JP4502644B2 - メモリ制御装置 - Google Patents

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本発明は、クロック同期式メモリに対してデータの書き込み、読み出しを制御するメモリ制御装置に関する。
図1に、従来技術におけるメモリ制御装置の実施形態を示す。
メモリ制御装置1は基準クロック100を入力として受け取る。基準クロック100は逓倍クロック生成部3に入力され、逓倍クロック生成部3は所定の逓倍率で逓倍された逓倍クロック101を生成する。逓倍クロック101はシステムクロック生成部4に供給されて所定の分周率で分周されてメモリ制御装置1のシステムクロック103となる。なお、この時、前記逓倍回路および分周回路は存在せずとも、所望の周波数のシステムクロックが得られれば何ら問題とならない。システムクロック生成部4は、クロック同期式メモリ2を動作させるためのクロックであるメモリクロック102を生成し、クロック同期式メモリ2へ出力する。また、書き込みデータ・制御信号・アドレス出力回路5は、システムクロック103に同期してクロック同期式メモリ2に書き込みデータ・制御信号・アドレス信号107を出力する。さらにメモリクロック102は、メモリ制御装置1の入力として外部より配線され、クロック同期式メモリ2からの入力データ信号108を受け取るためのデータ取り込み用基準クロック109として用いられる。入力データ信号108は入力データレジスタ6に入力され、データ取り込み用基準クロック109によってラッチされ、読み出しデータ信号110が生成される。
図2に、図1に示したメモリ制御装置1において、データの読み出しにおけるクロック同期式メモリ2からの入力データ信号108を受け取る場合のタイミング図を示す。
データの読み出しの場合、メモリクロック102の立ち上がり(図2におけるA地点)より“tAC”遅れて入力データ信号108が確定し、メモリ制御装置1に入力される。そして、次のメモリクロックの立ち上がりであるB地点から“tOH”の間データが保持される。メモリ制御装置1は、入力されたデータ取り込み用基準クロック109のC地点の立ち上がりで入力データ信号108を入力データレジスタ5においてラッチし、読み出しデータ信号110を生成する。なお、図2中の斜線部分は不定の状態を示している。
ここで、メモリクロック102の1クロック区間の時間を、図2に示すように“tCLK”と表すと、入力データレジスタ6がデータ取り込み用基準クロック109のC地点の立ち上がりで入力データ信号108をラッチする場合、セットアップ時間は“(tCLK−tAC)、ホールド時間は“tOH”となる。
最近のシステム高速化の潮流において、クロック同期式メモリに対しても高速動作が要求され、クロック同期式メモリのクロック周波数は高くなる傾向にある。
ここで、図2においてクロック同期式メモリに対するメモリクロック102の周波数が高くなった場合のタイミング図を図3に示す。
メモリクロック102が高周波数になることは、即ち図3における“tCLK”が小さくなくことを意味する。また、同一メモリを使用した場合、“tAC”の値はそのメモリ固有で変わらないことから、“(tCLK−tAC)”で表される入力データレジスタ6のセットアップ時間は減少し、“(tCLK−tAC)”の値が入力データレジスタ6に必要となるセットアップ時間を満たさない場合は、図3に示すように正しく読み出しデータ信号110を生成することができない。
また、メモリクロックの周波数が高いクロック同期式メモリは一般的に“tAC”の値も小さくなっているが、入力データ信号108のプリント基板上での配線遅延や、メモリ制御装置回路内での配線遅延や素子遅延が無視できなくなり、結果としてセットアップ時間を満たせずに読み出しデータ信号110を正しく生成できない場合が見られるようになってきた。この時、“tAC”の値が小さいクロック同期式メモリ2を使用すればセットアップ時間を広げることは可能であるが、一般に“tAC”の値の小さいクロック同期式メモリ2は高価である。
これらの課題に対して図4に示すようにデータ取り込み用基準クロック109を遅延回路7にて遅延させ、そのデータ取り込み用基準クロック109を遅延させて生成したデータ取り込み用遅延クロック111を入力データレジスタ6へ入力し、読み出しデータ信号110を生成する技術が考案されている。その場合のタイミング図を図5に示す。
図3においてはデータ取り込み用基準クロック109のC地点で入力データ信号108をラッチしていたが、図4に示した形態のメモリ制御装置1においてはデータ取り込み用基準クロック109を遅延回路7によって遅延させたデータ取り込み用遅延クロック111のD地点において、入力データ信号108をラッチする。遅延回路7によってデータ取り込み用基準クロック109が、図5に示す“tDLY”遅延するとするならば、データ取り込み用遅延クロック111のD地点におけるセットアップ時間は“(tCLK−tAC+tDLY)”となり、遅延回路7で付加された遅延時間“tDLY”だけセットアップ時間が増加し、“tDLY”を入力データレジスタ6のセットアップ時間を満たすように決定することで、正しく読み出しデータ信号110を生成することができる。
しかしながら、図4における遅延回路7ではインバータやバッファ等の半導体素子を用いてデータ取り込み用基準クロック109を遅延させるため、チップ製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧等によってその遅延時間が増減してしまう。また、設計時に見積もっていた遅延量よりも実際の遅延量が小さい場合には、“tDLY”が小さくなることから、セットアップ時間の増加量が足りなくなり正しく読み出しデータ信号110が生成できない。また、逆に設計時に見積もっていた遅延量よりの実際の遅延量が大きい場合には、“(tOH−tDLY)”で表されるD地点における入力データレジスタ6のホールド時間が不足してしまい、正しく読み出しデータ信号110が生成できない。
