JP2004330734A - 印刷用スクリーン版の製造方法 - Google Patents

印刷用スクリーン版の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004330734A
JP2004330734A JP2003133035A JP2003133035A JP2004330734A JP 2004330734 A JP2004330734 A JP 2004330734A JP 2003133035 A JP2003133035 A JP 2003133035A JP 2003133035 A JP2003133035 A JP 2003133035A JP 2004330734 A JP2004330734 A JP 2004330734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
plate
laser
screen
metal screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003133035A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Egota
和巳 江後田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP2003133035A priority Critical patent/JP2004330734A/ja
Publication of JP2004330734A publication Critical patent/JP2004330734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

【課題】レーザ加工時にスクリーン版の版画像開口部に樹脂の残渣が発生しないように製版工程を改良する。
【解決手段】金属スクリーン紗3aに版膜となる樹脂塗膜3bを形成した上で、レーザビーム11を掃引照射して樹脂塗膜に版画像に対応したパターンの開口部14を蒸散形成するようにした印刷用スクリーン版の製造方法において、金属スクリーン紗の全面域に光硬化樹脂を被覆形成する成膜工程と、光硬化樹脂の塗膜に対して金属スクリーン紗の片面側から紫外線を照射する樹脂硬化工程と、前工程で金属スクリーン紗に遮光されて紫外線が当たらない部分の未硬化樹脂を除去する水洗工程と、紫外線を照射した面と同じ面側からレーザ光を掃引照射するレーザ加工工程を経て樹脂塗膜に版開口部を蒸散形成してスクリーン版を製版するようにし、開口部に画質低下の原因となる樹脂残渣の発生を防止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザ加工法を応用した印刷用スクリーン版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷用スクリーン版の製造方法として、金属スクリーン紗に版膜(レジスト)となる樹脂塗膜を形成した上で、この樹脂塗膜にYAGレーザ,炭酸ガスレーザなどの赤外線のレーザを掃引照射して所望の版画像(文字あるいは図形)に対応するパターンの開口部を蒸散形成して製版するようにした製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図3は前記の製版製造方法に適用するレーザ加工システム図であり、図において1はレーザ光源(YAGレーザ,あるいは炭酸ガスレーザ)、2はX−Yテーブル、3はX−Yテーブル2に載せた加工ワークとしてのスクリーン印刷版(製版加工を行う前の印刷版)であり、レーザ光源1から出射したレーザ光4の導光路上にはシャッタ5,アパーチャ6,エクスパンドレンズ7,X軸偏向ミラー8,Y軸偏向ミラー9,集光レンズ10の各光学系部品を配置してレーザ光4をスクリーン印刷版3に導くようにしている。そして、図示されてないCADシステムからの指令によりX−Yテーブル2,X軸ガルバノメータ8a,Y軸ガルバノメータ9aを制御し、集光レンズ10で集光したレーザビーム11をスクリーン印刷版3の表面に掃引照射し、次記のように版画像のパターンに対応したスクリーン版を製版する。
【0003】
ここで、前記のスクリーン印刷版3は、図4(a) で表すように金属スクリーン紗3a(ステンレスワイヤ,アモルファス金属繊維などを紗織り(40〜500メッシュ)して周枠(図示せず)の内側に張ったもの)に対し、その全面域に版膜となる厚さ3〜500μmの樹脂塗膜3bを成膜したもので、樹脂塗膜にはポリイミド樹脂,酢酸ビニル系エマルジョン・ポリビニルアルコールなどの樹脂に、吸光助成としてカーボンブラック,および紫外線硬化材としてジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物を添加したものが使用される。
上記のスクリーン印刷版3に対し、図4(b) で示すようにレーザビーム(赤外線レーザ)11を照射すると、樹脂塗膜3bに吸収されたレーザ光の熱エネルギーによりレーザビームの当たった部分の樹脂塗膜が蒸散して開口穴Pが形成される。また、レーザビーム11を矢印の方向に掃引照射すると、スクリーン印刷版3にスリット状の開口部が形成されることになる。
