JP4489231B2 - 遅延時間調整方法と遅延時間調整回路 - Google Patents

遅延時間調整方法と遅延時間調整回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4489231B2
JP4489231B2 JP2000046225A JP2000046225A JP4489231B2 JP 4489231 B2 JP4489231 B2 JP 4489231B2 JP 2000046225 A JP2000046225 A JP 2000046225A JP 2000046225 A JP2000046225 A JP 2000046225A JP 4489231 B2 JP4489231 B2 JP 4489231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
periodic signal
phase
rising edge
signal
delayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000046225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001237678A (ja
Inventor
暢孝 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2000046225A priority Critical patent/JP4489231B2/ja
Priority to US09/777,897 priority patent/US7106114B2/en
Publication of JP2001237678A publication Critical patent/JP2001237678A/ja
Priority to US11/395,130 priority patent/US7667509B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4489231B2 publication Critical patent/JP4489231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/081Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
    • H03L7/0812Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
    • H03L7/0814Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used the phase shifting device being digitally controlled
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/081Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
    • H03L7/0812Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
    • H03L7/0816Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used the controlled phase shifter and the frequency- or phase-detection arrangement being connected to a common input
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal

Landscapes

  • Dram (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路において伝送される信号の遅延時間を調整する遅延時間調整回路と遅延時間調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、DDR(Double Data Rate)−SDRAM等のように高速動作が要求され、DLL(Delayed Locked Loop)回路(DLLアレイ)が搭載された半導体集積回路においては、クロック信号の位相を調整するための遅延時間調整回路が備えられている。
【0003】
図1は、従来の上記遅延時間調整回路の構成を示す図である。図1に示されるように、この遅延時間調整回路は入力バッファ1と、出力バッファ5と、分周器2,4と、DLLアレイ3と、ダミー回路6と、位相比較器8と、ディレイ調整回路10とを備える。
【0004】
ここで、入力バッファ1はクロック信号を入力して、信号Cinを出力する。また、分周器2及びDLLアレイ3は入力バッファ1に接続され、分周器4及び出力バッファ5はDLLアレイ3の出力端に接続される。ここで、分周器2はターゲットクロック信号tclkを出力し、DLLアレイ3は信号Coutを出力し、出力バッファ5はDLLアレイ3により遅延されたクロック信号を出力する。さらに、上記分周器2と分周器4の分周率は同率とされる。
【0005】
また、ダミー回路6は分周器4に接続され、遅延クロックdclkを出力する。そして、位相比較器8は分周器2及びダミー回路6の出力端に接続され、供給されたターゲットクロック信号tclk及び帰還した遅延クロックdclkに応じて、結果を示す信号outをディレイ調整器10へフィードバックする。また、ディレイ調整回路10の出力端はDLLアレイ3に接続され、ディレイ調整回路10からDLLアレイ3へ制御信号CSが供給される。
【0006】
図2は、図1に示されたDLLアレイ3の構成を示す回路図である。図2に示されるように、DLLアレイ3は並列接続された複数のスイッチSW1〜SWnを含む切り替え部31と、各スイッチSW1〜SWnに対応するよう設けられたインバータINV1〜INVnとを含む。ここで、切り替え部31に含まれた各スイッチSW1〜SWnの切り替えは、ディレイ調整回路10から供給される制御信号CSにより制御される。なお、上記インバータINV1〜INVnのそれぞれにおいては、信号が時間tdだけ遅延される。
【0007】
上記の回路においては、入力バッファ1における遅延時間をd1、出力バッファ5における遅延時間をd2とすると、ダミー回路6の遅延時間は(d1+d2)とされる。また、DLLアレイ3の遅延時間をd3とすると、入力バッファ1に入力されたクロック信号が出力バッファ5から出力されるまでの遅延時間は(d1+d2+d3)となる。
【0008】
さらに、分周器2,4の遅延時間をd4とすると、入力バッファ1に入力されたクロック信号がターゲットクロック信号tclkとして位相比較器8に入力されるまでの遅延時間は(d1+d4)となり、入力バッファ1に入力されたクロック信号が遅延クロック信号dclkとして位相比較器8に入力されるまでの遅延時間は(d1+d3+d4+(d1+d2))となる。
【0009】
従って、ターゲットクロック信号tclkと遅延クロック信号dclkにおける遅延時間の差は(d1+d2+d3)となるため、該差は入力バッファ1に入力されたクロック信号が出力バッファ5から出力されるまでの遅延時間と一致する。これより、入力バッファ1に入力されるクロック信号と、出力バッファ5から出力されるクロック信号との位相を揃えるために、ターゲットクロック信号tclkと遅延クロック信号dclkにおける遅延時間の差(d1+d2+d3)が該クロック信号におけるn(nは1又は2、あるいは他の自然数)個のクロック分の時間に相当するよう、ディレイ調整回路10によってDLLアレイ3での遅延時間が調整される。
