JP4496975B2 - 冷却ファン制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却水を冷却するラジエータに送風する冷却ファンの回転駆動を制御する冷却ファン制御装置に関する。
従来、この種の技術としては、例えば以下に示す文献に記載されたものが知られている(特許文献1〜6参照)。車両の停車時のファン騒音を考慮した冷却ファンの回転駆動制御の技術としては、文献1〜4に記載されたもの知られており、文献1に記載された技術では、空調装置(A/C:エアーコンディショナー)の運転状態に着目して冷却ファンの回転目標値を設定しており、車両停止時かつエンジンアイドル時に、空調装置の要求吹出口温度に応じてファン回転数に上限ガードがかかり、これによって車両停止時かつエンジンアイドル時は冷房よりも騒音を優先させて、ファン回転数を低下させ、ファン騒音を抑えている。
また、文献2に記載された技術では、内燃機関の冷却水の温度、室内空調のための室内送風用ブロアモータの回転数、内燃機関の吸入空気量、ならびに車速に基づいて冷却ファンの回転数を決定し、内燃機関の過冷却とファン騒音の低減とを両立させている。
文献3に記載された技術では、車載バッテリの温度、車速、ならびに内燃機関の回転速度等から求められる暗騒音予測モデルとに基づいて、車載バッテリを冷却する冷却ファンの回転速度を制御している。
文献4に記載された技術では、少なくともオーディオ音量または車速またはエンジン回転数のいずれか1つに基づいて車室内騒音レベルを算出し、車室内騒音レベルと車載用電子装置内の装置内温度とに基づいて、冷却ファンの目標回転数を算出して駆動制御している。
文献5に記載された技術では、内燃機関の冷却水の温度、外気温、ならびに車速とに基づいて、ラジエータに冷却風を送風する冷却ファンの回転数を演算し、冷却水を調温している。
文献6に記載された技術では、燃料電池車両のアイドル時に、水素タンクに貯蔵された水素を燃料電池に供給する水素ポンプ、燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサ、燃料電池に冷却水を循環させる冷却水ポンプ、燃料電池を収納するボックスを換気する換気ファン等の回転機器の発生騒音周波数を相互に30ヘルツ以上離れるように設定し、うねり音を抑止して、耳障り感を抑制するようにしている。
一方、文献7には、燃料電池を過温度から保護するための技術が記載されており、この技術では、冷却媒体の温度を常に適正水準に保つ冷却塔の熱放散能力が低下した場合には、冷却塔の放散熱量に見合うように燃料電池の発電出力を制限し、燃料電池の温度を適正範囲に維持している。
特開平10−196364号公報 特許第2531196号 特開2004−48981 特開2003−148144 特開昭61−046416号公報 特開2004−178847 特開平05−074477号公報
以上説明したように、従来では、冷却ファンの駆動制御に関して種々の技術が提案されており、従来車において高い冷却性能が要求される場合、例えば高出力エンジン搭載車や燃料電池車において、回転数を可変できる冷却ファンを設け、高出力時にはオーバーヒートしないようにファン回転数を高くして冷却水温を制御する一方、低出力時にはファン回転数を低くして騒音の低減を図っている。
ここで、走行後の停車時には、エンジン出力は低いものの、ラジエータに供給される冷却風量が急激に減少するので、冷却水の水温が一時的に目標値よりも上昇してしまう。これにより、冷却水の温度上昇を抑えるために冷却ファンの回転数が上昇し、これが騒音の原因となっていた。
このような騒音を低減するために、従来ではエンジン回転数、オーディオ音量、車室内ブロアファンなどを考慮し、冷却ファンの回転数の上限値を設定している。しかし、冷却ファン以外の騒音が低いときには冷却ファンの回転上限値も低くなるため、走行後の停車時等における冷却水の水温を規定値内に収めることが困難となっていた。
一方、燃料電池車においては、種々の回転機器の騒音に起因するうねり音を抑制する技術を採用する代価として、燃料電池の冷却水の温度が上昇して燃料電池の電解質の乾燥が進み、発電性能に悪影響を及ぼすといった不具合を招いていた。
また、燃料電池を過温度から保護するために、発電出力を制限する手法では、燃料電池の冷却水の温度が上昇し、発電出力の制限がかかり、動力性能も悪化するといった不具合を招くことになる。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷却水の温度を規定値以内に制御し、かつ冷却ファンの騒音を低減する冷却ファン制御装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、冷却ファンの騒音低減と燃料電池の運転状態と動力性能のバランスを保つことができる冷却ファン制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の課題を解決する手段は、車両の被冷却ユニットとラジエータとの間を循環して前記被冷却ユニットで発生した熱を除去する冷却水を冷却するラジエータに送風する冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御装置において、冷却水の水温が設定された目標水温を満足させるように前記冷却ファンの回転数を決定し、決定した回転数に基づいて前記冷却ファンの駆動を制御する駆動制御手段と、前記車両が走行状態にあるか否かを判別する走行状態判別手段と、前記走行状態判別手段で前記車両が走行状態にあると判別された場合には、前記車両の停車時に冷却水の水温が一時的に上昇するか否かを推定し、水温が一時的に上昇すると推定された場合には、前記車両の停車前にそれまで設定されていた冷却水の目標水温を変更する目標水温設定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、車両の停車時に冷却水の水温が一時的に上昇するものと推定される場合には、走行時に予め水温を低下させておくことで、冷却水の水温を規定値以内に収め、かつ冷却ファンの回転数の上昇を抑制することができるので、冷却ファンの騒音を低減することができる。
