JP4492651B2 - フィードバック制御装置 - Google Patents

フィードバック制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4492651B2
JP4492651B2 JP2007194721A JP2007194721A JP4492651B2 JP 4492651 B2 JP4492651 B2 JP 4492651B2 JP 2007194721 A JP2007194721 A JP 2007194721A JP 2007194721 A JP2007194721 A JP 2007194721A JP 4492651 B2 JP4492651 B2 JP 4492651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
version
feedback
output
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007194721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009031993A (ja
Inventor
勝己 犬飼
政士 濱谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007194721A priority Critical patent/JP4492651B2/ja
Priority to US12/179,737 priority patent/US8001396B2/en
Publication of JP2009031993A publication Critical patent/JP2009031993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4492651B2 publication Critical patent/JP4492651B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

本発明は、被制御系に制御信号を入力すると共にその被制御系の出力に対応したフィードバック信号を取得するフィードバック制御装置に関し、詳しくは、上記被制御系のバージョンを判断可能なフィードバック制御装置に関する。
従来より、各種フィードバック制御装置では、被制御系のバージョンに応じてフィードバック制御のパラメータを変更する必要が生じる場合があった。そこで、例えばインバータ装置を被制御系としたフィードバック制御装置において、インバータ装置からバージョン情報を通信によって外部制御装置に送信することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−27949号公報
ところが、このように被制御系のバージョンを通信によって判断する場合、通信用ポートを新たに設けるなど通信手段が必要となって構成が複雑化する。そこで、本発明は、それほど構成を複雑化することなく被制御系の一例としての電源装置のバージョンを判断することのできるフィードバック制御装置の提供を目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明のフィードバック制御装置は、入力された制御信号に対応する電圧または電流を出力する電源装置と、該電源装置の出力に対応したフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成手段と、上記電源装置に基準の制御信号を入力する基準信号入力手段と、該基準信号入力手段が上記電源装置に上記基準の制御信号を入力しているときに上記フィードバック信号生成手段が生成したフィードバック信号に基づいて、上記電源装置の回路構成に関わるバージョンを判断する判断手段と、該判断手段が判断した上記電源装置のバージョンと、上記フィードバック信号生成手段が生成したフィードバック信号とに基づいて、上記制御信号を上記電源装置に入力するフィードバック制御手段と、を備え、上記基準の制御信号は、上記電源装置が特定のバージョンである場合にはその電源装置の出力が出力されない状態に対応した制御信号であることを特徴としている。
このように構成された本発明のフィードバック制御装置では、電源装置は入力された制御信号に対応する電圧または電流を出力し、フィードバック信号生成手段は、その電源装置の出力に対応したフィードバック信号を生成する。このため、フィードバック信号生成手段に生成されたフィードバック信号に基づいてフィードバック制御手段が上記制御信号を電源装置に入力すれば、電源装置をフィードバック制御することが可能となる。
また、本発明のフィードバック制御装置では、基準信号入力手段が上記電源装置に基準の制御信号を入力し、その入力がなされているときに上記フィードバック信号生成手段が生成したフィードバック信号に基づいて、判断手段が上記電源装置回路構成に関わるバージョンを判断する。このように、本発明のフィードバック制御装置では、フィードバック信号に基づいて電源装置のバージョンが判断されるので、通信用ポート等を新たに設けるなどの必要がなく、それほど構成を複雑化することなく上記バージョンを判断することができる。
更に、フィードバック制御手段は、上記バージョン及び上記フィードバック信号に基づいて上記制御信号を上記電源装置に入力するので、電源装置のバージョンを考慮したフィードバック制御が容易に実行できる。
また、上記基準の制御信号は、上記電源装置が特定のバージョンである場合にはその電源装置の出力が出力されない状態に対応した制御信号である。従って、電源装置が上記特定のバージョンである場合、上記基準の制御信号入力時における電源装置の出力が出力されない。このため、バージョンを判断するための動作が電源装置周辺の構成に影響を及ぼすのを抑制することができる。