【0010】
以下において、図3及び図4の波形図を参照しつつ、図1に示された従来の遅延時間調整回路の動作を説明する。まず、図3(a)に示された信号Cinは、図3(b)に示されるように、分周器2によって4分周され、ターゲットクロック信号tclkとして位相比較器8に供給される。一方、DLLアレイ3においては信号Cinが所定時間遅延され、図3(c)に示された信号Coutが生成される。そして、この信号Coutは分周器4により4分周され、図3(d)に示されるモニタクロック信号mclkが生成される。
【0011】
ここで、分周器2,4の構成は同じものとされるため、分周器2から出力されたターゲットクロック信号tclkに対する分周器4から出力されたモニタクロック信号mclkの遅延時間VDは、DLLアレイ3における遅延時間を意味する。そしてここでは、DLLアレイ3の可変遅延段は、遅延時間を最小とする最小段とされるものとする。
【0012】
また、モニタクロック信号mclkはダミー回路6において周波数によらず固定時間FDだけ遅延され、図3(e)に示される遅延クロック信号dclkが生成される。そして、この遅延クロック信号dclkと上記ターゲットクロック信号tclkは、位相比較器8において相互の位相が比較され、時間TD分だけ遅延クロック信号dclkの位相が進んでいることが判定される。このとき位相比較器8は、遅延クロック信号dclkの位相が時間TD分だけ進んでいることを示す信号outを、ディレイ調整回路10へ供給する。
【0013】
そして、ディレイ調整回路10は信号outに応じた制御信号CSをDLLアレイ3に供給し、DLLアレイ3における遅延時間が時間TDだけ延長される。以上のような動作により、遅延クロック信号dclkの位相がターゲットクロック信号tclkの位相に揃えられる。
【0014】
次に、半導体集積回路における動作の高速化の要求に応じて、入力バッファ1へより高い周波数を有するクロック信号が入力される場合の動作を、図4を参照しつつ説明する。まずこの場合には、分周器2及びDLLアレイ3に供給される信号Cinの周波数は、図4(a)に示されるように、図3(a)に示された信号Cinの周波数より高いものとなる。そしてこの信号Cinは、上記と同様に分周器2によって4分周され、図4(b)に示されるターゲットクロック信号tclkとして位相比較器8に供給される。一方、DLLアレイ3においては信号Cinが所定時間遅延され、図4(c)に示された信号Coutが生成される。そして、この信号Coutは分周器4により4分周され、図4(d)に示されるモニタクロック信号mclkが生成される。
【0015】
ここで分周器2,4の構成は、上記のように同じものとされるため、分周器2から出力されたターゲットクロック信号tclkに対する分周器4から出力されたモニタクロック信号mclkの遅延時間VDは、DLLアレイ3における遅延時間を意味する。そしてここでは、DLLアレイ3の可変遅延段は、遅延時間を最小とする最小段とされるものとする。
【0016】
また、モニタクロック信号mclkはダミー回路6において周波数によらず固定時間FDだけ遅延され、図4(e)に示される遅延クロック信号dclkが生成される。そして、この遅延クロック信号dclkと上記ターゲットクロック信号tclkは、位相比較器8において相互の位相が比較される。
【0017】
しかしながら、図4(b)と図4(e)に示されるように、信号Cinの周波数が高い場合には、DLLアレイ3における最小段の遅延時間VDとダミー回路6において遅延される周波数に依存しない固定時間FDとの和により、遅延クロック信号dclkの位相がターゲットクロック信号tclkの位相より遅れることが生じ得る。
【0018】
このような場合には、既に遅延クロック信号dclkの位相がターゲットクロック信号tclkの位相より遅れているため、ターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックを基準として遅延クロック信号dclkの位相をターゲットクロック信号tclkの位相に合わせるようにDLLアレイ3における遅延時間を調整することはできないという問題がある。なお、このような場合はいわゆるアンダーフロー状態と呼ばれている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題を解消するためになされたもので、周波数が高い場合においても信号の遅延時間を容易に調整することができる遅延時間調整回路と遅延時間調整方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記の目的は、入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、前記第一の周期信号と前記第二の周期信号の位相を揃えるように第一の周期信号の遅延時間を調整する方法であって、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているときには、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジより位相が遅れていると共に第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジとの位相差が最小である第一の周期信号における立ち上がりエッジと一致するよう、位相調整開始時は第二の周期信号が遅れるように遅延時間を調整することを特徴とする遅延時間調整方法を提供することにより達成される。このような手段によれば、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、初期状態において、第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジに対し位相が遅れている場合でも、第二の周期信号と第一の周期信号の位相を容易に揃えることができる。
【0022】
また、本発明の目的は、入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、第一の周期信号と第二の周期信号の位相を揃えるように第一の周期信号の遅延時間を調整する方法であって、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているか否かを判断する第一のステップと、第一のステップにおいて、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていると判断されたときには、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号において第一の立ち上がりエッジより一周期遅れた第二の立ち上がりエッジの位相とが一致するよう、位相調整開始時は第二の周期信号の位相を遅らせる第二のステップとを有することを特徴とする遅延時間調整方法を提供することにより達成される。
【0023】
このような手段によれば、第一の周期信号の周波数が高くなり、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れる場合でも、第二の周期信号の位相を第一の周期信号の位相に容易に揃えることができる。
【0024】