また、燃料電池の運転状態に応じて冷却水の目標水温を変更することで、冷却ファンの騒音の低減、燃料電池の運転状態ならびに車両の動力性能のバランスを保つことができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1に係る冷却ファン制御装置を含む冷却系の構成を示す図である。図1において、実施例1では、内燃機関車両のエンジンまたは燃料電池車両の燃料電池等の被冷却ユニット3を循環する冷却水を冷却するラジエータ(RAD)2、ラジエータ2に冷却風を送風する冷却ファン1、冷却ファン1の駆動を制御するコントローラ4を備えて構成されている。
コントローラ4は、水温センサ5で計測された被冷却ユニットとラジエータとの間を循環する冷却水温度の検出信号、車両が走行状態にあるか否かを判別する手段として機能する車速センサ6で計測された車速の検出信号、ならびに外気温センサ7で計測された外気温の検出信号を読み込み、冷却水の温度、車速ならびに外気温に基づいて、冷却水の目標水温を設定し、設定した目標水温に基づいて冷却ファン1の駆動を制御する。なお、車両が走行状態にあるか否かを判別する手段は、車両の動力源の出力を検出する手段であってもよく、例えば燃料電池車両の場合には、燃料電池の発電出力を検出する手段であってもよい。
コントローラ4は、図2又は後述する図5、図9に示す手順を実行する機能を有し、この機能は、情報処理に必要な資源を備えたマイクロコンピュータ等により実現される。コントローラ4は、図2に示すフローチャートの手順にしたがって冷却ファン1の駆動を制御する。
図2において、先ず冷却水における通常の目標水温(初期値)を設定し、また水温センサ5、車速センサ6ならびに外気温センサ7で検出された検出信号を読み込む(ステップS201)。その後、車両が走行状態にある場合には、外気温と予め設定された所定の基準値とを比較し(ステップS202)、外気温が基準値よりも高い場合には、予め設定された図3に示すような車速と目標水温との関係に基づいて、車速が高くなるほど冷却水の目標水温が停車時の値よりも低くなるように目標水温の設定値を変更する(ステップS203)。続いて、冷却水の温度が設定した目標水温となるように、実験や机上検討により予め設定された、現在の水温、目標水温ならびに冷却ファン1の回転数との関係に基づいて、冷却ファン1の回転数を設定し、設定した回転数となるように冷却ファン1の駆動を制御する(ステップS204)。
一方、先のステップS202の比較結果において、外気温が基準値よりも低い場合には、先のステップS204に進み、冷却ファン1の回転数を決定し、冷却ファン1を駆動制御する。
このように、上記実施例1では、外気温が高く、停車時に一時的に冷却水の水温が上昇すると推定される場合には、走行中の車速に応じて冷却水の水温を予め低下させておく。これにより、停車時に水温が上昇してもその絶対値は予め設定された規定値内に収められて低く抑えられるため、冷却ファン1の回転数を低く抑えることが可能となり、冷却ファン1の騒音を抑制し、静粛性を向上させることができる。
また、冷却水の目標水温を変更させるのは、外気温が高いときに限定でき、さらに車速が低く被冷却ユニット3の発熱量が小さい場合には、走行時の冷却ファン1の回転数を低く抑えられるため、走行中の冷却ファン1の回転数の上昇による動力消費増加の頻度を低く抑えることができる。
停車時の水温の上昇量は、走行時と停車時との冷却風の変化量に応じて大きくなるため、車速に応じて目標水温を変動させることにより、低車速時に水温を低下させるための動力を小さく抑えることができる。また、停車時の水温上昇量は、走行時における動力源の出力が高い場合にも大きくなるため、動力源の出力を検出し、検出した出力に応じて目標水温を変動させることにより上記と同様の効果が得られる。
外気温が低い場合には、ラジエータの放熱能力が高くなり、停車後に冷却風が減少しても水温の上昇量が小さくなるため、外気温に応じて目標水温を変動させる必要があるか否かを判断し、外気温が予め設定された所定値よりも低い場合には、水温を低下させるための動力が不要となるので、省動力化を図ることができる。
図4は本発明の実施例2に係る冷却ファン制御装置を含む冷却系の構成を示す図である。図4において、この実施例2の特徴とするところは、先の実施例1に比べて、A/C室外熱交換器41、A/Cシステム部品42、ならびにA/Cコントローラ43をさらに備え、A/C(エアーコンディショナー)の作動状態(負荷)を考慮して冷却ファン1の駆動を制御するようにしたことにあり、他は実施例1と同様である。
A/C室外熱交換器41は、A/Cの冷媒と外気とを熱交換し、通常車両のラジエータ2の前部に配置される。このため、ラジエータ2を通る冷却水の温度は、A/C室外熱交換器41を通過した空気の温度に左右される。
A/Cシステム部品42、冷媒コンプレッサ、冷媒蒸発器、空気導入口切替装置、ならびに空気送風機などで構成され、これら構成部材の作動状態は、A/Cの運転を制御するA/Cコントローラ43を介してコントローラ4へ送られる。