【0004】
図5,図6は前記のスクリーン印刷版3に版画像として文字“E”のパターン12を描画する場合のレーザ加工法を示し、あらかじめCADで作成しておいた画像データを基に、レーザビーム11を直線に走査して画像パターン12に対応したハッチング線13を彫り、これを定ピッチ間隔で平行に走査制御することにより図6に示すようにスクリーン印刷版3には前記の“E”字形の画像パターン12に対応する開口部14が形成される。
なお、スクリーン版の印刷法は周知の通りであり、スクリーン版の印字側面を被印刷物の上に重ね合わせ、スクリーン版の上面側から印刷用のインクをスキージして版画像を印刷紙面に転写する。
【0005】
次に、前記スクリーン印刷版3の製造方法について、従来実施されている製版工程を図2(a) 〜(d) で説明する。まず、図2(a) のように金属製のスクリーン紗(SUSメッシュ)3aを外枠15に張った状態で、スクリーン紗3aに先記した樹脂材料を塗布して樹脂塗膜3bを成膜する。なお、図中でS面はスクリーン版のスキージ面、P面は印刷面を表している。
前記の成膜工程で、流動性のある樹脂をスクリーン紗3aの一面側から塗布すると、樹脂はスクリーンのメッシュ目を通して反対側の面に回り込み、図示断面図のようにスクリーン紗3aの両面に成膜される。なお、樹脂を塗布する代わりに樹脂フィルムを金属スクリーン紗3aの表面に接着剤で貼り付けるか、あるいは樹脂フィルムを当てて加熱によりスクリーン紗に溶着させる方法もあるが、この樹脂貼り付け方法は塗布方法に比べてコスト的に不利であることから、一般には樹脂塗布方法が採用されている。
【0006】
次に、スクリーン紗3aに成膜した樹脂塗膜3bに対して図2(b) および(c) の工程で表すように、S面およびP面の両面から紫外線を照射して樹脂塗膜3bを紫外線硬化させる。その後に、スクリーン印刷版3を図3に示したレーザ加工システムのテーブルにセットし、ここで図2(d) で示すようにP面側からレーザビーム11を掃引照射する。これによりレーザ光が照射された面域の樹脂塗膜3bが蒸散し、画像パターンに対応した開口部14が形成されることになる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−67527号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記したレーザ加工法によるスクリーン印刷版の製造方法は、パターンマスクとフォトレジストを用いて行うフォトエッチング法のように、パターンマスクの作製工程,および該工程に伴って発生するエッチング廃液の処理,設備などが必要なく、また発振の安定性に優れたYAGレーザ,炭酸ガスレーザなどを使ってスクリーン版を製版するレーザ加工が行えるなどの利点があるものの、製版の品質面で次記のような問題点が残る。
すなわち、図2で述べたようにスクリーン紗3aに成膜した樹脂塗膜3bに対してその表裏両面から紫外線を照射して硬化処理した状態で、レーザ加工を行うと、図2(d) で表すようにレーザ光の当たった部分の樹脂は蒸散して開口するが、スクリーン紗3aの影になってレーザ光の当たらない部分(S面側)にはスクリーン紗3aに沿って樹脂の加工残渣3b−1が蒸散せずに残るようになる。
【0009】
しかも、この加工残渣3bを残したままでスクリーン印刷を行うと、インキをスキージした際に、外力によって剥離し、これがインキ中に分散して遂には印刷物に転写されてしまい、その結果として印刷画像が不鮮明になるなどして画質を低下させる。
そこで、従来ではスクリーン版の製作後にバフ研磨,あるいはショットブラストなどの方法でスクリーン版に残存している前記残渣3b−1を除去するようにしているが、スクリーン版の後処理工程,工数が増加して生産性が低下する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、レーザ加工によってスクリーン版の版画像開口部に樹脂の残渣が発生しないように製版工程を改良した印刷用スクリーン版の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の製造によれば、金属製のスクリーン紗に版膜となる樹脂塗膜を形成した上で、レーザ光を掃引照射して樹脂塗膜に版画像に対応したパターンの開口部を蒸散形成するようにした印刷用スクリーン版の製造方法において、
金属スクリーン紗の全面域に光硬化樹脂を被覆形成する成膜工程と、
光硬化樹脂の塗膜に対して金属スクリーン紗の片面側から紫外線を照射する樹脂硬化工程と、
前工程で金属スクリーン紗に遮光されて紫外線が当たらない部分の未硬化樹脂を除去する水洗工程と、
紫外線を照射した面と同じ面側からレーザ光を掃引照射するレーザ加工工程を経て樹脂塗膜に版開口部を蒸散形成してスクリーン版を製版するものとする(請求項1)。
【0011】