また、本発明の目的は、入力信号と出力信号の位相が一致するように入力信号の遅延時間を調整する遅延時間調整回路であって、入力信号と出力信号の位相差がN周期(Nは0以外の整数)となるまで出力信号の位相を遅らせる遅延手段を備えたことを特徴とする遅延時間調整回路を提供することにより達成される。このような手段によれば、入力信号と出力信号の位相をそろえるために、遅延手段において出力信号の位相を遅らせる際の自由度を高めることができる。
【0025】
また、本発明の目的は、入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、第一の周期信号と第二の周期信号の位相を揃えるように第一の周期信号の遅延時間を調整する遅延時間調整回路であって、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていると判断されたときには、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジより位相が遅れていると共に第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジとの位相差が最小である第一の周期信号における立ち上がりエッジと一致するよう、位相調整開始時は前記の周期信号の位相が遅れるように遅延時間を調整する遅延手段を備えたことを特徴とする遅延時間調整回路を提供することにより達成される。このような手段によれば、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、初期状態において、第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジに対し位相が遅れている場合でも、遅延手段において遅延時間を調整することにより第二の周期信号と第一の周期信号の位相を容易に揃えることができる。
【0026】
また、本発明の目的は、入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、前記第一の周期信号と前記第二の周期信号の位相を揃えるように第一の周期信号の遅延時間を調整する遅延時間調整回路であって、第一の周期信号を遅延させて第二の周期信号を生成する遅延手段と、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているか否かを検出する位相状態検出手段と、位相状態検出手段により、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていることが検出されたときには、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号において第一の立ち上がりエッジより一周期遅れた第二の立ち上がりエッジの位相とが一致するまで、位相調整開始時は第二の周期信号の位相を遅らせるよう遅延手段を制御する調整手段とを備えたことを特徴とする遅延時間調整回路を提供することにより達成される。このような手段によれば、第一の周期信号の周波数が高くなり、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れる場合でも、調整手段が遅延手段を制御することにより第二の周期信号の位相を第一の周期信号の位相に容易に揃えることができる。
【0027】
ここで、調整手段は、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号における第二の立ち上がりエッジの位相とが一致した後は、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号における第二の立ち上がりエッジの位相が許容範囲内で常時一致するよう遅延手段を制御するものとすることができる。このような手段によれば、第一の周期信号と位相が揃った第二の周期信号を安定して外部へ出力することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳しく説明する。なお、図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。
【0029】
図5は、本発明の実施の形態に係る遅延時間調整回路の構成を示す図である。図5に示されるように、本発明の実施の形態に係る遅延時間調整回路は、入力バッファ1と、出力バッファ5と、分周器2,4と、DLLアレイ7と、ダミー回路6と、位相比較器8と、ディレイ調整回路24と、状態判定回路20と、状態検出回路22とを備える。
【0030】
なお、上記分周器2は信号の位相を調整する際に用いられる基準(ターゲット)を決定する要素であり、分周器4は該位相の調整を図る頻度を決定する要素であると考えることができる。
【0031】
また、入力バッファ1はクロック信号を入力する。また、分周器2及びDLLアレイ7は入力バッファ1に接続され、分周器4及び出力バッファ5はDLLアレイ7の出力端に接続される。ここで、分周器2はターゲットクロック信号tclkを出力する。また、ダミー回路6は分周器4に接続され、遅延クロックdclkを出力する。そして、位相比較器8は分周器2及びダミー回路6の出力端に接続され、位相比較の結果を示す信号outを状態判定回路20と状態検出回路22に供給する。
【0032】
また、状態検出回路22はさらに、DLLアレイ7による位相比較動作を開始する時にハイレベルに活性化されるパワーオンリセット信号reszを受けて、状態検出結果信号fstzを状態判定回路20へ供給する。そして、状態判定回路20はディレイ調整回路24へ比較結果信号upzを供給する。また、ディレイ調整回路24の出力端はDLLアレイ7に接続され、ディレイ調整回路24からDLLアレイ7へ制御信号CSが供給される。ここで、分周器2,4における分周率は例えば4とされる。なお、図5に示された遅延時間調整回路においては、後述するようにDLLアレイ7に含まれる遅延段数(インバータINV1〜INVn)は従来より少なくて足りることとなる。
【0033】
以下において、上記遅延時間調整回路の動作を図6及び図7の波形図を参照して説明する。まず、上記より図6(a)に示された信号Cinは、図6(b)に示されるように、分周器2によって4分周され、ターゲットクロック信号tclkとして位相比較器8に供給される。一方、DLLアレイ7においては信号Cinが所定時間遅延され、図6(c)に示された信号Coutが生成される。そして、この信号Coutは分周器4により4分周され、図6(d)に示されるモニタクロック信号mclkが生成される。
【0034】
ここで、分周器2,4の構成は同じものとされるため、分周器2から出力されたターゲットクロック信号tclkに対する分周器4から出力されたモニタクロック信号mclkの遅延時間VDは、DLLアレイ7における遅延時間を意味する。そしてここでは、DLLアレイ7の可変遅延段は、遅延時間を最小とする最小段とされるものとする。
【0035】
また、モニタクロック信号mclkはダミー回路6において周波数によらず固定時間FDだけ遅延され、図3(e)に示される遅延クロック信号dclkが生成される。そして、この遅延クロック信号dclkと上記ターゲットクロック信号tclkは、位相比較器8において相互の位相が比較され、時間TD分だけ遅延クロック信号dclkの位相が進んでいることが判定される。このとき位相比較器8は、遅延クロック信号dclkの位相が時間TD分だけ進んでいることを示す信号outを、状態判定回路20及び状態検出回路22へ供給する。
【0036】