図5は図4に示す構成における冷却ファン1の駆動制御の手順を示すフローチャートである。図5において、先ず図2に示す先のステップS201と同様のステップS501ならびにステップS202と同様のステップS502を実行し、ステップS502の比較結果において、外気温が基準値よりも低い場合には図2に示す先のステップS204と同様の処理を実行して冷却ファン1を駆動制御する(ステップS506)。
一方、ステップS502の比較結果において、外気温が基準値よりも高い場合には、A/Cの作動状態を判断する。ここでは、A/C空気導入口が車外側もしくは車室内側かを判別する(ステップS503)。
一般にA/C空気導入口が車外側の場合は、外気を取り込み適温に制御した後車室内に吹出すため、車室内側の空気を取り込むときよりもA/Cの負荷が高く、A/C室外熱交換器41での放熱量も増える。このため、ラジエータ2の前面の空気温度が上昇して冷却水の水温上昇の原因となる。
したがって、空気導入口が車外側で、車外から空気をA/Cに取り込んでいる場合には、予め設定された図6に示すような車速と目標水温との関係に基づいて、車速が高くなるほど冷却水の目標水温が停車時の値よりも低くなるように目標水温の設定値を変更する(ステップS504)。ここで、図6に示す車速と目標水温との関係は、A/C空気導入口が車室内の場合の関係に比べて、車速の増加に対して目標水温の低下率が大きくなるように設定されている。したがって、車速が同じで車外からA/Cへ空気を導入している場合は、車室内の空気をA/Cに導入する場合に比べて目標水温を低めに設定する。
一方、先のステップS503の判別結果において、空気導入口が車室内側の場合には、予め設定された図7に示すような車速と目標水温との関係に基づいて、車速が高くなるほど冷却水の目標水温が停車時の値よりも低くなるように目標水温の設定値を変更する(ステップS505)。ここで、図7に示す車速と目標水温との関係は、A/C空気導入口が車外の場合の関係に比べて、車速の増加に対して目標水温の低下率が小さくなるように設定されている。したがって、車速が同じで車室内からA/Cへ空気を導入している場合には、車外の空気をA/Cに導入する場合に比べて目標水温を高めに設定する。
このようにして目標水温を再設定した後は、図2のステップS204と同様の処理を行って、冷却ファン1を駆動制御する(ステップS506)。
このように、上記実施例2では、A/Cの作動状態を判別し、車外からA/Cに空気を導入している場合は、停車時に冷却水の水温の上昇が予測されるので、目標水温を低めに再設定することで、停車時に水温の上昇が抑えられる。これにより、冷却ファン1の回転数も低く抑えられ、停車時の冷却ファン1の騒音を低減することができる。
一方、車室内からA/Cに空気を導入している場合には、車外から空気を導入する場合に比べて目標水温を高めに再設定することで、走行時の冷却ファン1の回転数を低く抑えられ、冷却ファン1の回転数の上昇による動力消費増加の頻度を低く抑えることができる。
また、A/Cの作動状態に応じて目標水温を決めることにより、A/Cの負荷が低いときの水温低下のために要する動力を小さくすることができる。例えば、A/Cが作動しておらず、空気導入口が車室内で、A/Cから車室内への空気の吹出し温度が目標値に達している場合は、A/Cが作動し、空気導入口が車室外で、吹出し温度が目標値に達していない場合に比べて、A/Cの作動負荷は低いため、停車時の水温上昇代は小さくなる。したがって、A/Cの作動状態に応じて走行時の目標水温を変化させることで、停車時の騒音ならびに動力消費の面で冷却ファン1を最適に駆動制御することが可能となる。
なお、A/Cの作動状態の判断には、A/Cの空気導入口を判別しているが、この他にA/Cが作動しているか否か、またはA/C吹出し風温が目標温度に達しているか否かを判別するようにしてもよい。例えば、A/Cが作動しているときには作動していないときよりもA/C室外熱交換器41の放熱量が大きく停車したときの水温上昇が高くなるため、先のステップS504の処理を実行することで同様の効果が得られる。また、A/C吹出し風温が目標温度に達していない場合にも、目標温度に達している場合に比べて、A/Cの作動負荷が高く、A/C室外熱交換器41の放熱量が大きくなるため、先のステップS504の処理を実行することで同様の効果が得られる。
図8は本発明の実施例3に係る冷却ファン制御装置を含む冷却系の構成を示す図である。図8において、この実施例3の特徴とするところは、先の実施例2に比べて、車両のナビゲーションシステム81、ならびにETC(Electronic Toll Collection)システム82をさらに備え、車両が高速道路を走行しているか否か、ならびに高速道路を走行している場合には通行料金の支払いをETCシステムを使用しているか否かを考慮して、冷却ファン1の駆動を制御するようにしたことにあり、他は実施例2と同様である。
ナビゲーションシステム81では、車両が高速道路を走行しているか否か、車両の進行方向に渋滞が発生しているか否か、進行方向に料金所があるか否か、車両が高速道路上のサービスエリアまたはインターチェンジの導入路を走行しているか否かを判別し、料金所または渋滞が進行方向にある場合はそこまでの予想到着時刻を推定し、得られたこれらの情報をコントローラ4に与える。
ETCシステム82は、車両が高速道路を走行している場合に、ETCシステムを利用して走行しているか否かを判別し、判別結果をコントローラ4に与える。
図9は図8に示す構成におけるコントローラ4による冷却ファン1の駆動制御の手順を示すフローチャートである。図9において、先ず先の図2に示すステップS201と同様のステップS901ならびにステップS202と同様のステップS902を実行し、ステップS902の比較結果において、外気温が基準値よりも低い場合には図2に示す先のステップS204と同様の処理を実行して冷却ファン1を駆動制御する(ステップS907)。
一方、ステップS902の比較結果において、外気温が基準値よりも高い場合には、ナビゲーションシステム81で得られた情報により車両が高速道路を走行しているか否かを判別する(ステップS903)。判別の結果、高速道路を走行していない場合には、先の図5に示すステップS503と同様のステップS904を実行した後、図5に示すステップS504と同様なステップS905もしくはステップS505と同様なステップS906を実行し、その後ステップS907を実行する。
一方、ステップS903の判別結果において、高速道路上を走行中と判別した場合は、以下のステップS908〜S912に示す手順で、次回の停車を予測して停車前に予め冷却水の水温を低下させておくことで、先の実施例2に比べて水温を低下させる必要性をより精度よく判定することが可能となる。
まず、高速道路を走行していると判別されると、引き続いてサービスエリアまたはインターチェンジの導入路を走行しているか否か判別し(ステップS908)、判別の結果、サービスエリアまたはインターチェンジの導入路を走行している場合には、その後容易に停車することが予測できるため、目標水温を低下させるべくステップS904の処理を実行する。
一方、サービスエリアまたはインターチェンジの導入路を走行していない場合には、続いて進路上に料金所があるか否かを判別する(ステップS909)。判別の結果、料金所がある場合は、そこで停車するものと考えられるが、ETCシステムを利用して走行している場合は料金所で停車しないことが考えられるため、次にETCシステムを利用して走行しているか否かを判別する(ステップS910)。判別の結果、ETCシステムを利用して走行していない場合は、次の料金所で停車することになるため、ナビゲーションシステム81で得られた現在位置から料金所までの距離と車速に基づいて料金所に到着する到着時刻を推定する(ステップS911)。
その後、現在時刻が推定された予想到着時刻のt(分)前であるか否かを判別する(ステップS912)。判別の結果、現在時刻がt(分)前でない場合、すなわち車両がt(分)よりも早く到着すると推定される場合は、目標水温の低下は行わずステップS907の処理を実行する一方、現在時刻がt(分)前である場合には、先のステップS904の処理を実行する。
ここで、冷却水が冷却系を一回り循環するのに要する循環時間をTとすると、予め設定された上記所定値のtは、2T(分)以上となるように設定される。循環時間Tは、冷却水の保有水量G(L)と冷却水を循環させるポンプのポンプ能力Q(L/min)とに基づいて、T=G/Q(分)として算出される。これにより、車両が停車するまでに、冷却水が少なくとも冷却系内を2周以上循環することなり、水温低下の効果が確実に現れてから車両を停車することができる。また、車両が停車予測されるまでにt(分)以上ない場合には、目標水温の低下を行わないため、水温低下のために要する動力を削減することができる。
一方、先のステップS909の判別結果において、進路上に料金所がないものと判別された場合には、続いてナビゲーションシステム81により進路上に渋滞が発生しているか否かを判別する。判別の結果、進路上に渋滞が発生していない場合には、先のステップS907の処理を実行する一方、進路上に渋滞が発生していると判別された場合は、そこで停車することが考えられるため、料金所に到着するまでの到着時刻を推定する場合と同様にして、渋滞で停車するまでの停車時刻を推定する(ステップS911)。
その後、現在時刻が推定された予想到着時刻のt(分)前であるか否かを判別する場合と同様に、渋滞で停車するまでの停車時刻がt(分)前であるか否かを判別し(ステップS912)、料金所で停車する場合と同様にして目標水温を変更するか否かを決定する。
このように、上記実施例3においては、高速道路上においては、比較的高い出力または車速で走行しており、さらにサービスエリアまたはインターチェンジの導入路に入った場合には容易にその後停車すると推測できるため、このような場合には、冷却水の温度を低下させておくことにより、それ以前の走行時に水温低下のために要する動力を使わないようにすることができるので、省動力化が可能となる。
また、高速道路の進行方向で渋滞が発生している場合には、容易に渋滞で停車することが考えられため、このような場合には水温を低下させることにより、それ以前の走行時に水温低下のために要する動力を使わないことができ、省動力化が可能となる。
高速道路の進行方向に料金所がある場合には、容易に料金所で停車することが考えられので、このような場合には水温を低下させることにより、それ以前の走行時に水温低下のために要する動力を使わないことができ、省動力化が可能となる。
冷却水の目標水温を低下させてから停車するまでに、冷却水が少なくとも冷却系統内を2周以上循環させることで、水温低下の効果が確実に現れてから停車することができ、かつそれ以前の水温低下のために要する動力を削減することができる。
さらに、ETCシステムを利用して走行している場合には、進行方向に料金所があっても停車しない確率が高いものと考えられるため、その場合には事前に目標水温の低下を行わないことで、水温低下のために要する動力を削減することができる。
