JPH0415581A - 実装回路部品の識別方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被測定回路基板上の実装回路部品の識別方法
及び装置に関するものである。

（従来の技術） インサーキットテスタのテストプロクラムを作製するに
は、被測定回路基板上の該測定実装回路部品の種類、値
、接続されているノード番号を必要とする。テストプロ
グラムを自動で作成するには、上記の３つの情報を被測
定回路基板により抽出しなければならないが、本出願は
被測定実装回路部品の種類の識別についての提案である
。

従来においては、回路部品の種類の識別を行う専用の回
路は提案されていない。この為、部品の識別を行うには
、各部品の種類に合わせた測定を全て行って、その中で
適度な値を示したもので種類を決定する以外に方法がな
い。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来の識別方法及び装置では
、種々な測定を行う為、時間がかかり、また不正確で゛
ある。

本発明の目的は、専用の識別回路により高速に、正確に
実装回路部品を識別する方法及び装置を提供することに
ある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するための本発明の詳細な説明すると
、次の通りである。

請求項（１）に記載の実装回路部品の識別方法は、被測
定実装回路部品に第１の定電流を流し、次に該実装回路
部品に前記定電流の整数倍の第２の定電流を流し、前記
第１、第２の定電流の通電時における前記被測定実装部
品にそれぞれ発生する電圧の変化量から前記被測定実装
回路部品の種類を識別することを特徴とする 請求項（２）に記載の実装回路部品の識別装置は、レン
ジ切換機能を有して被測定実装回路部品に第１の定電流
と該第１の定電流に対して、整数倍の第２の定電流を流
す定電流回路と、前記定電流回路のバイアスを切換えて
前記定電流を整数倍に変化させるバイアス切換回路と、
前記被測定実装回路部品に発生する電圧を測定する計測
増幅器と前記計測増幅器の出力電圧をデジタル信号に変
換するアナログ／デジタルコンバータと、前記第１の定
電流による前記アナログ／デジタルコンバータの出力値
と前記第２の定電流による前記アナログ／デジタルコン
バータの出力値の比の計算をするマイクロコンピュータ
と、前記マイクロコンピュータの計算結果を表示する表
示部とを備えたことを特徴とする。

（作用） 請求項１のように被測定実装回路部品に第１の定電流を
流し、次にその整数倍の第２の定電流を流すと、被測定
回路部品に発生する電圧の変化量は、部品に応じて異な
る特有の変化を示す。例えば、２倍の定電流を与えたと
きには、被測定実装回路部品が抵抗では２倍の電圧変化
となり、ダイオードでは約１．１５倍の電圧変化となり
、コンデンサでは測定値が時間の経過と共に大きくなる
。従って、被測定実装回路部品の種類が判別できる。

請求項（２）のように、電流入力の変化に対する電圧出
力の変化で被測定実装回路部品の種類の判定をするよう
にしているので、検出回路を高速にする必要がなく、回
路構築上有利である。また、本発明では、バイアス切換
回路の切換えにより定電流回路が容易に整数倍の電流出
力を得ることができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図は、本発明に係る実装回路部品の識別装置の一実
施例を示したものである。図示のように本実施例の実装
回路部品の識別装置においては、レンジ切換機能を有し
て被測定実装回路部品１に第１の定電流と該第１の定電
流に対して整数倍の第２の定電流を流す定電流回路２を
有する。

該定電流回路２は、並列接続された抵抗３１〜３ｎと該
抵抗３１〜３ｎの切換えをするスイッチ４１〜４ｎから
なるレンジ切換部５と、該レンジ切換部５の出力側に接
続された増幅回路６とで構成されている。レンジ切換部
５の入力側には、該定電流回路２のバイアスを一■９か
ら２Ｘ（ＶＡ）に切換えて定電流を２倍（整数倍）に変
化させるバイアス切換回路７が設けられている。被測定
実装回路部品１の両端には、該被測定実装回路部品１に
発生する電圧を測定する測定増幅器８が接続されている
。該測定増幅器８の出力側には、該測定増幅器８の出力
電圧をサンプル信号に従ってデジタル信号に変換するア
ナログ／デジタルコンバータ（以下、Ａ／Ｄコンバータ
という〉９が接続されている。該Ａ／Ｄコンバータ９の
出力側には、第１の定電流による該Ａ／Ｄコンバータ９
の出力値との比を計算するマイクロコンピュータ−０が
接続されている。該マイクロコンピュータ−０の出力側
には該マイクロコンピュータ−０の計算結果を値そのも
のとして或いは部品名として表示する表示部］１か設（
つられている。

次に、このような実装回路部品の識別装置を用いた被測
定実装回路部品１の識別方法について説明する。

まず、バイアス切換回路７を−ＶＡ側に接続して、定電
流回路２より被測定実装回路部品１に成る値の第１の定
電流を流す。このとき、該被測定実装回路部品１に発生
した電圧を計測増幅器８で計測し、その値をＡ／Ｄコン
バータ９でデジタル信号に変換し、得られた第１のデジ
タル値をマイクロコンピュータ１０のメモリに記憶させ
る。次にバイアス切換回路７を２Ｘ（−ＶＡ）側に接続
して、定電流回路２より第１の定電流に対して２倍の第
２の定電流を被測定実装回路部品１に流す。このとき、
該被測定実装回路部品に発生した電圧を計測増幅器８て
計測し、その値をＡ／Ｄコンバータ９でデジタル信号に
変換し、得られた第２のデジタル値をマイクロコンピュ
ータ１０のメモリに記憶させる。この時点で、マイクロ
コンピュータ］０は、第１のデジタル値と第２のデジタ
ル値の比の５１算をする。マイクロコンピュータ１０は
計算結果をそのまま表示部１１に表示するか、或いは計
算結果に応じて判定された部品名を表示部］１に表示す
る。