上記の製造方法において、紫外線照射による樹脂硬化工程の後に水洗工程を実施すると、紫外線が当たらなかったスクリーン紗上の未硬化樹脂が除去される。したがって、次のレーザ加工工程で紫外線照射と同じ面側からレーザ光を掃引照射すると、版画像の形成領域の樹脂塗膜は全て蒸散し、この領域には樹脂の残渣を全く残さずにシャープな版画像の開口部が形成される。これにより、従来のスクリーン版のように樹脂の加工残渣を除去するバフ研磨などの後処理が不要となって製版に至るまでのリードタイムの短縮,生産性の向上化が図れる。
また、前記方法を実施するに際しては、レーザ加工に伴い金属製のスクリーン版紗が損傷するの防ぐために、本発明では金属スクリーン紗に成膜した樹脂塗膜が少なくとも0.1wt%のカーボンブラックを含有し、YAGレーザもしくは炭酸ガスレーザを用いてレーザ加工する(請求項2)するものとし、ここで前記樹脂塗膜の吸光度が、レーザ発振波長に対して0.07Abs/μm以上となるよう樹脂材料の組成を調整する(請求項3)。
【0012】
これにより、レーザ加工工程でスクリーン印刷版に照射したレーザ光(YAGレーザ,炭酸ガスレーザなどの赤外線レーザ)の熱エネルギーを樹脂塗膜に効率よく吸収させることができ、その結果としてレーザ光が金属スクリーン紗に及ぼす影響を低く抑えてスクリーン紗に損傷を与えることなくレーザ加工による製版が行える。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるスクリーン版製造方法の実施の形態を図1(a) 〜(d) に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図2に対応する部分には同じ符号を付してその説明は省略する。
本発明によるスクリーン版の製版工程は、図示のように樹脂塗布膜の成膜工程と、樹脂塗膜に対する下面側からの紫外線硬化工程と、未硬化樹脂を除去する水洗工程と、所望の版画像をパターンニングするレーザ加工工程とからなる。なお、金属スクリーン紗3a,樹脂塗膜3bの材料、および紫外線,レーザの照射条件等については後記する。
【0014】
すなわち、金属スクリーン紗3aに版膜となる樹脂塗膜(紫外線硬化樹脂)3bを成膜した上で(図1(a) 参照)、その片面側(P面側)から紫外線を照射すると(図1(b) 参照)、紫外線の当たった部分の樹脂は硬化するが、金属スクリーン紗3bに遮光されて紫外線が当たらない部分(金属スクリーン紗3bのS面側に重なった部分)の樹脂は未硬化樹脂3b−2のまま残っている。
そこで、次の水洗工程でスクリーン印刷版3を洗浄処理することにより、未硬化樹脂が洗い落とされ、金属スクリーン紗3aのワイヤに重なってスクリーン印刷版3のS面側に残存していた未硬化樹脂3b−2が除去されるようになる(図1(c) 参照)。したがって、次のレーザ加工工程で前記の紫外線照射と同じ面(P面)側からレーザビーム11を掃引照射すると、そのレーザ照射面域でレーザ光が当たった部分の樹脂が蒸散するので、図1(d) に示した版画像パターンの開口部14には図2(d) で述べたような樹脂残渣が生じなくなる。
【0015】
次に、発明者等が作製したスクリーン版について、金属スクリーン紗,樹脂塗膜の材料、および紫外線,レーザの照射条件等について記す。
(実施例1)
塗布膜の形成:
アルミ製外枠に張ったSUS製スクリーン(メッシュ180番手、線径50μm)に、樹脂塗膜として酢酸ビニル系エマルジョン・ポリビニルアルコールを主成分とした塗膜(株式会社ムラカミ製 FEL11(乾燥状態でカーボンブラックを1wt%含有、波長1.06μmにおける吸光度0.5Abs /μm))を膜の厚さ100μmで塗布した(図1(a) 参照)。次に、版の印刷面(P面)側から紫外線(12W)を5分間照射して紫外線硬化処理(図1(b) 参照)した後、版を水洗処理して版のS面側で前記SUSスクリーンの上に残る未硬化樹脂を除去した(図1(c) 参照)。
【0016】
レーザ加工:
次に、前記方法で作製したスクリーン印刷版を、YAGレーザ(富士電機製のレーザマーカーFAL−50S、光学系:エクスバンドレンズ6倍,アパーチャ3φ,fθレンズ350mmφ)を使用したレーザ加工システムに移し、前記の紫外線照射と同じ面側(P面)側からレーザ光を掃引照射(加工条件:励起電流17.0A,周波数1.5kHz、走査速度170mm/s)し、テストパターン(10×90mmの長方形)をレーザ加工した。
印字評価:
前記により作製したスクリーン版について、実際にスクリーン印刷を行って版の評価を行った。なお、版の印字評価には、マイクロスコープ(キーエンス社製VH7000C,倍率25倍)を使用し、観察視野1cmの中で検出した20μmφ以上の異物の数をカウントし、この数値を基に評価判定を行った。
【0017】
(実施例2)
金属スクリーン紗に成膜した樹脂塗膜に対する紫外線照射,およびレーザ光の照射をスクリーン印刷版のスキージ面(S面)側から行った以外は先記実施例1と同様な製版工程でスクリーン版を作製した上で、前記と同様な手法で印字評価の判定を行った。
また、発明者は前記実施例1,2で作製した版の印字を評価確認するために、スクリーン版の比較例として次記の供試試料を作製し、それぞれの比較例について印字評価の判定を行った。
【0018】
(比較例1)
金属スクリーン紗に成膜した樹脂塗膜に対して、S面およびP面の両面から紫外線照射を照射して紫外線硬化した後に水洗処理し、レーザ加工はP面側からレーザ光を掃引照射して前記実施例と同様なテストパターンをハッチングした上で、版についての印字評価を行った。