ところで、特許文献1は、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックと、メモリアクセスのための制御信号や書き込みデータをクロック同期式メモリに出力する出力クロックと、読み出しデータを取り込むための入力クロックとを、それぞれのセットアップ時間を満たすように遅延させて別々に生成する技術を掲載している。しかし、クロックの遅延は半導体素子であるバッファ等によって行われており、チップ製造時のばらつきや、周囲温度等による特性の変化ともなって遅延量が変動してしまうという問題がある。
特開2003−58415公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、インバータやバッファ等の半導体素子を用いてデータ取り込み用基準クロックを遅延させるのではなく、データ取り込み用基準クロックよりも高周波数のクロックを用いてデータ取り込み用基準クロックを遅延させることを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するためになされたものである。本発明に係る請求項1に記載のメモリ制御装置は、
クロック同期式メモリに対してデータの書き込み、読み出しを制御するメモリ制御装置である。そのメモリ制御装置において、
基準クロックを逓倍して逓倍クロックを生成する逓倍クロック生成手段と、
前記逓倍クロックを分周して前記メモリ制御装置のシステムクロックを生成するシステムクロック生成手段を有し、
前記システムクロックをクロック同期式メモリへのメモリクロックとして送出し、
前記システムクロックに同期して生成したクロック同期式メモリへのコントロール信号、アドレス信号及び書き込みデータ信号をクロック同期式メモリに送出し、
クロック同期式メモリに送出した前記メモリクロックを前記メモリ制御装置に取り込んでデータ読み出し時のデータ取り込み用クロックの基準クロックとし、
前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチすることにより、前記データ取り込み用基準クロックよりも所定量遅延させたデータ取り込みクロックを生成するデータ取り込みクロック生成手段を有して、
前記生成されたデータ取り込みクロックを用いてクロック同期式メモリよりデータを取りこむことを特徴とする。
本発明に係る請求項2に記載のメモリ制御装置は、
前記逓倍クロック生成手段において、基準クロックから逓倍クロックへの逓倍率と、
前記システムクロック生成手段において逓倍クロックからシステムクロックへの分周率との少なくとも一方が外部からプログラマブルに設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項3に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックで動作するシフトレジスタを有して、
前記シフトレジスタの段数分遅延させたデータ取り込みクロックを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項4に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記シフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能であるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項5に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立下りエッジを用いてラッチすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれか一つに記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項6に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチし、前記選択は外部よりプログラマブルに設定可能であるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項7に記載のメモリ制御装置は、
クロック同期式メモリに対してデータの書き込み、読み出しを制御するメモリ制御装置である。そのメモリ制御装置において、
該メモリ制御装置のシステムクロックをクロック同期式メモリへのメモリクロックとして送出し、
該システムクロックに同期して生成したクロック同期式メモリへのコントロール信号、アドレス信号及び書き込みデータ信号をクロック同期式メモリに送出し、
クロック同期式メモリに送出した前記システムクロックを前記メモリ制御装置に取り込んでデータ読み出し時のデータ取り込み用クロックの基準クロックとし、
前記データ取り込み用基準クロックを用いて逓倍クロックを生成する逓倍クロック生成手段を有し、
該逓倍クロック生成手段により生成した前記逓倍クロックで前記データ取り込み用基準クロックをラッチすることにより、前記データ取り込み用基準クロックよりも所定量遅延させたデータ取り込みクロックを生成するデータ取り込みクロック生成手段を有して、
前記生成されたデータ取り込みクロックを用いてクロック同期式メモリよりデータを取り込むのであり、
更に、
前記逓倍クロック生成手段における、データ取り込み用基準クロックから逓倍クロックへの逓倍率が外部からプログラマブルに設定可能であることを特徴とする。
本発明に係る請求項8に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックで動作するシフトレジスタを有して、