また、この場合更に、上記制御信号の増減に対する上記出力の増減方向が、上記電源装置が上記特定のバージョンである場合と上記電源装置が他のバージョンである場合とで同様であってもよい。この場合、電源装置が上記他のバージョンであっても、上記制御信号の増減に対する上記出力の増減方向が上記特定のバージョンと同様であるので、上記基準の制御信号に対応する上記他のバージョンの電源装置の出力も小さくなる。このため、バージョンを判断するための動作が電源装置周辺の構成に影響を及ぼすのを一層良好に抑制することができる。
また、上記各フィードバック制御装置において、上記電源装置が、上記制御信号と上記出力との対応関係を他のバージョンの電源装置と異ならせるための第1変更手段を備えてもよい。この場合、電源装置に第1変更手段を設けることにより、基準の制御信号に対するフィードバック信号をバージョン毎に異ならせることができ、構成を一層簡略化すると共にその製造を一層容易にすることができる。
また、上記各フィードバック制御装置において、上記フィードバック信号生成手段が、上記電源装置の出力と上記フィードバック信号との対応関係を他のバージョンの電源装置と異ならせるための第2変更手段を備えてもよい。この場合、フィードバック信号生成手段に第2変更手段を設けることにより、基準の制御信号に対するフィードバック信号をバージョン毎に異ならせることができ、構成を一層簡略化すると共にその製造を一層容易にすることができる。
[第1の実施の形態]
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1,図2は、本発明が適用されたフィードバック制御装置の一例としての電源部1,100の構成を表す回路図である。なお、電源部1,100は、いずれもレーザプリンタ(図示省略)の転写バイアス電流TR.CCを発生するためのもので、次のように、電源部1は各実施の形態に共通の旧バージョンの高圧電源回路11を、電源部100は第1の実施の形態における新バージョンの高圧電源回路111を、それぞれ備えている。
すなわち、電源部1は、制御基板2と、被制御系及び電源装置の一例としての高圧基板10とを備え、電源部100は、電源部1と同様の制御基板2と、被制御系及び電源装置の一例としての高圧基板110とを備えている。制御基板2にはCPU,ROM,RAM等を内蔵したASIC(アプリケーション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット)3が設けられ、高圧基板10には旧バージョンの高圧電源回路11が、高圧基板110には新バージョンの高圧電源回路111が、それぞれ設けられている。
先ず、電源部1の高圧電源回路11の構成について説明する。図1に示すように、高圧電源回路11は、24Vの直流電源からの通電により1次巻線20Aに蓄えられたエネルギーが逆起電力により2次巻線20Bに伝わる自励式のトランス20と、1次巻線20Aに通電される電流をスイッチングするトランジスタ21と、そのトランジスタ21のベース電流を制御する駆動電圧制御部30とを備えている。トランジスタ21のベースと駆動電圧制御部30との間にはトランス20の補助巻線20Cが設けられており、2次巻線20Bに発生される電圧は、駆動電圧制御部30の出力電圧に応じて次のように制御される。
すなわち、駆動電圧制御部30から電圧が出力されてトランジスタ21に補助巻線20Cを介してベース電流が流れると、トランジスタ21がオンされ、24Vの直流電源から1次巻線20Aを介してコレクタ電流が流れ、トランス20の磁束は上昇していく。このコレクタ電流は、ベース電流の電流値をトランジスタ21の増幅率だけ増幅した上限電流値以上にはならないので、トランジスタ21のコレクタ電流は飽和する。すると1次巻線20Aから供給された磁束の上昇がなくなり、補助巻線20Cの両端間の電位が減少し、トランジスタ21のベース電流が減少し、トランジスタ21は急激にオフする。このとき、トランス20の逆起電力により、トランス20に蓄えられたエネルギーが2次巻線20Bに伝わり、電圧が昇圧されて、2次巻線20Bに電圧が発生する。
また、2次巻線20Bには、整流用のダイオード25が直列接続され、その2次巻線20B,ダイオード25からなる直列回路の両端には、平滑化用のコンデンサ26と放電用の抵抗器27とが接続されている。そして、2次巻線20Bの高圧側から、転写バイアス電流TR.CCが通電される。また、2次巻線20Bの低圧側は抵抗器28を介して接地されており、その低圧側の電圧がフィードバック信号の一例としてのフィードバック電圧Vfとして、ASIC3のA/Dポートに入力されている。すなわち、抵抗器28がフィードバック信号生成手段に相当する。
一方、駆動電圧制御部30は、ASIC3のPWMポートからの出力を抵抗器31,コンデンサ32を順次経由して接地する直列回路と、その抵抗器31,コンデンサ32間の電圧が抵抗器36を介してベースに印加されるトランジスタ33とを備えている。また、トランジスタ33のエミッタは、3.3Vの直流電源に接続され、コレクタは、抵抗器34,コンデンサ35を順次経由して接地されている。そして、抵抗器34,コンデンサ35間の電圧が、前述の補助巻線20Cに入力される。
このため、ASIC3のPWMポートからPWM信号が出力されると、そのPWM信号の電圧は抵抗器31,コンデンサ32により平滑化されてトランジスタ33のベースに印加される。このPWM信号のデューティー比(以下、PWMDUTYという)が100%のときは、ベース電圧が3.3Vとなるためトランジスタ33はオンせず、駆動電圧制御部30の出力も0Vとなり転写バイアス電流TR.CCも0μAとなる。PWMDUTYが85%程度になると上記ベース電圧が2.7V程度になり、トランジスタ33がオンしてコレクタ電流に対応した転写バイアス電流TR.CCが発生する。