(比較例2)
樹脂塗膜に対しS面,P面の両面から紫外線を照射した後、水洗処理は行わずにP面側からレーザ光を掃引照射してテストパターンをハッチングして上で、印字評価を行った。
【0019】
(比較例3)
樹脂塗膜に対して紫外線をS面側からのみ照射した上で、水洗処理を行わずにレーザ光をP面側から掃引照射してテストパターンをハッチングした上で、印字評価を行った。
(比較例4)
前記比較例3と逆に紫外線をP面側から照射し、水洗処理を行わずにレーザ光をP面側から照射してテストパターンをハッチングし、印字評価を行った。
(比較例5)
樹脂塗膜の組成として、カーボンブラックを含有しない(レーザ光の波長1.06μmに対する吸光度0.02Abs /μm)樹脂材を用い、そのS面側から紫外線照射を照射した上で水洗処理した後、レーザ光をP面側から掃引照射してテストパターンのレーザ加工を行った。
【0020】
次に、前記の実施例1,2および比較例1〜5に対する印字評価の判定結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
Figure 2004330734
上記表の印字評価の判定結果から判るように、実施例1,2の方法で製版したスクリーン版は印字評価の判定結果が良であったが、比較例1〜4はいずれも印字評価の判定は不良、比較例5は開口部を形成せず、本発明の製造方法により製版したスクリーン版を用いることで高画質なスクリーン印刷が行えることが確認された。これは、図1(a) 〜(d) で述べた製版工程により、スクリーン版の開口部に樹脂の残渣が生じないことが大きく寄与しているものと推察される。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、金属製のスクリーン紗に版膜となる樹脂塗膜を形成した上で、レーザ光を掃引照射して樹脂塗膜に版画像に対応したパターンの開口部を蒸散形成するようにした印刷用スクリーン版の製造方法において、金属スクリーン紗の全面域に光硬化樹脂を被覆形成する成膜工程、光硬化樹脂の塗膜に対して金属スクリーン紗の片面側から紫外線を照射する樹脂硬化工程、前工程で金属スクリーン紗に遮光されて紫外線が当たらない部分の未硬化樹脂を除去する水洗工程,および紫外線を照射した面と同じ面側からレーザ光を掃引照射するレーザ加工工程を経て樹脂塗膜に版開口部を蒸散形成してスクリーン版を製版するようにしたことにより、
パターン開口部に樹脂残渣を生じることなく、レーザ加工によりシャープな版画像を形成することができる。これにより、従来の製造方法で作製したスクリーン版のように、金属スクリーン紗に残る樹脂残渣をバフ研磨などで取り除く後処理工程が不要となって製版のリードタイム短縮,生産性向上,コスト低減化と併せて、高画質なスクリーン印刷が可能なスクリーン版を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるスクリーン版の製版工程図で、(a) 〜(d) はそれぞれ樹脂塗布膜の成膜工程,紫外線硬化工程,水洗工程,およびレーザ加工工程の状態を表す図
【図2】従来におけるスクリーン版の製版工程図で、(a) 〜(d) はそれぞれ樹脂塗布膜の成膜工程,紫外線硬化工程I,II,およびレーザ加工工程の状態を表す図
【図3】スクリーン版の製版に適用するレーザ加工システム図
【図4】図3のレーザ加工システムによるスクリーン印刷版へのパターン形成の説明図で、(a) はレーザ加工前のスクリーン印刷版の斜視図、(b) は(a) のスクリーン印刷版にレーザ光の掃引照射した加工状態図
【図5】レーザ加工により版画像のパターン形成プロセスの説明図
【図6】完成したスクリーン版の外観斜視図
【符号の説明】
1 レーザ光源
3 スクリーン印刷版
3a 金属スクリーン紗
3b 樹脂塗膜
3b−1 未硬化樹脂
4 レーザ光
14 版画像のパターンに対応した開口部

Claims (3)

  1. 金属製のスクリーン紗に版膜となる樹脂塗膜を形成した上で、レーザ光を掃引照射して樹脂塗膜に版画像に対応したパターンの開口部を蒸散形成するようにした印刷用スクリーン版の製造方法において、
    その製版工程が、金属スクリーン紗の全面域に光硬化樹脂を被覆形成する成膜工程と、
    光硬化樹脂の塗膜に対して金属スクリーン紗の片面側から紫外線を照射する樹脂硬化工程と、
    前工程で金属スクリーン紗に遮光されて紫外線が当たらない部分の未硬化樹脂を除去する水洗工程と、
    紫外線を照射した面と同じ面側からレーザ光を掃引照射して樹脂塗膜に版画像のパターンに対応した開口部を蒸散形成するレーザ加工工程とからなることを特徴とする印刷用スクリーン版を製版方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法において、金属スクリーン紗に成膜した樹脂塗膜が少なくとも0.1wt%のカーボンブラックを含有し、YAGレーザもしくは炭酸ガスレーザを用いてレーザ加工することを特徴とする印刷用スクリーン版の製造方法。