このように、ナビゲーション情報により車両の停車を合理的に予測することで、冷却水の温度を低下させる頻度を限定することができるため、先の実施例2と同様の効果を得ることができることに加えて、省動力化を図ることができる。
図10は本発明の実施例4に係る冷却ファン制御装置を含む冷却系の構成を示す図である。図10において、実施例4では、燃料電池車両の燃料電池107を循環する冷却水を冷却するラジエータ(RAD)103、ラジエータ103に冷却風を送風する冷却ファン104、冷却ファン104の駆動を制御するコントローラ105を備えて構成されている。
燃料電池107の発電により生じた熱は、冷却水流路106を循環する冷却水を介してラジエータ103に送られて冷却される。
コントローラ105は、ここには図示していないアクセル開度などの情報に基づいて目標とする発電量を算出し、算出した目標発電量にしたがって運転される燃料電池107の運転状態、ならびに外気温センサ101で計測される外気温、車速センサ102で計測される車速とに基づいて冷却水の目標水温を設定し、冷却水が目標水温となるように冷却ファン104の駆動を制御する。
図11に燃料電池107の構成を示す。図11において、水素源1102から供給される水素は、水素流路1103を介して水素調圧弁1104にて適切な圧力に調整された後、燃料電池本体1101に送り込まれる。また、空気コンプレッサ1106からは酸化剤としての空気が空気流路1105を介して供給される。空気の圧力は、空気調圧弁1107により調整される。燃料電池本体1101の出口の空気温度は、空気出口温度センサ1108により測定される。燃料電池本体1101で発電により生じた熱は、冷却水ポンプ1109から冷却水流路1110を介して供給される冷却水で除去される。冷却水の温度は冷却水入口温度センサ1111で測定される。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、この実施例4における冷却ファン104の制御手順を説明する。図12において、先ず基準値となる冷却水の目標水温を設定する(ステップS1201)。この目標水温は実験や机上検討で予め設定される。続いて、車速、外気温、ならびに燃料電池107の運転状態として例えば燃料電池107の発電出力をコントローラ105に読み込む(ステップS1202)。
その後、外気温が予め設定された所定値を上回っているか否かを判別する(ステップS1203)。判別の結果、外気温が所定値よりも上回っている場合には、車速に基づいて先のステップS1201で設定した目標水温を補正する(ステップS1204)。この補正は、例えば図13に示すような、車速と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、車速が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも大きい場合は目標水温を下げる一方、小さい場合には目標水温を上げるように補正する。
引き続いて、車速に基づいて補正された目標水温に対して、さらに燃料電池107の出力により補正を行う(ステップS1205)。この補正は、例えば図14に示すような、燃料電池出力と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、燃料電池出力が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも大きい場合は目標水温を下げる一方、小さい場合には目標水温を上げるように補正する。
その後、上述したようにして選択的に補正された目標水温となるように、予め用意された冷却水の目標水温と冷却ファン104の回転数との関係に基づいて、コントローラ105で冷却ファン104の回転数を決定し、決定された回転数となるようにコントローラ105の制御の下に冷却ファン104が駆動制御される。
このように、上記実施例4では、冷却能力に比較的余裕のある走行時に冷却水の目標水温を下げることにより、冷却能力が低下する停止時に冷却水温度の上昇幅を抑制することができる。また、冷却能力が低下する停車時に目標水温を上げることで冷却ファン104の回転数を低く抑えることができる。いずれの場合でも、燃料電池107の運転状態を表す発電出力に応じて目標水温を設定することで、冷却ファン104の騒音を低減することができることに加えて、燃料電池107の運転状態と動力性能のバランスを保つことができる。
また、燃料電池107の運転状態としてその発電量を用いることで、燃料電池107の発熱量に応じて目標水温を設定することができる。これにより、燃料電池107の発熱と放熱とのバランスを良好に保つことができる。
次に、図15に示すフローチャートを参照して、この実施例5における冷却ファン104の制御手順を説明する。なお、図15に示すフローチャートにおいて、先の図12に示すフローチャートのステップと同じ処理を実行するステップ(ステップS1201、S1203、S1204、S1205)では同じステップ番号を付与している。また、この実施例5の構成は、先の図10ならびに図11と同様である。
図15において、先ず基準値となる冷却水の目標水温を設定する(ステップS1201)。この目標水温は実験や机上検討で予め設定される。続いて、車速、外気温、燃料電池107の運転状態として例えば燃料電池107の発電出力、ならびに燃料電池107の
運転状態として燃料電池107の空気出口温度をコントローラ105に読み込む(ステップS1502)。
その後、外気温が予め設定された所定値を上回っているか否かを判別する(ステップS1203)。判別の結果、外気温が所定値よりも上回っている場合には、車速に基づいて先のステップS1201で設定した目標水温を補正する(ステップS1204)。この補正は、例えば図13に示すような、車速と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、車速が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも大きい場合は目標水温を下げる一方、小さい場合には目標水温を上げるように補正する。
続いて、車速に基づいて補正された目標水温に対して、さらに燃料電池107の出力により補正を行う(ステップS1205)。この補正は、例えば図14に示すような、燃料電池出力と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、燃料電池出力が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも大きい場合は目標水温を下げる一方、小さい場合には目標水温を上げるように補正する。
引き続いて、燃料電池出力と燃料電池空気出口温度とに基づいて、燃料電池本体の加湿状態を推定する(ステップS1506)。この加湿状態の推定は、例えば図16に示すような、離散的に設定された燃料電池空気出口温度に対して燃料電池出力と加湿状態の良悪との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、燃料電池出力が高くなるほど加湿状態は良好と推定し、かつ燃料電池出力が同じである場合には出口空気温度が低くなるほど加湿状態が良好であると推定する。
なお、ここでは、燃料電池の出力と燃料電池空気出口温度とに基づいて燃料電池本体の加湿状態を推定したが、燃料電池107の出力電流と出力電圧との関係から推定するようにしてもよい。
次に、先のステップS1506で推定された燃料電池107の加湿状態に基づいて、燃料電池出力により補正された目標水温をさらに補正する(ステップS1507)。この補正は、例えば図17に示すような、加湿状態の良悪と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、加湿状態が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも加湿状態が良い場合は目標水温を上げる一方、加湿状態が悪い場合には目標水温を上げるように補正する。
その後、上述したようにして選択的に補正された目標水温となるように、予め用意された冷却水の目標水温と冷却ファン104の回転数との関係に基づいて、コントローラ105で冷却ファン104の回転数を決定し、決定された回転数となるようにコントローラ105の制御の下に冷却ファン104が駆動制御される。
このように、上記実施例5では、先の実施例4と同様の効果を得ることができることに加えて、燃料電池107の運転状態としてその加湿状態を用いることで、燃料電池107の湿潤状態を良好に保つことができる。このため、燃料電池107の劣化や異常発熱状態を生じさせることなく冷却ファン104の騒音を低減でき、かつ燃料電池107の運転状態と動力性能のバランスを保つことができる。
次に、図18に示すフローチャートを参照して、この実施例6における冷却ファン104の制御手順を説明する。なお、図18に示すフローチャートにおいて、先の図12に示すフローチャートのステップと同じ処理を実行するステップ(ステップS1201、S1203、S1204、S1205)では同じステップ番号を付与している。また、この実施例6の構成は、先の図10ならびに図11と同様である。
図18において、先ず基準値となる冷却水の目標水温を設定する(ステップS1201)。この目標水温は実験や机上検討で予め設定される。続いて、車速、外気温、燃料電池107の運転状態として例えば燃料電池107の出力、ならびに燃料電池107の運転状態として燃料電池107の出力制限量をコントローラ105に読み込む(ステップS1802)。
その後、外気温が予め設定された所定値を上回っているか否かを判別する(ステップS1203)。判別の結果、外気温が所定値よりも上回っている場合には、車速に基づいて先のステップS1201で設定した目標水温を補正する(ステップS1204)。この補正は、例えば図13に示すような、車速と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、車速が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも大きい場合は目標水温を下げる一方、小さい場合には目標水温を上げるように補正する。
続いて、車速に基づいて補正された目標水温に対して、さらに燃料電池107の出力により補正を行う(ステップS1205)。この補正は、例えば図14に示すような、燃料電池出力と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、燃料電池出力が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも大きい場合は目標水温を下げる一方、小さい場合には目標水温を上げるように補正する。
引き続いて、燃料電池107の出力制限値に基づいて、燃料電池出力により補正された目標水温をさらに補正する(ステップS1806)。この補正は、例えば図19に示すような、出力制限値と温度補正量との関係を表して予め用意されたテーブルに基づいて行われる。すなわち、出力制限値が所定の範囲にある場合には補正は行わず、この所定範囲よりも出力制限値が高く設定されている場合は目標水温を上げる一方、出力制限値が低く設定されている場合には目標水温を下げるように補正する。