図2に示すように、新バージョンの高圧電源回路111は、抵抗器27,28の間に第2変更手段の一例としての抵抗器121を介して3.3Vの直流電源を接続した点とトランス20の特性が若干異なる点とにおいて高圧電源回路11と異なり、他は同様に構成されている。なお、図2では、図1と同様に構成された部分には図1で用いた符号を使用し、構成の詳細な説明は省略する。
このため、図3に示すように、旧バージョンの高圧電源回路11では、転写バイアス電流TR.CCが0μAであるときにはフィードバック電圧Vfも0Vであるのに対して、新バージョンの高圧電源回路111では、抵抗器121,28を介して通電される電流によりVf=0.4Vとなる。そこで、ASIC3では、自身に接続された高圧電源回路11または111のバージョンを次のようにして判断し、その判断結果に基づいてフィードバック制御を実行している。
図4は、ASIC3が実行するバージョン判断処理を表すフローチャートである。図4に示すように、この処理では、先ず、基準信号入力手段の一例としてのS11(Sはステップを表す:以下同様)にて、基準の制御信号の一例としてのPWMDUTY100%のPWM信号が出力される。すると、そのASIC3に接続されているのが高圧電源回路11または111のいずれであっても、前述のように転写バイアス電流TR.CCは0μAとなる。続く判断手段の一例としてのS12では、その時点でA/Dポートに入力されているフィードバック電圧Vfが0.1Vを超えているか否かが判断される。そして、Vf≦0.1Vの場合は(S12:N)、S13にて、当該ASIC3に接続されているのが旧バージョンの高圧電源回路11であると認識され、処理はS15へ移行する。S15では、PWMDUTY100%のPWM信号が改めて出力され、処理が一旦終了する。すると、後述のフィードバック制御により、そのPWMDUTYは適宜の値に調整される。
一方、Vf>0.1Vの場合は(S12:Y)、S16にて、当該ASIC3に接続されているのが新バージョンの高圧電源回路111であると認識され、処理は前述のS15へ移行する。
図5は、上記バージョン判断処理により判断されたバージョンに基づき、ASIC3が実行するフィードバック制御手段の一例としてのフィードバック制御処理を表すフローチャートである。図5に示すように、この処理では、先ず、S101にて、A/Dポートに入力されているフィードバック電圧Vfが読み込まれる。続くS102では、上記バージョン判断処理により判断されたバージョンに応じたパラメータを用いて、上記読み込まれたフィードバック電圧Vfに応じたPWMDUTYが算出される。続くS103では、そのPWMDUTYを有するPWM信号が駆動電圧制御部30に出力されて、処理は前述のS101へ移行する。この制御の繰り返しにより、高圧電源回路11または111のバージョンを考慮したフィードバック制御が容易に実行できる。
以上のように、本実施の形態では、PWMDUTY100%のPWM信号出力時のフィードバック電圧Vfに基づいて高圧電源回路11または111のバージョンを判断しているので、通信用ポート等を新たに設けるなどの必要がなく、それほど構成を複雑化することなく上記バージョンを判断することができる。しかも、高圧電源回路11,111では、抵抗器121を介して3.3Vの直流電源を接続するか否かの構成によって前述のようなバージョンの判断を可能にしているので、構成を一層簡略化すると共にその製造も容易にすることができる。また、PWMDUTY100%のPWM信号出力時には、高圧電源回路11または111がいずれのバージョンであってもその出力は0μAとなるので、その高圧電源回路11または111の周辺の構成に上記バージョン判断処理の影響が及ぶのも抑制することができる。
[第2の実施の形態]
図6は、第2の実施の形態における新バージョンの高圧電源回路211を高圧基板210に備えた電源部200の構成を表す回路図である。図6に示すように、新バージョンの高圧電源回路211は、駆動電圧制御部230の構成とトランス20の特性とが若干異なる点において高圧電源回路11と異なり、他は同様に構成されている。すなわち、駆動電圧制御部230では、入力されたPWM信号を第1変更手段の一例としての抵抗器236,237を介して接地し、その抵抗器236,237にて分圧された電圧が前述の抵抗器31を介してトランジスタ33のベースに印加される。なお、図6でも、図1と同様に構成された部分には図1で用いた符号を使用し、構成の詳細な説明は省略する。
このため、図7に示すように、旧バージョンの高圧電源回路11では、PWMDUTYを85%程度まで低下させなければトランジスタ33がオンすることによる転写バイアス電流TR.CCの通電がなされないのに対して、新バージョンの高圧電源回路211では、PWMDUTYが95%程度まで低下すると転写バイアス電流TR.CCの通電がなされる。そこで、ASIC3では、自身に接続された高圧電源回路11または211のバージョンを次のようにして判断し、その判断結果に基づいてフィードバック制御を実行している。
図8は、本実施の形態においてASIC3が実行するバージョン判断処理を表すフローチャートである。図8に示すように、この処理では、先ず、基準信号入力手段の一例としてのS21にて、基準の制御信号の一例としてのPWMDUTY90%のPWM信号が出力される。すると、そのASIC3に接続されているのが高圧電源回路11の場合は転写バイアス電流TR.CCが出力されず、高圧電源回路211の場合は転写バイアス電流TR.CCが出力される。
そこで、続く判断手段の一例としてのS22では、その時点でA/Dポートに入力されているフィードバック電圧Vfが0.1Vを超えているか否かが判断される。そして、Vf≦0.1Vの場合は(S22:N)、S23にて、当該ASIC3に接続されているのが旧バージョンの高圧電源回路11であると認識され、処理はS25へ移行する。S25では、PWMDUTY100%のPWM信号が改めて出力され、処理が一旦終了する。すると、前述のフィードバック制御処理により、そのPWMDUTYは適宜の値に調整される。