そしてこのとき、状態検出回路22は、後に詳しく記すように、DLLアレイ7による遅延時間調整動作の開始時にハイレベルとされたパワーオンリセット信号reszを受けてハイレベルの状態検出結果信号fstzを状態判定回路20へ供給する。これにより、状態判定回路20は、後述するように、ハイレベルの比較結果信号upzをディレイ調整回路24へ供給することとなる。
【0037】
そして、ディレイ調整回路10は供給されたハイレベルの比較結果信号upzに応じた制御信号CSをDLLアレイ7に供給し、DLLアレイ7における遅延時間が時間TDだけ延長される。以上のような動作によって、遅延クロック信号dclkとして図6(f)に示された信号Lonが生成されることにより、遅延クロック信号dclkの位相がターゲットクロック信号tclkの位相に揃えられロックオンされる。なおロックオンとは、遅延クロック信号dclkとターゲットクロック信号tclkとの位相を、許容範囲内で常時一致させることをいう。またここで、許容範囲とは、例えば、該遅延時間調整回路が搭載される半導体集積回路のスペックにおいて、正常動作を保証する動作周波数のマージンをいう。
【0038】
次に、半導体集積回路における動作の高速化の要求に応じて、入力バッファ1へより高い周波数を有するクロック信号が入力される場合の動作を、図7を参照しつつ説明する。まずこの場合には、分周器2及びDLLアレイ7に供給される信号Cinの周波数は、図7(a)に示されるように、図6(a)に示された信号Cinの周波数より高いものとなる。そしてこの信号Cinは、上記と同様に分周器2によって4分周され、図7(b)に示されるターゲットクロック信号tclkとして位相比較器8に供給される。
【0039】
一方、DLLアレイ7においては信号Cinが所定時間遅延され、図7(c)に示された信号Coutが生成される。そして、この信号Coutは分周器4により4分周され、図7(d)に示されるモニタクロック信号mclkが生成される。
【0040】
ここで分周器2,4の構成は、上記のように同じものとされるため、分周器2から出力されたターゲットクロック信号tclkに対する分周器4から出力されたモニタクロック信号mclkの遅延時間VDは、DLLアレイ7における遅延時間を意味する。そしてここでは、DLLアレイ7の可変遅延段は、遅延時間を最小とする最小段とされるものとする。
【0041】
また、モニタクロック信号mclkはダミー回路6において周波数によらず固定時間FDだけ遅延され、図7(e)に示される遅延クロック信号dclkが生成される。そして、この遅延クロック信号dclkと上記ターゲットクロック信号tclkは、位相比較器8において相互の位相が比較される。
【0042】
しかしながら、図7(b)と図7(e)に示されるように、信号Cinの周波数が高い場合には、DLLアレイ7における最小段の遅延時間VDとダミー回路6において遅延される周波数に依存しない固定時間FDとの和により、遅延クロック信号dclkの位相がターゲットクロック信号tclkの位相より遅れることが生じ得る。
【0043】
このような場合には、既に遅延クロック信号dclkの位相がターゲットクロック信号tclkの位相より遅れているため、ターゲットクロック信号tclkの最初の立ち上がり(ロウレベルからハイレベルへの遷移を指称し、「立ち上がりエッジ」とも呼ばれる)を基準として遅延クロック信号dclkの位相をターゲットクロック信号tclkの位相に合わせるようにDLLアレイ7における遅延時間を調整することはできない。
【0044】
このとき、図5に示された状態検出回路22は、位相比較器8における比較結果によらず、供給されたパワーオンリセット信号reszに応じて、上記と同様にハイレベルの状態検出結果信号fstzを状態判定回路20へ供給するため、ディレイ調整回路24は、状態判定回路20よりハイレベルの比較結果信号upzを供給されることとなる。なお、状態検出回路22と状態判定回路20については、後に詳しく説明する。
【0045】
従って、ディレイ調整回路24は供給されたハイレベルの比較結果信号upzに応じた制御信号CSをDLLアレイ7に供給し、DLLアレイ7における遅延時間が延長される。
【0046】
ここで、上記のような位相比較動作とその結果による遅延時間の延長が繰り返されることにより、さらに時間ADを超えた長い時間遅延され、遅延クロック信号dclkの最初のクロック(立ち上がり)がターゲットクロック信号tclkの二番目のクロック(立ち上がり)より遅れることとなると、位相比較器8からはロウレベルの信号outが状態検出回路22へ供給される。これにより、状態検出回路22はロウレベルの状態検出結果信号fstzを状態判定回路20へ供給するため、状態判定回路20が活性化され、位相比較器8における比較結果がそのままロウレベルの比較結果信号upzとして、ディレイ調整回路24へ供給される。
【0047】
このようにして、ディレイ調整回路24は供給された上記比較結果信号upzに応じた制御信号CSをDLLアレイ7に供給し、DLLアレイ7における遅延時間が短縮される。その結果、図7(f)に示されるように、最初のクロック(立ち上がり)がターゲットクロック信号tclkの二番目のクロック(立ち上がり)と揃うように位相が調整された信号Lonが、遅延クロック信号dclkとして生成され、ロックオンされる。
【0048】
以下において、図5に示された位相比較器8について、詳しく説明する。図8に示されるように、位相比較器8はNAND回路80〜85を含み、ターゲットクロック信号tclkがNAND回路81,82へ供給され、遅延クロック信号dclkがNAND回路83へ供給される。そして、NAND回路84の出力端から信号outが出力される。
【0049】
図9は、遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックより遅れている場合の上記位相比較器8の動作を示す波形図である。なお、図9においては、遅延クロック信号dclkとターゲットクロック信号tclk及び信号outの他に、図9(c)から図9(f)において、それぞれNAND回路80〜83の出力ノードNA,NB,NC,NDにおける電位変動が示されている。
【0050】
ここで、図9に示されるように、遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックより遅れている場合には、ターゲットクロック信号tclkのいわゆる立ち上がり時刻TA以前においては、NAND回路84,85によりハイレベル又はロウレベルの信号outがラッチされる。そして、時刻TAにおいてターゲットクロック信号tclkがハイレベルとなると、ノードNBの電位がロウレベルに下がり、その結果として信号outがロウレベルに固定される。このようにして、位相比較器8はロウレベルの信号outを状態検出回路22及び状態判定回路20に供給することにより、遅延クロック信号の最初のクロックがターゲットクロック信号の一番目のクロックに対して遅れているという判定結果(decrease)を伝達する。
【0051】
同様に、図10は、遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックより進んでいる場合の上記位相比較器8の動作を示す波形図である。なお、図10においても、遅延クロック信号dclkとターゲットクロック信号tclk及び信号outの他に、図10(c)から図10(f)において、それぞれNAND回路80〜83の出力ノードNA,NB,NC,NDにおける電位変動が示されている。
【0052】