前記シフトレジスタの段数分遅延させたデータ取り込みクロックを生成することを特徴とする請求項7に記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項9に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記シフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能であるようにしたことを特徴とする請求項8に記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項10に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立下りエッジを用いてラッチすることを特徴とする請求項7乃至請求項9のうちのいずれか一つに記載のメモリ制御装置である。
本発明に係る請求項11に記載のメモリ制御装置は、
前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチし、前記選択は外部よりプログラマブルに設定可能であるようにしたことを特徴とする請求項10に記載のメモリ制御装置である。
請求項1に示す発明においては、データ取り込みクロック生成部を有し、前記データ取り込み生成部は前記データ取り込み用基準クロックを生成する元となる逓倍クロックを使って前記データ取り込み用基準クロックを遅延させて、新たなデータ取り込みクロックを生成することを特徴とする。前記逓倍クロックの1クロック区間の時間は製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧等による影響を受けにくい。よって前記逓倍クロックをもとに前記データ取り込み用基準クロックを遅延させることで、製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧等による遅延時間増減の影響を極力抑え、意図した遅延量を安定的に付加することができる。また、遅延の付加は前記データ取り込み基準クロックを前記逓倍クロックでラッチすることで行うので、インバータやバッファなどの固定遅延量を付加する技術に対して、本発明ではシステムクロック周波数を変動させても逓倍率に応じて比例して遅延量を付加できるので、周波数を変動させて使用する場合のメモリ制御装置に適している。また、前記データ取り込み用基準クロックは前記逓倍クロックを分周したクロックであるため、位相調整が容易で、必ず安定的にラッチすることが可能となる。
請求項2に示す発明においては、請求項1における基準クロックから逓倍クロックへの逓倍率と、逓倍クロックからシステムクロックへの分周率の少なくとも一方を外部からプログラマブルに設定可能とすることで、前記データ取り込み用基準クロックの周波数は変動させることなく、前記逓倍クロックの周波数を変動させることができる。その結果、前記データ取り込み生成部が前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させることができ、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックの周波数によって、前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などに対応することができる。
請求項3に示す発明においては、請求項1において、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックで遅延させる際に、前記逓倍クロックで動作するシフトレジスタを用いることによって、シフトレジスタの段数分の遅延量を前記データ取り込み用基準クロックに付加することができ、前記逓倍クロックの1クロック区間の時間よりも大きな遅延量を付加することができる。
請求項4に示す発明においては、請求項3におけるシフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能とすることで、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックの周波数によって、前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などに対応することができる。
請求項5に示す発明においては、請求項1乃至請求項4において前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチして遅延させる際に、前記逓倍クロックの立下りエッジを用いることによって、立ち上がりエッジを用いる場合よりも小さな遅延量付加が実現でき、前記逓倍クロックの1クロック区間の時間よりも小さな遅延量を付加することができる。
請求項6に示す発明においては、請求項1乃至請求項4において、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチして遅延させる際に、前記逓倍クロックの立ち上がりエッジを用いるか立ち下がりエッジを用いるかを外部からプログラマブルに設定可能とすることで、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックの周波数によって、前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などに対応することができる。
請求項7に示す発明においては、前記データ取り込み用基準クロックを逓倍し逓倍クロックを生成する逓倍クロック生成部を有することで、データ取り込み用基準クロックの整数倍の周波数を持った位相の等しいクロックを安定的に生成することができ、結果として前記データ取り込みクロック生成部は必ず安定的に前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチすることが可能となる。