  3. 請求項2に記載の製造方法において、樹脂塗膜の吸光度が、レーザ発振波長に対して0.07Abs/μm以上であることを特徴とする印刷用スクリーン版の製造方法。
JP2003133035A 2003-05-12 2003-05-12 印刷用スクリーン版の製造方法 Pending JP2004330734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003133035A JP2004330734A (ja) 2003-05-12 2003-05-12 印刷用スクリーン版の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003133035A JP2004330734A (ja) 2003-05-12 2003-05-12 印刷用スクリーン版の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004330734A true JP2004330734A (ja) 2004-11-25

Family

ID=33507689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003133035A Pending JP2004330734A (ja) 2003-05-12 2003-05-12 印刷用スクリーン版の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004330734A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112752413A (zh) * 2020-12-03 2021-05-04 深圳市晶泓科技有限公司 一种透明led电路板及透明led显示屏的制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112752413A (zh) * 2020-12-03 2021-05-04 深圳市晶泓科技有限公司 一种透明led电路板及透明led显示屏的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1860499B1 (de) Verfahren zum Herstellen einer Druckform
DE69610658T2 (de) Lasergerät und sein Gebrauch
TW201221265A (en) Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and insulation film forming apparatus
EP3234696B1 (de) Verfahren zur herstellung von flexodruckformen durch mehrfache belichtung mit uv-leds
EP1555863A1 (en) Method of forming a mask pattern on a substrate
JP2009539251A (ja) レーザアブレーションレジスト
KR100866499B1 (ko) 폴리머 마스크의 수리 방법
TWI394728B (zh) 利用雷射蝕刻製作玻璃板之方法及其雷射照射裝置
JP4372002B2 (ja) 直接レーザー彫刻によるフレキソ印刷版の製造
US6225026B1 (en) Printing stencil and a method for preparation thereof
JP2016118652A (ja) フレキソctp印刷版及びその製造方法
TW200841785A (en) Laser beam machining method for print-circuit board
JP2008242175A (ja) 薄膜パターンの形成方法及びカラーフィルタ用ブラックマトリックス基板の製造方法
JP2004330734A (ja) 印刷用スクリーン版の製造方法
JP2002079645A (ja) シームレスシリンダー印刷版の製造方法
US6899814B2 (en) Creating a mask for producing a printing plate
JP3761359B2 (ja) グラビア印刷版材の製造方法
JP2002067527A (ja) スクリーン印刷版及びその製造方法
US20020119399A1 (en) Laser fabrication of rotary printing screens
JP2004098120A (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JPS60107342A (ja) スクリ−ン版のレ−ザ製版法
KR101200484B1 (ko) 프로젝션 어블레이션용 마스크의 제조 방법
JP2002166519A (ja) スクリーン印刷版の製造方法およびその製造装置
JP2001109163A (ja) 製版用露光装置及び露光方法
JP2003112401A (ja) 印刷用スクリーン版の作製方法