ここで、図10に示されるように、遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックより進んでいる場合には、ターゲットクロック信号tclkのいわゆる立ち上がり時刻TA以前においては、NAND回路84,85によりハイレベル又はロウレベルの信号outがラッチされる。そして、時刻TAにおいてターゲットクロック信号tclkがハイレベルとなると、ノードNAの電位がロウレベルに下がり、その結果として信号outがハイレベルに固定される。このようにして、位相比較器8はハイレベルの信号outを状態検出回路22及び状態判定回路20に供給することにより、遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックに対して進んでいるという判定結果(decrease)を伝達する。
次に、図5に示された状態検出回路22について詳しく説明する。図11は、図5に示された状態検出回路22の構成を示す回路図である。図11に示されるように状態検出回路22は、遅延回路40と、インバータ41〜45と、NOR回路NOR1と、ゲートGT1,GT2と、NチャネルMOSトランジスタNT1〜NT7と、PチャネルMOSトランジスタPT1〜PT8とを備える。そして、遅延回路40は直列接続されたインバータ46〜48と、MOSキャパシタMC1,MC2とを含む。
【0053】
ここで、図11に示されるように、位相比較器8から供給された信号outはNOR回路NOR1及び遅延回路40へ供給される。従って、NOR回路NOR1には、信号outと該信号outが遅延回路40により所定時間遅延された信号とが入力される。また、本実施の形態に係る遅延時間調整回路の電源が投入された時に、ロウレベルからハイレベルへ遷移するパワーオンリセット信号reszが、インバータ42の入力端とNチャネルMOSトランジスタNT1のゲートに供給される。また、上記NチャネルMOSトランジスタNT1のソースは接地ノードNgに接続され、ドレインはインバータ45を介して状態検出回路22の出力ノードNoutに接続される。
【0054】
また、インバータ43,44間及びインバータ44,45間にそれぞれ接続されたゲートGT1,GT2は、共にNOR回路1の出力信号に応じて開閉される。
【0055】
次に、状態検出回路22の動作を説明する。まず、電源投入時においてNチャネルMOSトランジスタNT1のゲートにハイレベルのパワーオンリセット信号reszが供給されるため、NチャネルMOSトランジスタNT1がオンし、インバータ45へ接地ノードNgより接地電圧が供給される。これにより、ロウレベルの信号がインバータ45により反転され、状態検出回路22の出力ノードNoutへはハイレベルの状態検出結果信号fstzが供給される。
【0056】
なおこのとき、PチャネルMOSトランジスタPT1,PT2のゲートにはインバータ42よりロウレベルの信号が供給されるため、両PチャネルMOSトランジスタPT1,PT2はオンする。これより、インバータ43,44には電源ノードNvから電源電圧vccが供給されるため、NチャネルMOSトランジスタNT3,NT5のゲートへはロウレベルの信号が供給され、両NチャネルMOSトランジスタNT3,NT5はオフされる。
【0057】
以上より、初期状態においては、状態検出回路22は不活性化され、ハイレベルに固定された状態検出結果信号fstzを出力する。ここで、位相比較器8から供給される信号outがハイレベルからロウレベルに変化したとすると、NOR回路NOR1の一方の入力端にはロウレベルの信号が入力されるが、該ロウレベルの信号outが遅延回路40を伝送する間は、NOR回路NOR1の他方の入力端には依然としてロウレベルの信号outが供給される。従って、この間においてはNOR回路NOR1からはハイレベルの信号が出力される。
【0058】
これにより、ゲートGT1,GT2はオープン状態とされるため、ロウレベルを有したインバータ43の出力信号がゲートGT1を介してインバータ44へ伝送される。そしてさらに、インバータ44はハイレベルを有した出力信号をゲートGT2を介してインバータ45へ伝送する。従って、この場合にはインバータ45から出力ノードNoutへロウレベルを有した信号が供給される。
【0059】
以上より、位相比較器8より供給される信号outがハイレベルからロウレベルへ遷移したときにおいてのみ、状態検出回路22はロウレベルの状態検出結果信号fstzを出力することとなる。
【0060】
次に、図5に示された状態判定回路20について詳しく説明する。図12は、図5に示された状態判定回路20の構成を示す回路図である。図12に示されるように、状態判定回路20はNOR回路NOR2と、該NOR回路NOR2に接続されたインバータ49とを含む。ここで、NOR回路NOR2の二つの入力端には、位相比較器8から供給される信号outと、状態検出回路22から供給される状態検出結果信号fstzとが入力される。そして、インバータ49の出力端から比較結果信号upzがディレイ調整回路24へ供給される。
【0061】
次に、上記状態判定回路20の動作を説明する。まず初期状態においては、上記のように、ハイレベルを有する状態検出結果信号fstzがNOR回路NOR2に供給されるため、インバータ49へは信号outの論理レベルによらず常にロウレベルの信号が供給される。従って、インバータ49からはハイレベルの比較結果信号upzがディレイ調整回路24へ出力される。なお、上記のようにディレイ調整回路24は、ハイレベルの比較結果信号upzが供給された場合には、DLLアレイ7での遅延時間を増大させるようDLLアレイ7の切り替え部31を制御し、ロウレベルの比較結果信号upzが供給された場合には、DLLアレイ7での遅延時間を短縮するようDLLアレイ7の切り替え部31を制御する。
【0062】
ここで、状態判定回路20は、状態検出回路22からロウレベルの状態検出結果信号fstzが供給されるまで、ハイレベルの比較結果信号upzをディレイ調整回路24へ出力する。そして、状態判定回路20は、状態検出回路22からロウレベルの状態検出結果信号fstzが供給されたとき、NOR回路NOR2が活性化されるため、位相比較器8から供給された信号outと同じ論理レベルの信号を比較結果信号upzとしてディレイ調整回路24へ供給する。
【0063】
以上より、本実施の形態に係る遅延時間調整回路によれば、初期状態において遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックより進んでいる場合には、遅延クロック信号dclkの最初の立ち上がりがターゲットクロック信号tclkの一番目の立ち上がりに揃うように、遅延クロック信号dclkがさらに遅延される。
【0064】
そして、クロック信号の周波数が高くなり、DLLアレイ7が最小段の時でさえも遅延クロック信号dclkの最初のクロックがターゲットクロック信号tclkの一番目のクロックより遅れている場合には、遅延クロック信号dclkの最初の立ち上がりがターゲットクロック信号tclkの二番目の立ち上がりに揃うように、遅延クロック信号dclkがさらに遅延される。
【0065】
従って、従来のアンダーフロー状態を回避して、クロック周波数が高周波化したときにおいても容易にクロック信号の位相調整ができるため、半導体集積回路の動作周波数帯域を拡大することができる。
【0066】
【発明の効果】
【0067】