一方、Vf>0.1Vの場合は(S22:Y)、S26にて、当該ASIC3に接続されているのが新バージョンの高圧電源回路211であると認識され、処理は前述のS25へ移行する。
本実施の形態でも、PWMDUTY90%のPWM信号出力時のフィードバック電圧Vfに基づいて高圧電源回路11または211のバージョンを判断しているので、通信用ポート等を新たに設けるなどの必要がなく、それほど構成を複雑化することなく上記バージョンを判断することができる。しかも、高圧電源回路11,211では、抵抗器236,237を設けるか否かの構成によって前述のようなバージョンの判断を可能にしているので、構成を一層簡略化すると共にその製造も容易にすることができる。また、PWMDUTY90%のPWM信号出力時には、高圧電源回路11ならば出力が0μAで、高圧電源回路211であっても出力は図7に示すように極めて小さいので、その高圧電源回路11または211の周辺の構成に上記バージョン判断処理の影響が及ぶのも抑制することができる。
[第3の実施の形態]
図9は、第3の実施の形態における新バージョンの高圧電源回路311を高圧基板310に備えた電源部300の構成を表す回路図である。図9に示すように、新バージョンの高圧電源回路311は、駆動電圧制御部330の構成とトランス20の特性とが若干異なる点において高圧電源回路11と異なり、他は同様に構成されている。すなわち、駆動電圧制御部330では、トランジスタ33のエミッタに、3.3Vの直流電源がダイオード338を介して接続され、更に、そのエミッタが抵抗器339を介して接地されている。このため、トランジスタ33には、ダイオード338及び抵抗器339を流れる電流により、ダイオード338の電圧降下分(約0.6V)だけ低い電圧が印加される。
すなわち、本実施の形態では、ダイオード338及び抵抗器339が第1変更手段に相当する。なお、図9でも、図1と同様に構成された部分には図1で用いた符号を使用し、構成の詳細な説明は省略する。
このため、図10に示すように、旧バージョンの高圧電源回路11では、PWMDUTYが85%程度まで低下するとトランジスタ33がオンして転写バイアス電流TR.CCの通電がなされるのに対して、新バージョンの高圧電源回路311では、PWMDUTYが75%程度まで低下しなければ転写バイアス電流TR.CCの通電がなされない。そこで、ASIC3では、自身に接続された高圧電源回路11または311のバージョンを次のようにして判断し、その判断結果に基づいてフィードバック制御を実行している。
図11は、本実施の形態においてASIC3が実行するバージョン判断処理を表すフローチャートである。図11に示すように、この処理では、先ず、基準信号入力手段の一例としてのS31にて、基準の制御信号の一例としてのPWMDUTY80%のPWM信号が出力される。すると、そのASIC3に接続されているのが高圧電源回路11の場合は転写バイアス電流TR.CCが出力され、高圧電源回路311の場合は転写バイアス電流TR.CCが出力されない。
そこで、続く判断手段の一例としてのS32では、その時点でA/Dポートに入力されているフィードバック電圧Vfが0.1Vを超えているか否かが判断される。そして、Vf>0.1Vの場合は(S32:Y)、S33にて、当該ASIC3に接続されているのが旧バージョンの高圧電源回路11であると認識され、処理はS35へ移行する。S35では、PWMDUTY100%のPWM信号が改めて出力され、処理が一旦終了する。すると、前述のフィードバック制御処理により、そのPWMDUTYは適宜の値に調整される。
一方、Vf≦0.1Vの場合は(S32:N)、S36にて、当該ASIC3に接続されているのが新バージョンの高圧電源回路311であると認識され、処理は前述のS35へ移行する。
本実施の形態でも、PWMDUTY80%のPWM信号出力時のフィードバック電圧Vfに基づいて高圧電源回路11または311のバージョンを判断しているので、通信用ポート等を新たに設けるなどの必要がなく、それほど構成を複雑化することなく上記バージョンを判断することができる。しかも、高圧電源回路11,311では、ダイオード338及び抵抗器339を設けるか否かの構成によって前述のようなバージョンの判断を可能にしているので、構成を一層簡略化すると共にその製造も容易にすることができる。また、PWMDUTY80%のPWM信号出力時には、高圧電源回路311ならば出力が0μAで、高圧電源回路11であっても出力は図10に示すように極めて小さいので、その高圧電源回路11または311の周辺の構成に上記バージョン判断処理の影響が及ぶのも抑制することができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は上記各実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記各実施の形態では、図3,図7,図10に示す特性は新バージョンと旧バージョンとで傾きの方向(右上がりまたは右下がり)が同様であるが、新バージョンと旧バージョンとで傾きの方向が異なってもよい。但し、上記傾きが同様である方が、バージョン判断処理時における出力を両者とも小さくすることが容易で、高圧電源回路の周辺の構成に影響が及ぶのを容易に抑制することができる。また、本発明は上記のような電源装置のフィードバック制御以外にも適用することができる。例えば、トランス20の1次側をヒータと置き換え、2次側をサーミスタと置き換えれば、温度のフィードバック制御にも適用することができる。
各実施の形態の旧バージョンの電源部の構成を表す回路図である。 第1の実施の形態の新バージョンの電源部の構成を表す回路図である。 その実施の形態における新旧バージョンの特性の相違を表すグラフである。 その実施の形態におけるバージョン判断処理を表すフローチャートである。 各実施の形態におけるフィードバック制御処理を表すフローチャートである。 第2の実施の形態の新バージョンの電源部の構成を表す回路図である。 その実施の形態における新旧バージョンの特性の相違を表すグラフである。 その実施の形態におけるバージョン判断処理を表すフローチャートである。 第3の実施の形態の新バージョンの電源部の構成を表す回路図である。 その実施の形態における新旧バージョンの特性の相違を表すグラフである。 その実施の形態におけるバージョン判断処理を表すフローチャートである。
1,100,200,300…電源部 2…制御基板 3…ASIC
10,110,210,310…高圧基板
11,111,211,311…高圧電源回路
20…トランス 21,33…トランジスタ 25,338…ダイオード
27,28,31,34,121,236,237,339…抵抗器
30,230,330…駆動電圧制御部

Claims (4)

  1. 入力された制御信号に対応する電圧または電流を出力する電源装置と、
    該電源装置の出力に対応したフィードバック信号を生成するフィードバック信号生成手段と、
    上記電源装置に基準の制御信号を入力する基準信号入力手段と、
    該基準信号入力手段が上記電源装置に上記基準の制御信号を入力しているときに上記フィードバック信号生成手段が生成したフィードバック信号に基づいて、上記電源装置の回路構成に関わるバージョンを判断する判断手段と、
    該判断手段が判断した上記電源装置のバージョンと、上記フィードバック信号生成手段が生成したフィードバック信号とに基づいて、上記制御信号を上記電源装置に入力するフィードバック制御手段と、
    を備え
    上記基準の制御信号は、上記電源装置が特定のバージョンである場合にはその電源装置の出力が出力されない状態に対応した制御信号であることを特徴とするフィードバック制御装置。
  2. 上記制御信号の増減に対する上記出力の増減方向が、上記電源装置が上記特定のバージョンである場合と上記電源装置が他のバージョンである場合とで同様であることを特徴とする請求項1記載のフィードバック制御装置。
  3. 上記電源装置が、上記制御信号と上記出力との対応関係を他のバージョンの電源装置と異ならせるための第1変更手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のフィードバック制御装置。
  4. 上記フィードバック信号生成手段が、上記電源装置の出力と上記フィードバック信号との対応関係を他のバージョンの電源装置と異ならせるための第変更手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィードバック制御装置。
JP2007194721A 2007-07-26 2007-07-26 フィードバック制御装置 Active JP4492651B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007194721A JP4492651B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 フィードバック制御装置
US12/179,737 US8001396B2 (en) 2007-07-26 2008-07-25 Feedback control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007194721A JP4492651B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 フィードバック制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009031993A JP2009031993A (ja) 2009-02-12
JP4492651B2 true JP4492651B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=40295182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007194721A Active JP4492651B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 フィードバック制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8001396B2 (ja)
JP (1) JP4492651B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8000112B2 (en) * 2008-04-11 2011-08-16 Flextronics Ap, Llc Active snubber for transition mode power converter
WO2011085517A1 (zh) * 2010-01-13 2011-07-21 西安华伟光电技术有限公司 全自励源电子式电流互感器
JP6098937B2 (ja) * 2013-03-28 2017-03-22 ブラザー工業株式会社 電気回路

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60107852A (ja) * 1983-11-16 1985-06-13 Toshiba Corp 半導体集積回路
JPH0415581A (ja) * 1990-05-10 1992-01-20 Tescon:Kk 実装回路部品の識別方法及び装置
