方向内側(矢印P2方向)へさらに押し込むと、クリップアーム60の爪部62がナット48の周方向凸部50を乗り越える。これにより、図5(b)に示されるように、クリップアーム60のクリップ本体部58に対する弾性力によりクリップアーム60が元の位置に復帰すると共にクリップアーム60の爪部62がナット48の溝状係止部52に係止されて、クリップ56とナット48とがロック状態となる。
また、このように、フューエルリッド20を車両外側に開放した位置から車体側に回動させるときには、フューエルリッドオープナ84を引き操作しないので、ベルクランク68は、ロックベース30の側壁部34に設けられた図示しない付勢部材によって矢印Q1方向に常時付勢されることにより、図5(a),(b)に示される如く所定の回動角度にて停止された状態となる。また、これに伴い押しピン64は車両幅方向内側へ引き戻されてフューエルリッド20と離間した状態となる。従って、上述のように、操作者がフューエルリッド20に対して車体側へ付勢力を作用させてフューエルリッド20を閉操作する場合でも、押しピン64がフューエルリッド20に対してフューエルリッド20の開放方向へ付勢力を付与しない。これにより、フューエルリッド20の閉操作時に余分な閉力が不要となり、フューエルリッド20の閉操作時における操作性が良好となる。
また、本実施形態に係るフューエルリッド構造10では、図5(a)に示されるフューエルリッド20が給油空間部14を塞ぐ位置になった状態から、フューエルリッド20を外側から車両幅方向内側へさらに押し込むようにしても、押しピン64とクリップアーム60の基端側の部分とは所定のクリアランスCが確保されて離間状態が維持されるように構成されている。従って、フューエルリッド20を外側から車両幅方向内側へさらに押し込むようにしたときに、押しピン64に押圧されることでクリップアーム60が撓んでナット48とクリップ56とがロックされないことを防止できる。また、図5(b)に示されるように、ナット48とクリップ56とがロックされている状態でも、押しピン64とクリップアーム60の基端側の部分とは所定のクリアランスCが確保されて離間状態が維持されるので、フューエルリッド20に外力が作用することによってフューエルリッド20が不意に開放してしまうことも防止できる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、本発明のリッド構造を車両のフューエルリッド構造10に適用した例について説明したが、その他の蓋体の開閉構造に適用しても良いことは勿論である。
また、上記実施形態では、図3に示されるように、ロック機構54がナット48及びクリップ56で構成され、このナット48とクリップ56とが嵌合するように構成されていたが、ロック機構54は嵌合される構成に限られるものではない。その他にも、ロック機構54は、例えば、車体側に電磁石を設け、リッド側に電磁石に吸着される金属部材が設けられた電磁ロック式のものでも良い。
また、上記実施形態では、図3に示されるように、車体側にナット48を設け、フューエルリッド20側にクリップ56を設けたが、フューエルリッド20側にナット48を設け、車体側にクリップ56を設けても良い。
また、上記実施形態では、図2に示されるように、押しピン64がロック機構54と同軸状に配置されていたが次のようにしても良い。すなわち、例えば、フューエルリッド20全体、ひいてはロック機構54及びヒンジ部24に対して作用するロック機構54とヒンジ部24とを結んだ線L2を中心とした曲げモーメントM(捩り)が許容される範囲内で、押しピン64の配置位置をロック機構54の中心からずらして押しピン64がロック機構54と略同軸状に配置されるようにしても良い。
また、上記実施形態では、図2に示されるように、フューエルリッド20の側面視(この場合車両側面視)にてヒンジ部24の回動軸L1と直交しヒンジ部24の中央部を通過する仮想線L2上に押しピン64が配置されていたが、例えば、フューエルリッド20のヒンジ部24による支持範囲Aとオーバラップして配置される範囲内で、押しピン64は、上記仮想線L2からヒンジ部24の回転軸L1方向にずらして配置されていても良い。
10 フューエルリッド構造(リッド構造)
20 フューエルリッド(リッド)
24 ヒンジ部(ヒンジ手段)
48 ナット(ロック部)
52 溝状係止部(係止部)
54 ロック機構(ロック手段)
56 クリップ(被ロック部)
58 クリップ本体部(本体部)
60 クリップアーム
62 爪部(被係止部)
64 押しピン
20 フューエルリッド(リッド)
24 ヒンジ部(ヒンジ手段)
48 ナット(ロック部)
52 溝状係止部(係止部)
54 ロック機構(ロック手段)
56 クリップ(被ロック部)
58 クリップ本体部(本体部)
60 クリップアーム
62 爪部(被係止部)
64 押しピン
Claims (6)
- 車体にヒンジ手段を介して回動自在に取り付けられたリッドと、
前記リッドの前記ヒンジ手段から離間した部分に配置され、前記リッドを前記車体に閉じた状態に保持するロック手段と、
前記ロック手段と同軸状に配置され、前記車体側から前記リッド側へ突出することにより前記リッドの前記ヒンジ手段から離間した部分に前記リッドの開放方向への付勢力を付与する押しピンと、
を備えたことを特徴とするリッド構造。 - 前記ロック手段は、前記車体に設けられ前記押しピンが貫通するロック部と、
前記リッドに設けられ前記ロック部とロックする被ロック部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリッド構造。 - 前記ロック手段は、前記車体に設けられ前記押しピンが貫通するロック部と、
前記リッドに設けられ前記ロック部とロックする被ロック部と、を備え、
前記押しピンは、前記被ロック部の中央部分に対し前記リッドの開放方向への付勢力を付与することで前記ロック部と前記被ロック部とのロックを解除することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリッド構造。 - 前記ロック部は、外周部に係止部を有して構成され、
前記被ロック部は、前記リッドに固定される本体部と、
前記本体部の中央側の部分から径方向外側に向けて延出すると共に、該延出端部側の部分に前記ロック部の径方向外側から前記係止部に係止される被係止部を有して構成されたクリップアームと、を備え、