第２図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）は、被側定実装回路
部品１が抵抗、ダイオード、コンデンサの各場合におけ
る第１の定電流と第２の定電流との各電圧変化の例を示
したものである。

被測定実装回路部品１が抵抗の場合には、第２図（ａ）
に示すように、第１の定電流を流したときＴ時間後のＴ
１の時点での電圧は■１、それから更にＴ時間後のＴ２
の時点での電圧は同じ＜Ｖ＋である。次に該第１の定電
流に対して２倍の第２の定電流を流したとき２Ｔ時間後
のＴ、の時点での電圧Ｖ２は２×Ｖ１である。即ち、こ
の場合には、電圧が２倍で変化しているので、被測定実
装回路部品１は抵抗であることがわかる。

被測定実装回路部品１がダイオードの場合には、第２図
（ｂ）に示すように、第１の定電流を流したときＴ時間
後のＴ１の時点ての電圧は■１、それから更にＴ時間後
のＴ２の時点での電圧は同しく　Ｖ　＋である。次に、
該第１の定電流に対して２倍の第２の定電流を流したと
き２Ｔ時間後の′■゛３時点での電圧ｖ２は約１．１５
Ｘ　Ｖ　＋である。即ち、この場合には、電圧が約１．
１５倍に変化しているので、被測定実装回路部品１はタ
イオードであることかわかる。

被測定実装回路部品１がコンデンサの場合には、第２図
（Ｃ）に示すように、第１の定電流を流したときＴ時間
後のＴ１の時点での電圧は■１、それから更にＴ時間後
のＴ２の時点ての電圧■２は２×Ｖ１である。第２の定
電流を流したときにも同様の電圧変化が生ずる。即ち、
この場合には測定値が時間の経過と共に大きくなるので
コンデンサであることがわかる。

なお、本発明は、インザーキットテスタに限らず、回路
基板製造機等における搭載部品試験器等にも同様に適用
することができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、下記のような効
果をえることかてきる。

請求項（１）に記載の実装回路部品の識別方法では、被
測定実装回路部品に第１の定電流を流し、次に、その整
数倍の第２の定電流を流し、このとき該被測定実装回路
部品に発生ずる電圧の変化量を測定するのて、該部品の
種類に応して特有の変化を示す変化量から容易に部品の
種類を識別することかできる。

請求項（２）に記載の実装回路部品の識別装置では、電
流入力の変化に対する電圧出力の変化で被測定実装回路
部品の種類の判定をしているので、検出回路を高速にす
る必要がなく、回路構築か容易となり、且つ回路動作か
確実となる利点がある。このため、この装置を回路基板
検査装置等に組み込むと、部品の検出率を向」ニさせる
ことができる。さらに、本発明ではバイアス切換回路で
定電流回路のバイアス切換えを行うようにしているので
、容易に整数倍の定電流の切換え出力を行わせることが
てきる。

４　、　ｌｌ’４面（７）ｆｆ？ｌｊ？”−すｇ［明第
１図は本発明に係る実装回路部品の識別装置の一実施例
の回路図、第２図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ）は本発明
の識別方法を実施したときの第１、第２の定電流に対す
る電圧変化の状態を示す説明図である。

］−・・被測定実装回路部品、２・・・定電流回路、５
・・・レンジ切換部、７・・・バイアス切換回路、８・
・・計測増幅器、９・・・Ａ／Ｄコンバータ、１０・マ
イクロコンピュータ、１１・・・表示部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被測定実装回路部品に第１の定電流を流し、次に
   該実装回路部品に前記定電流の整数倍の第２の定電流を
   流し、前記第１、第２の定電流の通電時における前記被
   測定実装部品にそれぞれ発生する電圧の変化量から前記
   被測定実装回路部品の種類を識別することを特徴とする
   実装回路部品の識別方法。
2. （２）レンジ切換機能を有して被測定実装回路部品に第
   １の定電流と該第１の定電流に対して、整数倍の第２の
   定電流を流す定電流回路と、前記定電流回路のバイアス
   を切換えて前記定電流を整数倍に変化させるバイアス切
   換回路と、前記被測定実装回路部品に発生する電圧を測
   定する計測増幅器と前記計測増幅器の出力電圧をデジタ
   ル信号に変換するアナログ／デジタルコンバータと、前
   記第１の定電流による前記アナログ／デジタルコンバー
   タの出力値と前記第２の定電流による前記アナログ／デ
   ジタルコンバータの出力値の比の計算をするマイクロコ
   ンピュータと、前記マイクロコンピュータの計算結果を
   表示する表示部とを備えたことを特徴とする実装回路部
   品の識別装置。