更に、前記データ取り込み用基準クロックから前記逓倍クロックへの逓倍率を外部から設定可能とすることで、前記逓倍クロックの周波数を変動させることができ、その結果、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動することができ、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックの周波数によって、前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延時間を変動させたい場合などに対応することができる。
請求項8に示す発明においては、請求項7における前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックで遅延させる際に、前記逓倍クロックで動作するシフトレジスタを有することによって、シフトレジスタの段数分の遅延量を前記データ取り込み用基準クロックに付加することができ、前記逓倍クロックの1クロック区間の時間よりも大きな遅延量を付加することができる。
請求項9に示す発明においては、請求項8におけるシフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能とすることで、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックの周波数によって、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などに対応することができる。
請求項10に示す発明においては、請求項7乃至請求項9において、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチして遅延させる際に、前記逓倍クロックの立下りエッジを用いることによって、立ち上がりエッジを用いる場合よりも小さな遅延量付加が実現でき、前記逓倍クロックの1クロック区間の時間よりも小さな遅延量を付加することができる。
請求項11に示す発明においては、請求項10において、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチして遅延させる際に、前記逓倍クロックの立ち上がりエッジを用いるか立ち下がりエッジを用いるかを外部からプログラマブルに設定可能とすることで、クロック同期式メモリを動作させるメモリクロックの周波数によって、前記データ取り込みクロック生成部が前記データ取り込み用基準クロックに付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などに対応することができる。
以下において、図面を参照しつつ本発明に係る好適な実施の形態を説明する。
≪第1の実施の形態≫
図6は、本発明の第1の実施の形態に係るメモリ制御装置1のブロック図である。図6において、本メモリ制御装置1は、データ取り込みクロック生成部8を有し、逓倍クロック生成部3によって生成された逓倍クロック101がデータ取り込みクロック生成部8に入力されている。
データ取り込みクロック生成部8のブロック図を、図7に示す。図7に示すデータ取り込みクロック生成部8では、レジスタ200にデータ取り込み用基準クロック109を入力し、レジスタ200のクロックに逓倍クロック101を用いてデータ取り込み用基準クロック109をラッチし、遅延させている。この場合のタイミング図を図8に示す。
図8に示したタイミング図においては一例として、データ取り込み用基準クロック109の周波数の6倍の周波数を持ち、データ取り込み用基準クロック109と位相が等しい逓倍クロック101が、データ取り込みクロック生成部8に入力された場合を示している。図8に示すように、データ取り込み用基準クロック109を逓倍クロック101の立ち上がりにおいてラッチすることで、逓倍クロック101の1クロック区間の時間であるtDLYと、ラッチする際のデータ伝播遅延量であるtREGを合わせた、
tDLY+tREG
だけデータ取り込み用基準クロック109を遅延させたデータ取り込み用遅延クロック111を生成することができる。
図8に示した場合においてデータ取り込み用基準クロック109の1クロック区間の時間を“tCLK”とすると、
tDLY=1/6×tCLK
となる。このようにデータ取り込み用基準クロック109のN倍(整数)の周波数を持った逓倍クロック101をデータ取り込みクロック生成部に入力すると、
tDLY=1/N×tCLK
となり、ラッチのデータ伝播遅延量tREGと合わせて、
1/N×tCLK+tREG
の遅延を付加することができる。ここで、Nが奇数の場合には生成されるデータ取り込み用遅延クロック111はH区間とL区間のデューティ(DUTY)が1:1とはならないが、入力データレジスタ6はデータ取り込み用遅延クロック111の立ち上がりエッジのみを使用するので問題とはならない。また、前記N倍が示すものとは、図6におけるシステムクロック生成部4が逓倍クロック101をシステムクロック103に分周する際の分周率である。
この方法によると、逓倍クロック101はチップ製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧の変動等によってその周波数が変動することはなく、1クロック区間の時間であるtDLYはほぼ一定となる。したがって、データ取り込みクロック生成部8において、データ取り込み用基準クロック109に付加される遅延量“(tDLY+tREG)”の中で、チップ製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧の変動等の影響を受けるのはtREGのみとなる。よって、従来技術に比べてチップ製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧の変動等による影響を極力抑えられた遅延量を、データ取り込み用基準クロック109に付加することができ、安定的に読み出しデータ信号110を生成することができる。
また、従来技術において遅延付加に用いられていたインバータやバッファなどの固定遅延量に対して、データ取り込みクロック生成部8においてデータ取り込み用基準クロック109に付加される遅延量は、
1/N×tCLK+tREG
で表されるため、システムクロック周波数を変動させても分周率Nに応じてシステムクロックの1クロック区間の時間に対応した遅延量を付加できるので、周波数を変動させて使用する場合のメモリ制御装置に適している。
この遅延量“tDLY”の変動が、本発明の実施の形態において従来技術と比べて少なくなることについて、従来技術と比較して数値を用いて説明する。図4と図6において、一例として、基準クロック100の周波数が100MHzであり、逓倍クロック生成部3は5倍の逓倍率で500MHzの逓倍クロック101を生成するものとする。また、システムクロック生成部4は1/5の分周率で500MHzの逓倍クロック101を分周し、100MHzのシステムクロック103およびメモリクロック102を生成するものとする。また、図4の遅延回路7および図6のデータ取り込みクロック生成部8において、チップ製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧の変動等を踏まえ、変動が最大になる場合(以下、MAXケース)を想定して、それぞれのデータ取り込み用基準クロック109に3NSの遅延量を付加する必要があるとする。
この3NSの遅延付加実現のために、図4に示した従来技術では、半導体素子であるバッファやインバータ等を用いて遅延回路7を構成している。その一例として図9にバッファを3つ使用した場合を示す。ここで、図9に示した遅延回路7におけるバッファ300、301、302は、MAXケースにおいて1NSの遅延量を持っており、チップ製造時のばらつきや、動作温度、動作電圧の変動等を踏まえ、遅延量が最小になる場合(以下、MINケース)を想定した場合には0.3NSの遅延量を持っているものとする。これらのバッファを遅延回路7は3つ有していることで、MAXケースでの遅延量は、
1×3=3(NS)
となり、遅延付加必要量である3NSを満たすことができる。この場合MINケースの遅延付加量は、
0.3×3=0.9(NS)
となる。
一方、3NSの遅延付加実現のために、図6に示した本発明の形態では、図7に示すように逓倍クロック101でデータ取り込み用基準クロック109をラッチすることで遅延を付加する。ここで逓倍クロック101の周波数が500MHzであるのでtDLYは2NSとなる。また、図7におけるレジスタ200のデータ伝播遅延tREGが、MAXケースで1NS、MINケースで0.3nsであるとすると、データ取り込み用基準クロック109に付加される遅延量はMAXケースにおいて、
2+1=3(NS)
となり、遅延付加必要量である3NSを満たすことができる。また、逓倍クロック101の1クロック区間の時間はMAXケースにおいてもMINケースにおいても同一であるため、MINケースの遅延量は、
2+0.3=2.3(NS)
となり、従来技術ではMINケースの遅延付加量が0.9(NS)であったことと比べると、遅延量のMAXケースとMINケースとの間の変動量を本発明の実施の形態においてはより小さくすることができる。
また、図8における“(tDLY+tREG)”よりも少ない遅延量をデータ取り込み用基準クロック109に付加する必要がある場合には、ひとつは逓倍クロック101の周波数をさらに高くすることが考えられる。つまり、図6における逓倍クロック生成部3の逓倍率を大きくすればよい。しかし、高周波数クロックを安定的に生成するには困難を要することが多い。そこで、逓倍クロック101の周波数はそのままで、データ取り込みクロック生成部8において逓倍クロック101の立下りエッジでデータ取り込み用基準クロック109をラッチすることで、逓倍クロック101の立ち上がりエッジを用いた場合よりもさらに少ない遅延量を付加することができる。
データ取り込みクロック生成部8において逓倍クロック101の立下りエッジでデータ取り込み用基準クロック109をラッチした場合のタイミング図を図10に示す。図10では、図8と同様に、逓倍クロック101としてデータ取り込み用基準クロック109の6倍の周波数を持ち、位相が等しいクロックが入力された例を示している。データ取り込み用基準クロック109を逓倍クロック101の立下りエッジでラッチすることで、データ取り込み用遅延クロック111に付加される遅延量は、
1/2×tDLY+tREG
となる。即ち、逓倍クロック101の立ち上がりを用いた場合よりもさらに少ない遅延量を付加することができる。
さらに、図8における“(tDLY+tREG)”よりも大きい遅延量をデータ取り込み用基準クロック109に付加させる必要がある場合には、図11に示すように逓倍クロック101で動作するシフトレジスタを形成すればよい。図11には、レジスタを3つ用いたシフトレジスタで遅延回路を形成した場合を示している。図11の場合、逓倍クロック101の周波数がデータ取り込み用基準クロック109の周波数のN(整数)倍であるとすると、データ取り込みクロック生成部8によってデータ取り込み用基準クロックに付加される遅延量は“(3×tDLY+tREG)”となる。ここでシフトレジスタを形成するレジスタの数をMとすると遅延量は、
M×tDLY+tREG
となり、図8における、
tDLY+tREG
よりも遅延量を増加させることができる。
一方、データ取り込みクロック生成部8が付加する遅延量を変動させたい場合がある。そのような場合として、メモリクロック102の周波数が変動する場合において遅延量を変動させたい場合や、クロック同期式メモリ2の固有の値であるtACがメーカーによって違うため遅延量を変動させたい場合、もしくは当該チップのボード上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などがあげられる。