上述の如く、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているときには、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジより位相が遅れていると共に第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジとの位相差が最小である第一の周期信号における立ち上がりエッジと一致するよう遅延時間を調整すれば、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、初期状態において、第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジに対し位相が遅れている場合でも、第二の周期信号と第一の周期信号の位相を容易に揃えることができるため、第一の周期信号が高周波数化した場合であっても、所望の位相調整が不可能となるいわゆるアンダーフロー状態を回避し、汎用性及び動作の信頼性を高めることができる。
【0068】
また、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていると判断されたときには、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号において第一の立ち上がりエッジより一周期遅れた第二の立ち上がりエッジの位相とが一致するよう、位相調整開始時は第二の周期信号の位相を遅らせることとすれば、第一の周期信号の周波数が高くなり、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れる場合でも、第二の周期信号の位相を第一の周期信号の位相に容易に揃えることができるため、汎用性及び動作の信頼性を高めることができる。
【0069】
また、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号における第二の立ち上がりエッジの位相とが一致した後は、第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相と第一の周期信号における第二の立ち上がりエッジの位相が許容範囲内で常時一致するよう上記遅延時間を制御すれば、第一の周期信号と位相が揃った第二の周期信号を安定して外部へ出力することができるため、動作の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の遅延時間調整回路の構成を示す図である。
【図2】図1に示されたDLL(Delayed Locked Loop)アレイの構成を示す回路図である。
【図3】図1に示された従来の遅延時間調整回路の動作を示す第一の波形図である。
【図4】図1に示された従来の遅延時間調整回路の動作を示す第二の波形図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る遅延時間調整回路の構成を示す図である。
【図6】図5に示された遅延時間調整回路の動作を示す第一の波形図である。
【図7】図5に示された遅延時間調整回路の動作を示す第二の波形図である。
【図8】図5に示された位相比較器の構成を示す回路図である。
【図9】遅延クロック信号の最初のクロックがターゲットクロック信号の一番目のクロックより遅れている場合における、図8に示された位相比較器の動作を示す波形図である。
【図10】遅延クロック信号の最初のクロックがターゲットクロック信号の一番目のクロックより進んでいる場合における、図8に示された位相比較器の動作を示す波形図である。
【図11】図5に示された状態検出回路の構成を示す回路図である。
【図12】図5に示された状態判定回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 入力バッファ
2,4 分周器
3,7 DLL(Delayed Locked Loop)アレイ
5 出力バッファ
6 ダミー回路
8 位相比較器
10 ディレイ調整回路
20 状態判定回路
22 状態検出回路
31 切り替え部
40 遅延回路
41〜49,INV1〜INVn インバータ
80〜85 NAND回路
SW1〜SWn スイッチ
NT1〜NT7 NチャネルMOSトランジスタ
PT1〜PT8 PチャネルMOSトランジスタ
GT1,GT2 ゲート
NOR1、NOR2 NOR回路
MC1,MC2 MOSキャパシタ
NA,NB,NC,ND ノード
Nv 電源ノード
Ng 接地ノード

Claims (5)

  1. 入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、前記第一の周期信号と前記第二の周期信号の位相を揃えるように前記第一の周期信号の遅延時間を調整する方法であって、
    前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているときには、前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジより位相が遅れていると共に前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジとの位相差が最小である前記第一の周期信号における立ち上がりエッジと一致するよう、位相調整開始時は前記第二の周期信号が遅れるように前記遅延時間を調整することを特徴とする遅延時間調整方法。
  2. 入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、前記第一の周期信号と前記第二の周期信号の位相を揃えるように前記第一の周期信号の遅延時間を調整する方法であって、
    前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているか否かを判断する第一のステップと、
    前記第一のステップにおいて、前記第二の周期信号における前記所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における前記第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていると判断されたときには、前記第二の周期信号における前記所定の立ち上がりエッジの位相と前記第一の周期信号において前記第一の立ち上がりエッジより一周期遅れた第二の立ち上がりエッジの位相とが一致するよう、位相調整開始時は前記第二の周期信号の位相を遅らせる第二のステップとを有することを特徴とする遅延時間調整方法。
  3. 入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、前記第一の周期信号と前記第二の周期信号の位相を揃えるように前記第一の周期信号の遅延時間を調整する遅延時間調整回路であって、
    前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていると判断されたときには、前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジが、前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジより位相が遅れていると共に前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジとの位相差が最小である前記第一の周期信号における立ち上がりエッジと一致するよう、位相調整開始時は前記第二の周期信号の位相が遅れるように前記遅延時間を調整する遅延手段を備えたことを特徴とする遅延時間調整回路。