JP2000333466A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Toshiba Mach Co Ltd 電力制御装置
JP2004341171A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004342655A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Brother Ind Ltd レーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2007104831A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Denso Corp 発電制御装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07143749A (ja) 1993-11-12 1995-06-02 Canon Inc Acアダプタおよびacアダプタを使用する機器
JPH1127949A (ja) 1997-07-04 1999-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ装置
JP2003169476A (ja) 2001-11-30 2003-06-13 Toshiba Corp 電源供給アダプタを接続可能な電子機器
US7279871B2 (en) * 2004-01-12 2007-10-09 Lionel Llc Voltage regulator and method of regulating voltage
JP2007181300A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Toshiba Corp 情報処理装置および電力供給制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60107852A (ja) * 1983-11-16 1985-06-13 Toshiba Corp 半導体集積回路
JPH0415581A (ja) * 1990-05-10 1992-01-20 Tescon:Kk 実装回路部品の識別方法及び装置
JP2000333466A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Toshiba Mach Co Ltd 電力制御装置
JP2004342655A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Brother Ind Ltd レーザ制御装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2004341171A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007104831A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Denso Corp 発電制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009031993A (ja) 2009-02-12
US8001396B2 (en) 2011-08-16
US20090027924A1 (en) 2009-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4238914B2 (ja) スイッチング電源回路
JP5273637B2 (ja) 電源供給装置、電源供給装置の電源出力制御方法、画像形成装置、及びデバイス
JP3961505B2 (ja) 電圧検出回路、電源装置及び半導体装置
JP2017060271A (ja) スイッチング電源装置
JP4492651B2 (ja) フィードバック制御装置
JP4969204B2 (ja) 過電流保護回路
JP3962598B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2019193412A (ja) 直流電源装置
JP6395318B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2000102249A (ja) 高圧電源装置
JP7078897B2 (ja) スイッチング電源装置
JP3530742B2 (ja) 電源装置
JP2007159305A (ja) 電源装置
JP4919762B2 (ja) 過電流保護回路
JP5066931B2 (ja) 電源装置
KR101397749B1 (ko) 스위칭 모드 전원 공급 장치 및 이의 제어 방법
JP2002136127A (ja) 電力変換回路
JP2005237049A (ja) 界磁電流補正制御装置
KR101111901B1 (ko) 디바이스의 턴오프 순서를 제어할 수 있는 전원공급장치 및전원공급방법
JP2001251851A (ja) 電源装置
JP3611247B2 (ja) スイッチング電源回路
JP3570704B2 (ja) 電源装置
JPH0729743Y2 (ja) スイッチング電源装置の出力電圧検出回路
JP2006042474A (ja) 直流電源装置
US20050019052A1 (en) Power supply having two voltage outputs

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4492651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4