そういった場合においては、図6における逓倍クロック生成部3が基準クロック100を逓倍し逓倍クロック101を生成する際の逓倍率と、システムクロック生成部4が逓倍クロック101を分周しシステムクロック103およびメモリクロック102を生成する際の分周率との、少なくとも一方を外部からプログラマブルに設定可能であるようにしてもよい。逓倍クロック生成部3における逓倍率とシステムクロック生成部4における分周率との少なくとも一方を外部からプログラマブルに設定可能であるようにすることで、データ取り込み用基準クロック109の周波数を変動させることなく、逓倍クロック101の周波数を変動させることができる。その結果、データ取り込みクロック生成部8が、データ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を変動させることができ、クロック同期式メモリ2を動作させるメモリクロックの周波数によって、データ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を変動させたい場合や、当該チップのプリント基板上での実装条件によって遅延量を変動させたい場合などに対応することができる。
また、データ取り込みクロック生成部8においてシフトレジスタを形成した場合に、データ取り込みクロック生成部8がシフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能であるようにしてもよい。図12にデータ取り込みクロック生成部8がシフトレジスタを形成し、そのシフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックが選択される選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能である形態の例として、シフトレジスタを3段用いた場合を示す。
データ取り込みクロック生成部8にはデータ取り込み用基準クロック109、逓倍クロック101及び遅延選択信号115が入力される。データ取り込み用基準クロック109は、レジスタ201に入力され逓倍クロック101でラッチされる。レジスタ201は、1段遅延クロック112を次段のレジスタ202及びセレクタ204へ出力する。以下同様にレジスタ202は2段遅延クロック113を、レジスタ203は3段遅延クロック114を生成し、それぞれセレクタ204へ出力する。そしてセレクタ204は遅延選択信号115をもとに、データ取り込み用基準クロック109、1段遅延クロック112、2段遅延クロック113または3段遅延クロック114の中からデータ取り込み用遅延クロック111として出力するものを選択し、出力する。この形態によると、外部からの信号である遅延選択信号115によって、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を外部からプログラマブルに変動させることが可能となる。
図13に、図12の形態において2段遅延クロック113がデータ取り込み用遅延クロック111として選択された場合のタイミング図を示す。データ取り込み用基準クロック109と比較して1段遅延クロック112は、
tDLY+tREG
の遅延量を持つ。ここでtDLYは逓倍クロック101の1クロック区間の時間を表し、tREGは図12におけるレジスタ201のデータ伝播遅延を表す。同様に2段遅延クロック113は、
2×tDLY+tREG
の遅延量を持ち、3段遅延クロックは、
3×tDLY+tREG
の遅延量を持っている。セレクタ204は、データ取り込み用遅延クロック111として2段遅延クロック113を選択している。この場合、データ取り込み用基準クロック109と比較してデータ取り込み用遅延クロック111は、
2×tDLY+tREG+tSEL
の遅延量を持っている。ここで、tSELはセレクタ204のデータ伝播遅延を表す。このようにすることで、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を外部からプログラマブルに変動させることが可能となる。
さらに、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を外部からプログラマブルに変動させる方法として、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109を逓倍クロック101でラッチする場合に、逓倍クロック101の立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチし、この選択を外部よりプログラマブルに設定可能とする、というものが想定できる。
図14に逓倍クロック101の立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチし、この選択を外部よりプログラマブルに設定可能であるようにした形態の例を示す。データ取り込みクロック生成部8には、データ取り込み用基準クロック109、逓倍クロック101及び逓倍クロック選択信号118が入力される。さらに逓倍クロック101がセレクタ206及びインバータ207に入力され、インバータ207により逓倍クロック101の反転信号である反転逓倍クロック116が生成されセレクタ206へと出力される。セレクタ206は、逓倍クロック選択信号118をもとにして逓倍クロック101と反転逓倍クロック116とから、選択逓倍クロック117として出力するものを選択し、レジスタ205に出力する。そしてレジスタ205は、選択逓倍クロック117でデータ取り込み用基準クロック109をラッチし、データ取り込み用遅延クロック111を生成し出力する。
この形態によって、データ取り込みクロック生成部8は、データ取り込み用基準クロック109を逓倍クロックでラッチする場合に、逓倍クロック101の立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチできる。更にこの選択は、外部よりプログラマブルに設定可能とされるものである。その結果、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を外部からプログラマブルに変動させることが可能となる。
≪第2の実施の形態≫
図6の実施の形態1においては、逓倍クロック101をデータ取り込みクロック生成部8へ入力し、データ取り込みクロック生成部8においてデータ取り込み用基準クロック109を遅延させるためのクロックとして逓倍クロック101を用いる形態を示す。ところで、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109を遅延させるクロックとして、データ取り込み用基準クロック109を逓倍したものを使用してもよい。この場合の実施の形態(第2の実施の形態)を図15に示す。
図15に示す第2の実施の形態においては、メモリ制御装置1は逓倍データ取り込みクロック生成部9を有し、逓倍データ取り込みクロック生成部9は、データ取り込みクロック用基準クロック109を逓倍して、逓倍データ取り込みクロック119を生成しデータ取り込みクロック生成部8へ出力する。そして、データ取り込みクロック生成部8は、データ取り込み用基準クロック109を逓倍データ取り込みクロック119でラッチすることで遅延量をデータ取り込み用基準クロック109に付加し、データ取り込み用遅延クロック111を生成する。この形態では、逓倍データ取り込みクロック生成部9においてデータ取り込み用基準クロック109を逓倍することで、データ取り込み用基準クロック109と位相が同じでデータ取り込み用基準クロック109の整数倍の周波数を持ったクロックを図6に示した実施の形態よりもさらに安定的に生成することができ、安定的にデータ取り込みクロック生成部8においてデータ取り込み用基準クロック109をラッチすることが可能となる。
また、図15に示した形態においても、逓倍データ取り込みクロック生成部9におけるデータ取り込み用基準クロック109から逓倍データ取り込みクロック119への逓倍率を外部からプログラマブルに設定可能であるようにして、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を変動できるようにしてもよい。
また、図15に示した形態においても、データ取り込みクロック生成部8が逓倍データ取り込みクロック119で動作するシフトレジスタを有し、シフトレジスタの段数分遅延させたデータ取り込み用遅延クロックを生成できるようにしてもよい。そして、データ取り込みクロック生成部8がシフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックが選択される選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能であるようにして、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を変動できるようにしてもよい。
さらに、図15に示した形態においても、データ取り込みクロック生成部8が逓倍データ取り込みクロック119の立下りエッジでデータ取り込み用基準クロック109をラッチするようにしてもよい。そして、データ取り込みクロック生成部8は逓倍データ取り込みクロック119の立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してデータ取り込み用基準クロック109をラッチし、その選択は外部からプログラマブルに設定可能であるようにして、データ取り込みクロック生成部8がデータ取り込み用基準クロック109に付加する遅延量を変動できるようにしてもよい。
従来技術におけるメモリ制御装置のブロック図である。 図1に示すメモリ制御装置において、データの読み出しにおけるクロック同期式メモリからの入力データ信号を受け取る場合のタイミング図である。 図2においてクロック同期式メモリに対するメモリクロックの周波数が高くなった場合のタイミング図である。 従来技術における別の形態のメモリ制御装置のブロック図である。 図4に示すメモリ制御装置において、データの読み出しにおけるクロック同期式メモリからの入力データ信号を受け取る場合のタイミング図である。 本発明の第1の実施の形態に係るメモリ制御装置のブロック図である。 図6のデータ取り込みクロック生成部のブロック図である。 図7のデータ取り込みクロック生成部に係るタイミング図の例である。 遅延回路の構成の従来例である。 データ取り込みクロック生成部において逓倍クロックの立下りエッジでデータ取り込み用基準クロックをラッチした場合のタイミング図である。 データ取り込みクロック生成部の構成例のひとつである。 データ取り込みクロック生成部の別の構成例である。 図12の構成例のデータ取り込みクロック生成部において、2段遅延クロックがデータ取り込み用遅延クロックとして選択された場合のタイミング図を示す。 データ取り込みクロック生成部の更に別の構成例である。 本発明の第2の実施の形態に係るメモリ制御装置のブロック図である。
符号の説明
1・・・メモリ制御装置、2・・・クロック同期式メモリ、3・・・逓倍クロック生成部、4・・・システムクロック生成部、5・・・書き込みデータ制御信号アドレス出力回路、6・・・入力データレジスタ、7・・・遅延回路、8・・・データ取り込みクロック生成部、9・・・逓倍データ取り込みクロック生成部。

Claims (12)

  1. クロック同期式メモリに対してデータの書き込み、読み出しを制御するメモリ制御装置において、
    基準クロックを逓倍して逓倍クロックを生成する逓倍クロック生成手段と、
    前記逓倍クロックを分周して前記メモリ制御装置のシステムクロックを生成するシステムクロック生成手段を有し、
    前記システムクロックをクロック同期式メモリへのメモリクロックとして送出し、
    前記システムクロックに同期して生成したクロック同期式メモリへのコントロール信号、アドレス信号及び書き込みデータ信号をクロック同期式メモリに送出し、
    クロック同期式メモリに送出した前記メモリクロックを前記メモリ制御装置に取り込んでデータ読み出し時のデータ取り込み用クロックの基準クロックとし、