前記押しピンは、前記クリップアームの基端側の部分を前記リッド側へ押すことにより前記クリップアームを撓ませて前記係止部と前記被係止部との係止状態を解除すると共に前記クリップアームの基端側の部分に対し前記リッドの開放方向への付勢力を付与することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のリッド構造。 - 前記押しピンは、非動作時に前記リッドと離間されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のリッド構造。
- 前記押しピンは、前記リッドの前記ヒンジ手段による支持範囲とオーバラップして配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のリッド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005351845A JP2007153155A (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | リッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005351845A JP2007153155A (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | リッド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007153155A true JP2007153155A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38238051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005351845A Pending JP2007153155A (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | リッド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007153155A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520105A (ja) * | 2007-03-09 | 2010-06-10 | フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト | 自動車の車体開口のカバー用の作動装置 |
CN103164893A (zh) * | 2011-12-14 | 2013-06-19 | 株式会社东海理化电机制作所 | 盖锁闭控制装置 |
DE102014003198A1 (de) * | 2014-03-04 | 2015-09-10 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Kraftfahrzeugklappenhalterung |
JP2019199237A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 日本発條株式会社 | リッドロック装置 |
CN111204289A (zh) * | 2018-11-21 | 2020-05-29 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用行李舱构造 |
JP2021055533A (ja) * | 2019-10-01 | 2021-04-08 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 電動自動車の充電フラップをロックするロック装置及びそのようなロック装置を含む電動自動車 |
CN113306386A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 本田制锁有限公司 | 车辆的盖开闭装置 |
US20220282531A1 (en) * | 2021-03-05 | 2022-09-08 | Ford Global Technologies, Llc | Fuel/charge port door assembly override systems and methods |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0134373Y2 (ja) * | 1982-03-31 | 1989-10-19 | ||
JPH0230606Y2 (ja) * | 1982-02-27 | 1990-08-17 | ||
JP2005067384A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Nissan Motor Co Ltd | フューエルリッドの開閉アシスト構造 |
-
2005
- 2005-12-06 JP JP2005351845A patent/JP2007153155A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0230606Y2 (ja) * | 1982-02-27 | 1990-08-17 | ||
JPH0134373Y2 (ja) * | 1982-03-31 | 1989-10-19 | ||
JP2005067384A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Nissan Motor Co Ltd | フューエルリッドの開閉アシスト構造 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520105A (ja) * | 2007-03-09 | 2010-06-10 | フオルクスワーゲン・アクチエンゲゼルシヤフト | 自動車の車体開口のカバー用の作動装置 |
CN103164893A (zh) * | 2011-12-14 | 2013-06-19 | 株式会社东海理化电机制作所 | 盖锁闭控制装置 |
US20130158744A1 (en) * | 2011-12-14 | 2013-06-20 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Lid lock controller |