  4. 入力された第一の周期信号と出力される第二の周期信号の位相比較に基づいて、前記第一の周期信号と前記第二の周期信号の位相を揃えるように前記第一の周期信号の遅延時間を調整する遅延時間調整回路であって、
    前記第一の周期信号を遅延させて前記第二の周期信号を生成する遅延手段と、
    前記第二の周期信号における所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れているか否かを検出する位相状態検出手段と、
    前記位相状態検出手段により、前記第二の周期信号における前記所定の立ち上がりエッジの位相が、前記第一の周期信号における前記第一の立ち上がりエッジの位相に対して遅れていることが検出されたときには、前記第二の周期信号における前記所定の立ち上がりエッジの位相と前記第一の周期信号において前記第一の立ち上がりエッジより一周期遅れた第二の立ち上がりエッジの位相とが一致するまで、位相調整開始時は前記第二の周期信号の位相を遅らせるよう前記遅延手段を制御する調整手段とを備えたことを特徴とする遅延時間調整回路。
  5. 前記調整手段は、前記第二の周期信号における前記所定の立ち上がりエッジの位相と前記第一の周期信号における前記第二の立ち上がりエッジの位相とが一致した後は、前記第二の周期信号における前記所定の立ち上がりエッジの位相と前記第一の周期信号における前記第二の立ち上がりエッジの位相が許容範囲内で常時一致するよう前記遅延手段を制御する請求項に記載の遅延時間調整回路。
JP2000046225A 2000-02-23 2000-02-23 遅延時間調整方法と遅延時間調整回路 Expired - Fee Related JP4489231B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000046225A JP4489231B2 (ja) 2000-02-23 2000-02-23 遅延時間調整方法と遅延時間調整回路
US09/777,897 US7106114B2 (en) 2000-02-23 2001-02-07 Delay time adjusting method of delaying a phase of an output signal until a phase difference between an input signal and the output signal becomes an integral number of periods other than zero
US11/395,130 US7667509B2 (en) 2000-02-23 2006-04-03 Delay time adjusting method of delaying a phase of an output signal until a phase difference between an input signal and the output signal becomes an integral number of periods other than zero

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000046225A JP4489231B2 (ja) 2000-02-23 2000-02-23 遅延時間調整方法と遅延時間調整回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001237678A JP2001237678A (ja) 2001-08-31
JP4489231B2 true JP4489231B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=18568689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000046225A Expired - Fee Related JP4489231B2 (ja) 2000-02-23 2000-02-23 遅延時間調整方法と遅延時間調整回路

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7106114B2 (ja)
JP (1) JP4489231B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100568343C (zh) * 2001-08-31 2009-12-09 株式会社建伍 生成基音周期波形信号的装置和方法及处理语音信号的装置和方法
KR100502408B1 (ko) * 2002-06-21 2005-07-19 삼성전자주식회사 액티브 터미네이션을 내장한 메모리 장치의 파워-업시퀀스를 제어하는 메모리 시스템과 그 파워-업 및 초기화방법
US6680874B1 (en) * 2002-08-29 2004-01-20 Micron Technology, Inc. Delay lock loop circuit useful in a synchronous system and associated methods
US7373561B2 (en) * 2002-10-29 2008-05-13 Broadcom Corporation Integrated packet bit error rate tester for 10G SERDES
US8385188B2 (en) 2002-10-29 2013-02-26 Broadcom Corporation Multi-port, gigabit serdes transceiver capable of automatic fail switchover
US7430240B2 (en) * 2003-10-29 2008-09-30 Broadcom Corporation Apparatus and method for automatic polarity swap in a communications system
US7355464B2 (en) * 2005-05-09 2008-04-08 Micron Technology, Inc. Apparatus and method for controlling a delay- or phase-locked loop as a function of loop frequency
JP4448076B2 (ja) * 2005-09-16 2010-04-07 富士通株式会社 データ送受信回路のタイミング調整回路、lsi及びデータ送受信システム
JP4905354B2 (ja) * 2005-09-20 2012-03-28 富士通株式会社 電源電圧調整装置
KR100807116B1 (ko) * 2006-10-31 2008-02-26 주식회사 하이닉스반도체 지연 고정 루프
US8699514B2 (en) 2007-01-12 2014-04-15 Broadcom Corporation Multi-rate MAC to PHY interface
US7592846B2 (en) * 2007-02-16 2009-09-22 Intersil Americas Inc. Method for using digital PLL in a voltage regulator
JP2011060364A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Elpida Memory Inc クロック生成回路及びこれを備える半導体装置並びにデータ処理システム