    前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチすることにより、前記データ取り込み用基準クロックよりも所定量遅延させたデータ取り込みクロックを生成するデータ取り込みクロック生成手段を有して、
    前記生成されたデータ取り込みクロックを用いてクロック同期式メモリよりデータを取り込むことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 前記逓倍クロック生成手段において、基準クロックから逓倍クロックへの逓倍率と、
    前記システムクロック生成手段において逓倍クロックからシステムクロックへの分周率との少なくとも一方が外部からプログラマブルに設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
  3. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックで動作するシフトレジスタを有して、
    前記シフトレジスタの段数分遅延させたデータ取り込みクロックを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメモリ制御装置。
  4. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記シフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能であるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のメモリ制御装置。
  5. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立下りエッジを用いてラッチすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれか一つに記載のメモリ制御装置。
  6. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチし、前記選択は外部よりプログラマブルに設定可能であるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のメモリ制御装置。
  7. クロック同期式メモリに対してデータの書き込み、読み出しを制御するメモリ制御装置であって
    該メモリ制御装置のシステムクロックをクロック同期式メモリへのメモリクロックとして送出し、
    該システムクロックに同期して生成したクロック同期式メモリへのコントロール信号、アドレス信号及び書き込みデータ信号をクロック同期式メモリに送出し、
    クロック同期式メモリに送出した前記システムクロックを前記メモリ制御装置に取り込んでデータ読み出し時のデータ取り込み用クロックの基準クロックとし、
    前記データ取り込み用基準クロックを用いて逓倍クロックを生成する逓倍クロック生成手段を有し、
    該逓倍クロック生成手段により生成した前記逓倍クロックで前記データ取り込み用基準クロックをラッチすることにより、前記データ取り込み用基準クロックよりも所定量遅延させたデータ取り込みクロックを生成するデータ取り込みクロック生成手段を有して、
    前記生成されたデータ取り込みクロックを用いてクロック同期式メモリよりデータを取り込む、メモリ制御装置において、
    前記逓倍クロック生成手段における、データ取り込み用基準クロックから逓倍クロックへの逓倍率が外部からプログラマブルに設定可能であることを特徴とするメモリ制御装置。
  8. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックで動作するシフトレジスタを有して、
    前記シフトレジスタの段数分遅延させたデータ取り込みクロックを生成することを特徴とする請求項7に記載のメモリ制御装置。
  9. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記シフトレジスタにより各段数分遅延させたクロックからひとつのクロックを選択する選択手段を有して、外部よりプログラマブルに選択可能であるようにしたことを特徴とする請求項8に記載のメモリ制御装置。
  10. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立下りエッジを用いてラッチすることを特徴とする請求項7乃至請求項9のうちのいずれか一つに記載のメモリ制御装置。
  11. 前記データ取り込みクロック生成手段は、前記逓倍クロックの立ち上がりまたは立下りエッジのどちらか一方を選択してラッチし、前記選択は外部よりプログラマブルに設定可能であるようにしたことを特徴とする請求項10に記載のメモリ制御装置。
  12. クロック同期式メモリに対してデータの書き込み、読み出しを制御するメモリ制御方法において、
    基準クロックを逓倍して逓倍クロックを生成する逓倍クロック生成工程と、
    前記逓倍クロックを分周してシステムクロックを生成するシステムクロック生成工程を有し、
    前記システムクロックをクロック同期式メモリへのメモリクロックとして送出し、
    前記システムクロックに同期して生成したクロック同期式メモリへのコントロール信号、アドレス信号及び書き込みデータ信号をクロック同期式メモリに送出し、
    クロック同期式メモリに送出した前記メモリクロックを取り込んでデータ読み出し時のデータ取り込み用クロックの基準クロックとし、
    前記データ取り込み用基準クロックを前記逓倍クロックでラッチすることにより、前記データ取り込み用基準クロックよりも所定量遅延させたデータ取り込みクロックを生成するデータ取り込みクロック生成工程を有して、
    前記生成されたデータ取り込みクロックを用いてクロック同期式メモリよりデータを取り込むことを特徴とするメモリ制御方法。
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