US9037313B2 (en) * | 2011-12-14 | 2015-05-19 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Lid lock controller |
DE102014003198A1 (de) * | 2014-03-04 | 2015-09-10 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) | Kraftfahrzeugklappenhalterung |
JP7108906B2 (ja) | 2018-05-18 | 2022-07-29 | 日本発條株式会社 | リッドロック装置 |
JP2019199237A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 日本発條株式会社 | リッドロック装置 |
CN111204289A (zh) * | 2018-11-21 | 2020-05-29 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用行李舱构造 |
JP2020082930A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 本田技研工業株式会社 | 車両用荷室構造 |
CN111204289B (zh) * | 2018-11-21 | 2023-05-23 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用行李舱构造 |
JP2021055533A (ja) * | 2019-10-01 | 2021-04-08 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 電動自動車の充電フラップをロックするロック装置及びそのようなロック装置を含む電動自動車 |
JP7022184B2 (ja) | 2019-10-01 | 2022-02-17 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフト | 電動自動車の充電フラップをロックするロック装置及びそのようなロック装置を含む電動自動車 |
US11591829B2 (en) | 2020-02-27 | 2023-02-28 | Kabushiki Kaisha Honda Lock | Lid opening and closing device for vehicle |
CN113306386A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 本田制锁有限公司 | 车辆的盖开闭装置 |
US20220282531A1 (en) * | 2021-03-05 | 2022-09-08 | Ford Global Technologies, Llc | Fuel/charge port door assembly override systems and methods |
US11821242B2 (en) * | 2021-03-05 | 2023-11-21 | Ford Global Technologies, Llc | Fuel/charge port door assembly override systems and methods |
US20240044184A1 (en) * | 2021-03-05 | 2024-02-08 | Ford Global Technologies, Llc | Fuel/charge port door assembly override systems and methods |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007153155A (ja) | リッド構造 | |
JP4963720B2 (ja) | 車両用ドアラッチ装置におけるアクチュエータ | |
JP2021004476A (ja) | 車両用ドアロック装置のラッチ機構 | |
US8783743B2 (en) | Outside handle assembly of vehicle | |
JP6379438B2 (ja) | 車両用ドアラッチ装置 | |
JP6459060B2 (ja) | 間接活線把持工具 | |
WO2017078121A1 (ja) | ロック装置 | |
US12006742B2 (en) | Door handle device for vehicle | |
JP6711722B2 (ja) | 車両ドアの開閉装置 | |
US9969308B2 (en) | Lock device | |
WO2017056625A1 (ja) | 車両用アウトサイドハンドル装置 | |
US10612280B2 (en) | Inside door handle structure | |
WO2019151457A1 (ja) | インサイドハンドル装置 | |
JP6966168B2 (ja) | 車両のリッド取付け部構造 | |
JP2006177087A (ja) | リッドのロック装置及びこれを用いた車両用のフィラーリッドの開閉装置 | |
JP5926106B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2005188242A (ja) | ロック装置 | |
JP2010174567A (ja) | ドアラッチ装置 | |
JP5420950B2 (ja) | 車両のドアハンドル装置 | |
JP4907616B2 (ja) | 車両用ドアハンドル装置 | |
JP2008189076A (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2006225898A (ja) | バックドアにおけるロック装置 | |
JP6511423B2 (ja) | ラッチ装置及びシート装置 | |
JP2013043624A (ja) | コンソールボックス装置 | |
JP5352398B2 (ja) | コントロールケーブルの端部構造及びラッチ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20101224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |