JP4506878B2 - コイル部品およびコイル部品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、例えば共振トランスやチョークとして使用されるコイル部品および係るコイル部品の製造方法に関する。
主に薄型テレビ用の共振トランスにおいて、ボビンに巻回したリッツ線などの撚り線をピン端子にハンダ付により継線する場合、撚り線の端部をピン端子に絡め、撚り線端部が絡められたピン端子をハンダ槽に沈めてハンダフィレットを形成する方法が採られている。また、特許文献1には、断面円弧状のピン端子が撚り線の先端部の周面と密接するように細線で撚り線とピン端子とを固定し、細線で固定された撚り線とピン端子とをハンダ槽に沈めてハンダ付を行ってピン端子と撚り線とを継線させる構成及びその方法が開示されている。
特開平8−51043号公報
しかしながら、特許文献1で開示された撚り線及びピン端子の継線構成では、撚り線の端面とピン端子の先端とが揃っているために、ピン端子と撚り線との間にハンダフィレットが形成されにくく、また、円弧状のピン端子によって撚り線が隙間無く包囲されるために、ピン端子と撚り線との間隙へのハンダの浸入が阻害される。
本発明は、上記問題点に鑑み、ピン端子と巻線との継線をより確実に行い得るコイル部品およびその方法を提供することを目的とする。
本発明のコイル部品は、樹脂製のボビンと、該ボビンに巻回される巻線と、該ボビンに収納されるコアと、該ボビンに設けられて巻線端部がハンダによって継線されるピン端子とを有するコイル部品であって、該巻線端部は、該ピン端子に沿うように該ボビンから延出し、該ピン端子の外周面は、該巻線端部の外周面の少なくとも一部を受け入れる凹面を排除した平面若しくは凸面形状をなし、該ピン端子の先端は、該ボビンに対して該巻線端部よりも突出して設けられ、該巻線端部と該ピン端子とを細線により束ねて固定する細線巻付部が設けられ、該巻線端部の端面が該細線巻付部よりも該ボビンに対して突出した位置にあり、該巻線端部の端面と該ピン端子の周面であって少なくとも該巻線端部よりも突出している部分との間に、ハンダフィレットが形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、ハンダフィレットが、巻線端部の端面とピン端子の周面であって少なくともボビンに対して巻線端部よりも突出している部分との間に跨って、ピン端子や巻線との接触面積を広くとるように形成されるために、巻線端部がピン端子と確実に電気的に接続される。また、かかるフィレットにより巻線とピン端子との機械的な接続強度が強化される。さらに、巻線端部の端面が細線巻付部よりもボビンに対して突出することにより、細線によって締め付けられていないピン端子と巻線端部との間隙にハンダが浸入し易くなるので、巻線とピン端子とがハンダを介してに確実に電気的に接続される。また、巻線が複数の線材を撚ってなる撚り線からなる場合は、細線によって締め付けられていない撚り線の線材同士の間隙に巻線端部の端面よりハンダが浸入しやすくなるので、巻線とピン端子との電気的接続や物理的結合をより確実にする。
さらに、該ピン端子の外周面は、該巻線端部の外周面の少なくとも一部を受け入れる凹面を排除した平面若しくは凸面形状をなしている。この構成により、ピン端子の外周面と巻線端部の外周面とが密着せずにハンダが浸入するための間隙が形成される。従って、ピン端子と巻線とのハンダ付けを行う際に、上記の間隙により巻線の被膜を効率良く除去できる。
好ましくは、該細線は導電性材料からなる。この構成により、細線もハンダと接合されるので、ピン端子と巻線との電気的接続がより確実に行われる。
好ましくは、該巻線及び該細線は銅線からなる。巻線と細線とは、同じ材料から形成されて熱伝導率が同じであるため、ハンダ付を行う際にハンダ玉の形成が抑制される。
好ましくは、該細線巻付部は、該細線が間隔をおいて複数ターン巻回されて形成される。この構成により、隣り合う細線のターンは互いに離間しており、ターンの間にハンダが浸入できるので、ピン端子と巻線との電気的接続をより確実に行われる。
好ましくは、該巻線端部及び該ピン端子は、長手方向に直交する方向の断面が略円形であり、該ピン端子は、該巻線端部よりも小径である。ピン端子周面の曲率が大きくなるので、ピン端子と巻線端部との間の間隙を大きく提供でき、ハンダ付けを行う際のハンダの熱による巻線の被膜を効率良く除去できる。
好ましくは、該巻線端部の端面は、該長手方向に対して交差する方向に延在している。この構成により、巻線端部の端面とハンダとの接触面積が増大するので、ピン端子とのハンダ付がより確実に行われる。
本発明のコイル部品の製造方法は、樹脂製のボビンと、該ボビンに巻回される巻線と、該ボビンに収納されるコアと、該ボビンから突出するとともに該巻線がハンダによって継線されるピン端子とを有し、該ピン端子の外周面は、前記巻線の端部の外周面の少なくとも一部を受け入れる凹面を排除した平面若しくは凸面形状からなるコイル部品の製造方法であって、該ピン端子の基端部に該巻線を導いて該巻線を該ピン端子に沿うように仮固定する工程と、該巻線の端末部を仮固定する工程と、該ピン端子の該基端部側で該巻線と該ピン端子とを細線により束ねて固定する細線巻付部を形成する工程と、該細線巻付部よりも該巻線の末端部側の位置で該巻線を切断して、該巻線の切断面よりも該ピン端子の端部を該ボビンから突出させる工程と、該巻線の切断面と該ピン端子の周面であって少なくとも該巻線の切断面よりも突出している部分との間にハンダフィレットを形成する工程とを有することを特徴とする。
この方法によれば、ハンダフィレットが、巻線端部の端面とピン端子の周面であって少なくとも巻線端部よりもボビンから突出している部分との間に跨って、ピン端子や巻線との接触面積を広くとるように形成されるために、巻線端部がピン端子と確実に電気的に接続される。また、かかるフィレットにより巻線とピン端子との機械的な接続強度が強化される。さらに、巻線の切断面から細線巻付部までの細線によって締め付けられていない巻線の間隙にハンダが浸入し易くなるので、巻線とピン端子とがハンダによって強固に接続される。
本発明によれば、ハンダフィレットのピン端子と巻線端部との接触面積を広くとることができ、ピン端子と巻線とがより確実に電気的に接続されるとともに、ピン端子と巻線との機械的結合強度を強化できる。
本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1に本実施の形態であるコイル部品1を示す。コイル部品1は、ボビン2と、ボビン2に巻回される巻線3と、強磁性体からなるコア(図示せず)とからなる。ボビン2は、樹脂製であり、中空の胴部2Aと、対をなす鍔部2Bと、一方の鍔部2Bから延在する端子台2Cとからなる。胴部2Aにはコアの一部が嵌挿される。端子台2Cには、胴部2Aとは反対側に巻線3と継線される複数のピン端子4が植設されているとともに、巻線3をピン端子4に案内するガイド溝2Eが形成されている。
図2A、図2Bを参照して、巻線3とピン端子4との継線について説明する。巻線3は、エナメル線などの細い絶縁された線材の複数を撚り合わせ、撚り合わせた線材の周囲を絶縁被膜によって被覆した半径rの撚り線(リッツ線)からなる。
ピン端子4の各々は、導電性金属を半径rの円筒形に成型したものであり、端子台2Cの面2Dに植設されて突出している。ピン端子4は、ボビン2の胴部2Aに巻回された巻線3の本数に応じて巻線3の端部3A(以下、巻線端部3Aと称す)と継線されている。また、ピン端子4の半径rは、巻線3の半径rよりも小径であり、巻線3に比較して周面の曲率が大きくなっている。
巻線端部3Aは、ピン端子4の長手方向Xに沿うように端子台2Cのガイド溝2Eに沿って直線的に案内されて端子台2Cから延出してピン端子4と並置されている。また、巻線端部3Aの端面3Bは、ピン端子4の先端部4Aよりも、端子台2Cの面2Dに近接して位置している。並置されたピン端子4と巻線端部3Aとは、端子台2Cに植設されているピン端子4の基端部4B近傍を細線5により束ねて固定する細線巻付部6により固定されている。例えば、図2Aにおいて、細線巻付部6は、ピン端子4の長手方向Xに沿って巻き付けられた細線5の4ターンからなり、巻線端部3Aの端面3Bに最も近接する細線5のターン5aは、巻線端部3Aの端面3Bよりも長さLだけピン端子4の基部4B側に位置している。すなわち、巻線端部3Aの端面3Bは、細線巻付部6よりも端子台2Cに対して長さLだけ突出している。また、細線5は、隣り合うターンが長手方向Xにおいて互いに離間するように巻き付けられている。なお、細線5は、表面が電気的絶縁被膜によって被覆されていない銅線である。
さらに、ピン端子4と巻線3とを継線するために、巻線端部3Aとピン端子4とに跨っると共に細線巻付部6を覆うようにハンダフィレット7が形成されている。ハンダフィレット7は、巻線端部3Aの端面3Bと、ピン端子4の周面であって少なくとも端面3Bよりも先端4A側に位置する部分4Cとに接触するように形成されている。
本実施の形態のコイル部品1によれば、ハンダフィレット7が、巻線端部3Aの端面3Bと少なくとも巻線端部3Aよりも端子台2Cから突出しているピン端子4の周面4Cとの間に跨って、ピン端子4や巻線3との接触面積を広くとるように形成されるために、巻線3がピン端子4と確実に電気的に接続される。また、かかるフィレット7により巻線3とピン端子4との機械的な接続強度が強化される。
さらに、細線巻付部6が巻線端部3Aの端面3Bより長さLだけ離間しているので、細線5によって締め付けられていない巻線3とピン端子4との間隙にハンダが浸入しやすくなる。また、巻線3そのものについても、細線5によって締め付けられていない端面3Bから細線巻付部6までの部分は、線材同士の間隙が、細線巻付部6に位置する巻線3に比較して広く提供されるので、巻線3の線材同士の間隙に巻線端部の端面よりハンダが浸入しやすくなる。従って、巻線3とピン端子4とがハンダを介して確実に継線される。
また、ピン端子4と巻線端部3Aとは、細線巻付部6によってお互いに並置するように固定されても、ピン端子4の周面4Cと巻線端部3Aの周面とが面状で密着していないので、ハンダの熱により巻線3より剥がれる絶縁被膜を効率良く除去できる。また、巻線端部3Aをピン端子4に絡げずに細線巻付部6によって固定するので、ピン端子6を端子台2Cに対して高密度で植設できる。
さらに、細線5が電気的絶縁被膜のない導電性材料からなるため、細線5もハンダと接合されるので、ピン端子4と巻線3との電気的接続がより確実に行われる。また、細線5は、銅線の表面がむき出しとなるために、ハンダに対して濡れ易いのでハンダとの接触がより良くなる。
さらに、細線5の導電性材料が、巻線3と同じ銅材料から形成されている場合、細線5及び巻線3が共に同一の熱伝導率を有するために、ピン端子4と巻線端部3Aとのハンダ付を行う際にハンダ玉の形成が抑制される。
さらに、細線巻付部6は細線5の複数ターンで構成されているため、隣り合う細線5の互いに離間したターンの間にハンダが浸入でき、ピン端子4と巻線3との電気的接続をより確実に行うことができる。
また、ピン端子4の半径rは、巻線の半径rよりも小径であるために、ピン端子4と巻線端部3Aとの間の間隙を大きく提供できる。従って、ピン端子4と巻線3とのハンダ付けを行う際に、ハンダの熱によって巻線3の被膜を効率良く除去できる。
さらに、ピン端子4の断面形状は、円形に限らず、巻線3の半径rの円弧の一部からなる凹面を排除した平面状若しくは凸面形状をなしていても良い。ピン端子4がこのような断面形状を有することによって、通常、巻線3の断面形状は円形であることから、ピン端子4と巻線3との間の間隙は広く提供され、はんだ付を行う際の巻線の被覆の除去を効率良く行うことができる。
さらに、細線5は、銅に限らず適宜の導電性材料からなる線材でも良い。或いは、細線5は、電気的絶縁性材料からなる線材でも良い。また、細線巻付部6を構成する細線5のターン数は、1ターンでも良い。
また、図3に示すように、巻線端部3Aの端面3Bは、巻線3の長手方向に対して交差する方向、すなわち斜めに形成しても良い。この構成により、端面3Bの面積が増大してハンダとの接触面積が増大するとともに、巻線3の被膜から露出している線材の端面の面積も増大するので、巻線端部3Aをピン端子4に確実に継線できる。
なお、上記実施の形態のコイル部品において、巻線3は、複数のUSTC線を撚り合わせてなる撚り線でも良い。さらに、巻線3は、撚り線に代えて表面が絶縁性材料で被覆された導電性材料からなる単一の線材でも良い。
次に、巻線3とピン端子4との継線方法を図4Aから図7を参照して説明する。最初に、図4Aに示すように、先端部4A’が折曲されているL字型のピン端子素体4’(図4B参照)に、巻線3を端子台2Cのガイド部2Eを利用して導く。そして、巻線3の端末部3Cを先端部4A’に絡げて仮固定して、ピン端子素体4’に沿わせて巻線3を配置し、ピン端子素体4’の基端部4Bに巻線3を治具を使用して仮固定する。
次に、図5に示すように、ピン端子素体4’の基端部4B側で、巻線3とピン端子素体4’とを束ねるようにして細線5によりピン端子素体4’の長手方向Xに沿って複数ターン巻き上げ、ピン端子素体4’に巻線3を固定する細線巻付部6を形成する。そして、図6に示すように、ピン端子素体4’の先端が巻線3の端面よりも突出するように、ピン端子素体4’は先端部4A’を切除してピン端子4に仕上げるとともに、巻線3は、細線巻付部6よりも長さLまでの部分を残して端末部3Cを切除して巻線端面3Bを形成し、巻線端部3Aを形成する。
次に、細線巻付部6によって互いに固定されたピン端子4及び巻線端部3Aをハンダ槽に沈めてハンダ付を行う。このハンダ付により、図7に示すように、ハンダが細線巻付部6を覆うと共にピン端子4と巻線端部3Aとに跨るハンダフィレット7が形成される。このようにして形成されたハンダフィレット7は、ハンダが、巻線端部3Aの端面3Bとピン端子4の周面であって少なくとも巻線3の端面3Bよりも突出している周面4Cとに接触している。このハンダフィレット7によって、ピン端子4と巻線端部3Aとが継線される。
本実施の形態の方法によれば、ハンダフィレット7が、巻線端部3Aの端面3Bとピン端子4の周面4Cであって少なくとも巻線の端部よりもボビンから突出している部分との間に跨って、ピン端子4や巻線3との接触面積を広くとるように形成されるために、巻線端部3Aがピン 端子4と確実に電気的に接続される。また、かかるフィレット7により巻線3とピン端子4との機械的な接続強度が強化される。さらに、巻線3の切断面3Cから細線巻付部6までの細線5によって巻線端部3Aとピン端子4との間隙にハンダが浸入し易くなるので、巻線3とピン端子4とがハンダによって強固に接続される。
なお、上記の実施の形態の方法では、ピン端子素体4’は、先端部がL字型になっていたが、これに限らず、ピン端子素体4’は棒状であってもよい。また、巻線3の端末部3Cは、ピン端子素体4’の先端部4A’に治具を用いて仮固定してもよい。或いは、ピン端子素体4’に巻線3を沿わせるために、巻線3の端末部3Cを治具を利用してピン端子素体4’の先端部近傍に並置させてから、細線5を巻き付けても良い。さらに、細線巻付部6は、細線5の1ターンで構成してもよい。また、巻線端部3Bは、巻線3の長手方向に対して斜めに形成することもできる。
上記実施の形態は、コイル部品1について説明したが、本実施の形態によるピン端子と巻線との継線構造およびその方法は、ピン端子と巻線との継線が必要となる適宜の電子部品に適用できる。
本実施の形態であるコイル部品のうち、巻線が巻回されたボビン及びピン端子を示す斜視図である。 本実施の形態であるコイル部品において、巻線とピン端子との継線を示す斜視図である。 図2Aの線分A−Aにおける断面図である。 本実施の形態であるコイル部品において、巻線とピン端子との他の継線構造を示す正面図である。 本実施の形態であるコイル部品の製造方法のうち、ピン端子素体と巻線との仮固定工程を説明する正面図である。 図4Aの側面図である。 本実施の形態であるコイル部品の製造方法のうち、細線巻付部の形成工程を説明する正面図である。 本実施の形態であるコイル部品の製造方法のうち、ピン端子素体と巻線との切除工程を説明する正面図である。 本実施の形態であるコイル部品の製造方法のうち、ピン端子と巻線端部とのはんだ付工程を説明する正面図である。
符号の説明
1 コイル部品
2 ボビン
3 巻線
3A 巻線端部
4 ピン端子
5 細線
6 細線巻付部
7 ハンダフィレット

Claims (7)

  1. 樹脂製のボビンと、該ボビンに巻回される巻線と、該ボビンに収納されるコアと、該ボビンに設けられて巻線端部がハンダによって継線されるピン端子とを有するコイル部品であって、
    該巻線端部は、該ピン端子に沿うように該ボビンから延出し、
    該ピン端子の外周面は、該巻線端部の外周面の少なくとも一部を受け入れる凹面を排除した平面若しくは凸面形状をなし、
    該ピン端子の先端は、該ボビンに対して該巻線端部よりも突出して設けられ、
    該巻線端部と該ピン端子とを細線により束ねて固定する細線巻付部が設けられ、該巻線端部の端面が該細線巻付部よりも該ボビンに対して突出した位置にあり、
    該巻線端部の端面と該ピン端子の周面であって少なくとも該巻線端部よりも突出している部分との間に、ハンダフィレットが形成されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 該細線は、導電性材料からなることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 該巻線及び該細線は、銅線からなることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  4. 該細線巻付部は、該細線が間隔をおいて複数ターン巻回されて形成されることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  5. 該巻線端部及び該ピン端子は、長手方向に直交する方向の断面が略円形であり、該ピン端子は、該巻線端部よりも小径であることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  6. 該巻線端部の端面は、該長手方向に対して交差する方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  7. 樹脂製のボビンと、該ボビンに巻回される巻線と、該ボビンに収納されるコアと、該ボビンから突出するとともに該巻線がハンダによって継線されるピン端子とを有し、該ピン端子の外周面は、前記巻線の端部の外周面の少なくとも一部を受け入れる凹面を排除した平面若しくは凸面形状からなるコイル部品の製造方法であって、
    該ピン端子の基端部に該巻線を導いて該巻線を該ピン端子に沿うように仮固定する工程と、
    該巻線の末端部を仮固定する工程と、
    該ピン端子の該基端部側で該巻線と該ピン端子とを細線により束ねて固定する細線巻付部を形成する工程と、
    該細線巻付部よりも該巻線の末端部側の位置で該巻線を切断して、該巻線の切断面よりも該ピン端子の端部を該ボビンから突出させる工程と、
    該巻線の切断面と該ピン端子の周面であって少なくとも該巻線の切断面よりも突出している部分との間にハンダフィレットを形成する工程とを
    有することを特徴とするコイル部品の製造方法。
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