なお、ここでは、出力制限値に基づいて目標水温を補正しているが、車両の運転状態から求められる燃料電池107の要求発電量と出力制限値との差異に基づいて、例えばこの差異が大きい場合には目標水温を下げるように補正するようにしてもよい。
その後、上述したようにして選択的に補正された目標水温となるように、予め用意された冷却水の目標水温と冷却ファン104の回転数との関係に基づいて、コントローラ105で冷却ファン104の回転数を決定し、決定された回転数となるようにコントローラ105の制御の下に冷却ファン104が駆動制御される。
このように、上記実施例6では、先の実施例4と同様の効果を得ることができることに加えて、燃料電池107の運転状態としてその出力制限量を用いることで、特に動力性能を犠牲にすることなく、冷却ファン104の騒音を低減でき、かつ燃料電池107の運転状態と動力性能のバランスを保つことができる。
また、燃料電池107の運転状態としてその出力制限量と要求発電量との差異を用いることで、必要最小限の制御量で冷却ファン104の騒音を低減でき、かつ燃料電池の運転状態と動力性能のバランスを保つことができる。
本発明の実施例1に係る冷却ファン制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る冷却ファン制御装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例1で用いる、車速と目標水温との関係を示す図である。 本発明の実施例2に係る冷却ファン制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る冷却ファン制御装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例2で用いる、車速と目標水温との関係を示す図である。 実施例2で用いる、車速と目標水温との他の関係を示す図である。 本発明の実施例3に係る冷却ファン制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る冷却ファン制御装置の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る冷却ファン制御装置の構成を示す図である。 図10に示す燃料電池の構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る冷却ファン制御装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例4で用いる、車速と温度補正量との関係を示す図である。 実施例4で用いる、燃料電池出力と温度補正量との関係を示す図である。 本発明の実施例5に係る冷却ファン制御装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例5で用いる、空気出口温度に対する燃料電池出力と燃料電池の加湿状態との関係を示す図である。 実施例5で用いる、加湿状態と温度補正量との関係を示す図である。 本発明の実施例6に係る冷却ファン制御装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例6で用いる、燃料電池の出力制限値と温度補正量との関係を示す図である。
符号の説明
1,104…冷却ファン
2,103…ラジエータ
3…被冷却ユニット
4,43,105…コントローラ
5…水温センサ
6,102…車速センサ
7,101…外気温センサ
41…A/C室外熱交換器
42…A/Cシステム部品
81…ナビゲーションシステム
82…ETCシステム
106…冷却水流路
107…燃料電池
1101…燃料電池本体
1102…水素源
1103…水素流路
1104…水素調圧弁
1105…空気流路
1106…空気コンプレッサ
1107…空気調圧弁
1108…空気出口温度センサ
1109…冷却水ポンプ
1110…冷却水流路
1111…冷却水入口温度センサ

Claims (14)

  1. 車両の被冷却ユニットとラジエータとの間を循環して前記被冷却ユニットで発生した熱を除去する冷却水を冷却するラジエータに送風する冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御装置において、
    冷却水の水温が設定された目標水温を満足させるように前記冷却ファンの回転数を決定し、決定した回転数に基づいて前記冷却ファンの駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記車両が走行状態にあるか否かを判別する走行状態判別手段と、
    前記走行状態判別手段で前記車両が走行状態にあると判別された場合には、前記車両の停車時に冷却水の水温が一時的に上昇するか否かを推定し、水温が一時的に上昇すると推定された場合には、前記車両の停車前にそれまで設定されていた冷却水の目標水温を変更する目標水温設定手段と
    を有することを特徴とする冷却ファン制御装置。
  2. 前記走行状態判別手段は、前記車両の車速を検出する手段、もしくは前記車両の動力源の出力を検出する手段で構成され、
    前記目標水温設定手段は、前記車両の車速または動力源の出力に基づいて、目標水温を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷却ファン制御装置。
  3. 前記目標水温設定手段は、前記車両に備えられた空調装置が作動しているか否かの判別結果、前記空調装置が外気を導入しているか車室内の空気を循環しているかの判別結果、及び前記空調装置から車内に吹き出す空気の温度が目標温度に達しているか否かの判別結果、のいずれか1つの判別結果に基づいて、目標水温を変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の冷却ファン制御装置。
  4. 外気温を検出する外気温検出手段を備え、
    前記目標水温設定手段は、前記外気温検出手段で検出された外気温に基づいて、目標水温を変更する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却ファン制御装置。
  5. 前記車両は、走行に関する情報を得るナビゲーションシステムを備え、
    前記目標水温設定手段は、前記車両が高速道路を走行し、かつ高速道路のサービスエリア又はインターチェンジの導入路に入ったことが前記ナビゲーションシステムで認識された場合には、目標水温を低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷却ファン制御装置。
  6. 前記車両は、走行に関する情報を得るナビゲーションシステムを備え、
    前記目標水温設定手段は、前記車両が高速道路を走行し、かつ前記車両の進行方向に渋滞が発生していることが前記ナビゲーションシステムで認識された場合には、目標水温を低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷却ファン制御装置。
  7. 前記車両は、走行に関する情報を得るナビゲーションシステムを備え、
    前記目標水温設定手段は、前記車両が高速道路を走行し、かつ前記車両の進行方向に料金所があることが前記ナビゲーションシステムで認識された場合には、目標水温を低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷却ファン制御装置。
  8. 冷却水が循環する冷却系の冷却水保有水量と、冷却系に冷却水を循環させるポンプの駆動能力とに基づいて、冷却水が冷却系を一回り循環する循環時間Tを算出する算出手段と、
    前記ナビゲーションシステムで得られた、渋滞地点または料金所に車両が到達する予想到達時刻を推定する推定手段と、
    現在時刻が前記推定手段で推定された予想到達時刻の2T以上前であるか否かを判別する判別手段とを備え、
    現在時刻が前記推定手段で推定された到達時刻の2T以上前であると前記判別手段で判別された場合には、前記目標水温設定手段は、前記推定手段で推定された予想到達時刻の2T以上前から目標水温を低下する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の冷却ファン制御装置。
  9. 前記車両は、無線通信等を用いて自動的に通行料金を支払うETCシステムを備え、
    前記車両が前記ETCシステムを用いて走行している場合には、前記目標水温設定手段は、進行方向に料金所があると前記ナビゲーションシステムで認識された場合であっても、目標水温を変更しない
    ことを特徴とする請求項7に記載の冷却ファン制御装置。
  10. 燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応させて発電を行う燃料電池とラジエータとの間で循環して前記燃料電池で発生した熱を除去する冷却水を冷却するラジエータに送風する冷却ファンの駆動を制御する冷却ファン制御装置において、
    冷却水の水温が設定された目標水温を満足させるように前記冷却ファンの回転数を決定し、決定した回転数に基づいて前記冷却ファンの駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記燃料電池を動力源とする車両の車速を検出する車速検出手段と、
    外気温を検出する外気温検出手段と、
    前記燃料電池の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    前記外気温検出手段で検出された外気温が予め設定された所定値よりも高く、かつ前記車速検出手段で前記車両が走行状態であると検出された場合は、前記運転状態検出手段で検出された前記燃料電池の運転状態に基づいて目標水温を低下させ、前記外気温検出手段で検出された外気温が予め設定された所定値よりも高く、かつ前記車速検出手段で前記車両が停止状態であると検出された場合は、前記運転状態検出手段で検出された前記燃料電池の運転状態に基づいて目標水温を上昇させる目標水温設定手段と
    を有することを特徴とする冷却ファン制御装置。
  11. 前記燃料電池の運転状態は、前記燃料電池の発電量である
    ことを特徴とする請求項10に記載の冷却ファン制御装置。
  12. 前記燃料電池の運転状態は、前記燃料電池の加湿状態である
    ことを特徴とする請求項10に記載の冷却ファン制御装置。
  13. 前記燃料電池の運転状態は、前記燃料電池の出力制限量である
    ことを特徴とする請求項10に記載の冷却ファン制御装置。
  14. 前記燃料電池に要求する要求発電量を設定する発電量設定手段を備え、
    前記燃料電池の運転状態は、前記燃料電池の出力制限量と前記発電量設定手段で設定された要求発電量との差である
    ことを特徴とする請求項13に記載の冷却ファン制御装置。
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