CN102571041B (zh) * 2010-12-22 2015-02-04 上海华虹宏力半导体制造有限公司 检测电路延时和时序的方法及采用该方法校准延时的方法
JP2012195834A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Elpida Memory Inc 半導体装置
KR20120111282A (ko) * 2011-03-31 2012-10-10 에스케이하이닉스 주식회사 클럭 신호 생성회로
CN109586724B (zh) * 2018-11-27 2020-04-14 合肥本源量子计算科技有限责任公司 Dac输出信号初相位调节方法及多通道dac同步方法
KR20210057416A (ko) * 2019-11-12 2021-05-21 삼성전자주식회사 무선 통신 장치 및 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10112182A (ja) * 1996-08-13 1998-04-28 Fujitsu Ltd 半導体装置、半導体装置システム及びディジタル遅延回路
JP2001005554A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Hitachi Ltd 半導体装置及びタイミング制御回路

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4873491A (en) * 1987-10-19 1989-10-10 Wilkins Jeffrey K Phase shift circuit utilizing a variable time delay line
JP2771464B2 (ja) * 1994-09-29 1998-07-02 日本電気アイシーマイコンシステム株式会社 ディジタルpll回路
JP4090088B2 (ja) * 1996-09-17 2008-05-28 富士通株式会社 半導体装置システム及び半導体装置
JP3309782B2 (ja) * 1997-06-10 2002-07-29 日本電気株式会社 半導体集積回路
JP3481148B2 (ja) * 1998-10-15 2003-12-22 富士通株式会社 Dll回路を有する集積回路装置
JP3789628B2 (ja) * 1998-01-16 2006-06-28 富士通株式会社 半導体装置
JP4178225B2 (ja) 1998-06-30 2008-11-12 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 集積回路装置
US6100735A (en) * 1998-11-19 2000-08-08 Centillium Communications, Inc. Segmented dual delay-locked loop for precise variable-phase clock generation
JP2000278123A (ja) * 1999-03-19 2000-10-06 Fujitsu Quantum Device Kk 誤差抑制位相比較回路及びこれを用いたpll回路
JP2001237680A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Fujitsu Ltd 遅延時間調整回路と遅延時間調整方法
CN1268060C (zh) * 2000-06-05 2006-08-02 三菱电机株式会社 时钟同步装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10112182A (ja) * 1996-08-13 1998-04-28 Fujitsu Ltd 半導体装置、半導体装置システム及びディジタル遅延回路
JP2001005554A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Hitachi Ltd 半導体装置及びタイミング制御回路

Also Published As

Publication number Publication date
US7106114B2 (en) 2006-09-12
US7667509B2 (en) 2010-02-23
JP2001237678A (ja) 2001-08-31
US20060176092A1 (en) 2006-08-10
US20010015664A1 (en) 2001-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4489231B2 (ja) 遅延時間調整方法と遅延時間調整回路
US6104225A (en) Semiconductor device using complementary clock and signal input state detection circuit used for the same
JP4846501B2 (ja) 遅延固定ループ
US7868675B2 (en) Semiconductor device and operating method thereof
KR100776903B1 (ko) 지연 고정 루프
JP3896451B2 (ja) デューティ補正回路
JP4764270B2 (ja) ロックフェイル防止のための遅延固定ループクロックの生成方法及びその装置
JP5106002B2 (ja) 半導体メモリ装置
KR20060095260A (ko) 반도체 기억 소자의 지연 고정 루프 회로 및 그 제어 방법
JP2008181651A (ja) Casレイテンシを利用してロッキングレゾリューション調節が可能な遅延同期ループ回路
US6944833B2 (en) Delay model circuit for use in delay locked loop
JP2009065633A (ja) 半導体装置及びその駆動方法
US5221863A (en) Phase-locked loop clock signal generator
US6377100B1 (en) Semiconductor device
US20060091939A1 (en) Power supply circuit of delay locked loop
US8471613B2 (en) Internal clock signal generator and operating method thereof
KR100613058B1 (ko) 지연 고정 루프 제어 회로
JP2001195149A (ja) 内部クロック信号発生回路
KR100907001B1 (ko) Pll 회로
WO2023042455A1 (ja) Dll回路、発光装置
KR100487637B1 (ko) 디지털 지연 라인
KR100795024B1 (ko) Dll 회로의 동작 모드 설정 장치
JP2004128540A (ja) クロック信号生成回路
KR20080088187A (ko) 반도체 메모리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070216

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100331

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees